JP2003039938A - 車輌空調用コントロール操作装置 - Google Patents

車輌空調用コントロール操作装置

Info

Publication number
JP2003039938A
JP2003039938A JP2001231194A JP2001231194A JP2003039938A JP 2003039938 A JP2003039938 A JP 2003039938A JP 2001231194 A JP2001231194 A JP 2001231194A JP 2001231194 A JP2001231194 A JP 2001231194A JP 2003039938 A JP2003039938 A JP 2003039938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
lever
switch
gear lever
vehicle air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001231194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4096222B2 (ja
Inventor
Naotake Yuasa
直丈 湯浅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
U Shin Ltd
Original Assignee
Yuhshin Co Ltd
Yuhshin Seiki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuhshin Co Ltd, Yuhshin Seiki Kogyo KK filed Critical Yuhshin Co Ltd
Priority to JP2001231194A priority Critical patent/JP4096222B2/ja
Publication of JP2003039938A publication Critical patent/JP2003039938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4096222B2 publication Critical patent/JP4096222B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作パネルの裏側の限られたスペースを有効
活用できるとともに、操作ストローク、スイッチ作動ス
トローク等の仕様変更にも容易に対応でき、また、部品
の共通化にも対応できる強制作動機構を備えた車輌空調
用コントロール操作装置を提供すること。 【解決手段】 車輌空調用コントロール操作装置は、操
作パネル11に設けられて所定の回動位置を選択可能な
操作ノブ15と、操作パネル11の後方に設けられて該
操作ノブ15と一体に回動するギヤ軸19と、該ギヤ軸
19のギヤ部19bと噛み合って連動し操作ノブ15の
回動を被操作体に伝達するギヤレバー23とを有する。
ギヤレバー23にカム部23dを設け、このカム部23
dにより作動されるリンクレバー25により操作ノブ1
5が所定回動位置に達したとき操作スイッチ26を作動
させるように構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車輌の空調用コント
ロールに用いることができる操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の室内空調用コントロ
ールに用いられる操作装置は、空調装置のオン・オフ切
り換えを行うエアコンスイッチ、内外気の切り換えを行
う内外気切換スイッチ等を備えており、さらに、室内温
度の調整を行う温度調節部、送風口の切り換えを行うた
めの送風モード切換部、送風強度の調整を行う風量調節
部等を備えている。また、温度調節部、送風モード切換
部、風量調節部等における操作部としては、回転式の操
作ノブが広く用いられている。
【0003】さらに、近年においては、車輌のフロント
ガラスに付着した曇りを取り除くために、送風モード切
換用の操作部によりフロントガラスに対する送風口が選
択された場合にエアコンスイッチ及び内外気切換スイッ
チを連動させて作動させる強制作動機構を備えたものが
増えている。
【0004】図8は強制作動機構を有する従来の車輌空
調用コントロール操作装置を示したものである。同図
(a)、(b)に示すように、送風モード切換用の操作
部は、操作パネル1の前面側に設けられた回転式の操作
ノブ2からなっており、この操作ノブ2を回すことによ
り、各種の送風モード(図示の例では、顔、足元、顔と
足元、足元及びフロントガラス、フロントガラスの5種
類)を選択できるようになっている。
【0005】また、同図(c)、(d)に示すように、
操作パネル1の裏側に設けられたベース3には、円弧状
の傘歯車部4aとアーム部4bとを一体に形成してなる
ギヤレバー4が回転可能に支持されており、ギヤレバー
4の傘歯車部4aには操作ノブ2と一体に同軸回動する
ギヤ軸5の傘歯車部5aが噛み合っており、ギヤレバー
4のアーム部4bにはコントロールワイヤ6の一端が連
結されている。
【0006】したがって、操作ノブ2を回すと、ギヤ軸
5を介してギヤレバー4が回動し、ギヤレバー4のアー
ム部4bに連結されたコントロールワイヤ6が進退し
て、該コントロールワイヤ6の他端に接続された送風方
向切換機構が駆動され、送風モードが切り換わるように
なっている。
【0007】さらに、同図(c)、(d)に示すよう
に、操作パネル1の裏側において、ベース3には強制作
動機構を構成する連動スイッチとしてのマイクロスイッ
チ7が設けられている。
【0008】このマイクロスイッチ7は、操作パネル1
の裏側に配設される回路基板8上のコネクタ8aにハー
ネス9を介して接続されており、操作ノブ2がフロント
ガラス送風位置まで回動されたときに、ギヤレバー4が
回動し、その傘歯車部4aの一端がマイクロスイッチ7
の動作杆を押動してマイクロスイッチ7を作動させ、こ
れにより図示しないエアコンスイッチ及び内外気切換ス
イッチを強制的に作動させることができるようになって
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の強制作動機構を
有する従来の車輌空調用コントロール操作装置において
は、ギヤレバー4を連動スイッチ(マイクロスイッチ)
7に直接作用させて該スイッチ7を作動させるように構
成していたため、連動スイッチの設置場所が規制されて
しまい、操作パネル1の裏側の限られたスペースを有効
に活用することができなかった。
【0010】また、上述したように、通常はギヤレバー
4のアーム部4bに送風口を切り換えるコントロールワ
イヤ6が連結されており、これらアーム部4b及びコン
トロールワイヤ6の移動スペースを確保する必要がある
ため、連動スイッチ7のストローク量に応じて設計レイ
アウトを容易に変更できるものではなかった。
【0011】さらに、製品仕様により操作ノブ2の操作
ストローク及びギヤレバー4の回動ストロークを変更す
るときはマイクロスイッチ7の配置場所も変更する必要
が生じるため、大幅な設計変更を必要としていた。
【0012】さらに、通常は、温度調節部においても操
作ノブ2、ギヤ軸5、ギヤレバー4、コントロールワイ
ヤ6等が使用されるので、これらの部品を共通部品とし
て用いることが望ましく、その場合、送風モード切換部
と温度調節部とではギヤレバー4のアーム部4bに対す
るコントロールワイヤ6の連結形態を略左右対称形に設
定するのが好都合である。さらに、ギヤレバー4をそれ
らの共通部品とするには、扇形の傘歯車部4aに対し2
つのアーム部4bを左右対称形に配置しておくことが望
ましい。
【0013】しかしながら、このような構成のギヤレバ
ー4においてはアーム部4bと傘歯車部4aとの間隔が
狭くなるため、マイクロスイッチ7を配置できなくなっ
たり、マイクロスイッチ7を配置する必要があるときは
ギヤレバー4を共通部品として使用できなくなるという
不具合が生じていた。
【0014】本発明は上記した実情にかんがみ、操作パ
ネルの裏側の限られたスペースを有効活用できるととも
に、操作ストローク、スイッチ作動ストローク等の仕様
変更にも容易に対応でき、また、部品の共通化にも対応
できる強制作動機構を備えた車輌空調用コントロール操
作装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、操作パネルに設けられて所定の回動
位置を選択可能な操作ノブと、操作パネルの後方に設け
られて該操作ノブと一体に回動するギヤ軸と、該ギヤ軸
のギヤと噛み合って連動し操作ノブの回動を被操作体に
伝達するギヤレバーとを備えた車輌空調用コントロール
操作装置において、前記ギヤレバーにカム部を設け、こ
のカム部により作動されるリンクレバーにより操作ノブ
が所定回動位置に達したとき操作スイッチを作動させる
ようにしたことを特徴とする。
【0016】上記構成を有する車輌空調用コントロール
操作装置においては、操作ノブを回動操作したとき、ギ
ヤ軸を介してギヤレバーが連動し操作ノブの回動を被操
作体に伝達するとともに、操作ノブが所定回動位置に達
したときギヤレバーのカム部により作動されるリンクレ
バーにより操作スイッチを作動させることができるの
で、操作ノブの回動操作により空調制御用ファクタの1
つをコントロールしそのモードを選択できるとともに、
所定モードが選択された時に操作スイッチを作動させて
強制的に所要のコントロール状態に切り換えることがで
きる。
【0017】しかも、ギヤレバーにカム部を設け、この
カム部により作動されるリンクレバーにより操作ノブが
所定回動位置に達したとき操作スイッチを作動させるよ
うにしたので、リンクレバー及び操作スイッチの設置場
所の自由度が飛躍的に増大する。
【0018】したがって、操作パネルの裏側の限られた
設置スペースを有効活用しリンクレバー及び操作スイッ
チを効果的に配置することができるようになる。
【0019】また、操作ノブの操作ストローク変更や操
作スイッチの作動ストローク変更等を伴う仕様変更に対
しても操作スイッチの設置場所を変更することなくリン
クレバー又はカム部の変更のみで容易に対応できるもの
となる。
【0020】さらに、ギヤレバーにより操作スイッチを
直接作動させる必要がなく、操作スイッチをギヤレバー
から遠ざけることができるので、操作スイッチによって
制約を受けることなくギヤレバーに共通部品化のための
設計を施すことができる。したがって、製造コストを削
減することができる。
【0021】上記構成の車輌空調用コントロール操作装
置において、好ましくは、前記ギヤレバーには前記ギヤ
軸のギヤと噛み合う円弧形のギヤ部を設け、前記カム部
を前記ギヤ部とは反対側の面に形成する。
【0022】この構成によれば、カム部によって作動さ
れるリンクレバーをギヤレバーのギヤ部形成面とは反対
側に配置することができるので、ギヤレバーのギヤ部に
噛み合うギヤ軸のギヤと干渉することなく、リンクレバ
ーを設置できると共に、ギヤレバーの作動スペースを有
効に活用することができる。
【0023】特に、カム部がギヤ部とは反対側の面に形
成されているので、ギヤ部から発生する摩耗粉等がカム
部に付着しにくくなり、カム部とリンクレバーとを安定
且つ円滑な作動状態に維持できるものとなる。
【0024】また、上記した車輌空調用コントロ−ル操
作装置は、装置のベース部材が前記操作パネルを保持す
るハウジング部を備え、前記操作スイッチをそのハウジ
ング部に配置される回路基板に実装させる構成とするこ
とができる。
【0025】このような構成とすれば、操作パネルの照
明装置等と共に操作スイッチを回路基板に集約すること
ができるので、回路構成を簡素化することができる。
【0026】また、操作スイッチと回路基板との電気的
接続にハーネスやコネクタ等を介する必要がないので部
品点数を削減することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態について
図面に沿って説明する。図1から図7までは本発明を車
輌空調用コントロール操作装置として実施した場合の一
実施形態を示したものである。図1はコントロール操作
装置の操作パネル正面図であり、図2は図1に示す操作
装置の平面図である。
【0028】図3は図1に示す操作装置の底面図であ
り、図4は図2中の4−4線に沿って切断した上記コン
トロ−ル操作装置の断面図である。
【0029】図5(a)、(b)、(c)、(d)はそ
れぞれ上記コントロ−ル操作装置に用いるギヤレバーの
平面図、側面図、5c−5c線断面図及び底面図であ
り、図6(a)、(b)はそれぞれ上記コントロ−ル操
作装置に用いるリンクレバーの平面図及び側面図であ
る。
【0030】図7(a)、(b)はそれぞれ上記コント
ロ−ル操作装置における送風モード切換操作部の使用状
態を示す要部正面図、図7(c)、(d)はそれぞれ同
コントロ−ル操作装置における作動機構の作動状態を示
す要部底面図である。
【0031】図1に示すように、この実施形態のコント
ロール操作装置は、操作パネル11の前面側に、空調装
置オン・オフ切換用のエアコンスイッチ、内外気切換用
の内外気切換スイッチ及びフロントガラスヒータスイッ
チの各操作釦12、13、14が設けられており、ま
た、送風モード切換用の操作ノブ15、風量調節用の操
作ノブ16及び温度調節用の操作ノブ17が設けられて
いる。
【0032】操作ノブ15は回動式のものであり、この
操作ノブ15を回すことにより、各種の送風モード(図
示の例では、「顔送風位置」、「顔及び足元送風位
置」、「足元送風位置」、「足元及びフロントガラス送
風位置及び「フロントガラス送風位置」の計5種類)を
選択できるようになっている。
【0033】図4に示すように、操作パネル11はベー
ス部材18の前面側に一体に設けられたハウジング部1
8aに着脱可能に装着されている。また、ハウジング部
18aの後壁部にはギヤ軸19と一体に形成されたロー
タ20が回転可能に軸支されており、このロータ20に
は外周面に開口するボール収容穴20aが形成され、こ
の収容穴20aにクリック用のボール21がばね22で
外方に付勢されて収容されている。
【0034】図示は省略するが、ハウジング部18aの
ロータ軸受面にはボール21と係合する凹部が周方向に
間隔をあけて5カ所に形成されており、ボール21がば
ねの力で凹部に係合することにより、操作ノブ15が5
つのモード選択位置の各々に係止されるようになってい
る。
【0035】また、図4に示すように、ギヤ軸19はロ
ータ20より前方に突出するノブ取付部19aを有し、
このノブ取付部19aに操作ノブ15が装着されて操作
ノブ15とギヤ軸19とが一体に回動するようになって
いる。
【0036】また、ロータ20の後方においてギヤ軸1
9にはギヤ部19bが同軸一体に形成されており、この
ギヤ部19bの後方においてギヤ軸19はベース部材1
8に設けられた軸支部18bに回動可能に支持されてい
る。
【0037】図2及び図4に示すように、ベース部材1
8には上方に突出する略筒状の軸受部18cが設けられ
ている。この軸受部18cには符号23で示すギヤレバ
ーが着脱可能に、また、回動可能に装着されており、且
つ、軸受部18cに設けられた弾性を有する係止爪18
dにより上方への抜けが防止されている。
【0038】図2、図4及び図5に示すように、ギヤレ
バー23はギヤ軸19のギヤ部19bと噛み合うギヤ部
23aと、コントロールワイヤ24の一端を連結するた
めの2つのアーム部23b、23cとを一体に形成した
ものとなっている。
【0039】ギヤ部23aはギヤレバー23の回動中心
に対し円弧状に延びており、2つのアーム部23b、2
3cはギヤレバー23の回動中心に対しギヤ部23aと
は反対側に略左右対称形に設けられてV字状に突出して
いる。
【0040】なお、アーム部は1つのみであってもよい
が、後述するように、ギヤレバー23を共通部品として
用いることができるように2つのアーム部23b、23
cが設けられている。
【0041】また、この実施形態におけるギヤ軸19の
ギヤ部19b及びギヤレバー23のギヤ部23aは傘歯
車の形状をなすが、他の歯車形状を適用してもよい。
【0042】ギヤレバー23はギヤ軸19を介して送風
モード切換用の操作ノブ15に連結されているので、操
作ノブ15を回すと、ギヤ軸19を介してギヤレバー2
3が回動し、ギヤレバー23のアーム部23bに連結さ
れたコントロールワイヤ24が進退して、該コントロー
ルワイヤ24の他端に接続されている送風方向切換機構
が駆動され、送風モードが切り換わる。
【0043】図2に示すように、送風モード切換部にお
ける上記ギヤ軸19及びギヤレバー23と同一構成を有
するギヤ軸19及びギヤレバー23が温度調節部にも用
いられている。すなわち、ギヤ軸19及びギヤレバー2
3は共通部品として送風モード切換部及び温度調節部に
用いることができるものとなっている。
【0044】また、図示実施形態においては、図1に示
すように、送風モード切換部が左側に配置されている
が、送風モード切換部が右側に配置される場合であって
もこれらギヤ軸19及びギヤレバー23をそのまま使用
することができる。
【0045】ギヤレバー23に2つのアーム部23b、
23cが設けられているのは共通部品化するためであ
り、送風モード切換部と温度調節部におけるコントロー
ルワイヤ24の略左右対称配置により、送風モード切換
部側のコントロールワイヤ24はギヤレバー23の一方
のアーム部23bに、また、温度調節部側のコントロー
ルワイヤ24はギヤレバー23の他方のアーム部23c
にそれぞれ連結されている。
【0046】なお、ギヤ軸19を共通部品として温度調
節部に用いるときは、クリック機構を省略できるので、
ロータ20のボール収容穴20a内に収容されるボール
21及びばね22を省略してもよい。
【0047】或いは、クリック機構を用いて送風モード
切換部とは異なるピッチ間隔でクリック動作させるよう
にしてもよい。
【0048】図5に示すように、ギヤレバー23には本
発明の特徴をなすカム部23dが設けられている。ま
た、図3に示した如く、ベース部材18にはギヤレバー
23が回動するときこのカム部23dにより作動される
リンクレバー25が回動可能に軸支されており、このリ
ンクレバー25により操作スイッチとしてのプッシュス
イッチ26を作動させることができるようになってい
る。
【0049】更に詳しく説明すると、図5に示すよう
に、ギヤレバー23のカム部23dはギヤ部23aとは
反対側の面に設けられており、且つ、ギヤ部23aの裏
に沿って略円弧状に延びる凹溝(溝カム)の形態を有し
ている。そして、このカム部23dがベース部材18と
向かい合う状態でギヤレバー23がベース部材18の軸
受部18cに装着されている。
【0050】一方、図3及び図6に示すように、リンク
レバー25は、ベース部材18の下面側に設けられた軸
支部18eに回動可能に取り付けられる円筒状の取付部
25aと、該取付部25aから半径方向外方に向かって
延びる第1アーム部25bと、第1アーム部25bに対
し角度をなして該取付部25aから半径方向外方に向か
って延びる第2アーム部25cとを有している。
【0051】図4及び図6に示すように、第1アーム部
25bの先端にはギヤレバー23のカム部23dに係合
させるための2つの係合部25d、25eが設けられて
おり、両係合部25d、25eは第1アーム部25bの
先端から取付部25aの中心軸と平行にして互いに反対
方向に同一長さ延びている。
【0052】この係合部は1つのみであってもよいが、
ギヤレバー23と同様に、リンクレバー25を共通部品
として用いることができるように、2つの係合部25
d、25eを備えている。
【0053】すなわち、図3に示すように、ベース部材
18には軸支部18eが左右2カ所、すなわち、送風モ
ード切換部側と温度調節部側とに設けられており、リン
クレバー25を図3中左側で用いるときは、図4に示す
ように、一方の係合部25dがギヤレバー23のカム部
23dと係合するように取り付けられるが、リンクレバ
ー25を図3中右側で用いるときは、他方の係合部25
eがギヤレバー23のカム部23dと係合するように取
り付けることができる。
【0054】図3に示すように、プッシュスイッチ26
はベース部材18のハウジング部18aに取り付けられ
た回路基板27に実装されており、リンクレバー25は
ギヤレバー23のカム部23dによって作動されると
き、第2アーム部25cでこのプッシュスイッチ26を
押し作動させる構成となっている。
【0055】回路基板27には操作パネル11を照明す
る装置や回路が設けられており、この回路基板27にプ
ッシュスイッチ26を設けて回路部品を集約させている
ので回路構成を簡素化することができる。
【0056】この実施形態においては、プッシュスイッ
チ26の作動により、エアコンスイッチ回路及び内外気
切換スイッチ回路を強制的に作動させることができるよ
うになっている。
【0057】次に、図5(d)と図7(a)を参照する
と、図7(a)において、D1は操作ノブ15の「顔送
風位置」と「顔及び足元送風位置」との間の回動区間を
示し、D2は操作ノブ15の「顔及び足元送風位置」と
「足元送風位置」との間の回動区間を示し、D3は操作
ノブ15の「足元送風位置」と「足元及びフロントガラ
ス送風位置」との間の回動区間を示し、D4は操作ノブ
15の「足元及びフロントガラス送風位置」と「フロン
トガラス送風位置」との間の回動区間を示す。
【0058】また、図5(d)において、d1、d2、
d3、d4はそれぞれ操作ノブ15の上記回動ストロー
クD1、D2、D3、D4に対応するギヤレバー23の
回動区間を示している。
【0059】そして、図5から分るように、ギヤレバー
23のカム部23dは、回動区間d1、d2においては
ギヤレバー23の回動中心から一定距離r1を保って円
弧状に延びており、回動区間d4においてはギヤレバー
23の回動中心に対し、回動区間d1、d2よりも小さ
い距離r2を半径として円弧状に延びており、回動区間
d3においては、距離r1から距離r2へと次第に変化
するように延びている。
【0060】したがって、操作ノブ15が、「顔送風位
置」、「顔及び足元送風位置」及び「足元送風位置」に
あるときは、ギヤレバー23のカム部23dと係合する
リンクレバー25は一定位置を保つ(図7(a)、
(c)参照)。
【0061】そして、操作ノブ15が「足元送風位置」
から「足元及びフロントガラス送風位置」へと移動する
と、ギヤレバー23は図7(c)において反時計方向に
回動し、プッシュスイッチ26を押して該スイッチ26
を作動させる。
【0062】すなわち、操作ノブ15が「足元及びフロ
ントガラス送風位置」及び「フロントガラス送風位置」
にあるときは、リンクレバー25はプッシュスイッチ2
6を押す作動位置に保たれる(図7(b)、(d)参
照)。
【0063】上記構成を有する車輌空調用コントロール
操作装置においては、送風モード切換用の操作ノブ15
を回動操作したとき、ギヤ軸19を介してギヤレバー2
3が連動するので、操作ノブ15の回動を被操作体であ
る送風方向切換機構に伝達することができる。
【0064】しかも、操作ノブ15が所定回動位置(こ
こでは「足元及びフロントガラス送風位置」)に達した
ときギヤレバー23のカム部23dにより作動されるリ
ンクレバー25によりプッシュスイッチ26を作動さ
せ、エアコンスイッチ回路及び内外気切換スイッチ回路
を強制的に作動させることができる。
【0065】しかも、ギヤレバー23にカム部23dを
設け、このカム部23dにより作動されるリンクレバー
25により操作スイッチ26を作動させるようにしたの
で、リンクレバー25及び操作スイッチ26の設置場所
の自由度が飛躍的に増大する。したがって、操作パネル
11の裏側の限られた設置スペースを有効活用しリンク
レバー25及び操作スイッチ26を効果的に配置するこ
とができるようになる。
【0066】また、操作ノブ15の操作ストローク変更
や操作スイッチ26の作動ストローク変更等を伴う仕様
変更に対しても操作スイッチ26の設置場所を変更する
ことなくリンクレバー25又はカム部23dの変更のみ
で容易に対応できるものとなる。
【0067】さらに、ギヤレバー23により操作スイッ
チ26を直接作動させる必要がなく、操作スイッチ26
をギヤレバー23から遠ざけて配置することができるの
で、操作スイッチ26の制約を受けることなくギヤレバ
ー23に共通部品化のための設計(例えば、2つのアー
ム部23b、23c)を施すことができる。したがっ
て、製造コストを削減することができる。
【0068】さらに、上記構成のコントロール操作装置
においては、カム部23dによって作動されるリンクレ
バー25をギヤレバー23のギヤ部形成面とは反対側に
配置することができるので、ギヤレバー23のギア部2
3aに噛み合うギヤ軸19のギヤと干渉することなく、
リンクレバー25を設置できるとともに、ギヤレバー2
3の作動スペースを有効に活用することができる。
【0069】また、カム部23dがギヤ部23aとは反
対側の面に形成されているので、ギヤ部23aから発生
する摩耗粉等がカム部23dに付着しにくくなり、カム
部23dとリンクレバー25とを安定且つ円滑な作動状
態に維持できるものとなる。
【0070】さらに、上記構成のコントロール操作装置
においては、回路基板27に操作パネル11の照明装置
等を集約すると共に操作スイッチ26を集約することが
できるので、回路構成を簡素化することができる。ま
た、操作スイッチ26と回路基板27との電気的接続に
ハーネスやコネクタ等を介する必要がないので部品点数
を削減することができる。
【0071】以上実施形態につき説明したが、本発明の
特徴をなすギヤレバー、リンクレバー及び操作スイッチ
は送風モード切換部に設けることに限定されず、操作ノ
ブの回動操作により空調制御用ファクタの1つをコント
ロールしつつ、所定モードが選択された時に操作スイッ
チを作動させて強制的に所要のコントロール状態に切り
換える必要があれば、本発明を適用することができる。
また、操作スイッチはプッシュスイッチに限定されず、
他のスイッチ作動形態を有するものであってもよい。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、操作パネルに設けられて所定の回動位置を選択可能
な操作ノブと、操作パネルの後方に設けられて該操作ノ
ブと一体に回動するギヤ軸と、該ギヤ軸のギヤと噛み合
って連動し操作ノブの回動を被操作体に伝達するギヤレ
バーとを備えた車輌空調用コントロール操作装置におい
て、ギヤレバーにカム部を設け、このカム部により作動
されるリンクレバーにより操作ノブが所定回動位置に達
したとき操作スイッチを作動させるように構成したこと
から、操作パネルの裏側の限られたスペースを有効活用
できる。
【0073】さらに、操作ストローク、スイッチ作動ス
トローク等の仕様変更にも容易に対応でき、また、部品
の共通化にも対応できる強制作動機構を備えた車輌空調
用コントロール操作装置を提供することができる。
【0074】また、本発明のコントロ−ル操作装置は、
従来のものに比べ、マイクロスイッチ、ハ−ネス等が不
要となり、組付け工数も簡易化することが可能となるた
め、製品コストを大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車輌空調用コントロール操作装置
の一実施形態として示した操作パネル部の正面図であ
る。
【図2】上記コントロ−ル操作装置の平面図である。
【図3】上記コントロ−ル操作装置の底面図である。
【図4】図2中の4−4線に沿って切断した上記コント
ロ−ル操作装置の断面図である。
【図5】図5(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞ
れ上記コントロ−ル操作装置に用いるギヤレバーの平面
図、側面図、5c−5c線断面図及び底面図である。
【図6】図6(a)、(b)はそれぞれ上記コントロ−
ル操作装置に用いるリンクレバーの平面図及び側面図で
ある。
【図7】図7(a)、(b)はそれぞれ上記コントロ−
ル操作装置における送風モード切換操作部の使用状態を
示す要部正面図、図7(c)、(d)はそれぞれ同コン
トロ−ル操作装置における作動機構の作動状態を示す要
部底面図である。
【図8】図8(a)、(b)はそれぞれ従来の車輌空調
用コントロール操作装置における送風モード切換操作部
の使用状態を示す要部正面図、図8(c)、(d)はそ
れぞれ同コントロ−ル操作装置における作動機構の作動
状態を示す要部平面図である。
【符号の説明】
11 操作パネル 15 送風モード切換用の操作ノブ 18 ベース部材 19 ギヤ軸 19b ギヤ部 23 ギヤレバー 23a ギヤ部 23b、23c アーム部 23d カム部 24 コントロールワイヤ 25 リンクレバー 25a 取付部 25b 第1アーム部 25c 第2アーム部 25d、25e 突出部 26 プッシュスイッチ(操作スイッチ) 27 回路基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作パネルに設けられて所定の回動位置
    を選択可能な操作ノブと、操作パネルの後方に設けられ
    て該操作ノブと一体に回動するギヤ軸と、該ギヤ軸のギ
    ヤと噛み合って連動し操作ノブの回動を被操作体に伝達
    するギヤレバーとを備えた車輌空調用コントロール操作
    装置において、 前記ギヤレバーにカム部を設け、このカム部により作動
    されるリンクレバーにより操作ノブが所定回動位置に達
    したとき操作スイッチを作動させるようにしたことを特
    徴とする車輌空調用コントロール操作装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した車輌空調用コントロ
    −ル操作装置において、 前記ギヤレバーが前記ギヤ軸と噛み合う円弧形のギヤ部
    を有し、前記カム部が前記ギヤ部とは反対側の面に設け
    られていることを特徴とする車輌空調用コントロール操
    作装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載した車輌空調用コ
    ントロ−ル操作装置において、 装置ベース部材が前記操作パネルを保持するハウジング
    部を備え、前記操作スイッチをそのハウジング部に配置
    される回路基板に実装させることを特徴とする車輌空調
    用コントロール操作装置。
JP2001231194A 2001-07-31 2001-07-31 車輌空調用コントロール操作装置 Expired - Fee Related JP4096222B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001231194A JP4096222B2 (ja) 2001-07-31 2001-07-31 車輌空調用コントロール操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001231194A JP4096222B2 (ja) 2001-07-31 2001-07-31 車輌空調用コントロール操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003039938A true JP2003039938A (ja) 2003-02-13
JP4096222B2 JP4096222B2 (ja) 2008-06-04

Family

ID=19063280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001231194A Expired - Fee Related JP4096222B2 (ja) 2001-07-31 2001-07-31 車輌空調用コントロール操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4096222B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011093515A (ja) * 2009-10-01 2011-05-12 Kojima Press Industry Co Ltd 車両用空調調整パネル
KR101316411B1 (ko) * 2011-11-21 2013-10-08 현대자동차주식회사 차량용 공조장치의 컨트롤 구조

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011093515A (ja) * 2009-10-01 2011-05-12 Kojima Press Industry Co Ltd 車両用空調調整パネル
KR101316411B1 (ko) * 2011-11-21 2013-10-08 현대자동차주식회사 차량용 공조장치의 컨트롤 구조

Also Published As

Publication number Publication date
JP4096222B2 (ja) 2008-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1742240B1 (en) Dial type switch mechanism
KR20110051989A (ko) 자동차용 공기조화장치의 통합 제어 장치
JP4511508B2 (ja) ロータリースイッチ
EP1708217B1 (en) Switch mechanism
KR20050030232A (ko) 차량용 공조장치의 조작장치 및 이것의 조립방법
EP2067659B1 (en) Lever switch device
JP2007157466A (ja) 操作装置
JP2003039938A (ja) 車輌空調用コントロール操作装置
JP2006227873A (ja) 車輌空調用コントロ−ル操作装置
JP2001184969A (ja) スイッチ機構及びこのスイッチ機構を具備する操作パネル
JP2004210019A (ja) 車両空調用コントロール操作装置
JP4332791B2 (ja) 車輌用ヒ−タ−コントロール装置
JP4064153B2 (ja) 車輌空調用コントロール操作装置
JP3422652B2 (ja) ダイヤル式操作装置
US20020100811A1 (en) Controller unit of automotive air conditioning apparatus
KR100495078B1 (ko) 자동차 공조패널의 로터리스위치
KR101118728B1 (ko) 스위치
FR2799695A1 (fr) Dispositif de ventilation chauffage et/ou climatisation de l'habitacle d'un vehicule automobile, a commande integree
JP2008120208A (ja) 空調用操作装置
JP4064096B2 (ja) 回転式操作装置
KR200289566Y1 (ko) 차량 공조스위치
JP2002002260A (ja) 車両の回転操作部構造
JPH0628325Y2 (ja) 空調機器における制御部の調節機構
KR200457564Y1 (ko) 공조패널의 로터리 스위치 장치
JP2001035307A (ja) ダイヤル式スイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070412

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071211

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071213

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140321

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees