JP2003342153A - 皮膚外用剤、並びに表皮細胞賦活用組成物,真皮線維芽細胞賦活用組成物,コラーゲン産生促進用組成物 - Google Patents

皮膚外用剤、並びに表皮細胞賦活用組成物,真皮線維芽細胞賦活用組成物,コラーゲン産生促進用組成物

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JP2003342153A
JP2003342153A JP2002154075A JP2002154075A JP2003342153A JP 2003342153 A JP2003342153 A JP 2003342153A JP 2002154075 A JP2002154075 A JP 2002154075A JP 2002154075 A JP2002154075 A JP 2002154075A JP 2003342153 A JP2003342153 A JP 2003342153A
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skin
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geranium
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Yumiko Okumura
由美子 奥村
Yuki Yamashita
由貴 山下
Kosuke Torii
宏右 鳥居
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Noevir Co Ltd
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Noevir Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表皮細胞を賦活化してその機能を
正常化、ターンオーバーを整えるとともに、真皮線維芽
細胞を賦活化してコラーゲン産生を高め、皮膚を健康な
状態に保ち、加齢や紫外線等の種々のストレスによるし
わ,皮膚弾性の低下といった皮膚老化症状の防止あるい
は改善に有効な皮膚外用剤、並びに表皮細胞賦活用組成
物,真皮線維芽細胞賦活用組成物,コラーゲン産生促進
用組成物を得る。 【解決手段】 ゼラニウム水抽出物,ホウセンカ
水抽出物,サンザシ水抽出物から選択される1種又は2
種以上を、そのまま、あるいは担体又は外用剤基剤に含
有させて皮膚外用剤、並びに表皮細胞賦活用組成物,真
皮線維芽細胞賦活用組成物,コラーゲン産生促進用組成
物とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表皮細胞を賦活化
してその機能を正常化、ターンオーバーを整えるととも
に、真皮線維芽細胞を賦活化してコラーゲン産生を高
め、皮膚を健康な状態に保ち、加齢や紫外線等の種々の
ストレスによるしわ,皮膚弾性の低下といった皮膚老化
症状の防止あるいは改善に有効な皮膚外用剤、並びに表
皮細胞賦活用組成物,真皮線維芽細胞賦活用組成物,コ
ラーゲン産生促進用組成物に関する。更に詳しくは、ゼ
ラニウム水抽出物,ホウセンカ水抽出物,サンザシ水抽
出物から選択される1種又は2種以上を含有して成る皮
膚外用剤、並びに表皮細胞賦活用組成物,真皮線維芽細
胞賦活用組成物,コラーゲン産生促進用組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、加齢,紫外線曝露等によリ、皮膚
の角質層及び表皮細胞,真皮細胞がダメージを受け、表
皮の細胞数が減少、表皮細胞の代謝が低下して皮膚のタ
ーンオーバー速度が遅くなり、真皮においてはヒアルロ
ン酸の減少、コラーゲンやエラスチンなどの変性が起こ
り、しわの形成や弾性の低下といった皮膚の老化や肌荒
れ症状の原因となることが知られている。これらの進行
を防止あるいは改善するため、多くの皮膚外用剤が提案
されてきた。最近では自然志向及び植物志向を反映して
か、植物抽出成分において、ヒドロキシラジカル,一重
項酸素,スーパーオキシド等の活性酸素種、脂質過酸化
物等の消去あるいは生成抑制作用を有する抗酸化成分、
真皮マトリックスの構成成分であるコラーゲンやエラス
チン,ヒアルロン酸等の分解を抑制したり、これらの産
生を促進したりする成分、表皮細胞や真皮線維芽細胞を
賦活化する成分の検索が盛んに行われている。
【0003】上記抗酸化成分としては、タンニン,フラ
ボノイド,ポリフェノール化合物等を含有する植物の抽
出物をはじめとして、種々の植物の抽出物が用いられて
いる。コラーゲンを分解するコラゲナーゼ活性を阻害す
る作用を有する成分としては、ザクロ実,レモンバーム
等(特開平7−196526)、タチジャコウソウ等
(特開平11−79970)の抽出物が、コラーゲン産
生を促進する成分としては、キク科エレファントパス属
植物(特開平9−87135)、ブナ科ブナ属植物の木
の芽(特開平10−203952)等の抽出物が開示さ
れている。エラスチンを分解するエラスターゼ活性を阻
害する成分としては、シラカバ,ケイヒ,フユボダイジ
ュ,ナツボダイジュ,シナノキ等(特開平11−171
758)、ベルゲニア・クラッシフォリア等(特開平1
1−199504)の抽出物が開示され、ヒアルロン酸
