JP2003344889A - 振れ補正装置およびこれを備えた光学機器 - Google Patents

振れ補正装置およびこれを備えた光学機器

Info

Publication number
JP2003344889A
JP2003344889A JP2002157503A JP2002157503A JP2003344889A JP 2003344889 A JP2003344889 A JP 2003344889A JP 2002157503 A JP2002157503 A JP 2002157503A JP 2002157503 A JP2002157503 A JP 2002157503A JP 2003344889 A JP2003344889 A JP 2003344889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shake
shake correction
elastic
correcting
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002157503A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4174240B2 (ja
Inventor
Shigeki Sato
佐藤  茂樹
Takashi Suzuki
隆司 鈴木
Masaaki Ishikawa
石川  正哲
Atsushi Koyama
小山  敦史
Toru Kawai
河合  徹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002157503A priority Critical patent/JP4174240B2/ja
Publication of JP2003344889A publication Critical patent/JP2003344889A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4174240B2 publication Critical patent/JP4174240B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振れ補正装置に入力される振動によって発生
する共振による像への悪影響を抑制し、かつコンパクト
な構成で、消費電力を最小限に抑えた振れ補正装置およ
びこれを備えた光学機器を提供する。 【解決手段】 像振れを補正するためのレンズL1を有
する支持枠1と、この支持枠1を光軸と直交する平面上
で変位可能に支持する弾性手段としての圧縮コイルバネ
と、支持枠1を像振れ補正可能な位置に変位させるため
に、弾性手段に抗する駆動力を発生させる駆動手段とを
有する振れ補正装置であって、支持枠1の光軸と直交す
る平面方向における固有振動数が、振れ補正の方向によ
って異なる構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振れ補正装置に生
じる振動を検出して、像振れ補正を行なう振れ補正装置
およびこれを備えた光学機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在のカメラは、露出決定やピント合わ
せ等の撮影にとって重要な作業はすべて自動化されてき
ており、カメラ操作に未熟な人でも撮影の失敗を起こす
可能性は非常に少なくなっている。
【0003】また最近では、カメラに加わる手振れによ
る像振れを補正するシステムも研究されており、撮影者
の撮影失敗を誘発する要因はほとんど無くなってきてい
る。
【0004】ここで、手振れによる像振れを補正するシ
ステムについて簡単に説明する。
【0005】撮影時のカメラの手振れは、周波数として
通常1Hz乃至12Hzの振動であるが、シャッタのレ
リーズ時点においてこのような手振れを起こしていても
像振れの無い写真を撮影可能とするためには、基本的な
考えとして上記手振れによるカメラの振動を検出し、そ
の検出値に応じて補正レンズを変位させなければならな
い。従って、手振れが生じても像振れを生じない写真を
撮影可能とするためには、第1にカメラの振動を正確に
検出すること、第2にカメラの振動による光軸変化を補
正レンズを変位させて補正することが必要となる。
【0006】この振動(カメラ振れ)の検出は、原理的
にいえば、加速度,速度等を検出する振動検出回路と、
この振動検出回路の出力信号を電気的あるいは機械的に
積分して変位を出力するカメラ振れ検出手段とをカメラ
に搭載することによって行なうことができる。そして、
これらの検出情報に基づいて補正レンズを変位させ撮影
光軸を変化させるべく搭載された振れ補正装置内の振れ
補正手段を制御することにより、像振れ補正が可能とな
る。
【0007】ここで、振れ検出手段を用いた防振システ
ムについて、図8を用いてその概要を説明する。図8の
例は、図示矢印81方向のカメラ縦ブレ(ピッチ方向)
81pおよびカメラ横ブレ(ヨー方向)81yに由来す
る像ブレを抑制するシステムの図である。
