JP2007280511A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Teruo Matsui
輝男 松井
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    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/0045Recording
    • G11B7/00456Recording strategies, e.g. pulse sequences

Abstract

【課題】単純な制御で本体装置に適したライトストラテジのパルス幅を決定し、装置の処理負担を少なくする。
【解決手段】光ディスク装置1が有するフロントエンド制御部2は、取得した識別情報に対応する固有パルス幅がメモリ21に記憶されているか否かに基づいて光ディスク10が既知であるか未知であるか判断する(S2)。光ディスク10が未知であると判断した場合、フロントエンド制御部2は、取得したライトストラテジの推奨パルス幅を用いて装置に最適なパルス幅(補正値)を計数する(S8)。具体的にメモリ21に記憶されている全てのライトストラテジの固有パルス幅の平均値(固有パルス平均値W)を計数する。次にメモリ21に記憶されている全てのライトストラテジの固有パルス幅のそれぞれと推奨パルス幅Nとの差分値の平均値(差分平均値M)を計数する。固有パルス平均値Wと差分平均値Mとを足して補正値Xを計数する。
【選択図】図2

Description

本発明は、DVD±Rの追記型の光ディスクにデータを記録する光ディスク装置に関する。
従来、DVD±Rの追記型の光ディスクにデータを記録する光ディスク装置は、データに応じたマークを順番に光ディスクの記録面に形成されているトラックに形成することでデータの記録を行う。このマークは、周知のライトストラテジに基づいてパルス変調したレーザ光を光ディスクに照射することで形成される。
ライトストラテジは、光ディスクへの書込制御方法であり、ライトパワーのレーザ光をパルス状に間欠的に照射し、各パルス間はボトムパワーまでパワーレベルを下げて記録層の急冷が促進されるようにしたマルチパルス方式でマークの記録を行う。
このライトストラテジは、光ディスクの種類毎にトップパルス、マルチパルスのパルス幅の最適な値が異なるため、光ディスク装置の記憶手段には光ディスクの種類毎に最適なライトストラテジのパルス幅が記憶されている。
光ディスクは、次々と多くの種類の製品が発売されているので、予め各種類の光ディスクに最適なパルス幅を記憶していても、その後に発売された光ディスクの種類には対応できない。そのため、対応していない種類の光ディスクに対しては、例えば未使用の光ディスクに予め記録されているライトストラテジの推奨パルス幅を用いてデータの記録を行っていた。
ところが、最適なライトストラテジのパルス幅は各光ディスク装置の仕様等によって異なってくるため、推奨パルス幅であっても適切にデータが記録できない場合がある。
そこで、近年の光ディスク装置には、読み出した光ディスクに記録されているライトストラテジの推奨値と記録に用いられる光ディスク装置の光ピックアップの光学系の特性とに基づいて装置に適したライトストラテジのパルス幅等を決定し、記録を行うものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−322312号公報
しかしながら、上述の特許文献1の構成では、光ディスクの最適なライトストラテジのパルス幅等を決定するための制御が複雑となる。また、特許文献1の構成では、ライトストラテジの記憶手段を設けておらず、本体装置にセットされた光ディスクに対して常にライトストラテジのパルス幅等を求めている。そのため、装置の処理負担が大きくなってしまっている。
この発明の目的は、単純な制御で本体装置に適したライトストラテジのパルス幅を決定し、装置の処理負担の少ない追記型の光ディスク装置を提供することにある。
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。
(1)本体装置にセットされた光ディスクの識別情報とライトストラテジの推奨パルス幅とを読み出す読出手段と、
光ディスクの識別情報とライトストラテジの固有パルス幅との関係を記憶するストラテジ記憶手段と、
レーザ光を本体装置にセットされた光ディスクに照射してデータを記録する記録手段と、を有する追記型の光ディスク装置において、
前記読出手段によって読み出された識別情報に対応する前記固有パルス幅が前記ストラテジ記憶手段に記憶されているか否かに基づいて、本体装置にセットされた光ディスクが既知であるか未知であるかを判定する判定手段と、
前記判定手段によって光ディスクが未知であると判定された際、前記ストラテジ記憶手段に記憶されている全ての前記固有パルス幅の和の平均値である固有パルス平均値と前記読出手段によって読み出された前記推奨パルス幅との差分値、及び、前記固有パルス平均値の和である補正値を計数する計数手段と、
前記判定手段によって光ディスクが未知であると判定された際、前記補正値をライトストラテジの固有パルス幅として、前記読出手段によって読み出された識別情報に関係づけて前記記憶手段に格納する制御手段と、を備え
前記記録手段は、前記判定手段によって光ディスクが既知であると判定された際、前記読出手段によって読み出された識別情報に基づいて前記ストラテジ記憶手段から読み出した前記固有パルス幅を用いて変調したレーザ光を本体装置にセットされた光ディスクに照射し、前記判定手段によって光ディスクが未知であると判定された際、前記補正値を用いてパルス変調したレーザ光を本体装置にセットされた光ディスクに照射することを特徴とする。
この構成においては、本体装置にセットされた光ディスクが既知である場合、この光ディスクの識別情報に対応するライトストラテジの固有パルス幅がストラテジ記憶手段から読み出され、この固有パルス幅を用いて変調されたレーザ光が光ディスクに照射される。
一方、本体装置にセットされた光ディスクが未知である場合、ライトストラテジの推奨パルス幅と固有パルス平均値との差分値と、固有パルス平均値との和から補正値が計数される。その後、補正値を用いて変調されたレーザ光が光ディスクに照射される。
ストラテジ記憶手段に記憶されている固有パルス幅のそれぞれは、等しい値ではないが大きく異なることはない。したがって、固有パルス平均値は基準となるパルス幅となる。また、推奨パルス幅と固有パルス平均値との差分値は、固有パルス平均値に対して推奨パルス幅がどの程度ずれているかを示す値である。つまり、固有パルス平均値を基準とし、固有パルス平均値に対しての推奨パルス幅のずれ量である差分値を用いて、固有パルス平均値をオフセットした値を補正値としている。
したがって、本体装置に最適な固有パルス幅の平均に対して、推奨パルス幅のずれ量を考慮して補正値が決定されているので、本体装置に適したライトストラテジのパルス幅を設定することができ、未知の光ディスクがセットされても正確にデータを記録することができる。これにより、単純な制御で本体装置に適したライトストラテジのパルス幅を決定でき、且つ、本体装置の処理負担を軽減することができる。
(2)本体装置にセットされた光ディスクの識別情報とライトストラテジの推奨パルス幅とを読み出す読出手段と、
光ディスクの識別情報とライトストラテジの固有パルス幅との関係を記憶するストラテジ記憶手段と、
レーザ光を本体装置にセットされた光ディスクに照射してデータを記録する記録手段と、を有する追記型の光ディスク装置において、
前記読出手段によって読み出された識別情報に対応する前記固有パルス幅が前記ストラテジ記憶手段に記憶されているか否かに基づいて、本体装置にセットされた光ディスクが既知であるか未知であるかを判定する判定手段と、
前記判定手段によって光ディスクが未知であると判定された際、前記ストラテジ記憶手段に記憶されている全ての前記固有パルス幅の和の平均値である固有パルス平均値と前記読出手段によって読み出された前記推奨パルス幅との差分値、及び、前記固有パルス平均値に基づいて補正値を計数する計数手段と、を備え、
前記記録手段は、前記判定手段によって光ディスクが既知であると判定された際、前記読出手段によって読み出された識別情報に基づいて前記ストラテジ記憶手段から読み出した前記固有パルス幅を用いて変調したレーザ光を本体装置にセットされた光ディスクに照射し、前記判定手段によって光ディスクが未知であると判定された際、前記補正値を用いてパルス変調したレーザ光を本体装置にセットされた光ディスクに照射することを特徴とする。
この構成においては、本体装置にセットされた光ディスクが既知である場合、この光ディスクの識別情報に対応するライトストラテジの固有パルス幅がストラテジ記憶手段から読み出され、この固有パルス幅を用いて変調されたレーザ光が光ディスクに照射される。
一方、本体装置にセットされた光ディスクが未知である場合、ライトストラテジの推奨パルス幅と固有パルス平均値との差分値と、固有パルス平均値とから補正値が計数される。その後、補正値を用いて変調されたレーザ光が光ディスクに照射される。
ストラテジ記憶手段に記憶されている固有パルス幅のそれぞれは、等しい値ではないが大きく異なることはない。したがって、固有パルス平均値は基準となるパルス幅となる。また、推奨パルス幅と固有パルス平均値との差分値は、固有パルス平均値に対して推奨パルス幅がどの程度ずれているかを示す値である。つまり、本体装置に最適な固有パルス幅の平均値に対して、推奨パルス幅のずれ量を考慮して補正値が決定されている。
したがって、例えば固有パルス平均値を基準とし、固有パルス平均値に対する推奨パルス幅のずれ量である差分値を用いて、固有パルス平均値をオフセットした値を補正値とすることで、本体装置に適したライトストラテジのパルス幅を設定することができ、未知の光ディスクがセットされても正確にデータを記録することができる。
これにより、単純な制御で本体装置に適したライトストラテジのパルス幅を決定でき、且つ、本体装置の処理負担を軽減することができる。
(3)前記補正値は、前記差分値と前記固有パルス平均値との和であることを特徴とする。
この構成においては、固有パルス平均値を基準とし、固有パルス平均値に対する推奨パルス幅のずれ量である差分値を用いて固有パルス平均値をオフセットした値を補正値としている。したがって、本体装置に最適な固有パルス幅の平均に対して、推奨パルス幅のずれ量を考慮して補正値が決定されているので、本体装置に適したライトストラテジのパルス幅を設定することができ、正確にデータを光ディスクに記録することができる。
(4)前記判定手段によって光ディスクが未知であると判定された際、前記補正値をライトストラテジの固有パルス幅として、前記読出手段によって読み出された識別情報に関係づけて前記記憶手段に格納する制御手段を備えたことを特徴とする。
この構成においては、補正値がライトストラテジの固有パルス幅として、未知であると判定された光ディスクの識別情報と関係づけて記憶手段に追加される。したがって、次回、同種類の光ディスクが本体装置にセットされた場合は、既知の光ディスクと判定されてデータの記録が行われる。これにより、本体装置にセットされる毎に補正値を計数する必要がなく、本体装置の処理負担をより軽減することができる。
この発明では、単純な制御で本体装置に適したライトストラテジのパルス幅を決定でき、且つ、本体装置の処理負担を軽減することができる。
図1は、この発明の実施形態である光ディスク装置の主要部の構成を示す図である。この発明の本体装置である光ディスク装置1は、フロントエンド制御部2、ピックアップヘッド3、信号処理部4、記録/読取制御部5、サーボ制御部、エンコード部7及びデコード部8等から構成されている。光ディスク装置1は、セットされた光ディスク(本実施形態ではDVD+R)10にデータを記録し、また記録されているデータを読み取る。
この発明の制御手段に相当するフロントエンド制御部2は、光ディスク10に対するデータの記録や、光ディスク10からのデータの読み取りに対するフロントエンド側の各部の動作を制御する。この発明の読出手段であるピックアップヘッド3は、光ディスク10に対してレーザ光を照射する発光素子(LD)や、光ディスク10からの反射光を検出する受光素子(PD)等を有する。また、ピックアップヘッド3は、図示しないレッドモータによって、本体装置にセットされている光ディスク10の半径方向に移動自在に取り付けられている。さらに、ピックアップヘッド3には対物レンズ(不図示)が設けられている。対物レンズは、2軸のアクチュエータに支持され、このアクチュエータの駆動により本体装置にセットされている光ディスク10に対して接離する方向、および半径方向に移動する。
信号処理部4は、ピックアップヘッド3に設けられた受光素子の出力を処理し、フォーカスエラー(FE信号)、トラッキングエラー信号(TE信号)、データの読取信号(RF信号)等を生成し、出力する。FE信号は、光ディスク10の記録面とピックアップヘッド3から照射されているレーザ光の集光位置とのズレ量を示す。TE信号は、ピックアップヘッド3から照射されているレーザ光の照射位置と光ディスク10のトラックの中心とのズレ量を示す。RF信号は、光ディスク10に記録されているデータの読取信号である。
この発明の記録手段である記録/読取制御部5は、光ディスク10へのデータの記録時や光ディスクからのデータの読取時に、光ディスク10に照射するレーザ光を制御する。サーボ制御部6は、フォーカスサーボ制御及びトラッキングサーボ制御等を行う。フォーカスサーボ制御は、FE信号に基づいてピックアップヘッド3の対物レンズを光ディスク10に接離ずる方向に移動させる。トラッキングサーボ制御は、TE信号に基づいてピックアップヘッド3、またはピックアップヘッド3の対物レンズを光ディスク10の半径方向に移動させる。
