JP2003341347A - 車輌空調用コントロール操作装置 - Google Patents

車輌空調用コントロール操作装置

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JP2003341347A
JP2003341347A JP2002152740A JP2002152740A JP2003341347A JP 2003341347 A JP2003341347 A JP 2003341347A JP 2002152740 A JP2002152740 A JP 2002152740A JP 2002152740 A JP2002152740 A JP 2002152740A JP 2003341347 A JP2003341347 A JP 2003341347A
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knob
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Makihito Fukazawa
牧人 深澤
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Yuhshin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】限られたスペースを有効に活用することができ
ると共に、操作ストロークや回動ストローク等の仕様変
更にも容易に対応でき、また、部品の共通化にも対応で
きる強制作動機構を備えた車輌用コントロール操作装置
を提供すること。 【解決手段】車輌空調用コントロール操作装置は、操作
パネル11に設けられて所定の回動位置を選択可能な操
作ノブ14と、操作パネル11後方に設けられて操作ノ
ブ14と一体に回動するギア軸19と、操作パネル11
を保持するハウジング部17aを設けたベース部材17
と、ギア軸19のギア19bと噛み合って連動し、操作
ノブ14の回動を被操作体に伝達するギアレバー24と
を備え、ハウジング部17aの内面側に回動可能に軸支
されるフランジ部21をギア軸19に設け、操作ノブ1
4が所定回動位置に達したときにフランジ部21により
操作スイッチ36を作動させるように構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、車輌の空調用コン
トロールに用いることのできる操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の室内空調用コントロ
ールに用いられている操作装置は、空調装置のオン・オ
フ切り換えを行うエアコンスイッチ、内外気の切り換え
を行う内外気切換スイッチ等を備えており、さらに、室
内温度の調整を行う温度調節部、送風口の切換を行うた
めの送風モード切換部、送風強度の調整を行う風量調節
部等を備えている。また、温度調節部、送風モード切換
部、風量調節部等における操作部としては、回転式の操
作ノブが広く用いられている。
【0003】更に近年においては、車輌のフロントガラ
スに付着した曇りを取り除くために、送風モード切換用
の操作部によりフロントガラスに対する送風口が選択さ
れた場合にエアコンスイッチ及び内外気切換スイッチを
連動させて作動させる強制作動機構を備えたものが増え
ている。
【0004】図11は強制作動機構を有する従来の車輌
空調用コントロール操作装置を示したものである。同図
(a)、(b)に示すように、送風モード切換用の操作
部は、操作パネル1の前面側に設けられた回転式の操作
ノブ2からなっており、この操作ノブ2を回すことによ
り、各種の送風モード(図示の例では、顔、顔と足元、
足元、足元及びフロントガラス、フロントガラスの5種
類)を選択できるようになっている。
【0005】また、同図(c)、(d)に示すように、
操作パネル1の裏側に設けられたベース3には、円弧状
の傘歯車部4aとアーム部4bとを一致に形成してなる
ギアレバー4が回転可能に支持されており、ギアレバー
4の傘歯車部4aには操作ノブ2と一体に同軸回動する
