JP2003345088A - ゴムロール - Google Patents
ゴムロールInfo
- Publication number
- JP2003345088A JP2003345088A JP2002152505A JP2002152505A JP2003345088A JP 2003345088 A JP2003345088 A JP 2003345088A JP 2002152505 A JP2002152505 A JP 2002152505A JP 2002152505 A JP2002152505 A JP 2002152505A JP 2003345088 A JP2003345088 A JP 2003345088A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- roll
- oxide film
- layer
- resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/02—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
- G03G15/0208—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus
- G03G15/0216—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing a charging member into contact with the member to be charged, e.g. roller, brush chargers
- G03G15/0233—Structure, details of the charging member, e.g. chemical composition, surface properties
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/02—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
- G03G15/0208—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus
- G03G15/0216—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing a charging member into contact with the member to be charged, e.g. roller, brush chargers
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Abstract
の抵抗変化の抑制、さらには高耐久性を実現する。 【解決手段】 芯金2とその外周側に1層以上の層とを
有し、その最外層がゴム層であるゴムロール1におい
て、最外層であるゴム層の表面の表面粗さRmaxを
2.0μm〜15.0μmにすると共に、ゴム層の表層
に酸化被膜を形成し、酸化被膜形成前の印加電圧50V
におけるロール抵抗をR50とし、酸化被膜形成後の印
加電圧50Vにおけるロール抵抗をR50aとしたと
き、logR50a−logR50=0.2〜1.5と
する。
Description
し、詳しくは、良好な帯電特性を有し、プリンター等の
画像形成機構に用いられる導電性ロールとして好適なゴ
ムロールに関するものである。
画質化が急速に広まっている。レーザープリンターにお
いて、画像形成の初期プロセスで、画像に直結する感光
体やその近傍部材には、高精度化、高耐久性、高速化
(応答性の良さ)、が求められている。よって、このよ
うなレーザープリンターの画像形成機構に用いられ、特
に、帯電したトナーを均一に受け取り、受け取ったトナ
ーを均一に感光体上に描かれた潜像に供給する「現像ロ
ール」等には、ロール表面の表面精度(表面粗さ)やロ
ール形状の高精度(真円性、振れ性)化が必要不可欠に
なってきている。
中、部材等のコスト削減が広く行われるようになり、よ
りコンパクトな設計が望まれている。このため、上記現
像ロールは、従来主流であったマグネット方式によるも
のから、ゴム等を使用した弾性タイプに移行しつつあ
る。このような弾性ロールにはバイアス電圧が加えられ
たトナーが均一に付着できるように設定されている。そ
のため、この種の弾性ロールには、500V印加時で、
104〜108Ω程度の抵抗値が必要となる。
等の要求により、弾性ロールにも金属製ロール並の表面
精度が求められるようになってきている。よって、ロー
ル表面の表面精度を極めて高めるため、あるいはトナー
の付着性を改良するために、高度なコーティング法や表
面処理方法等の種々の提案がなされている。
加硫ゴム表面に200〜430nmの紫外線を照射して
ゴム表面を改質する加硫ゴムの表皮面の改質法が提案さ
れている。また、特開平8−292640号では、EC
Oと不飽和ゴムとのブレンド系からなるゴム層を有し、
該ゴム層が紫外線照等により表面処理されているゴムロ
ールが提案されている。さらに、特開平4−24642
7号では、表面に被搬送物と接触するゴム層を有するゴ
ムロールにおいて、該ゴム層の表面を塩素系溶剤あるい
は紫外線照射により表面処理してなるゴムロールが提案
されている。
54−57576号は、紫外線の照射により加硫ゴム表
面を改質することのみが特徴とされ、単に紫外線を照射
するだけではゴムロールとした時に高精度や良好な帯電
特性を得ることができないという問題がある。また、ゴ
ム表皮がプレス面の場合には、上記のような高精度なロ
ールは形成できない上に、再外層の加硫状態も均一でな
く、精度の良いゴムロールが作製できないという問題が
ある。
ールでは、200〜450nmの紫外線を照射して摩擦
係数を低減しているが、現像ロール等とした時に、均一
な表面が得られず、ロール使用時の抵抗変化の抑制が不
十分である上に、高耐久性を実現できないという問題が
ある。さらに、特開平4−246427号のゴムロール
も、現像ロール等とした時に、ロール使用時の抵抗変化
の抑制が不十分である上に、高耐久性を実現できないと
いう問題がある。
い表面精度を向上させることも考えられるが、コーティ
ング材料が基材の性質に影響を及ぼすため、ゴムロール
にコーティングしても所要のロール性能が得られないと
いう問題がある。また、コーティング装置等には設備投
資が必要であり、コスト高となるという問題がある。
のであり、ロール表面の摩擦係数の低減、ロール使用時
の抵抗変化の抑制、さらには高耐久性を実現するゴムロ
ールを提供することを課題としている。
め、本発明は、芯金とその外周側に1層以上の層とを有
し、その最外層がゴム層であるゴムロールであって、上
記最外層であるゴム層の表面の表面粗さRmaxが2.
0μm〜15.0μmであると共に、上記ゴム層の表層
には酸化被膜が形成され、酸化被膜形成前の印加電圧5
0Vにおけるロール抵抗をR50とし、酸化被膜形成後
の印加電圧50Vにおけるロール抵抗をR50aとした
とき、logR50a−logR50=0.2〜1.5
であることを特徴とするゴムロールを提供している。
るゴム層表面が鏡面状に仕上げられたゴムロールにおい
て、ゴム層の表面に酸化被膜を形成させ、酸化被膜を形
成しない状態でのロール抵抗値に対し所定の抵抗上昇を
得ることで、摩擦係数の低減とロール使用時の抵抗変化
の抑制、さらには高耐久性とを実現できることを見出し
た。よって、ロール表面のすべりが小さく、かつ均一で
あるため、トナー離れが良好である上に、長期に渡って
帯電特性に優れ、特に、1成分トナーを感光体潜像する
現像ローラに好適なゴムロールを得ることができる。
仕上げ、表面粗さRmaxを2.0μm〜15.0μm
としているため、ゴムの弾性を維持しつつ良好な表面精
度を得ることができ均一なトナーの受け渡しが可能とな
る上に、均一な酸化被膜を形成することができる。な
お、好ましい範囲は4.0μm〜10.0μmである。
ロール抵抗をR50とし、酸化被膜形成後の印加電圧5
0Vにおけるロール抵抗をR50aとしたとき、log
R50a−logR50=0.2〜1.5としているの
は、0.2より小さいと低摩擦係数を実現しにくく耐久
性も向上しいくいためである。一方、1.5より大きい
とロール使用時の抵抗変化が大きくなり、良好な帯電特
性が得られないためである。また、安定して電圧を負荷
することができる50Vという低電圧時のロール抵抗を
指標値としているため、酸化被膜形成による微小な抵抗
上昇を精度良く捉えることができる。なお、好ましい範
囲は0.6〜1.2である。
びオゾン照射により形成されてなることが好ましい。特
に、紫外線照射を行う場合には、ゴム層の表面と紫外線
ランプとの距離やゴムの種類等により異なるが、波長が
100nm〜400nmの紫外線を3分〜30分間照射
することが好ましい。
て、エピクロルヒドリンゴムを全ゴム成分に対して20
重量%〜100重量%の割合で配合すると共に、該エピ
クロルヒドリンゴムの重量に対して受酸剤を0.5重量
%以上5.0重量%以下の割合で配合している。
ゴムを全ゴム成分に対して20重量%〜100重量%の
割合で配合することにより、良好な酸化被膜を形成する
ことができる。エピクロルヒドリンゴムを他のゴムと混
合する場合には、特にクロロプレンゴム(CR)、アク
リロニトリルブタジエンゴム(NBR)と混合するのが
好ましい。
し、受酸剤を0.5重量%以上5.0重量%以下の割合
で配合しているのは、0.5重量%よりも少ないと、エ
ピクロルヒドリンの加硫反応時に発生する塩化水素によ
る加硫阻害および感光体汚染を防止する効果が生じない
ためである。一方、5.0重量%よりも多いと、硬度が
上がるという問題があるためである。好ましくは1.0
重量%以上4.5重量%以下である。
にハイドロタルサイト類が好ましい。その他、受酸剤と
しては、酸受容体として作用する種々の物質を用いるこ
とができる。
のエピクロルヒドリン系重合体が挙げられる。例えば、
エピクロルヒドリン(EP)単独重合ゴム、エピクロル
ヒドリン−エチレンオキサイド(EO)共重合体、エピ
クロルヒドリン−プロピレンオキサイド(PO)共重合
体、エピクロルヒドリン−アリルグリシジルエーテル
(AGE)共重合体、エピクロルヒドリン−エチレンオ
キサイド−アリルグリシジルエーテル共重合体、エピク
ロルヒドリン−プロピレンオキサイド−アリルグリシジ
ルエーテル共重合体、エピクロルヒドリン−エチレンオ
キサイド−プロピレンオキサイド−アリルグリシジルエ
ーテル共重合体等が挙げられる。
が好ましく、上記エピクロルヒドリンゴム、クロロプレ
ンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(N
BR)以外にも、エピハロヒドリンゴム、ブタジエンゴ
ム(BR)、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム(I
IR)、フッ素ゴム、イソプレンゴム(IR)、ウレタ
ンゴム(U)、シリコーンゴム(Si)、アクリルゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPD
M)等のゴム単体及びこれらのブレンド物を用いること
ができる。その他の各種ゴム、不飽和ゴム、熱可塑性ゴ
ム等の種々のエラストマー材料を用いることができる。
るロール抵抗値が104Ω〜108Ω、好ましくは10
4Ω〜107Ωであるのが良い。上記範囲としているの
は、電気抵抗が上記範囲より小さいと電流が流れすぎ、
画像不良が発生しやすいためである。一方、上記範囲よ
り大きいとトナー供給等の効率が低下し実用に適しにく
いためである。
に対して、可塑成分を5重量部以下の割合で配合してい
るのが好ましい。これにより、良好な酸化被膜を形成す
