JP2003341739A - 空気封入緩衝材 - Google Patents
空気封入緩衝材Info
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Abstract
トが破裂する可能性を低減し、保護対象物を充分に保護
することのできる空気封入緩衝材を提供することを課題
とする。 【解決手段】気密性の軟質樹脂シートの一部をシール
し、内部に空気を封入することにより緩衝効果を生ず
る、小胞2が集合して形成された空気封入緩衝材1にお
いて、小胞2は、空気の流通が可能な通気シール3によ
り主小胞21と副小胞22とに区切られる。主小胞21
が外力Pにより圧迫された際に、この部分シール3を通
じて、主小胞21の内部の空気が副小胞22に移動する
ため、小胞2が破裂する可能性を低減し、小胞2に当接
する保護対象物Aを充分に保護することができる。
Description
破損を防止して包装するための空気封入緩衝材に関する
ものである。
せ、それぞれのシートの間に空気封入部を形成した空気
封入緩衝材が広く用いられている。これは、保護対象物
の一部あるいは全部に空気封入部を当接させることによ
り、保護対象物を外部の衝撃から保護することができる
ものである。
は、本願出願人による特開平7−285581号公報に
示されるものが提案されている。これは、図9に示され
るように、気密性の軟質樹脂シートを接着することによ
り小胞102を区画形成し、この小胞102の内部に空
気を封入することにより、空気封入緩衝材101に当接
する保護対象物が、膨張した小胞102(図10に断面
図を示す)による緩衝作用により保護されるものであ
る。
1つの小胞102に衝撃等により強い外力が集中した際
等には、保護対象物を破損させてしまうことがあった。
これは、小胞102が閉鎖された空間であるため、上記
の圧力により小胞102内の空気が流動した際に、空気
の逃げ場がなく、そうなると、結局シート自体が膨張す
ることによってこの衝撃を吸収することになるわけであ
るが、シートの強度にも限界があり、この限界を超えた
外力がかかった場合は小胞102が破裂してしまうため
である。
本願発明は、小胞に強い外力がかかった際においても、
シートが破裂する可能性を低減し、保護対象物を充分に
保護することのできる空気封入緩衝材を提供することを
課題とする。
に、本願第1の発明は、気密性の軟質樹脂シートの一部
をシールすることにより形成される、内部に空気を封入
することにより緩衝効果を生ずる小胞2が集合して形成
された空気封入緩衝材1において、小胞2は、主小胞2
1と、主小胞21と隣接する副小胞22とを備えるもの
であり、主小胞21と副小胞22との間には通気シール
3が形成されるものであり、主小胞21が外力Pにより
圧迫された際に、この通気シール3を通して、主小胞2
1の内部の空気が副小胞22に移動することを特徴とす
る空気封入緩衝材を提供する。
シートの一部をシールすることにより形成される、内部
に空気を封入することにより緩衝効果を生ずる小胞2が
集合した平面状緩衝材1が形成され、この平面状緩衝材
1を折り、一部を接着することにより、内部に保護対象
物を収納するための空間部71が形成される空気封入緩
衝材7において、小胞2は、主小胞21と、主小胞21
と隣接する副小胞22とを備えるものであり、主小胞2
1と副小胞22との間には通気シール3が形成されるも
のであり、主小胞21が外力Pにより圧迫された際に、
この通気シール3を通して、主小胞21の内部の空気が
副小胞22に移動し、これにより、保護対象物が保護さ
れることを特徴とする空気封入緩衝材を提供する。
の発明において、上記の主小胞21よりも、副小胞22
の方が厚みが小さく形成されたことを特徴とする空気封
入緩衝材を提供する。
のいずれかの発明において、上記通気シール3は、部分
シール3aとして形成され、この部分シール3aは、常
時、両小胞21,22間の空気の流通が可能なものであ
ることを特徴とする空気封入緩衝材を提供する。
のいずれかの発明において、上記通気シール3は、易剥
離シール3bとして形成され、この易剥離シール3b
は、通常は両小胞21,22の間を閉鎖するものであ
り、主小胞21が外力Pにより圧迫された際には、この
易剥離シール3bが外れることにより、両小胞21,2
2間の空気の流通が可能となるものであることを特徴と
する空気封入緩衝材を提供する。
おいて、副小胞22が、易剥離シール3b及びシール4
に囲まれて形成されるものであり、通常は空気が封入さ
れない状態におかれるものであることを特徴とする空気
封入緩衝材を提供する。
衝材の実施の一例を取り上げて図と共に説明する。図1
及び図2は本例の空気封入緩衝材を示す平面図であり、
図3及び図4は本例の空気封入緩衝材の使用状態を示す
説明図である。尚、文中における上下左右の表現は、図
1及び図2のように空気封入緩衝材を配位した際の相対
的な方向を示すものであり、絶対的なものではない。
又、図中において、特に区別を要する部分以外は、同一
機能を有する部分に同一の符号を付した。
は、気密性の軟質樹脂シートが用いられる。本例では、
略長方形のポリエチレン製シート(同形のもの)を2枚
使用している。このシート同士を重ね合わせて、その一
部に対して、複数箇所に熱圧着等の手段により接着され
たシール4により、左右方向に並列する複数の小胞2
と、小胞2の上方に位置し、これらの小胞2に対して連
通する空気導入路5とがそれぞれ区画形成され、これに
より、図1及び図2に示されるような空気封入緩衝材1
が形成される。尚、本例では2枚のシートを用いること
により空気封入緩衝材1を形成するものとしているが、
1枚のシートを折りたたむことによるものとしても良
く、その他種々の手段によりこの空気封入緩衝材1を形
成することができる。
方向に細長い短冊状のものであり、この小胞2が左右方
向に並列して形成されている。各小胞2は上方の一端が
開口端2aとして開口されており、下方の他端2bは閉
鎖されている。尚、開口端2aの部分においては、小胞
2と空気導入路5とを連通させるためにシール4が省略
されている。そして、この開口端2aに逆止弁6を介し
て連通し、小胞2と直交するようにして、帯状の空気導
入路5が左右方向に形成されている。この空気導入路5
についても、左方の一端が開口端5aとして開口され、
右方の他端5bは閉鎖されている。そしてこの開口端5
aが、小胞2の内部に空気を送り込むための入口とな
る。言い換えると、空気導入路5の側方から一方向に枝
分かれする形で小胞2が形成されるものであり、空気導
入路5の開口端5aから空気を導入することにより、小
胞2の内部に空気が封入される。尚、本例のように空気
導入路5を設けずに、直接外部から各小胞2に空気を充
填する構造としても良い。
と、主小胞21と隣接する副小胞22とからなるもので
あり、各小胞21,22の間は、通気シール3により隔
てられている。本例においては、この通気シール3は、
1本の小胞2を2つに分割するように、上下方向に形成
される。この通気シール3は、種々の形態とすることが
できるが、実施例として、部分シール3aと易剥離シー
ル3bについて説明する。
ものであり、シート同士を完全に接着せずに、点状や線
状のシール31を間隔をおいて形成したものであり、シ
ール31同士の間は空間部32となり、主小胞21と副
小胞22との間で常時空気の流通がなされるようになっ
ている。尚、シール31や空間部32の寸法や、それぞ
れの形成間隔は一定であっても、変化させたものであっ
ても良く、種々の形態で実施が可能である。
るようなものであり、通常はシート同士がシール4のよ
うに接着されているものであるが、シート同士を引き離
すような力が作用した場合には、シート同士の接着が外
れるように、比較的弱い接着がなされるシールである。
このため、シート同士の接着が外れた際には、主小胞2
1と副小胞22との間に空間ができ、空気の流通がなさ
れるようになっている。
した際に、異なる厚みを持つように形成される。具体的
には、図3及び図4に示されるように、主小胞21の方
が副小胞22よりも厚みが大きくなるように形成され
る。このため、平面視では、主小胞21の幅の方が、副
小胞22よりも大きくなるように形成されている。よっ
て、図3(A)及び図4(A)に示されるように、小胞
2に空気を封入した空気封入緩衝材1を保護対象物Aに
当接させた際には、保護対象物Aに対して主小胞21が
当接するものであり、副小胞22と保護対象物Aとの間
には隙間が保たれる。
においては、小胞2の空気導入路5に連通する開口端2
aに逆止弁6が設けられている。尚、本例では、主小胞
21と副小胞22とからなる1組の小胞2に対し、1つ
の逆止弁6が設けられている。本説明では詳述しない
が、この逆止弁6は、軟質樹脂シートの小片からなり、
空気導入路5から小胞2への空気の流れを許容し、逆方
向の空気の流れを遮断するものであり、これにより、一
旦小胞2に空気が封入されると、その状態を保持するこ
とができる。本例においては、逆止弁6が小胞2毎に設
けられているので、仮に一つの小胞2が破損したとして
も、空気が抜けるのは破損した小胞2のみであり、他の
小胞2には影響が及ばず、空気封入緩衝材1の緩衝効果
を維持することができる。
1の小胞2への空気の封入は、例えば、空気導入路5の
開口端5aにパイプ等を挿入することにより行う。これ
により小胞2に注入された空気は、空気導入路5を通
り、逆止弁6を経て各小胞2に至る。本例においては、
各小胞2に逆止弁6がそれぞれ設けられているため、小
胞2に空気が封入された後は空気が抜けずにそのままの
状態を維持することができる。
は必須のものでなく、本例に示したもの以外に種々に変
更して実施することができる。例えば、主小胞21と副
小胞22のそれぞれに対して、逆止弁6をそれぞれ別個
に設けたり、空気導入路5の開口端5aにのみ形成する
ものとしても良いし、逆止弁6自体を設けずに、小胞2
に空気を充填した後、小胞2の開口端2aあるいは空気
導入路5の開口端5aを熱圧着等の手段や、栓を取り付
けることにより閉鎖し、空気の封入された状態を維持す
るものとしても良い。又、逆止弁6を、空気封入緩衝材
1の外部から開放操作できるように取り付けたり、小胞
2にチャック等の開閉手段を設けることによって、各小
胞2毎に空気の出し入れをできるものとしても良い。こ
れにより、小胞2を必要な部分のみ膨らませたり、空気
封入緩衝材3の使用後に、一旦小胞2に封入された空気
を抜くことにより空気封入緩衝材1を減容して、再利用
の際に改めて空気を封入するという使用方法も可能とな
る。又、空気封入緩衝材1の一部にあらかじめ切込を入
れておき、廃棄する際に、切込の部分から各小胞2を切
り裂くことができるようにしたり、各小胞2に、例えば
易剥離性の蓋部材を取り付けることにより、容易に開放
できる脱気口を設けておき、各小胞2の空気を抜いて容
易に減容できるようにしても良い。
は、実際の使用の際には、種々の形態に加工して利用す
ることができる。図1及び図2に示される空気封入緩衝
材1の小胞2に空気を封入した、平板状の状態のままで
用いるものであっても良いし、例えば、内部に空間部7
1を有する袋状の空気封入緩衝材7に形成するものであ
っても良い。
実施例を図5に示す。これは、筒状の側部緩衝面72
と、その少なくとも一方の端部を閉じる端部緩衝面73
とを有するものであり、各緩衝面72,73に取り囲ま
れるようにして空間部71が形成されている。そして、
この空間部71に保護対象物(図示しない)を入れるこ
とによって、各緩衝面72,73に形成されている小胞
2により保護対象物が守られ、空気封入緩衝材7に衝撃
等の外力が与えられた際には、この小胞2の主小胞21
内部の空気が副小胞22に流入することにより、保護対
象物に伝わる衝撃を緩和するものである。
使用方法について説明する。まず、図1に示される、部
分シール3aが形成された空気封入緩衝材1について述
べる。小胞2に空気を封入した空気封入緩衝材1を、保
護対象物Aに対して当接させる。保護対象物Aは、図3
(A)に示されるように、主小胞21に当接し、副小胞
22には間隔をもった状態で保持される。ここで、落下
の衝撃等の外力Pにより、主小胞21が圧迫された場
合、主小胞21内の空気は、図3(B)に示されるよう
に、部分シール3aの空間部32を通過して副小胞22
に流入する。従来の空気封入緩衝材1においては、小胞
2が単独に形成され、しかも、各小胞2が完全に独立し
たものであったため、このような空気の流通は起こら
ず、強く小胞2が押圧された場合には小胞2が破裂して
しまい、保護対象物Aを破損させてしまうことがあっ
た。これに対し、本願発明に係る空気封入緩衝材1にお
いては、小胞2が主小胞21と副小胞22に部分シール
3aによって分割されており、保護対象物Aには主小胞
21のみが当接しているため、主小胞21が圧迫された
場合は、副小胞22との間において空気の流通がなさ
れ、小胞2が破損しにくくなっており、緩衝作用が保た
れる。尚、上記のように、副小胞22と保護対象物Aと
は接していないため、副小胞22は主小胞21から移動
する空気の受容にのみ用いられ、これにより有効に保護
対象物Aを保護することができる。
が形成された空気封入緩衝材1について述べる。小胞2
に空気を封入した空気封入緩衝材1を、保護対象物Aに
対して当接させる。保護対象物Aは、図4(A)に示さ
れるように、主小胞21に当接し、副小胞22には間隔
をもった状態で保持される。ここで、落下の衝撃等の外
力Pにより、主小胞21が圧迫された場合、主小胞21
内の空気は外部へ逃げようとする。ここで、易剥離シー
ル3bは、シート自体やシール4に比べて強度的に弱く
形成されているため、ここに空気の圧力が集中して、シ
ート同士の接着が外れ、空間ができる。そして、図4
(B)に示されるように、主小胞21内の空気は、上記
の空間を通過して副小胞22に流入する。従来の空気封
入緩衝材1においては、小胞2が単独に形成され、しか
も、各小胞2が完全に独立したものであったため、この
ような空気の流通は起こらず、強く小胞2が押圧された
場合には小胞2が破裂してしまい、保護対象物Aを破損
させてしまうことがあった。これに対し、本願発明に係
る空気封入緩衝材1においては、小胞2が主小胞21と
副小胞22に易剥離シール3bによって分割されてお
り、保護対象物Aには主小胞21のみが当接しているた
め、主小胞21が圧迫された場合は、易剥離シール3b
の部分におけるシート同士の接着が外れ、副小胞22と
の間において空気の流通がなされるため、小胞2が破損
しにくくなっており、緩衝作用が保たれる。尚、上記の
ように、副小胞22と保護対象物Aとは接していないた
め、副小胞22は主小胞21から移動する空気の受容に
のみ用いられ、これにより有効に保護対象物Aを保護す
ることができる。
1と副小胞22との関係は、本例のものに限られるもの
ではなく、種々に変更して実施することが可能である。
例えば、図6(A)及び図7(A)に示されるように、
副小胞22同士を隣り合うように配位したり、図6
(B)及び図7(B)に示されるように、主小胞21に
対して、両側に副小胞22を形成するものであっても良
い。又、これとは逆に、図6(C)及び図7(C)に示
されるように、副小胞22に対して、両側に主小胞21
を形成し、2つの主小胞21で1つの副小胞22を共有
するようにしても良い。又、各小胞21,22の断面形
状についても、本例のような、シートから両側に突出し
た円形のもの以外に、多角形形状や、図10に示したよ
うな、シートから一方向にのみ突出した形状であっても
良い。各小胞21,22の断面の大きさについても均一
なものに限られず、位置によって変化するものであって
も良い。又、平面形状においても、本例のようにシート
の一端から他端に及ぶ短冊状の形状に限られず、球状や
短い長円形状等、種々の形状とすることができる。
いては、図8に示されるように、易剥離シール3bとシ
ール4とで取り囲むようにして、副小胞22を完全に閉
鎖するように形成しても良い。この場合、副小胞22に
は空気は充填されず、落下の衝撃等の外力Pにより主小
胞21が圧迫された場合に、易剥離シール3bのシート
同士の接着が外れ、主小胞21内の空気が副小胞22に
流入する。この場合においては、副小胞22の体積分、
主小胞21からの空気を受け止めることが可能であるこ
とにより、外力Pが急激にかかった場合や、温度変化に
よる空気体積の膨張にも対応が可能である。
1に示されるように部分シール3aを形成するか、図2
に示されるように易剥離シール3bを形成するものであ
ったが、これに限られず、図1に示される空気封入緩衝
材1において、空間部32の部分に易剥離シール3bを
形成する、つまり、シール31と易剥離シール3bとを
交互に形成するものとしても良い。
により圧迫された際に、主小胞内の空気が通気シールを
通じて副小胞に移動するため、小胞が破裂する可能性を
低減し、小胞に当接する保護対象物を充分に保護するこ
とのできる空気封入緩衝材を提供することができる。
又、第2の発明によれば、空間部に保護対象物が収納さ
れた状態で、主小胞が外力により圧迫された際に、主小
胞内の空気が通気シールを通じて副小胞に移動するた
め、小胞が破裂する可能性を低減し、保護対象物を充分
に保護することのできる空気封入緩衝材を提供すること
ができる。又、第3の発明によれば、上記の各々の効果
に加えて、主小胞よりも副小胞の方が厚みが小さく形成
されることにより、副小胞が保護対象物に接しないた
め、副小胞が主小胞から移動する空気の受容にのみ用い
られ、有効に保護対象物を保護することができる。又、
第4,第5の発明によれば、上記第1から第3の発明の
効果に加えて、主小胞が外力により圧迫された際に、主
小胞内の空気が部分シール又は易剥離シールが外れるこ
とによってできる空間を通じて副小胞に移動するため、
小胞が破裂する可能性を低減し、小胞に当接する保護対
象物を充分に保護することのできる空気封入緩衝材を提
供することができる。又、本願第6の発明によれば、上
記第5の発明の効果に加えて、副小胞は通常、空気が封
入されておらず、副小胞の有する体積分、主小胞からの
空気を受け止めることが可能であることにより、外力が
急激にかかった場合や、温度変化による空気体積の膨張
にも対応が可能な空気封入緩衝材とできる。
うち、部分シールが形成されたものを示す平面図であ
る。
うち、易剥離シールが形成されたものを示す平面図であ
る。
うち、部分シールが形成されたものの使用状態を示す説
明図であり、(A)は保護対象物を空気封入緩衝材に当
接させた状態を示し、(B)は主小胞が押圧された状態
を示す。
うち、易剥離シールが形成されたものの使用状態を示す
説明図であり、(A)は保護対象物を空気封入緩衝材に
当接させた状態を示し、(B)は主小胞が押圧された状
態を示す。
あり、内部に空間部が形成されたものを示す説明図であ
る。
うち、部分シールが形成されたものを示す説明図であ
り、(A)は副小胞同士を隣り合うように配位したも
の、(B)は1つの主小胞に対して両側に副小胞を配位
したもの、(C)は1つの副小胞に対して両側に主小胞
を配位したものを示す。
うち、易剥離シールが形成されたものを示す説明図であ
り、(A)は副小胞同士を隣り合うように配位したも
の、(B)は1つの主小胞に対して両側に副小胞を配位
したもの、(C)は1つの副小胞に対して両側に主小胞
を配位したものを示す。
うち、易剥離シールが形成されたものを示す平面図であ
る。
る。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 気密性の軟質樹脂シートの一部をシール
することにより形成される、内部に空気を封入すること
により緩衝効果を生ずる小胞(2)が集合して形成され
た空気封入緩衝材(1)において、 小胞(2)は、主小胞(21)と、主小胞(21)と隣
接する副小胞(22)とを備えるものであり、 主小胞(21)と副小胞(22)との間には通気シール
(3)が形成されるものであり、 主小胞(21)が外力(P)により圧迫された際に、こ
の通気シール(3)を通して、主小胞(21)の内部の
空気が副小胞(22)に移動することを特徴とする空気
封入緩衝材。 - 【請求項2】 気密性の軟質樹脂シートの一部をシール
することにより形成される、内部に空気を封入すること
により緩衝効果を生ずる小胞(2)が集合した平面状緩
衝材(1)が形成され、 この平面状緩衝材(1)を折り、一部を接着することに
より、内部に保護対象物を収納するための空間部(7
1)が形成される空気封入緩衝材(7)において、小胞
(2)は、主小胞(21)と、主小胞(21)と隣接す
る副小胞(22)とを備えるものであり、 主小胞(21)と副小胞(22)との間には通気シール
(3)が形成されるものであり、 主小胞(21)が外力(P)により圧迫された際に、こ
の通気シール(3)を通して、主小胞(21)の内部の
空気が副小胞(22)に移動し、これにより、保護対象
物が保護されることを特徴とする空気封入緩衝材。 - 【請求項3】 上記の主小胞(21)よりも、副小胞
(22)の方が厚みが小さく形成されたことを特徴とす
る、請求項1又は2に記載の空気封入緩衝材。 - 【請求項4】 上記通気シール(3)は、部分シール
(3a)として形成され、 この部分シール(3a)は、常時、両小胞(21,2
2)間の空気の流通が可能なものであることを特徴とす
る、請求項1から3のいずれかに記載の空気封入緩衝
材。 - 【請求項5】 上記通気シール(3)は、易剥離シール
(3b)として形成され、この易剥離シール(3b)
は、通常は両小胞(21,22)の間を閉鎖するもので
あり、主小胞(21)が外力(P)により圧迫された際
には、この易剥離シール(3b)が外れることにより、
両小胞(21,22)間の空気の流通が可能となるもの
であることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに
記載の空気封入緩衝材。 - 【請求項6】 副小胞(22)が、易剥離シール(3
b)及びシール(4)に囲まれて形成されるものであ
り、通常は空気が封入されない状態におかれるものであ
ることを特徴とする、請求項5に記載の空気封入緩衝
材。
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