ギア軸5の傘歯車部5aが噛み合っており、ギアレバー
4のアーム部4bにはコントロールワイヤ6の一端が連
結されている。
【0006】したがって、操作ノブ2を回すと、ギア軸
5を介してギアレバー4が回動し、ギアレバー4のアー
ム部4bに連結されたコントロールワイヤ6が進退し
て、該コントロールワイヤ6の他端に接続された送風方
向切換機構が駆動され、送風モードが切り換わるように
なっている。
【0007】さらに、同図(c)、(d)に示すよう
に、操作パネル1の裏側において、ベース3には強制作
動機構を構成する連動スイッチとしてのマイクロスイッ
チ7が設けられている。
【0008】このマイクロスイッチ7は操作パネル1の
裏側に配設される回路基板8上のコネクタ8aにハーネ
ス9を介して接続されており、操作ノブ2がフロントガ
ラス送風位置まで回動されたときに、ギアレバー4が回
動し、その傘歯車部4aの一端がマイクロスイッチ7の
動作杆を押動してマイクロスイッチ7を作動させ、これ
により図示しないエアコンスイッチ及び内外気切換スイ
ッチを強制的に作動させることができるようになってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の強制作動機構を
有する従来の車輌用コントロール操作装置においては、
ギアレバー4を連動スイッチ(マイクロスイッチ)7に
作用させて該連動スイッチ7を作動させるように構成し
ていたため、連動スイッチ7を設置位置が規制されたギ
アレバー4の周辺に設置しなければならず、その規制さ
れた設置位置に連動スイッチ7と回路基板8を接続する
ハーネス9やコネクタ8a等の付属部品を設置する必要
があると共に、連動スイッチ7はネジ止め等によりベー
ス3に取り付けられるようになっているため、設置位置
を位置決めする構造を設ける必要があった。したがっ
て、ベース3の限られたスペースに複数の部品を設置す
ることになり、ベース3を有効に活用することができな
かった。
【0010】また、上述したように、通常はギアレバー
4のアーム部4bに送風口を切り換えるコントロールワ
イヤ6が連結されており、これらアーム部4b及びコン
トロールワイヤ6の移動スペースを確保する必要がある
ため、連動スイッチ7のスイッチ作動ストロークに応じ
て容易にレイアウト変更できるものではなく、製品仕様
により操作ノブ2の操作ストローク及びギアレバー4の
回動ストロークを変更するときには連動スイッチ7の配
置場所も変更する必要が生じ、複数の製品仕様に対応す
るためには、大幅な設計変更を必要としていた。
【0011】さらに、連動スイッチ7は外部に露出した
状態でベース3に設置されているため、連動スイッチ7
の周辺や回路基板8との結線部等に塵や埃が付着し、そ
の影響により作動不良が発生しやすい構造となってしま
っていた
【0012】また、通常は、温度調節部においても操作
ノブ2、ギア軸5、ギアレバー4、コントロールワイヤ
6等が使用されるので、これらの部品を共通部品として
用いることが望ましく、その場合、ベース8の形状も略
左右対称に設定することが、設計する上において好都合
であるが、このような構成のギアレバー4においては、
アーム部4bと傘歯車部4aとの間隔が狭くなり、連動
スイッチ7を配置するためのスペースが規制されるた
め、連動スイッチ7が配置される部分についてベース2
の形状を変更したり、温度調節部と送風モード切換部の
ギアレバー4を共通部品とせずに、別々に設定しなけれ
ばならないという不具合が生じていた。
【0013】本発明は上記した目的に鑑み、限られたス
ペースを有効に活用することができると共に、操作スト
ロークや回動ストローク等の仕様変更にも容易に対応で
き、また、部品の共通化にも対応できる強制作動機構を
備えた車輌用コントロール操作装置を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、操作パネルに設けられて所定の回動
位置を選択可能な操作ノブと、操作パネル後方に設けら
れて前記操作ノブと一体に回動するギア軸と、操作パネ
ルを保持するハウジング部を設けたベース部材と、前記
ギア軸のギアと噛み合って連動し、前記操作ノブの回動
を被操作体に伝達するギアレバーとを備えた車輌空調用
コントロール操作装置において、前記ハウジング部の内
面側に回動可能に軸支されるフランジ部を前記ギア軸に
設け、操作ノブが所定回動位置に達したときに前記フラ
ンジ部により操作スイッチを作動させるようにしたこと
を特徴とする。
【0015】上記の車輌用コントロール操作装置におい
ては、操作ノブを回動操作したとき、ギア軸を介してギ
アレバーが連動し操作ノブの回動を被操作体に伝達する
と共に、操作ノブが所定回動位置に達したときにギア軸
のフランジ部により操作スイッチを作動することができ
るので、操作ノブの回動操作により空調制御用のファク
タの1つをコントロールし、そのモードを選択できると
共に、所定モードが選択されたときに操作スイッチを作
動させて強制的に所要のコントロール状態に切り換える
ことができる。
【0016】しかも、操作ノブと一体に回動するギア軸
にフランジ部を設け、このフランジ部により操作ノブが
所定回動位置に達したときに操作スイッチを作動させる
ようにしたので、操作ノブの回動に対する操作スイッチ
のオン・オフ作動を精度良く行うことができる。
【0017】また、操作ノブの操作ストローク変更やギ
アレバーの回動ストローク変更等を伴う仕様変更に対し
ても操作スイッチの設置場所を考慮することなく、ギア
軸又はギアレバー等を効果的に変更することができるの
で、多様な仕様の要求に対して容易に対応できるものと
なる。
【0018】さらにギアレバーの周辺に操作スイッチを
配置する必要がなく、ギアレバーは操作スイッチの作動
に無関係とすることにより、操作スイッチによって制約
を受けることなくギアレバーに共通部品化のための設計
を施すことができ、製造コストを削減することができ
る。
【0019】上記構成の車輌空調用コントロール操作装
置において、好ましくは、操作パネルの照明装置が実装
された回路基板を前記ハウジング部の内面側に配置し、
前記操作スイッチを前記回路基板に実装させる。
【0020】この構成によれば、回路基板に操作スイッ
チが実装されて接続されることになるため、操作スイッ
チと回路基板との電気接続に必要なハーネスやコネクタ
ー等を廃止することができ、部品点数及び組み付け工数
を大幅に削減することができる。
【0021】特に回路基板が配置されるハウジング部の
内面側は操作パネルによって密閉されるため、塵や埃等
の影響を受けにくく、操作スイッチを安定した作動状態
に維持することができる。
【0022】また、上記した車輌空調用コントロール操
作装置の前記操作スイッチは、前記操作ノブの回動に応
じて可動接点部を作動させるスイッチレバーと、前記ス
イッチレバーを内蔵したスイッチケースとを備え、前記
可動接点部とスイッチングする固定接点部が前記回路基
板に形成された構成とすることができる。
【0023】このような構成とすれば、操作スイッチを
操作パネルの照明に影響しないように効果的に回路基板
に搭載することができると共に、操作スイッチを回路基
板に集約することにより、回路構成を簡素化することが
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態について
図面に沿って説明する。図1から図10までは本発明を
車輌空調用コントロール装置として実施した場合の一実
施形態を示したものである。図1はコントロール操作装
置の操作パネル正面図であり、図2は図1中2−2線に
沿って切断した断面図である。
【0025】図3は図1において操作パネルを取り外し
たときの上記コントロール装置の正面図であり、図4は
図3中の4−4線に沿って切断した断面図である。
【0026】図5は図1中の5−5線に沿って切断した
断面図である。
【0027】図6(a)、(b)、(c)、(d)はそ
れぞれ上記コントロール操作装置に用いるギア軸の正面
図、側面図、平面図、6d−6d線断面図である。
【0028】図7(a)は、操作スイッチの一部を断面
図とした上記コントロール操作装置に用いる回路基板の
平面図であり、図7(b)、(c)は、それぞれ上記コ
ントロール操作装置に用いる底面図及び回路基板の7c
−7c線断面図である。
