JP2008254780A - エアクッション付き封筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】梱包品を確実に保護できるとともにエアクッション部材(緩衝シート)にエアを供給しても封筒を凸凹状に変形させないエアクッション付き封筒(緩衝封筒)を提供すること。
【解決手段】緩衝封筒1は、1辺が開口部4を有する角状の封筒3に、長さ方向に沿って複数のエア室11を並設した緩衝シート10を挿入して構成する。緩衝シート10には、幅方向の一端に複数のエア室11に連通するエア通路13を形成し、エア通路13の上端にエア供給口14を形成している。それぞれのエア室11にはチェック弁15を配置して、エア室11に供給したエアを逆戻りさせないようにしている。複数のエア室11のうち、最下端のエア室11を封筒3の裏面に接着する。
【選択図】図1

Description

本発明は、封筒内にエアクッション部材を装着して、被梱包品が封入された封筒を輸送する際に、封筒及び被梱包品を保護するエアクッション付き封筒に関する。
書類や部品を封筒内に梱包して輸送する際、輸送中の振動等で封筒や被梱包品が損傷することが多い。これを防止するために、被梱包品に緩衝材を巻き付けた状態で封筒内に封入するか、あるいは封筒内に緩衝材を貼着して梱包品を封入することが一般的に行われている。例えば、緩衝材を貼着した封筒に関して、プラスチックで形成されて独立した気泡が多数配置されている緩衝材(独立気泡緩衝材)を粘着した封筒が特許文献1によって開示されている。特許文献1には、従来技術例として緩衝封筒(多数の突起状に形成されたプラスチック製の気泡製緩衝シートが粘着された封筒)が開示されている。この従来技術としての緩衝封筒は、電子部品やビデオテープ、CD等の破損しやすい物品を梱包する際に、緩衝シートが被梱包品を包み込んでいるわけではないから、被梱包品をがたつかせてしまう。そのために、特許文献1では、緩衝シートに熱収縮性のシュリンクシートを貼り合わせて積層シートとして形成している。積層シートを緩衝シートが向かい合うように折り曲げて封筒内に挿入し梱包品を挿入した後、開口部を除く外周部を熱シールして袋状体を形成している。そして袋状体を封筒内の側壁面に配設された固定部で固定している。これによって、被梱包品は封筒内の中央部で中空包装されてがたつきを防止できるようにしている。
特開2003−2368公報 米国特許出願公開第2006/0032779明細書
しかし、被梱包品に緩衝材を巻き付けて輸送する場合は、1被梱包品に対して都度緩衝材の巻き付け作業を伴うことから手間がかかり、しかも、被梱包品の周りだけが膨張するから封筒自体が破れやすく被梱包品が封筒から飛び出してしまう虞を生じる。
また、特許文献1の従来技術として記載されている緩衝封筒では、通常、独立した突起状の気泡の高さが低く、緩衝力が高くない。つまり、輸送中の激しい振動が発生するものにおいては、被梱包品の損傷防止を解決できない場合がある。
さらに、特許文献1の発明の内容のものでは、梱包品を収納した積層シートを熱シールするための熱シールトンネル(設備品)を使用することから、どこでも使用できるものではない。
一方、特許文献2には、複数のエア室がシール部を間にして並設された緩衝シートが開示されている。この緩衝シートは、それぞれのエア室の一端にエア通路が形成されている。このエア通路には一端側にエア供給口が形成され、エア通路からそれぞれのエア室にチェック弁を介してエアを供給可能に形成している。この緩衝シートは、各エア室にエアを供給できることから、充分なクッション性を有するために封筒で使用することが要望されていた。しかし、封筒には、予め印刷された文字が記載されていたり、あるいはあて先や差出人等を記載する必要があり、エアを供給することによって封筒の表面に段差ができて、印刷された文字が見にくくなったり、あて先や差出人等を記載したりすることができない虞があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、封筒に予め緩衝シートを粘着しておくことができ、使用時にエアを供給することによってエアクッションとして使用できるとともに、エアを供給した後でも封筒の形状を現状維持できるエアクッション付き封筒を提供することを目的とする。そのために、本発明のエアクッション付き封筒は以下のように構成する。
