JP2005327362A - 光情報記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ストラテジと記録パターンとのずれの検出に適した光情報記録装置を提供する。
【解決手段】
所定のストラテジを用いて光記録メディアにテスト記録を行い、その結果を再生して得られた2値化信号を計数し、該計数結果のヒストグラムを用いて前記2値化信号に含まれたピット長およびランド長を特定し、これらピット長およびランド長に基づいて前記記録領域から複数の再生パターンを検索抽出し、該検索により得られた再生パターン同士を比較することにより、前記ストラテジと前記テスト記録により形成された記録パターンとのずれを検出する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、光情報記録装置に関し、特に、記録ピットの位相ずれや長さずれの補正に有効な光情報記録装置に関する。
光ディスク等の光情報録媒体への情報記録は、記録データをEFM(Eight to Fourteen Modulation)方式で変調し、この変調信号に基づき記録パルスを形成し、この記録パルスに基づいてレーザ光の強度や照射タイミングを制御し、光ディスク上に記録ピットを形成することにより行われる。
ここで、記録ピットの形成は、レーザ光の照射により生ずる熱を利用して行われるため、記録パルスは、蓄熱効果や熱干渉等を考慮した設定が要求される。そこで、従来から、記録パルスを構成する各種パラメータの設定を光ディスクの種類ごとにストラテジという形で複数定義し、これらストラテジのうち当該記録環境に最適なものを選択して、光情報記録装置に設けられたストラテジ回路に実行させていた。
このストラテジ回路により実行されるストラテジは、例えば、ピックアップのスポット径ばらつき、機構精度ばらつき等の光情報記録装置の個体差に依存するだけでなく、記録再生に使用する光ディスクのメーカ種別および記録スピードにも依存するため、最適ストラテジを設定することが記録品位の向上になる。
このため、各メーカ種別に対応する光ディスクの最適ストラテジを求めて、これを各メーカ種別に対応して予めメモリに記憶し、光ディスクに対する情報の記録に際しては、光ディスクに記録されている光ディスクのメーカ種別を読み取り、この読み取ったメーカ種別に対応する最適ストラテジを上記メモリから読み出してストラテジ回路に設定する手法も提案されている。
しかし、上記手法によると、メモリに予め記憶されたメーカ種別の光ディスクに対しては最適記録が可能になるが、メモリに記憶されていないメーカ種別の光ディスクに対しては最適記録を行うことができず、また、メモリに予め記憶されたメーカ種別の光ディスクであっても記録スピードが異なると、この場合も最適記録を行うことができない。
そこで、下記の特許文献1、特許文献2に示されるように、記録条件毎に予めテスト記録を行い、このテスト記録に基づき最適ストラテジを決定することで各種光ディスクに対応できるようにした手法も提案されている。
特開平5−144001号公報 特開平4−137224号公報 しかし、上記各特許文献に記載された技術においては、複数存在するストラテジの設定パラメータに対してどのパラメータをどの程度調整する必要があるかの判断はできず、このために各種パラメータに対応した最適ストラテジ設定を行うことができない。
すなわち、ストラテジの設定パラメータとしては、
1)記録パルスの前側位相補正
2)記録パルスの後側位相補正
3)熱干渉補正
4)記録マークの長さ補正
等があり、レーザービームの記録パワーや記録パルスのパルス幅等を調整することによりずれ量を補正することになるが、上記特許文献1および2の手法では、これらのずれ量を独立して判別することはできず、このために各種設定パラメータに対応した最適ストラテジを決定することができない。
上記の課題を解決する有効な手法として、例えば下記の文献が知られている。
特開2003−30837号公報 この特許文献3の段落0020には、「・・・記録パターン毎に、チャネルクロックとの位相誤差を検出する。記録補償パラメータ調整部12は、位相誤差検出部11における検出結果に基づいて、発光波形規則を最適化する。・・・」との記載があり、チャネルクロックとの比較により位相誤差を検出し補正する手法が開示されている。
また、同文献の段落0024には、「次に、発光波形規則を決定するためのテストパターンを記録する。そして、そのテストパターンを記録した領域を再生して、予め用意した発光波形規則と位相誤差量との関係を調べる。即ち、各種マークの長さとそのマークの直前の各種スペースの長さとのそれぞれの組み合わせにおける位相誤差量を測定する。測定した位相誤差量から、位相誤差量が零となる発光波形規則を予測して、所望の発光波形規則を決定する。・・・」との記載があり、マークとスペースの組み合わせごとに位相誤差量を測定し、位相誤差量が零となる発光波形規則を予測する手法が開示されている(図8および図12参照)。
この特許文献3に記載された手法によれば、記録パターンの位相誤差に基づく補正が行われるため、各種設定パラメータに対応した最適ストラテジの設定が可能になるが、位相誤差の検出をチャネルクロックとの比較により行っているため、実際に記録されたピットと定義されたストラテジとのずれが大きい場合には、マーク長の判別やずれの検出自体が困難になる可能性があった。
そこで、本発明は、各種パラメータの設定を考慮した記録ピットとストラテジのずれ検出に有効な手法を提供する。
上記目的を達成するため、本発明の第1の手段は、レーザ光のパルス照射により光記録メディアに情報の記録を行う光情報記録装置において、所定のストラテジを用いて前記光記録メディアにテスト記録を行い、その結果を再生して得られた第1の再生パターンと第2の再生パターンとを比較して、前記ストラテジと前記テスト記録により形成された記録パターンとのずれを検出する手段を備えたことを特徴とする。
ここで、前記ストラテジは、所望のピット形状を得るために設定されるレーザ光のパルス条件を定義したものであり、レーザ光の照射パワーやパルス幅の変化として、記録対象となるピットの長さ、直前のランド長との関係、後続するランド長との関係、蓄熱や熱干渉の影響等を考慮して特定のパルス形状が提供される。
テスト記録は、上記ストラテジを用いて実際に記録した場合の差異を確認するために行われる記録であり、メディア内に設けられたテスト記録領域を用いて実行させる。このテスト記録は、ストラテジと実際の記録状態とのずれが効果的に検出できる特定パターンを用いて行われ、このテスト記録によって形成された複数の記録ピットから成る記録パターンを再生することで、該記録パターンに対応した再生パターンが得られる。
テスト記録結果の再生により得られる再生パターンは複数種にわたり、その中からストラテジと実際の記録状態とのずれを検出するに有効な再生パターンを少なくとも2つ抽出し、これらを比較することで、位相ずれや長さずれ等の各種ずれの検出が行われる。
これら2つの再生パターンは、いずれもストラテジと実際の記録状態とのずれが反映された信号で構成されるため、これら再生パターン同士を比較することで、あるパターンを基準とした相対的なずれ量を検出することが可能になる。
