JP2003340349A - 塗装ハンガ回転装置 - Google Patents
塗装ハンガ回転装置Info
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Abstract
成できるようにし、また、塗装機との連動が確実にとれ
て、均一な膜厚で塗装できるようにする。 【解決手段】 塗装ラインのコンベア1を走行するワー
ク保持ハンガ6の水平軸6hの基端部に略十字型のロー
ラブラケット7を取り付け、ローラブラケット7の十字
延出部にローラインデックス8a〜8dを取り付ける。
また対向する一対のローラインデックス8a、8cをロ
ーラブラケット7の前面側に配置し、残り一対のローラ
インデックス8b、8dを後面側に配置する。また、一
方側のローラインデックス8a、8cに係合するインデ
ックスガイド11aと、他方側のローラインデックス8
b〜8dに係合するインデックスガイド11bをガイド
枠10内に設け、このインデックスガイド11a、11
bの前方上面部に所定の湾曲度でカーブする形状部Kを
設ける。
Description
のコンベアに用いられるハンガ回転装置に関する。
塗装を施す場合、ワーク保持ハンガで燃料タンクを保持
し、ワーク保持ハンガをコンベアに沿って走行させると
ともに、走行の途中でワーク保持ハンガを軸廻りに回転
させ、燃料タンクの姿勢を変更しながら塗装ロボット等
により塗装するようにしているが、このような技術とし
て、例えば実開昭59−44567号や、特開平1−3
04077号や、実公平4−4844号のような技術が
知られている。
ンガを回転させるためにシリンダ等を設けるようにし、
特開平1−304077号では、シリンダとラック、ピ
ニオンの組合せ、またはラック、ピニオンとチェーンの
組合せでハンガを回転させるようにし、実公平4−48
44号では、チェーンと歯車の組合せでハンガを回転さ
せるようにしている。
な従来技術は、いずれもハンガを走行させるための駆動
源以外に、ハンガを回転させるための別の駆動源を必要
としており、設備が複雑化するとともに、設備費用がか
かるという問題がある。また、ワークが移動、回転しな
がら塗装ロボット等による塗装を行っているが、連動が
うまくいかない場合は、均一な膜厚で塗装することがで
きず、塗装品質が低下するという問題もあった。
構成にして安価に構成できるようにし、また、塗装機と
の連動が確実にとれて、均一な膜厚で塗装できるように
することを目的とする。
本発明は、塗装ラインのコンベアを走行するワーク保持
ハンガを走行中に軸廻りに回転させ、保持するワークの
姿勢を変更するようにした塗装ハンガ回転装置におい
て、前記ワーク保持ハンガに、ローラブラケットを取り
付けて一体化し、このローラブラケットに、複数のロー
ラインデックスを前面と後面に所定角度置きに取り付け
るとともに、コンベア側に、前面側のローラインデック
スと後面側のローラインデックスに当接してローラブラ
ケットを回転させるインデックスガイドを軸線をずらし
て互い違いに設けるようにした。
ンに沿って走行中、走行途中で所定位置のローラインデ
ックスがインデックスガイドに当接して、ローラブラケ
ットが回転するようにすれば、ワーク保持ハンガを走行
させるための駆動源だけで走行と回転の両方を行わせる
ことができ、設備が簡素で安価に構成出来る。この際、
ローラインデックスをローラブラケットの前面側と後面
側に所定角度置きに取り付けるようにすれば、ローラブ
ラケットが回転する際、関係のないローラインデックス
がインデックスガイドに干渉するのを避けることが出来
る。
に、ローラインデックスを追従させてローラブラケット
の回転速度を調整し得る形状部を設けるようにした。こ
のように、インデックスガイドに設けた形状部にローラ
インデックスを追従させ、ローラブラケットの回転速度
を調整し得るようにすれば、例えば、塗装機との連動が
適正に保たれる回転速度でワークの姿勢を変換すること
が可能となり、塗装膜厚を一定にして塗装品質を良好に
出来る。
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
塗装ハンガ回転装置の説明図、図2はインデックスガイ
ドとローラインデックスの位置関係を示す説明図、図3
は作用図である。
ラインに用いられる回転ハンガ装置を簡素で安価に構成
し、また、塗装機との連動がとり易くて、均一な膜厚で
塗装できるようにされており、ワーク保持ハンガを回転
させるための駆動源として、コンベア駆動用の駆動源を
利用するようにされている。
に塗装を施す塗装ラインには、図1に示すようなコンベ
ア1と塗装ロボット2が設けられ、前記コンベア1は、
レール3の溝内を走行するコンベアチェーン4と、この
コンベアチェーン4に所定間隔置きに取り付けられる縦
向きブラケット5と、レール3の溝内で走行をガイドす
る複数の走行ローラ12a、12b、12cを備えると
ともに、前記縦向きブラケット5の上部には、軸受部5
aが設けられ、この軸受部5aには、水平軸6hを有す
るワーク保持ハンガ6が回動自在に挿通している。そし
て、このワーク保持ハンガ6の水平軸6hの先端部に
は、ワークWを保持する保持部が形成されている。
基端部には、略十字型のローラブラケット7が取り付け
られ、このローラブラケット7の十字型延出端部には、
それぞれローラインデックス8a〜8dが取り付けられ
ている。そしてこのローラインデックス8a〜8dは、
水平軸6hを挟んで対向する一対のローラインデックス
8a、8cが、ローラブラケット7の前面側に回動自在
に設けられ、残り一対のローラインデックス8b、8d
は反対の後面側に回動自在に設けられている。
ガイド枠10が設けられ、前記ローラブラケット7は、
コの字の開口部を通してガイド枠10内に挿入されてお
り、ワーク保持ハンガ6がレール3に沿って走行する
と、ローラブラケット7はガイド枠10内を走行するよ
うにされている。
示すように、ローラブラケット7の前面側のローライン
デックス8a、8cに係合可能なインデックスガイド1
1aと、図2(b)に示すように、後面側のローライン
デックス8b、8dに係合可能なインデックスガイド1
1bが軸線をずらして互い違いに設けられており、これ
らインデックスガイド11a、11bの進行方向の前方
側上面には、図3に示すような形状部Kが設けられてい
る。
沿って走行し、ローラインデックス8a(8b〜8d)
がインデックスガイド11a(11b)の形状部Kに当
接すると、ローラインデックス8a(8b〜8d)が形
状部K上面を転動してローラブラケット7が軸廻りに回
転を始め、90度回転した時点で、ワークWの姿勢は9
0度変更されるとともに、一方側の一対のローラインデ
ックス8a、8c(8b、8d)がインデックスガイド
11a(11b)の上面を転動するようになる。
にすることにより、ワークWはゆっくり回転するように
なり、湾曲度を急にすることにより、ワークWは回転速
度を速めるようになる。このため、塗装ロボット2との
連動がとれる湾曲度にすれば、塗装膜厚を一定にして塗
装品質を良好にできる。
て、ワーク保持ハンガ6の水平軸6h先端でワークWを
保持し、コンベアチェーン4によりワーク保持ハンガ6
をレール3に沿って走行させ、塗装ロボット3により塗
装を始める。
ット7の前面側のローラインデックス8cがインデック
スガイド11aの形状部Kに当接する位置まで走行する
と、それからローラインデックス8cが形状部Kの上面
を転動するようになり、ローラブラケット7は回転を始
める。そしてローラインデックス8cが形状部Kを通過
して平坦部を走行するようになると、ワークWは90度
姿勢を変換した状態となり、同時に前面側のローライン
デックス8a、8cがインデックスガイド11aの平坦
部を転動するようになる。そしてこの姿勢変換の際にも
塗装ロボット3により自動塗装される。
ラインデックス8bが他方側のインデックスガイド11
bの形状部Kに当接する位置まで走行すると、図3と同
じ要領により、ローラインデックス8bが形状部Kの上
面を転動するようになり、ローラブラケット7は再び回
転を始める。そしてローラインデックス8bがインデッ
クスガイド11bの形状部Kを通過して平坦部を走行す
るようになると、ワークWは90度姿勢を変換した状態
となり、この姿勢変換の際にも塗装ロボット3により自
動塗装される。
るための格別な装置等がなくても、ワークWが回転する
ようになり、複雑形状のワークWでも均一な塗装膜厚で
塗装することができる。
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えばワー
クの種類や、ワークの回転角度等は任意である。
転装置は、塗装ラインのコンベアを走行するワーク保持
ハンガを走行中に軸廻りに回転させる際、ワーク保持ハ
ンガに、ローラブラケットを取り付けて一体化し、この
ローラブラケットに、複数のローラインデックスを前面
と後面に所定角度置きに取り付け、また、コンベア側
に、前面側のローラインデックスと後面側のローライン
デックスに当接するインデックスガイドを軸線をずらし
て互い違いに設けるようにしたため、ワーク保持ハンガ
を走行させるための駆動源だけで走行と回転の両方を行
わせることができ、設備が簡素で安価に構成出来る。そ
して、インデックスガイドに、ローラインデックスを追
従させてローラブラケットの回転速度を調整し得る形状
部を設ければ、例えば、塗装機との連動が適正に保たれ
る回転速度でワークの姿勢を変換することができ、塗装
膜厚を一定にして塗装品質を良好に出来る。
置関係を示す説明図
見た図、下図は側面から見た図
…ワーク保持ハンガ、7…ローラブラケット、8a、8
b、8c、8d…ローラインデックス、11a、11b
…インデックスガイド、K…形状部。
Claims (2)
- 【請求項1】 塗装ラインのコンベアを走行するワーク
保持ハンガを走行中に軸廻りに回転させ、保持するワー
クの姿勢を変更するようにした塗装ハンガ回転装置であ
って、前記ワーク保持ハンガには、ローラブラケットが
取り付けられて一体化され、このローラブラケットに
は、複数のローラインデックスが前面と後面に所定角度
置きに取り付けられるとともに、コンベア側には、前面
側のローラインデックスと後面側のローラインデックス
に当接してローラブラケットを回転させるインデックス
ガイドが軸線をずらして互い違いに設けられることを特
徴とする塗装ハンガ回転装置。 - 【請求項2】 前記インデックスガイドには、ローライ
ンデックスを追従させてローラブラケットの回転速度を
調整し得る形状部が設けられることを特徴とする請求項
1に記載の塗装ハンガ回転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002153536A JP2003340349A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 塗装ハンガ回転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002153536A JP2003340349A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 塗装ハンガ回転装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003340349A true JP2003340349A (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=29770551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002153536A Pending JP2003340349A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 塗装ハンガ回転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003340349A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100719762B1 (ko) | 2005-11-16 | 2007-05-17 | 지용식 | 도장용 지그 |
WO2008019727A1 (de) * | 2006-08-17 | 2008-02-21 | Eisenmann Anlagenbau Gmbh & Co. Kg | Anlage zum behandeln, insbesondere zum kataphoretischen tauchlackieren, von gegenständen |
JP2009172548A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Izutekku Kk | 塗装用コンベア |
CN102513273A (zh) * | 2011-12-19 | 2012-06-27 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种滑门涂装辅具 |
CN105381919A (zh) * | 2015-10-17 | 2016-03-09 | 无为县鑫发盛汽车零部件有限公司 | 一种轴套生产线涂脂机 |
CN105921345A (zh) * | 2016-06-30 | 2016-09-07 | 无锡中地钻探装备有限公司 | 一种钻杆的涂油输送装置 |
KR102149154B1 (ko) * | 2019-11-22 | 2020-08-28 | 주식회사 아텍 | 로봇을 이용한 흘림도장 장치 |
-
2002
- 2002-05-28 JP JP2002153536A patent/JP2003340349A/ja active Pending
Cited By (8)
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A521 | Written amendment |
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