JP2003339634A - 電子内視鏡システムの信号処理装置 - Google Patents
電子内視鏡システムの信号処理装置Info
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Abstract
ともに、それぞれのモニターにおける表示特性の差異に
より生じる観察画像の画質変化を吸収し、各モニターに
おける観察画像の画質を均一なものにする。 【解決手段】信号分配及び画質調整回路10は、出力A
〜D用(γ回路11A〜11D、出力A〜D用輪郭強調
回路12A〜12D、出力A〜D用色補正回路13A〜
13D、出力A〜D用メモリ14A〜14D、係数設定
回路21と係数値記憶手段22とから構成される。出力
A〜D用(γ回路11A〜11D、出力A〜D用輪郭強
調回路12A〜12D、出力A〜D用色補正回路13A
〜13Dは、出力A〜D用に個別に設定された係数設定
回路21からの係数に基づいて、個別に表示特性の補正
を行う。
Description
得られた撮像信号を処理して表示方式の異なる複数のモ
ニターに対応した映像信号の出力が可能な電子内視鏡シ
ステムの信号処理装置に関する。
電子内視鏡で内視鏡検査を行う電子内視鏡装置が医療機
関で広く普及してきている。電子内視鏡装置は、小型固
体撮像素子により撮像した体内の観察画像を、CRT等
の観察モニターに表示して検査を行うことが可能となっ
ている。
の要部の構成に示すブロック図である。
01は、対物レンズ111、CCD型固体撮像素子(以
下、CCDと呼ぶ)112、光学フィルタ113、CC
D駆動回路114、映像信号処理回路115、光源手段
116及び集光レンズ117を有して構成されている。
るものである。前記CCD112の前面には対物レンズ
111が設けられている。対物レンズ111の結像位置
には、CCD112の受光面が配置されている。
の可視光領域以外の情報を除去したり、撮像される被写
体の色温度を変換したりするための光学フィルタ113
が配置されている。
より駆動され、CCD112の受光部にて電気信号に変
換された映像情報(映像信号a10)が順次読み出され
る。
10は、映像信号処理回路115にてモニタ等の表示装
置に表示可能な形式の映像信号b10へと変換され、表
示装置へと出力される。
ためのもの照明光を発光するものであり、近年ではLE
D等の小型且つ低消費電力のタイプのものも適用可能と
なっている。
ズ117により集光され、被写体に照射される。
映像信号処理回路115を示すブロック図、図12は図
11の輪郭強調回路147を詳細に示すブロック図、図
13は図12の輪郭強調回路147の動作を示すタイミ
ングチャートである。
15はフロントエンド回路部130と2次回路部140
とから構成される。フロントエンド回路部130は、大
地から電気的に絶縁されている。
読み出された映像信号a10は、フロントエンド回路部
130に入力され、増幅回路131にて所望のゲインに
増幅され、CDS回路132にてリセットノイズの除去
が施された後、A/D変換器133によりデジタル信号
へと変換される。
ル信号処理での演算による階調劣化を考慮し、モニター
出力段階にて最低限8bitの階調を保つことができる
ように、10〜12bitの分解能のものが適用され
る。
変換された映像信号は、フォトカプラ等のアイソレーシ
ョン素子134により電気的絶縁された状態で、2次回
路部140へと出力される。2次回路部140は大地に
対して電気的に接地されている。
は、輝度信号生成回路141及び色信号生成回路142
により、それぞれ輝度信号と色信号に分離される。輝度
信号生成回路141からの輝度信号は、画質調整回路1
44に入力される。
色信号、もしくはR−Y、B−Yのようないわゆる色差
信号であることが考えられる。
信号(ここではRGBの3原色信号とする)は、ホワイ
トバランス回路143により照明光の色温度補正が行わ
れる。
補正が行われた色信号は、画質調整回路144に入力さ
れる。
り、第1及び第2のγ補正回路145、146、輪郭強
調回路147及び色補正回路148等により構成されて
いる。
ックアップテーブルにより構成され、前段の輝度信号生
