JP2003342971A - バッチ式土壌混合改良機 - Google Patents

バッチ式土壌混合改良機

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JP2003342971A
JP2003342971A JP2002151505A JP2002151505A JP2003342971A JP 2003342971 A JP2003342971 A JP 2003342971A JP 2002151505 A JP2002151505 A JP 2002151505A JP 2002151505 A JP2002151505 A JP 2002151505A JP 2003342971 A JP2003342971 A JP 2003342971A
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JP2002151505A
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Hiroyasu Baba
紘保 馬場
Tomio Aimori
冨男 相森
Tadaaki Tomonaga
忠明 朝永
Shigeru Matsuo
松尾  茂
Minobu Watanabe
美信 渡邊
Mitsuo Tojima
光男 東島
Kenichiro Dan
健一郎 團
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Nakayama Iron Works Ltd
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Nakayama Iron Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】土壌改良剤を混合攪拌し、均一に攪拌されたな
改良土壌を得る。 【解決手段】土壌混合改良機1は、バッチ式で一定量の
土壌原料を改良する。基台2に揺動可能に枠体3を設
け、この枠体3に改良機の主要部をなす分離装置4、混
合撹拌装置5、コンベヤ6が設置されていて、油圧シリ
ンダー8により傾斜角度の調整が可能である。分離装置
4で分離された小粒土壌に改良剤を添加し、混合撹拌装
置5の撹拌翼5aを掻き上げる方向に一定時間回転させ
る。基台2の下部にロードセル20を置き、荷重を自動
的に測定し制御装置19で撹拌翼5aの回転方向、コン
ベヤ6の回転方向、改良剤の添加量等を制御し最適な条
件を設定して均一な改良土にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土壌を改良するた
めの土壌混合改良機に関する。更に詳しくは、主として
建設、土木残土として発生する軟弱な土壌から石等を分
離選別を行い、これに土壌改良剤を混合撹拌をして土壌
改良を行うバッチ式土壌混合改良機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から土木、建築工事に伴い発生する
残土等は、可能な限りリサイクルされることが望まれて
いる。元の農業用地や沼地等の土壌は軟弱で、その掘削
残土をそのまま再利用して埋め立てると地盤が軟弱化し
て問題である。しかし、限られた土地の利用上の制約条
件から、このような土地に家屋等の構造物を建設せざる
を得ないことも現実の問題である。
【0003】又、掘削した残土等の土壌においては、石
が含まれていることが多く、このような石を含む土壌は
粒度にバラツキがある。これを一定粒径以上の土壌とそ
れ以下の土壌とに分離するが、分離され区分けされた土
壌はいずれも再利用されている。軟弱な地盤に対しては
地盤改良剤、例えば生石灰、セメント等の固化剤を混合
させて土壌を硬質化させている。これらの土壌改良は専
用の改良機が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の改良機はそれな
りに自動化され効果はあげているが、混合撹拌は撹拌機
を一方向に回転させて行うものであり、又撹拌状態にば
らつきがあるため混合撹拌された土壌は一定の粒度を持
