JP2003341673A - Dlc膜コーティングプラスチック容器の製造装置 - Google Patents
Dlc膜コーティングプラスチック容器の製造装置Info
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Abstract
器外部に配置することにより、プラズマを安定して着火
させ且つ放電を持続させるとともに同時に口側電極のダ
スト付着を防止することを目的とする。 【解決手段】本発明は、プラスチック容器を収容する減
圧室の一部を形成する容器側電極とプラスチック容器の
開口部上方に配置する口側電極とを減圧室の一部を形成
する絶縁体を介して対向させるとともに、プラズマ化し
てプラスチック容器の内壁面にDLC膜をコーティング
するための原料ガスを供給する原料ガス供給手段が減圧
室まで供給した原料ガスをプラスチック容器の内部まで
導入する絶縁材からなる原料ガス導入管を減圧室に設
け、減圧室内のガスをプラスチック容器の開口部上方か
ら排気する排気手段を設け、且つ容器側電極に高周波を
供給する高周波供給手段を接続したことを特徴とする。
Description
ドライクカーボン(DLC)膜でコーティングされたプ
ラスチック容器の製造装置に関する。
ーティングする炭素膜コーティングプラスチック容器の
製造装置が特開平8−53117号公報に開示されてい
る。図8に示すようにこの装置は、容器を収容するため
に形成され収容される容器120の外形とほぼ相似形の
空所を有する中空状の外部電極112と、この外部電極
の空所内に容器が収容された際にこの容器の口部が当接
されるとともに外部電極を絶縁する絶縁部材111と、
接地され外部電極の空所内に収容された容器の内側に容
器の口部120Aから挿入される内部電極116と、外
部電極の空所内に連通されて空所内の排気を行なう排気
手段115と、外部電極の空所内に収容された容器の内
側に原料ガスを供給する供給手段117と、外部電極に
接続された高周波電源(RF電源)114とを備える。同
装置は、外部電極と内部電極間でプラズマを発生させる
プラズマCVD法により炭素膜を成膜する。
空所内に収容された容器の内側に容器の口部から挿入さ
れる。原料ガスは、内部電極と兼用されるガス導入管を
通して容器内の底部付近で吹き出したあと、胴部、肩
部、開口部へと流れて容器外に排出されて空所外へ排気
される。このように容器内部にまで挿入された内部電極
と容器周囲に配置され高周波が印加される外部電極間で
電位差が発生し、容器内を流れる原料ガスが励起されて
プラズマが発生する。
容器内部まで挿入されるため外部電極と内部電極との距
離が短く、容器内でプラズマが安定して着火する。しか
し、内部電極が原料ガス系プラズマ発生領域内に完全に
入ってしまい、内部電極の外表面に原料ガスの分解によ
り発生するダストが付着する。しかも、容器内を流れる
原料ガスは容器肩部において容器縦軸に対する横断面の
断面積が急激に小さくなることにともなって、肩部にお
いてガス圧が高くなりプラズマ密度も高くなる。これに
より、密度の高いプラズマにさらされる容器肩部付近の
内部電極の外表面には特に多くのダストが付着する。
数が少ないうちは安定してプラズマが放電するものの、
コーティング処理を繰り返していくと内部電極にダスト
堆積し、内部電極の機能低下をきたしてプラズマの着火
及び放電が不安定となる。このような状態となるとDL
C膜を成膜することができなくなる。よって、プラズマ
着火不全及び不安定な放電の発生を防止するために、コ
ーティング処理を一定回数行なった後、内部電極に付着
したダストを除去する清掃工程を設けなければならな
い。しかし、内部電極にダストが付着する構成を有する
同装置では頻繁に清掃工程を行なう必要があり、生産効
率の向上が望めなかった。以上のことから、安定なプラ
ズマ放電が得られる外部電極と内部電極とが相互に近距
離である構造とダスト付着問題は切り離すことができ
ず、これら両方を両立して解決する技術はなかった。な
お、内部電極を有する従来型装置で製造したDLC膜コ
ーティングプラスチック容器と同等の酸素バリア性を確
保しなければならないことはいうまでもない。
電極とするのではなく、容器側電極に対向する口側電極
を容器外部に配置することにより、プラズマを安定して
着火させ且つ放電を持続させるとともに同時に口側電極
のダスト付着を防止することを目的とする。これらを両
立することにより清掃工程の低減を図り、装置稼働率の
向上を実現することが可能となる。
せる口側電極構造を提案することを目的とする。同時
に、容器側面の円周方向における成膜分布をより均一に
することを目的とする。なぜなら、従来装置の内部電極
はその中心軸と容器の中心軸とを一致させるように配置
されるが、微妙な機械加工誤差によりこれらの軸が不一
致の場合、容器側面の円周方向についてプラズマ密度の
分布のムラが生じて、容器側面の円周方向において微妙
に膜ムラ(色ムラ)があったためである。
定させるために口側電極或いは環状の終端或いは管状の
終端の好ましい配置場所を提案するものである。