ることができる。可塑成分が5重量部より大きいと酸化
被膜を形成する際にブリードが生じたり、プリンターに
装着した際や運転した際に感光体を汚染しやすくなるた
めである。上記可塑成分としては、加工助剤として用い
られるステアリン酸等の脂肪酸、ジブチルフタレート
(DBP)やジオクチルフタレート(DOP)、トリク
レジルフォスフェート等の各種可塑剤、第4級アンモニ
ウム塩等のイオン導電剤等が挙げられる。
できるため、粉末硫黄が好ましい。また、硫黄、有機含
硫黄化合物の他、過酸化物なども使用可能である。有機
含硫黄化合物としては、例えば、テトラメチルチウラム
ジスルフィド、N,N−ジチオビスモルホリンなどが挙
げられる。過酸化物としてはベンゾイルペルオキシド等
を挙げることができる。加硫剤の添加量は、ゴム成分1
00重量部に対して、0.5重量部以上5重量部以下、
好ましくは1重量部以上3重量部以下が良い。
のが好ましい。特に、エピクロルヒドリンゴムを硫黄と
チオウレア類で加硫すると、圧縮永久ひずみが15%以
下となり耐久性が良好となる上に、研磨加工時の精度確
保を容易にすることができ、さらには紫外線による酸化
被膜形成効果も高めることができる。その他、トリアジ
ン誘導体等を用いることもできる。
対して、チオウレア類を0.2重量部以上3重量部以
下、好ましくは1重量部以上2重量部以下の割合で配合
するのが良い。上記チオウレア類としては、テトラメチ
ルチオウレア、トリメチルチオウレア、エチレンチオウ
レア、及び(CnH2n+1NH)2C=S (n=1
〜10の整数)で示されるチオウレア等よりなる群から
選択される1種又は複数種のチオウレアを用いることが
できる。
囲で、ゴム層の劣化防止のために、各種老化防止剤を配
合することもできる。さらに、機械的強度を向上させる
ために、必要に応じてシリカ、カーボンブラック、クレ
ー、タルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等の充填剤
を配合しても良い。充填剤はゴム組成物中、30重量%
以下とするのが好ましい。充填剤の比率が上記範囲を越
えると、ゴムの柔軟性が低下してしまうことがあるから
である。
のゴム層の肉厚は0.5mm〜10mm、好ましくは2
mm〜6mmであるのが好ましい。これは、肉厚が2m
mより小さいと適当なニップを得にくいためであり、1
0mmより大きいと部材が大きすぎて小型軽量化を図り
にくいためである。なお、ローラの外径寸法の精度であ
る振れ精度は100μm以下、さらには50μm以下が
好ましい。
し、最外層となるゴム層以外に、ローラの抵抗調整や、
表面保護等のために2層、3層等の複層構造としても良
く、要求性能に応じて各層の配合、最外層以外の積層順
序、積層厚み等を適宜設定することができる。本発明の
ゴムロールは、現像ローラ以外にも、プリンタ、複写機
等で使用される帯電ローラ、転写ローラ等の導電性ロー
ラとして用いることもできる。
参照して説明する。図1に示すように、ゴムロール1は
円筒形状であり、その中空部に円筒形状の芯金(シャフ
ト)2を圧入し、両者を接着剤で接合して取り付けてい
る。ゴムロール1は、芯金の外周側に配置され、ゴム層
1層のみからなる構成としている。
リンゴム(エチレンオキサイド(EO)/エピクロルヒ
ドリン(EP)/アリルグリシジルエーテル(AGE)
の共重合比率が56モル%/40モル%/4モル%)7
5重量部、NBRを25重量部用いている。また、エピ
クロルヒドリンゴムの重量に対して受酸剤であるハイド
ロタルサイト類を3重量部配合している。
剤(エチレンチオウレア)、カーボン、炭酸カルシウム
を配合しゴム組成物を得ている。このゴム組成物を混練
した後、押出機で円筒状に押出して予備成形し、これを
所定寸法に裁断して予備成形体を得ている。この予備成
形体を加硫缶に投入し、ゴム成分が架橋する温度で加硫
している。加硫後、芯金を円筒内に装着しロールを得て
いる。
ール表面粗さRmaxが7.1μmとなるように鏡面仕
上げを行い、水洗いをした後に、紫外線照射機により紫
外線(184.9nm)を照射し酸化被膜を形成してい
る。90度毎に5分間、紫外線を照射し、4回回転させ
てローラ全周に酸化被膜を形成させている。
ロール抵抗R50は106.4Ωであり、酸化被膜形成
後の印加電圧50Vにおけるロール抵抗R50aは10
7. 2Ωであり、logR50a−logR50=0.
8としている。また、酸化被膜形成後の印加電圧500
Vにおけるロール抵抗値が106.3Ωとしている。
鏡面状とした平滑な表面を有するゴムロールにおいて、
所定の抵抗上昇が得られるようにその表面に酸化被膜を
形成することで、摩擦係数の低減とロール使用時の抵抗
変化の抑制、さらには高耐久性とを実現している。よっ
て、ロール表面のすべりが小さく、かつ均一であるた
め、トナー離れが良好である上に、長期に渡って帯電特
性に優れ、特に、1成分トナーを感光体潜像する現像ロ
ーラに好適である。
例について詳述する。実施例および比較例について、各