【0008】同図中82はレンズ鏡筒、83p,83y
は各々カメラ縦ブレ振動、カメラ横ブレ振動を検出する
振れ検出手段で、それぞれの振れ検出方向を84p,8
4yで示してある。85は振れ補正手段(87p,87
yは各々振れ補正手段85に推力を与えるコイル、86
p,86yは振れ補正手段85の位置を検出する検出素
子)であり、この振れ補正手段85は位置制御ループを
設けており、振れ検出手段83p,83yの出力を目標
値として駆動され、像面88での安定を確保している。
【0009】また、衝撃吸収等のために弾性手段により
振れ補正手段を支持した振れ補正装置も提案されてい
る。この場合振れ補正装置の取り付け方向や、駆動手段
の制御上から駆動手段に対し弾性手段の発生させる抗力
は同一になるように設定し、ピッチ、ヨーの駆動手段が
ある場合はピッチ、ヨーで差が出ないよう45°の傾き
をもって振れ補正手段を支持したり或いは全方向で均一
になるよう均等3方向または均等4方向に同一の弾性手
段を配置して支持していた。一方、弾性手段で支持しそ
の弾性力に抗する力で制御することで振れ補正手段の位
置検知手段を廃止し、かつ振れ補正手段の固有振動数に
よる不具合解消の方法について本出願人は特開平8―1
84870等を提案している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8で
説明した振れ補正装置(補正手段およびその駆動制御系
より成る)は、補正手段の位置を検出する手段を有し、
その出力で補正手段を駆動制御しているため、精度良い
振れ補正駆動を行なえるメリットは有るが、位置を検出
するための手段として位置検出素子86p,86yが必
要であり、また、位置検出のための電力(検出素子86
p,86yの駆動および制御回路駆動用)も必要である
という問題があり、更にコンパクトで省電力の補正手段
が望まれていた。
【0011】また、特開平8―184870では、上記
課題を解決するために弾性手段を用いて支持し、その弾
性手段に抗する駆動力を電気的に供給することで振れ補
正手段の位置検知を廃止できているが、弾性手段で支持
しているために生じる固有振動数を電気的にローパスフ
ィルタや制御方法を変え対策としている。この構成は、
振動検知手段に固有振動数と同じ周波数が入力された場
合には有効であるが、振れ補正装置自体に固有振動数と
同じ周波数の振動が入力された場合は共振現象による像
の劣化を補正しきれないという問題があった。(発明の
目的)本発明の第1の目的は、振れ補正装置に入力され
る振動によって発生する共振を振れ補正の方向によって
周波数を変えることで、得られる像への悪影響を少なく
し、かつコンパクトな構成で、消費電力を最小限に抑え
た振れ補正装置の提供である。
【0012】本発明の第2の目的は、振れ補正装置の駆
動手段の駆動方向と振れ補正手段の固有振動数の異なる
方向を合わせることで更なるコンパクト化を図った、制
御性の良い振れ補正装置の提供である。
【0013】本発明の第3の目的は、振れ補正手段の位
置検知を廃止したコンパクトな振れ補正装置においても
振れ補正装置に入力される振動によって発生する共振を
振れ補正の方向によって周波数を変えることで、得られ
る像への悪影響を少なくし、かつコンパクトな構成で、
消費電力を最小限に抑えた振れ補正装置の提供である。
【0014】本発明の第4の目的は、振れ補正装置の駆
動手段の駆動方向と振れ補正手段の固有振動数の異なる
方向を合わせることで更なるコンパクト化を図った、制
御性の良い振れ補正装置の提供である。
【0015】本発明の第5の目的は、弾性手段をバネと
したことで弾性力と変位の関係を正確に求められ位置制
御の向上を達成することのできる振れ補正装置の提供で
ある。
【0016】本発明の第6の目的は、振れ補正手段の固
有振動数を水平方向と垂直方向で異ならせ、共振の発生
を押さえやすくし、制御性の安定化を達成することので
きる振れ補正装置の提供である。
【0017】本発明の第7の目的は、光学機器自体が発
する振動の周波数と方向に起因した振れ補正手段の共振
を防ぎ、得られる像への悪影響を少なくし、かつコンパ
クトな構成で、消費電力を最小限に抑えた振れ補正装置
を備えた光学機器の提供である。
【0018】本発明の第8の目的は、光学機器であるカ
メラのクイックリターンミラーの駆動によって振れ補正
手段が共振することの無い振れ補正装置を備えた光学機
器の提供である。
【0019】本発明の第9の目的は、光学機器のシャッ
タ駆動によって生じる振動によって振れ補正手段が共振
することの無い振れ補正装置を備えた光学機器の提供で
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本出願に係る第1の発明は、像振れを補正す
るための光学系を有する振れ補正手段と、この振れ補正
手段を光軸と直交する平面上で変位可能に支持する弾性
手段と、前記振れ補正手段を像振れ補正可能な位置に変
位させるために、前記弾性手段に抗する駆動力を発生さ
せる駆動手段とを有する振れ補正装置であって、前記振
れ補正手段の前記平面方向における固有振動数が、振れ
補正の方向によって異なる構成としている。
【0021】上記第2の目的を達成するために、本出願
に係る第2の発明は、前記振れ補正装置の駆動手段を、
水平方向および垂直方向の2方向に対応する2つの駆動
手段を有し、前記振れ補正手段の固有振動数は、水平方
向と垂直方向で異なる構成としている。
【0022】上記第3の目的を達成するために、本出願
に係る第3の発明は、像振れを補正するための光学系を
有する振れ補正手段と、この振れ補正手段を光軸と直交
する平面上で変位可能に支持する弾性手段と、この弾性
手段の弾性力に抗する駆動力を与える駆動手段と、前記
振れ補正手段を像振れ補正可能な位置に変位させるため
に、前記弾性手段の弾性力に釣り合う駆動目標値を前記
駆動手段に入力させる制御手段とを設けた振れ補正装置
であって、前記振れ補正手段の前記平面方向における固
有振動数が、振れ補正の方向によって異なる構成として
いる。
【0023】上記第4の目的を達成するために、本出願
に係る第4の発明は、前記振れ補正装置の駆動手段を、
水平方向および垂直方向の2方向に対応する2つの駆動
手段を有し、前記振れ補正手段の固有振動数は、水平方
向と垂直方向で異なる構成としている。
【0024】上記第5の目的を達成するために、本出願
に係る第5の発明は、前記弾性手段を、複数のバネで構
成し、この複数のバネの前記振れ補正手段における合成
バネ定数が水平方向と垂直方向で異なる構成としてい
る。
【0025】上記第6の目的を達成するために、本出願
に係る第6の発明は、前記合成バネ定数を水平方向より
も垂直方向の方が1.5倍以上大きい構成としている。
【0026】上記第7の目的を達成するために、本出願
に係る第7の発明は、像振れを補正するための光学系を
有する振れ補正手段と、この振れ補正手段を光軸と直交
する平面上で変位可能に支持する弾性手段と、この弾性
手段の弾性力に抗する駆動力を与える駆動手段と、前記
振れ補正手段を像振れ補正可能な位置に変位させるため
に、前記弾性手段の弾性力に釣り合う駆動目標値を前記
駆動手段に入力させる制御手段とを設けた振れ補正装置
を有する光学機器であって、該光学機器が発する固有の
振動の方向と同方向の該振れ補正手段の固有振動数は、
この光学機器が発する固有の振動の周波数とは異なる構
成としている。
【0027】上記第8の目的を達成するために、本出願
に係る第9の発明は、前記光学機器が発する固有の振動
は、光学機器に備えられたシャッタ駆動によって生じる
振動である構成としている。
【0028】上記第9の目的を達成するために、本出願
に係る第8の発明は、前記光学機器が発する固有の振動
は、光学機器に備えられたシャッタ駆動によって生じる
振動である構成としている。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0030】図1は本発明の実施形態である振れ補正装
置の分解斜視図。図2は振れ補正装置の裏面図。図3は
断面図と制御系を表した図であり、同一の機能を持つ部
分は同一符号を付し、その説明は省略する。
【0031】まず図1を基にしながら本実施形態を説明
していく。1は支持枠であり不図示の貼り合わせレンズ
L1が内周に嵌合し、加締めによって支持枠1と一体的
に固定され、振れ補正手段として機能する。支持枠1は
地板2に対して光軸に直交な面を2次元方向に移動する
ことにより振れ補正を行なっている。地板2には3方向
に光軸直交の同一面上に摺動カム2aが設けられてい
る。5は金属の摺動ピンであり、摺動カム2aを介して
支持枠1に設けられている3箇所の穴1aに圧入される
ことで支持枠1と一体化し、支持枠1は地板2に対し摺
動ピン5と摺動カム2aで結合し、光軸方向に位置規制
されているが、光軸直交面上のすべての方向に移動でき
る。なお、摺動ピン5と摺動カム2aのガタについて
は、摺動ピン5の太さを調節することで可能である。
【0032】また、この摺動カム2aは、振れ補正装置
の外形が一段小さい径となっている3箇所の凹部2bの
内側に形成され、この凹部に他の部材等を配置し振れ補
正装置の前後を繋いだりすることができる。また摺動カ
ム2aの摺動面には凹部が設けられ内部に粘性油12が
満たされ摺動にダンピングを与えている。(図3参照)
2cは本振れ補正装置を支持するための穴であり、外周
上に3箇所設けられている。この穴に他の部材、例えば
コロ10等を挿入しビス11で締め付け固定することで
よって、振れ補正装置を光学機器内に支持することがで
きる。また、前述したが摺動ピンの太さを換えることで
ガタ補正した場合、振れ補正手段である支持枠1自体が
光軸に対し倒れてしまう場合があるが上記3つの固定用
のコロ10の内、1つ乃至2つを偏心コロにしておけ
ば、偏心コロを回転するだけで振れ補正装置全体を傾け
ることができ、支持枠1の倒れを補正し実害を少なくで
きる。
【0033】4p、4yは第1マグネットであり3の第
1ヨークにそれぞれ磁気結合により固定されている。7
p、7yは第2マグネットであり8の第2ヨークにそれ
ぞれ磁気結合されている。4p、4yは共に第1ヨーク
に設けられている突起3aに、7p、7yも第2ヨーク
に設けられている同様の突起8a(不図示)によって位
置規制されている。また、マグネットはそれぞれ光軸に
近い側と遠い側で着磁方向が異なっておりマグネットの
中心付近は非着磁領域になっている。(図3参照)これ
は、対向する位置に配置されるコイル6p、6yの巻線
の位置と合わせ駆動力を効率よく発生させるためであ
る。
【0034】また本実施形態においては、4p、7pの
マグネットの磁力は4y、7yよりも大きい。
【0035】地板2への固定は、第1ヨーク3に設けら
れている2箇所の穴3bに地板に設けられている2箇所
の突起2dが入り込むことによって位置が決まり、3箇
所の穴と凹部3cと地板に設けられている3箇所の穴2
eを不図示の3本のビスにて締め付けることで固定され
る。なお、第1ヨークの固定は支持枠に摺動ピンを圧入
前に行なう。 同様に第2ヨーク8でも穴8bと凹部8
cに地板2の2箇所の突起部2fが入り込むことで位置
が決められ、3本の不図示のビスによって穴8dと2g
を締め付け固定される。
【0036】6p、6yはコイルであり、導電部材の巻
線(コイル)部6aと支持枠に固定するための樹脂で形
成された支持部6bによって構成されている。支持枠へ
の固定方法は支持枠1に設けられている腕部1bの上に
前記支持部6bを当接させ、6bに設けられている穴
(不図示)に支持枠1の突起部1cを入り込ませること
で位置を決定し接着することで行なう。
【0037】従って第1ヨーク3、第1マグネット4、
第2マグネット7、第2ヨーク8からなるループ上の閉
磁路内にコイル6の導電部が位置しているため、コイル
6に通電することでコイル6つまり支持枠1、補正レン
ズL1、より成る振れ補正手段がピッチ方向(P)およ
びヨー方向(Y)に駆動され、像振れが補正される。な
お着磁方向については図3を参照されたい。
【0038】なお、ピッチ方向、ヨー方向はそれぞれ垂
直方向、水平方向であるが、これは振れ検知部が光学機
器に係る振れをピッチ成分とヨー成分に分けて検知して
いることと後述する弾性部材による固有振動数の関係と
に由来している。
【0039】また、コイルへの通電方法は不図示の可撓
性回路基板から行なわれ、この可撓性回路基板上には制
御用の素子が実装されており、第2ヨーク8の前側或い
は地板2の後ろ側に固定され他の回路基板との接続のた
めの接続部が伸びている。この接続部の受け部が地板2
に形成されている延出部2hであり、両面テープ等によ
って固定される。
【0040】9は弾性部材である圧縮コイルバネであ
り、ピッチ方向に9pa、9pb、ヨー方向に9ya、
9ybが設けられ、それぞれの端面は光軸側が支持枠に
設けられている平面部1dに当接し、突起部1eがコイ
ルバネの内側に入り込む外れ防止になっている。もう一
方の端も同様に地板2の平面部2iに当接し、突起部2
jがバネの内側に入り込む外れ防止になっている。
【0041】また、バネ定数は9pa,9pb>9y
a,9ybであり、本実施形態においては、それぞれの
方向のバネ定数の合計で、ピッチ方向とヨー方向の差が
2倍異なる設定となっている。この理由に関しては後述
する。
【0042】この様に支持枠1は地板2に対し振れ補正
方向に弾性的に支持されている。また、振れ補正手段の
駆動用コイル6p,6yに入力される電圧(電力)は、
振れ補正のための目標値入力であり、不図示の振動検出
回路からの出力である。ここで、コイルバネ9pa,9
pb,9ya,9ybは線形であり、入力目標値(電
圧)に対するコイル6p,6yの推力の関係も線形であ
るため、上記コイルバネの弾性定数(変位に対する弾性
力)とコイルの推力定数(入力電圧に対する推力)が予
め分かっていれば、入力電圧を調節することで補正手段
に希望の変位値を与えられ、従来の振れ補正装置のよう
に特別な位置検出手段を必要としない。
【0043】また、図1を基に説明してきたが従来の振
れ補正装置と比較して、ロック機構、ローリング対策機
構、位置検知関連の部品が廃止されたシンプルな構成と
なっている。
【0044】なお、バネで支持した補正手段の周波数特
性の概要は、図5(a)のボード線図に示す様に、その
固有振動数f0(バネ定数と補正手段の重さで決まる)
以上の周波数で利得が減衰する。つまり、目標値に対し
て補正手段の駆動量が小さくなってゆく。この固有振動
数f0 は通常の手振れ帯域Aより高くしておき、上記
減衰領域(振れが補正できない領域)が振れ補正帯域と
重ならない様にしておく必要がある。しかしながら、実
際の撮影においてはクイックリターンミラーの振動(以
下ミラー振れと称する)やシャッタ駆動時の振動(以
下、シャッタ振れと称する)等の通常の振れ補正帯域よ
り高周波の振れも存在している。従って、これらミラー
振れやシャッタ振れよりもf0を高くすれば影響は無く
なるが、その場合にはそれだけ駆動に要する電力や磁力
が必要になり装置自体の大型化、電力消費が高くなって
しまう要因になる。
【0045】そこで本発明は、これらミラー振れやシャ
ッタ振れは周波数の帯域が分かっていることの外にその
それらに起因する振動の方向も規則性があることに注目
し、振れ補正手段(支持枠1を含むL1の弾性支持され
ている部分)の振れ補正方向によって固有振動数を異な
らせることで、大型化と消費電力の省エネ化を達成する
ことができた。
【0046】具体的には、図4で説明する。図4は振れ
補正装置を有する光学機器の一種であるカメラシステム
を表している。41の交換レンズ部と45のカメラ部に
分割できそれぞれは52で電気的、機械的に接続されシ
ステムを構成している。交換レンズ部41内には前玉レ
ンズ42があり、ここを通過した光が振れ補正装置A
(構成番号が他の図と同じ物は同一の要素である)が備
え付けられている。また、ピッチ方向、ヨー方向の振動
検出回路43p、43yが制御回路44p、44yを介
して接続され振れ補正を行なう。カメラ部45はクイッ
クリターンミラー46が光軸X上に配置されファインダ
ー系が像を得られるように配置してある。またクイック
リターンミラー46の一部はハーフミラーになっていて
小ミラー47によってAF装置48にて信号を発生でき
るよう像を曲げている。49はシャッタ装置であり、不
図示のレリーズボタンが押されたときはクイックリター
ンミラー46、小ミラー47を光路外に待避させた後、
シャッタが上から下に向かって走ることで像面50に配
置されるフィルムに光が到達し像が得られ、その後4
6、47が元の位置に戻る。51はファインダー系のピ
ント板であり50で得られる像の反転像が結像する。
【0047】以上のように本システムにおいてのクイッ
クリターンミラー駆動およびシャッタ駆動は全てこの図
で言う上下方向(ピッチ方向)であり、実際にレリーズ
時の振動検出回路の信号を見ても43p(ピッチ方向)
の出力信号が特に変動している。また、ミラー振れの原
因であるクイックリターンミラー駆動、シャッタ振れの
原因であるシャッタ駆動はそれぞれ振動方向が同一のピ
ッチ方向であり、周波数は概ね40〜50Hz、120
〜200Hzであることが測定結果により分かった。
【0048】そこで本発明の振れ補正装置では、図中9
pa、9pbの合成バネ定数による固有振動数を上記周
波数帯域からずらすことで制御不能にはならない様に構
成できた。本実施形態においてはピッチ方向の固有振動
数を80Hz付近になるように設定してある。また、全
ての方向の振れ補正方向の固有振動数を同様に異ならせ
るよりも消費電力を抑えることができ、コンパクトなま
まで構成できた。
【0049】一方、振動自体の振れ補正装置への入力は
なくても振動検出回路が検出した場合は、駆動目標値と
して補正手段に入力され、次の様な問題が生ずる。
【0050】図5(a)で示した様に、固有振動数f0
以上では利得が減少するばかりではなく、その位相も遅
れ、目標値入力に対して補正手段駆動の応答遅れも生ず
る。そして、その遅れの量が大きい場合には補正手段の
動きは振れを補正するのではなく、振れを増加させる方
向に動いてしまう。つまり、振れを相殺する様に補正手
段を動かそうとしている(振れの山を補正手段動作の谷
で潰す)にも拘わらず、振れを大きくする様に補正手段
が動いてしまう(振れの山に補正手段動作の山が加わ
る)。そのため、振れ補正を行なわないときよりも振れ
補正を行ったときの方がクリックリターンミラーやシャ
ッタの衝撃による振れが大きくなり、像劣化を生じさせ
ることもある。
【0051】そこで、図5(b)に示すボード線図のフ
ィルタ(固有振動数f0以上の目標値利得を減少させ
る)を目標値出力に接続して、クリックリターンミラー
やシャッタの衝撃による振れは減衰させ、更に振れ補正
手段自身も図5(a)で示した様にこの振れを小さくす
るため、補正手段はクリックリターンミラーやシャッタ
の衝撃による振れに対しては応答しなくなり、上記像劣
化を防ぐことができる。つまりヨー方向についてはこの
制御により固有振動数以上の周波数に関しての対策を行
なっている。
【0052】以上のことを実現するために、図3に示す
様に、振動検出回路からの目標値15p,15yを演算
回路16p,16yに入力し、補正に適した目標値に変
更させる。この演算回路16p,16yは前述した様に
補正手段の変位量(バネ力)に適したコイル電圧を与え
る量に目標値を変更するもので、また、カメラのズーム
やフォーカスに伴う振れ補正量の変更も行なう(一般に
焦点距離が変わると補正手段の変位量に対する像面での
振れ補正量が変化するため、この補正を行なう)。そし
て、その後フィルタ17p,17yにて、図5(a)で
示した特性により目標値に含まれるクイックリターンミ
ラーやシャッタに起因する振れを減衰させる。フィルタ
17p,17yを通過した信号は駆動回路18p,18
yに入力され、ここでコイルへの印加電圧を発生させる
(コイルに入力する電圧に対して十分な電流を与え
る)。
【0053】ここで、駆動回路18p,18y図5
(a)では補正手段の周波数特性の概要を示したが、実
際には図5(c)の様に固有振動数f0 付近では利得
が大きくなっており(共振している)、このため補正手
段の駆動速度が速く、この様な共振現象はこの周波数の
振れが入力された場合、過応答を示し好ましくないた
め、図5(c)に示す一点鎖線の様に修正する必要があ
る。本実施形態においては、図5(c)の固有振動数付
近の持ち上がりを小さくするために、摺動ピン5と摺動
カム2a間に図3に示す様に粘性油12が満たされてお
り、摺動ピン5との摺動にダンピング(制動)を与えて
いる。
【0054】図6はピッチ方向とヨー方向の周波数特性
の違いを示した図である。この図からも、ピッチ方向と
ヨー方向で前記図5(c)でいう山の周波数が異なって
いる。
【0055】また、図5(c)で示している一点鎖線の
線図のように持っていくには更なるダンピングを与える
要素を追加する必要があるが、ダンピングを大きくする
と消費電力上のメリットが少なくなり、また位相遅れも
発生するため、適当な量に設定する必要がある。
【0056】また、振れ補正手段の固有振動数は、振れ
補正手段の質量によって異なるため、固有振動の周波数
の調整は、振れ補正装置が変われば、その弾性支持する
バネ定数も選択し直す必要がある。 (第2実施形態)次に図7で第2実施形態について説明
する。
【0057】本実施形態においては支持枠78を支持し
ている弾性部材のバネ71、72、73、74、75、
76は全て同一であるが図のような配置としたことで第
1実施形態と同様の効果を得ることができた。なお、バ
ネ71、72、73、74、75、76の支持方法は第
1実施形態と同様である。
【0058】以上が本発明の実施形態であるが、本発明
は、これら実施形態の構成に限定されるものではなく、
請求項で示した機能、または実施形態がもつ機能が達成
できる構成であればどのようなものであってもよいこと
は言うまでもない。例えば実施形態においてはミラー振
れ、シャッタ振れはピッチ方向としたが、横走りシャッ
タや他の振動要素が別の方向であればその方向の固有振
動数を異ならせてもいいことは言うまでもない。また、
光学機器はカメラを含むシステムで説明したが、その他
の光学機器や他の装置、更には構成ユニットとしても適
用することができるものである。更に、本発明は、以上
の各実施形態、またはそれらの技術を適当に組み合わせ
た構成にしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本願各発明によれ
ば、弾性支持された振れ補正手段の固有振動数を振れ補
正方向によって異なる構成としたことでミラー振れやシ
ャッタ振れ等の外乱による振動が振れ補正装置に入力さ
れる振動による共振を防ぐことができ、的確な像振れ補
正を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である振れ補正装置の分
解斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態である振れ補正装置の正
面図。
【図3】本発明の第1実施形態である振れ補正装置の断
面図と制御系を表した図。
【図4】本発明の第1実施形態である振れ補正装置を内
蔵した光学機器を含むカメラシステムの概念図。
【図5】本発明の第1実施形態である振れ補正装置の周
波数特性を示した概念図。
【図6】本発明の第1実施形態である振れ補正装置の周
波数特性(ゲイン)を示した図。
【図7】本発明の第2実施形態である振れ補正装置の正
面図。
【図8】振れ補正光学装置のシステム図。
【符号の説明】
1 振れ補正レンズ 2 地板 3 第1ヨーク 4 第1マグネット 5 摺動ピン 6 コイル 7 第2マグネット 8 第2ヨーク 9 圧縮コイルバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 正哲 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小山 敦史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 河合 徹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像振れを補正するための光学系を有する
    振れ補正手段と、前記振れ補正手段を光軸と直交する平
    面上で変位可能に支持する弾性手段と、前記振れ補正手
    段を像振れ補正可能な位置に変位させるために、前記弾
    性手段に抗する駆動力を発生させる駆動手段とを有する
    振れ補正装置であって、 前記振れ補正手段の前記平面方向における固有振動数
    が、振れ補正の方向によって異なることを特徴とする振
    れ補正装置。
  2. 【請求項2】 前記振れ補正装置の駆動手段は、水平方
    向および垂直方向の2方向に対応する2つの駆動手段を
    有し、前記振れ補正手段の固有振動数は、水平方向と垂
    直方向で異なることを特徴とする請求項1に記載の振れ
    補正装置。
  3. 【請求項3】 像振れを補正するための光学系を有する
    振れ補正手段と、前記振れ補正手段を光軸と直交する平
    面上で変位可能に支持する弾性手段と、前記弾性手段の
    弾性力に抗する駆動力を与える駆動手段と、前記振れ補
    正手段を像振れ補正可能な位置に変位させるために、前
    記弾性手段の弾性力に釣り合う駆動目標値を前記駆動手
    段に入力させる制御手段とを設けた振れ補正装置であっ
    て、 前記振れ補正手段の前記平面方向における固有振動数
    が、振れ補正の方向によって異なることを特徴とする振
    れ補正装置。
  4. 【請求項4】 前記振れ補正装置の駆動手段は、水平方
    向および垂直方向の2方向に対応する2つの駆動手段を
    有し、前記振れ補正手段の固有振動数は、水平方向と垂
    直方向で異なることを特徴とする請求項3に記載の振れ
    補正装置。
  5. 【請求項5】 前記弾性手段は、複数のバネで構成さ
    れ、前記複数のバネの前記振れ補正手段における合成バ
    ネ定数が水平方向と垂直方向で異なることを特徴とする
    請求項4に記載の振れ補正装置。
  6. 【請求項6】 前記合成バネ定数は水平方向よりも垂直
    方向の方が2倍以上大きいことを特徴とする請求項5に
    記載の振れ補正装置。
  7. 【請求項7】 像振れを補正するための光学系を有する
    振れ補正手段と、前記振れ補正手段を光軸と直交する平
    面上で変位可能に支持する弾性手段と、前記弾性手段の
    弾性力に抗する駆動力を与える駆動手段と、前記振れ補
    正手段を像振れ補正可能な位置に変位させるために、前
    記弾性手段の弾性力に釣り合う駆動目標値を前記駆動手
    段に入力させる制御手段とを設けた振れ補正装置を有す
    る光学機器であって、 前記光学機器が発する固有の振動の方向と同方向の前記
    振れ補正手段の固有振動数は、前記光学機器が発する固
    有の振動の周波数とは異なることを特徴とする振れ補正
    装置を有する光学機器。
  8. 【請求項8】 前記光学機器が発する固有の振動は、光
    学機器であるカメラのクイックリターンミラーの駆動に
    よって生じる振動であることを特徴とする請求項7に記
    載の振れ補正装置を有する光学機器。
  9. 【請求項9】 前記光学機器が発する固有の振動は、光
    学機器に備えられたシャッタ駆動によって生じる振動で
    あることを特徴とする請求項7に記載の振れ補正装置を
    有する光学機器。
JP2002157503A 2002-05-30 2002-05-30 振れ補正装置およびこれを備えた光学機器 Expired - Fee Related JP4174240B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002157503A JP4174240B2 (ja) 2002-05-30 2002-05-30 振れ補正装置およびこれを備えた光学機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002157503A JP4174240B2 (ja) 2002-05-30 2002-05-30 振れ補正装置およびこれを備えた光学機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003344889A true JP2003344889A (ja) 2003-12-03
JP4174240B2 JP4174240B2 (ja) 2008-10-29

Family

ID=29773338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002157503A Expired - Fee Related JP4174240B2 (ja) 2002-05-30 2002-05-30 振れ補正装置およびこれを備えた光学機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4174240B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7502554B2 (en) 2005-09-15 2009-03-10 Hoya Corporation Anti-shake system
JP2010096858A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Nidec Sankyo Corp 振れ補正機能付き光学ユニット
JP2012113319A (ja) * 2012-02-29 2012-06-14 Canon Inc 像ぶれ補正装置およびそれを備えた光学機器、撮像装置
JP2012237871A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Nikon Corp ブレ補正ユニット、レンズ鏡筒及び光学機器
JP2014002418A (ja) * 2013-09-24 2014-01-09 Canon Inc 像振れ補正装置およびそれを具備する撮像装置
KR20170128611A (ko) * 2015-05-28 2017-11-22 코어포토닉스 리미티드 이중-조리개 디지털 카메라의 광학식 손떨림 방지 및 자동-초점을 위한 양-방향성 강성

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7502554B2 (en) 2005-09-15 2009-03-10 Hoya Corporation Anti-shake system
JP2010096858A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Nidec Sankyo Corp 振れ補正機能付き光学ユニット
JP2012237871A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Nikon Corp ブレ補正ユニット、レンズ鏡筒及び光学機器
JP2012113319A (ja) * 2012-02-29 2012-06-14 Canon Inc 像ぶれ補正装置およびそれを備えた光学機器、撮像装置
JP2014002418A (ja) * 2013-09-24 2014-01-09 Canon Inc 像振れ補正装置およびそれを具備する撮像装置
KR20170128611A (ko) * 2015-05-28 2017-11-22 코어포토닉스 리미티드 이중-조리개 디지털 카메라의 광학식 손떨림 방지 및 자동-초점을 위한 양-방향성 강성
US20180120583A1 (en) * 2015-05-28 2018-05-03 Corephotonics Ltd. Bi-directional stiffness for optical image stabilization in a dual-aperture digital camera
US10036895B2 (en) * 2015-05-28 2018-07-31 Corephotonics Ltd. Bi-directional stiffness for optical image stabilization in a dual-aperture digital camera
KR101911198B1 (ko) * 2015-05-28 2018-10-24 코어포토닉스 리미티드 이중-조리개 디지털 카메라의 광학식 손떨림 방지 및 자동-초점을 위한 양-방향성 강성

Also Published As

Publication number Publication date
JP4174240B2 (ja) 2008-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7742075B2 (en) Lens driving device, image stabilizing unit, and image pickup apparatus
JP3445002B2 (ja) 振れ補正装置
JP2641172B2 (ja) 像ぶれ補正装置
JP2000162660A (ja) 光学装置
US20070146883A1 (en) Optical apparatus
JP2001215543A (ja) 振れ補正装置
JPH0943657A (ja) レンズ鏡筒及びそれを用いた光学機器
JP4956254B2 (ja) 振れ補正装置および撮像装置
JP4174240B2 (ja) 振れ補正装置およびこれを備えた光学機器
JP3720473B2 (ja) 振れ補正装置
JP4669118B2 (ja) 振れ補正装置および光学機器
CN109683345B (zh) 抖动校正装置、镜头镜筒以及摄影装置
JP2000330155A (ja) 像振れ補正装置
JP2009222744A (ja) レンズ鏡筒及びそれを具備した光学機器
JP2014228623A (ja) ブレ補正装置、レンズ鏡筒および撮影装置
JP2925658B2 (ja) 像ぶれ防止装置
JPH10260445A (ja) 振れ補正装置
JP2754872B2 (ja) 像ぶれ防止装置
JP2006267752A (ja) 像振れ補正装置及び光学機器
JP2002182258A (ja) 像振れ補正装置
JPH0961880A (ja) レンズ鏡筒及びそれを用いた光学機器
JP3720474B2 (ja) 振れ補正装置
JP2014228621A (ja) ブレ補正装置および撮影装置
JPH05224283A (ja) 防振機能付ビデオレンズシステム
JP2008292902A (ja) 像振れ補正装置および撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050527

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070403

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080729

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130822

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees