JP2003344575A - 沸騰水型原子炉用羽根付きスペーサ及び燃料集合体 - Google Patents

沸騰水型原子炉用羽根付きスペーサ及び燃料集合体

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JP2003344575A
JP2003344575A JP2002148957A JP2002148957A JP2003344575A JP 2003344575 A JP2003344575 A JP 2003344575A JP 2002148957 A JP2002148957 A JP 2002148957A JP 2002148957 A JP2002148957 A JP 2002148957A JP 2003344575 A JP2003344575 A JP 2003344575A
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Shunpei Kakigi
俊平 柿木
Masahiko Sanbe
昌彦 三部
Yuji Nishino
祐治 西野
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料棒ピッチを小さくし、チャンネルボック
スと最外周燃料棒との間隔を大きくしても、最外周燃料
棒の熱的余裕、即ち、限界出力を改善する混合羽根付き
スペーサを得る。 【解決手段】 格子交点を中心に各格子毎に冷却材の流
れ方向に対し同じ方向に傾斜させて設けた4枚羽根から
構成された混合羽根をスペーサに備え、最外周燃料棒と
第2層燃料棒間の格子交点に配された混合羽根の一部も
しくは全部を、他の格子交点を中心に配された混合羽根
よりも大きくしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は沸騰水型原子炉用燃
料集合体に関し、特に、最外周燃料棒の熱的余裕、即ち
限界出力を改善する混合羽根付きスペーサを具備した沸
騰水型原子炉用燃料集合体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は沸騰水型原子炉炉心及びこれに装
荷される燃料集合体の概要を示す説明図である。a図は
沸騰水型原子炉炉心の構成を示す平面図、b図は該炉心
に装荷される燃料集合体の概要を示す斜視図である。
【0003】a図に示す通り、沸騰水型原子炉(以下、
BWRと記す)炉心41に装荷される燃料集合体42
は、b図に示すように燃料棒Aと水管(ウォータチャン
ネルまたはウォータロッド、図bはウォータチャンネル
で代表)Wとを含む棒状燃料要素を正方配列し、それら
の上下端は端栓を介して上下の支持板(タイプレート)
43,44に装着し、中間高さ位置の複数箇所にはスペ
ーサ45を所定間隔に保持したものが一般的である。
【0004】このような燃料集合体42は、炉心41に
おいては、各燃料棒Aを除熱する冷却水確保のため、ジ
ルカロイ製の角筒状のチャンネルボックス46内に収め
られて炉心41構造部の受座に所要数装荷され、原子炉
運転中は受座の入口オリフィスからチャンネルボックス
46内に冷却水を送り込んで各燃料集合体42の燃料棒
Aの間を上向きに流れるようにし、燃料棒の反応熱で冷
却水を沸騰させて熱を外部に取り出すと共に燃料集合体
42の除熱を行うようにしている。
【0005】図5はBWRにおける冷却水の二相流の様
子を示す拡大断面図である。図6は燃料棒表面の冷却材
流れの様子と温度分布を示す説明図である。BWRは炉
内で水蒸気を発生させる直接サイクル方式であるため、
炉心内で沸騰を許容している。従って、燃料の冷却は、
液相・蒸気(ボイド)の2相流の条件下で行われ、ボイ
ド率の高い燃料集合体上部の冷却水の流動様式は、図5
に示すように、冷却水50は膜状の液相(液膜)51が
チャンネルボックス46の内壁面と燃料棒Aの外周面と
で連続した環状流れを形成し、また、チャンネルボック
ス46と燃料棒Aとの間及び燃料棒A同士の間には液滴
52を伴う蒸気相53が流れるという、所謂「環状流」
を形成し、燃料棒Aの外周面の前記液相51が燃料棒A
の冷却に重要な役割を果たす。
【0006】しかしながら、例えば過出力状態等の何ら
かの原因で燃料集合体が熱的に厳しい状態におかれ、所
謂「核沸騰状態から膜沸騰状態への遷移(沸騰遷移)」
が生じると、図6に示すように燃料棒Aの外周面の液膜
51が消失して除熱効果が急激に悪化するため、燃料棒
Aの液膜消失領域における温度が急激に上昇し、ついに
はその部分でバーンアウトを生ずることとなる。BWR
に特徴的な液膜の消失に伴うバーンアウトを特にドライ
アウトと呼ぴ、ドライアウトの生ずる燃料集合体全体の
熱負荷を限界出力と呼んでいる。
【0007】限界出力を向上させる方策として種々のス
ペーサが提案されており、その代表として混合羽根付き
スペーサが特願平03−504173(特表平05−5
04201号)で提案されている。図7に混合羽根付き
スペーサの一例を示す。混合羽根付きスペーサ71は、
燃料棒を押圧・支持するスプリング(図示せず)を具備
した外側板72及び格子板73と、燃料棒で囲まれたサ
ブチャンネル流路のおよそ中心位置に相当する格子板7
3の交点に設けた4枚の混合羽根70とで構成される。
混合羽根70はスペーサの上面、即ち冷却材流れ方向の
下流側に取り付けられる。
【0008】これらの混合羽根70はサブチャンネル内
で冷却材に遠心力を付加して旋回流を引き起こし、重量
の重い液滴を選択的に燃料棒に付着させ、軽い蒸気はサ
ブチャンネル中央付近に偏流させる効果がある。このこ
とによってスペーサ下流側の燃料棒の液膜が厚くなり、
液膜の消失に至るまでの熱負荷が大きくなるため、限界
出力は増大する。
【0009】一方、近年BWRでは燃料経済性向上と使
用済み燃料体数低減を目的として、燃料集合体から取り
出せるエネルギを増大する高燃焼度化が進められてい
る。高燃焼度化を実現するためには、燃料集合体の平均
濃縮度を高める必要があるが、原子炉停止時の未臨界度
を減少させることとなり、炉停止余裕が低下するという
問題が生ずる。また、燃料集合体の平均濃縮度を高める
ことにより、中性子のエネルギースペクトルが硬くな
り、ボイド率が変化したときの負の反応度変化の割合が
より大きくなって、炉心安定性や運転時の異常な過渡変
化時の熱的余裕が厳しくなるという間題が生ずる。これ
らの問題点を解決する方法として燃料棒ピッチを小さく
し、チャンネルボックスと最外周燃料棒の間隔を大きく
することが有効であることがわかっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一般に燃料集合体の最
外周に配置された燃料棒の発熱量、すなわち出力ピーキ
ング係数は、燃料集合体間のギャップ水の存在により熱
中性子束が大きくなるため、他の燃料棒に比べて増大
し、その結果、最外周燃料棒の熱的余裕は減少する。こ
の熱的余裕の減少はスペーサ外側板上側に設けられたフ
ロータブによって非発熱のチャンネルボックス内側面近
傍に多く存在する液膜もしくは液滴を最外周燃料棒側に
偏流させることによって補償している。
【0011】しかしながら、燃料棒ピッチを小さくする
ことは、最外周燃料棒近傍の水領域をさらに大きくする
ことになり、熱中性子束を高め、出力ピーキング係数の
増大を助長する。
【0012】一方、熱水力的には、燃料棒を9行9列に
配列した設計を例にとると、図8に示すように、最外周
サブチャンネルの冷却材流量が増加するため燃料棒のチ
ャンネルボックスに面した側面の熱的余裕は向上する
が、最外周燃料棒と第2層燃料棒に囲まれた内側のサブ
チャンネルの冷却材は最外周サブチャンネルに取られて
減少し、内側サブチャンネルに面した側面の熱的余裕は
減少することになる。すなわち、燃料棒ピッチを小さく
し、チャンネルボックスと最外周燃料棒の間隔を大きく
することは、最外周燃料棒の出力ピーキング係数の増大
と相まって、最外周燃料棒の熱的余裕の減少、すなわち
限界出力の低下を招く可能性があった。
【0013】本発明は、燃料棒ピッチを小さくし、チャ
ンネルボックスと最外周燃料棒との間隔を大きくして
も、最外周燃料棒の熱的余裕、即ち、限界出力を改善す
る混合羽根付きスペーサを具備した燃料集合体を得るこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明に係る沸騰水型原子炉用羽根付きスペーサは、数本の
燃料棒と該燃料棒よりも太径の水管とを含む棒状要素を
相互に間隔を開けて正方格子状に配列して保持する複数
のスペーサにより長手方向に間隔を開けた複数箇所で支
持した燃料バンドルを上下のタイプレートで保持して方
形断面形状のチャンネルボックス内に収容した沸騰水型
原子炉用燃料集合体のスペーサにおいて、前記スペーサ
は、格子交点を中心に各格子毎に冷却材の流れ方向に対
し同じ方向に傾斜させて設けた4枚羽根から構成された
混合羽根を備え、最外周燃料棒と第2層燃料棒間の格子
交点に配された混合羽根の一部もしくは全部を、他の格
子交点を中心に配された混合羽根よりも大きくしたもの
である。
【0015】請求項2に記載された発明に係る沸騰水型
原子炉用羽根付きスペーサは、請求項1に記載の混合羽
根をスペーサ上面に設けたものである。
【0016】請求項3に記載された発明に係る沸騰水型
原子炉用燃料集合体は、上部タイプレートと下部タイプ
レートとの間に配される複数のスペーサのうち、請求項
1又は2に記載されたスペーサを少なくとも一個以上装
着したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明においては、格子交点を中
心に各格子毎に冷却材の流れ方向に対し同じ方向に傾斜
させて設けた4枚羽根から構成された混合羽根をスペー
サに備え、最外周燃料棒と第2層燃料棒間の格子交点に
配された混合羽根の一部もしくは全部を、他の格子交点
を中心に配された混合羽根よりも大きくしたものであ
る。このため、燃料棒ピッチを小さくし、チャンネルボ
ックスと最外周燃料棒との間隔を大きくしても、最外周
燃料棒の熱的余裕、即ち、限界出力を改善することので
きる混合羽根付きスペーサ及びそれを具備した燃料集合
体を得ることができる。
【0018】即ち、最外周燃料棒の内側サブチャンネル
に面した側面の熱的余裕を増加させるためには、何らか
の方策よって、従来以上に燃料棒表面に液滴を付着さ
せ、液膜を厚くしなければならない。
【0019】このための方策としては、最外周燃料棒と
第2層燃料棒間のスペーサ格子板の交点に設けた混合羽
根を他の混合羽根、例えば第2層燃料棒と第3層燃料棒
問の混合羽根より大きくすることが挙げられる。
【0020】最外周燃料棒と第2層燃料棒間のスペーサ
格子板の交点に設けた混合羽根を他よりも大きくして強
化することによって当該サブチャンネルの蒸気中の液滴
をより効果的に最外周燃料棒の内側サブチャンネル側面
に付着することができ、流量の減少に伴う液膜の減少を
十分に補償することができる。
【0021】全ての混合羽根を強化することができれば
申し分ないが、このようにするとスペーサの圧力損失が
増大するので好ましくなく、実際の設計ではスペーサの
圧力損失の増加を抑制するため、混合羽根の強化は一部
の混合羽根に限定することが適切である。
【0022】このように、最外周燃料棒と第2層燃料棒
間のスペーサ格子板の交点に設けた混合羽根を他の混合
羽根より大きくすることによって、スペーサの圧力損失
を増加させることなく燃料棒ピッチの減少に伴って低下
する最外周燃料棒の内側サブチャンネル側の熱的余裕を
改善することができる。
【0023】
【実施例】図1は本発明の一実施例の混合羽根付きスペ
ーサの構成を示す説明図である。図に示す通り、燃料棒
を9行9列に正方配列し、中央の3行3列に非沸騰領域
を確保するためのウォータチャンネルを記した燃料集合
体に装着されるスペーサ10である。このスペーサ10
の各格子交点には、冷却材の流れ方向に対し同じ方向に
傾斜させて設けた4枚羽根11から構成された混合羽根
12,13が各々配されている。
【0024】この混合羽根12,13には、最外周燃料
棒と第2層燃料棒間のスペーサ10の格子交点に設けた
第1の混合羽根12と、第2層燃料棒と第3層燃料棒間
のスペーサ10の格子交点に設けた第2の混合羽根13
との2種類があり、第1の混合羽根12の羽根21の方
が第2の混合羽根13の羽根21よりも大きく、従っ
て、冷却材の流れをミキシングするミキシング効果は第
1の混合羽根の方が大きい。これにより、スペーサの圧
力損失を増加させることなく燃料棒ピッチの減少に伴っ
て低下する最外周燃料棒の内側サブチャンネル側の熱的
余裕を改善することができる。
【0025】尚、第1の混合羽根12の全てのミキシン
グ効果を向上させる必要はなく、一部の混合羽根12で
あっても最外周燃料棒の内側サブチャンネル側の熱的余
裕を改善することができることは言うまでもない。ま
た、ミキシング効果の向上は、羽根の大きさを大きくす
るだけでなく、混合羽根を構成する羽根を複葉とした
り、その羽根に突片や突起を形成させる等してミキシン
グ効果の向上を図ってもよい。
【0026】図2は本発明の別の実施例の混合羽根付き
スペーサの構成を示す説明図である。図に示す通り、燃
料棒を9行9列に正方配列し、偏心した中央の3行3列
に非沸騰領域を確保するためのウォータチャンネルを記
した燃料集合体に装着されるスペーサ20である。この
スペーサ20の各格子交点には、冷却材の流れ方向に対
し同じ方向に傾斜させて設けた4枚羽根21から構成さ
れた混合羽根22,23が各々配されている。
【0027】この混合羽根22,23には、最外周燃料
棒と第2層燃料棒間のスペーサ20の格子交点に設けた
第1の混合羽根22と、第2層燃料棒と第3層燃料棒間
及び第2層燃料棒と第4層燃料棒間のスペーサ20の格
子交点に設けた第2の混合羽根23との2種類があり、
第1の混合羽根22の羽根21の方が第2の混合羽根2
3の羽根21よりも大きく、従って、冷却材の流れをミ
キシングするミキシング効果は第1の混合羽根の方が大
きい。これにより、スペーサの圧力損失を増加させるこ
となく燃料棒ピッチの減少に伴って低下する最外周燃料
棒の内側サブチャンネル側の熱的余裕を改善することが
できる。
【0028】尚、第1の混合羽根22の全てのミキシン
グ効果を向上させる必要はなく、一部の混合羽根22で
あっても最外周燃料棒の内側サブチャンネル側の熱的余
裕を改善することができることは言うまでもない。ま
た、ミキシング効果の向上は、羽根の大きさを大きくす
るだけでなく、混合羽根を構成する羽根を複葉とした
り、その羽根に突片や突起を形成させる等してミキシン
グ効果の向上を図ってもよい。
【0029】次に、燃料棒を9行9列に正方配列し、中
央の3行3列に非沸騰領域を確保するためのウォータチ
ャンネルを記した燃料集合体を例にとって、本実施例に
よる燃料集合体の熱的余裕向上の効果を説明する。
【0030】図3は本発明の一実施例のスペーサ(図1
参照)と従来の混合羽根付きスペーサ(図7参照)を装
着した場合について各サブチャンネル毎の熱的余裕を比
較したものである。図3に示す通り、本スペーサによれ
ば、最外周燃料棒と第2層燃料棒間のスペーサの格子交
点に設けた混合羽根によるミキシング効果の向上によっ
て、当該サブチャンネルの蒸気中の液滴をより効果的に
最外周燃料棒の内側サブチャンネル側面に付着すること
ができ、従来の混合羽根付きスペーサに比べて熱的余裕
が向上していることがわかる。
【0031】尚、水管(ウォークチャンネルまたはウォ
ータロッド)が偏心した設計についても、最外周燃料棒
と第2層燃料棒間のスペーサの格子交点に設けた混合羽
根によるミキシング効果の向上によって熱的余裕が向上
することが確かめられている。また、本発明は10行1
0列に燃料棒を配列した設計に適用であることは明らか
である。なお、本発明における最外周燃料棒と第2層燃
料棒間のスペーサの格子交点に設けた混合羽根によるミ
キシング効果の向上は、全数ではなく一部であっても差
し支えない。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、燃料棒ピッ
チを小さくし、チャンネルボックスと最外周燃料棒との
間隔を大きくしても、最外周燃料棒の熱的余裕、即ち、
限界出力を改善することのできる混合羽根付きスペーサ
及びそれを具備した燃料集合体を得ることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の混合羽根付きスペーサの構
成を示す説明図である。
【図2】本発明の別の実施例の混合羽根付きスペーサの
構成を示す説明図である。
【図3】本発明のスペーサ(図1参照)と従来の混合羽
根付きスペーサ(図7参照)を装着した場合について各
サブチャンネル毎の熱的余裕を比較した説明図である。
【図4】沸騰水型原子炉炉心及びこれに装荷される燃料
集合体の概要を示す説明図である。
【図5】BWRにおける冷却水の二相流の様子を示す拡
大断面図である。
【図6】燃料棒表面の冷却材流れの様子と温度分布を示
す説明図である。
【図7】従来の羽根付きスペーサの構成を示す説明図で
ある。
【図8】従来のスペーサと燃料棒ピッチを小さくしたス
ペーサとのチャンネルボックス及び燃料棒と燃料棒間の
サブチャンネルを流れる冷却水の流量を比較した説明図
である。
【符号の説明】 10、20…スペーサ、 11、21…4枚羽根、 12、22…第1の混合羽根、 13、23…第2の混合羽根、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の燃料棒と該燃料棒よりも太径の
    水管とを含む棒状要素を相互に間隔を開けて正方格子状
    に配列して保持する複数のスペーサにより長手方向に間
    隔を開けた複数箇所で支持した燃料バンドルを上下のタ
    イプレートで保持して方形断面形状のチャンネルボック
    ス内に収容した沸騰水型原子炉用燃料集合体のスペーサ
    において、 前記スペーサは、格子交点を中心に各格子毎に冷却材の
    流れ方向に対し同じ方向に傾斜させて設けた4枚羽根か
    ら構成された混合羽根を備え、 最外周燃料棒と第2層燃料棒間の格子交点に配された混
    合羽根の一部もしくは全部を、他の格子交点を中心に配
    された混合羽根よりも大きくしたことを特徴とする沸騰
    水型原子炉用羽根付きスペーサ。
  2. 【請求項2】 前記混合羽根をスペーサ上面に設けたこ
    とを特徴とする請求項1の記載の沸騰水型原子炉用羽根
    付きスペーサ。
  3. 【請求項3】 上部タイプレートと下部タイプレートと
    の間に配される複数のスペーサのうち、請求項1又は2
    に記載されたスペーサを少なくとも一個以上装着したこ
    とを特徴とする沸騰水型原子炉用燃料集合体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012093241A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Global Nuclear Fuel-Japan Co Ltd 原子燃料集合体
RU2566674C1 (ru) * 2014-08-05 2015-10-27 Публичное акционерное общество "Машиностроительный завод" (ПАО "МСЗ") Тепловыделяющая сборка ядерного реактора

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WO2016022043A1 (ru) * 2014-08-05 2016-02-11 Публичное акционерное общество "Машиностроительный завод" Тепловыделяющая сборка ядерного реактора

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