JP2003345893A - 写真処理システム - Google Patents

写真処理システム

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JP2003345893A
JP2003345893A JP2002154506A JP2002154506A JP2003345893A JP 2003345893 A JP2003345893 A JP 2003345893A JP 2002154506 A JP2002154506 A JP 2002154506A JP 2002154506 A JP2002154506 A JP 2002154506A JP 2003345893 A JP2003345893 A JP 2003345893A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスク記録媒体に記録される画像データの抜
けを確認する作業に費やされる手間を低減する 【解決手段】 各オーダーのオーダー番号と画像枚数と
を対応づけて表示するオーダー一覧画像を作成し表示部
に表示する。また、各オーダーの処理状況を知らせるた
めに、現在画像データを読取中のオーダーは、「受信」
欄Rに表示し、JPEG画像に圧縮処理中のオーダー
は、「書き込み準備」欄Tに表示し、ディスク記録媒体
への書き込み待ちの「オーダーは書き込み待ち」欄Wに
表示し、ディスク記録媒体に書き込み中のオーダーは、
「書き込み中」欄Eに表示し、書き込み処理が完了した
オーダーは、「書き込み履歴」欄Hに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルムから
スキャナで読み取った画像データや、フラッシュメモリ
などの記録媒体から読み取った画像データをCD−Rな
どのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録する写
真処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、写真現像店では、顧客から提示さ
れた写真フィルムから画像データを読み取ったり、コン
パクトフラッシュ(登録商標)、SD(Secure Digita
l)メモリカード、スマートメディア、メモリースティ
ックなどのディジタルカメラに装填されるフラッシュメ
モリから画像データを読み取り、読み取った画像データ
をCD−R(Compact Disc Recordable)、CD−RW
(CD ReWritable)、DVD−R(Digital Versatile D
isc Recordable)、DVD−RAM(DVD−Random A
ccess Memory)、DVD−RW(DVD ReWritable)など
の記録媒体(以下、ディスク記録媒体と呼ぶ)に記録す
るサービスが展開されている。
【0003】ディスク記録媒体に画像データを記録する
場合、記録した画像データが目に見えないため、写真プ
リントとは異なり、コマ画像の記録抜けが生じる可能性
が高い。
【0004】また、ディスク記録媒体は、記憶容量が大
きいため、1枚のディスク記録媒体に、写真フィルム複
数本の画像データを記録するとともに、フラッシュメモ
リ複数枚の画像データを記録することができる。そのた
め、ディスク記録媒体に画像データを記録するサービス
を行う場合、1枚のディスク記録媒体に写真フィルム複
数本分の画像データ及び/又はフラッシュメモリの複数
枚分の画像データを記録するように依頼される場合があ
る。
【0005】このような依頼は、写真現像店側の管理が
煩雑になるため、写真フィルム1本分若しくはフラッシ
ュメモリ1枚分の画像データが丸々記録されない事態、
すなわちメディアの記録抜けが生じる可能性が高くな
る。
【0006】したがって、写真現像店では、ディスク記
録媒体に画像データを記録するサービスを行う場合、コ
マ画像の記録抜けの有無及びメディアの記録抜けの有無
を確認する作業が必要となる。
【0007】写真現像店では、通常、顧客からの注文が
あった場合、写真フィルム1本若しくはフラッシュメモ
リ1枚を1つのオーダーとし、このオーダーにオーダー
番号を付与して顧客からの受注の管理を行っている。ま
たは、写真フィルム若しくはフラッシュメモリの本数に
よらず、1人の顧客からの依頼をまとめて1つのオーダ
ーとし、このオーダーにオーダー番号を付与して顧客か
らの受注の管理を行っている。
【0008】そのため、コマ画像の記録抜けの有無及び