ち硬化性のある土壌とはいえなかった。土壌の良否は建
築物の土台の良否に影響を及ぼすものであり、建築物の
保証の一基準ともなるものである。従って、改良された
土壌が一定のものであり、数値的な裏付けがあって品質
が安定していることが理想で、その開発が望まれてい
た。
【0005】本発明は、このような技術的背景に基づい
てなされたものであり、次のような目的を達成する。本
発明の目的は、分離された土壌を正逆制御で土壌を掻き
上げ、混合撹拌を繰り返し、安定した改良土にする土壌
混合改良機を提供することにある。本発明の他の目的
は、簡易な制御構成の制御で改良すべき土壌の品質を一
定にするようにした土壌混合改良機を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、次の手段を採る。即ち、本発明1のバッチ式
土壌混合改良機は、基台と、この基台に揺動可能に設け
られた枠体と、前記枠体の上部に設けられ一定量の土壌
を小径土壌と大径土壌とに分離するための分離手段と、
前記分離手段の下部の前記枠体に設けられ前記分離され
た小径土壌を正転、又は逆転可能な混合カッターで混合
する混合撹拌手段と、前記混合撹拌手段により混合され
た土壌を受けて機内へ逆送又は機外に移送するための移
送手段とから構成されている。
【0007】本発明2のバッチ式土壌混合改良機は、前
記発明1において、前記基台端部の支軸を中心に揺動可
能な前記枠体の傾斜角度を調整する調整手段を設けた構
成にしてもよい。土壌の性状により、分離装置、混合撹
拌装置、移送装置の傾斜角度を変えることで、混合撹拌
の効率を高めるのに効果的である。
【0008】本発明3のバッチ式土壌混合改良機は、前
記発明1において、前記基台下部に荷重を計測するため
の荷重計を設けた構成にしてもよい。投下される土壌の
重量管理を行うのに簡素な構成である。この荷重計はロ
ードセルであってもよく、設置位置、個数等は基台の形
状、地面の状態に合わせて正確な測定が行えるようにす
る。
【0009】本発明4のバッチ式土壌混合改良機は、前
記発明1において、前記混合撹拌手段は、改良剤を混合
した分離土壌を混合撹拌する手段であってもよい。荷重
計による測定結果に基づき土壌の性状に合う量の固化剤
として、セメント、消石灰等の改良剤を土壌に添加して
もよい。
【0010】本発明5のバッチ式土壌混合改良機は、前
記発明1において、前記混合カッターの正逆転の制御及
び前記荷重計からの信号を受けて一定量の土壌の量を制
御するための制御装置を設けた構成にしてもよい。測定
データ等を制御装置に送ることで、この改良機の土壌コ
ントロールを自動化し、安定し均質な改良土壌を得るの
に効果的である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、本発明による土壌混合改良
機1の全体構成を示す側面図で、図2は、土壌混合改良
機1の全体構成を示す平面図で、実施の形態の改良機は
自走のための駆動装置がなく地上に直接設置するタイプ
である。この土壌混合改良機1は、基台2に枠体3が揺
動可能な構成で設けられていて、この枠体3に各装置が
設けられている。この枠体3上部には、土石等の土壌原
料を大小の粒度に区分けし分離する分離装置4が設けら
れ、この分離装置4の下部に分離された土壌を混合撹拌
する混合撹拌装置5が設けられ、更にこの混合撹拌装置
5の下方向に混合撹拌された土壌を移送するための移送
装置即ちコンベヤ6が設けられている。
【0012】これらの装置を有するこの土壌混合改良機
1は、前述のとおり台車タイプではなく直接地表に設置
するタイプとして構成されている。又、分離装置4に対
しては一定量の土壌原料が投入されるように制御され、
本発明の土壌混合改良機1はバッチ式として構成されて
いる。この土壌混合改良機1の基本形態は、特開平11
−336119号公報、及び特開2000−32859
8号公報に記載されているので、詳細な説明は省略す
る。本発明の土壌混合改良機1はこれらの公知技術を改
良発展させたものである。
【0013】主要部をなす各装置は前述のとおり、枠体
3に設けられているが、この枠体3は基台2の端部に設
けられた支軸7を介して揺動自在である。一方、基台2
の一部に揺動可能に角度調整手段として油圧シリンダー
8が取り付けられていて、この油圧シリンダー8のロッ
ド8aの端部が枠体3に取り付けられている。従って、
油圧シリンダー8に圧油が供給されるとロッド8aが張
り出し、これに伴い枠体3は支軸7を中心に基台2に対
し持ち上げられる方向に揺動する。
【0014】所望の揺動角度位置で、ピンを差し込み固
定する。ロッドとシリンダの相対的な位置は固定され
る。これによって、前述の各装置は、設置されている状
態の傾斜角度の変更が可能であり、任意の角度位置に設
置することができる。土壌原料の性状によって、この傾
斜角度を変更させながら最適な条件で稼働させることが
できる。この結果、効率的に混合・混練が行えることに
なる。次に前述の各装置について説明する。
【0015】分離装置4は、ホッパ9とローラ群10と
から構成されている。ホッパ9は上側ホッパ9aと下側
ホッパ9bとから形成されている。ローラ群10は、上
側ホッパ9aと下側ホッパ9bとの境界面領域に配置さ
れている。ローラ群10は、図2に示すように、横列に
複数の要素ローラ10aが回転軸10bに固定された単
位横列ローラー10cとして形成され、この単位横列ロ
ーラー10cが縦方向に複数個並んでローラ群10を構
成している。
【0016】要素ローラ10aは、本実施の形態におい
ては、1つの種類であるが複数の異なる形状の要素ロー
ラ10aの配列であってもよい。例えば、一方の要素ロ
ーラ10aは周囲が円筒面である薄板状のディスクであ
り、他方の要素ローラ10aは周面が凹凸波面として形
成されているものであってもよい。他方の要素ローラ1
0aは、周面が4箇所で凸面になるように4つの突起が
形成されている。これら異なる2種類の要素ローラ10
aが横方向及び縦方向に交互に配列され、格子状にロー
ラ群10を構成するのである。
【0017】このローラ群10は、支軸7側の回転軸1
0bにスプロケット11、チェーン12を介して枠体3
上に設けられたローラ用モータ13に直接連結してい
る。又、ローラ群10の他の回転軸10bはそれぞれホ
ッパ壁に支持され、スプロケット11を有していてチェ
ーン12を介してそれぞれが連結しローラ用モータの伝
達力を受けている。従って、ローラ用モータ13の伝達
力は全ての回転軸10bに伝えられる。
【0018】このローラ群10の上部に粘質土石等の土
壌原料がショベル等により投下される。このローラ群1
0に投下された土壌原料は、ローラ群10の回転により
篩われ、格子状のローラ群10の上側から下側に通過す
るものと通過できないものとに分離する。即ち、大粒の
土壌と小粒の土壌とに分離される。粘質土石等の土壌で
特に石類は砕かれることがないので、通過できないもの
はローラ群10上を転動しながら大粒土壌、大径の石等
は、分離装置4の端部に移動しホッパ9の後端縁9cか
ら機外に排出される。
【0019】一方、粘質土等の小粒土壌は、要素ローラ
10aの間で引き裂けられながら上側から下側に通過し
て落下する。この通過の際、土壌は、ほぐされ、幾分か
は解砕され、且つ混合・混練されながら落下し、下側ホ
ッパ9b内に蓄積される。土壌はローラ群10の回転に
よって分離されるが、分離方法は必ずしもこの方法に限
定されることはない。例えば、分離装置4は、バイブレ
ーテインググリッド(加振装置を備えた篩装置)を有す
る装置であってもよい。
【0020】この例を図6に示す。ホッパ14に投入さ
れた土壌を、下部に位置するバイブレーテインググリッ
ドが受けるようになっている。バイブレーテインググリ
ッドは、上部のホッパ14から投入された土壌を選別す
るための振動ふるいである。箱状になっているグリッド
支持台のふるい面15が傾斜になっていて、このグリッ
ド支持台に加振動作を与え土壌を選別する。篩い面15
は、図7に示すように鋼線15aを張り巡らし格子状に
なっている。このバイブレーティンググリッドについて
は公知であるので詳細な説明は省略する。
【0021】土壌原料が投下されると、振動により小粒
の土壌は格子の穴部15bからふるわれて下方向に落下
する。ふるわれた土壌は、前述のように下部に設けられ
た混合撹拌装置5に投下される。このようにバイブレー
テインググリッドによってもローラ群10によるのと同
様に分離を行うことができる。
【0022】ローラ群10の下側は、前述のとおり下側
ホッパ9bになっていて、内部に混合撹拌装置5が設け
られている。混合撹拌装置5は、分離土壌である粘質土
に改良剤であるセメント等の固化剤を添加し、改良土を
均一になるように混合撹拌するためのものである。移送
装置であるコンベヤ6上を横切る方向に、混合撹拌羽根
5aが配置されている。混合撹拌羽根5aの回転駆動軸
5bの両端は、混合撹拌装置5の枠部に固定された軸受
(図示せず)により回転自在に支持されている。
【0023】回転駆動軸5bには複数の羽根からなる混
合撹拌羽根5aが配置されている。混合撹拌羽根5a
は、上方部がローラ群10の下部に位置している。回転
駆動軸5bは、スプロケット16、チェーン17等の回
転動力伝達機構を介して撹拌用モータ18により回転駆
動される。撹拌用モータ18は図に示すように枠体3上
に混合撹拌羽根5aと同列に併置されている。この撹拌
用モータの駆動は、後述する制御装置により撹拌条件に
合う回転制御がなされる。一定量の土壌が蓄積される
と、モータは回転し撹拌を開始する。図3は混合撹拌羽
根5a部分の平面図である。
【0024】図4は、図3のX−X断面図で、4枚刃の
混合撹拌羽根5aの部分側面図である。図5は、同様に
図3のY−Y断面図で3枚刃の混合撹拌羽根5aの部分
側面図である。回転駆動軸5bには、その軸線方向に一
定間隔で2枚1組で撹拌翼固定円板5cが一定間隔で固
定配置されている。即ち、2枚の撹拌翼固定円板5cで
撹拌翼5dを挟み、その端部がボルトにより着脱固定自
在になっている。通常は、2枚の撹拌翼固定円板5cで
挟んで撹拌翼5dの端部を固定する。撹拌翼5dは、概
略円弧状の形をしたものであり正逆回転する。
【0025】回転させることにより、粘質土を撹拌翼5
dの回転軸線の直交する面で引きちぎる状態で切断す
る。撹拌翼5dの先端には、板状の爪5eが固定されて
いる。爪5eは、粘質土を撹拌混合するためのものであ
る。撹拌翼5dで粘質土を切断した後、爪5eで粘質土
を混合撹拌する。通常はこの動作を正回転で行うが、本
発明においては、混合撹拌動作を逆回転で行うことを特
徴としている。即ち、矢印Aの方向に撹拌翼5dを回転
させ土壌をコンベヤ6側からホッパ内へ押し戻すように
作用させながら上方へ掻き上げ一定時間繰り返し撹拌す
る。
【0026】下側ホッパ9bの下部には移送装置である
コンベヤ6が設置されている。このコンベヤ6は、パド
ルミキサ兼用のものである。即ち、コンベヤ6単独で撹
拌・混練機能を有する搬送装置である。案内誘導壁とス
クリュー6aとこのスクリュー6aを回転させる駆動モ
ータ6bから構成されている。撹拌翼5dが前述の撹拌
を行っているとき、コンベヤ6は土壌を混合撹拌装置5
側へ逆送する方向にスクリュー6aを回転させている。
【0027】従って、土壌はコンベヤ6で機外に排出さ
れることなく、混合撹拌装置5側に常に押し戻す状態に
なる。押し戻された土壌は、撹拌翼5dの回転に沿って
ぐるぐる回転し、撹拌翼5dにより、解砕、ほぐし、混
合、混練される。又、土壌は掻き上げられ、ほぐされて
落下することを繰り返すことで多量の空気に触れること
になり、水分の蒸発が促進され、空気を多く含む土壌の
効果も得られることになる。
【0028】このように、撹拌翼5dとコンベヤ6の同
時動作で、この混合撹拌は一定の土壌を同一箇所で均等
に満遍なく行われる。混合撹拌動作が完了したならば、
撹拌翼5dの回転を正回転にし、更にコンベヤ6のスク
リュー6aの回転を土壌が機外に排出される方向の回転
にする。これにより、混合撹拌された土壌は撹拌翼5d
により混合撹拌装置5からコンベヤ6側に押しやられ、
全ての土壌がコンベヤ6により機外に排出される。この
コンベヤ6は、前述のとおり、スクリュータイプである
が、撹拌、混練機能を有するパドルミキサ兼用のもので
ある。
【0029】スクリュー6aの回転に伴い、改良された
土壌はコンベヤ6の端部へ移送され、コンベヤ6の端部
の排出口から排出される。基台2の足回りの側部に各装
置の制御を行う制御装置19が設けられている。ただ
し、この制御装置の取り付け位置は限定されない。この
制御装置19は、混合撹拌装置5の撹拌翼5dの回転制
御を行っており、又、この改良機に搭載された土壌原料
の重量を算出制御している。更に、コンベヤ6のスクリ
ュー6a回転制御も行っている。基台2下部には地面と
の間に荷重計であるロードセル20が設けられていて、
基台2に負荷する荷重を測定できるようになっている。
【0030】このロードセル20では、土壌原料の投下
された状態と投下される前の荷重を測定し、その両者の
差を求め投下される土壌原料の重量を算出している。こ
のデータが制御装置19に送信され、投下された重量に
応じて撹拌翼5dの回転等の制御を行う。これはコンベ
ヤ6に対しても同様の制御が行われる。この結果は、タ
イマー等により、一定時間の稼働を指定することにな
る。タイマーの場合は自動運転が可能であるが、手動に
より適量の時間をみて運転することも可能である。量が
多ければ、撹拌回転数あるいは時間は多くなり、量が少
なければ撹拌回転数あるいは時間は少なくなる。
【0031】又、地盤改良剤の収納、添加手段は図示し
ていないが、この量に応じて改良剤の量が決定され、土
壌に添加される。このようにして土壌原料がどのような
状態の量であっても、条件に合う適切で均等な分離と混
合撹拌が施されるようになっている。又、改良土壌を排
出した後、再度ロードセル20で機械の荷重を測定すれ
ば、若干の残留物の重量を検出し、次のバッチ処理で投
入される適切な土壌原料の重量を前もって算出すること
ができる。本発明の改良機には測定手段としては図示さ
れていないが、この制御は土壌原料の含水率、ph、汚
染物質の含有率等の土壌原料の性状に応じたコントロー
ルもできる。
【0032】本発明は、このようにデータに基づく制御
を行っているが、制御装置19に関わるブロック図を図
8に示す。荷重データあるいは土壌の性状データ等を制
御装置に送ることにより、改良剤の添加量を決定するな
どする。混合撹拌装置の制御、コンベアの制御も同様で
あることは前述のとおりである。又、構成としては図示
していないが、その他関連の装置の制御等を組み入れる
ことは可能である。
【0033】次にこの改良機に付随して備えられる装置
について説明する。ホッパ9は鉄製で土壌を収納するボ
ックス状のものであるが、外部からショベル等で投入さ
れる土壌を受けている。この投入のときショベルがホッ
パ9に衝突すると、ホッパ9及び改良機全般に大きな衝
撃ダメージを与えることがある。この衝突ダメージを緩
和するため、ホッパ9投入口周縁に緩衝部材としてゴム
を取り付けている。この緩衝部材は、ゴム以外にバネ等
のものであってもよい。この緩衝部材を設けることによ
り、衝撃は和らげられホッパ9等の損傷を防止すること
ができる。
【0034】更に、撹拌され固化された改良土は、図示
していない解砕機に送られて解砕される。解砕機は空気
の混入を促し、混合土を細かく解するためのもので、コ
ンベアに隣接して設けられている。もし改良土が固い状
態のものであれば、この解砕機に投入し破砕する。解砕
機は、ケーシングを備え、このケーシング内部に2本の
ロータリーカッターと反撥板が設けられいるものであ
る。ロータリーカッターは外周に切断刃を有していて、
回転駆動により混合撹拌装置5により撹拌、固化され搬
送されてきた混合土を解砕する。解砕された混合土は、
改良土として実用に供される。軟弱な土壌はこのように
して固化、解砕され改良土として再利用される。以上、
実施の形態を説明したが、本発明はこの例に限定されな
いことはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の土壌混合
改良機は、土壌原料を分離装置で分離し、分離された土
壌を正逆制御で、特に逆回転で混合撹拌することで安定
した改良土にできる。又、基台の下部にロードセル等の
簡易な荷重計を置き、ローコストで改良剤の量等を自動
的に制御装置で算出し、自動的に品質の安定した改良土
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、バッチ式土壌混合改良機の全体を示す
側面図である。
【図2】図2は、バッチ式土壌混合改良機の全体を示す
平面図である。
【図3】図3は、混合撹拌装置の撹拌翼の構成を示した
部分平面図である。
【図4】図4は、図3のX−X断面図である。
【図5】図5は、図3のY−Y断面図である。
【図6】図6は、篩い装置の部分側面図である。
【図7】図7は、篩い面の構成を示す部分平面図であ
る。
【図8】図8は、制御装置に関わるブロック図である。
【符号の説明】
1…土壌混合改良機 2…基台 3…枠体 4…分離装置 5…混合撹拌装置 6…コンベア 8…油圧シリンダー 9…ホッパ 10…ローラ群 19…制御装置 20…ロードセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝永 忠明 佐賀県武雄市朝日町大字甘久2246番地の1 株式会社中山鉄工所内 (72)発明者 松尾 茂 佐賀県武雄市朝日町大字甘久2246番地の1 株式会社中山鉄工所内 (72)発明者 渡邊 美信 佐賀県武雄市朝日町大字甘久2246番地の1 株式会社中山鉄工所内 (72)発明者 東島 光男 佐賀県武雄市朝日町大字甘久2246番地の1 株式会社中山鉄工所内 (72)発明者 團 健一郎 佐賀県武雄市朝日町大字甘久2246番地の1 株式会社中山鉄工所内 Fターム(参考) 4G035 AB46 AE02 AE13 4G078 AA03 AA20 AB01 BA01 BA03 BA09 CA01 CA05 CA12 CA20 DA01 DB03 EA08 EA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台と、 この基台に揺動可能に設けられた枠体と、 前記枠体の上部に設けられ一定量の土壌を小径土壌と大
    径土壌とに分離するための分離手段と、 前記分離手段の下部の前記枠体に設けられ分離された前
    記小径土壌を正転、又は逆転可能な混合カッターで混合
    する混合撹拌手段と、 前記混合撹拌手段により混合された土壌を受けて機内へ
    逆送、又は機外に移送するための移送手段とからなるバ
    ッチ式土壌混合改良機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のバッチ式土壌混合改良機
    において、 前記基台端部の支軸を中心に揺動可能な前記枠体の傾斜
    角度を調整する調整手段を設けたことを特徴とするバッ
    チ式土壌混合改良機。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のバッチ式土壌混合改良機
    において、 前記基台下部に荷重を計測するための荷重計を設けたこ
    とを特徴とするバッチ式土壌混合改良機。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のバッチ式土壌混合改良機
    において、 前記混合撹拌手段は、改良剤を混合した分離土壌を混合
    撹拌する手段であることを特徴とするバッチ式土壌混合
    改良機。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のバッチ式土壌混合改良機
    において、 前記混合カッターの正逆転の制御、及び前記荷重計から
    の信号を受けて一定量の土壌の量を算出制御するための
    制御装置を設けたことを特徴とするバッチ式土壌混合改
    良機。
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JP (1) JP2003342971A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269247A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Kayaba Ind Co Ltd 土処理装置
CN113070331A (zh) * 2021-03-19 2021-07-06 汪丽卿 一种能够连续上料的防堵塞土壤修复装置

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