【0029】図8(a)、(b)、(c)は、それぞれ
上記コントロール操作装置に用いる操作スイッチの平面
図、側面図及び底面図であり、(d)は(a)中の8d
−8d線に沿って切断した断面図である。
【0030】図9(a)、図10(a)はそれぞれ上記
コントロール操作装置における送風モード切換操作部の
使用状態を示す要部正面図、図9(b)、図10(b)
はそれぞれ作動機構の作動状態を示す要部正面図、図9
(c)、図10(c)はそれぞれ操作スイッチの作動状
態を示す要部断面図である。
【0031】図1及び図2に示すように、この実施形態
のコントロール操作装置は、操作パネル11の前面側
に、空調装置オン・オフ切換用のエアコンスイッチ28
及び内外気切換スイッチ29の各操作釦12、13が設
けられており、また、送風モード切換用の操作ノブ1
4、風量調節用の操作ノブ15及び温度調節用の操作ノ
ブ16が設けられている。
【0032】操作ノブ14は回動式のものであり、この
操作ノブ14を回すことにより、各種の送風モード(図
示の例では、「顔送風位置」、「顔及び足元送風位
置」、「足元送風位置」、「足元及びフロントガラス送
風位置」及び「フロントガラス送風位置」の計5種類)
を選択できるようになっている。
【0033】図2に示すように操作パネル11はベース
部材17の前面側に一体に設けられたハウジング部17
aに着脱可能に装着されている。また、ハウジング部1
7aの後壁部の内面側に設けられた円筒状の支軸部18
の内周にギア軸19と一体に形成されたロータ20が回
転可能に軸支されており、このロータ20には外周面に
開口するボール収容穴20aにクリック用のボール22
がばね23で外方に付勢されて収容されている。
【0034】なお、このギア軸19はロータ20に形成
されたフランジ部21が支軸部18の円弧状の溝部18
aに摺動するように軸支されており、フランジ部21が
該溝部に当接することによりギア軸19がハウジング部
17aの後方に抜け止めされるようになっている。ま
た、このフランジ部21に形成された係合爪部21c、
21dが、ハウジング部17aの後壁部の外面側に貫通
して係合することによって、前方の抜け止めがされるよ
うになっている。
【0035】図示は省略するが、ハウジング部17aの
ロータ軸受面にはボール22がばねの力で凹部に係合す
ることにより、操作ノブ14が5つのモード選択位置の
各々に係止されるようになっている。
【0036】また、図2に示すように、ギア軸19はロ
ータ20より前方に突出するノブ取付部19aを有し、
このノブ取付部19aに操作ノブ14が装着されること
により、操作ノブ14とギア軸19とが一体に回動する
ようになっている。
【0037】また、ロータ20の後方においてギア軸1
9にはギア部19bが同軸一体に形成されており、この
ギア部19bの後方において、ギア軸19はベース部材
17に設けられた軸受部17dに回動可能に支持されて
いる。
【0038】ベース部材17には略筒状の支軸部17c
が紙面に対して上方に突出して設けられている。この支
軸部17cにはギアレバー24が着脱可能に、また、回
動可能に装着されており、且つ、支軸部17cに設けら
れた弾性を有する係止爪17bにより紙面に対して上方
への抜けが防止されている。
【0039】ギアレバー24はギア軸19のギア部19
bと噛み合うギア部24aと、コントロールワイヤ25
の一端を連結するための2つのアーム部24b、24c
とを一体に形成したものとなっている。
【0040】ギア部24aはギアレバー24の回動中心
に対し円弧状に延びており、2つのアーム部24b、2
4cはギアレバー24の回転中心に対しギア部24aと
は反対側に略左右対称形に設けられている。
【0041】なお、アーム部24b、24cは1つのみ
であっても良いが、後述するようにギアレバー24を共
通部品として用いることができるように2つのアーム部
24b、24cが設けられている。
【0042】また、この実施形態におけるギア軸19の
ギア部19b及びギアレバー24のギア部24aは傘歯
車の形状をなすが、他の歯車形態であっても良い。
【0043】ギアレバー24はギア軸19を介して送風
モード切換用の操作ノブ14に連結されているので、操
作ノブ14を回すと、ギア軸19を介してギアレバー2
4が回動し、ギアレバー24のアーム部24bに連結さ
れたコントロールワイヤ25が進退して、該コントロー
ルワイヤ25の他端に接続されている送風方向切換機構
が駆動され、送風モードが切り換わる。
【0044】図2に示すように送風モード切換部におけ
る上記ギア軸19及びギアレバー24と同一構成を有す
るギア軸19及びギアレバー24が温度調節部にも用い
られている。すなわち、ギア軸19及びギアレバー24
は共通部品として送風モード切換部及び温度調節部に用
いることができるものとなっている。
【0045】また、図示実施形態においては、図1に示
すように、送風モード切換部が左側に配置されている
が、送風モード切換部が右側に配置される場合や、コン
トロールワイヤ25の引き出し方向がそれぞれ略対称的
に接続された場合であっても、これらギア軸19及びギ
アレバー24をそのまま使用することができる。
【0046】ギアレバー24に2つのアーム部24b、
24cが設けられているのは共通部品化するためであ
り、本実施形態では送風モード切換部と温度調節部にお
けるコントロールワイヤ25の引き出し方向が同じであ
るため、送風モード切換部側にコントロールワイヤ26
はギアレバー23の一方のアーム部24bに、また、温
度調節部側のコントロールワイヤ26もギアレバー24
のアーム部24bにそれぞれ連結されている。
【0047】なお、ギア軸19を共通部品として温度調
節部に用いるときは、クリック機構を省略してもよく、
或いは、クリック機構を用いて送風モード切換部とは異
なるピッチ間隔でクリック動作させるようにしても良
い。
【0048】図6に示すように、ギア軸19には本発明
の特徴をなすフランジ部21がロータ20に一体的に設
けられている。更に詳しく説明すると、ギア軸19のフ
ランジ部21は略円盤状に形成されており、且つ、その
外周の一部に沿って円弧状に突出した作動リブ21a
が、フランジ部21のノブ取付部19a側に設けられて
いる。そして、このフランジ部21が作動リブ21aを
ハウジング部17aに突出させた状態でベース部材17
の支軸部18の溝部18aに装着され、後述する操作ス
イッチ36を操作ノブ14の回動に応じて作動させるこ
とができるようになっている。
【0049】一方、図3及び図4に示すように、操作ス
イッチ36が実装される回路基板26はハウジング部1
7aの後壁部の内面側に位置決め突部17eに係合させ
て位置決めされ、係合爪部17fに回路基板26の下端
部を嵌合させることにより仮止めされるようになってい
る。そして、ビス27によってハウジング部17aの後
壁部に固定される。
【0050】図7に示すように、回路基板26には操作
スイッチ36の他に空調装置オン・オフ切換用のエアコ
ンスイッチ28、内外気切換スイッチ29及び操作パネ
ル11の照明装置としてのパネル照明用ランプ30、3
1及び操作釦12、13の作動に応じて表示部12a、
13aを照明する発光ダイオード32、33が実装され
ており、それぞれ回路基板26に印刷された回路パター
ン26aによってそれぞれ接続コネクター34の端子3
4aに接続されている。なお、この接続コネクター34
は図示しない車載コネクターと接続可能となっている。
【0051】また、図7に示すように操作スイッチ36
は、スイッチケース38の内部に可動接点29を有する
スイッチレバー37を回動可能に軸支し、スイッチケー
ス38の弾性爪部38a、38b、38cを回路基板2
6に嵌合させて取り付けたものである。
【0052】スイッチレバー37はスイッチケース38
から突出した作動腕部37aとその内部に可動接点39
を内蔵した可動腕部37bとにより略L字状に形成され
ている。さらに、このスイッチレバー37はスイッチケ
ース38の回転軸部38dに回動可能に軸支される支軸
筒部37cを有し、その支軸筒部37cの外周に一方を
スイッチレバー37の内壁部37dに係合され、他方を
スイッチケース38の外壁溝部38eに係合されたねじ
りコイルスプリング40が挿通されて取り付けられてお
り、スイッチレバー37は図8(a)中、時計方向に常
時付勢されて保持される。
【0053】また、回転軸部38dを回路基板26に貫
通させてスイッチケース38は取り付けられるので、ス
イッチレバー37の回動によるスイッチケース38のガ
タ付きを抑制することができる。なお、本実施形態では
更にスイッチケース38のガタ付きを確実に防止するた
め、同様に回路基板26を貫通してスイッチケース38
の位置決めを行う固定軸部38fを回転軸部38dに対
向するように設けられている。
【0054】図3及び図5に示すように、操作スイッチ
36はベース部材17のハウジング部17aに取り付け
られた回路基板26に実装されており、スイッチケース
38から突出した操作レバー37の作動腕部37aがフ
ランジ部21の作動リブ21aの回動軌道上に位置する
ように取り付けられる。そして、ギア軸19が操作ノブ
14によって作動されるとき、フランジ部21の作動リ
ブ21aでスイッチレバー33の作動腕部37aを押し
作動させる構成となっている。
【0055】また、図4及び図5に示すように回路基板
26はハウジング部17aの後壁部の内面側に外部から
密閉された空間に配設されることにより、操作スイッチ
36を含む回路部品に塵や埃が容易に付着することを防
止することができるため、操作スイッチ36を防塵性の
高い構造とする必要がなく、構成を簡素化することがで
きる。
【0056】したがって、図5に示すように、操作スイ
ッチ36を支軸部18より低くすることができるので、
ハウジング部17aの内面部に操作スイッチ36を設け
た場合でも照明用ランプ30、31からの操作パネル1
1の照明光を遮ることないものとすることができる。す
なわち、操作スイッチ36をハウジング部17aの形状
に応じて設定することができるので、操作スイッチ36
を効果的に配置することができる。
【0057】次に図9と図10を参照すると、図9
(a)において、D1は操作ノブ14の「顔送風位置」
と「顔及び足元送風位置」との間の回動区間を示し、D
2は操作ノブ14の「顔及び足元送風位置」と「足元送
風位置」との間の回動区間を示し、D3は操作ノブ14
の「足元送風位置」と「足元及びフロントガラス」との
間の回動区間を示し、D4は操作ノブ14の「足元及び
フロントガラス」と「フロントガラス送風位置」との間
の回動区間を示す。
【0058】また、図9(b)において、d1、d2、
d3、d4はそれぞれ操作ノブ14の上記回動ストロー
クD1、D2、D3、D4に対応するフランジ部21の
作動端部21bの回動区間を示している。
【0059】したがって、操作ノブ14が、「顔送風位
置」、「顔及び足元送風位置」及び「足元送風位置」に
あるときには、作動端部21bはスイッチレバー37の
作動腕部37aに係合しない範囲で回動しているので、
図9(c)に示すように、スイッチレバー37がねじり
コイルスプリング40によって付勢された状態に維持さ
れ、可動接点32はスイッチオフ位置に保たれる。
【0060】そして、操作ノブ14が「足元及びフロン
トガラス」及び「フロントガラス送風位置」へと回動す
ると、スイッチレバー37の作動腕部37aに作動端部
21bが当接し、スイッチレバー37を図10(c)に
おいて反時計方向に回動し、可動接点39をスイッチオ
ン位置に移動させる。
【0061】すなわち、操作ノブ14が「足元及びフロ
ントガラス」及び「フロントガラス送風位置」にあると
きには、スイッチレバー37は作動リブ21aによっ
て、図10(c)における時計方向への回動が阻止され
るので、スイッチレバー37は図10(c)の位置に保
たれる。
【0062】上記構成を有する車輌用コントロール操作
装置においては、送風モード切換用の操作ノブ14を回
動操作したとき、ギア軸19を介してギアレバー24を
連動させるので、操作ノブ14の回動を被操作体である
送風方向切換機構に伝達することができる。
【0063】しかも、操作ノブ14が所定回動位置(こ
こでは、「足元及びフロントガラス」及び「フロントガ
ラス送風位置」)に達したときにギア軸19のフランジ
部21によりスイッチレバー37を作動させ、エアコン
スイッチ回路及び内外気切換スイッチ回路を強制的に作
