JP2003340469A - 水処理装置 - Google Patents

水処理装置

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JP2003340469A
JP2003340469A JP2002157710A JP2002157710A JP2003340469A JP 2003340469 A JP2003340469 A JP 2003340469A JP 2002157710 A JP2002157710 A JP 2002157710A JP 2002157710 A JP2002157710 A JP 2002157710A JP 2003340469 A JP2003340469 A JP 2003340469A
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JP
Japan
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water
filtration
treated
tank
ozone
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Application number
JP2002157710A
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English (en)
Inventor
Terushiro Fukumatsu
輝城 福松
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】よりコンパクト化し施設面積や設備費などを節
減した酸化処理、固液分離機能を備えた水処理装置を提
供する。 【解決手段】 反応濾過槽4の内部に触媒反応部41と
濾過部43を上下に連結して被処理水が連通するよう配
設し、その下部にはオゾンbを前記触媒反応部41と濾
過部43に供給する酸化剤供給装置42を配設してい
る。そして、原水aが供給されるタンク3からポンプ3
1aを経由して反応濾過槽4に被処理水を送給する配管
31と、反応濾過槽4内において、触媒反応部41から
濾過部43を経て濾過水cを排出する経路によって、処
理水経路が形成され、同時に、オゾンbが反応濾過槽4
内において、濾過部43から触媒反応部41を経て排オ
ゾンgとして排出されるオゾン経路が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下水や各種排水
中のCOD、難分解性有機化合物および有害なイオン性
物質を除去できるコンパクトな水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水中のCOD、難分解性有機化合物、イ
オン性物質などを分解、あるいは不溶化処理する技術と
して、オゾンなどの酸化剤を用いた水処理方法、例え
ば、図2に例示するような触媒反応槽1、濾過装置2、
循環ポンプPおよび循環槽2aからなる固液分離装置を
含む水処理装置を本件出願人は提案している。
【0003】この触媒反応槽1には触媒層11が配置さ
れ、この触媒層11には、二酸化マンガンなどからなる
触媒メディアが充填されている。そして、下部には酸化
剤供給手段としてオゾン散気装置12が配置され、導入
した処理原水aは、触媒層11においてオゾンbにより
酸化処理され、マンガン、鉄、コバルトのようなイオン
性物質が不溶化されると同時に、原水中のCODやダイ
オキシン類など難分解性有機物質が酸化分解される。酸
化処理水dは、次の循環槽2aに送られる。
【0004】ここで図2では、濾過装置2、循環ポンプ
Pおよび循環槽2aは、処理水を循環させる固液分離装
置を構成している。この固液分離装置では、循環ポンプ
Pによって濾過装置2と循環槽2aとの間で処理水を循
環させるのであるが、濾過装置2では、被処理水は一次
室21を流通する際に、濾過膜23によって固液分離さ
れ二次室に透過して、濾過浄化した濾過水cとして取り
出される。かくして、原水a中に当初から存在していた
SSや、先に酸化処理によって不溶化したイオン性物質
が分離された濾過水cが得られるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように図2に例示
の水処理装置は、酸化処理と濾過処理を同時処理できる
点で好ましい処理システムであるが、水処理施設の必要
性の増大に対応するためには、単にサイズアップするの
ではなく、よりコンパクト化した形態の多機能な水処理
装置システムの開発が要望されるにいたった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたものであり、構成とサイズをよりコンパクト化
し、施設面積、設備費、メンテナンス費などの節減を図
った酸化処理機能と固液分離機能を有する多機能な水処
理設備を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、触媒反応
部と濾過部を連結して被処理水が連通するよう配設し、
その触媒反応部と濾過部に酸化剤を供給可能な酸化剤供
給装置を配設した反応濾過槽を備えたことを特徴とする
本発明の水処理装置によって、解決することができる。
また、本発明は、触媒反応部の下側に濾過部を連結し、
その下方にオゾンを散気する酸化剤供給装置を配設した
形態の水処理装置として具体化される。
【0008】さらに、本発明は、触媒反応部において酸
化処理された処理水を濾過部で固液分離するものとした
形態の上記水処理装置、あるいは濾過部で固液分離され
た一次側処理水が、触媒反応部において酸化処理され、
その処理水が濾過部に返送され、循環して処理されるよ
うにした形態の上記水処理装置として、好ましく具体化
される。
【0009】本発明の基本構造は、従来は個別に設置さ
れていた触媒反応部と濾過部とを反応濾過槽内に連結し
て被処理水が連通するよう配設して、被処理水の酸化処
理と濾過処理を連続して行えるようにした点にあり、こ
のコンパクト化により設置面積が削減できるなどの利点
が得られる他、酸化剤供給装置から供給されるオゾンな
ど酸化剤によって濾過部の目詰まりが防止できるなどメ
ンテナンスが容易になるという利点も得られるのであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明の水処理
装置に係る実施形態のうち、第1実施形態について、図
1を参照しながら説明する。先ず、本発明の要部を構成
する反応濾過槽4は、その内部に触媒反応部41と濾過
部43を上下に連結して被処理水が連通するよう配設し
てあり、その下部には酸化剤、例えばオゾンbを散気す
る酸化剤供給装置42を配設して、前記触媒反応部41
と濾過部43に酸化剤を供給可能に構成されている。
【0011】そして、図1の場合、原水aが供給される
タンク3からポンプ31aを経由して反応濾過槽4に被
処理水を送給する配管31と、反応濾過槽4内におい
て、触媒反応部41から濾過部43を経て濾過水cを排
出する経路によって処理水経路が形成され、同時に、オ
ゾンbが反応濾過槽4内において、濾過部43から触媒
反応部41を経て排オゾンgとして排出されるオゾン経
路が形成されている。
【0012】そして、このように構成された水処理装置
では、被処理水は、先ず触媒反応部41において、酸化
剤のオゾンなどの存在下、酸化処理される。かくして、
被処理水中のCODや、ダイオキシン類などの難分解性
有機化合物などが分解除去されるとともに、前記イオン
性金属は酸化して不溶化しSSとして前記濾過処理によ
って分離除去されるのである。
【0013】この触媒反応部41の構造、形態は、二酸
化マンガン系、コバルト系、ニッケル系、チタニア系、
貴金属系などの酸化触媒を単独で、またはそれらを担持
させた担体構造物の形態で、粒塊形状その他適宜な形状
に形成した触媒体を充填または積層したものでよい。ま
た、前記目的の酸化剤としては、オゾンの他、酸素、過
酸化水素、次亜塩素酸系薬剤なども適用できる。
【0014】この触媒反応部41で酸化処理された処理
水は、直下に設けられた濾過部43、例えばモノリス型
濾過膜装置によるワンパス濾過を採用すれば、一次室4
3aから二次室43bに透過する際に、内在するSSが
濾過、分離され、二次室43bから濾過水cとして取り
出される。この場合、酸化剤供給装置42から酸化剤と
してオゾンが散気されているので、オゾン気泡が濾過部
43の一次室43aを通過する際に濾過膜43cを洗浄
するように作用し、SSによって目詰まりするのを抑制
する効果が得られので好ましい。
【0015】また、この実施形態では、触媒反応部41
の下側に濾過部43を連結しているが、この場合は、濾
過部43にその上方の被処理水のヘッド圧が濾過圧力と
して利用できるので好ましい。この場合は、オゾンガス
のような気泡の上昇力により被処理水を流動させること
もでき膜面洗浄に寄与する利点が得られる。
【0016】さらに、本発明においては、濾過部43の
一次室43aを流動する被処理水を適宜な手段で加圧す
るか、あるいは二次室43b側を減圧して、一次室43
aと二次室43bとの差圧が大きくなるよう制御してろ
過速度をより大きくすることが可能である。
【0017】(第2実施形態)また、本発明では、図3
に例示するように、被処理水を前記実施形態の方向とは
逆向きに流動させて、酸化剤の流動方向に流すととも
に、クロスフロー形式の濾過方式を採用することもでき
る。
【0018】図3の事例では、原水aが供給されるタン
ク3と、このタンク3からポンプ31aを経由して反応
濾過槽4に被処理水を送給する配管31と、反応濾過槽
4内において濾過部43から触媒反応部41を経て排出
される被処理水fを前記タンク3に返送する配管32が
配設され、被処理水が循環する循環回路を構成してい
る。
【0019】そして、このように構成された水処理装置
では、被処理水は、例えば濾過部43としてモノリス型
濾過膜装置によるクロスフロー濾過を採用すれば、一次
室43aを通過して前記触媒反応部41に送られる際
に、その一部は濾過膜43cによって内在するSSが濾
過、分離され二次室43bから濾過水cとして取り出さ
れる。
【0020】この場合、酸化剤供給装置42から供給さ
れるオゾン気泡が濾過部43の一次室43aを通過する
際に濾過膜43cを洗浄するように作用し、SSによっ
て目詰まりするのを抑制する効果が得られのは、第1実
施形態の場合と同様であり、その他第1実施形態の利点
はこの第2実施形態の場合にも適合するのである。
【0021】
【発明の効果】本発明の水処理装置は、以上説明したよ
うに構成されているので、上下水や各種排水中のCO
D、難分解性有機化合物などを分解除去し、イオン性金
属を酸化して分離除去できる多機能の水処理装置をより
コンパクトな形態にシステム化することが可能となり、
施設建設費の節減、メンテナンス費の低減、スペース節
減などを達成できるという優れた効果がある。よって本
発明は、従来の問題点を解消した水処理装置として、工
業的価値はきわめて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を説明するための要部フ
ロー図。
【図2】本発明の基礎となる水処理装置の要部フロー
図。
【図3】本発明の第2実施形態を説明するための要部フ
ロー図。
【符号の説明】
3 タンク、31a ポンプ、31 配管、32 配
管、4 反応濾過槽、41触媒反応部、42 酸化剤供
給装置、43 濾過部、43a 一次室、43b二次
室、43c 濾過膜、a 原水、c 濾過水、f 被処
理水、g 排オゾン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒反応部と濾過部を連結して被処理水
    が連通するよう配設し、その触媒反応部と濾過部に酸化
    剤を供給可能な酸化剤供給装置を配設した反応濾過槽を
    備えたことを特徴とする水処理装置。
  2. 【請求項2】 触媒反応部の下側に濾過部を連結し、そ
    の下方にオゾンを散気する酸化剤供給装置を配設した請
    求項1に記載の水処理装置。
  3. 【請求項3】 触媒反応部において酸化処理された処理
    水を濾過部で固液分離するものとした請求項1または2
    に記載の水処理装置。
  4. 【請求項4】 濾過部で固液分離された一次側処理水
    が、触媒反応部において酸化処理され、その処理水が濾
    過部に返送され、循環して処理されるようにした請求項
    1または2に記載の水処理装置。
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