々下記の表1、2及び下記に記載の配合からなる材料
に、必要に応じてステアリン酸、第4級アンモニウム塩
等の可塑成分を適量加えて、バンバリーミキサで混練り
後、押出機にて外径φ22mm、内径φ9.5mmのチ
ューブ状に押し出し加工を施し、加硫用のシャフトに装
着し、加硫缶にて160℃で1時間加硫を行い、導電性
接着剤を塗布したφ10mmのシャフトに装着して16
0℃のオーブン内で接着した。その後、端部を成型し、
円筒研磨機でトラバース研磨、仕上げ研磨として鏡面研
磨を施し、φ20mm(公差0.05)で各々所定の表
面粗さに仕上げた。ロール表面を水洗いした後、後述す
る方法により50Vの電圧を印加しロール抵抗R50を
測定した。
じて紫外線照射機(セン特殊光源(株)製、PL21−
200)で各々所定時間紫外線(184.9nm)を照
射し、最表層を仕上げた。90度毎に所定の照射時間、
紫外線を照射し、ローラを4回回転させてローラ全周
(360度)に酸化被膜を形成させた。表中の照射時間
は一面当たり(90度範囲)の時間を指す。酸化被膜形
成後に、後述する方法により50Vの電圧印加時のロー
ル抵抗R50a、及び500Vの電圧印加時のロール抵
抗を測定した
O) エピクロマーCG102(エチレンオキサイド
(EO)/エピクロルヒドリン(EP)/アリルグリシ
ジルエーテル(AGE)の共重合比率が56モル%/4
0モル%/4モル%) 日本ゼオン(株)製:CR ネオプレンWRT 日本ゼオン(株)製:NBR ニッポール401LL ・加硫剤 粉末硫黄:硫黄 ゴム成分に対して1.0重量部 加硫促進剤:川口化学製、アクセル22−S エチレン
チオウレア ゴム成分に対して0.5重量部 ・その他 受酸剤:ハイドロタルサイト(DHT−4A−2)、
(エピクロルヒドリンゴム(GECO)に対して3重量
%の割合で配合) カーボン:ゴム成分に対して2重量部 炭酸カルシウム:ゴム成分に対して20重量部
施例7は、ゴム成分として、エピクロルヒドリンゴムを
20重量部〜100重量部の範囲で用いた。実施例1、
4、6では、他のゴム成分としてCRとNBRを混合し
た。エピクロルヒドリンゴムに対して3重量%のハイド
ロタルサイトを配合した。表1の条件で酸化被膜を形成
し、各々、logR50a−logR50の値を0.2
〜1.5の範囲に調整した。また、ロールの表面粗さを
2.0μm〜15.0μmの範囲に設定した。
に、各々、logR50a−logR50の値を調整
し、ロールの表面粗さも設定した。
例のゴムロールについて、下記の特性測定を行った。そ
の結果を上記表1、2の下欄に示す。
に、芯金2を通した導電性ローラ1をアルミドラム3上
に当接搭載し、電源4の+側に接続した内部抵抗r(1
00Ω)の導線の先端をアルミドラム3の一端面に接続
すると共に電源4の一側に接続した導線の先端導電性ロ
ーラ1の他端面に接続して測定した。上記電線の内部抵
抗rにかかる電圧を検出し、検出電圧Vとした。この装
置において、印加電圧をEとすると、ロール抵抗RはR
=r×E/(V−r)となるが、今回−rの項は微少と
みなし、R=r×E/Vとした。芯金2の両端に500
gずつの荷重Fをかけ、30rpmで回転させた状態
で、印加電圧Eを上記所定の電圧(50V、500V)
とした時の検出電圧Vを4秒間で100個測定し、上式
によりRを算出した。なお、上記測定は、温度23℃、
相対湿度55%の恒温恒湿条件下で行った。
一性、経時安定性(耐久性)を調査するため、市販のレ
ーザープリンタ(ブラザー工業製:HL1440)に実
施例及び比較例の各ゴムロールを装着して画像を確認す
ることで性能評価を行った。画像評価(初期画像)は、
ハーフトーン画像(初期画像)を印刷した際の濃淡ムラ
とした。「◎」極めて良好、「○」良好、「△」ムラが
目立つ、「×」ムラが大として評価した。耐久評価(3
000枚印刷)はトナーボックスが完全に空にならない
ように表示の半数である3000枚印刷により初期画像
との差を比較して評価した。「◎」変化なし、「○」ほ
とんど変化なし、「△」変化が大きい、「×」変化が非
常に大きいとして評価した。
ールはlogR50a−logR50の値が規定範囲内
である上に、ロール表面粗さも規定範囲内であるため、
印刷試験の結果に問題がなく、いずれも実機としての使
用上、問題のないことが確認できた。
gR50a−logR50の値が0.1と非常に小さい
値であるため、印刷試験の結果が悪かった。特に耐久性
が悪かった。比較例2はlogR50a−logR50
の値が0であるため、印刷試験の結果が悪かった。
の値が1.6と大きいため印刷試験の結果が悪かった。
また、異臭が発生し、ゴムも劣化した。比較例4は表面
粗さが15.8μmと大きいため印刷試験の結果が悪か
った。
によれば、最外層であるゴム層表面が鏡面状に仕上げら
れたゴムロールにおいて、ゴム層の表面に酸化被膜を形
成させ、酸化被膜を形成しない状態でのロール抵抗値に
対し所定の抵抗上昇を得ることで、摩擦係数の低減とロ
ール使用時の抵抗変化の抑制、さらには高耐久性とを実
現することができる。よって、ロール表面のすべりが小
さく、かつ均一であるため、トナー離れが良好である上
に、長期に渡って帯電特性に優れ、特に、1成分トナー
を感光体潜像する現像ローラに好適である。
ために、トナー離れが良く、画像ムラのない良好な画像
を得ることができる。また、粒径が小さいトナー、均一
な形状の重合トナー等を用いた場合にも、良好な画像を
得ることができる。よって、プリンターの高速化、コン
パクト化、高画質化への対応を可能としている。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 芯金とその外周側に1層以上の層とを有
し、その最外層がゴム層であるゴムロールであって、 上記最外層であるゴム層の表面の表面粗さRmaxが
2.0μm〜15.0μmであると共に、 上記ゴム層の表層には酸化被膜が形成され、酸化被膜形
成前の印加電圧50Vにおけるロール抵抗をR50と
し、酸化被膜形成後の印加電圧50Vにおけるロール抵
抗をR50aとしたとき、logR50a−logR5
0=0.2〜1.5であることを特徴とするゴムロー
ル。 - 【請求項2】 上記酸化被膜は、紫外線照射あるいは/
及びオゾン照射により形成されてなる請求項1に記載の
ゴムロール。 - 【請求項3】 上記最外層であるゴム層のゴム成分とし
て、エピクロルヒドリンゴムを全ゴム成分に対して20
重量%〜100重量%の割合で配合すると共に、該エピ
クロルヒドリンゴムの重量に対して受酸剤を0.5重量
%以上5.0重量%以下の割合で配合してなる請求項1
または請求項2に記載のゴムロール。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002152505A JP4034595B2 (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | ゴムロール |
CNB031104878A CN1293433C (zh) | 2002-05-27 | 2003-04-15 | 橡胶辊筒 |
KR10-2003-0033385A KR100508308B1 (ko) | 2002-05-27 | 2003-05-26 | 고무 로울 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002152505A JP4034595B2 (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | ゴムロール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003345088A true JP2003345088A (ja) | 2003-12-03 |
JP4034595B2 JP4034595B2 (ja) | 2008-01-16 |
Family
ID=29769824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002152505A Expired - Fee Related JP4034595B2 (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | ゴムロール |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4034595B2 (ja) |
KR (1) | KR100508308B1 (ja) |
CN (1) | CN1293433C (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005258402A (ja) * | 2004-02-12 | 2005-09-22 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 導電性ゴム部材 |
JP2006099036A (ja) * | 2003-12-24 | 2006-04-13 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 電子写真用の半導電性ゴム部材 |
JP2006145636A (ja) * | 2004-11-16 | 2006-06-08 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 導電性ロール |
US8670700B2 (en) | 2011-10-06 | 2014-03-11 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Developing roller for electrophotographic image forming |