これら2つの再生パターンは、両者の間にピット長またはランド長が同じ部位と、異なる部位を設けておくことが望ましく、例えば、「同一ピット、同一ランド、異種ピット」が続くパターンを用いて、所定ピットの前側位相ずれを検出する構成、「異種ピット、同一ランド、同一ピット」が続くパターンを用いて所定ピットの後側位相ずれを検出する構成、「異種ランド、同一ピット、同一ランド」が続くパターンを用いてピットの干渉ずれを検出する構成、「同一ランド、異種ピット、同一ランド」が続くパターンを用いてピットバランスのずれを検出する構成を取ることが可能である。
もっとも、本発明は、2つの再生パターンを比較する手法に限定されるものではなく、複数の再生パターンを比較する手法、例えば、一つの再生パターンを基準として、この基準パターンと他のパターンを比較する手法も含まれる。
また、本発明の第2の手段は、レーザ光のパルス照射により光記録メディアに情報の記録を行う光情報記録装置において、固定長ピット、固定長ランド、可変長ピットが続く記録パターンを含み、該可変長ピットの長さが異なる複数の記録パルスを用いて前記光記録メディアにテスト記録を行う手段と、前記テスト記録の結果を再生して該各記録パルスに対応する複数の再生パターンを取得する手段と、前記各再生パターンのうちの少なくとも一つを基準パターンに設定するとともに、該基準パターン以外の少なくとも一つを比較パターンに設定する手段と、前記基準パターンに含まれた固定長ランドに対応する部分の信号と、前記比較パターンに含まれた固定長ランドに対応する部分の信号とを比較する手段と、前記比較の結果より、前記比較パターンに含まれた可変長ピットの長さに対応したピットの前側位相ずれ量を検出する手段とを具備することを特徴とする。
このように、固定長ピット、固定長ランド、可変長ピットが続くパターンを用いることで、理想の記録状態では一定になるはずの固定長ランドが可変長ピットの前側位相の影響を受けて長さが変化する。この長さの変化を検出すれば可変長ピットの前側位相ずれを独立して検出することが可能になる。尚、可変長ピットは、3T、4T、・・・14Tと順次変化させることで記録に用いる全ての長さをテストしておくことが望ましい。
また、本発明の第3の手段は、レーザ光のパルス照射により光記録メディアに情報の記録を行う光情報記録装置において、可変長ピット、固定長ランド、固定長ピットが続く記録パターンを含み、該可変長ピットの長さが異なる複数の記録パルスを用いて前記光記録メディアにテスト記録を行う手段と、前記テスト記録の結果を再生して該各記録パルスに対応する複数の再生パターンを取得する手段と、前記各再生パターンのうちの少なくとも一つを基準パターンに設定するとともに、該基準パターン以外の少なくとも一つを比較パターンに設定する手段と、前記基準パターンに含まれた固定長ランドに対応する部分の信号と、前記比較パターンに含まれた固定長ランドに対応する部分の信号とを比較する手段と、前記比較の結果より、前記比較パターンに含まれた可変長ピットの長さに対応したピットの後側位相ずれ量を検出する手段とを具備することを特徴とする。
このように、可変長ピット、固定長ランド、固定長ピットが続くパターンを用いることで、理想の記録状態では一定になるはずの固定長ランドが可変長ピットの後側位相の影響を受けて長さが変化する。この長さの変化を検出すれば可変長ピットの後側位相ずれを独立して検出することが可能になる。尚、可変長ピットは、3T、4T、・・・14Tと順次変化させることで記録に用いる全ての長さをテストしておくことが望ましい。
また、本発明の第4の手段は、レーザ光のパルス照射により光記録メディアに情報の記録を行う光情報記録装置において、可変長ランド、固定長ピット、固定長ランドが続く記録パターンを含み、該可変長ランドの長さが異なる複数の記録パルスを用いて前記光記録メディアにテスト記録を行う手段と、前記テスト記録の結果を再生して該各記録パルスに対応する複数の再生パターンを取得する手段と、前記各再生パターンのうちの少なくとも一つを基準パターンに設定するとともに、該基準パターン以外の少なくとも一つを比較パターンに設定する手段と、前記基準パターンに含まれた固定長ピットに対応する部分の信号と、前記比較パターンに含まれた固定長ピットに対応する部分の信号とを比較する手段と、前記比較の結果より、前記比較パターンに含まれた可変長ランドの長さに対応したピットの長さずれ量を検出する手段とを具備することを特徴とする。
このように、可変長ランド、固定長ピット、固定長ランドが続くパターンを用いることで、理想の記録状態では一定になるはずの固定長ピットが可変長ランドに先行するピットの形成時に発生した熱干渉の影響を受けて長さが変化する。この長さの変化を検出すれば固定長ピットの熱干渉に基づく長さずれを独立して検出することが可能になる。尚、可変長ランドは、3T、4T、・・・14Tと順次変化させることで記録に用いる全ての長さをテストしておくことが望ましい。
また、本発明の第5の手段は、レーザ光のパルス照射により光記録メディアに情報の記録を行う光情報記録装置において、可変長ランド、固定長ピット、固定長ランドが続く記録パターンを含み、該可変長ランドの長さが異なる複数の記録パルスを用いて前記光記録メディアにテスト記録を行う手段と、前記テスト記録の結果を再生して該各記録パルスに対応する複数の再生パターンを取得する手段と、前記各再生パターンに含まれた固定長ピットに対応する部分の信号と、該固定長ピットの長さに対応したピットの規定長とを比較する手段と、前記比較の結果より、前記固定長ピットの長さに対応したピットの長さずれ量を検出する手段とを具備することを特徴とする。
このように、固定長ピットに対応する部分の信号と、該固定長ピットの長さに対応したピットの規定長とを比較することによっても、固定長ピットの熱干渉に基づく長さずれを独立して検出することができる。
また、本発明の第6の手段は、レーザ光のパルス照射により光記録メディアに情報の記録を行う光情報記録装置において、固定長ランド、可変長ピット、固定長ランドが続く記録パターンを含み、該可変長ピットの長さが異なる複数の記録パルスを用いて前記光記録メディアにテスト記録を行う手段と、前記テスト記録の結果を再生して該各記録パルスに対応する複数の再生パターンを取得する手段と、前記各再生パターンに含まれた可変長ピットに対応する部分の信号と、該可変長ピットの長さに対応したピットの規定長とを比較する手段と、前記比較の結果より、前記可変長ピットの長さに対応したピットの長さずれ量を検出する手段とを具備することを特徴とする。
このように、固定長ランド、可変長ピット、固定長ランドが続くパターンを用いることで、理想の記録状態では規定長に合致するはずの可変長ピットが前後のランドおよびこれらランドに隣接するピットの影響を受けて長さが変化する。この長さの変化を検出すれば可変長ピットのピットバランスに基づく長さずれを独立して検出することが可能になる。尚、可変長ピットは、3T、4T、・・・14Tと順次変化させることで記録に用いる全ての長さをテストしておくことが望ましい。
また、本発明の第7の手段は、レーザ光のパルス照射により光記録メディアに情報の記録を行う光情報記録装置において、所定のストラテジを用いて前記光記録メディアにテスト記録を行う手段と、前記テスト記録の結果を再生して2値化信号を得る手段と、所定のクロック信号を用いて前記2値化信号のパルス長を計数する手段と、前記計数結果を所定の記憶領域に格納する手段と、前記計数結果のヒストグラムを作成する手段と、前記ヒストグラムを用いて前記2値化信号に含まれたピット長およびランド長を特定する手段と、前記特定したピット長およびランド長に基づいて前記記録領域から第1および第2の再生パターンを検索する手段と、前記検索により得られた第1の再生パターンと第2の再生パターンとを比較することにより、前記ストラテジと前記テスト記録により形成された記録パターンとのずれを検出する手段とを備えたことを特徴とする。
このように、テスト記録の結果から得られた再生2値化信号を所定クロックで計数し、この計数結果を蓄積しておくことで、得られた再生パターンの各種統計処理や特定パターンの抽出を行うことが可能になる。再生2値化信号の計数は、該2値化信号の極性反転エッジで計数を開始するカウンタを用いて行うことが可能であり、これによりピットの長さとランドの長さを計数データとして得ることができる。
このようにして得られた計数データは、記録装置内に設けられたメモリ素子等の所定の記録領域に格納され、一定量を蓄積した後、各計数値の出現頻度を分析したヒストグラムを作成する。このヒストグラムを作成することで、計数値の範囲とピットおよびランドの長さとが関連づけられ、記憶領域に格納された膨大な計数データから所望のピット・ランドパターンを含むデータ列を検索、抽出することが可能になる。
例えば、所定ピットの前側位相ずれを検出する場合には、「固定長ピット、固定長ランド、可変長ピット」が続くパターン群を検索、抽出、相互比較し、所定ピットの後側位相ずれを検出する場合には、「可変長ピット、固定長ランド、固定長ピット」が続くパターン群を検索、抽出、相互比較し、ピットの干渉ずれを検出する場合には、「可変長ランド、固定長ピット、固定長ランド」が続くパターン群を検索、抽出、相互比較し、ピットバランスのずれを検出する場合には、「固定長ランド、可変長ピット、固定長ランド」が続くパターン群を検索、抽出、相互比較すれば良い。
このように、テスト記録の結果を再生して得られた2値化信号を計数データとして処理することにより、各種要因に起因したずれ量を好適に検出することが可能になる。尚、上述したヒストグラム等のデータ処理は、記録装置内に設けられたCPU等の演算素子を用いて実行可能である。
このヒストグラムを利用したピット長およびランド長の判別は、出現頻度の分布を判定基準としているため、ストラテジと実際の記録パターンとのずれが大きい場合であっても、有効な判定が可能になる。
以上説明したように、本発明によれば、実際に記録されたピットと定義されたストラテジとのずれが大きい場合であっても、ずれの検出が可能になり、より最適化されたストラテジを提供することが可能になる。
以下、本発明に係る光情報記録装置を添付図面を参照して詳細に説明する。尚、本発明は、以下説明する実施形態に限らず適宜変更可能である。
図1は、本発明に係る光情報記録装置の内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、この光情報記録再生装置は、レーザ発振器103から出力されたレーザ光を用いて、光ディスク10に対する情報の記録再生を行う。
光ディスク10に対して情報の記録を行う場合は、所望の記録情報に対応した記録信号をエンコーダ101でEFM方式で符号化し、この符号化した記録データをストラテジ回路102に加える。
ここで、このストラテジ回路102には、所定のストラテジの各種設定パラメータが設定されており、該ストラテジ回路102は、ストラテジの各種設定パラメータを補正して、レーザ発振器103から出力されるレーザ光の強度やパルス幅を制御し、所望の記録状態が得られるであろう記録パルスを生成する。
ストラテジ回路102で形成された記録パルスは、レーザ発振器103に加えらえ、レーザ発振器103は、この記録パルスに対応して出力レーザ光を制御し、この制御されたレーザ光をレンズ104、ハーフミラー105、レンズ106を介して線速一定若しくは回転速度一定で回転する光ディスク10に照射し、これにより光ディスク10に、所望の記録データに対応したピット、ランド列からなる記録パターンが記録される。
一方、光ディスク10上に記録された情報の再生を行う場合は、レーザ発振器103から一様な再生レーザ光がレンズ104、ハーフミラー105、レンズ106を介して線速一定若しくは回転速度一定で回転する光ディスク10に照射される。
この時、再生レーザ光は、記録時にレーザ発振器103から出力されるレーザ光よりも強度の弱い再生レーザ光が用いられ、この再生レーザ光による光ディスク10からの反射光は、レンズ106、ハーフミラー105、レンズ107を介して受光部108で受光され、電気信号に変換される。
受光部108から出力される電気信号は、光ディスク10に記録されたピット、ランドからなる記録パターンに対応している。この受光部108から出力される電気信号は、再生補償回路109で所定の補償処理がなされ、2値化回路110で2値化され、さらにデコーダ111で、デコードされて再生信号として出力される。
図2は、図1に示した光情報記録装置が実行するストラテジ決定工程の実行手順を示すフローチャートである。同図に示すように、図1に示した光情報記録装置は、まず最初に、ストラテジ回路102が実行する記録ストラテジの各種パラメータを設定するために、光ディスク10に対してストラテジの各種パラメータを変更した複数の記録パターンによるテスト記録を行う(ステップS10)。
その後、このテスト記録により形成された記録パターンを再生し(ステップS12)、その結果として2値化回路110から得られた再生2値化信号を記録ずれ検出部112が所定クロックに同期したカウンタで計数して(ステップS14)、該再生2値化信号に含まれたピットおよびランドの長さを計数データとして記録領域115に格納する(ステップS16)。
その後、記録ずれ検出部112は、記録領域115に蓄積された計数データを用いて、計数値ごとの出現頻度を示すヒストグラムを作成し(ステップS18)、このヒストグラムからピット長とランド長の判定基準となる計数結果の閾値を決定する(ステップS20)。
その後、記録ずれ検出部112は、前記閾値を基準に記録領域115に格納された計数データの中から特定のピット/ランドパターンを含む複数種の特定パターンを検索し(ステップS22)、この特定パターンに含まれた同一ピット長と思われる計数結果を平均化するとともに、同一ランド長と思われる計数結果を平均化して、特定パターンを構成する各ピットと各ランドの平均長を求める(ステップS24)。
その後、記録ずれ検出部112は、抽出した複数の特定パターンのうちの一つを基準パターンに設定し、この基準パターンと他のパターンとを比較して(ステップS26)、下記のずれ量をそれぞれ独立に検出する(ステップS28)。
1)記録パルスに対するピットの前側位相ずれ量
2)記録パルスに対するピットの後側位相ずれ量
3)熱干渉による記録パルスからのピットずれ量
4)記録パルスに対するピットの長さずれ量
その後、演算式導出部113は、記録ずれ検出部112が検出したずれ量に基づいて、最適ストラテジを決定するための演算式を導出し、ストラテジ決定部114は、この演算式導出部113が導出した演算式を用いて各種パラメータの制御結果を予測し(ステップS30)、この予測結果に基づいて、レーザ光のパワーやパルス幅を調整するためのストラテジ補正値を決定し、補正された最適ストラテジをストラテジ回路102に設定する(ステップS32)。
図3は、図2に示したテスト記録から再生データの計数までの動作概念を示す概念図である。同図に示すように、まず、テスト記録が行われると、同図(a)に示すような記録ピットが光ディスク上に形成される。そして、この記録ピットを再生すると、同図(b)に示すように、この記録ピットに対応した再生RF信号が得られる。この再生RF信号を2値化すると、同図(c)に示したような再生2値化信号が得られ、この2値化信号の極性反転間のパルス長を同図(d)に示すようなクロック信号で計数すると、同図(e)に示したような計数結果が得られる。
図4は、図2に示した計数結果の格納イメージを示す概念図である。同図に示すようにクロック信号で計数された2値化信号は、極性反転部を区切りとして、その計数結果がピット、ランドの区別とともに記憶領域115に設けられたテーブル内に順次時系列で格納される。この同図に示すテーブルは、後に検索可能なアドレスが付された状態で格納される。
図5は、図2に示したヒストグラム作成のイメージを示す概念図である。同図に示すように、計数値の出現頻度をグラフ化するとヒストグラムが得られ、ピットとランドをそれぞれ区別してヒストグラムを作成すると、同図(a)に示したピットの計数傾向を示すピットヒストグラムと、同図(b)に示したランドの計数傾向を示すランドヒストグラムの2種類を得ることができる。このように、光ディスクでは基準クロックに対する各単位長nT(n=3、4、5、・・・14)の長さが必然的に決まるため、各単位長nTに対して、出現頻度分布の山が得られることになる。
図6は、図2に示した閾値決定のイメージを示す概念図である。同図に示すように、ヒストグラム中の各山と山の間に形成された谷の部分が各単位長nTの長さ判定閾値として使用できるため、ピットヒストグラムおよびランドヒストグラムのそれぞれについて、ピット長の判断基準となるピット長閾値と、ランド長の判断基準となるランド長閾値を設定する。
図7は、図6に示した手法によって得られた閾値の例を示す概念図である。同図(a)に示すように、各ピット長の境界ごとにピット長閾値が定義され、同図(b)に示すように、各ランド長の境界ごとにランド長閾値が定義される。同図(a)に示す例では、2Tと3Tの境界となる閾値は「計数値=2」となり、3Tと4Tの境界となる閾値は「計数値=9」となり、以降、14Tと15Tの境界まで設定される。また、同図(b)に示す例では、2Tと3Tの境界となる閾値は「計数値=2」となり、3Tと4Tの境界となる閾値は「計数値=10」となる。以降、14Tと15Tの境界まで設定される。
次に、図2に示した特定パターンの検索(ステップS22)からずれ量の検出(ステップS28)までの各工程の詳細について説明を加える。これらの工程は、記録ずれ検出部112における各種ずれの検出原理に基づいて行われる。
図8は、各ピット長における前側位相ずれ量を検出するための記録パターンおよび再生パターンの一例を示す概念図である。同図に示すように、各ピット長における前側位相ずれ量を検出する場合には、同図(a)に示す記録パルスを用いてテスト記録を行う。この記録パルスは、固定ピットPxT、固定ランドLyT、可変ピットPzTが連続するパターンを含み、固定ピットPxTのピット長と固定ランドLyTのランド長を固定して、可変ピットPzTのピット長を、同図(b)から(f)に示すように、3T、4T、・・・7Tと変化させたものである。尚、図示しないが可変ピット長の変化は14Tまで行うものとする。
ここで、この記録パターンの固定ランドLyTの長さを測定すると、この固定ランドLyTの長さは、理想の記録状態では一定になるはずである。しかし、この固定ランドLyTの長さが理想の規定の長さからずれていると、ピットPxTのピット長は固定されているので、この固定ランドLyT長の理想の規定長さのずれ量は記録時のストラテジにおける3T、4T、・・・14TのそれぞれのピットP3T、P4T、・・・P14Tの記録パルスに対する前側位相ずれ量に対応することになる。
従って、可変ピットPzTが3Tとなる同図(b)のパターンを基準パターンに設定し、同図(c)〜(f)までの残りのパターンを比較パターンに設定し、これら比較パターンの固定ランドLyTの長さと、基準パターンの固定ランドLyTの長さとを比較すると、同各図に示すように、基準パターンに対する前側位相ずれ量FPS4T〜FPS7Tが得られる。
ここで、各ずれ量FPS3T〜FPS7Tは、ある部位を基準とした相対的な値として検出できれば良いため、基準パターンの前側位相ずれ量FPS3Tは零と定義しても良く、また、理想の長さからのずれ量として検出しても良い。また、同図(b)のパターンに替えて、同図(c)〜(f)に示したパターンのいずれかを基準パターンに設定しても良い。
図9は、各ピット長における後側位相ずれ量を検出するための記録パターンおよび再生パターンの一例を示す概念図である。同図に示すように、各ピット長における後側位相ずれ量を検出する場合には、同図(a)に示す記録パルスを用いてテスト記録を行う。この記録パルスは、可変ピットPxT、固定ランドLyT、固定ピットPzTが連続するパターンを含み、固定ランドLyTのランド長と固定ピットPzTのピット長とを固定して、可変ピットPxTのピット長を、同図(b)から(f)に示すように、3T、4T、・・・7Tと変化させたものである。尚、図示しないが可変ピット長の変化は14Tまで行うものとする。
ここで、この記録パターンの固定ランドLyTの長さを測定すると、この固定ランドLyTの長さは、理想の記録状態では一定になるはずである。しかし、この固定ランドLyTの長さが理想の規定の長さからずれていると、ピットPzTのピット長は固定されているので、この固定ランドLyT長の理想の規定長さのずれ量は記録時のストラテジにおける3T、4T、・・・14TのそれぞれのピットP3T、P4T、・・・P14Tの記録パルスに対する後側位相ずれ量に対応することになる。
従って、可変ピットPxTが3Tとなる同図(b)のパターンを基準パターンに設定し、同図(c)〜(f)までの残りのパターンを比較パターンに設定し、これら比較パターンの固定ランドLyTの長さと、基準パターンの固定ランドLyTの長さとを比較すると、同各図に示すように、基準パターンに対する後側位相ずれ量RPS4T〜RPS7Tが得られる。
ここで、各ずれ量RPS3T〜RPS7Tは、ある部位を基準とした相対的な値として検出できれば良いため、基準パターンの後側位相ずれ量RPS3Tは零と定義しても良く、また、理想の長さからのずれ量として検出しても良い。また、同図(b)のパターンに替えて、同図(c)〜(f)に示したパターンのいずれかを基準パターンに設定しても良い。
図10は、熱干渉によるピットずれ量を検出するための記録パターンの一例を示す図である。同図に示すように、熱干渉によるピットずれ量を検出する場合には、同図(a)に示す記録パルスを用いてテスト記録を行う。この記録パルスは、ランドLxT、ピットPyT、ランドLzTが連続するパターンを含み、固定ピットPyTのピット長および固定ランドLzTのランド長を固定して、可変ランドLxTのランド長を、同図(b)から同図(f)に示すように、3T、4T、・・・7Tと変化させたものである。尚、図示しないが可変ランド長の変化は14Tまで行うものとする。
ここで、この記録パターンの固定ピットPyTの長さを測定すると、この固定長のピットPyTの長さは、理想の記録状態では一定になるはずである。しかし、この固定ピットPyTの長さが理想の規定の長さからずれていると、ランドLzTのランド長は固定されているので、この固定ピットLyTの理想の規定長さのずれ量は、可変ランドLxTの直前に形成されたピットの熱干渉によるずれ量に対応することになる。
従って、可変ランドLxTが3Tとなる同図(b)のパターンを基準パターンに設定し、同図(c)〜(f)までの残りのパターンを比較パターンに設定し、これら比較パターンの固定ピットPyTの長さと、基準パターンの固定ピットPyTの長さとを比較すると、同各図に示すように、基準パターンに対する前側位相ずれ量HID3T〜HID7Tが得られる。
ここで、各ずれ量HID3T〜HID7Tは、ある部位を基準とした相対的な値として検出できれば良いため、基準パターンの前側位相ずれ量HID3Tは零と定義しても良く、また、理想の長さからのずれ量として検出しても良い。また、同図(b)のパターンに替えて、同図(c)〜(f)に示したパターンのいずれかを基準パターンに設定しても良い。
図11は、熱干渉によるピットずれ量を基準長との比較で検出する例を示す図である。同図(b)〜(g)に示すように、図10のような基準パターンを設定せず、各パターンの固定ピットPyTを基準長と比較することで、前側位相ずれ量HID3T〜HID7Tを求めても良い。
図12は、ピットバランスによるずれ量を検出するための記録パターンの一例を示す図である。同図に示すように、ピットバランスによるずれ量を検出する場合には、同図(a)に示す記録パルスを用いてテスト記録を行う。この記録パルスは、ランドLxT、ピットPyT、ランドLzTが連続するパターンを含み、固定ランドLyTのランド長および固定ランドLzTのランド長を固定して、可変ピットPxTのピット長を、同図(b)から同図(f)に示すように、3T、4T、・・・7Tと変化させたものである。尚、図示しないが可変ランド長の変化は14Tまで行うものとする。
ここで、この記録パターンの可変長のピットPyTの長さを測定すると、この可変長のピットPyTの長さは、理想の記録状態ではそれぞれ理想のピット長に対応するはずである。
しかし、この可変長のピットPyTの長さが理想の規定の長さからずれていると、ランドLxTのランド長およびランドLzTのランド長は固定されているので、この可変長のピットPyTの規定長さからのずれ量は記録時のストラテジにおける3T、4T、・・・14TのそれぞれのピットP3T、P4T、・・・P14Tの記録パルスに対する長さずれ量に対応することになる。
したがって、あるストラテジを用いてテスト記録を行い、この記録パルスによるテスト記録の再生パターンから、同図(b)〜(f)に示すように、可変長のピットPyTの記録結果と各ピットの基準長とを比較し、各ピット長の理想の長さからのずれ量を検出すれば、各ピット長の長さずれ量を検出することができる。
図13は、ピット前位相ずれ検出と後位相ずれ検出で使用される特定パターン検索用のテーブル構成を示す概念図である。ピット前位相ずれの検出を行う場合には、特定パターンごとに設定されたピットPxT、ランドLyT、ピットPzTに関する同図(a)に示した閾値範囲を基準に、図1の記憶領域115内に格納されたデータを検索し(図2のステップS22に相当)、該閾値を満たすデータ列を抽出する。
その後、ピットPxT、ランドLyT、ピットPzTのぞれぞれに該当する計数結果を分別し、ピットPxT、ランドLyT、ピットPzTごとに平均値を求める(図2のステップS24に相当)。この計数結果の平均値を用いて、図8に示したパターン比較を行えば、各ピット長における前側位相ずれ量が得られる。図13(b)は、ピット後位相ずれの検出を行う場合の閾値例であるが、考え方と動作は、ピット前位相ずれの検出を行う場合と同様である。
図14は、ピット干渉ずれ検出とピットバランスずれ検出で使用される特定パターン検索用のテーブル構成を示す概念図である。同図(a)および(b)に示すように、ピット干渉ずれの検出と、ピットバランスずれの検出も、図13を用いて説明したピット前位相ずれおよび後位相ずれと同様の手法で行われる。
図15は、計数結果の相対比較によりずれ量を検出する場合の具体例を示す概念図である。同図は、ピット前位相ずれを検出する場合の例であるが、他のずれ量を検出する場合も同様の手法で行われる。ずれ量を検出する場合は、まず記憶領域内に格納されたデータ群の中から、同図(a)および(b)に示した基準パターンと比較パターンを検索抽出し、同図(c)および(d)に示すように、本来固定長であるはずの部位に対する計数値を比較する。同図に示す例では、ランドLyTが比較部位になるため、基準パターンの計数結果である同図(c)に示す「12」と、比較パターンの計数結果である同図(d)に示す「11」との差分を求め、得られた差分「1」がずれ量FPS4Tの値となる。
図16は、計数結果の絶対比較によりずれ量を検出する場合の具体例を示す概念図である。同図に示すように、理想の基準長との比較でずれ量を検出する場合は、まず記憶領域内に格納されたデータ群の中から、同図(a)に示した特定パターンを検索抽出し、同図(b)および(c)に示すように、比較対象となる部位に対する両者の計数値を比較する。同図に示す例では、ピット3Tが比較部位になるため、特定パターンの計数結果である同図(c)に示す「9」と、基準長に相当する計数結果である同図(d)に示す「8」との差分を求め、得られた差分「1」が3Tピットのずれ量になる。
図17は、図2に示した制御量予測の実行例を示すフローチャートである。同図に示すように、制御量の予測は、記録条件の異なるS1とS2の2種以上の条件でテスト記録を行い(ステップS100)、その結果得られた記録ピットを再生し(ステップS102)、その結果得られた再生パターンの比較によって、条件S1に対応するずれ量D1と、条件S2に対応するずれ量D2とを求め(ステップS104)、これらS1およびS2とD1およびD2との関係を直線近似し(ステップS106)、該直線を用いて最適補正量を決定する(ステップS108)一連の手順を実行することによって行われる。
ところで、上記のように検出されるずれ量D1およびD2は、ストラテジの各種設定パラメータにより変動する。そして、このストラテジの各種設定パラメータにより変動するずれ量D1およびD2は、解析の結果ほぼ直線状に変化することが解明された。
すなわち、上記記録ずれ検出部112で検出されるそれぞれのテスト記録におけるずれ量は、最小二乗法に基づき近似された直線状の変化として捉えることができることになる。
そこで、本実施形態に係る光情報記録装置においては、例えば、2回のテスト記録を行った場合には、ストラテジの各種設定パラメータと検出したずれ量D1およびD2との直線関係に着目して最適なストラテジを決定することができる。もっとも、本発明では、直線近似に替えて曲線で近似しても良い。
図18は、図17に示した記録条件S1とS2とで変化させるパラメータを示した概念図である。同図(a)は、単一のパルスパターンで構成されたシングルパルスを用いる場合の例であり、同図(b)は、複数のパルスパターンで構成されたマルチパルスを用いる場合の例である。
同各図に示すように、シングルパルス10−1およびマルチパルス10ー2は、パルスの先頭に配置された先頭パルス12と、後端に配置された後端パルス14とを具備し、各パルスの高さで記録パルス全体のエネルギー量が規定され、先頭パルス幅Ttopが示す長さで記録ピット先端に与える初段のエネルギー量が規定され、後端パルス幅Tlastが示す長さで記録ピット後端に与えるエネルギー量が規定される。
また、他の調整要因として、同図(a)に示すように、シングルパルス10−1の場合には、先頭パルス12と後端パルス14との間に、メインパワーPWよりもPWDだけ低い低パワー領域を設ける。この量を規定することで、記録ピットが涙型になることを防止する。同様に、マルチパルス10−2の場合には、同図(b)に示すように、先頭パルス12と後端パルス14との間に位置する中間パルスの幅Tmpを規定することで、記録ピットが涙型になることを防止する。
以上述べたTtop、Tlast、PWD、Tmpが記録条件S1およびS2で変化させる代表的なパラメータとなり、これらのパラメータをS1、S2と変化させて、その影響をD1、D2として検出し、これら4点を用いて直線近似を行い、該直線を用いてずれがキャンセルできる補正量を得る。
図19は、記録条件S1、S2の変化とずれ量D1、D2との関係を示す概念図である。同図(a)に示す記録パルスを「PzT=3T」の基準パルスとすると、比較対象となる「PzT=4T」の記録パルスは、PzTの先端をS1変化させた同図(b)の記録パルスS1と、PzTの先端をS2変化させた同図(c)の記録パルスS2の2条件でテスト記録を行う。
その結果、同図(a)の記録パルスに対応して同図(a1)に示す基準パターンが得られ、同図(b)の記録パルスに対応して同図(b1)に示す比較パターンS1が得られ、同図(c)の記録パルスに対応して同図(c1)に示す比較パターンS2が得られる。ここで、比較パターンS1は、制御量S1に対応してD1のすれ量が生じ、比較パターンS2は、制御量S2に対応してD2のずれが生じる。
制御量S1およびS2に対するずれ量D1およびD2がわかれば、どのパラメータに関してどれだけの制御量を持たせれば、どれだけのずれが生じるかが予測可能となるため、これらの関係を利用して、制御量の予測と補正値の決定を行う。
図20は、直線近似を利用した前側位相ずれ補正の一例を示す概念図である。前側位相ずれに対する補正量Ttopを決める場合には、まず、同図(a)に示すように、基準となるパルス位置を基準位相φとしたとき、同図(b)に示すように、Ttopだけパルスの位置をずらした波形でテスト記録を行い(記録条件S1、S2に相当)、その結果、同図(c)に示すように、得られた再生信号の位相ずれΔφtopを検出する(ずれ量D1、D2に相当)。
同図に示す例では、このTtopの変化をS1=+0.1とS2=+0.3の2種類行い、その結果得られた検出位相Δφtopをずれ量D1=−0.1およびD2=+0.1として得る。そして、これら得られたS1、S2、D1、D2を用いて、同図(e)に示す如く、制御量Ttopに対する制御結果Δφtopの関係を直線で近似し、この直線を利用して位相ずれがキャンセルできる補正位相Ttop=+0.2を最適補正値として決定する。
このように、ストラテジの変化S1、S2とずれ量の変化D1、D2との関係は、変化点を少なくとも2点求めれば、直線または曲線による近似が可能になるため、この直線を用いてずれ量が零になる最適補正量を求めることができる。
具体的には、ストラテジSを数点変化させたときのずれ量Dを求め、このときのストラテジSとずれ量Dとの関係を一般式「D=a×S+b」に代入し、連立方程式を解くことにより定数a、bを求め、最終的に理想のずれ量Dに対応するストラテジSを求め、このストラテジSを図1に示したストラテジ回路102に設定することにより記録パルスの最適補正を行う。
例えば、図1に示した記録ずれ検出部112で、あるストラテジS1を用いたテスト記録の再生パターンから検出したずれ量がD1、他のストラテジS2を用いたテスト記録の再生パターンから検出したずれ量がD2であるとすると、
D1=a×S1+b
D2=a×S2+b
からaおよびbを算出し、該算出したaおよびbを用いた関数
S=(D−b)/a
を求め、この関数に、記録品位を改善させるための、例えば、イコライザ等において生じる初期的な出力ずれ等を補正するための出力ずれ量Dを代入することで最適ストラテジSを決定する。
なお、この最適ストラテジSを求める関数は、3T、4T、・・・14TのそれぞれのピットP3T、P4T、・・・P14Tに対応して求めることができる。また、この最適ストラテジSを求める関数は、記録速度に対応してそれぞれ求めることもできる。
図21は、直線近似を利用した後側位相ずれ補正の一例を示す概念図である。後側位相ずれに対する補正量Tlastを決める場合には、まず、同図(a)に示すように、基準となるパルス位置を基準位相φとしたとき、同図(b)に示すように、Tlastだけパルスの位置をずらした波形でテスト記録を行い、その結果、同図(c)に示すように、得られた再生信号の位相ずれΔφlastを検出する。
同図に示す例では、このTlastの変化をS1=−0.1とS2=−0.3の2種類行い、その結果得られた検出位相Δφlastをずれ量D1=+0.1およびD2=−0.1として得る。そして、これら得られたS1、S2、D1、D2を用いて、同図(e)に示す如く、制御量Tlastに対する制御結果Δφlastの関係を直線で近似し、この直線を利用して位相ずれがキャンセルできる補正位相Tlast=−0.2を最適補正値として決定する。
図22は、シングルパルスの形状に関する直線近似を利用した長さずれ補正の一例を示す概念図である。当該長さずれに対する補正量PWDを決める場合には、まず、同図(a)に示すように、基準となるパルス長を基準波形nTとしたとき、同図(b)に示すように、PWDだけパルスの中央を欠いた波形でテスト記録を行い、その結果、同図(c)に示すように、得られた再生信号の長さずれΔを検出する。
同図に示す例では、このPWDの変化をS1=+0.3とS2=+0.1の2種類行い、その結果得られた長さずれΔをずれ量D1=+0.1およびD2=−0.1として得る。そして、これら得られたS1、S2、D1、D2を用いて、同図(e)に示す如く、制御量PWDに対する制御結果Δの関係を直線で近似し、この直線を利用して長さずれがキャンセルできる補正量PWD=+0.2を最適補正値として決定する。
図23は、マルチパルスの形状に関する直線近似を利用した長さずれ補正の一例を示す概念図である。当該長さずれに対する補正量Tmpを決める場合には、まず、同図(a)に示すように、基準となるパルス長を基準波形nTとしたとき、同図(b)に示すように、中間パルス長をTmpとした波形でテスト記録を行い、その結果、同図(c)に示すように、得られた再生信号の長さずれΔを検出する。
同図に示す例では、このTmpの変化をS1=+0.3とS2=+0.1の2種類行い、その結果得られた長さずれΔをずれ量D1=+0.1およびD2=−0.1として得る。そして、これら得られたS1、S2、D1、D2を用いて、同図(e)に示す如く、制御量Tmpに対する制御結果Δの関係を直線で近似し、この直線を利用して長さずれがキャンセルできる補正量Tmp=+0.2を最適補正値として決定する。
図24は、補正量TtopとTlastを格納するためのテーブル構造を示す概念図である。同図(a)に示すように、補正量Ttopは、補正対象となるピット長ごとに、該各ピットの前方ランド長との組み合わせで定義される。例えば、補正対象ピットが3Tであり、該ピットの前方ランドが3Tである場合は、図中「3−3」と示した領域に補正量が格納され、補正対象ピットが4Tであり、該ピットの前方ランドが3Tである場合は、図中「3−4」と示した領域に補正量が格納される。以下、5T、・・・14Tまで3Tおよび4Tと同様に格納される。
また、同図(b)に示すように、補正量Tlastは、補正対象となるピット長ごとに、該各ピットの後方ランド長との組み合わせで定義される。例えば、補正対象ピットが3Tであり、該ピットの後方ランドが3Tである場合は、図中「3−3」と示した領域に補正量が格納され、補正対象ピットが4Tであり、該ピットの後方ランドが3Tである場合は、図中「3−4」と示した領域に補正量が格納される。以下、5T、・・・14Tまで3Tおよび4Tと同様に格納される。
図25は、補正量PWDとTmpを格納するためのテーブル構造を示す概念図である。同図(a)に示すように、補正量PWDおよびTmpは、補正対象となるピット長ごとに定義される。例えば、補正対象ピットが3Tである場合の補正量PWDは、図中「PW3」と示した領域に補正量が格納され、補正対象ピットが3Tである場合の補正量Tmpは、図中「Tm3」と示した領域に補正量が格納される。以下、4T、5T、・・・14Tまで3Tと同様に格納される。
図26は、補正後の記録パルスの例を示す概念図である。同各図に示すように、同図(a)に示す記録データを光ディスク上に記録する場合には、各ピット長ごとに最適な補正値が適用されたストラテジが設定される。例えば、3Tピットを記録する場合には、同図(b)に示すように、図24に示したテーブルより前方のランド長に応じて3Tピットの前端補正値Ttopを読み出すとともに、後方ランド長に応じて3Tピットの後端補正値Tlastを読み出して、記録パルスの前端および後端を当該TtopおよびTlastで補正する。
また、4Tピットを補正する場合は、同図(c)に示すように、3Tピットの場合と同様の手順にて、TtopおよびTlastの補正を行い、5T以上の長さを有するピットを補正する場合には、同図(d)〜(f)に示すように、TtopおよびTlastに加えて、該当ピット長のPWD補正値を図25のテーブルから読み出し、当該PWDの値に応じたパルス形状の補正を行う。
尚、以上説明した実施形態では、最適ストラテジSを求める関数に、ずれ量Dを代入することで最適ストラテジSを決定したが、これに替えて、上記関数から求めた補正テーブルを用意し、この補正テーブルに基づき最適ストラテジSを決定するように構成してもよい。
また、上記最適ストラテジの設定処理は、光ディスクの種別を変更する毎に、あるいは、記録速度を変更する毎に行っても良く、さらに、上記最適ストラテジの設定処理で決定された最適ストラテジの条件を光ディスクの種別および記録速度に対応させてメモリに記憶しておき、再度同一の種別の光ディスクで記録を行う場合、あるいは、同一の記録速度で記録を行う場合は、このメモリに記憶した最適ストラテジを読み出して使用する構成としてもよい。
本発明によれば、 実際に記録されたピットと定義されたストラテジとのずれが大きい場合であっても、ずれの検出が可能になるため、より厳しい記録環境への対応が期待される。
本発明に係る光情報記録装置の内部構成を示すブロック図である。 図1に示した光情報記録装置が実行するストラテジ決定工程の実行手順を示すフローチャートである。 図2に示したテスト記録から再生データの計数までの動作概念を示す概念図である。 図2に示した計数結果の格納イメージを示す概念図である。 図2に示したヒストグラム作成のイメージを示す概念図である。 図2に示した閾値決定のイメージを示す概念図である。 図6に示した手法によって得られた閾値の例を示す概念図である。 各ピット長における前側位相ずれ量を検出するための記録パターンおよび再生パターンの一例を示す概念図である。 各ピット長における後側位相ずれ量を検出するための記録パターンおよび再生パターンの一例を示す概念図である。 熱干渉によるピットずれ量を検出するための記録パターンの一例を示す図である。 熱干渉によるピットずれ量を基準長との比較で検出する例を示す図である。 ピットバランスによるずれ量を検出するための記録パターンの一例を示す図である。 ピット前位相ずれ検出と後位相ずれ検出で使用される特定パターン検索用のテーブル構成を示す概念図である。 ピット干渉ずれ検出とピットバランスずれ検出で使用される特定パターン検索用のテーブル構成を示す概念図である。 計数結果の相対比較によりずれ量を検出する場合の具体例を示す概念図である。 計数結果の絶対比較によりずれ量を検出する場合の具体例を示す概念図である。 図2に示した制御量予測の実行例を示すフローチャートである。 図17に示した記録条件S1とS2とで変化させるパラメータを示した概念図である。 記録条件S1、S2の変化とずれ量D1、D2との関係を示す概念図である。 直線近似を利用した前側位相ずれ補正の一例を示す概念図である。 直線近似を利用した後側位相ずれ補正の一例を示す概念図である。 シングルパルスの形状に関する直線近似を利用した長さずれ補正の一例を示す概念図である。 マルチパルスの形状に関する直線近似を利用した長さずれ補正の一例を示す概念図である。 補正量TtopとTlastを格納するためのテーブル構造を示す概念図である。 補正量PWDとTmpを格納するためのテーブル構造を示す概念図である。 補正後の記録パルスの例を示す概念図である。
符号の説明
10…記録パルス、12…先頭パルス、14…後端パルス、100…光ディスク、101…エンコーダ、102…ストラテジ回路、103…レーザ発振器、104…レンズ、105…ハーフミラー、106…レンズ、107…レンズ、108…受光部、109…再生補償回路、110…2値化回路、111…デコーダ、112…記録ずれ検出部、113…演算式導出部、114…ストラテジ決定部、115…記憶領域

Claims (10)

  1. レーザ光のパルス照射により光記録メディアに情報の記録を行う光情報記録装置において、
    所定のストラテジを用いて前記光記録メディアにテスト記録を行い、その結果を再生して得られた第1の再生パターンと第2の再生パターンとを比較して、前記ストラテジと前記テスト記録により形成された記録パターンとのずれを検出する手段を備えたことを特徴とする光情報記録装置。
  2. レーザ光のパルス照射により光記録メディアに情報の記録を行う光情報記録装置において、
    固定長ピット、固定長ランド、可変長ピットが続く記録パターンを含み、該可変長ピットの長さが異なる複数の記録パルスを用いて前記光記録メディアにテスト記録を行う手段と、
    前記テスト記録の結果を再生して該各記録パルスに対応する複数の再生パターンを取得する手段と、
    前記各再生パターンのうちの少なくとも一つを基準パターンに設定するとともに、該基準パターン以外の少なくとも一つを比較パターンに設定する手段と、
    前記基準パターンに含まれた固定長ランドに対応する部分の信号と、前記比較パターンに含まれた固定長ランドに対応する部分の信号とを比較する手段と、
    前記比較の結果より、前記比較パターンに含まれた可変長ピットの長さに対応したピットの前側位相ずれ量を検出する手段と
    を具備することを特徴とする光情報記録装置。
  3. レーザ光のパルス照射により光記録メディアに情報の記録を行う光情報記録装置において、
    可変長ピット、固定長ランド、固定長ピットが続く記録パターンを含み、該可変長ピットの長さが異なる複数の記録パルスを用いて前記光記録メディアにテスト記録を行う手段と、
    前記テスト記録の結果を再生して該各記録パルスに対応する複数の再生パターンを取得する手段と、
    前記各再生パターンのうちの少なくとも一つを基準パターンに設定するとともに、該基準パターン以外の少なくとも一つを比較パターンに設定する手段と、
    前記基準パターンに含まれた固定長ランドに対応する部分の信号と、前記比較パターンに含まれた固定長ランドに対応する部分の信号とを比較する手段と、
    前記比較の結果より、前記比較パターンに含まれた可変長ピットの長さに対応したピットの後側位相ずれ量を検出する手段と
    を具備することを特徴とする光情報記録装置。
  4. レーザ光のパルス照射により光記録メディアに情報の記録を行う光情報記録装置において、
    可変長ランド、固定長ピット、固定長ランドが続く記録パターンを含み、該可変長ランドの長さが異なる複数の記録パルスを用いて前記光記録メディアにテスト記録を行う手段と、
    前記テスト記録の結果を再生して該各記録パルスに対応する複数の再生パターンを取得する手段と、
    前記各再生パターンのうちの少なくとも一つを基準パターンに設定するとともに、該基準パターン以外の少なくとも一つを比較パターンに設定する手段と、
    前記基準パターンに含まれた固定長ピットに対応する部分の信号と、前記比較パターンに含まれた固定長ピットに対応する部分の信号とを比較する手段と、
    前記比較の結果より、前記比較パターンに含まれた可変長ランドの長さに対応したピットの長さずれ量を検出する手段と
    を具備することを特徴とする光情報記録装置。
  5. レーザ光のパルス照射により光記録メディアに情報の記録を行う光情報記録装置において、
    可変長ランド、固定長ピット、固定長ランドが続く記録パターンを含み、該可変長ランドの長さが異なる複数の記録パルスを用いて前記光記録メディアにテスト記録を行う手段と、
    前記テスト記録の結果を再生して該各記録パルスに対応する複数の再生パターンを取得する手段と、
    前記各再生パターンに含まれた固定長ピットに対応する部分の信号と、該固定長ピットの長さに対応したピットの規定長とを比較する手段と、
    前記比較の結果より、前記固定長ピットの長さに対応したピットの長さずれ量を検出する手段と
    を具備することを特徴とする光情報記録装置。
  6. レーザ光のパルス照射により光記録メディアに情報の記録を行う光情報記録装置において、
    固定長ランド、可変長ピット、固定長ランドが続く記録パターンを含み、該可変長ピットの長さが異なる複数の記録パルスを用いて前記光記録メディアにテスト記録を行う手段と、
    前記テスト記録の結果を再生して該各記録パルスに対応する複数の再生パターンを取得する手段と、
    前記各再生パターンに含まれた可変長ピットに対応する部分の信号と、該可変長ピットの長さに対応したピットの規定長とを比較する手段と、
    前記比較の結果より、前記可変長ピットの長さに対応したピットの長さずれ量を検出する手段と
    を具備することを特徴とする光情報記録装置。
  7. レーザ光のパルス照射により光記録メディアに情報の記録を行う光情報記録装置において、
    所定のストラテジを用いて前記光記録メディアにテスト記録を行う手段と、
    前記テスト記録の結果を再生して2値化信号を得る手段と、
    所定のクロック信号を用いて前記2値化信号のパルス長を計数する手段と、
    前記計数結果を所定の記憶領域に格納する手段と、
    前記計数結果のヒストグラムを作成する手段と、
    前記ヒストグラムを用いて前記2値化信号に含まれたピット長およびランド長を特定する手段と、
    前記特定したピット長およびランド長に基づいて前記記録領域から第1および第2の再生パターンを検索する手段と、
    前記検索により得られた第1の再生パターンと第2の再生パターンとを比較することにより、前記ストラテジと前記テスト記録により形成された記録パターンとのずれを検出する手段と
    を備えたことを特徴とする光情報記録装置。
  8. レーザ光のパルス照射により光記録メディアに情報の記録を行う光情報記録装置において、
    所定のストラテジを用いて前記光記録メディアにテスト記録を行う手段と、
    前記テスト記録の結果を再生して2値化信号を得る手段と、
    所定のクロック信号を用いて前記2値化信号のパルス長を計数する手段と、
    前記計数結果を所定の記憶領域に格納する手段と、
    前記計数結果のヒストグラムを作成する手段と、
    前記ヒストグラムを用いて前記2値化信号に含まれたピット長およびランド長を特定する手段と
    を具備することを特徴とする光情報記録装置。
  9. 前記特定したピット長およびランド長に基づいて前記記録領域から第1および第2の再生パターンを検索する手段をさらに具備することを特徴とする請求項8記載の光情報記録装置。
  10. 前記検索により得られた第1の再生パターンと第2の再生パターンとを比較することにより、前記ストラテジと前記テスト記録により形成された記録パターンとのずれを検出する手段をさらに備えたことを特徴とする光情報記録装置。
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