成回路141により生成された輝度信号に対するγ補正
を行うものである。色信号に対するγ補正は、前記第1
のγ補正回路145とは個別に設けられた第2のγ補正
回路146により処理が行われる。
のγ補正回路146におけるγ変換特性は、それぞれ異
なる特性を持たせることが可能な構成となっている。異
なる特性を持たせる例として、例えば、第2のγ補正回
路146は、色S/N等のノイズ成分の観点から、色信
号に対して、暗部のゲインが小さくなるように設定し、
第1のγ補正回路145は、明るさの観点から、輝度信
号に対して、暗部のゲインが大きくなるように設定する
等の構成を用いている。
及び第2のγ補正回路145、146の特性は同一とす
ることが望ましい。
2、図13を用いて説明する。図12に示すように、輪
郭強調回路147は、2つの遅延手段として第1及び第
2の遅延回路161,162を具備し、入力される映像
信号a11を所定の時間だけ遅延させる。
2の遅延回路161,162により遅延が施された映像
信号b11,c11は、乗算器163,164,165
により、それぞれ予め設定されている所定の係数が乗算
される。これにより、乗算器163,164,165の
出力(d11,e11,f11)は、以下に示す信号と
なる。
6により加算され、各成分の総和が算出される。
1は、下式により表すことができる。 g11=−1/2*a11+2*b11−1/2*c11 …(4) 信号a11〜g11の各ポイントにおける信号波形を図
13に示す。図13に示すように、上式(4)より求め
られる出力信号g11は、データの変移点P11の周辺
において、遅延量Δtの幅の振幅制御が行われることに
なる。これにより、輪郭強調回路147は、入力される
入力映像信号a11に対して、その解像感を向上させる
ためのエッジ強調を行い出力信号g11として出力する
こと可能である。
用いて説明する。図14に示す色補正回路148には、
入力信号として、R,G,Bの3原色が入力された場合
を想定している。
172,173において、それぞれKr,Kg,Kbに
示す係数との乗算が行われる。
ら設定を行うことが可能なように構成されており、この
係数を変更することにより乗算器171,172,17
3からユーザーの好みの色が得られるようになってい
る。乗算器171,172,173のそれぞれの出力信
号R’,G’,B’は以下に式(5)となる。
ル上に設けられたスイッチやボリュームの操作により行
われるが、リモートコントロール等の別体ユニットから
指示を行うことも考えられる。
及び加算器により構成されており、係数K11,K1
2,K13,K14,K15,K16を用いて以下の演
算を行うことにより、原色信号(R’,G’,B’)を
色差信号(R−Y,B−Y)へと変換する。この場合の
変換を以下の式(6)に示す。
Y,B−Y)は、後段の乗算器175,176により、
Kcrに示す係数により乗算が行われ色差信号(R−
Y’,B−Y’)へと変換される。この場合の変換を以
下の式(7)に示す。
g,Kbと同様に外部から変更が可能であり、Kcrを
変更することにより観察画像の彩度を変更することが可
能である。
信号の出力信号g11と、色補正回路148が出力する
色差信号(R−Y’,B−Y’)は、図11に示すエン
コーダ回路149によりエンコードされ、D/A変換器
150によりアナログ信号の映像信号b10へと変換さ
れる。
従来の電子内視鏡装置は、体内の観察部位を電気的に撮
像、処理を行うことにより外部観察モニターに表示をす
ることが可能であり、画質調整手段における演算係数を
ユーザが変更することにより、外部観察モニターにて所
望の画質が得られるような構成となっている。
SCやPAL方式に代表される従来のテレビジョンモニ
ターから垂直方向の走査線が倍密であるハイビジョンモ
ニター、またコンピュータ画像の表示を用途としたVG
Aモニター等、多様化が進んでいる。
用されてきたブラウン管モニター(CRT)のものに加
えて、液晶を用いたLCDモニターや有機材質を用いた
有機ELモニター等が提案されている。
種類によって異なる表示特性を持っており、異なる複数
のモニターに観察画像の表示を行おうとした場合には、
必ずしも同等の画像が表現されないという問題が発生す
る。
を変更することによる調整機能についても、その調整効
果をモニター毎に同等とすることは難しい。
を観察用として使用し、LCDタイプのモニターを記録
画像表示用として使用する等、内視鏡検査において2つ
以上のモニターを使用するユーザーにとっては、両者の
画質を同等なものにすることが難しいという問題があっ
た。
であり、複数のモニターに内視鏡観察画像を表示すると
ともに、それぞれのモニターにおける表示特性の差異に
より生じる観察画像の画質変化を吸収し、各モニターに
おける観察画像の画質を均一なものにすることができる
電子内視鏡システムの信号処理装置を提供することを目
的とする。
請求項1に記載の電子内視鏡システムの信号処理装置
は、体腔内を撮像して得られた撮像信号を処理して表示
方式の異なる複数のモニターに対応した映像信号の出力
が可能な電子内視鏡システムの信号処理装置において、
前記複数のモニターの各々に対応してそれぞれ別個に設
けられ、前記撮像信号に対して画質調整を行う画質調整
手段と、前記画質調整手段の画質調整の変化量を前記複
数のモニター毎に設定可能な変化量設定手段と、を備え
たことを特徴とする。
号処理装置は、体腔内を撮像して得られた撮像信号を処
理して表示方式の異なる複数のモニターに対応した映像
信号の出力が可能な電子内視鏡システムの信号処理装置
において、前記複数のモニターの各々に対応してそれぞ
れ別個に設けられ、前記撮像信号に対して画質調整を行
う画質調整手段と、前記画質調整手段の画質調整の変化
量を前記複数のモニター毎に設定可能な変化量設定手段
と、前記変化量設定手段で設定された変化量を前記複数
のモニターに対応させて記憶する変化量記憶手段と、前
記複数のモニターのうちの所望のモニターに映像信号を
出力することが選択されたとき、前記画像調整手段のう
ち前記所望のモニターに対応する画像調整手段が前記変
化量記憶手段に記憶された変化量に基づく画像調整を行
うように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
号処理装置は、請求項1または2記載の電子内視鏡シス
テムの信号処理装置であって、前記変化量設定手段は外
部より入力するものであることを特徴とする。
号処理装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の電子
内視鏡システムの信号処理装置であって、前記画質調整
の変化量を予め設定するデフォルト値を有し、このデフ
ォルト値を外部から再設定することが可能であることを
特徴とする。
を参照して説明する。 (実施の形態)図1ないし図9は本発明の実施の形態に
係り、図1は電子内視鏡システムの信号処理装置の要部
となる信号分配及び画質調整回路を示すブロック図、図
2はγ回路のRAM内のアドレスマップを示す説明図、
図3はγ回路におけるコントラストモード設定に関する
メニュー画面を示す説明図、図4はメニュー画面に入出
力特性グラフをサブスクリーン表示する場合の説明図、
図5は信号処理装置の正面図、図6は信号処理装置の背
面図、図7は色調調整メニューを示す説明図、図8は輪
郭強調回路のブロック図、図9は各強調レベルにおける
タップ数と強調係数とを表示するメニュー画面を示す説
明図である。本発明の実施の形態の説明において、図1
ないし図9に図示していない部分については、図11乃
至図14を代用して説明する。
腔内を撮像して得られた撮像信号を処理して表示方式の
異なる複数のモニターに対応した映像信号の出力が可能
な電子内視鏡システムの信号処理装置になっている。
は、図5に示す信号処理装置1に搭載されるものであ
り、図11の従来例に示した輝度信号生成回路141か
らのデジタルの輝度信号Y及びホワイトバランス回路1
43からデジタルの色信号R,G,B(ここではRGB
の3原色とする)とが供給されるようになっている。
整回路10について詳細に説明する。信号分配及び画質
調整回路10は、出力A〜D用(B,Cは図示せず)γ
回路11A〜11D、出力A〜D用輪郭強調回路12A
〜12D、出力A〜D用色補正回路13A〜13D、出
力A〜D用メモリ14A〜14D、係数設定回路21と
係数値記憶手段22とから構成される。
11A〜11D、出力A〜D用輪郭強調回路12A〜1
2D、出力A〜D用色補正回路13A〜13D及び出力
A〜D用メモリ14A〜14Dは、前記複数のモニター
の各々に対応してそれぞれ別個に設けられ、前記撮像信
号に対して画質調整を行う画質調整手段となっている。
ボード等の外部設定手段2が接続可能になっている。
び図5に示す信号処理装置1のフロントパネル41の各
スイッチの入力に基づいて係数設定回路21の制御を行
うようになっている。
記画質調整手段の画質調整の変化量を前記複数のモニタ
ー毎に設定可能な変化量設定手段となっている。
段で設定された変化量を前記複数のモニターに対応させ
て記憶する変化量記憶手段となっている。
の所望のモニターに映像信号を出力することが選択され
たとき、前記画像調整手段のうち前記所望のモニターに
対応する画像調整手段が前記変化量記憶手段に記憶され
た変化量に基づく画像調整を行うように制御する制御手
段となっている。
たY,R,G,B信号は、全て4つに分岐され出力A〜
D用γ回路11A〜11Dの全てに入力される。出力A
〜D用γ回路11A〜11Dは、係数設定回路21から
のそれぞれ個別に設定された係数に基づいて、個別に
Y,R,G,B信号のγ補正を行い、γ補正されたY信
号を出力A〜D用輪郭強調回路12A〜12Dに供給
し、γ補正されたR,G,B信号を出力A〜D用色補正
回路13A〜13Dに供給する。
は、γ補正されたY信号に対して、係数設定回路21か
らのそれぞれ個別に設定された係数に基づいて、輪郭強
調を行い出力A〜D用メモリ14A〜14Dに供給す
る。
は、γ補正された出力A〜D用R,G,B信号に対し
て、係数設定回路21からのそれぞれ個別に設定された
係数に基づいて、色調補正を行い出力A〜D用メモリ1
4A〜14Dに供給する。
されるY,R,G,B信号を一端記憶し所定のタイミン
グで出力する。
れる出力A〜D用Y,R,G,B信号は、図6に示す第
1乃至第4の映像信号出力端子から出力される。
調整回路10に入力されるデジタルの輝度信号Yは、γ
補正→輪郭強調の順に処理が行われ、信号分配及び画質
調整回路10に入力されるデジタルの色信号(R,G,
B)は、γ補正→色調補正の順に処理が行われる。
γ補正以降の画質調整手段として、モニター出力端子毎
に合計4系統(A〜D)を具備している。
について詳細に説明する。本発明における出力A〜D用
γ回路11A〜11Dは、RAM等の書き換え可能な記
憶手段により構成されており、記憶領域内に複数の変換
データを書き込むことによって、LUTの使用アドレス
を切り換えることにより、ノーマルモード(Norma
l)、ハイコントラストモード(HI)、ローコントラ
ストモード(LOW)といったコントラストモードが選
択可能な構成となっている。
1DのRAM内のアドレスマップでは、入力映像信号は
当該RAMの下位bitアドレスとして使用される。
トラストモード選択信号が入力されており、この信号を
切り換えることにより所望のコントラスト得る構成とな
っている。
図1に示すA〜D用γ回路11A〜11Dの外部に設け
られたメモリ等の係数値記憶手段22に別途格納されて
いる。係数設定回路21は外部設定手段2により設定さ
れた情報に基づいて係数値記憶手段22に格納された所
望のデータを出力A〜D用γ回路11A〜11Dに書き
込む構成となっている。
γ回路11A〜11Dでは、後述するモニターの出力系
統毎にその特性を変更可能にしている。
itとし、出力データを8bitとして構成している
が、入力を12bitとし、出力を10bitとするこ
とが考えられる。
について説明する。図3に示すように、符号3は図1に
示した出力A〜D用γ回路11A〜11Dにおけるコン
トラストモード設定に関するメニュー画面を示してい
る。
1に示した外部設定手段2に所定の操作を行うことによ
りモニター画面上に本メニュー画面3を呼び出し表示す
ることが可能である。
画面領域31内のモニター選択ボタンにより、設定を行
うための映像信号出力端子の選択を行う。
ド選択ボタンにより、前述したNormal、Low、
Hiに示す3つのコントラストモードの中から、γ特性
の設定を行いたいモードの選択を行う。
によりγ変換特性を選択を行う。これにより、ユーザー
は、映像信号出力端子毎に、各コントラストモードにお
けるγ特性を独立に設定することが可能である。
対するγ変換特性は、説明の簡単のためすべて共通して
いるが、輝度信号用、色信号用とで独立に設定ができる
ようにしてもよい。
は、単に特性番号のみが表示されているが、さらに設定
を容易なものとするためには、図4に示すように、メニ
ュー画面3に、サブスクリーン34を表示し、サブスク
リーン34に各特性の入出力特性グラフを表示させる等
の工夫が考えられる。
された情報は、図1に示す係数設定回路21に入力さ
れ、係数設定回路21では係数記憶手段22から適宜設
定されたγ変換データを読み出しRAM等により構成さ
れた出力A〜D用γ回路11A〜11Dへ書き込みを行
う。
の操作方法について図5及び図6を用いて説明する。
信号処理装置1のフロントパネル41には、電源スイッ
チ51、内視鏡挿入部が接続されるコネクタ52、プリ
セットスイッチ53、出力ポート選択スイッチ54、輪
郭強調量設定スイッチ55、調整色調選択スイッチ5
6、色調調整スイッチ57、色調調整状態表示部58及
び調整色調選択表示LED60を有している。
態表示LED59を上下3列に並べたものであり、これ
ら調整状態表示LED59の列の左横には、調整色調選
択表示LED60によって、対応する調整パラメータの
赤(R)、青(B)、彩度(C)が示されている。
は色調調整(R)のセンター位置(±0)となってい
る。
信号処理装置1のリアパネル42には、第1の映像信号
出力端子を示す「PortA」61、第2の映像信号出
力端子を示す「PortB」62、第3の映像信号出力
端子を示す「PortC」63、及び第4の映像信号出
力端子を示す「PortD」64の4系統の出力ポート
を有している。
は、「PortA」61、「PortB」62、「Po
rtC」63、「PortD」64の4系統の出力選択
スイッチ操作部を有している。
操作により、輪郭強調量設定スイッチ55、調整色調選
択スイッチ56、色調調整スイッチ57等、フロントパ
ネル41上に設けられた画質調整用のスイッチによる調
整内容を適用する映像信号を選択することが可能とな
る。
る映像信号(例えばNTSC)に関する画質調整を実施
したいユーザーは、まず最初にこの出力ポート選択スイ
ッチ54により、「A」を選択する。
より選択されたPortAにおける映像信号の色調調整
を施す場合は、前記調整色調選択スイッチ56で、赤
(R)、青(B)/彩度(C)の調整パラメータの中か
ら、調整を実施したいパラメーターを選択する。
は、調整色調選択表示LED60の(”R”、”
B”、”C”)の点灯により告知される。
とにより、選択された色信号ゲインの増減が行われ、色
調設定値を設定することで、色調の調整が実行可能とな
る。この色調の調整の結果は、調整状態表示LED59
の点灯によって表示される。
しては、図1に示すように合計4系統の出力A〜D用色
補正回路13A〜13Dが具備されており、各々の色補
正回路は、図14示す従来技術と同等のものが適用され
る。
Kr,Kg,Kb、Kcrに示す係数の切り換えを、ス
テムコントローラのCPU20が実施することにより行
われる。
おける色調調整結果は、他の映像信号出力端子(Por
tB〜D)から出力される映像信号については、反映さ
れないように制御が行われる。
力端子における色調調整を実施し、複数のモニター間に
おける色再現性が同等となるように調整を行った後で、
図5に示すプリセットスイッチ53を押すことにより、
その時点で設定されている色調設定値をセンター位置と
して記憶する。
位置(±0)として、その他の端子(PortB〜D)
から出力される画像を前記基準の色調に合わせ込んだ結
果が、下表に示す結果となった場合を考える。
と、その時点における各映像信号出力端子の出力毎の係
数値が、色調調整(R)のセンター位置(±0)の補正
係数値として再設定され、発光する調整状態表示LED
59もセンター位置(±0)の位置に移動する。
るためには、調整状態表示LED59を点滅させる等の
方法が考えられる。上記構成によれば、各映像信号出力
端子に接続されるモニターにおける色調の設定値は、色
調調整スイッチ57により調整を行った後に、各設定値
をデフォルト値としてセンター位置に再設定することが
可能であるため、複数のモニターを同時に使用する場合
等において、センター位置にて共通の色再現性が得られ
るようになる。
57により、センター位置を中心に±7ステップ等の間
隔で離散的に行うことが可能であるが、観察画像を表示
する各モニターの特性の差異により、各モニターにおけ
る1ステップ毎の色調変化量が、必ずしも同一になると
は限らない。
おいては、図7に示すように、キーボード等の外部設定
手段2により呼び出された色調調整メニュー7内におい
て、各モニターに対応する出力A〜D用色補正回路13
A〜13Dにおける1ステップあたりの変化量を、それ
ぞれ独立に設定可能な構成としている。
「PortA」61、図7ではSDTVモニター出力)
の表示領域71に示される色調調整1ステップあたりの
変化量は、1.05倍となっている。
図7ではHDTVモニター出力)の表示領域72におけ
る色調調整1ステップあたりの変化量は、0.95倍と
なっている。
図7ではPCモニター出力)及び、PortD(図6の
「PortD」64、プリンター記録用出力)の表示領
域73,74における色調調整1ステップあたりの変化
量は、1.10倍となっている。
図における色調調整用補正係数(Kr,kb,kc)の
変化量を、出力モニター毎に適宜設定することが可能と
なる。
0は、前記画質調整(色調調整)の変化量を予め設定す
るデフォルト値を有し、このデフォルト値を外部から再
設定することが可能である。
V、PC、PRINTERというように、各出力端子に
おける映像信号の名称付けを行っているが、例えPor
tDにVTRが接続するユーザーは、領域75内に示す
グループ名称を、キーボードにより他の名称(例えば
「VTR」)に変更することが可能な構成としている。
〜D用輪郭強調回路12A〜12Dのブロック図を図8
に用いて説明する。
は、同じ回路構成のため、A〜D用輪郭強調回路12A
〜12Dの内一つを図8に示す輪郭強調回路12として
説明する。
第1乃至第aの遅延回路81−1〜81−aと、a+1
個の乗算器82−0,82−1〜82−aと、セレクタ
83と、加算器84とから構成されている。
aは、a個(aは整数)の遅延回路であり、前段のγ回
路(出力A〜D用γ回路11A〜11Dの内一つ)から
の輝度信号に対して画素遅延、もしくはライン遅延を施
すためのものである。この場合、第1乃至第aの遅延回
路81−1〜81−aは、水平方向の輪郭強調では画素
単位の遅延を行い、垂直方向の輪郭強調ではライン単位
の遅延を行うものである。
ため、遅延回路81−1〜81−aの遅延量は画素単位
とする。
2−aは、それぞれγ回路からの輝度信号、前段に設け
られた遅延回路81−1〜81−aの出力対して、外部
から設定される乗算計数(K0〜Ka)を乗算するもの
である。
2−0,82−1〜82−aからの出力を選択的に後段
の加算器84に出力するセレクターであり、外部からの
制御信号SELに応じて動作を行うものである。
以下の演算によるコンボリューション演算が実施可能で
ある。
式(4)に示した演算を実施することにより、図13に
示す従来技術の輪郭強調も実行可能であるが、本発明の
実施の形態の輪郭強調回路12においては、輪郭強調に
使用する画素信号をさらに広範囲なものとしている為、
従来よりも柔軟な強調周波数設定が可能な構成となって
いる。
数(TAP)」、K0〜Ka「強調係数(Coe
f.)」と呼ぶ。
強調量設定スイッチ(ENH.)55により、ユーザー
が狭量レベルを変更できる(L:弱、M:中、H:強)
ようになっているが、前述の色調調整と同様に、輪郭強
調に関しても画像を表示するモニターの種類によってそ
の応答性や感応的な変化量が異なる場合がある。
示すメニュー画面9において、各強調レベルにおける
「タップ数(TAP)」と、「強調係数(Coef)」
を各モニター出力毎に設定することが可能な構成として
いる。
9に示す設定メニュー画面9を呼び出す。
強調レベル(L:弱、M:中、H:強)の表示領域9
1,92,93と、頁移動ボタン96が表示されてい
る。
は「タップ数(TAP)」が表示され、表示領域91,
92,93の表示部95には「強調係数(Coef)」
が表示される。
rtA〜D)を選択する。この際、映像信号出力端子の
選択は、頁移動ボタン96の選択により行うことができ
る。
定を行いたい強調レベルを選択し、それぞれの強調レベ
ルに関して表示部94のタップ数と表示部95の強調係
数を選択する。
は、1〜aが選択可能であり、このタップ数設定により
各強調レベルにおける強調周波数を最適化することが可
能となる。
て、もっとも低い設定を1として複数段階(例えば9段
階)の中から選択可能であり、この強調係数により強調
量を最適化することが可能となる。
係数を、タップ数毎に予め設定しておく構成としてい
る。
0は、前記画質調整(輪郭調整)の変化量を予め設定す
るデフォルト値(「タップ数」「強調係数」)を有し、
このデフォルト値を外部から再設定することが可能であ
る。
出力A〜D用γ回路11A〜11Dのγ特性、出力A〜
D用輪郭強調回路12A〜12Dの輪郭強調、出力A〜
D用色補正回路13A〜13Dの色補正は、外部設定手
段2や信号処理装置1のフロントパネル41の各スイッ
チにより、各モニターの出力系統毎にその特性を変更可
能にしている。
て、各モニター出力の出力A〜D用色補正回路13A〜
13Dにおける色調調整1ステップあたりの変化量を、
それぞれ独立に設定可能になっている。
て、出力A〜D用輪郭強調回路12A〜12D強調レベ
ルにおける「タップ数(TAP)」と、「強調係数(C
oef)」を各モニターの出力系統毎に設定することが
可能になっている。
複数のモニターに内視鏡観察画像を表示することが可能
であり、それぞれのモニターにおける表示特性の差異に
より生じる観察画像の画質変化を吸収し、各モニターに
おける観察画像の画質を均一なものにすることができ
る。これにより、表示方式や表示媒体の種類によって異
なる表示特性を持つ複数のモニターに内視鏡観察画像の
表示を行おうとした場合にも、必ず同等の画像を表現で
きる。
ーにおいて、それぞれの画像調整手段における演算係数
を変更することによる調整効果をモニター毎に同等とす
ることができる。
実施の形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
撮像信号を処理して表示方式の異なる複数のモニターに
対応した映像信号の出力が可能な電子内視鏡システムの
信号処理装置において、前記複数のモニターの各々に対
応してそれぞれ別個に設けられ、前記撮像信号に対して
画質調整を行う画質調整手段と、前記画質調整手段の画
質調整の変化量を前記複数のモニター毎に設定可能な変
化量設定手段と、を備えたことを特徴とする電子内視鏡
システムの信号処理装置。
撮像信号を処理して表示方式の異なる複数のモニターに
対応した映像信号の出力が可能な電子内視鏡システムの
信号処理装置において、前記複数のモニターの各々に対
応してそれぞれ別個に設けられ、前記撮像信号に対して
画質調整を行う画質調整手段と、前記画質調整手段の画
質調整の変化量を前記複数のモニター毎に設定可能な変
化量設定手段と、前記変化量設定手段で設定された変化
量を前記複数のモニターに対応させて記憶する変化量記
憶手段と、前記複数のモニターのうちの所望のモニター
に映像信号を出力することが選択されたとき、前記画像
調整手段のうち前記所望のモニターに対応する画像調整
手段が前記変化量記憶手段に記憶された変化量に基づく
画像調整を行うように制御する制御手段と、を備えたこ
とを特徴とする電子内視鏡システムの信号処理装置。
より入力するものであることを特徴とする付記項1また
は2記載の電子内視鏡システムの信号処理装置。
め設定するデフォルト値を有し、このデフォルト値を外
部から再設定することが可能であることを特徴とする付
記項1乃至3のいずれかに記載の電子内視鏡システムの
信号処理装置。
する撮像手段と、少なくとも2系統以上のモニターに観
察画像を出力する複数の映像信号出力手段を有する電子
内視鏡システムの信号処理装置において、複数の映像信
号出力手段から出力される各々の映像信号について、そ
れぞれ個別に画質調整を行う複数の画質調整手段を有
し、前記複数の画質調整手段における画質調整の変化量
が、それぞれに独立に設定可能であることを特徴とする
電子内視鏡システムの信号処理装置。
おける画質調整の変化量は、外部から設定変更が可能で
あることを特徴とする付記項5に記載の電子内視鏡シス
テムの信号処理装置。
画質調整のデフォルト値が、外部から再設定可能である
ことを特徴とする付記項5に記載の電子内視鏡システム
の信号処理装置。
モニターに内視鏡観察画像を表示することが可能であ
り、それぞれのモニターにおける表示特性の差異により
生じる観察画像の画質変化を吸収し、各モニターにおけ
る観察画像の画質を均一なものにすることができる。こ
れにより、表示方式や表示媒体の種類によって異なる表
示特性を持つ複数のモニターに内視鏡観察画像の表示を
行おうとした場合にも、必ず同等の画像を表現できる。
ーにおいて、それぞれの画像調整手段における演算係数
を変更することによる調整効果をモニター毎に同等とす
ることができる。
の信号処理装置のの要部となる信号分配及び画質調整回
路を示すブロック図。
アドレスマップを示す説明図。
トラストモード設定に関するメニュー画面を示す説明
図。
力特性グラフをサブスクリーン表示する場合の説明図。
図。
図。
示す説明図。
ック図。
るタップ数と強調係数とを表示するメニュー画面を示す
説明図。
ロック図。
を示すブロック図。
図。
グチャート。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】 体腔内を撮像して得られた撮像信号を処
理して表示方式の異なる複数のモニターに対応した映像
信号の出力が可能な電子内視鏡システムの信号処理装置
において、 前記複数のモニターの各々に対応してそれぞれ別個に設
けられ、前記撮像信号に対して画質調整を行う画質調整
手段と、 前記画質調整手段の画質調整の変化量を前記複数のモニ
ター毎に設定可能な変化量設定手段と、 を備えたことを特徴とする電子内視鏡システムの信号処
理装置。 - 【請求項2】 体腔内を撮像して得られた撮像信号を処
理して表示方式の異なる複数のモニターに対応した映像
信号の出力が可能な電子内視鏡システムの信号処理装置
において、 前記複数のモニターの各々に対応してそれぞれ別個に設
けられ、前記撮像信号に対して画質調整を行う画質調整
手段と、 前記画質調整手段の画質調整の変化量を前記複数のモニ
ター毎に設定可能な変化量設定手段と、 前記変化量設定手段で設定された変化量を前記複数のモ
ニターに対応させて記憶する変化量記憶手段と、 前記複数のモニターのうちの所望のモニターに映像信号
を出力することが選択されたとき、前記画像調整手段の
うち前記所望のモニターに対応する画像調整手段が前記
変化量記憶手段に記憶された変化量に基づく画像調整を
行うように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子内視鏡システムの信号処
理装置。 - 【請求項3】 前記変化量設定手段は外部より入力する
ものであることを特徴とする請求項1または2記載の電
子内視鏡システムの信号処理装置。 - 【請求項4】 前記画質調整の変化量を予め設定するデ
フォルト値を有し、このデフォルト値を外部から再設定
することが可能であることを特徴とする請求項1乃至3
のいずれかに記載の電子内視鏡システムの信号処理装
置。
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---|---|---|---|
JP2002154448A JP4037688B2 (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 電子内視鏡システムの信号処理装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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- 2002-05-28 JP JP2002154448A patent/JP4037688B2/ja not_active Expired - Fee Related
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