た放電を阻害せず且つプラズマ領域中にあっても破損し
ない原料ガス導入管として最適なものを提案することを
目的とする。
ら底部に至る深さまで挿脱自在に配置して、原料ガス導
入管の吹き出し口から排気口に至るまで淀みなく原料ガ
ス流束を形成させて容器の内壁面全体にわたって原料ガ
スを行き渡らせてDLC膜を均一に成膜させることを目
的とする。
ることで、容器内部へ原料ガスを均一に行き渡らせるこ
とを確保しつつ原料ガス導入管へのダスト付着防止を図
ることを目的とする。すなわち、口側電極にはダストが
付着しない構造としているため、この原料ガス導入管挿
脱手段の導入により原料ガス導入管の清掃工程の不要と
することを目的とする。
コーティングプラスチック容器の製造装置を提供するこ
とを目的とする。
に付着するダストによってプラズマ着火及び放電持続性
が不安定となることを防止するため、容器内部に内部電
極を設けるのではなく、容器外部に容器側電極に対向し
た口側電極を設けることで上記の課題が解決できること
を見出した。すなわち、本発明に係るDLC膜コーティ
ングプラスチック容器の製造装置は、プラスチック容器
を収容する減圧室の一部を形成する容器側電極と前記プ
ラスチック容器の開口部上方に配置する口側電極とを減
圧室の一部を形成する絶縁体を介して対向させるととも
に、プラズマ化して前記プラスチック容器の内壁面にダ
イヤモンドライクカーボン(DLC)膜をコーティング
するための原料ガスを供給する原料ガス供給手段が前記
減圧室まで供給した該原料ガスを前記プラスチック容器
の内部まで導入する絶縁材からなる原料ガス導入管を前
記減圧室に設け、該減圧室内のガスを前記プラスチック
容器の開口部上方から排気する排気手段を設け、且つ前
記容器側電極に高周波を供給する高周波供給手段を接続
したことを特徴とする。
スチック容器の製造装置において、前記プラスチック容
器の開口径とほぼ同一の内口径の環状部を備えた前記口
側電極は、該環状部の終端の開口部が前記プラスチック
容器の開口部に対して同軸上に整合し且つ前記プラスチ
ック容器の開口部の近傍に配置するように形成すること
が好ましい。
スチック容器の製造装置において、前記口側電極は前記
減圧室の天頂部から前記プラスチック容器の開口部上方
まで管状に垂下させる如く形成し、該管状内に前記原料
ガス供給手段が供給した前記原料ガスを導入せしめると
ともに、前記管状の終端を前記原料ガス導入管に接続す
ることが好ましい。
環状部の終端或いは請求項3記載の管状の終端は、前記
排気手段の作動により前記プラスチック容器の開口部近
傍から前記減圧室の排気口までに形成されるガス流束と
接触していることが好ましい。
ーティングプラスチック容器の製造装置において、前記
原料ガス導入管は、絶縁性及びプラズマに耐えうる程度
の耐熱性とを有するフッ素樹脂等の樹脂材料により形成
するか或いは絶縁性のアルミナ等のセラミック材料によ
り形成することが好ましい。
膜コーティングプラスチック容器の製造装置において、
前記原料ガス導入管は、前記プラスチック容器の開口部
を通して胴部から底部に至る深さまで挿脱自在に配置す
ることが好ましい。
LC膜コーティングプラスチック容器の製造装置におい
て、前記原料ガスを導入する時には前記プラスチック容
器内に前記原料ガス導入管を該プラスチック容器に挿入
状態とし、プラズマを着火する時には前記原料ガス導入
管を前記プラスチック容器から離脱状態とする原料ガス
導入管挿脱手段を備えることが好ましい。
のDLC膜コーティングプラスチック容器の製造装置に
おいて、前記プラスチック容器は、飲料用容器であるこ
とが好ましい。
示しながら詳細に説明するが、本発明はこれらの記載に
限定して解釈されない。
るDLC膜コーティングプラスチック容器の製造装置の
構成を説明する。なお、図において同一部材は同一の符号
を附した。図1は本製造装置の概略構成図である。図1
〜7において減圧室については断面概略図である。図1
に示すように本製造装置は、プラスチック容器7を収容
する減圧室6の一部を形成する容器側電極3と、プラス
チック容器7の開口部10の上方に配置する口側電極5
とを、減圧室6の一部を形成する絶縁体4を介して対向
させるとともに、プラズマ化してプラスチック容器7の
内壁面にDLC膜をコーティングするための原料ガスを
供給する原料ガス供給手段18が減圧室6まで供給した
原料ガスをプラスチック容器7の内部まで導入する絶縁
材からなる原料ガス導入管9を減圧室6に設け、減圧室
6内のガスをプラスチック容器7の開口部10の上方か
ら排気する排気手段21を設け、且つ容器側電極3に高
周波を供給する高周波供給手段14を接続する。
1に対して着脱可能とされた下部電極2により構成され
る。上部電極1と下部電極2との間にはOリング8が配
置されており、気密性が確保されている。また、上部電
極1と下部電極2は容器側電極として一体となるように
導通状態としている。容器側電極3を上部電極1と下部
電極2に分割して構成したのは、プラスチック容器7を
容器側電極3内に収容するために収容口を設けるためで
ある。図1では上下に2分割したが、容器を収容するた
めに上中下の3分割に分割しても良いし、縦割にしても
良い。図1に示した容器側電極3は、容器の口部を除い
て容器を収容する形状をとる。この理由は口部の内壁面
にDLC膜の成膜を低減するためである。したがって、
口部の内壁面にDLC膜を成膜する場合には、容器全体
を収容する形状としてもよい。また、成膜部位を調整す
るために、容器の口部及び首部の一部を除いて容器を収
容する形状をとっても良い。また、容器側電極3が容器
を収容する空所の内壁は、図1では容器の外壁と空所の
内壁とがほぼ接するように相似形としたが、容器側電極
に高周波を供給したときに容器内壁の各箇所に適切な自
己バイアス電圧をかけることができれば、図2若しくは
図4に示すように必ずしも相似形とする必要はない。図
2及び図4は容器首部外壁と容器側電極との内壁に隙間
を設けている。
である。したがって、口側電極5と容器側電極3とは絶
縁状態とする必要があるので、絶縁体4がこれらの電極
の間に設けられる。口側電極5は、容器の開口部10の
上方に位置するように配置される。このとき、口側電極
5の全体若しくは一部は、容器の開口部10の近傍(直
上)に配置することが好ましい。容器側電極3との距離
を近づけるためである。そして、口側電極5の形状は自
由にとることが可能であるが、図1に示すように口側電
極は、プラスチック容器7の開口径とほぼ同一の内口径
の環状部11を備えることが好ましい。この口側電極
は、環状部11の終端の開口部がプラスチック容器7の
開口部10に対して同軸上に整合し且つプラスチック容
器7の開口部10の近傍に配置するように形成すること
が好ましい。環状としたのは、口側電極により排気抵抗
が増加することを防止できるからである。なお、口側電
極5は接地することが好ましい。
側電極5は減圧室の天頂部からプラスチック容器7の開
口部10上方まで管状5aに垂下させる如く形成し、管
状5a内に原料ガス供給手段18が供給した原料ガスを
導入せしめるとともに、管状5aの終端5bを原料ガス
導入管9に接続してもよい。このとき、管状5aの終端
5bは、プラスチック容器7の開口部10の近傍(直
上)に配置されることが好ましい。図3の場合、終端5
bは管状と原料ガス導入管と接合する継ぎ手となる。こ
のような構造とすることで開口部10の近傍に口側電極
を近づけつつ、管状5aを原料ガス導入管の一部として
機能させることができる。なお、環状部11の配置で説
明したことと同様に、管状5aの軸心は容器軸心と一致
させることが好ましい。容器内に発生するプラズマの偏
心を防止し、容器円周方向のプラズマ強度を均一化する
ためである。
は図3の管状の終端は、排気手段21の作動によりプラ
スチック容器7の開口部10近傍から減圧室6の排気口
23までに形成されるガス流束と接触していることが好
ましい。このガス流束は図5において矢印で示すように
容器内部及び空間40内で形成されると考えられる。こ
のガス流束と口側電極或いは管状の終端とを接触させる
ことにより、プラズマの着火を容易とし放電を安定させ
ることができる。このようにプラズマの着火及び放電が
安定化するのは、本発明者らはこのプラズマ化したガス
流束が導電体となるからと考える。ここで空間40はガ
ス流束が形成されない、所謂淀みを発生させない形状と
することが好ましく、淀みのない形状とすることにより
口側電極或いは管状の終端の配置可能領域を広げること
が可能となる。
を挿入していた装置と比較して、本装置では容器の開口
部上方に口側電極を容器側電極の対向電極として配置す
る。本発明は、容器内部に配置する内部電極ではなく、
容器の開口部上方に配置する口側電極とすることでもプ
ラズマの着火及び放電持続を可能とした。口側電極と容
器側電極との距離が長くてもプラズマ化するガスが減圧
下で連続体として存在すればプラズマ着火する。そこで
容器開口部から排出されたばかりの依然としてガス圧が
高くプラズマ密度も高い原料ガス系プラズマが存在する
開口部上方に口側電極を配置することにより、プラズマ
の放電を持続させ、しかも特に首部の放電均一性を高め
ることを可能とした。口側電極がプラズマ領域内に完全
に包含されないのでダストの付着が少なく、従来の装置
が約1000回で放電が不安定になったのに対して、本発明
の装置では約20000回放電を行なってもプラズマの着火
及び放電の持続性は依然として安定していた。したがっ
て、電極の清掃工程を行なう間隔を伸ばすことができ、
装置の稼働率を向上させることができた。
図3の管状とすることで、容器側面の円周方向におい
て、装置の機械的誤差を緩和してプラスチック容器内の
プラズマ放電の分布ムラを少なくすることができ、特に
首部の膜分布のムラ(膜厚、色度のムラ)を低減するこ
とが可能である。
ステンレス(SUS)又はアルミが好ましい。
3とは絶縁状態とすることであるが、減圧室6の一部を
形成する役割もある。絶縁体は例えばフッ素樹脂で形成
する。減圧室6は、容器側電極3、絶縁体4及び口側電
極5を互いに気密的に組みたてることにより形成する。
すなわち、容器側電極3と絶縁体4との間にはOリング
が配置して気密性を確保している。また、絶縁体4と口
側電極5との間にもOリング(不図示)を配置して気密
性を確保している。図1の装置では、絶縁体4の上部に
口側電極5を設置した構造としているが、口側電極5は
容器側電極3に対応する対向電極となればその大きさは
自由とすることができるため、図1に示す絶縁体4と口
側電極5とからなる部材の大きさは一定としつつ、絶縁
体を大きく形成してその大きくした分だけ口側電極を小
さくしても良い。あるいは絶縁体をほぼ絶縁のみの役割
を担わせる程度に小さく形成してその小さくした分だけ
口側電極を大きくしても良い。絶縁体4と口側電極5と
からなる部材の内部には、空間40が形成されており、
この空間40はプラスチック容器7の内部空間とともに
減圧空間を形成する。減圧室6はこの減圧空間を形成す
る。
状)に形成する。原料ガス導入管9は容器の開口部10
を通して挿脱自在にプラスチック容器7の内部に配置す
るように減圧室6内に設置する。このとき、原料ガス導
入管9は減圧室6に支持されている。支持の仕方として
は、例えば図1に示すように原料ガス導入管9を口側電
極5に支持させるか、或いは、図3に示すように継ぎ手
を介して管状5aに支持させることが例示できる。環状
また原料ガス導入管9の下端には、原料ガス導入管9の
内外を連通させる1つの吹き出し孔(9a)が形成されて
いる。なお、吹き出し孔を下端に設ける代わりに、原料
ガス導入管9の内外を放射方向に貫通する複数の吹き出
し孔(不図示)を形成してもよい。原料ガス導入管9には
原料ガス導入管9の内部と連通される原料ガス供給手段
18の管路の末端に接続されている。そして管路を介し
て原料ガス導入管9内に送り込まれた原料ガスが、吹き
出し孔9aを介してプラスチック容器7内に放出できる
よう構成されている。原料ガス導入管9を絶縁材で形成
するのは、原料ガス導入管9の外表面に付着する原料ガ
ス系ダストの付着を減らすためである。従来、図8のよ
うな原料ガス導入管を内部電極として兼用していたた
め、プラズマ化した原料ガスイオンはその大半が容器内
壁面に衝突していたが、内部電極近傍の原料ガスイオン
の一部は内部電極と接触し、これが原料ガス系ダストと
なって内部電極に付着した。このダストは絶縁物質であ
り、内部電極が絶縁化してプラズマ放電を不安定なもの
としていた。本発明では、原料ガス導入管9は絶縁材で
形成しているので、原料ガス系ダストの付着を減少させ
るとともにたとえダストが付着してもプラズマの放電を
不安定にさせることはない。
に耐えうる程度の耐熱性とを有する樹脂材料により形成
することが好ましい。ここで、樹脂材料としては、フッ
素樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルエーテ
ルケトンを例示することができる。或いは絶縁性のセラ
ミック材料により形成することが好ましい。セラミック
材料としては、アルミナ、ジルコニア、チタニア、シリ
カ、石英ガラスを例示することができる。
7に示すようにプラスチック容器の開口部を通して口部
付近まで挿入する場合でも、プラスチック容器の内部全
体に原料ガスを供給することが可能となる。この方法の
長所は、フッ素樹脂などのガス導入管が、プラズマ濃度
が最も濃い、すなわち膜状のダストが最も付き易い部分
に存在しないことから、ダストがほとんど付着しないと
いう点にある。表1の実施例3よりもダストの付着量は
圧倒的に少ない。ただし、同一成膜条件では酸素バリア
性を考慮すると、図1〜4に示すように原料ガス導入管
の先端は、プラスチック容器の開口部を通して胴部から
底部に至る深さまで挿脱自在に配置することがより好ま
しい。図5に示すように容器底部から開口部に至るまで
乱れのない原料ガス流束を形成することが可能となり、
容器内壁面により均一にDLC膜を成膜することが可能
となるからである。
する時にはプラスチック容器内に原料ガス導入管をプラ
スチック容器に挿入状態とし、プラズマを着火する時に
は原料ガス導入管をプラスチック容器から離脱状態とす
る原料ガス導入管挿脱手段(不図示)を備えても良い。
原料ガス導入管挿脱手段により、プラスチック容器の内
部全体に渡って、原料ガスを分布させてDLC膜を成膜
することができ、かつ成膜時に原料ガス導入管をプラズ
マ領域から離すことができるのでダスト付着が生じな
い。さらに原料ガス導入管挿脱手段を設けてプラズマを
着火するときに原料ガス導入管をプラスチック容器から
離脱状態とする場合に、開口部10の近傍を塞ぐ目的で
開閉自在の蓋(不図示)を設けても良い。
ガス導入管9に付着したダストを燃焼除去するために、
ダスト燃焼除去手段(不図示)を設置しても良い。2組
以上の原料ガス導入管を交互に配置可能にしておき、成
膜を所定回数行なった後、原料ガス導入管の配置を交換
して、待機中の原料ガス導入管に付着したダストをダス
ト燃焼除去手段の作動により燃焼させる。
器7の内部に原料ガス発生源17から供給される原料ガ
スを導入する。すなわち、口側電極5若しくは絶縁体4
には、配管16の一方側が接続されており、この配管1
6の他方側は真空バルブ(不図示)を介してマスフロー
コントローラー(不図示)の一方側に接続されている。
マスフローコントローラーの他方側は配管を介して原料
ガス発生源17に接続されている。この原料ガス発生源
17はアセチレンなどの炭化水素ガス等を発生させるも
のである。
脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、含酸素炭化水素
類、含窒素炭化水素類などが使用される。特に炭素数が
6以上のベンゼン,トルエン,o-キシレン,m-キシレ
ン,p-キシレン,シクロヘキサン等が望ましい。脂肪族
炭化水素類としては、エチレン系炭化水素又はアセチレ
ン系炭化水素が例示される。これらの原料は、単独で用
いても良いが、2種以上の混合ガスとして使用するよう
にしても良い。さらにこれらのガスをアルゴンやヘリウ
ムの様な希ガスで希釈して用いる様にしても良い。ま
た、ケイ素含有DLC膜を成膜する場合には、Si含有炭
化水素系ガスを使用する。
ン膜または水素化アモルファスカーボン膜(a−CH)と
もよばれる炭素膜のことでSP3結合を含んでいるアモル
ファスな炭素膜のことをいう。DLC膜は、硬質から軟
質(ポリマーライク)までの膜質があり水素含有量は、
0atom%から70atm%くらいまでの範囲がある。
ンプ20並びにこれらを接続する配管により形成され
る。絶縁体4と口側電極5とからなる部材の内部に形成
された空間40は、排気用配管の一方側とつながってい
る。例えば図1では口側電極5の左上方に設けられた排
気口23に排気用配管が接続されている。排気用配管の
他方側は真空バルブ19を介して排気ポンプ20に接続
されている。この排気ポンプ20は排気ダクト(不図
示)に接続されている。排気手段21を作動させること
により、減圧室6内の空間40と容器の内部空間からな
る減圧空間が減圧される。
続したマッチングボックス12とマッチングボックス1
2に高周波を供給する高周波電源13とからなる。高周
波電源13の出力側にマッチングボックス12が接続さ
れる。図1では、下部電極2に高周波供給手段14を接
続しているが、上部電極1に接続しても良い。なお、高
周波電源13は接地されている。高周波電源13は、グ
ランド電位との間に高周波電圧を発生させ、これにより
容器側電極3と口側電極5との間に高周波電圧が印加さ
れる。これにより、プラスチック容器7内で原料ガスを
プラズマ化させる。高周波電源の周波数は、100kH
z〜1000MHzであるが、例えば、工業用周波数で
ある13.56MHzのものを使用する。
くはシールして使用する容器、またはそれらを使用せず
開口状態で使用する容器を含む。開口部の大きさは内容
物に応じて決める。プラスチック容器は、剛性を適度に
有する所定の肉厚を有するプラスチック容器と剛性を有
さないシート材により形成されたプラスチック容器を含
む。本発明に係るプラスチック容器の充填物は、炭酸飲
料若しくは果汁飲料若しくは清涼飲料等の飲料、並びに
医薬品、農薬品、又は吸湿を嫌う乾燥食品等を挙げるこ
とができる。また、リターナブル容器或いはワンウェイ
容器のどちらであっても良い。
似形状の容器について、図11のように各部位を呼ぶこ
ととする。
に使用する樹脂は、ポリエチレンテレフタレート樹脂
(PET)、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエ
チレンナフタレート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロ
ピレン樹脂(PP)、シクロオレフィンコポリマー樹脂
(COC、環状オレフィン共重合)、アイオノマ樹脂、
ポリ−4−メチルペンテン−1樹脂、ポリメタクリル酸
メチル樹脂、ポリスチレン樹脂、エチレン−ビニルアル
コール共重合樹脂、アクリロニトリル樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリアミド樹脂、
ポリアミドイミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリスルホン樹脂、又は、4弗化エチレ
ン樹脂、アクリロニトリル−スチレン樹脂、アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン樹脂を例示することがで
きる。この中で、PETが特に好ましい。
プラスチック容器7の内壁面にDLC膜を形成する場合
の手順について説明する。
内を大気開放する。これにより、空気が空間40及びプ
ラスチック容器7の内部空間に入り、減圧室6内が大気
圧にされる。次に、容器側電極3の下部電極2を上部電
極1から取り外して、プラスチック容器7はその底部が
下部電極2の上面に接触するようにセットされる。プラ
スチック容器7として例えばPETボトルを使用する。
そして下部電極2が上昇することにより、プラスチック
容器7は減圧室6に収容される。このとき減圧室6に設
けられた原料ガス導入管9が、プラスチック容器7の開
口部10を通してプラスチック容器7の内部に挿入さ
れ、容器の開口部上方に口側電極5が配置される。ま
た、容器側電極3はOリング8によって密閉される。
室6が密閉されたとき、プラスチック容器7の外周は下
部電極2及び上部電極1の内壁に接触した状態となる。
次いでベントを閉じたのち、排気手段21を作動させて
減圧室6内の空気が排気口23を通して排気される。そ
して減圧室6内が必要な真空度、例えば4Pa以下に到
達するまで減圧される。これは、4Paを超える真空度
で良いとすると容器内に不純物が多くなり過ぎるためで
ある。その後、原料ガス供給手段18から流量制御され
て送られた原料ガス(例えば、脂肪族炭化水素類、芳香
族炭化水素類等の炭素源ガス)が、原料ガス導入管9の
吹き出し孔9aからプラスチック容器7の内部に導入さ
れる。この原料ガスの供給量は、20〜50ml/minが好
ましい。
ガス流量と排気能力のバランスによって所定の成膜圧
力、例えば7〜22Paで安定した後、高周波電源13
を動作させることによりマッチングユニット12を介し
て口側電極5と容器側電極3との間に高周波電圧が印加
され、プラスチック容器7内に原料ガス系プラズマが発
生する。このとき、マッチングユニット12は、容器側
電極3と口側電極5のインピーダンスに、インダクタン
スL、キャパシタンスCによって合わせている。これによ
って、プラスチック容器7の内壁面にDLC膜が形成さ
れる。なお、高周波電源13の出力(例えば13.56MH
z)は、おおよそ200〜500Wである。
面におけるDLC膜の形成は、プラズマCVD法によっ
て行われる。容器側電極3と口側電極5との間で印加し
た高周波により容器の内壁面に電子が蓄積して、所定の
電位降下が生じる。これによって、プラズマが発生しプ
ラズマ中に存在する原料ガスである炭化水素の炭素及び
水素がそれぞれプラスにイオン化される。そして、プラ
スチック容器7の内壁面にそのイオンがランダムに衝突
する。そのとき、近接する炭素原子同士や炭素原子と水
素原子との結合、さらに一旦は結合していた水素原子の
離脱(スパッタリング効果)がおこる。以上の過程を経て
プラスチック容器7の内壁面に極めて緻密なDLC膜が
形成される。適度な高周波出力の印加により、容器側電
極3と口側電極5との間で、プラズマ放電が持続する。
成膜時間は数秒と短いものとなる。
されたガス流量と排気能力のバランスによって所定の成
膜圧力で安定した後、原料ガス導入管挿脱手段を作動さ
せることでプラズマを着火する前に原料ガス導入管をプ
ラスチック容器から離脱させたのち、高周波電源13を
動作させることによりマッチングユニット12を介して
口側電極5と容器側電極3との間に高周波電圧を印加し
て、プラスチック容器7内に原料ガス系プラズマを発生
させても良い。このとき、プラズマ放電時には原料ガス
導入管がプラスチック容器内にないので、ダストの付着
をさらに抑制することができる。
し、さらに原料ガスの供給を停止する。この後、減圧室
6内の炭化水素ガスを排気ポンプ20によって少なくと
も2Pa以下になるまで排気する。その後、真空バルブ1
9を閉じ、排気ポンプ20を停止する。この後、ベント
(不図示)を開いて減圧室6内を大気開放し、前述した
成膜方法を繰り返すことにより、次のプラスチック容器
内にDLC膜が成膜される。
容器として飲料用のPETボトルを用いているが、他の
用途に使用される容器を用いることも可能である。
タイプの装置を示したが、減圧室を天地逆となるように
設置しても良い。
する薄膜としてDLC膜を挙げているがSi含有DLC膜
や他の薄膜を成膜する際に上記成膜装置を用いることも
可能である。
うに形成する。
ラスチック容器は、容量500ml、容器の高さ200mm、容
器胴部径71.5mm、口部開口部内径21.74mm、口部開
口部外径24.94mm、容器胴部肉厚0.3mm、ポリエチレン
テレフタレート樹脂(日本ユニペット(株)製PET樹
脂、タイプRT553)のPET容器である。この容器の酸
素透過度は、MODERN CONTROL社製OX−
TRAN2/20を使用して、酸素の透過量を23℃で測
定した。DLCの膜厚は、予め容器の内面にSiウエハを
貼り付け、テープでマスキングを行って、DLCを被覆
した後、マスキングを除去し、Veeco社製、表面形
状測定器DEKTAK3によって膜厚を測定した。原料
ガス導入管に付着したフレーク状のダスト付着量は、原
料ガス導入管からダストを剥ぎ取り、電子天秤(Met
tler社製、UMT2)にて重量を測定し求めた。膜
状ダスト付着量については繰り返し成膜前後のガス導入
管全体の重量差を計算して求めた(Sartorius
社製、R300Sを使用)。色度は日立分光光度計U−
3500によって測定した。
なった。口側電極は、容器開口部の直上25mmに環状
部を有する口側電極を設置した。成膜方法は実施形態で
説明した製法に倣った。原料ガス導入管は、フッ素樹脂
製のチューブを使用した。ただし、成膜条件としては、
次の通りである。開放系から減圧室内を4Pa以下に到
達するまで減圧する。その後、導入する原料ガス流量
は、40ml/minとした。原料ガスの濃度が一定となり、制
御されたガス流量と排気能力のバランスによって8〜1
0Paで安定化させた。そして、高周波 (13.56MH
z)を400W、2秒の条件で印加した。これによりDL
C膜が内壁面にコーティングされたDLC膜コーティン
グプラスチック容器を製造した。これを実施例1とし
た。なお、DLC膜の平均膜厚(首部)は63nmであっ
た。
上に環状部を有する口側電極を設置した以外は実施例1
と同様にDLC膜の成膜を行い、これを実施例2とし
た。なお、DLC膜の平均膜厚(首部)は59nmであっ
た。
と同型装置を用いて、口側電極の代わりに内部電極とし
た以外は実施例1と同様にDLC膜を成膜して、これを
比較例1とした。なお、DLC膜の平均膜厚(首部)は6
4nmであった。
度を表1に示した。表1により、内部電極を有する装置
により製造したDLC膜コーティングプラスチック容器
と本発明に係る装置である口側電極を有する装置により
製造したDLC膜コーティングプラスチック容器とは、
ほぼ同等の酸素バリア性を有することが明らかとなっ
た。なお、実施例1において、図2の装置の代わりに図
1の装置を用いても、酸素バリア性は同程度であった。
また、実施例2においても、図1の装置のように容器の
外形と容器側電極3の内壁が相似形状である装置を用い
ても、酸素バリア性は同程度であった。
なった。口側電極は、容器開口部の直上25mmに管状
に配置した。なお、管状の終端には原料ガス導入管を支
持するためのSUS製継ぎ手が備わっている。この継ぎ
手が管状の終端となる。成膜方法は実施形態で説明した
製法に倣った。成膜条件は、実施例1と同様とし、これ
を実施例3とした。なお、DLC膜の平均膜厚(首部)は
64nmであった。
と同型装置を用いて、口側電極の代わりに内部電極とし
た以外は実施例1と同様にDLC膜を成膜して、これを
比較例2とした。なお、DLC膜の平均膜厚(首部)は6
4nmであった。
量及び比較例2の内部電極に付着したダスト付着量を表
2に示した。表2により、実施例3は比較例2よりもダ
スト付着量が約10分の1に低減されたことが明らかに
なった。また、実施例3に付着したダストは膜状ダスト
であり、ダスト脱落が生じず、容器内部への混入問題が
解決された。また、実施例3の条件で放電回数を1万回
繰り返しても、プラズマの放電不安定は生じなかった。
比較例2の条件で放電回数を862回繰り返すと、プラ
ズマの放電不安定が生じた。したがって、内部電極型装
置に対して本発明に係る装置のダストに関する優位性が
明らかになった。
付着量の比較
ト付着量は比較例1における内部電極の成膜後のダスト
付着量に比べて少ない。図9に実施例3における口側電
極の成膜前後の比較によりダスト付着状態を示す。「成
膜後」とは成膜を15回繰り返した場合である。いずれ
も成膜後のダスト付着量は少ない。
に15回繰り返して成膜した場合のDLC膜コーティン
グプラスチック容器と比較例1の条件で同じ容器に15
回繰り返して成膜した場合のDLC膜コーティングプラ
スチック容器との比較を示す画像を示した。図中の片側
とは容器の一半面をいい、反対側とは一半面の裏側の部
分をいう。この二つの画像を参照することで容器側面を
一周観察することができる。図10によると、比較例1
の条件で15回、成膜した容器(従来技術と表記)は、
首部においてDLC膜のムラ(着色具合)が大きいのに
対して、実施例1の条件で15回成膜した容器(本発
明)は、首部においてDLC膜のムラ(着色具合)が小
さい。この結果を定量化するために、実施例1及び比較
例1の各容器について、装置正面を0°として向かって
右回りに360°まで、すなわち容器側面円周方向に沿
って1周の首部の色度(b*値)を測定した。これによ
り色ムラを判定することができる。b*値は、JISK
7105−1981の色差であり、三刺激値X,Y,Zか
ら式1で求まる。
装置(赤外可視近赤外用)を取り付けたものを用いた。検
知器としては、超高感度光電子増倍管(R928:紫外可視
用)と冷却型PbS(近赤外域用)を用いている。測定波長
は、240nmから840nmの範囲で透過率を測定した。PET
容器の透過率を測定することにより、DLC膜のみの透
過率測定を算出することができるが、本実施例のb*値
は、PET容器の吸収率も含めた形で算出したものをそ
のまま示している。この結果を図12に示した。図12
から、実施例1は容器首部360°全面にわたって、b*
値は2.5〜3.0であり、色ムラを改善できた。一方、
比較例1は、B*値は3.5〜4.5と幅広い値をとること
から明らかなように、容器側面円周方向の色むらが大き
い。したがって、本発明の装置は容器側面円周方向につ
いてDLC膜の分布ムラの少ないDLC膜コーティング
プラスチック容器を製造することが可能である。
わりに図3の装置を用いても、同様の結果を得た。
同等の酸素バリア性を確保する程にプラズマ放電を安定
して行なうことが可能であり、口側電極へのダスト付着
を防止できることが明らかとなった。したがって、本発
明に係る装置は、ガスバリア性に優れたプラスチック容
器を生産性良く高稼働率で運転することができる。さら
に、容器側面円周方向のDLC膜の分布ムラも少ない。
