JP2003341359A - サイドバイザー - Google Patents
サイドバイザーInfo
- Publication number
- JP2003341359A JP2003341359A JP2002153333A JP2002153333A JP2003341359A JP 2003341359 A JP2003341359 A JP 2003341359A JP 2002153333 A JP2002153333 A JP 2002153333A JP 2002153333 A JP2002153333 A JP 2002153333A JP 2003341359 A JP2003341359 A JP 2003341359A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side visor
- main body
- colored
- colored light
- resin
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はサイドバイザーを作業環境を悪化さ
せることなく一工程で製造することを課題とする。 【解決手段】 サイドバイザー1の本体2と着色遮光部
3とを二色射出成形によって一工程で製造する。したが
って本発明のサイドバイザー1にあっては塗料を塗装し
て着色遮光部3を成形する必要はなく、塗装工程が省略
されかつ塗料に含まれる有機溶剤による作業環境の悪化
のおそれもない。
せることなく一工程で製造することを課題とする。 【解決手段】 サイドバイザー1の本体2と着色遮光部
3とを二色射出成形によって一工程で製造する。したが
って本発明のサイドバイザー1にあっては塗料を塗装し
て着色遮光部3を成形する必要はなく、塗装工程が省略
されかつ塗料に含まれる有機溶剤による作業環境の悪化
のおそれもない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として自動車の窓の上
縁に取付けられるサイドバイザーに関するものである。
縁に取付けられるサイドバイザーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のサイドバイザーにあっては本体を
透明熱可塑性樹脂の射出成形によって製造し、該本体上
縁に着色塗料を塗装して着色遮光部を形成している。該
着色遮光部形成に使用する塗料としては、通常紫外線硬
化性塗料が提供されている。(特開平8−309277
号,特開平10−202183号)。
透明熱可塑性樹脂の射出成形によって製造し、該本体上
縁に着色塗料を塗装して着色遮光部を形成している。該
着色遮光部形成に使用する塗料としては、通常紫外線硬
化性塗料が提供されている。(特開平8−309277
号,特開平10−202183号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のサイドバイ
ザーにあっては、本体の成形工程と、着色塗料の塗装工
程からなる二工程によって製造されるので、製造工程が
長くなり手間が掛かゝること、着色塗料の塗装中、塗料
に使用されている有機溶剤の蒸気によって作業環境が悪
化すること、上記したように塗料は紫外線硬化性である
ので、サイドバイザーの廃品をリサイクルする際、硬化
塗膜の除去が困難であり、順調なリサイクルが妨げられ
ること等の問題点がある。
ザーにあっては、本体の成形工程と、着色塗料の塗装工
程からなる二工程によって製造されるので、製造工程が
長くなり手間が掛かゝること、着色塗料の塗装中、塗料
に使用されている有機溶剤の蒸気によって作業環境が悪
化すること、上記したように塗料は紫外線硬化性である
ので、サイドバイザーの廃品をリサイクルする際、硬化
塗膜の除去が困難であり、順調なリサイクルが妨げられ
ること等の問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、本体(2) 上縁部に着色遮光部
(3) を設けたサイドバイザー(1) であって 該本体(2)
と該着色遮光部(3) とは二色射出成形によって一体的に
形成されているサイドバイザー(1) を提供するものであ
る。該本体(2) と該着色遮光部(3) とは同種熱可塑性樹
脂を材料としていることが望ましい。
するための手段として、本体(2) 上縁部に着色遮光部
(3) を設けたサイドバイザー(1) であって 該本体(2)
と該着色遮光部(3) とは二色射出成形によって一体的に
形成されているサイドバイザー(1) を提供するものであ
る。該本体(2) と該着色遮光部(3) とは同種熱可塑性樹
脂を材料としていることが望ましい。
【0005】
【作用】本発明にあっては、透明熱可塑性樹脂を射出成
形金型のキャビティ内に射出して本体(2) を成形し、更
に着色熱可塑性樹脂を該射出成形金型のキャビティ内に
射出して着色遮光部(3) を成形する二色射出成形が適用
されるから、着色遮光部(3) を有するサイドバイザー
(1) が一工程で製造される。
形金型のキャビティ内に射出して本体(2) を成形し、更
に着色熱可塑性樹脂を該射出成形金型のキャビティ内に
射出して着色遮光部(3) を成形する二色射出成形が適用
されるから、着色遮光部(3) を有するサイドバイザー
(1) が一工程で製造される。
【0006】本発明では塗料を使用しないから、有機溶
剤の蒸気による作業環境の悪化は解消される。更に硬化
塗膜が存在しないので、塗膜除去の手間が解消され、リ
サイクルが順調に行われる。サイドバイザー本体(2) と
着色遮光部(3) の材料は同種熱可塑性樹脂とすれば、本
体(2) と着色遮光部(3) とを分別することなくリサイク
ルすることが出来る。
剤の蒸気による作業環境の悪化は解消される。更に硬化
塗膜が存在しないので、塗膜除去の手間が解消され、リ
サイクルが順調に行われる。サイドバイザー本体(2) と
着色遮光部(3) の材料は同種熱可塑性樹脂とすれば、本
体(2) と着色遮光部(3) とを分別することなくリサイク
ルすることが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は図1〜図3に示す一実施
例によって説明すれば、サイドバイザー(1)は本体(2)
と、該本体(2) の上縁部に設けられている着色遮光部
(3) とからなる。該サイドバイザー(1) の材料として
は、アクリル樹脂、スチレン樹脂、ABS樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リエステル樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂等の熱可塑
性樹脂が使用され、リサイクル性を考慮すると、該本体
(2) と該着色遮光部(3) とは同種樹脂とすることが望ま
しい。そして該本体樹脂としては透明無着色樹脂が材料
として使用され、該着色遮光部用樹脂としては黒色顔
料、青色顔料等の着色顔料を混合した着色樹脂が材料と
して使用される。
例によって説明すれば、サイドバイザー(1)は本体(2)
と、該本体(2) の上縁部に設けられている着色遮光部
(3) とからなる。該サイドバイザー(1) の材料として
は、アクリル樹脂、スチレン樹脂、ABS樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リエステル樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂等の熱可塑
性樹脂が使用され、リサイクル性を考慮すると、該本体
(2) と該着色遮光部(3) とは同種樹脂とすることが望ま
しい。そして該本体樹脂としては透明無着色樹脂が材料
として使用され、該着色遮光部用樹脂としては黒色顔
料、青色顔料等の着色顔料を混合した着色樹脂が材料と
して使用される。
【0008】上記サイドバイザー(1) を製造するには、
図2に示す射出成形金型(4) を使用する。該金型(4) は
固定型(5) と可動型(6) とからなり、該可動型(6) には
可動中子(6A)が装着されており、図2に示す本体成形段
階では固定型(5) と可動型(6) とを閉鎖機能状態として
形成されるキャビティ(7) 内に透明樹脂を射出して本体
(2) を成形し、次いで着色遮光部成形段階では可動型
(6) の可動中子(6A)を若干移動させて成形された本体
(2) と可動中子(6A)間にキャビティ(7A)を成形し、該キ
ャビティ(7A)内に着色樹脂を射出して着色遮光部(3) を
成形する。該着色遮光部(3) を成形する時には、該本体
(2) は完全冷却固化しない軟化状態であることが好まし
い。このようにして該着色遮光部(3) は該本体(2) の上
縁部に一体的に形成される。
図2に示す射出成形金型(4) を使用する。該金型(4) は
固定型(5) と可動型(6) とからなり、該可動型(6) には
可動中子(6A)が装着されており、図2に示す本体成形段
階では固定型(5) と可動型(6) とを閉鎖機能状態として
形成されるキャビティ(7) 内に透明樹脂を射出して本体
(2) を成形し、次いで着色遮光部成形段階では可動型
(6) の可動中子(6A)を若干移動させて成形された本体
(2) と可動中子(6A)間にキャビティ(7A)を成形し、該キ
ャビティ(7A)内に着色樹脂を射出して着色遮光部(3) を
成形する。該着色遮光部(3) を成形する時には、該本体
(2) は完全冷却固化しない軟化状態であることが好まし
い。このようにして該着色遮光部(3) は該本体(2) の上
縁部に一体的に形成される。
【0009】
【発明の効果】本発明では二色射出成形によって、本体
と着色遮光部とからなるサイドバイザーを一工程で製造
することが出来る。また該着色遮光部は塗料を塗装する
ことによって形成されておらず、着色樹脂の射出成形に
よって形成されているので、塗料を使用する場合の有機
溶剤による作業環境の悪化やリサイクル時の塗膜の除去
の手間等が解消される。
と着色遮光部とからなるサイドバイザーを一工程で製造
することが出来る。また該着色遮光部は塗料を塗装する
ことによって形成されておらず、着色樹脂の射出成形に
よって形成されているので、塗料を使用する場合の有機
溶剤による作業環境の悪化やリサイクル時の塗膜の除去
の手間等が解消される。
図1〜図3は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】サイドバイザー斜視図
【図2】本体射出成形段階説明図
【図3】着色遮光部射出成形段階説明図
1 サイドバイザー
2 本体
3 着色遮光部
4 射出成形金型
Claims (2)
- 【請求項1】 本体上縁部に着色遮光部を設けたサイド
バイザーであって該本体と該着色遮光部とは二色射出成
形によって一体的に形成されていることを特徴とするサ
イドバイザー。 - 【請求項2】 該本体と該着色遮光部とは同種熱可塑性
樹脂を材料としている請求項1に記載のサイドバイザ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002153333A JP2003341359A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | サイドバイザー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002153333A JP2003341359A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | サイドバイザー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003341359A true JP2003341359A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29770391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002153333A Withdrawn JP2003341359A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | サイドバイザー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003341359A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006088483A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Sekisui Techno Seikei Kk | 遮光性複層射出成形品 |
JP2008049534A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Sansho Kk | サイドバイザ製造用2色成形金型 |
JP2009023249A (ja) * | 2007-07-20 | 2009-02-05 | Oshima Denki Seisakusho:Kk | 射出成形体の製造装置、燈体の製造装置および燈体 |
JP2009040001A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Tamura Plastic Mfg Co Ltd | 車両用外装品 |
JP2009190308A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Sansho Kk | 2色成形体 |
US20160193765A1 (en) * | 2015-01-04 | 2016-07-07 | Yi Shiang Chan | Method for making visor and visor made by the method |
-
2002
- 2002-05-28 JP JP2002153333A patent/JP2003341359A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006088483A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Sekisui Techno Seikei Kk | 遮光性複層射出成形品 |
JP4504771B2 (ja) * | 2004-09-22 | 2010-07-14 | 積水テクノ成型株式会社 | 遮光性複層射出成形品 |
JP2008049534A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Sansho Kk | サイドバイザ製造用2色成形金型 |
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JP2009190308A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Sansho Kk | 2色成形体 |
US20160193765A1 (en) * | 2015-01-04 | 2016-07-07 | Yi Shiang Chan | Method for making visor and visor made by the method |
US10226884B2 (en) * | 2015-01-04 | 2019-03-12 | Yi Shiang Chan | Method for making visor |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050802 |