請求項1記載の発明では、矩形状の封筒内にエアクッション部材を挿入して構成され、前記エアクッション部材は、プラスチックで形成されるとともに、境目を間にして複数並設した袋状のエア室と、それぞれのエア室の一端側に配設されるエア通路と、前記エア通路の一方の端部に形成されるエア供給口と、を備えて構成され、それぞれのエア室には前記エア通路からチェック弁を介してエアが供給可能に形成され、前記エアクッション部材は、前記封筒内で二重となるように折畳まれるとともに、未使用時にはエアが未供給で平坦状に形成され、使用時にエアを供給して膨張化可能に構成されるエアクッション付き封筒であって、複数に並列された前記エア室のうち、唯1つのエア室の表面が前記封筒の裏面に接着されていることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明では、前記封筒が、片開きに形成されている場合に、前記封筒の裏面に接着されたエア室は、前記封筒の底部付近に配置された唯1つのエア室であることを特徴としている。
請求項3記載の発明では、前記封筒が、両開きに形成されている場合に、前記封筒の裏面に接着されたエア室が、前記封筒の中央部付近に配置された唯1つのエア室であることを特徴としている。
請求項4記載の発明では、矩形状の封筒内にエアクッション部材を挿入して構成され、前記エアクッション部材は、プラスチックで形成されるとともに、境目を間にして複数並設した袋状のエア室と、それぞれのエア室の一端側に配設されるエア通路と、前記エア通路の一方の端部に形成されるエア供給口と、を備えて構成され、それぞれのエア室には前記エア通路からチェック弁を介してエアが供給可能に形成され、前記エアクッション部材は、前記封筒内で二重となるように折畳まれるとともに、未使用時にはエアが未供給で平坦状に形成され、使用時にエアを供給して膨張化可能に構成されるエアクッション付き封筒であって、前記エアクッション部材の端部に形成されている耳部が前記封筒の裏面に接着されていることを特徴とするものである。
請求項5記載の発明では、前記エアクッション部材は、前記封筒の裏面側に接する側の第1のフィルム製シート部と被梱包品に接する側の第2のフィルム製シート部とを、前記エア室の前記境目をシールすることにより形成され、前記第2のフィルム製シート部が前記第1のフィルム製シート部より軟質性で弾力性のある材料で形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、エアクッション部材は、エアクッション部材を形成する複数のエア室のうち、いずれか唯1つのエア室において封筒の裏面に接着されている。
例えば、封筒が片開きの場合には、封筒の底部側に対向する唯1つのエア室が接着され、封筒が両開きの場合には、封筒の中央部と対向する唯1つのエア室が接着されている。
封筒内にエアクッション部材が挿入され、エアクッション部材と封筒が接着されている。未使用時においては、この状態で保管されることとなり嵩張らずに保管することができる。使用時においては、エアクッション部材のエア供給口にエアを供給することによって、各エア室が膨張される。エア室が膨張されることによって、エアクッション部材は封筒への挿入方向に沿った長さが収縮して封筒より突出している部位が封筒内に収納される。平坦時のエアクッション部材の長さは、エア供給による膨張で収縮される収縮率を考慮して予め設定されているので、エアの供給後は、封筒内にほぼ収納できることとなる。
エアクッション部材の収縮は、封筒の裏面に対して唯1つのエア室分しか接着されていないことから、接着されていない他のエア室が封筒を伴って収縮することはない。従って、エアクッション部材が収縮された状態では、角状の封筒は、エア室の膨張によって厚み方向には膨らむものの、表面は元の状態を維持することができる。そのため、予め印刷された文字や、記載したあて先や差出人名、あるいは添付したラベル等は元の状態を維持することができ、また、エア供給後や被梱包品をエアクッション部材内に収納した後でも、封筒に記載したりラベル等を容易に貼着したりすることができる。
また、エアクッション部材と封筒とを、エアクッション部材の唯1つのエア室で接着していることから、例えば、エアクッション部材を剥がす必要が生じても、容易に剥がすことができる。
さらにこのエアクッション付き封筒は、封筒に接着される部位が、エア室でなくても、例えば、エアクッション部材の端部に形成される耳部であっても上述と同様の効果を得ることができる。
また、エア室にエアを供給すると、被梱包品側の第2のフィルム製シート部が第1のフィルム製シート部より柔軟に形成されていることから、第1のフィルム製シート部より膨らむことになり、被梱包品にフィットして保護することができて被梱包品に対する輸送中の衝撃をより吸収することができる。
次に、本発明のエアクッション付き封筒(以下、緩衝封筒という。)の一形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、緩衝封筒1は、四角状の封筒3にエアクッション部材(以下、緩衝シートという)10を挿入して一部で接着することによって構成されている。なお、以下に説明する封筒3は、3辺が閉じられていて1辺が開口した袋状に形成したもので説明する。そして、開口側から延設する方向を長さ方向といい、その直交する方向を幅方向という。従って、緩衝シート10も、封筒の長さ方向に沿って挿入する方向を長さ方向といい、その直交する方向を幅方向という。
封筒3は、長手方向の一方に閉じ辺5を有した開口部4と、その対辺に配置される底部6を有している。緩衝シート10は、図2に示すように、プラスチック製のフィルム製シートで形成されるとともに、長さ方向に沿って複数のエア室11が並設されている。
また、緩衝シート10は、封筒3の裏面側に接する第1のフィルム製シート部 (以下第1のシート部という)101と被梱包品側に接する第2のフィルム製シート部(以下、第2のシート部という)102とからなり、2枚のシート部101、102を重ね合わせて形成するとともに、隣接するエア室11、11の境目に第1のシート部101と第2のシート部102をシールしてシール部12として形成している。第1のシート部101と第2のシート部102の材料は、被梱包品にフィットして衝撃をより吸収できるように保護するためには、第2のシート部102は第1のシート部101より軟質材で弾力性のあるもので形成することが望ましい。もちろん、第1のシート部101と第2のシート部102が同じ材料で形成してもよい。緩衝シート10の幅方向の一方には、各エア室11と連通可能なエア通路13が形成され、エア通路13の一端(図例では上端)にエア供給口14が配置されている。さらに各エア室11には、エア通路13からのエアを供給するとともにエア室11に供給したエアが逆戻りしないようにするチェック弁15が、それぞれエア室11におけるエアの供給側に配置されている。そのため、各エア室11は、それぞれチェック弁15が配置された独立した多弁式エア室を構成することになる。なお、エア室11内に配置されるチェック弁15は、特許文献2に開示されている内容の構成のものでもよく、また、単に市販されている逆止弁を利用して構成してもよい。
緩衝シート10の長さ方向の長さL1は、平坦状に形成している場合に、封筒3の長さ方向の長さL2より長く形成され、封筒3の開口部4より外方に突出している(図4参照)。緩衝シート10の平坦時における長さは、エア室11がエア供給で膨張されることによって収縮する。この緩衝シート10全体の収縮率は膨張される1つのエア室11の容量によって決定される。つまりこの収縮率と封筒の長さに基づいて、各エア室11にエアが供給されて膨張化された後の緩衝シート10の長さが、封筒3の長さL2と略同一になるように平坦時の緩衝シート10の長さL1が決定される。
なお、図1の緩衝シート10は、幅方向に二つ折りに畳んだ状態を示すものであり、緩衝封筒1の膨張時におけるエア室11の断面は図2によって示されている。折り畳まれた緩衝シート10は、折り畳まれた状態の折り畳み部103と反対側に形成される端部どうしを重ね合わせ、端部に形成される耳部104どうしを熱シールして封筒3に挿入できる状態に形成する。折り畳まれた緩衝シート10のエア室11の対向する間に図示しない被梱包品を収納する収納部16が形成されることとなる。
図3に示すように、緩衝シート10の複数のエア室11のうち、唯1つのエア室11において接着剤が塗布されている。接着剤20は封筒3の裏面に対向するエア室11の表面に幅方向全体にわたって塗布されている。接着剤20を塗布する唯1つのエア室11としては、封筒3が片開きの場合、つまり図1に示すように、開口部が1辺だけに形成されている場合は、図3(a)に示すように、封筒3の底部6側に対向する唯1つのエア室11Aとなる。この位置は、緩衝シート10の端部に配置する唯1つのエア室あるいは端部のエア室より1室又は2乃至3室程手前の唯1つのエア室11にあたる。また、封筒3が両開きの場合は、図3(b)に示すように、封筒3の長さ方向の中央部付近に対向する唯1つのエア室11Bであり、そのエア室11Bの表面に幅方向全体にわたって塗布される。
なお、接着剤20は、1つのエア室11の表面に全体ではなく、一部に点付けとなるように塗布してもよい。
さらに、接着剤20を塗布する部位としては、唯1つのエア室でなくても、例えば、図3(c)に示すように、緩衝シート10の端部に形成される耳部17であってもよく、耳部17の幅方向の全体あるいは一部に点付けとなるように塗布してもよい。
なお、上述した接着とは、接着剤で接着するだけではなく、封筒がプラスチックで形成されている場合には、例えば、熱溶着で接合することも含むものとする。
片開きの封筒に緩衝シート10を挿入して緩衝封筒1を形成する場合、片開きの封筒3に二つ折りの平坦状の緩衝シート10を挿入して、緩衝シート10の一端(又はその手前側)に配置されたエア室11Aを封筒3の裏面側に接着する。図4に示すように、緩衝シート10は一端が底部6にあり、他端が封筒3の長さ方向において開口部4より外部側に突出している。緩衝シート10のエア供給口14は緩衝シート10の封筒3から突出された側の一端に配置されているから、封筒3の開口部4より外方に突出している。
次に、上述のように構成された緩衝封筒1の作用について説明する。
エア供給口14よりエアを供給すると、エアは、エア通路13に供給され、さらに、各エア室11のチェック弁15を通って各エア室11内に供給される。各エア室11内にエアが供給されると、緩衝シート10の被梱包品と接する側の第2のシート部102が封筒3の裏面側に接する第1のシート部101よりも軟質性で弾力があり膨らみやすいので、各エア室11は膨張されて被梱包品側に大きく膨らむこととなる。この第2のシート部の膨らみは被梱包品の形状にフィットすることになって被梱包品を宙に浮かせるように保護可能にする。また、一旦エア室11に供給されたエアは、チェック弁15により逆方向には戻ることはない。従って、各エア室11は膨張される。この膨張の際に、緩衝シート10は長さ方向に収縮されるものの、緩衝シート10が、封筒3とは封筒の底部6辺りの唯1つのエア室11だけで接着しているから、封筒3のほとんどは緩衝シート10の収縮には影響されずに封筒3の表面には段差が発生しない。そして、膨張後の緩衝シート10の長さが、封筒3の長さL2と略同一になるように平坦時の緩衝シート10の長さL1が設定されているから、図5に示すように、緩衝シート10は封筒3の長さとほぼ同一となって封筒3内に納まり、封筒3の表面は平坦状に形成される。
そして、収納部16に梱包品を収納した後、閉じ片5を閉じる。
また、図6に示すように、封筒3が両開きの場合は、封筒3の長手方向の両端部が開口されて、平坦状の緩衝シート10が、封筒3の両端から突出して挿入されている。この場合、図3(b)に示すように、緩衝シート10の略中央部あたりの唯1つのエア室11Bに接着剤20を塗布している。この緩衝シート10を封筒3内に挿入して封筒3の略中央部に1つのエア室11Bを接着させる。この状態でエアを供給すると、緩衝シート10は、接着された部位を中心にして両端側から中央部に向かって収縮される。そして、緩衝シート10は収縮することによって、封筒3と略同一の長さになり、いずれか一方から被梱包品を収納して両端の閉じ辺を閉じる。この場合も、前述と同様、封筒3の表面は平坦状に形成される。
なお、緩衝シート10を封筒3に挿入する際、各エア室11全部に接着剤を塗布して封筒3に接着した場合、エア室11にエアを供給すると、エア室11の膨張による長さ方向の収縮とともに封筒3も同時に縮められることから、緩衝封筒1は、図7に示すように、胴体部31が凸凹状に形成される。緩衝封筒1が、図7の状態になると、封筒に印刷されていた文字は見にくくなり、また、新たにラベルを貼ったり、書き込んだりすることが困難となる。
また、接着剤20を、緩衝シート10の長さ方向に沿ってエア室11を跨ぐように複数のエア室11に塗布すれば、塗布されたエア室11に対向する封筒の胴体部31が凸凹状に形成されて、やはり、封筒に印刷されていた文字は一部において見にくくなり、また、新たにラベルを貼ったり、書き込んだりすることが困難となる。
上述のように、実施形態の緩衝封筒1は、緩衝シート10を封筒3に挿入する際、緩衝シート11の長さ方向に沿って複数配置されたエア室11のうち、唯1つのエア室11だけ接着剤20を塗布して封筒3の裏面に接着することから、エアの供給で各エア室11の膨張により収縮しても封筒3の胴体部31に作用することはない。従って、封筒3の表面は平坦状に形成されて印刷されている文字を変形させることなく現状を維持することができたり、あて先や差出人等の記載あるいはラベルを貼ったりすることに影響することはない。
また、各エア室11は、緩衝シート10の幅方向全体にわたって形成されていることから、エアを供給して膨張化することによって、緩衝度合いを大きくできることができる。これによって収納部16内に収納する被梱包品を安全に輸送することができる。
しかも、緩衝シート10と封筒3との接着部位は緩衝シート10の一部となるから、剥がす必要性が生じても容易に封筒3から剥がすことができる。
なお、本発明のクッション付き封筒は、上記の形態に限るものではない。例えば、接着剤を塗布する1つのエア室の位置は、両開きの封筒の場合、中央部以外の別の1つのエア室でも良い。その場合、接着されるエア室の両側においてそれぞれエア室の数と収縮率とを考慮して封筒の長さ方向における貼着位置を設定することになる。
さらに封筒は、縦長のものであっても横長のものであってもよい。この場合、エアクッション部材は、もちろん、使用する封筒に合わせて形成することになる。
また、エア室の数は、特に限定するものではない。
本発明の一形態による緩衝封筒を示す分解正面図である。 組み付けられた緩衝封筒を示す断面図である。 緩衝シートの接着部位を示す正面図である。 平坦状の緩衝シートを封筒に挿入した状態を示す正面図である。 エアを供給した状態の緩衝封筒を示す斜視図である。 両開きの封筒に平坦状の緩衝シートを挿入した状態を示す正面図である。 接着剤を全体的に塗布した緩衝シートで組み付けた緩衝封筒にエアを供給した状態を示す斜視図である。
符号の説明
1、緩衝封筒(エアクッション付き封筒)
3、封筒
10、緩衝シート(エアクッション部材)
11、エア室
13、エア通路
14、エア供給口
17、耳部
20、接着剤

Claims (5)

  1. 矩形状の封筒内にエアクッション部材を挿入して構成され、
    前記エアクッション部材は、プラスチックで形成されるとともに、境目を間にして複数並設した袋状のエア室と、それぞれのエア室の一端側に配設されるエア通路と、前記エア通路の一方の端部に形成されるエア供給口と、を備えて構成され、それぞれのエア室には前記エア通路からチェック弁を介してエアが供給可能に形成され、
    前記エアクッション部材は、前記封筒内で二重となるように折畳まれるとともに、未使用時にはエアが未供給で平坦状に形成され、使用時にエアを供給して膨張化可能に構成されるエアクッション付き封筒であって、
    複数に並列された前記エア室のうち、唯1つのエア室の表面が前記封筒の裏面に接着されていることを特徴とするエアクッション付き封筒。
  2. 前記封筒が、片開きに形成されている場合に、前記封筒の裏面に接着されたエア室は、前記封筒の底部付近に配置された唯1つのエア室であることを特徴とする請求項1記載のエアクッション付き封筒。
  3. 前記封筒が、両開きに形成されている場合に、前記封筒の裏面に接着されたエア室が、前記封筒の中央部付近に配置された唯1つのエア室であることを特徴とする請求項1記載のエアクッション付き封筒。
  4. 矩形状の封筒内にエアクッション部材を挿入して構成され、
    前記エアクッション部材は、プラスチックで形成されるとともに、境目を間にして複数並設した袋状のエア室と、それぞれのエア室の一端側に配設されるエア通路と、前記エア通路の一方の端部に形成されるエア供給口と、を備えて構成され、それぞれのエア室には前記エア通路からチェック弁を介してエアが供給可能に形成され、
    前記エアクッション部材は、前記封筒内で二重となるように折畳まれるとともに、未使用時にはエアが未供給で平坦状に形成され、使用時にエアを供給して膨張化可能に構成されるエアクッション付き封筒であって、
    前記エアクッション部材の端部に形成されている耳部が前記封筒の裏面に接着されていることを特徴とするエアクッション付き封筒。
  5. 前記エアクッション部材は、前記封筒の裏面側に接する側の第1のフィルム製シート部と被梱包品に接する側の第2のフィルム製シート部とを、前記エア室の前記境目でシールすることにより形成され、前記第2のフィルム製シート部が前記第1のフィルム製シート部より軟質性で弾力性のある材料で形成されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のエアクッション付き封筒。
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