エンコード部7は、光ディスク10に記録するデータをエンコードする。光ディスク10に記録すべきデータは、図示していないバックエンド部側から、エンコード部7に入力される。エンコード部7は、エンコードしたデータに基づく記録信号(NRZI)を記録/読取制御部5や、サーボ制御部6に入力する。デコード部8は、信号処理部4から入力されたRF信号から光ディスク10に記録されているデータを取り出し、デコードする。また、デコード部8は、デコードしたデータをバックエンド側に送る。
なお、光ディスク10に記録されているデータを読み取る読取処理については、周知の装置と同じであるので説明は省略する。また、図1では、光ディスク装置1のバックエンド側の構成については図示を省略している。バックエンド側は、光ディスク10に記録するデータの入力を受け付ける処理や、光ディスク10から読み取ったデータを出力する処理、さらには本体装置に対するユーザの入力操作を受け付ける処理等を行う。
フロントエンド制御部2は、メモリ21を備えている。メモリ21には、光ディスク10の種類毎に、記録時におけるレーザ出力のパルス変調を規定したライトストラテジの固有パルス幅が予め記憶されている。フロントエンド制御部2は、本体装置にセットされた光ディスク10に予め記録されている識別情報に対応する固有パルス幅を読み出して、ライトストラテジのパルス幅として用いる。なお、メモリ21は、本発明のストラテジ記憶手段に相当する。
ここで、識別情報は、例えば光ディスク10に予め記録されているメーカの型番による分類である。同じ種別の光ディスク10であっても、異なる型番の光ディスク10では、記録面の組成が異なり、その結果データの記録特性が異なっている。この識別情報は、光ディスク10のOPC領域の内周側に記録されているADIP情報に後述するライトストラテジの推奨パルス幅の値とともに含まれている。また、識別情報は、推奨パルス幅とともに記録/読取制御部5に読み取られてフロントエンド制御部2に出力される。
記録/読取制御部5は、エンコード部7から入力された記録信号に応じたマークをレーザ光の照射により光ディスク10に形成する。また、記録/読取制御部5は、光ディスク10に照射するレーザ光のライトストラテジによるパルス変調や、レーザパワーの制御を行う。また、光ディスク10からのデータの読取時においては、光ディスク10に照射するレーザ光のパワーを制御する。
さらに、記録/読取制御部5は、アシンメトリ検出部51を備えている。アシンメトリ検出部51は、OPCの実行時の光ディスク10のOPC領域を再生している時に、信号処理部4から出力されるRF信号からパラメータとしてβ(アシンメトリ)を算出する。ここで、βは、信号波形のピークレベル(符号は+)をa、ボトムレベル(符号は−)をbとすると、β=(a+b)/(a−b)で求めることができる。OPCは、このβ値を用いて記録/読取制御部5によって実行される。
OPCは、本体装置にセットされている光ディスクに設けられているOPC領域に対して、レーザ光のパワーを変動させながら試し書きを行い、最適記録パワーを確認する処理である。記録/読取制御部5は、試し書きを行った領域を再生している時に出力されるRF信号からのβ値が、目標β値となるレーザパワーを最適記録パワーとして取得する。本実施形態の目標β値は、0.050に設定されている。これは、βの規格値である−0.050〜0.150の中央の値を設定したものである。
図2は、この発明の実施形態に係る光ディスク装置1にセットされた光ディスク10にデータを記録する記録処理を示すフローチャートである。フロントエンド制御部2は、バックエンド側から光ディスク10へのデータの記録開始の指示が入力されると、本体装置にセットされた光ディスク10の識別情報を取得する(S1)。なお、S1の処理で識別情報とともにライトストラテジの推奨パルス幅も取得する。
次に、本体装置にセットされた光ディスク10が既知であるか未知であるかを判断する(S2)。具体的には、取得した識別情報に対応する固有パルス幅がメモリ21に記憶されているか否かに基づいて判断する。したがって、フロントエンド制御部2は、本発明の判定手段にも相当する。
S2の処理で対応する固有パルス幅があって光ディスク10が既知であると判断した場合、フロントエンド制御部2は、対応する固有パルス幅をメモリ21から読み出し、ライトストラテジのパルス幅として記録/読取処理部5等に出力する(S3)。次に、フロントエンド制御部2は、記録前処理を行う(S4)。具体的には、上述したOPC等の周知の処理を行う。
その後、光ディスク10にデータの記録を開始し(S5)、バックエンド側から光ディスク10へのデータの記録終了の信号を受信する(S6)まで記録を継続して行う。光ディスク10へのデータの記録は、周知のように記録すべきデータに応じたマークを順番に記録する。具体的には、エンコード部7がエンコードしたデータに応じた記録信号(NRZI)を記録/読取処理部5に入力する。
この記録信号は、図3(A)に示すように、光ディスク10に形成するマークに応じた幅のマーク期間と、2つのマーク期間の間に位置するスペース期間との繰り返し信号である。図3(A)では、8T、3Tのマークを光ディスク10にこの順に形成させる記録信号の例を示している。
図3(B)は、図3(A)に示す記録信号が入力されたとき、記録/読取処理部5が光ディスク10に照射するレーザ光のパルス変調したライトパルス信号を示す図である。ライトストラテジのパルス幅は、このライトパルス信号のトップパルスP、マルチパルスQのパルス幅を規定する。
記録/読取処理部5は、S3の処理の際にフロントエンド制御部2から出力されたライトストラテジのパルス幅に基づいて、図3(B)に示すライトパルス信号におけるトップパルスP、マルチパルスQのパルス幅を設定する。その後、記録/読取処理部5は、S4の処理の際に、設定したパルス幅に基づいて変調したライトパルス信号のレーザ光をピックアップヘッド3の発光素子(LD)から照射させる。
図3(B)に示すライトパルス信号のレーザ光のピークレベルAがOPCで取得した最適記録パワーである。また、ボトムレベルBが光ディスク10に記録されたデータを読み取るときの読取パワーである。
その後、S6の処理で光ディスク10へのデータの記録終了の信号を受信したと判断した場合、フロントエンド制御部2は、光ディスク10へのデータの記録を停止し(S7)、処理を終了する。
一方、S2の処理で対応する固有パルス幅がなくて光ディスク10が未知であると判断した場合、フロントエンド制御部2は、S1の処理で取得したライトストラテジの推奨パルス幅を用いて本体装置に最適なパルス幅(補正値)を計数する(S8)。したがって、フロントエンド制御部2は、本発明の計数手段にも相当する。なお、推奨パルス幅は、本体装置にセットされた光ディスク10のライトストラテジのパルス幅の推奨値を示す。
具体的には、メモリ21に記憶されている全てのライトストラテジの固有パルス幅の和の平均値である固有パルス平均値Wを計数する。次に、メモリ21に記憶されている全てのライトストラテジの固有パルス幅のそれぞれと、推奨パルス幅Nとの差分値の平均値である差分平均値Mを計数する。さらに、固有パルス平均値Wと差分平均値Mとを足して補正値Xを計数する。つまり、補正値X=固有パルス平均値W+差分平均値Mである。
なお、差分平均値Mは、(固有パルス平均値W−推奨パルス幅N)と等しいので、補正値Xは、固有パルス平均値Wと(固有パルス平均値W−推奨パルス幅N)との和(2×固有パルス平均値W−推奨パルス幅N)から求めても同じ結果となる。つまり、補正値Xは、固有パルス平均値Wと固有パルス平均値W及び推奨パルス幅Nの差分値とから求められる。
メモリ21に記憶されている固有パルス幅のそれぞれは、等しい値ではないが大きく異なることはない。したがって、固有パルス平均値Wは基準となるパルス幅となる。また、推奨パルス幅Nと固有パルス平均値Wとの差分値は、固有パルス平均値Wに対して推奨パルス幅Nがどの程度ずれているかを示す値である。つまり、固有パルス平均値Wを基準とし、固有パルス平均値Wに対しての推奨パルス幅Nのずれ量である差分値を用いて固有パルス平均値Wをオフセットした値を補正値Xとしている。
したがって、本体装置に最適な固有パルス幅の平均に対して、推奨パルス幅Nのずれ量を考慮して補正値Xが決定されているので、対応する固有パルス幅がメモリ21に記憶されてなくても、本体装置に適したライトストラテジのパルス幅を設定することができ、正確にデータを光ディスクに記録することができる。これにより、単純な制御で本体装置に適したライトストラテジのパルス幅を決定でき、且つ、本体装置の処理負担を軽減することができる。
その後、フロントエンド制御部2は、補正値Xをライトストラテジのパルス幅として記録/読取処理部5等に出力し(S9)、S4の処理に移行する。
なお、計数した補正値を固有パルス幅として光ディスク10の識別情報と関係づけてメモリ21に追加する構成としてもよい。これにより、次回、同種類の光ディスク10が本体装置にセットされた場合は、既知の光ディスク10と判定されてデータの記録が行われる。これにより、本体装置にセットされる毎に補正値を計数する必要がなく、本体装置の処理負担をより軽減することができる。