を分解するヒアルロニダーゼ活性を阻害する成分として
は、チョウジ,ビンロウジ等(特開平6−9371)、
チンピ,キンジツ等(特開平6−80576)、ウルシ
科植物(特開平7−10765)、マメ科植物(特開平
7−10768)、アルニカ,ドクダミ等(特開平10
−130162)等が、ヒアルロン酸産生を促進する成
分としては、海草であるアナアオサ(特開平6−942
2)のほか、メソイ(特開平9−87163)、シソ科
植物(特開平10−95735)、クワ科植物(特開平
11−60496)等が開示されている。また、皮膚の
真皮線維芽細胞を賦活化する成分としては、アーモン
ド、セイヨウタンポポ、セイヨウニワトコ、センキュ
ウ、センブリ、ソウハクヒ、トウニン、ニンジン、ホッ
プ、ムクゲ、ヨクイニン(特開平10−36279)等
が、表皮細胞を賦活化する成分としては、パセリ抽出物
とブナの木抽出物の併用(特開平11−335257)
等が開示されている。
【0004】しかしながら、従来用いられてきた植物抽
出成分の中には、皮膚の老化及び肌荒れ症状の防止,改
善作用等が十分ではなく、皮膚外用剤に配合する場合、
多量を用いなければならなかったり、他の抗老化若しく
は抗炎症作用を有する成分等と併用する必要のあるもの
も存在していた。また、安定かつ一定の品質を有する抽
出物が得られないものも存在していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明において
は、表皮細胞及び真皮線維芽細胞の賦活化,コラーゲン
産生の促進作用を有する成分を検索し、より有効な皮膚
の老化及び肌荒れ症状の防止,改善作用を有する皮膚外
用剤、並びに表皮細胞賦活用組成物,真皮線維芽細胞賦
活用組成物,コラーゲン産生促進用組成物を得ることを
目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するべ
く、細胞毒性を示すことなく表皮細胞及び真皮線維芽細
胞を賦活化し、コラーゲン産生を促進する成分のスクリ
ーニングを行ったところ、ゼラニウム水抽出物,ホウセ
ンカ水抽出物,サンザシ水抽出物がそれぞれ高い表皮細
胞賦活作用,真皮線維芽細胞賦活作用,コラーゲン産生
促進作用を有することを見出した。更に、これらを皮膚
に適用することにより、皮膚の老化及び肌荒れ症状を有
効に防止及び改善できることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0007】すなわち本発明においては、ゼラニウム水
抽出物,ホウセンカ水抽出物,サンザシ水抽出物から選
択される1種又は2種以上をそのまま、あるいは担体若
しくは基剤、皮膚外用剤基剤に含有させて皮膚外用剤、
並びに表皮細胞賦活用組成物,真皮線維芽細胞賦活用組
成物,コラーゲン産生促進用組成物とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いるゼラニウムとして
は、フウロソウ科(Geraniaceae)フウロソウ属(Geran
ium)に属する植物、例えば、スポッテッド・ゼラニウ
ム(G. maculatum L.),ゼラニウム・シネレウム(G.
cinereum Cav.),ゼラニウム・インカナム(G. incanu
m Burm.f.),ゼラニウム・コロンビナム(G. columbin
um L.),ゼラニウム・ディッセクタム(G. dissectum
L.),ゼラニウム・ネパレンセ(G. nepalense Swee
t.),ゼラニウム・サンギネウム(G. sanguineum
L.),ゼラニウム・シルバチカム(G. sylvaticum L.)
等を用いることができる。更には、テンジクアオイ属
Pelargonium)に属する植物である、ニオイゼラニウ
ム(P. asperum Ehrh. ex Willd.),ペラルゴニウム・
クリスパム(P. crispum(L.) L'Herit.),ペラルゴニ
ウム・デンチキュラタム(P. denticulatum Jacq.),
ペラルゴニウム(ナツザキテンジクアオイ,P. domesti
cum Bailey),オオバナテンジクアオイ(P. grandiflo
rum Willd.),ペラルゴニウム・ククラタム(P. cucul
latum Ait.),ペラルゴニウム・アングロサム(P. ang
ulosum Ait.),ニオイテンジクアオイ(P. graveolens
(L.) L'Herit.),テンジクアオイ(ゼラニウム,P. h
ortorum Bailey),ペラルゴニウム・ゾナレ(P. zonal
e L.),ペラルゴニウム・インクイナス(P. inquinans
Ait.),ペラルゴニウム・ペルタタム(P. peltatum A
it.),ペラルゴニウム・ラテリペス(P. laperipesL'H
erit.),ペラルゴニウム・コーディフォリウム(P. co
rdifolium),シロバナテンジクアオイ(P. odoratissi
mum (L.) Ait.),ペラルゴニウム・トメントサム(P.
tomentosum Jacq.)、又はこれらの交配種を用いても良
い。抽出には、花,茎,葉,根等の各部位から選択され
る一種又は二種以上、若しくは全草を用いる。効果の点
から、スポッテッド・ゼラニウム(G. maculatum L.)
の根からの抽出物を用いることが好ましい。
【0009】本発明に用いるホウセンカは、ツリフネソ
ウ科(Balsaminaceae)ツリフネソウ属(Impatiens)に
属する双子葉植物で、ホウセンカ(I. Balsamina
L.),アフリカホウセンカ(I. sultani Hook. f.),
ツリフネソウ(I. Textori Miq.),キツリフネ(I. no
li-tangere L.),インパチエンス・カペンシス(I. ca
pensis Meerb.),インパチエンス・エドゲウォルチイ
I. edgeworthii Hook. f.),インパチエンス・グラ
ンデュリフェラ(I. glandulifera Royle),インパチ
エンス・オリベリ(I. oliveri C. Wright ex W. Wat
s.),インペチエンス・パリダ(I. pallida Nutt.),
インパチエンス・パルヴィフローラ(I. parviflora D
C.)等を用いることができる。抽出には、花,茎,葉,
根等の各部位から選択される一種又は二種以上、若しく
は全草を用いる。効果の点から、ホウセンカ(I. Balsa
mina L.)の葉からの抽出物を用いることが好ましい。
【0010】本発明に用いるサンザシは、バラ科(Rosa
ceae)サンザシ属(Crataegus)に属する双子葉植物
で、サンザシ(C. cuneata Sieb. et Zucc.),セイヨ
ウサンザシ(C. oxyacantha L. em. Jacq.),オオサン
ザシ(C. pinnatifida Bunge),クラタエガス・ブラト
ゥス(C. bullatus Boiss.),クラタエガス・ラエヴィ
ガタ(C. laevigata (Poir.) DC.),クラタエガス・リ
モフィラ(C. limophilaSarg.),クラタエガス・ブレ
ヴィペス(C. brevipes Peck (pro sp.)),クラタエガ
ス・ハエマカルパ(C. haemacarpa Ashe (pro sp.)),
クラタエガス・イッマニス(C. immanis Ashe (pro s
p.)),クラタエガス・インカエデュア(C.incaedua Sa
rg. (pro sp.)),クラタエガス・マリグナ(C. malign
a Sarg. (pro sp.)),クラタエガス・ノサ(C. notha
Sarg.),クラタエガス・プベリス(C. puberis Sarg.
(pro sp.),クラタエガス・ラブロカルネア(C. rubroc
arneaSarg. (pro sp.)),クラタエガス・シミュラタ
C. simulata Sarg.),クラタエガス・アエミュラ
C. aemula Beadle),クラタエガス・アエスチヴァリ
ス(C. aestivalis (Walt.) Torr. & Gray)等を用いる
ことができる。抽出には、花,幹,葉,根等の各部位か
ら選択される一種又は二種以上、若しくは全草を用い
る。効果の点から、セイヨウサンザシ(C. oxyacantha
L. em. Jacq.)若しくはオオサンザシ(C. pinnatifida
Bunge)の幹からの抽出物を用いることが好ましい。
【0011】これらは生のまま抽出操作に供しても良い
が、抽出効率を考えると細切,乾燥,粉砕等の処理を行
った後抽出を行うことが好ましい。抽出溶媒としては、
水を用い、浸漬して抽出を行う。抽出効率を上げるため
撹拌を行ったり、抽出溶媒中でホモジナイズしても良
い。抽出温度としては、5℃程度から抽出溶媒の沸点以
下の温度とするのが適切である。抽出時間は抽出溶媒の
種類や抽出温度によっても異なるが、4時間〜14日間
程度とするのが適切である。
【0012】ゼラニウム水抽出物,ホウセンカ水抽出
物,サンザシ水抽出物から選択される1種又は2種以上
は、そのままでも表皮細胞賦活用組成物,真皮線維芽細
胞賦活用組成物,コラーゲン産生促進用組成物として用
いることができるが、濃縮,乾固したものを水や極性溶
媒に再度溶解したり、あるいはその作用を損なわない範
囲で脱色,脱臭,脱塩等の精製処理や分画処理を行った
後に用いてもよい。また保存のためには、精製処理の後
凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いることが好まし
い。また、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル
等に内包させることもできる。
【0013】また、本発明においては、ゼラニウム水抽
出物,ホウセンカ水抽出物,サンザシ水抽出物又は前記
処理物をそのまま、あるいは水,アルコール等の水性担
体、乳剤,ゲル,クリーム,軟膏等の基剤あるいは外用
剤基剤に含有させて皮膚外用剤、並びに表皮細胞賦活用
組成物,真皮線維芽細胞賦活用組成物,コラーゲン産生
促進用組成物として提供される。
【0014】更に、本発明に係る皮膚外用剤は、ローシ
ョン剤,乳剤,ゲル剤,クリーム剤,軟膏等の剤型で提
供することができる。また、化粧水,乳液,クリーム,
パック等の皮膚化粧料、メイクアップベースローショ
ン,メイクアップベースクリーム,乳液状又はクリーム