動させることができる。
【0064】さらに、操作ノブ14に一体的に連結され
たギア軸19のフランジ部21により操作スイッチ24
を作動させるようにしたので、操作ノブ14の作動を伝
える部品を最小限の構成とすることができる。したがっ
て、操作ストロークの誤差をなくすことができるので、
コントロール操作装置の操作精度を向上することができ
る。
【0065】また、操作ノブ14の操作ストローク変更
に対しても操作スイッチ24の設置場所を変更すること
なく、ギア軸19、ギアレバー24の変更のみで容易に
対応できるものとなる。
【0066】さらに操作スイッチ36をハウジング部1
7aの後壁部の内面側に設けることにより、操作スイッ
チ36の制約を受けることなくギアレバー24に共通部
品化のための設計(例えば、アーム部24b、24c)
を施すことができる。また、操作パネル11を取り付け
ることにより密閉構造となるハウジング部17aの後壁
部の内面側に操作スイッチ36を配設することにより、
操作スイッチ36に塵や埃が付着することを防止するこ
とができる。
【0067】また、操作スイッチ36の固定接点35を
回路基板26の回路パターン26aとして形成し、操作
スイッチ36を回路基板26の一部として構成し、操作
パネル11の照明装置などの回路構成部品と共に回路基
板26に集約することによって、操作スイッチ36と回
路基板26との電気的接続にハーネスやコネクタ等を介
する必要がないので部品点数を削減して、回路構成を簡
素化することができる。したがって、操作スイッチ26
をハウジング部17aに応じた構造とすることができる
ので、操作パネル11の照明の妨げとならないものとす
ることができ、ハウジング部17の内面側の限られたス
ペースを有効活用した効果的な配置とすることができ
る。
【0068】さらに、各回路構成部品の車載機器との外
部接続用の端子を回路基板26の所定位置に集約するこ
とができるので、接続コネクター34を共用化すること
ができる。したがって、コントロール操作装置を車載コ
ネクターとの接続が容易な構造とすることができる。
【0069】以上実施形態につき説明したが、本発明は
送風モード切換部に設けることに限定されず、操作ノブ
の回動操作により空調制御用ファクタの1つをコントロ
ールしつつ、所定モードが選択されたときに操作スイッ
チを作動させて強制的に所要のコントロール状態に切り
換える必要があれば、本発明を適用することができる。
また、操作スイッチはスライドスイッチに限定されず、
他のスイッチの作動形態を有するものであってもよい。
【0070】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、操作パネルに設けられて所定の回動位置を選択可能
な操作ノブと、操作パネル後方に設けられて前記操作ノ
ブと一体に回動するギア軸と、操作パネルを保持するハ
ウジング部を設けたベース部材と、前記ギア軸のギアと
噛み合って連動し、操作ノブの回動を被操作体に伝達す
るギアレバーとを備えた車輌空調用コントロール操作装
置において、前記ハウジング部の内面側に回動可能に軸
支されるフランジ部を前記ギア軸に設け、操作ノブが所
定回動位置に達したときに前記フランジ部により操作ス
イッチを作動させるようにしたことから、ベース部材の
限られたスペースを有効活用することができる。
【0071】さらに、操作ストローク等の仕様変更にも
容易に対応でき、また、部品の共通化にも対応できる強
制作動機構を備えた車輌空調用コントロール操作装置を
提供することができる。
【0072】さらに、操作パネルの照明装置が実装され
た回路基板を前記ハウジング部の内面側に配置し、前記
操作スイッチを前記回路基板に実装させたことから、操
作スイッチを回路基板に接続するためのハーネス等が不
要になるため、組み付け工数も簡易化することができ、
製品コストを大幅に低減することができる。
【0073】また、前記操作スイッチは前記操作ノブの
回動に応じて可動接点部を作動させるスイッチレバー
と、前記スイッチレバーを内蔵したスイッチケースとを
備え、前記可動接点部とスイッチングする固定接点部が
前記回路基板に形成したことから、操作スイッチを効果
的に回路基板に搭載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コントロール操作装置の操作パネル正面図であ
る。
【図2】図1中2−2線に沿って切断した断面図であ
る。
【図3】図1において操作パネルを取り外したときの上
記コントロール操作装置の正面図である。
【図4】図3中の4−4線に沿って切断した断面図であ
る。
【図5】図1中の5−5線に沿って切断した断面図であ
る。
【図6】図6(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞ
れ上記コントロール操作装置に用いるギア軸の正面図、
側面図、平面図、6d−6d線断面図である。
【図7】図7(a)、(b)、(c)は、それぞれ上記
コントロール操作装置に用いる回路基板の平面図、底面
図及び7b−7b線断面図である。
【図8】図8(a)、(b)、(c)は、それぞれ上記
コントロール操作装置に用いる操作スイッチの平面図、
側面図及び底面図であり、(d)は(a)中の8d−8
d線に沿って切断した断面図である。
【図9】図9(a)はコントロール操作装置における送
風モード切換操作部の使用状態を示す要部正面図、図9
(b)は作動機構の作動状態を示す要部正面図、図9
(c)は操作スイッチの作動状態を示す要部断面図であ
る。
【図10】図10(a)はコントロール操作装置におけ
る送風モード切換操作部の使用状態を示す要部正面図、
図10(b)はそれぞれ作動機構の作動状態を示す要部
正面図、図10(c)は操作スイッチの作動状態を示す
要部断面図である。
【図11】図11(a)、(b)はそれぞれ従来の車輌
空調用コントロール操作装置における送風モード切換操
作部の使用状態を示す要部正面図、図11(c)、
(d)はそれぞれ同コントロール操作装置おける作動機
構の作動状態を示す要部平面図である。
【符号の説明】
11 操作パネル 14 操作ノブ 17 ベース部材 17a ハウジング部 19 ギア軸 21 フランジ部 24 ギアレバー 26 回路基板 30、31 照明ランプ 35 固定接点部 36 操作スイッチ 37 スイッチレバー 38 スイッチケース 39 可動接点部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作パネルに設けられて所定の回動位置
    を選択可能な操作ノブと、操作パネル後方に設けられて
    前記操作ノブと一体に回動するギア軸と、操作パネルを
    保持するハウジング部を設けたベース部材と、前記ギア
    軸のギアと噛み合って連動し、前記操作ノブの回動を被
    操作体に伝達するギアレバーとを備えた車輌空調用コン
    トロール操作装置において、 前記ハウジング部の内面側に回動可能に軸支されるフラ
    ンジ部を前記ギア軸に設け、操作ノブが所定回動位置に
    達したときに前記フランジ部により操作スイッチを作動
    させるようにしたことを特徴とする車輌空調用コントロ
    ール操作装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した車輌空調用コントロ
    ール操作装置において、 操作パネルの照明装置が実装された回路基板を前記ハウ
    ジング部の内面側に配置し、前記操作スイッチを前記回
    路基板に実装させることを特徴とする車輌空調用コント
    ロール操作装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した車輌空調用コントロ
    ール操作装置において、 前記操作スイッチは前記操作ノブの回動に応じて可動接
    点部を作動させるスイッチレバーと、前記スイッチレバ
    ーを内蔵したスイッチケースとを備え、前記可動接点部
    とスイッチングする固定接点部が前記回路基板に形成さ
    れたことを特徴とする車輌空調用コントロール操作装
    置。
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