また、本実施形態では、DVD+Rについて説明したが、DVD−Rの追記型の光ディスクにデータを記録する場合であっても本発明を適用可能である。
この発明の実施形態である光ディスク装置の主要部の構成を示す図である。 同光ディスク装置にセットされた光ディスクにデータを記録する記録処理を示すフローチャートである。 追記型の光ディスクにおける記録信号に対するライトパルス信号の関係を示す説明図である。
符号の説明
1−光ディスク装置
2−フロントエンド制御部
4−信号処理部
5−記録/読取制御部、
10−光ディスク
21−メモリ

Claims (4)

  1. 本体にセットされた光ディスクの識別情報とライトストラテジの推奨パルス幅とを読み出す読出手段と、
    光ディスクの識別情報とライトストラテジの固有パルス幅との関係を記憶するストラテジ記憶手段と、
    レーザ光を本体装置にセットされた光ディスクに照射してデータを記録する記録手段と、を有する追記型の光ディスク装置において、
    前記読出手段によって読み出された識別情報に対応する前記固有パルス幅が前記ストラテジ記憶手段に記憶されているか否かに基づいて、本体装置にセットされた光ディスクが既知であるか未知であるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって光ディスクが未知であると判定された際、前記ストラテジ記憶手段に記憶されている全ての前記固有パルス幅の和の平均値である固有パルス平均値と前記読出手段によって読み出された前記推奨パルス幅との差分値、及び、前記固有パルス平均値の和である補正値を計数する計数手段と、
    前記判定手段によって光ディスクが未知であると判定された際、前記補正値をライトストラテジの固有パルス幅として、前記読出手段によって読み出された識別情報に関係づけて前記記憶手段に格納する制御手段と、を備え
    前記記録手段は、前記判定手段によって光ディスクが既知であると判定された際、前記読出手段によって読み出された識別情報に基づいて前記ストラテジ記憶手段から読み出した前記固有パルス幅を用いて変調したレーザ光を本体装置にセットされた光ディスクに照射し、前記判定手段によって光ディスクが未知であると判定された際、前記補正値を用いてパルス変調したレーザ光を本体装置にセットされた光ディスクに照射することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 本体装置にセットされた光ディスクの識別情報とライトストラテジの推奨パルス幅とを読み出す読出手段と、
    光ディスクの識別情報とライトストラテジの固有パルス幅との関係を記憶するストラテジ記憶手段と、
    レーザ光を本体装置にセットされた光ディスクに照射してデータを記録する記録手段と、を有する追記型の光ディスク装置において、
    前記読出手段によって読み出された識別情報に対応する前記固有パルス幅が前記ストラテジ記憶手段に記憶されているか否かに基づいて、本体装置にセットされた光ディスクが既知であるか未知であるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって光ディスクが未知であると判定された際、前記ストラテジ記憶手段に記憶されている全ての前記固有パルス幅の和の平均値である固有パルス平均値と前記読出手段によって読み出された前記推奨パルス幅との差分値、及び、前記固有パルス平均値に基づいて補正値を計数する計数手段と、を備え、
    前記記録手段は、前記判定手段によって光ディスクが既知であると判定された際、前記読出手段によって読み出された識別情報に基づいて前記ストラテジ記憶手段から読み出した前記固有パルス幅を用いて変調したレーザ光を本体装置にセットされた光ディスクに照射し、前記判定手段によって光ディスクが未知であると判定された際、前記補正値を用いてパルス変調したレーザ光を本体装置にセットされた光ディスクに照射することを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記補正値は、前記差分値と前記固有パルス平均値との和であることを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記判定手段によって光ディスクが未知であると判定された際、前記補正値をライトストラテジの固有パルス幅として、前記読出手段によって読み出された識別情報に関係づけて前記記憶手段に格納する制御手段を備えたことを特徴とする請求項2又は3の何れかに記載の光ディスク装置。
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