状あるいは軟膏型のファンデーション,アイカラー,チ
ークカラー等のメイクアップ化粧料、ハンドクリーム,
レッグクリーム,ボディローション等の身体用化粧料、
ボディシャンプー,石けん等の洗浄剤、トリートメン
ト,セット剤等の毛髪用化粧料等としても提供すること
ができる。
【0015】本発明においては、ゼラニウム水抽出物,
ホウセンカ水抽出物,サンザシ水抽出物から選択される
1種又は2種以上を有効成分として用いるが、特に2種
以上の有効成分を併用して配合することにより、表皮細
胞賦効果,真皮線維芽細胞賦活効果,コラーゲン産生促
進効果が相乗的に向上する。
【0016】なお、本発明に係る皮膚外用剤、並びに表
皮細胞賦活用組成物,真皮線維芽細胞賦活用組成物,コ
ラーゲン産生促進用組成物には、本発明に係る抽出物の
ほか、油類,界面活性剤,保湿剤,紫外線吸収剤,顔
料,香料,防腐剤等の一般的な医薬品及び化粧料用原料
や、活性酸素消去剤,抗炎症剤,美白剤等の生理活性成
分も含有させることができる。また、本発明に係る抽出
物の皮膚外用剤への配合量としては、その剤型により異
なるが、0.0001〜10.0重量%程度とするのが
適当である。
【0017】
【実施例】更に本発明について、実施例により詳細に説
明する。
【0018】ゼラニウム水抽出物1 スポッテッド・ゼラニウム(G. maculatum L.)の根を
乾燥,粉砕した後、500gを精製水1000mLに浸
漬し、45℃で7日間静置した。その後不溶物をろ別除
去し、ゼラニウム水抽出物1とした。
【0019】ゼラニウム水抽出物2 テンジクアオイ(P. hortorum Bailey)の全草を乾燥,
粉砕した後、500gを精製水1000mLに浸漬し、
45℃で7日間静置した。その後不溶物をろ別除去し、
ゼラニウム水抽出物2とした。
【0020】ホウセンカ水抽出物1 ホウセンカ(I. Balsamina L.)の葉を乾燥,粉砕した
後、500gを混合して精製水1000mLに浸漬し、
45℃にて7日間静置した。その後不溶物をろ別除去
し、ホウセンカ水抽出物1とした。
【0021】ホウセンカ水抽出物2 インパチエンス・カペンシス(I. capensis Meerb.),
インパチエンス・エドゲウォルティイ(I. edgeworthii
Hook. f.)の全草をそれぞれ乾燥,粉砕した後、各2
50gを混合して精製水1000mLに浸漬し、45℃
で7日間静置した。その後不溶物をろ別除去し、ホウセ
ンカ水抽出物2とした。
【0022】サンザシ水抽出物1 オオサンザシ(C. pinnatifida Bunge)の幹を乾燥,粉
砕した後、500gを精製水1000mLに浸漬し、4
5℃で7日間静置した。その後不溶物をろ別除去し、サ
ンザシ水抽出物1とした。
【0023】サンザシ水抽出物2 セイヨウサンザシ(C. oxyacantha L. em. Jacq.)の幹
を乾燥,粉砕した後、500gを混合して精製水100
0mLに浸漬し、45℃で7日間静置した。その後不溶
物をろ別除去し、サンザシ水抽出物2とした。
【0024】表皮細胞賦活作用 本発明のゼラニウム水抽出物1,ホウセンカ水抽出物
1,サンザシ水抽出物1について、表皮細胞賦活作用の
評価を行った。評価法は、正常ヒト表皮角化細胞を1ウ
ェル当たり2.0×10個となるように96穴マイク
ロプレートに播種し、各植物抽出物を40μg/mL〜
5000μg/mLの各試験濃度含有する表皮角化細胞
増殖用培地(HuMedia−KG2)にて37℃で2
4時間培養し、次いで2−(4,5−ジメチル−2−チア
ゾリル)−3,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド
(MTT)を100μg/ml含有する培地に交換して
37℃で1時間培養し、テトラゾリウム環の開環により
生じるフォルマザンを2−プロパノールで抽出し、マイ
クロプレートリーダーにて550nmの吸光度を測定し
た。同時に、濁度として650nmの吸光度を測定し、
両測定値の差を用いて細胞賦活作用を評価した。なお、
各植物抽出物を添加せずに培養した系を対照とした。結
果は対照における吸光度を100として表した活性化指
数により、表1に示した。
【0025】
【表1】
【0026】表1において示されるように、本発明に係
るゼラニウム水抽出物1,ホウセンカ水抽出物1,サン
ザシ水抽出物1は、5000μg/mLの濃度で有意に
表皮角化細胞を賦活化していた。なお、試験した濃度範
囲において細胞毒性は認められなかった。
【0027】真皮線維芽細胞賦活作用 本発明のゼラニウム水抽出物1,ホウセンカ水抽出物
1,サンザシ水抽出物1について、真皮線維芽細胞賦活
作用の評価を行った。評価法は、正常ヒト線維芽細胞を
1ウェル当たり2.0×10個となるように96穴マ
イクロプレートに播種し、各植物抽出物1を7.82μ
g/mL〜1000μg/mLの各試験濃度含有する
1.0容量%牛胎仔血清添加ダルベッコ修正基礎培地
(DMEM)にて37℃で2日間培養し、次いで2−
(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−3,5−ジフェニ
ルテトラゾリウムブロミド(MTT)を400μg/m
l含有する培地に交換して37℃で2時間培養し、テト
ラゾリウム環の開環により生じるフォルマザンを2−プ
ロパノールで抽出し、マイクロプレートリーダーにて5
50nmの吸光度を測定した。同時に、濁度として65
0nmの吸光度を測定し、両測定値の差を用いて細胞賦
活作用を評価した。なお、各植物抽出物を添加せず、
1.0容量%牛胎仔血清添加DMEMのみで培養した系
を対照とし、5.0容量%牛胎仔血清添加DMEMで培
養した系を陽性対照とした。結果は対照における吸光度
を100として表した活性化指数により、表2に示し
た。
【0028】
【表2】
【0029】表2において示されるように、本発明に係
るゼラニウム水抽出物1,ホウセンカ水抽出物1,サン
ザシ水抽出物1は、試験した濃度範囲で有意に真皮線維
芽細胞を賦活化しており、非常に希薄な試験濃度である
7.82μg/mL若しくは15.63μg/mLか
ら、陽性対照と同程度の値を示し、更に31.25μg
/mL〜1000μg/mLの濃度範囲では各植物抽出
物が、陽性対照と比較して高い値を示した。特に、サン
ザシ抽出物1の、500μg/mL〜1000μg/m
Lの濃度範囲における真皮線維芽細胞賦活化効果が顕著
であった。なお、試験した濃度範囲において細胞毒性は
認められなかった。
【0030】コラーゲン産生促進作用 本発明のゼラニウム水抽出物1,ホウセンカ水抽出物
1,サンザシ水抽出物1について、正常ヒト真皮線維芽
細胞のコラーゲン産生能に及ぼす影響を調べた。すなわ
ち、正常ヒト真皮線維芽細胞を、1ウェル当たり2.0
×104個となるように96穴マイクロプレートに播種
し、24時間培養後、各植物抽出物を7.82μg/m
L〜250μg/mLの各試験濃度含有する0.5容量
%牛胎仔血清添加ダルベッコ変法基礎培地(DMEM)
に交換し、24時間培養後、培養上清のコラーゲン量を
酵素結合イムノソルベント検定法(Enzyme-linked immu
nosorbent assay,ELISA)により測定し、同時に
線維芽細胞数を計測し、細胞当たりのコラーゲン産生量
を算出する方法を用いた。なお、各植物抽出物を添加せ
ず、0.5容量%牛胎仔血清添加DMEMのみで培養し
た系を対照とし、50μMリン酸アスコルビルマグネシ
ウム−0.5容量%牛胎仔血清添加DMEMで培養した
系を陽性対照とした。結果は対照におけるコラーゲン産
生量を100として表した活性化指数により、表3に示
した。
【0031】
【表3】
【0032】表3において示されるように、本発明に係
るゼラニウム水抽出物1は15.63μg/mL〜25
0μg/mLの濃度範囲で、ホウセンカ水抽出物1は1
25μg/mL〜250μg/mLの濃度範囲で、サン
ザシ水抽出物1は、62.5μg/mL〜250μg/
mLの濃度範囲で有意にコラーゲン産生を促進してい
た。なお、試験した濃度範囲において細胞毒性は認めら
れなかった。
【0033】つづいて、本発明に係る皮膚外用剤につい
ての実施例の処方を示す。また、特に断らない限り、量
目は重量%で示した。
【0034】 [実施例1] 皮膚用ローション剤 (1)エタノール 10.0 (2)ヒドロキシエチルセルロース 1.0 (3)ゼラニウム水抽出物1 0.3 (4)ホウセンカ水抽出物1 0.3 (5)サンザシ水抽出物1 0.3 (6)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (7)精製水 全量を100とする量 製法:(1)〜(6)を順次(7)に添加し、均一に溶解す
る。
【0035】 [実施例2] 皮膚用ローション剤 (1)エタノール 10.0 (2)ヒドロキシエチルセルロース 1.0 (3)ゼラニウム水抽出物1 1.0 (4)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (5)精製水 全量を100とする量 製法:(1)〜(4)を順次(5)に添加し、均一に溶解す
る。
【0036】 [実施例3] 皮膚用乳剤 (1)ステアリン酸 0.20 (2)セタノール 1.50 (3)ワセリン 3.00 (4)流動パラフィン 7.00 (5)ポリオキシエチレン(10E.O.) モノオレイン酸エステル 1.50 (6)酢酸トコフェロール 0.50 (7)グリセリン 5.00 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (9)水酸化カリウム 0.02 (10)精製水 全量を100とする量 (11)ホウセンカ水抽出物1 1.00 製法:(1)〜(6)の油相成分を混合,加熱して均一に溶
解し、70℃とする。一方、(7)〜(10)の水相成分を
混合,加熱して均一とし、70℃とする。この水相成分
に前記油相成分を撹拌しながら徐々に添加して乳化し、
冷却した後40℃にて(11)を添加,混合する。