ズマ放電させ且つ電極にダストを極めて付着させにくい
製造装置を提供することができた。これらの相反するこ
との両立により清掃工程の低減を図り、装置稼働率の向
上を実現した。もちろん、内部電極を有する従来型装置
で製造したDLC膜コーティングプラスチック容器と同
等の酸素バリア性を確保している。請求項2又は3記載
の発明により、プラズマ放電を特に安定させる装置を提
供することができ、同時に容器側面円周方向における成
膜分布をより均一にすることができた。特に首部におけ
る容器側面円周方向における色ムラを改善できた。請求
項4記載の発明により、プラズマの着火及び放電持続を
さらに安定して発生させることができる装置を提供する
ことができた。さらに請求項5記載の発明により、原料
ガス導入管は、プラズマの着火及び持続した放電を阻害
せず且つプラズマ領域中にあっても破損しない。請求項
6記載の発明により、容器の内壁面全体にわたって原料
ガスを行き渡らせてDLC膜を均一に成膜させることが
できた。請求項7記載の発明により、容器内部へ原料ガ
スを均一に行き渡らせることを確保しつつ原料ガス導入
管へのダスト付着防止を図ることができ、原料ガス導入
管の清掃工程の不要とさせることができた。本発明は、
内部電極に付着したダスト混入がないので、特に飲料用
容器に適切なものである。
壁との間に隙間を設けた場合の概略図である。
壁との間に隙間を設けた場合の概略図である。
でのガスの流れを示す概念図である。
を示す概略構成図である。
を示す概略構成図である。
装置の概念図を示す図である。
着具合を示す画像である。
て成膜した場合のDLC膜コーティングプラスチック容
器と比較例1の条件で同じ容器に15回繰り返して成膜
した場合のDLC膜コーティングプラスチック容器との
比較を示す画像である。
方向の色ムラをb*値により示した図である。
Claims (8)
- 【請求項1】プラスチック容器を収容する減圧室の一部
を形成する容器側電極と前記プラスチック容器の開口部
上方に配置する口側電極とを減圧室の一部を形成する絶
縁体を介して対向させるとともに、プラズマ化して前記
プラスチック容器の内壁面にダイヤモンドライクカーボ
ン(DLC)膜をコーティングするための原料ガスを供
給する原料ガス供給手段が前記減圧室まで供給した該原
料ガスを前記プラスチック容器の内部まで導入する絶縁
材からなる原料ガス導入管を前記減圧室に設け、該減圧
室内のガスを前記プラスチック容器の開口部上方から排
気する排気手段を設け、且つ前記容器側電極に高周波を
供給する高周波供給手段を接続したことを特徴とするD
LC膜コーティングプラスチック容器の製造装置。 - 【請求項2】前記プラスチック容器の開口径とほぼ同一
の内口径の環状部を備えた前記口側電極は、該環状部の
終端の開口部が前記プラスチック容器の開口部に対して
同軸上に整合し且つ前記プラスチック容器の開口部の近
傍に配置するように形成したことを特徴とする請求項1
記載のDLC膜コーティングプラスチック容器の製造装
置。 - 【請求項3】前記口側電極は前記減圧室の天頂部から前
記プラスチック容器の開口部上方まで管状に垂下させる
如く形成し、該管状内に前記原料ガス供給手段が供給し
た前記原料ガスを導入せしめるとともに、前記管状の終
端を前記原料ガス導入管に接続したことを特徴とする請
求項1記載のDLC膜コーティングプラスチック容器の
製造装置。 - 【請求項4】請求項1記載の口側電極、請求項2記載の
環状部の終端或いは請求項3記載の管状の終端は、前記
排気手段の作動により前記プラスチック容器の開口部近
傍から前記減圧室の排気口までに形成されるガス流束と
接触していることを特徴とする請求項1、2又は3記載
のDLC膜コーティングプラスチック容器の製造装置。 - 【請求項5】前記原料ガス導入管は、絶縁性及びプラズ
マに耐えうる程度の耐熱性とを有するフッ素樹脂等の樹
脂材料により形成するか或いは絶縁性のアルミナ等のセ
ラミック材料により形成したことを特徴とする請求項
1、2、3又は4記載のDLC膜コーティングプラスチ
ック容器の製造装置。 - 【請求項6】前記原料ガス導入管は、前記プラスチック
容器の開口部を通して胴部から底部に至る深さまで挿脱
自在に配置したことを特徴とする請求項1、2、3、4
又は5記載のDLC膜コーティングプラスチック容器の
製造装置。 - 【請求項7】前記原料ガスを導入する時には前記プラス
チック容器内に前記原料ガス導入管を該プラスチック容
器に挿入状態とし、プラズマを着火する時には前記原料
ガス導入管を前記プラスチック容器から離脱状態とする
原料ガス導入管挿脱手段を備えることを特徴とする請求
項1、2、3、4、5又は6記載のDLC膜コーティン
グプラスチック容器の製造装置。 - 【請求項8】前記プラスチック容器は、飲料用容器であ
ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は
7記載のDLC膜コーティングプラスチック容器の製造
装置。
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