メディアの記録抜けの有無を確認する作業は、オーダー
に基づいて行われる。具体的には、画像データが記録さ
れたディスク記録媒体を、コンピュータに読み取らせ、
例えば写真処理システムの表示部にディスク記録媒体の
ディレクトリを表示し、このディレクトリを基づいて、
写真現像店の店員が、画像ファイルの個数を数え、その
ディスク記録媒体が記録するオーダー毎の画像枚数を取
得し、取得したオーダー毎の画像の記録枚数を、注文伝
票に記載されたオーダー毎の記録枚数と照合することに
より行われる。すなわち、両記録枚数が一致すれば、コ
マ画像の記録抜け及びメディアの記録抜けが生じておら
ず、一方、両記録枚数が一致してなければ、コマ画像の
記録抜け及びメディアの記録抜けが生じていることが判
明する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな確認作業を全てのディスク記録媒体に対して行うこ
とは、写真現像店に対する負担が大きいという問題があ
る。特に、日々膨大な件数を受注し、その処理を行わな
ければならない写真現像店にとって、このような確認作
業をディスク記録媒体1枚毎に行うことは、業務負担が
大幅に増大し、サービスの低下を招来してしまう。
【0010】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、コマ画像の記録抜け及びメディ
アの記録抜けを確認する作業の手間を大幅に軽減するこ
とができる写真処理システムを提供することを目的す
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る写真処理シ
ステムは、顧客からのオーダーを1つの処理単位とし
て、写真フィルム及び/又は第1の記録媒体から読み取
った画像データを第2の記録媒体に記録する写真処理シ
ステムであって、各オーダーが処理する画像の枚数をカ
ウントする計数手段と、オーダー毎に付与されたオーダ
ー番号とそのオーダーが処理する画像の枚数とを対応づ
けて表示するオーダー一覧画像を作成するオーダー画像
作成手段とを備えることを特徴とするものである。
【0012】この場合、計数手段によって、各オーダー
が処理する画像の枚数が読み取られ、オーダー画像作成
手段によって、オーダー番号とそのオーダーが処理する
画像の枚数とを対応づけて表示するオーダー一覧画像が
作成され、表示装置やプリンタなどに出力される。その
ため、写真現像店は、オーダーに含まれる画像の枚数
と、そのオーダーの注文伝票に記載された画像の記録枚
数とを照合して、第2の記録媒体へのメディアの記録抜
け又はコマ画像の記録抜けが発生しているか否かを確認
する作業の手間を軽減することができ、写真現像店のサ
ービスを向上させることができる。
【0013】また、前記オーダー画像作成手段は、オー
ダー一覧画像にオーダー番号とそのオーダーが処理する
画像の枚数とを対応づけて表示するにあたり、前記写真
フィルム及び/又は前記第1の記録媒体から画像データ
を読み取り処理中のオーダーと、前記第2の記録媒体に
画像データを書き込み処理中のオーダーとを区別して表
示することが好ましい。
【0014】この場合、オーダー画像作成手段によっ
て、読み取り中のオーダーと第2の記録媒体に書き込み
処理中のオーダーとが区別して表示されるため、オペレ
ータは、どのオーダーが読み込み中のものであり、どの
オーダーが書き込み中のオーダーであるかを認識するこ
とができる。
【0015】また、前記オーダー画像作成手段は、オー
ダー一覧画像にオーダー番号とそのオーダーが処理する
画像の枚数とを対応づけて表示するにあたり、前記写真
フィルム及び/又は前記第1の記録媒体から画像データ
を読み取る処理が終了し、前記第2の記録媒体に画像デ
ータを書き込む処理待ちのオーダーの一覧を表示するこ
とが好ましい。
【0016】この場合、第2の記録媒体に書き込み処理
待ちのオーダーが、読み込み処理中のオーダー及び書き
込み処理中のオーダーと区別して表示されるため、オペ
レータは、どのオーダーが書き込み処理待ちであるかを
認識することができる。
【0017】また、本写真処理システムは、顧客からの
オーダーを1つの処理単位として、写真フィルム及び/
又は第1の記録媒体から読み取った画像データを第2の
記録媒体に記録する写真処理システムであって、各オー
ダーが処理する画像の枚数をカウントする計数手段と、
オーダー毎に付与されたオーダー番号とそのオーダーが
処理した画像の枚数とを対応づけて表示するオーダー一
覧画像を作成するオーダー画像作成手段とを備えること
を特徴とするものである。
【0018】この場合、オーダー画像作成手段によっ
て、第2の記録媒体へ画像データの書き込み処理が終了
したオーダーの一覧が表示されるため、オペレータは、
処理済みのオーダーを速やかに認識することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る写真処理シ
ステムの構成を示した概略図である。写真処理システム
1は、写真プリントを行う写真処理装置10と、CD−
Rなどのディスク記録媒体に画像データを記録する画像
記録装置30とから構成されている。写真処理装置10
と画像記録装置30とは、通信ケーブルCCを介して接
続されている。
【0020】写真処理装置10は、写真フィルムに形成
された画像データを読み取り、画像データを出力する写
真フィルム読取部11aと、コンパクトフラッシュなど
のディジタルカメラに装填されるフラッシュメモリに記
録された画像データを読み取るフラッシュメモリリード
ライタ11bと、感光材を露光する露光部12と、露光
された感光材を現像処理する現像処理部13と、感光材
を遮光状態で巻き回して収納するマガジン14と、マガ
ジンに収納された感光材を、露光部12及び現像処理部
13に所定速度で搬送する搬送機構15と、現像処理さ
れた感光材を乾燥する乾燥ユニット16と、乾燥された
感光材を配列するソータ17と、写真処理装置の稼働状
況などを表示するモニター18と、オペレータからの操
作指令を受け付ける操作部19と、写真処理装置10全
体の制御を行う制御部20とを具備している。
【0021】写真フィルム読取部11aは、写真フィル
ムを搬送する搬送機構と、写真フィルムに光を照射する
ハロゲンランプと、ハロゲンランプから照射された光の
うち写真フィルムを透過した光を受光して写真フィルム
の画像を電気信号に変換するCCDスキャナと、CCD
スキャナによって変換された電気信号をディジタル信号
に変換するA/Dコンバーターなどを具備している。
【0022】フラッシュメモリリードライタ11bは、
コンパクトフラッシュ、SDメモリカード、スマートメ
ディア及びメモリースティックのそれぞれを装填するこ
とができ、これらのフラッシュメモリに記録された画像
データを読み取ることができる装置である。
【0023】露光部12は、例えば赤、緑及び青の波長
のレーザビームを出力するレーザ光源と、ポリゴンミラ
ーなどを含み、レーザ光源から出力されたレーザビーム
を感光材に導き、感光材搬送方向とほぼ直交する方向に
走査する光学系と、写真フィルム読取部11a及びフラ
ッシュメモリリードライタ11bによって読み取られた
画像データをもとに、レーザビームを変調し、レーザビ
ームに画像信号を重畳させる光変調機構などを具備して
いる。感光材は露光部12によって、レーザビームが走
査されることにより露光され潜像が形成される。
【0024】現像処理部13は、それぞれ現像液、漂白
液、定着液及び安定化液を蓄える複数のタンク13A〜
13Dを備えている。露光部12によって潜像が形成さ
れた感光材は、タンク13A〜13Dを順番に通過する
ことによって、現像液、漂白液、定着液及び安定化液に
浸され、潜像が顕在化され画像が形成される。
【0025】搬送機構15は、複数の従動ローラ15A
及び駆動ローラ15Bと、マガジン14から引き出され
た感光材を露光部12、現像処理部13、乾燥ユニット
16及びソータ17に順番に案内するためのガイドレー
ルなどから構成されている。
【0026】制御部20は、CPU(中央処理装置)
と、写真処理装置10を制御するための制御プログラム
などを記憶するROM(リードオンリーメモリ)と、種
々のデータを一時的に記憶するRAM(ランダムアクセ
スメモリ)などから構成されている。
【0027】画像記録装置30は、パーソナルコンピュ
ータ31と、ディスク記録媒体に記録されたデータを読
み込み又は書き込み処理を行う記録媒体リードライタ3
2と、ディスク記録媒体の表面に、画像のプリントを行
うインクジェットプリンタ33とを具備している。パー
ソナルコンピュータ31は、CPU(中央処理装置)3
4、ROM(リードオンリーメモリ)35、RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)36、ハードディスクドライブ
(HDD)37、マウス38、キーボード39、CRT
(陰極線管)または液晶パネルからなる表示装置40、
入出力インターフェイス(I/F)41などを具備して
いる。CPU34、ROM35、RAM36、HDD3
7、入出力インターフェイス41は、バス42によって
相互に接続されている。
【0028】記録媒体リードライタ32は、CD−R、
CD−RW、DVD−RAM及びDVD−RWなどのデ
ィスク記録媒体にデータを記録することが可能な装置で
ある。インクジェットプリンタ33は、例えばシアン、
イエロー、マゼンダ及びブラックのインクを噴霧するこ
とにより、ディスク記録媒体の表面に画像を形成する装
置である。
【0029】図2は、写真処理システム1を機能的に示
したブロック構成図である。写真処理装置10は、画像
読取部101と、画像メモリ102と、オーダー番号付
与部103と、画像送信部104と、操作部105とを
備えている。
【0030】画像読取部101は、写真フィルム読取部
11a及びフラッシュメモリリードライタ11bを含
み、写真フィルムから読み取った画像をディジタル画像
データに変換し画像メモリ102に記録するとともに、
フラッシュメモリから読み取った画像データを画像メモ
リ102に記録する。
【0031】オーダー番号付与部103は、写真処理装
置10のCPUにオーダー番号付与プログラムを実行さ
せることによって実現され、画像メモリ102が記憶す
る画像データのうちオペレータが操作部105を操作す
ることによって指定した所定枚数の画像を1オーダーと
し、そのオーダーにオーダー番号を付与する。オーダー
番号付与部103は、例えば前のオーダーに付与したオ
ーダー番号に1加算した値を次のオーダーのオーダー番
号とする。通常、写真フィルム1本分若しくはフラッシ
ュメモリ1枚分が1つのオーダー単位とされるが、写真
フィルム複数本分を1つのオーダー単位とする場合、フ
ラッシュメモリ複数毎分を1つのオーダー単位とする場
合、写真フィルム1本以上に加えてフラッシュメモリ1
枚分以上を1つのオーダー単位とする場合もある。いず
れにせよ、オペレータが操作部19を介して指示するこ
とにより、任意にオーダーの範囲を指定することができ
る。従って、1本の写真フィルムの途中で区切り2つの
オーダーとすることも可能である。
【0032】画像送信部104は、制御部20に含まれ
る通信ボードなどから構成され、オーダー番号とそのオ
ーダーに含まれる画像とを対応づけて画像記録装置30
に送信する。
【0033】画像記録装置30は、画像メモリ301
と、計数部302と、オーダー画像作成部303と、表
示部304と、画像記録部305などから構成されてい
る。
【0034】画像メモリ301は、主にRAM36から
構成され、画像送信部104によって、送信された画像
データと、そのオーダーに付与されたオーダー番号とを
対応づけて記憶する。
【0035】計数部302は、CPUに計数プログラム
を実行させることにより実現され、画像送信部104か
ら1つのオーダーに含まれる全ての画像データの送信が
完了するまで、1枚分の画像データが送信される毎にカ
ウントアップし、オーダーに含まれている画像の枚数を
カウントする。
【0036】オーダー画像作成部303は、オーダー番
号と、そのオーダー番号に含まれている画像の枚数とを
対応づけて表示するオーダー一覧画像を作成し、表示部
304に出力する。オーダー画像作成部303は、オー
ダー一覧画像を作成するにあたり、画像送信部104か
ら送信途中のオーダー(受信中のオーダー)と、後述す
るデータ変換部306による圧縮処理が終了していない
オーダー(書き込み準備中のオーダー)と、ディスク記
録媒体への書き込み待ちのオーダーと、ディスク記録媒
体への書き込み中のオーダーと、ディスク記録媒体への
書き込みが終了したオーダーとを区別してオーダー一覧
画像を作成する。
【0037】表示部304は、表示装置40やVRAM
(VIDEO RAM)などから構成され、オーダー画
像作成部303によって、作成されたオーダー一覧画像
を表示する。
【0038】画像記録部305は、記録媒体リードライ
タ32、インクジェットプリンタ33を含み、画像メモ
リ301に記録されている画像データをオーダー単位で
受信し、受信した画像データを記録媒体リードライタ3
2に装填されたディスク記録媒体に書き込むとともに、
インクジェットプリンタ33に装填されたディスク記録
媒体の表面に、サムネイル画像、写真現像店のロゴマー
ク及び写真現像店の広告及びそのディスク記録媒体が記
録するオーダーのオーダー番号などをプリントする。
【0039】写真現像店が、ディスク記録媒体に画像デ
ータを記録するサービスを行う場合、ディスク記録媒体
の表面にその店のロゴマークや、インデックス画像をプ
リントするサービスが行われることがある。ディスク記
録媒体の表面に写真現像店のロゴマークなどがプリント
された後、そのディスク記録媒体が記録するオーダー番
号をプリントしようとすると、先にディスク記録媒体表
面にプリントされた写真現像店のロゴマークなどのため
に、ディスク記録媒体の表面にオーダー番号をプリント
することができないおそれがある。そこで、本写真処理
システム1では、ディスク記録媒体の表面にオーダー番
号をプリントする領域を確保するために、写真現像店の
ロゴマークなどをプリントする領域を制限している。具
体的には、図3に示すように、ディスク記録媒体の表面
において、その中心から半径22mm〜25.5mmの
領域に、写真現像店のロゴマークやインデックス画像な
どのオーダー番号以外の画像をプリントしないようにプ
リント領域の制限を行っている。そのため、ディスク記
録媒体の中心から半径22mm〜25.5mmの領域、
すなわち、点線で囲まれる3.5mmのドーナツ状の領
域にオーダー番号を確実にプリントすることができる。
【0040】データ変換部306は、ディスク記録媒体
が記録するのに適切な記録形式となるように、オーダー
に含まれる各画像データを所定の圧縮形式、例えばJP
EGに圧縮し、画像記録部305に出力する。
【0041】次に、写真処理システム1が1つのオーダ
ーを読み込み、1つのオーダーをディスク記録媒体に書
き込むまでの動作について図4に示すフローチャートに
従って説明する。まず、オペレータによって、操作部1
9を介して画像データの読み込み指示がされると(ステ
ップS1においてYES)、画像読取部101によっ
て、読み込み対象となる画像データが写真フィルムに記
録された画像に対応するものであるか、フラッシュメモ
リに記録された画像データであるかが判断される(ステ
ップS2)。写真フィルムに記録された画像に対応する
画像データであれば(ステップS2でYES)、画像読
取部101によって、写真フィルムがスキャンされ、写
真フィルムに記録された画像が読み取られる(ステップ
S3)。一方、読み込み対象画像データがフラッシュメ
モリに記録された画像データと判断された場合(ステッ
プS2でNO)、画像読取部101によって、フラッシ
ュメモリに記録された画像データが読み取られる(ステ
ップS4)。
【0042】次いで、画像読取部101によって読み取
られた画像データが画像メモリ102に記憶される(ス
テップS5)。次いで、オペレータによって操作部10
5を介してディスク記録媒体に書き込む画像(書き込み
対象画像)が選択される(ステップS6)。
【0043】図5は、オペレータが書き込み対象画像を
選択する際に、モニター18に表示される画面図の一例
を示している。この画面図では、画像メモリ102に記
憶されている、例えば写真フィルム1本、又はフラッシ
ュメモリ1枚に記録されている各画像が間引かれたサム
ネイル画像が所定枚数毎に1つの画面に一覧表示されて
いる。
【0044】図5では、モニター18に、サムネイル画
像SGが2行3列で6枚毎に一覧表示されている。画面
下の中央には、三角形状の一対のボタンB1及びB2が
表示されている。ボタンB1をクリックすると、次の6
枚のサムネイル画像SGが2行3列で一覧表示され、更
にボタンB1をクリックするとその次の6枚のサムネイ
ル画像SGが一覧表示され、・・・というように、ボタ
ンB1をクリックすることにより、写真フィルム又はフ
ラッシュメモリに記録されている全ての画像を見ること
ができる。
【0045】ボタンB2をクリックすると、その前に表
示された6枚のサムネイル画像SGが2行3列で表示さ
れる。画面下左側には、書き込み対象画像を選択するた
めのボタンD1〜D4が表示されている。ボタンD2を
押せば、サムネイル画像SGの外縁に表示された外枠O
Wが右隣のサムネイル画像SGに移動する。ボタンD3
を押せば、外枠OWが下隣のサムネイル画像SGに移動
する。ボタンD4を押せば、外枠OWが左隣のサムネイ
ル画像SGに移動する。ボタンD1を押せば、外枠OW
が上隣のサムネイル画像SGに移動する。そして、ボタ
ンD1〜D4を操作することによって、外枠OWをディ
スク記録媒体に書き込ませたい画像のサムネイル画像S
Gの位置に移動させ、その位置で、選択ボタンCB1を
クリックすると、その画像が書き込み対象画像として選
択される。そして、書き込み対象画像として選択された
ことを示すために、選択されたサムネイル画像の外縁
が、太線WRで表示される。一方、一度、書き込み対象
画像として選択されたサムネイル画像SGに外枠OWを
移動させ、解除ボタンCB2をクリックすると、その画
像は、書き込み対象画像としての指定が解除される。
【0046】図5では、外枠OWがサムネイル画像SG
21に位置し、サムネイル画像SG12、SG13及び
SG23が書き込み対象画像として選択されているた
め、これらサムネイル画像SGの外縁が太線WRによっ
て表示されている。
【0047】図4に戻り、オーダー番号付与部103に
よって、ステップS6で選択された書き込み対象画像を
1つのオーダーとして、そのオーダーにオーダー番号が
付与される(ステップS7)。次いで、画像送信部10
4によって、オーダー番号と、そのオーダーに含まれる
1枚の画像データとが対応づけられて画像記録装置30
に送信され(ステップS8)、画像メモリ301にオー
ダー番号と送信された1枚の画像データとが対応付けて
記憶される。
【0048】次いで、計数部302によって、1つのオ
ーダーに含まれる全ての画像データの送信が完了するま
で、画像送信部104から1枚の画像データが送信され
る毎に、画像枚数がカウントアップされる(ステップS
9)。次いで、オーダー画像作成部303によって、オ
ーダー番号とそのオーダー番号に含まれる画像の枚数と
が対応づけて表示されたオーダー一覧画像が作成され
(ステップS10)、表示部304に表示される。次い
で、1つのオーダーに含まれる全ての画像データの送信
が完了すると(ステップS11でYES)、ステップS
12に進む。
【0049】図6は、オーダー画像作成部303によっ
て作成されるオーダー一覧画像の一例を示した図であ
る。図6に示すように、オーダー一覧画像は、画面上左
側に表示され、現在読み込み中のオーダーを表示する
「受信」欄Rと、「受信」欄Rの右隣に表示され、JP
EG形式に変換中のオーダーを表示する「書き込み準
備」欄Tと、「書き込み準備」欄Tの右隣に表示され、
JPEG形式へのデータ変換が完了し、ディスク記録媒
体へ書き込み待ちのオーダーを表示する「書き込み待
ち」欄Wと、「書き込み待ち」欄Wの右隣に表示され、
ディスク記録媒体に書き込み中のオーダーを表示する
「書き込み中」欄Eと、「書き込み中」欄Eの下側に表
示され、ディスク記録媒体への書き込みが終了したオー
ダーを表示する「書き込み履歴」欄Hとから構成されて
いる。
【0050】「受信」欄Rには、「オーダー番号」と画
像記録装置30が受信した画像データ枚数を示す「受信
枚数」の欄から構成されている。「書き込み準備」欄
T、「書き込み待ち」欄W、「書き込み中」欄E及び
「書き込み履歴」欄Hは、それぞれ各オーダーのオーダ
ー番号を示す「オーダー番号」の欄と、そのオーダーの
画像枚数を示す「画像枚数」の欄とから構成され、「オ
ーダー番号」の右隣にそのオーダーに含まれる画像枚数
が対応するように表示され、一目でオーダー番号と、そ
のオーダーに含まれる画像枚数とが分かるように表示さ
れている。
【0051】「受信」欄Rに表示された「オーダー番
号」及び「受信枚数」の欄CRは、画面を見易くするた
めに、背景色が見出し欄Iの背景色と異なる色が付され
て表示されている。「書き込み準備」欄T及び「書き込
み待ち」欄W及び「書き込み中」欄Eに表示された「オ
ーダー番号」及び「画像枚数」の欄CIは、画面を見易
くするために、背景色が見出し欄Iの背景色と異なる色
が付されて表示されている。一方、「書き込み履歴」欄
Hの「オーダー番号」及び「画像枚数」の欄CHは、書
き込み済みであることが一目で分かるように、例えば透
明の背景色が付されて表示されている。
【0052】図4に示すステップS10において、1つ
のオーダーに含まれる画像データの読み込みが完了する
まで、そのオーダーが現在読み込み中であることを示す
ため、そのオーダーのオーダー番号と画像枚数とが「受
信」欄Rに表示される。「受信」欄Rに表示される受信
枚数は、1枚の画像データの読み込みが終了する毎に1
カウントアップされる。
【0053】次いで、ステップS12において、データ
変換部306によって、オーダーに含まれる各画像デー
タがJPEG形式に圧縮処理される。次いで、オーダー
画像作成部303によって、オーダー一覧画像に圧縮処
理が開始されたオーダーを表示するために、オーダー一
覧画像が更新される(ステップS13)。データ変換部
306によって、圧縮処理が開始されたオーダーは、図
6に示す「書き込み準備」欄Tの、最上位の欄TTにそ
のオーダー番号と画像枚数とが表示される。そして、圧
縮処理が完了したオーダーは、「書き込み準備」欄Tで
の表示が消去され、「書き込み待ち」欄Wの最上位の欄
WTにそのオーダー番号と画像枚数とが表示される。な
お、1枚のディスク記録媒体に複数のオーダー書き込む
ように指示された場合、それらのオーダーが1枚のディ
スク記録媒体に書き込まれることが一目で分かるよう
に、1枚のディスク記録媒体に書き込まれる全てのオー
ダーのうち、オーダー番号が一番小さいオーダーのオー
ダー番号に対して、他のオーダーのオーダー番号は字下
げして表示される。具体的には、図6に示すように、書
き込み待ち欄Wに表示されたオーダー「5381」〜
「5383」は、1枚のディスク記録媒体に書き込まれ
るものであるため、オーダー「5382」及び「538
3」は、オーダー「5381」に対して、1文字分右方
向に字下げして表示されることとなる。
【0054】次いで、図4に示すステップS14におい
て、データ変換部によってJPEG形式への圧縮処理が
完了したオーダーに含まれる全ての画像データがディス
ク記録媒体に書き込まれる。次いで、オーダー画像作成
部303によって、書き込み処理が開始されたオーダー
をオーダー一覧画像表示部に表示するようにオーダー一
覧画像が更新される(ステップS15)。ディスク記録
媒体への書き込みが開始されたオーダーは、図6に示す
「書き込み中」欄Eにそのオーダー番号と画像枚数とが
表示される。そして、ディスク記録媒体への書き込み処
理が終了すると、そのオーダーのオーダー番号及び画像
枚数が「書き込み履歴」欄Hの最上位の欄HTに表示さ
れる。
【0055】次に、本写真処理システム1による、メデ
ィア抜け及びコマ画像の記録抜けの確認作業について説
明する。従来技術の欄でも説明したように、写真現像店
では、顧客からの依頼を1つのオーダーに区切り、受注
管理を行っている。オーダーの区切り方としては、例え
ば写真フィルム1本分若しくはフラッシュメモリ1枚分
を1つのオーダーとしたり、または写真フィルムの本数
若しくはフラッシュメモリの枚数によらず、一人の顧客
からの依頼をまとめて1つのオーダーとしたり、写真現
像店の事情などによりオーダーの区切り方は異なる。い
ずれにせよ、注文伝票に記載されたオーダー毎の画像デ
ータの記録枚数と、実際にディスク記録媒体に書き込ま
れたオーダー毎の画像データの記録枚数とが、完全に一
致すれば、メディアの記録抜け及びコマ画像の記録抜け
が無いと言える。
【0056】したがって、写真現像店の店員(オペレー
タ)は、メディアの記録抜け及びコマ画像の記録抜けを
確認するために、注文伝票に記載されたオーダー毎の画
像データの記録枚数と、実際にディスク記録媒体に記録
されたオーダー毎の画像データの記録枚数とを照合する
ことにより、メディアの記録抜け若しくはコマ画像の記
録抜けの有無を確認する。
【0057】本写真処理システム1においては、各オー
ダーのオーダー番号と画像枚数とが対応づけて表示され
たオーダー一覧画像が作成され表示される。したがっ
て、写真現像店の店員は、このオーダー一覧画像を参照
することにより、ディスク記録媒体に実際に記録されて
いるオーダー毎の画像の記録枚数を取得することができ
る。そして、オーダー一覧画像を参照することにより取
得したオーダー毎の記録枚数と、注文伝票に記載された
オーダー毎の記録枚数とを照合することで、メディアの
記録抜け及びコマ画像の記録抜けを確認することができ
る。
【0058】そのため、従来の写真処理システムのよう
に、画像が記録されたディスク記録媒体をコンピュータ
にロードして、ディスク記録媒体に実際に記録されてい
るオーダー毎の画像データの記録枚数を数えることなく
オーダー毎の画像データの記録枚数を取得することがで
きるため、メディアの記録抜けの有無を確認するための
作業に費やされる手間が大幅に軽減されることとなる。
【0059】なお、上記実施形態においては、計数部3
02が、オーダーに含まれる画像の枚数を自動的にカウ
ントアップする構成を示したが、これに限定されず、予
めユーザーが設定入力した1オーダー中に含まれる記録
媒体(写真フィルムを含む)毎の画像の枚数を、そのオ
ーダーの処理が終了した時に、加算することにより1オ
ーダーに含まれるトータルの画像枚数を算出し、算出し
たトータルの画像枚数をオーダー一覧画像に表示しても
よい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る写真
処理システムによれば、各オーダーのオーダー番号と画
像枚数とが対応づけて表示されたオーダー一覧画像が作
成されるため、メディアの記録抜けを確認するための作
業に費やされる手間を大幅に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る写真処理システムを示した
図である。
【図2】 写真処理システムを機能的に示したブロック
構成図である。
【図3】 ディスク記録媒体の表面に設けられたオーダ
ー番号をプリントする領域を示す図である。
【図4】 写真処理システムの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】 オペレータが書き込み対象画像を選択する際
に、表示される画面図の一例を示した図である。
【図6】 オーダー一覧画像の一例を示した図である。
【符号の説明】
1 写真処理システム 10 写真処理装置 11a 写真フィルム読取部 11b フラッシュメモリリードライタ 12 露光部 13 現像処理部 14 マガジン 15 搬送機構 16 乾燥ユニット 17 ソータ 18 モニター 19 操作部 20 制御部 30 画像記録装置 101 画像読取部 102 画像メモリ 103 オーダー番号付与部 104 画像送信部 105 操作部 301 画像メモリ 302 計数部 303 オーダー画像作成部 304 表示部 305 画像記録部 306 データ変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 H04N 5/76 Z 5C076 5/91 5/91 J Fターム(参考) 2H106 BA95 5B050 AA09 BA10 BA15 CA07 DA04 FA02 FA12 FA19 GA08 5C052 AA02 AA11 AA17 AB04 CC11 DD02 EE02 EE08 5C053 FA04 FA05 FA07 FA23 FA27 GB36 KA04 LA03 LA11 LA14 5C073 AB01 AB07 AB11 CC02 5C076 AA14 AA16 AA19 AA22 BB06 CA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客からのオーダーを1つの処理単位と
    して、写真フィルム及び/又は第1の記録媒体から読み
    取った画像データを第2の記録媒体に記録する写真処理
    システムであって、 各オーダーが処理する画像の枚数をカウントする計数手
    段と、 オーダー毎に付与されたオーダー番号とそのオーダーが
    処理する画像の枚数とを対応づけて表示するオーダー一
    覧画像を作成するオーダー画像作成手段とを備えること
    を特徴とする写真処理システム。
  2. 【請求項2】 前記オーダー画像作成手段は、オーダー
    一覧画像にオーダー番号とそのオーダーが処理する画像
    の枚数とを対応づけて表示するにあたり、前記写真フィ
    ルム及び/又は前記第1の記録媒体から画像データを読
    み取り処理中のオーダーと、前記第2の記録媒体に画像
    データを書き込み処理中のオーダーとを区別して表示す
    ることを特徴とする請求項1記載の写真処理システム。
  3. 【請求項3】 前記オーダー画像作成手段は、オーダー
    一覧画像にオーダー番号とそのオーダーが処理する画像
    の枚数とを対応づけて表示するにあたり、前記写真フィ
    ルム及び/又は前記第1の記録媒体から画像データを読
    み取る処理が終了し、前記第2の記録媒体に画像データ
    を書き込む処理待ちのオーダーの一覧を表示することを
    特徴とする請求項2記載の写真処理システム。
  4. 【請求項4】 顧客からのオーダーを1つの処理単位と
    して、写真フィルム及び/又は第1の記録媒体から読み
    取った画像データを第2の記録媒体に記録する写真処理
    システムであって、 各オーダーが処理する画像の枚数をカウントする計数手
    段と、 オーダー毎に付与されたオーダー番号とそのオーダーが
    処理した画像の枚数とを対応づけて表示するオーダー一
    覧画像を作成するオーダー画像作成手段とを備えること
    を特徴とする写真処理システム。
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