JP2003343211A - 復水器システム - Google Patents

復水器システム

Info

Publication number
JP2003343211A
JP2003343211A JP2002159525A JP2002159525A JP2003343211A JP 2003343211 A JP2003343211 A JP 2003343211A JP 2002159525 A JP2002159525 A JP 2002159525A JP 2002159525 A JP2002159525 A JP 2002159525A JP 2003343211 A JP2003343211 A JP 2003343211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condenser
circulating water
water pump
cooling water
condenser system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002159525A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4074137B2 (ja
Inventor
Masayuki Nakajima
誠之 中島
Kenji Kumagai
賢治 熊谷
Kazushi Hosaka
一志 保坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002159525A priority Critical patent/JP4074137B2/ja
Publication of JP2003343211A publication Critical patent/JP2003343211A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4074137B2 publication Critical patent/JP4074137B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】復水器6に冷却水を送る循環水ポンプ1を制御
して、循環水ポンプの消費動力を低減する。 【解決手段】復水器6と、空気抽出器16と、復水器冷
却器72と、復水器冷却器に冷却水を送る循環水ポンプ
1と、循環水ポンプ用電動機2と、復水器冷却器の冷却
能力を調整するべく循環水ポンプの回転数を制御する制
御手段20と、を有する復水器システムである。制御手
段は、実測データに基いて、復水器真空度、発電出力、
復水器冷却器導入前の冷却水温度、復水器冷却器導入前
後の冷却水温度差、復水器冷却器冷却水の流量、復水器
冷却器内の冷却水流速、復水器冷却器内差圧などの値が
所定の範囲にはいるように制御する。制御手段は、例え
ば電動機供給電力の周波数を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気タービン発電
プラントの蒸気タービン排気を冷却して復水にする復水
器などを含む復水器システムに係り、特に、復水器を冷
却する冷却水の循環量の制御を伴う復水器システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の蒸気タービン発電プラントの復水
器廻りの循環水系統系統などにつき、図15を参照して
説明する。循環水(復水器冷却水)ラインでは、取水口
8から取水した海水が循環水ポンプ1にて汲み上げら
れ、循環水ポンプ出口弁70、復水器水室入口弁71を
経て、循環水配管5を通って復水器冷却器72に冷却水
として流入する。さらに、復水器水室出口弁57を経て
放水口9で海に排出される。復水器冷却器72は、復水
器6を冷却するものであって、復水器水室74と、伝熱
管である復水器冷却水管7とを有する。循環水ポンプ1
は、母線3から遮断器4を介して一定周波数の交流電源
を供給された循環水ポンプ用電動機2により駆動され
る。遮断器4は通常は閉している。
【0003】タービン10は蒸気により回転し、このタ
ービン10の軸に直結された発電機11により発電され
プラントの出力を得る。通常運転中は、発電機11の電
力を検出する発電機電力検出器15により発電機電力を
監視し、プラント定格出力を確保するように運転する。
この際、復水器6はタービン10の排気のうちの蒸気を
凝縮させて水に戻し復水とする。この凝縮を効果的に行
なうのために、空気抽出器空気入口弁17を介して空気
抽出器16により、非凝縮性ガスを復水器6外に排出
し、復水器6の真空度を維持する復水器空気抽出ライン
を持っている。空気抽出器16は蒸気流によって駆動さ
れる。
【0004】一般的にプラントの安定運転のためには、
この復水器6の真空度をある範囲に制限する必要があ
る。そのため、循環水ポンプ1と復水器冷却水管7との
間に設けた復水器入口冷却水温度検出器12からの復水
器入口冷却水温度信号と復水器冷却水管出口に設けた復
水器出口冷却水温度検出器13からの復水器出口冷却水
温度信号の差を復水器冷却水出入口温度差として監視す
る。
【0005】そして、復水器冷却水出入口温度差が制限
値を超えない範囲で、復水器冷却水管7の逆洗・ボール
洗浄により変化する復水器6の清浄度を洗浄能力の高い
ボール洗浄を実施するかどうか判断して運用を行なうと
ともに、空気抽出器空気入口弁17の開度の手動による
制御で復水器6の真空度を制限内に収める。
【0006】空気抽出器空気入口弁17は通常運転中は
全開としているが、復水器6が過真空状態になった場合
には、弁開度を絞って真空度を下げる。また、洗浄を行
なわないと、海水に含まれる貝などの海生生物が復水器
冷却水管7に付着し、清浄度が低下、すなわち冷却水に
よる熱交換性能が低下する。このため、通常は定期的に
復水器冷却水管7の逆洗・ボール洗浄を実施し、清浄度
の維持を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の復水器真空度制御系統においては、復水器6の真空度
に余裕がある場合に空気抽出器空気入口弁17の開度を
絞って真空度を調整したとしても、循環水配管5や復水
器冷却水管7の流路抵抗が一定、すなわち復水器6の清
浄度が一定の場合、循環水ポンプ1の消費する動力はほ
とんど変化しない。
【0008】復水器6の真空度は、冷却水量が多ければ
上昇するが、逆に真空度に余裕があれば、冷却水量を低
下させることで、循環水ポンプの消費動力を低下させる
ことができる。それにもかかわらず一定の回転数で運転
し、一定の流量を流し続ける循環水ポンプは無駄な動力
を消費していることになる。
【0009】また、これとは別の運用で、発電機出力を
増加させたい場合に、一定の回転数で運転する循環水ポ
ンプではその流量を増加させることで復水器熱交換量を
増加させることができない。
【0010】本発明はかかる従来の事情に対処してなさ
れたものであり、復水器真空度を制御し、循環水ポンプ
の消費動力を低減することができる復水器システムを提
供することを目的とする。
【0011】また、これ以外に循環水ポンプの回転数を
上昇側に変化させ循環水ポンプの流量を増加させること
により復水器真空度を制御し、発電機出力を増加させる
ことができる復水器システムを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的の少な
くとも一部を達成するものであって、請求項1に記載の
発明は、蒸気タービン発電プラントの蒸気タービン排気
を冷却して復水にするための復水器と、前記復水器内の
非凝縮性ガスを排出する空気抽出器と、冷却水を導入し
て前記復水器を冷却する復水器冷却器と、前記復水器冷
却器に前記冷却水を送るための循環水ポンプと、前記循
環水ポンプを駆動する電動機と、前記復水器冷却器の冷
却能力を調整するべく前記循環水ポンプの回転数を制御
する制御手段と、を有すること、を特徴とする。
【0013】請求項1に記載の発明によれば、循環水ポ
ンプの回転数を変化させることによって流量を変化さ
せ、復水器冷却器の冷却能力を調整し、循環水ポンプの
消費動力の無駄を削減することができる。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の復水器システムにおいて、前記制御手段は、実
測データに基いて、前記復水器の真空度、前記発電プラ
ントの発電出力、前記復水器冷却器に導入される前の前
記冷却水の温度、前記復水器冷却器に導入される前と復
水器冷却器を出た後の前記冷却水の温度差、前記復水器
冷却器に導入される前記冷却水の流量、前記復水器冷却
器内の前記冷却水の流速、前記復水器冷却器内の差圧、
のうちの少なくとも一つが所定の範囲にはいることを目
標として制御するものであること、を特徴とする。請求
項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明によ
る作用・効果が得られるほか、実測データに基く制御を
実現できる。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の復水器システムにおいて、前記制御手
段は、前記電動機に供給する電力の周波数を制御するも
のであること、を特徴とする。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または2に記載の発明による作用・効果が得られるほ
か、循環水ポンプを駆動する電動機の省電力を具体的に
実現できる。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
ないし3のいずれかに記載の復水器システムにおいて、
前記循環水ポンプおよび電動機は複数組あって、前記制
御手段は、前記複数組のうちの一部の組のみの回転数を
制御するものであること、を特徴とする。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
ないし3のいずれかに記載の発明による作用・効果が得
られるほか、制御手段の設備費用を必要最小限に抑える
ことができる。
【0019】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
ないし4のいずれかに記載の復水器システムにおいて、
前記制御手段は、前記プラントの発電電力が通常運転中
にそのプラントの定格出力を下回らないように、前記循
環水ポンプの回転数を制御するものであること、を特徴
とする。請求項5に記載の発明によれば、請求項1ない
し4のいずれかに記載の発明による作用・効果が得られ
るほか、プラント定格出力を維持することができる。
【0020】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
ないし5のいずれかに記載の復水器システムにおいて、
前記制御手段は、前記復水器冷却水入口と復水器冷却水
出口での冷却水の温度差が所定の制限値を超えないよう
に前記循環水ポンプの回転数を制御するものであるこ
と、を特徴とする。
【0021】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
ないし5のいずれかに記載の発明による作用・効果が得
られるほか、復水器冷却水出入口温度差制限を維持する
ことができる。
【0022】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
ないし6のいずれかに記載の復水器システムにおいて、
前記制御手段は、前記復水器冷却器内の前記冷却水の平
均流速が、海棲生物付着防止または配管浸食防止のため
の制限幅を逸脱しないように前記循環水ポンプの回転数
を制御するものであること、を特徴とする。
【0023】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
ないし6のいずれかに記載の発明による作用・効果が得
られるほか、海棲生物付着防止または配管浸食防止の機
能を維持することができる。
【0024】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
ないし7のいずれかに記載の復水器システムにおいて、
前記制御手段は、前記復水器冷却器内の冷却水管内差圧
が、冷却水管洗浄のためのボールが当該冷却水管を通過
するための必要最低限以上の差圧を維持するように、前
記循環水ポンプの回転数を制御するものであること、を
特徴とする。
【0025】請求項8に記載の発明によれば、請求項1
ないし7のいずれかに記載の発明による作用・効果が得
られるほか、復水器の冷却水管の洗浄機能を保持するこ
とができる。
【0026】また、請求項9に記載の発明は、請求項1
ないし8のいずれかに記載の復水器システムにおいて、
前記制御手段は、前記復水器内の真空度が、タービン振
動の恐れのある過真空域下限以下で、かつ、タービント
リップの恐れのある注意域上限以上の安定運転範囲内に
維持されるように、前記循環水ポンプの回転数を制御す
るものであること、を特徴とする。請求項9に記載の発
明によれば、請求項1ないし8のいずれかに記載の発明
による作用・効果が得られるほか、復水器の安定運転を
維持することができる。
【0027】また、請求項10に記載の発明は、請求項
1ないし9のいずれかに記載の復水器システムにおい
て、選択的に、前記循環水ポンプの回転数を制御するこ
となしに前記循環水ポンプを駆動するための直接駆動手
段をさらに有すること、を特徴とする。
【0028】請求項10に記載の発明によれば、請求項
1ないし9のいずれかに記載の発明による作用・効果が
得られるほか、循環水ポンプの回転数を変化させる制御
手段などに不適合が発生した場合やメンテナンス時に
も、プラントの運転を継続することが可能となる。ま
た、循環水ポンプ制御手段を追設したことによりかえっ
て循環水ポンプへの供給電力が増加してしまうような事
態を回避することができる。
【0029】また、請求項11に記載の発明は、請求項
1ないし10のいずれかに記載の復水器システムにおい
て、前記空気抽出器は蒸気で駆動されるものであって、
前記空気抽出器に供給する蒸気流量を制御する手段とを
さらに有すること、を特徴とする。
【0030】請求項11に記載の発明によれば、請求項
1ないし10のいずれかに記載の発明による作用・効果
が得られるほか、タービンに悪影響を与える過真空状態
となった場合にも、真空度を安定運転範囲内に収めるこ
とができる。
【0031】また、請求項12に記載の発明は、請求項
1ないし11のいずれかに記載の復水器システムにおい
て、前記復水器と前記空気抽出器の間に空気抽出器入口
弁が配置され、この空気抽出器入口弁の開度を制御する
手段をさらに有すること、を特徴とする。
【0032】請求項12に記載の発明によれば、請求項
1ないし11のいずれかに記載の発明による作用・効果
が得られるほか、空気抽出器から抽出される空気の量を
直接的に制御できる。
【0033】また、請求項13に記載の発明は、請求項
1ないし12のいずれかに記載の復水器システムにおい
て、前記循環水ポンプは複数あって、前記循環水ポンプ
の一部がトリップした場合に、トリップした循環水ポン
プが供給していた前記復水器冷却器の部分の少なくとも
一部に、運転を継続している残りの循環水ポンプからの
冷却水の少なくとも一部を供給できるように前記冷却水
の流路を切り替える手段をさらに有すること、を特徴と
する。
【0034】請求項13に記載の発明によれば、請求項
1ないし12のいずれかに記載の発明による作用・効果
が得られるほか、複数の循環水ポンプのうちの一部がト
リップした場合に、流路切換えによって、運転を継続し
ている残りの循環水ポンプを利用し、復水器の真空度
を、タービンが運転継続可能な許容範囲内に収め、かつ
運転を継続している残りの循環水ポンプの運転継続可能
な許容範囲内に収めることができる。
【0035】また、請求項14に記載の発明は、請求項
1ないし13のいずれかに記載の復水器システムにおい
て、前記循環水ポンプは複数あって、前記循環水ポンプ
の一部がトリップした場合に、運転を継続している残り
の循環水ポンプの回転数を制御する手段を有すること
を、特徴とする。
【0036】請求項14に記載の発明によれば、請求項
1ないし13のいずれかに記載の発明による作用・効果
が得られるほか、複数の循環水ポンプのうちの一部がト
リップした場合に、運転を継続している循環水ポンプの
回転数を増大させることによって、循環水ポンプのトリ
ップによる全体冷却水流量の減少分をある程度補うこと
もでき、また、運転を継続している循環水ポンプの流量
が過大になることを防止することもできる。また、適正
なプラントの発電機出力に低下させて、プラントの運転
を継続することもできる。
【0037】また、請求項15に記載の発明は、請求項
1ないし14のいずれかに記載の復水器システムにおい
て、前記電動機の定格動力および周波数制限、並びに前
記循環水ポンプの流量制限を超えないように前記循環水
ポンプの回転数を制御する手段を有することを、特徴と
する。
【0038】請求項15に記載の発明によれば、請求項
1ないし14のいずれかに記載の発明による作用・効果
が得られるほか、循環水ポンプの回転数を上昇させてプ
ラントの発電機出力を増加させる運転を行なった場合に
も安定にプラントの運転を継続させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図14を参照して本
発明の種々の実施の形態について説明する。ここで、従
来技術と、または相互に、同一もしくは類似の部分には
共通の符号を付して、重複説明は省略する。
【0040】[第1の実施の形態]図1は、本発明に係
る復水器システムの第1の実施の形態を示す系統構成図
である。この第1の実施の形態は、図15に示した従来
例に対し、循環水ポンプ用電動機2の回転数を制御する
循環水ポンプ制御装置20が設けられている点が異な
る。循環水ポンプ制御装置20には、可変周波数電源装
置18と、復水器真空度制御器19と、2個の遮断器4
が含まれている。復水器真空度制御器19は、図示の例
では、復水器入口冷却水温度検出器12、復水器出口冷
却水温度検出器13、復水器真空度検出器14から信号
を入力でき、可変周波数電源装置18を制御するように
なっている。
【0041】可変周波数電源装置18は、母線3からの
電力を受けて循環水ポンプ用電動機2に供給する電力の
周波数を制御でき、それによって電動機2および循環水
ポンプ1の回転数を制御できるようになっている。この
構成で、復水器真空度制御器19により循環水ポンプ1
の回転数を変化させ、復水器真空度を制御して、循環水
ポンプ1に供給する電力を低減できる。なお、母線3と
可変周波数電源装置18の間、および可変周波数電源装
置18と電動機2の間のそれぞれに、遮断器4が接続さ
れている。
【0042】図1では、可変周波数電源装置18を利用
する場合を記載しているが、循環水ポンプ1の回転数を
変化させる装置としては、他に、流体継手や可変速電動
機や遊星歯車などを利用することも可能である。
【0043】図2は、本発明の第1の実施の形態の復水
器真空度制御器19を示す。ここでは、電源周波数演算
器31を設けており、復水器真空度検出器14からの復
水器真空度信号23が電源周波数演算器31により演算
された電源周波数制御信号32を循環水ポンプ1の駆動
部に出力し、循環水ポンプ1の回転数を変化させること
により、循環水ポンプ1への供給電力を低減できる。
【0044】図3は、図1の実施の形態の作用効果を説
明するための循環水ポンプ特性図である。従来は、循環
水ポンプ1は一定回転数で運転しているため、図3
(a)に示すように、通常運転中は循環水ポンプ流量は
変化せず、運転点36は固定されており、軸動力は一定
である。循環水ポンプ流量が変化した場合も、循環水ポ
ンプ軸動力は35の曲線状でほぼ変化なく必要となる。
ここで、運転点36は循環水系流路抵抗33および循環
水ポンプ全揚程34の交点として決まる。
【0045】これに対し、本実施の形態によると、電源
周波数制御信号32を可変周波数電源装置18に出力し
た場合に循環水ポンプ全揚程は循環水ポンプ回転数の2
乗に比例することから、図3(b)に示すように、回転
数低減後循環水ポンプ全揚程は34の曲線から37の曲
線に低下する。これにより循環水ポンプ運転点も36か
ら回転数低減後運転点39に移動し、循環水ポンプ流量
が低下する。また、循環水ポンプ軸動力は循環水ポンプ
回転数の3乗に比例することから、回転数低減後循環水
ポンプ軸動力は35の曲線から38の曲線に低下し、循
環水ポンプ軸動力、すなわち循環水ポンプへの供給電力
が低下することになる。
【0046】[第2の実施の形態]第2の実施の形態
は、図2に示した第1の実施の形態において、復水器真
空度検出器14に代えて、発電機11からの出力を検出
する発電機出力検出器15(図1)を設け、復水器真空
度信号23に代えてプラントの発電機出力信号にて構成
したものである(図示せず)。プラントの発電機出力信
号が電源周波数演算器31により演算された電源周波数
制御信号32を循環水ポンプ1の駆動部に出力し、循環
水ポンプ1の回転数を変化させることにより、循環水ポ
ンプ1への供給電力を低減できる。
【0047】[第3の実施の形態]第3の実施の形態
は、図2に示した第1の実施の形態において、復水器真
空度検出器14に代えて復水器入口冷却水温度検出器1
2(図1)を設け、復水器真空度信号23に代えて復水
器入口冷却水温度信号にて構成したものである(図示せ
ず)。復水器入口冷却水温度信号が電源周波数演算器3
1により演算された電源周波数制御信号32を循環水ポ
ンプ1の駆動部に出力し、循環水ポンプ1の回転数を変
化させることにより、循環水ポンプ1への供給電力を低
減できる。
【0048】さらに、変形例として、復水器入口冷却水
温度検出器12からの復水器入口冷却水温度信号に代え
て海水温度検出器からの海水温度信号を用いることも可
能である。
【0049】[第4の実施の形態]図4は、本発明の第
4の実施の形態の復水器真空度制御器19を示す。この
第4の実施の形態は、図2に示した第1の実施の形態に
対し、復水器真空度検出器14に代えて復水器入口冷却
水温度検出器12と、復水器出口冷却水温度検出器13
を利用することとし、復水器真空度制御器19に温度偏
差演算器24を設けたものである。
【0050】復水器真空度信号23に代えて、復水器入
口冷却水温度信号21と復水器出口冷却水温度検出器1
3からの復水器出口冷却水温度信号22が入力され、こ
れらの信号の差が温度偏差演算器24にて演算され、復
水器冷却水出入口温度差信号25が出力される。復水器
冷却水出入口温度差信号25が電源周波数演算器31に
より演算された電源周波数制御信号32を循環水ポンプ
1の駆動部に出力し、循環水ポンプ1の回転数を変化さ
せることにより、循環水ポンプ1への供給電力を低減で
きる。
【0051】[第5の実施の形態]第5の実施の形態
は、図2に示した第1の実施の形態において、復水器真
空度検出器14に代えて循環水ポンプ流量検出器を設
け、復水器真空度信号23に代えて、循環水ポンプ流量
信号を利用するものである(図示せず)。循環水ポンプ
流量信号が電源周波数演算器31により演算された電源
周波数制御信号32を循環水ポンプ1の駆動部に出力
し、循環水ポンプ1の回転数を変化させることにより、
循環水ポンプ1への供給電力を低減できる。
【0052】図5は、本発明の第5の実施の形態の変形
例を示す。この図では、循環水ポンプ流量検出器を設け
ず、これに代えて循環水ポンプ流量は、復水器入口冷却
水温度検出器12からの復水器入口冷却水温度信号21
および復水器出口冷却水温度検出器13からの復水器出
口冷却水温度信号22を温度偏差演算器24により演算
した偏差である復水器冷却水出入口温度差信号25およ
び復水器の熱交換量を表す図示しない熱負荷信号より間
接的に算出する構成としている。本構成のように、第1
から第5の実施の形態全てについて、演算または変換な
どを行ない、間接的に制御用の信号を入力することも可
能である。
【0053】なお、本構成にみられる制御用の信号の変
換の仕方は実施の形態の一例であり、温度から流量への
変換で構成したが、変換前および変換後の信号とも回転
数、真空度、発電機出力、熱負荷、温度、温度差、流
量、流速、差圧またはその他の制御量に変換して制御さ
せる構成とすることもできる。
【0054】[第6の実施の形態]第6の実施の形態で
は、図1に示した第1の実施の形態において、循環水ポ
ンプの回転数を変化させるために可変周波数電源装置1
8に与える信号を生成する構成を具体的に記載する。
【0055】図6は、本発明の第6の実施の形態を示
す。復水器真空度制御器19内において、温度偏差演算
器24と、第1の循環水ポンプ流量演算器26と、第1
の循環水ポンプ流量設定器27と、第1の低値選択器2
8と、復水器真空度設定器29と、第2の低値選択器3
0と、電源周波数演算器31とを設けている。
【0056】第1の循環水ポンプ流量演算器26と第1
の循環水ポンプ流量設定器27からの流量信号とを第1
の低値選択器28で比較し選択された低値の信号と、復
水器入口冷却水温度信号21を復水器真空度設定器29
に入力する。
【0057】この復水器真空度設定器29の中で復水器
特性関数により演算された設定値と復水器真空度検出器
14からの復水器真空度信号23とを第2の低値選択器
30で比較し、選択された低値の信号である復水器真空
度制御信号を電源周波数演算器31により、復水器入口
冷却水温度信号21の補正も行ない演算された電源周波
数制御信号32を循環水ポンプ1の駆動部に出力する。
これにより、循環水ポンプ1への供給電力を低減でき
る。
【0058】第6の実施の形態は、図15に示した従来
の実施の形態に対して、可変周波数電源装置18と、遮
断器4とを追加して設けており、可変周波数電源装置1
8により循環水ポンプ用電動機2に供給する電力の周波
数および電圧を変化させることで電動機2および循環水
ポンプ1の回転数を変化させ、電源の母線3と循環水ポ
ンプ用電動機2との間に循環水ポンプ用電動機2への供
給電力を制御でき、復水器真空度制御器19により復水
器真空度を制御しつつ、循環水ポンプ1に供給する電力
が低減できる。
【0059】[第7の実施の形態]図7は、本発明の第
7の実施の形態を示す系統図である。この第7の実施の
形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、循環水
ポンプ1および循環水ポンプ用電動機2を複数組有する
循環水系において、循環水ポンプ制御装置20を各々の
循環水ポンプ1ごとに設けたものである。なお、図7で
は、復水器6に設置される復水器冷却器72の図を省略
している。この構成により、全ての循環水ポンプ1につ
いて動力を低減することが可能となり、大きな省電力効
果を生むことができる。
【0060】[第8の実施の形態]図8は、本発明の第
8の実施の形態を示す系統図である。この第8の実施の
形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、循環水
ポンプ1および循環水ポンプ用電動機2を複数組有する
循環水系において、循環水ポンプ制御装置20を一部の
循環水ポンプのみに設けたものである。この場合、循環
水ポンプ吐出連絡弁40は全て開した状態で運用し、各
ポンプ1間での流量の不均一をなくして各復水器6に送
水してもよいし、閉した状態で運用することもできる。
【0061】本実施の形態によれば、循環水ポンプ制御
装置20の追設は一部のみとなるため初期の設備投資費
用を低く抑えることが可能となり、本制御装置を導入し
やすくすることができる。
【0062】[第9の実施の形態]図9は、本発明の第
9の実施の形態を示す。この第9の実施の形態は、図6
に示した第6の実施の形態において、第1の循環水ポン
プ流量設定器27に代えて循環水ポンプ流量制限器(定
格出力)42を設けたものである。
【0063】本実施の形態によれば、循環水ポンプ流量
制限器(定格出力)42によりプラントの定格出力を維
持しながら、循環水ポンプ1への供給電力を低減するこ
とが可能となる。
【0064】なお、本構成は復水器真空度制御器19の
実施の形態の一例であり、第1の循環水ポンプ流量設定
器27で設定される、循環水ポンプ1の回転数を制限す
る制限値を流量で構成したが、変形例として、回転数、
発電機出力、熱負荷、温度、温度差、真空度、流速、差
圧またはその他の制御量相当の設定値で電源周波数制御
信号を演算させる構成とすることもできる。
【0065】[第10の実施の形態]図9は、本発明の
第10の実施の形態を示す。この第10の実施の形態
は、図6に示した第6の実施の形態において、第1の循
環水ポンプ流量設定器27に代えて循環水ポンプ流量制
限器(Δt)41を設けたものである。
【0066】本実施の形態によれば、復水器冷却水出入
口温度差制限値を流量相当に変換した値を出力する循環
水ポンプ流量制限器(Δt)41により、復水器冷却水
出入口温度差をプラントの制限値内に保持しながら、循
環水ポンプ1への供給電力を低減することが可能とな
る。
【0067】なお、図9では第9の実施の形態および第
10の実施の形態を組み合わせた構成としており、両方
の制限値を使用して循環水ポンプ流量制限器(定格出
力)42と循環水ポンプ流量制限器(Δt)41の信号
を高値選択器43により、厳しい方の制限値を採用して
制御する構成とすることができる。上述のように、循環
水ポンプ流量制限器(定格出力)42または循環水ポン
プ流量制限器(Δt)41の一方のみとする構成も可能
である。
【0068】[第11の実施の形態]第11の実施の形
態は、図6に示した第6の実施の形態において、第1の
循環水ポンプ流量設定器27に代えて復水器冷却水管7
(図1)内の平均流速制限による循環水ポンプ流量制限
器を設けたものである(図示せず)。
【0069】本実施の形態によれば、復水器冷却水管内
の平均流速制限値を流量相当に変換した値を出力する循
環水ポンプ流量制限器により、海棲生物付着防止または
配管浸食防止の機能を損なわずに、循環水ポンプ1への
供給電力を低減することが可能となる。
【0070】[第12の実施の形態]第12の実施の形
態は、図6に示した第6の実施の形態において、第1の
循環水ポンプ流量設定器27に代えて、復水器洗浄のた
めのボールが復水器冷却水管7(図1)を通過するため
の管内差圧制限による循環水ポンプ流量制限器を設けた
ものである(図示せず)。
【0071】本実施の形態によれば、復水器洗浄用ボー
ルが復水器冷却水管を通過するための必要最低限の管内
差圧を流量相当に変換した値を出力する循環水ポンプ流
量制限器により、復水器の洗浄機能は保持したままで、
循環水ポンプ1への供給電力を低減することが可能とな
る。
【0072】[第13の実施の形態]第13の実施の形
態は、図6に示した第6の実施の形態において、第1の
循環水ポンプ流量設定器27に代えて復水器真空度制限
器を設けたものである(図示せず)。
【0073】本実施の形態によれば、タービン振動の恐
れのある過真空域下限以下で、かつタービントリップの
恐れのある注意域上限以上の復水器真空度制限幅を流量
相当に変換した制限幅を出力する復水器真空度制限器に
より、復水器真空度をタービン振動の恐れのある過真空
域下限以下で、タービントリップの恐れのある注意域上
限以上の安定運転範囲内に維持しつつ、循環水ポンプ1
への供給電力を低減することが可能となる。
【0074】[第14の実施の形態]図10は、本発明
の第14の実施の形態を示す系統図である。この第14
の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態におい
て、可変周波数電源装置18をバイパスする可変周波数
電源装置バイパスライン44と、本ライン44の上の遮
断器4aを追設したものである。
【0075】また、図11は、本発明の第14の実施の
形態の復水器真空度制御器19を示す。ここでは、復水
器真空度制御器19は、可変周波数電源装置18の故障
を検出する可変周波数電源故障検出手段45と、復水器
真空度制御器19の故障を検出する復水器真空度制御器
故障検出手段46と、供給電力低減量0以下検出手段4
7と、論理和回路51とを備えている。
【0076】可変周波数電源故障検出手段45、復水器
真空度制御器故障検出手段46、供給電力低減量0以下
検出手段47はそれぞれ、可変周波数電源故障信号4
8、復水器真空度制御器故障信号49、供給電力低減量
0以下信号50を論理和回路51に出力する。供給電力
低減量0以下信号50は、循環水ポンプ用電動機2の定
格回転数での供給電力と電源周波数制御信号32を入力
した場合の可変周波数電源装置18の供給電力の比較を
行なった上で、供給電力低減量が0以下であることを検
出する信号である。論理和回路51の出力信号として、
可変周波数電源ライン切替信号52が出力される。
【0077】本実施の形態によれば、可変周波数電源故
障検出手段45、復水器真空度制御器故障検出手段46
または供給電力低減量0以下検出手段47の信号成立に
より、可変周波数電源装置バイパスライン44に切り替
えて、可変周波数電源装置18をバイパスすることがで
きる。これにより、可変周波数電源18や復水器真空度
制御器19の故障が発生した場合や、図示はしていない
が循環水ポンプ制御装置のメンテナンスを行なう場合な
どにも、プラントの運転を継続することが可能となり、
プラントの稼働率の低下を防止できる。また、循環水ポ
ンプ制御装置20を追設したことによりかえって循環水
ポンプ1への供給電力が増加してしまうような事態を回
避することが可能となる。
【0078】[第15の実施の形態]図12は、本発明
の第15の実施の形態を示す。この第15の実施の形態
は、図6に示した第6の実施の形態において、復水器真
空度上限設定器53と、真空度偏差演算器54と、真空
度/蒸気量制御量変換器55とを追設したものである。
【0079】本実施の形態によれば、第2の低値選択器
30から出力される復水器真空度制御信号と復水器真空
度上限設定器53からの信号から真空度偏差演算器54
により演算された偏差信号を、真空度/蒸気量制御量変
換器55により信号変換し、復水器6の空気抽出器16
(図1)の駆動蒸気を制御する空気抽出器駆動蒸気量制
御信号56を空気抽出器駆動蒸気制御器(図示せず)に
出力する。これにより、タービンに悪影響を与える過真
空状態となった場合にも、真空度を安定運転範囲内に収
めることが可能となる。
【0080】[第16の実施の形態]第16の実施の形
態は、図12に示した第15の実施の形態において、真
空度/蒸気量制御量変換器55を真空度/弁開度蒸気量
制御量変換器に置き換えたものである(図示せず)。
【0081】本実施の形態によれば、復水器の空気抽出
器空気入口弁17(図1)の開度を制御する空気抽出器
空気入口弁制御信号を空気抽出器空気入口弁17に出力
し、復水器6の空気抽出量を制御することにより、ター
ビンに悪影響を与える過真空状態となった場合にも、真
空度を安定運転範囲内に収めることができる。
【0082】[第17の実施の形態]図13は、本発明
の第17の実施の形態を示す。この第17の実施の形態
は、図2に示した第1の実施の形態において、復水器入
口冷却水温度検出器12と、循環水ポンプトリップ対象
検出手段58と、循環水ポンプ吐出連絡弁開閉検出手段
59と、第2の循環水ポンプ流量演算器60と、第2の
循環水ポンプ流量設定器61と、流量偏差演算器62
と、流量/弁開度制御量変換器63と、循環水ポンプ運
転状態切替器65とを追設したものである。
【0083】本実施の形態によれば、復水器入口冷却水
温度検出器12からの復水器入口冷却水温度信号21と
復水器真空度検出器14からの復水器真空度信号23を
入力して現状の循環水ポンプ流量を演算する第2の循環
水ポンプ流量演算器60に対し、循環水ポンプトリップ
対象検出手段58からの循環水ポンプトリップ状態信号
と、循環水ポンプ吐出連絡弁開閉検出手段59からの循
環水ポンプ吐出連絡弁開閉状態信号を循環水ポンプ運転
状態切替器65に入力して得られた循環水ポンプ運転状
態切替信号を入力し、循環水ポンプトリップ状態に基づ
いた循環水ポンプ流量の補正をかける。
【0084】これにより、正確な運転状態を把握できる
とともに、本流量信号と第2の循環水ポンプ流量設定器
61とを流量偏差演算器62に入力して得られた偏差を
流量/弁開度制御量変換器63で弁開度制御量に変換
し、復水器水室出口弁制御信号64として復水器水室出
口弁57(図1)の開度を制御することができる。ま
た、複数の循環水ポンプ1のうちの一部がトリップした
場合に、運転を継続している残りの復水器水室出口弁5
7の開度を制御することで、真空度をタービンが運転継
続可能な許容範囲内に収め、かつ運転を継続している残
りの循環水ポンプ1の運転継続可能な許容範囲内に収め
ることが可能となる。
【0085】[第18の実施の形態]図14は、本発明
の第18の実施の形態を示す。この第18の実施の形態
は、図6に示した第6の実施の形態において、循環水ポ
ンプトリップ対象検出手段58と、循環水ポンプ吐出連
絡弁開閉検出手段59と、循環水ポンプ運転状態切替器
65とを追設したものである。
【0086】本実施の形態によれば、循環水ポンプトリ
ップ対象検出手段58からの循環水ポンプトリップ状態
信号と、循環水ポンプ吐出連絡弁開閉検出手段59から
の循環水ポンプ吐出連絡弁開閉状態信号を循環水ポンプ
運転状態切替器65に入力する。循環水ポンプ運転状態
切替器65で得られた循環水ポンプ運転状態切替信号を
それぞれ第1の循環水ポンプ流量演算器26、第1の循
環水ポンプ流量設定器27、復水器真空度設定器29、
電源周波数演算器31に入力する。
【0087】第1の循環水ポンプ流量演算器26、復水
器真空度設定器29、電源周波数演算器31では流量状
態の補正をかけ、第1の循環水ポンプ流量設定器27で
は、循環水ポンプ1の運転状態に応じたプラントの発電
機出力相当の流量設定値に変更を行なうことができる。
【0088】例えば、複数の循環水ポンプ1のうちの一
部がトリップした場合に、運転を継続している循環水ポ
ンプ1の流量を増やして、一部の循環水ポンプ1がトリ
ップしたことによる全体の冷却水流量をある程度補うこ
とができる。また、運転を継続している循環水ポンプ1
の流量が過大になるのを防ぐように制御することも可能
である。このようにして、プラントの運転を継続するこ
とができる。
【0089】[第19の実施の形態]第19の実施の形
態は、図6に示した第6の実施の形態において、第1の
循環水ポンプ流量設定器27に代えて循環水ポンプ用電
動機2の定格動力、周波数制限および循環水ポンプ1の
流量制限を満足する流量制限値を設定する流量設定器を
設け、また第1の低値選択器28に代えて高値選択器を
設けたものである(図示せず)。
【0090】本実施の形態によれば、循環水ポンプの回
転数を上昇させてプラントの発電機出力を増加させる運
転を行なった場合にも安定にプラントの運転を継続させ
ることができる。なお、以上第1から第19の実施の形
態の各特徴を種々に組み合わせた構成とすることもでき
る。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の循環水ポ
ンプ制御装置においては、循環水ポンプの回転数を低下
させることにより、プラントの所内動力を低減すること
が可能となる。また、循環水ポンプの回転数を上昇させ
ることにより、プラントの出力を上昇させることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る復水器システムの第1の実施の形
態を示す系統図。
【図2】図1の復水器真空度制御器の一例を示すブロッ
ク構成図。
【図3】図1の復水器システムの作用効果を説明するた
めの循環水ポンプ特性図であって、(a)は従来の技術
の場合を示し、(b)は図1の復水器システムの場合と
従来の技術の場合とを比較して示す。
【図4】本発明に係る復水器システムの第4の実施の形
態における復水器真空度制御器の一例を示すブロック構
成図。
【図5】本発明に係る復水器システムの第5の実施の形
態における復水器真空度制御器の一例を示すブロック構
成図。
【図6】本発明に係る復水器システムの第6の実施の形
態における復水器真空度制御器の一例を示すブロック構
成図。
【図7】本発明に係る復水器システムの第7の実施の形
態を示す概略系統図。
【図8】本発明に係る復水器システムの第8の実施の形
態を示す概略系統図。
【図9】本発明に係る復水器システムの第9および第1
0の実施の形態における復水器真空度制御器の一例を示
すブロック構成図。
【図10】本発明に係る復水器システムの第14の実施
の形態を示す系統図。
【図11】図10の復水器真空度制御器の一例を示すブ
ロック構成図。
【図12】本発明に係る復水器システムの第15の実施
の形態における復水器真空度制御器の一例を示すブロッ
ク構成図。
【図13】本発明に係る復水器システムの第17の実施
の形態における復水器真空度制御器の一例を示すブロッ
ク構成図。
【図14】本発明に係る復水器システムの第18の実施
の形態における復水器真空度制御器の一例を示すブロッ
ク構成図。
【図15】従来の復水器システムの系統図。
【符号の説明】
1…循環水ポンプ、2…循環水ポンプ用電動機、3…母
線、4…遮断器、4a…遮断器、5…循環水ポンプ配
管、6…復水器、7…復水器冷却水管、8…取水口、9
…放水口、10…タービン、11…発電機、12…復水
器入口冷却水温度検出器、13…復水器出口冷却水温度
検出器、14…復水器真空度検出器、15…発電機電力
検出器、16…空気抽出器、17…空気抽出器空気入口
弁、18…可変周波数電源装置、19…復水器真空度制
御器、20…循環水ポンプ制御装置、21…復水器入口
冷却水温度信号、22…復水器出口冷却水温度信号、2
3…復水器真空度信号、24…温度偏差演算器、25…
復水器冷却水出入口温度差信号、26…第1の循環水ポ
ンプ流量演算器、27…第1の循環水ポンプ流量設定
器、28…第1の低値選択器、29…復水器真空度設定
器、30…第2の低値選択器、31…電源周波数演算
器、32…電源周波数制御信号、33…循環水系流路抵
抗、34…循環水ポンプ全揚程、35…循環水ポンプ軸
動力、36…運転点、37…回転数低減後循環水ポンプ
全揚程、38…回転数低減後循環水ポンプ軸動力、39
…回転数低減後運転点、40…循環水ポンプ吐出連絡
弁、41…循環水ポンプ流量制限器(Δt)、42…循
環水ポンプ流量制限器(定格出力)、43…高値選択
器、44…可変周波数電源装置バイパスライン、45…
可変周波数電源故障検出手段、46…復水器真空度制御
器故障検出手段、47…供給電力低減量0以下検出手
段、48…可変周波数電源故障信号、49…復水器真空
度制御器故障信号、50…供給電力低減量0以下信号、
51…論理和回路、52…可変周波数電源ライン切替信
号、53…復水器真空度上限設定器、54…真空度偏差
演算器、55…真空度/蒸気量制御量変換器、56…空
気抽出器駆動蒸気量制御信号、57…復水器水室出口
弁、58…循環水ポンプトリップ対象検出手段、59…
循環水ポンプ吐出連絡弁開閉検出手段、60…第2の循
環水ポンプ流量演算器、61…第2の循環水ポンプ流量
設定器、62…流量偏差演算器、63…流量/弁開度制
御量変換器、64…復水器水室出口弁制御信号、65…
循環水ポンプ運転状態切替器、66…循環水ポンプ流量
信号、70…循環水ポンプ出口弁、71…復水器入口
弁、72…復水器冷却器、74…復水器水室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保坂 一志 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気タービン発電プラントの蒸気タービ
    ン排気を冷却して復水にするための復水器と、 前記復水器内の非凝縮性ガスを排出する空気抽出器と、 冷却水を導入して前記復水器を冷却する復水器冷却器
    と、 前記復水器冷却器に前記冷却水を送るための循環水ポン
    プと、 前記循環水ポンプを駆動する電動機と、 前記復水器冷却器の冷却能力を調整するべく前記循環水
    ポンプの回転数を制御する制御手段と、 を有すること、を特徴とする復水器システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の復水器システムにおい
    て、前記制御手段は、実測データに基いて、前記復水器
    の真空度、前記発電プラントの発電出力、前記復水器冷
    却器に導入される前の前記冷却水の温度、前記復水器冷
    却器に導入される前と復水器冷却器を出た後の前記冷却
    水の温度差、前記復水器冷却器に導入される前記冷却水
    の流量、前記復水器冷却器内の前記冷却水の流速、前記
    復水器冷却器内の差圧、のうちの少なくとも一つが所定
    の範囲にはいることを目標として制御するものであるこ
    と、を特徴とする復水器システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の復水器システ
    ムにおいて、前記制御手段は、前記電動機に供給する電
    力の周波数を制御するものであること、を特徴とする復
    水器システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の復
    水器システムにおいて、前記循環水ポンプおよび電動機
    は複数組あって、前記制御手段は、前記複数組のうちの
    一部の組のみの回転数を制御するものであること、を特
    徴とする復水器システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の復
    水器システムにおいて、前記制御手段は、前記プラント
    の発電電力が通常運転中にそのプラントの定格出力を下
    回らないように、前記循環水ポンプの回転数を制御する
    ものであること、を特徴とする復水器システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の復
    水器システムにおいて、前記制御手段は、前記復水器冷
    却水入口と復水器冷却水出口での冷却水の温度差が所定
    の制限値を超えないように前記循環水ポンプの回転数を
    制御するものであること、を特徴とする復水器システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の復
    水器システムにおいて、前記制御手段は、前記復水器冷
    却器内の前記冷却水の平均流速が、海棲生物付着防止ま
    たは配管浸食防止のための制限幅を逸脱しないように前
    記循環水ポンプの回転数を制御するものであること、を
    特徴とする復水器システム。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の復
    水器システムにおいて、前記制御手段は、前記復水器冷
    却器内の冷却水管内差圧が、冷却水管洗浄のためのボー
    ルが当該冷却水管を通過するための必要最低限以上の差
    圧を維持するように、前記循環水ポンプの回転数を制御
    するものであること、を特徴とする復水器システム。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の復
    水器システムにおいて、前記制御手段は、前記復水器内
    の真空度が、タービン振動の恐れのある過真空域下限以
    下で、かつ、タービントリップの恐れのある注意域上限
    以上の安定運転範囲内に維持されるように、前記循環水
    ポンプの回転数を制御するものであること、を特徴とす
    る復水器システム。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    復水器システムにおいて、選択的に、前記循環水ポンプ
    の回転数を制御することなしに前記循環水ポンプを駆動
    するための直接駆動手段をさらに有すること、を特徴と
    する復水器システム。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    の復水器システムにおいて、前記空気抽出器は蒸気で駆
    動されるものであって、前記空気抽出器に供給する蒸気
    流量を制御する手段とをさらに有すること、を特徴とす
    る復水器システム。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれかに記載
    の復水器システムにおいて、前記復水器と前記空気抽出
    器の間に空気抽出器入口弁が配置され、この空気抽出器
    入口弁の開度を制御する手段をさらに有すること、を特
    徴とする復水器システム。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかに記載
    の復水器システムにおいて、前記循環水ポンプは複数あ
    って、前記循環水ポンプの一部がトリップした場合に、
    トリップした循環水ポンプが供給していた前記復水器冷
    却器の部分の少なくとも一部に、運転を継続している残
    りの循環水ポンプからの冷却水の少なくとも一部を供給
    できるように前記冷却水の流路を切り替える手段をさら
    に有すること、を特徴とする復水器システム。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれかに記載
    の復水器システムにおいて、前記循環水ポンプは複数あ
    って、前記循環水ポンプの一部がトリップした場合に、
    運転を継続している残りの循環水ポンプの回転数を制御
    する手段を有することを、特徴とする復水器システム。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の復水器システムにおいて、前記電動機の定格動力およ
    び周波数制限、並びに前記循環水ポンプの流量制限を超
    えないように前記循環水ポンプの回転数を制御する手段
    を有することを、特徴とする復水器システム。
JP2002159525A 2002-05-31 2002-05-31 復水器システム Expired - Lifetime JP4074137B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002159525A JP4074137B2 (ja) 2002-05-31 2002-05-31 復水器システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002159525A JP4074137B2 (ja) 2002-05-31 2002-05-31 復水器システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003343211A true JP2003343211A (ja) 2003-12-03
JP4074137B2 JP4074137B2 (ja) 2008-04-09

Family

ID=29773944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002159525A Expired - Lifetime JP4074137B2 (ja) 2002-05-31 2002-05-31 復水器システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4074137B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009133852A1 (ja) * 2008-04-28 2009-11-05 三菱重工業株式会社 一軸型複合サイクルプラントのガスタービン制御装置及びその方法
JP2016133392A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 循環水ポンプ制御システム及び制御方法
CN107246807A (zh) * 2017-06-23 2017-10-13 大唐东北电力试验研究所有限公司 用于电厂的高效可调整真空控制方法及系统
US9920998B2 (en) 2012-01-23 2018-03-20 Fuji Electric Co., Ltd. Air cooled condenser and power generating apparatus provided with the same
JP2019090352A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 一般財団法人電力中央研究所 産業設備
CN110220234A (zh) * 2019-03-11 2019-09-10 华电电力科学研究院有限公司 一种基于热网循环水流量和温差优化的供热系统及其工作方法
JP2020133981A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 株式会社東芝 冷却水循環システム、冷却水循環方法および汽力発電プラント
CN111852590A (zh) * 2019-04-26 2020-10-30 川崎重工业株式会社 发电设备
CN112041628A (zh) * 2018-02-23 2020-12-04 三菱重工船用机械株式会社 冷凝系统的控制方法、冷凝系统以及具备该冷凝系统的船舶
CN112283948A (zh) * 2020-11-20 2021-01-29 成都前锋电子有限责任公司 一种具有零冷水功能的燃气采暖热水炉
CN113432370A (zh) * 2021-07-05 2021-09-24 蔚海建 不同负荷和供水温度下供需平衡的循环水系统及控制方法
CN113644297A (zh) * 2021-08-06 2021-11-12 中国科学院大连化学物理研究所 一种燃料电池阳极排水方法
CN113847825A (zh) * 2021-09-18 2021-12-28 西安热工研究院有限公司 一种引风机小汽轮机独立凝汽器冷却水量调整的系统及方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101619932B (zh) * 2009-07-17 2013-02-27 山东泓奥电力科技有限公司 凝汽器真空提高节能控制系统
KR101852187B1 (ko) * 2015-12-24 2018-06-11 김선조 복수기의 운전을 위한 냉각수 유량제어 방법

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009264336A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 一軸型複合サイクルプラントのガスタービン制御装置及びその方法
US8919130B2 (en) 2008-04-28 2014-12-30 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Gas turbine control system and method for single-shaft combined cycle plant
WO2009133852A1 (ja) * 2008-04-28 2009-11-05 三菱重工業株式会社 一軸型複合サイクルプラントのガスタービン制御装置及びその方法
US9920998B2 (en) 2012-01-23 2018-03-20 Fuji Electric Co., Ltd. Air cooled condenser and power generating apparatus provided with the same
JP2016133392A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 循環水ポンプ制御システム及び制御方法
GB2535856A (en) * 2015-01-19 2016-08-31 Hitachi Ge Nuclear Energy Ltd Control system and control method of circulating water pump
GB2535856B (en) * 2015-01-19 2017-03-22 Hitachi Ge Nuclear Energy Ltd Control system and control method of circulating water pump
CN107246807A (zh) * 2017-06-23 2017-10-13 大唐东北电力试验研究所有限公司 用于电厂的高效可调整真空控制方法及系统
CN107246807B (zh) * 2017-06-23 2023-01-06 大唐东北电力试验研究所有限公司 用于电厂的高效可调整真空控制方法及系统
JP2019090352A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 一般財団法人電力中央研究所 産業設備
CN112041628A (zh) * 2018-02-23 2020-12-04 三菱重工船用机械株式会社 冷凝系统的控制方法、冷凝系统以及具备该冷凝系统的船舶
CN112041628B (zh) * 2018-02-23 2022-07-05 三菱重工船用机械株式会社 冷凝系统的控制方法、冷凝系统以及具备该冷凝系统的船舶
JP2020133981A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 株式会社東芝 冷却水循環システム、冷却水循環方法および汽力発電プラント
CN110220234A (zh) * 2019-03-11 2019-09-10 华电电力科学研究院有限公司 一种基于热网循环水流量和温差优化的供热系统及其工作方法
CN111852590A (zh) * 2019-04-26 2020-10-30 川崎重工业株式会社 发电设备
CN112283948A (zh) * 2020-11-20 2021-01-29 成都前锋电子有限责任公司 一种具有零冷水功能的燃气采暖热水炉
CN112283948B (zh) * 2020-11-20 2022-10-28 成都前锋电子有限责任公司 一种具有零冷水功能的燃气采暖热水炉
CN113432370A (zh) * 2021-07-05 2021-09-24 蔚海建 不同负荷和供水温度下供需平衡的循环水系统及控制方法
CN113644297A (zh) * 2021-08-06 2021-11-12 中国科学院大连化学物理研究所 一种燃料电池阳极排水方法
CN113644297B (zh) * 2021-08-06 2022-07-19 中国科学院大连化学物理研究所 一种燃料电池阳极排水方法
CN113847825A (zh) * 2021-09-18 2021-12-28 西安热工研究院有限公司 一种引风机小汽轮机独立凝汽器冷却水量调整的系统及方法
CN113847825B (zh) * 2021-09-18 2024-03-12 西安热工研究院有限公司 一种引风机小汽轮机独立凝汽器冷却水量调整的系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4074137B2 (ja) 2008-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003343211A (ja) 復水器システム
WO2012026317A1 (ja) 油冷式ガス圧縮機
CN112983825B (zh) 空气压缩系统
US7405491B2 (en) Electric power generating device
JP2010269641A (ja) セントラル清水冷却システム
KR100725900B1 (ko) 선박의 엔진냉각용 펌프의 제어시스템
JP3950304B2 (ja) 冷凍装置用スクリュ圧縮機
JP5790793B2 (ja) 空冷凝縮器およびそれを備えた発電装置
JP2008224155A (ja) 氷蓄熱式熱源機装置及びその制御方法
JP2007009699A (ja) 復水器システム
JP2019019797A (ja) 熱電併給システム及び熱電併給システムの運転方法
JP2002285992A (ja) 真空ポンプ装置
JP3571205B2 (ja) タービン軸受油温度制御装置
KR101873692B1 (ko) 열 에너지 회수 시스템
CN111852590B (zh) 发电设备
JP2007139235A (ja) 復水器の制御方法
KR100758412B1 (ko) 발전설비의 냉각수 공급장치
JP3603145B2 (ja) 海水ポンプの運転装置
JP2001317305A (ja) タービン・発電機の制御方法と装置
JP2004156517A (ja) 蒸気タービンプラント
JP2019007378A (ja) 熱エネルギー回収システム及びそれを搭載する船舶
JPH08135411A (ja) 排熱利用発電所の制御装置
JP5539472B2 (ja) 火力発電所における循環ポンプ運転方法および運転システム
JP2007315364A (ja) 炉頂圧回収タービン翼部へのダスト付着防止装置
JP2016133392A (ja) 循環水ポンプ制御システム及び制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050404

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060823

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4074137

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140201

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term