【0037】 [実施例4] 皮膚用クリーム (1)ミツロウ 6.0 (2)セタノール 5.0 (3)還元ラノリン 8.0 (4)スクワラン 27.5 (5)グリセリル脂肪酸エステル 4.0 (6)親油型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.0 (7)ポリオキシエチレン(10E.O.) ソルビタンモノラウリン酸エステル 5.0 (8)プロピレングリコール 5.0 (9)サンザシ水抽出物1 1.0 (10)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (11)精製水 全量を100とする量 製法:(1)〜(7)の油相成分を混合,溶解して75℃と
する。一方、(8)〜(11)の水相成分を混合,溶解して
75℃に加熱する。次いで、この水相成分に前記油相成
分を添加して予備乳化した後ホモミキサーにて均一に乳
化し、冷却する。
【0038】つぎに、本発明の実施例1〜実施例4につ
いて、6カ月間の実使用試験を行った。この際、植物水
抽出物を精製水に代替して調製した皮膚用ローション剤
(比較例1),皮膚用乳剤(比較例2),皮膚用クリー
ム(比較例3)についても、同時に実使用試験を行っ
た。
【0039】老化症状改善評価の実使用試験は、パネラ
ーとして、しわや皮膚弾性の低下といった皮膚の老化症
状を顕著に呈する40才〜60才代の女性を1群20名
として用い、各群に実施例及び比較例をそれぞれブライ
ンドにて1日2回使用させて行った。使用試験開始前及
び終了後に皮膚の状態を観察し、しわ及び皮膚の弾性の
改善状況について「改善」,「やや改善」,「変化な
し」の3段階にて評価した。なお、しわの程度について
は写真撮影及びレプリカ採取により、皮膚の弾性につい
てはキュートメーターにより測定して評価した。結果
は、各評価を得たパネラー数にて表4に示した。
【0040】
【表4】
【0041】表4から明らかなように、本発明の実施例
使用群ではいずれにおいても、しわ,皮膚弾性ともに全
パネラーで症状の改善傾向が見られ、しわについては6
0%以上、皮膚弾性については70%以上のパネラーで
明らかな改善を認めていた。これに対して、比較例使用
群においても、良好なしわ,皮膚弾性の改善が認められ
た場合もあるものの、その程度はそれぞれ対応する実施
例使用群に比べて小さいものであった。
【0042】また、肌荒れ症状改善評価の実使用試験
は、パネラーとして、肌荒れ症状を顕著に有する女性を
1群20名として用い、各群に実施例及び比較例をそれ
ぞれブラインドにて1日2回使用させて行った。使用試
験開始前及び終了後に皮膚の状態を観察し、肌荒れ症状
の改善状況について、「改善」,「やや改善」,「変化
なし」の3段階にて評価した。結果は、各評価を得たパ
ネラー数にて表5に示した。
【0043】
【表5】
【0044】表5から明らかなように、本発明の実施例
使用群ではいずれにおいても、顕著な肌荒れの改善が認
められ、使用試験終了後において皮膚の状態はほぼ良好
な状態まで改善されていた。これに対し、比較例使用群
においても、良好な肌荒れの改善が認められた場合もあ
るものの、その程度はそれぞれ対応する実施例使用群に
比べて小さいものであった。
【0045】つぎに、角質の異常増殖や不全角化等の皮
膚症状を有するパネラー20名を1群として用い、上記
実施例及び比較例を各群にそれぞれブラインドにて、1
日2回1gずつ患部に1カ月間使用させ、使用前及び使
用後にテープストリッピング法により採取した角質細胞
の状態を観察した。結果は表6の判定基準により点数化
し、20名の平均値を算出して表7に示した。
【0046】
【表6】
【0047】
【表7】
【0048】表7から明らかなように、使用前には採取
した角質細胞の形態はほとんどのパネラーで悪く、有核
細胞の存在率も高く、多重剥離も高頻度に認められてい
たが、本発明の実施例使用群では、いずれにおいても使
用後には細胞形態の回復が認められ、有意な有核細胞数
及び多重剥離度の低下が見られた。比較例使用群におい
ても、改善が認められた場合もあるものの、その程度は
それぞれ対応する実施例使用群に比べて小さいものであ
った。
【0049】また、ゼラニウム水抽出物1,ホウセンカ
水抽出物1,サンザシ水抽出物1を併用して成る実施例
1は、ゼラニウム水抽出物1のみを含有する実施例2と
比較して、全ての実使用試験で優れた効果を示してい
た。
【0050】以上のように、本発明の実施例の皮膚外用
剤においては、従来の比較例に比べ、優れた皮膚の老化
症状や肌荒れ症状の改善作用を有していた。
【0051】なお、本発明のゼラニウム水抽出物,ホウ
センカ水抽出物,サンザシ水抽出物においては、10℃
以下で保存した場合、6カ月間にわたって表皮細胞賦活
作用,真皮線維芽細胞賦活作用,コラーゲン産生促進作
用はほぼ変化なく維持されていた。また、本発明の実施
例1〜実施例4についても、25℃で6カ月間保存した
場合、何らの状態変化をも認めなかった。更に、上記実
使用試験において、本発明の実施例使用群で皮膚刺激性
反応や皮膚感作性反応を認めたパネラーは存在せず、使
用時に痛みや温感,ヒリヒリ感,チクチク感といった刺
激感又は不快感を訴えたパネラーも存在しなかった。
【0052】 [実施例5] 水中油型乳剤性軟膏 (1)白色ワセリン 25.0 (2)ステアリルアルコール 25.0 (3)グリセリン 12.0 (4)ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 (5)ゼラニウム抽出物2 0.6 (6)ホウセンカ抽出物2 0.6 (7)サンザシ抽出物2 0.6 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (9)精製水 全量を100とする量 製法:(1)〜(4)の油相成分を混合,加熱して均一に溶
解し、75℃とする。一方、(5)〜(9)の水相成分を混
合,加熱して均一とし、75℃とする。この水相成分に
前記油相成分を撹拌しながら徐々に添加して乳化し、冷
却する。
【0053】 [実施例6] 油中水型エモリエントクリーム (1)流動パラフィン 30.00 (2)マイクロクリスタリンワックス 2.00 (3)ワセリン 5.00 (4)ジグリセリルジオレイン酸エステル 5.00 (5)L−グルタミン酸ナトリウム 1.60 (6)L−セリン 0.40 (7)プロピレングリコール 3.00 (8)ゼラニウム抽出物2 0.20 (9)ホウセンカ抽出物2 0.20 (10)サンザシ抽出物2 0.20 (11)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (12)精製水 全量を100とする量 (13)香料 0.10 製法:(5),(6)を(10)の一部に溶解して50℃と
し、あらかじめ50℃に加温した(4)に撹拌しながら徐
々に添加する。これをあらかじめ混合し、70℃に加熱
溶解した(1)〜(3)に均一に分散し、次いで(7)〜(1
1)を(10)の残部に溶解して70℃に加熱したものを
撹拌しながら添加し、ホモミキサーにて乳化する。冷却
後、50℃にて(13)を添加,混合する。
【0054】 [実施例7] メイクアップベースクリーム (1)ステアリン酸 12.00 (2)セタノール 2.00 (3)グリセリルトリ2−エチルヘキサン酸エステル 2.50 (4)自己乳化型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.00 (5)プロピレングリコール 10.00 (6)水酸化カリウム 0.30 (7)ツバメオモト属植物抽出物4 0.05 (8)ゼラニウム抽出物1 0.10 (9)ホウセンカ抽出物1 0.10 (10)サンザシ抽出物1 0.10 (11)精製水 全量を100とする量 (12)酸化チタン 1.00 (13)ベンガラ 0.40 (14)黄酸化鉄 0.10 (15)香料 0.10 製法:(1)〜(4)の油相成分を混合,溶解して75℃と
する。一方、(5)〜(11)の水相成分を混合,加熱溶解
し、これに(12)〜(14)の顔料成分を添加してホモミ
キサーにて均一に分散して75℃とする。次いで、この
水相成分に前記油相成分を添加してホモミキサーにて均
一に乳化し、冷却後40℃にて(15)を添加,混合す
る。
【0055】 [実施例8] 乳液状ファンデーション (1)ステアリン酸 2.00 (2)スクワラン 5.00 (3)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.00 (4)セタノール 1.00 (5)デカグリセリルモノイソパルミチン酸エステル 9.00 (6)1,3−ブチレンクリコール 6.00 (7)水酸化カリウム 0.08 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (9)ゼラニウム抽出物2 0.15 (10)精製水 全量を100とする量 (11)酸化チタン 9.00 (12)タルク 7.40 (13)ベンガラ 0.50 (14)黄酸化鉄 1.10 (15)黒酸化鉄 0.10 (16)香料 0.15 製法:(1)〜(5)の油相成分を混合,溶解して75℃と
する。一方、(6)〜(10)の水相成分を混合,加熱溶解
し、これに(11)〜(15)の顔料成分を添加してホモミ
キサーにて均一に分散して75℃とする。次いで、この
水相成分に前記油相成分を添加してホモミキサーにて均
一に乳化し、冷却後40℃にて(16)を添加,混合す
る。
【0056】 [実施例9] セットローション (1)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 5.0 (2)パラオキシ安息香酸エステル 0.1 (3)香料 0.2 (4)エタノール 30.0 (5)精製水 全量を100とする量 (6)ホウセンカ抽出物2 3.0 (7)グリセリン 2.0 製法:(1)〜(4)、(5)〜(7)をそれぞれ混合
溶解し、エタノール相,水相とする。次いで、水相をエ
タノール相に加え、混合する。
【0057】 [実施例10] 身体用洗浄剤 (1)ラウリン酸 9.00 (2)ミリスチン酸 5.00 (3)パルミチン酸 1.00 (4)ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム 4.00 (5)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 1.00 (6)精製水 全量を100とする量 (7)1,3−ブチレングリコール 5.00 (8)ヒドロキシエチルセルロース 0.50 (9)水酸化カリウム 2.85 (10)パラオキシ安息香酸エステル 0.05 (11)エタノール 2.00 (12)香料 0.10 (13)サンザシ抽出物2 1.00 製造方法:(1)〜(5)を75〜85℃にて加熱溶解
し、これに対し、予め混合均一化し75〜85℃に調整
した(6)〜(11)を加えて完全にケン化する。つぎ
に冷却を開始し、45〜50℃にて(12),(13)
を加えた後、室温まで更に冷却を行う。
【0058】なお、ゼラニウム水抽出物,ホウセンカ水
抽出物,サンザシ水抽出物及び実施例1〜実施例10を
表皮細胞賦活用組成物,真皮線維芽細胞賦活用組成物,
コラーゲン産生促進用組成物として各症状の改善に用い
ることもできる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、優
れた表皮細胞賦活作用,真皮線維芽細胞賦活作用,コラ
ーゲン産生促進作用を有し、皮膚の老化及び肌荒れ症状
を有効に防止及び改善することができ、しかも安定性及
び安全性においても良好な皮膚外用剤、並びに表皮細胞
賦活用組成物,真皮線維芽細胞賦活用組成物,コラーゲ
ン産生促進用組成物を得ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/11 A61K 7/11 7/50 7/50 35/78 35/78 C H W A61P 17/16 A61P 17/16 43/00 111 43/00 111 (72)発明者 鳥居 宏右 兵庫県神戸市中央区港島中町6−13−1 株式会社ノエビア神戸研究所内 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA111 AA112 AB032 AB232 AB242 AB432 AC012 AC022 AC072 AC122 AC242 AC402 AC422 AC442 AC482 AC582 AC642 AC662 AD092 AD282 AD512 CC02 CC04 CC05 CC12 CC23 CC32 DD31 DD32 EE01 EE10 EE12 4C088 AB12 AB51 AB55 AC01 BA09 CA05 MA07 MA63 NA14 ZA89 ZC02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゼラニウム水抽出物,ホウセンカ水抽出
    物,サンザシ水抽出物から選択される1種又は2種以上
    を含有して成る、皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 ゼラニウム水抽出物,ホウセンカ水抽出
    物,サンザシ水抽出物から選択される2種以上を含有し
    て成る、皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 ゼラニウム水抽出物,ホウセンカ水抽出
    物,サンザシ水抽出物から選択される1種又は2種以上
    を含有して成る、表皮細胞賦活用組成物。
  4. 【請求項4】 ゼラニウム水抽出物,ホウセンカ水抽出
    物,サンザシ水抽出物から選択される1種又は2種以上
    を含有して成る、真皮線維芽細胞賦活用組成物。
  5. 【請求項5】 ゼラニウム水抽出物,ホウセンカ水抽出
    物,サンザシ水抽出物から選択される1種又は2種以上
    を含有して成る、コラーゲン産生促進用組成物。
JP2002154075A 2002-05-28 2002-05-28 皮膚外用剤、並びに表皮細胞賦活用組成物,真皮線維芽細胞賦活用組成物,コラーゲン産生促進用組成物 Pending JP2003342153A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1454620A3 (en) * 2003-03-06 2005-04-13 Kao Corporation Skin aging-preventing or improving agent
WO2008114536A1 (ja) * 2007-03-20 2008-09-25 Arkray, Inc. デヒドロエピアンドロステロン産生促進剤およびその用途
JP2008266156A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Kao Corp 植物抽出物を含有するヘパリン結合性上皮増殖因子様増殖因子遺伝子発現促進剤
JP2009084216A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Maruzen Pharmaceut Co Ltd Atp産生促進剤および表皮細胞賦活化剤。
JP2017024996A (ja) * 2015-07-16 2017-02-02 株式会社アンチエイジングコミュニケーション コラーゲン架橋分解剤

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