JP2018106002A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | シンジーテック株式会社 | 帯電ロール |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2467674A1 (en) | 2000-11-17 | 2002-05-23 | Deep Video Imaging Limited | Altering surface of display screen from matt to optically smooth |
NZ511255A (en) | 2001-04-20 | 2003-12-19 | Deep Video Imaging Ltd | Multi-focal plane display having an optical retarder and a diffuser interposed between its screens |
NZ514500A (en) | 2001-10-11 | 2004-06-25 | Deep Video Imaging Ltd | A multiplane visual display unit with a transparent emissive layer disposed between two display planes |
US7742239B2 (en) | 2002-03-17 | 2010-06-22 | Puredepth Limited | Method to control point spread function of an image |
NZ521505A (en) | 2002-09-20 | 2005-05-27 | Deep Video Imaging Ltd | Multi-view display |
KR20100067085A (ko) | 2007-08-22 | 2010-06-18 | 푸에뎁스 리미티드 | 멀티 컴포넌트 디스플레이용 인터스티셜 확산기의 위치 결정 |
JP4499148B2 (ja) * | 2007-11-27 | 2010-07-07 | 住友ゴム工業株式会社 | インキ被膜用平坦化ローラ |
JP5892894B2 (ja) * | 2012-08-07 | 2016-03-23 | 株式会社神戸製鋼所 | ゴム材料と接触する部材 |
JP6555526B2 (ja) * | 2015-10-13 | 2019-08-07 | 住友ゴム工業株式会社 | 半導電性ローラ |
KR20180120241A (ko) * | 2016-04-28 | 2018-11-05 | 가부시키가이샤 슈호 | 인쇄용 블랭킷, 인쇄용 블랭킷의 제조 방법 및 인쇄용 블랭킷을 사용한 인쇄 방법 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5457576A (en) * | 1977-10-17 | 1979-05-09 | Hayakawa Rubber | Property modifing method of vulcanized rubber product surface |
JP3346970B2 (ja) * | 1994-11-22 | 2002-11-18 | 日本ゼオン株式会社 | ゴムロール、ゴム組成物、及び画像形成装置 |
JP3726862B2 (ja) * | 1998-03-19 | 2005-12-14 | 日本ゼオン株式会社 | 半導電性ゴムロールおよび画像形成装置 |
JPH11305572A (ja) * | 1998-04-20 | 1999-11-05 | Oki Data Corp | 転写ローラ |
-
2002
- 2002-05-27 JP JP2002152505A patent/JP4034595B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-04-15 CN CNB031104878A patent/CN1293433C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2003-05-26 KR KR10-2003-0033385A patent/KR100508308B1/ko active IP Right Grant
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006099036A (ja) * | 2003-12-24 | 2006-04-13 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 電子写真用の半導電性ゴム部材 |
JP2005258402A (ja) * | 2004-02-12 | 2005-09-22 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 導電性ゴム部材 |
JP2006145636A (ja) * | 2004-11-16 | 2006-06-08 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 導電性ロール |
US8670700B2 (en) | 2011-10-06 | 2014-03-11 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Developing roller for electrophotographic image forming |
JP2018106002A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | シンジーテック株式会社 | 帯電ロール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100508308B1 (ko) | 2005-08-17 |
CN1293433C (zh) | 2007-01-03 |
KR20040021515A (ko) | 2004-03-10 |
CN1461979A (zh) | 2003-12-17 |
JP4034595B2 (ja) | 2008-01-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100586441B1 (ko) | 도전성 고무 롤러 | |
US7406277B2 (en) | Semiconductive rubber member | |
JP2003345088A (ja) | ゴムロール | |
JP2011257723A (ja) | 半導電性ローラおよびそれを用いた帯電ローラ | |
JP2006343723A (ja) | 導電性ゴムローラ | |
US20050180790A1 (en) | Conductive rubber member | |
JP5160728B2 (ja) | 電子写真用の半導電性ゴム部材 | |
US8670700B2 (en) | Developing roller for electrophotographic image forming | |
JP2006145636A (ja) | 導電性ロール | |
JP5121310B2 (ja) | 導電性ローラ、その製造方法、電子写真装置及びプロセスカートリッジ | |
JP4034764B2 (ja) | 導電性ゴムローラ | |
US9703225B2 (en) | Semiconductive roller | |
JP2007328025A (ja) | 導電性ゴムローラ並びにこれを有するプロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2002132020A (ja) | 導電性ローラ用ゴム組成物 | |
JP4227499B2 (ja) | 弾性部材、弾性部材の製造方法及び量産方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP4477192B2 (ja) | 導電性部材 | |
JP2002173594A (ja) | 導電性ゴム組成物及び導電性ローラ | |
JP4955207B2 (ja) | 導電性ゴム部材 | |
JP5160726B2 (ja) | 導電性ゴムローラ | |
JP2003270885A (ja) | 導電性ロール | |
JP5230186B2 (ja) | 弾性部材及びその製造方法 | |
CN110597039B (zh) | 显影辊 | |
JP2008122781A (ja) | 導電性ローラ | |
JP5164326B2 (ja) | ゴム組成物、これを用いた導電性部材、及び導電性ローラーの製造方法 | |
JP2010113131A (ja) | 導電性ゴムローラ及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050401 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070703 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070717 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070918 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070918 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071023 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071025 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4034595 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |