JP2003339586A - 吸込口体及びこれを用いた電気掃除機 - Google Patents
吸込口体及びこれを用いた電気掃除機Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な構成で集塵能力を向上させることができ
ると共に、集塵能力を高めても走行操作が重くなるのを
軽減できる吸込口体及びこれを用いた電気掃除機を提供
すること。 【解決手段】左右に延びる吸込開口17bが底壁17に
設けられた吸込口本体13と、吸込口本体13を前後方
向に移動可能に支持して底壁17と清掃面21(31)
との間に間隙22を形成する複数の車輪(前輪19,後
輪20)を備えている。しかも、吸込開口17bには開
口縁部に沿って延びる方形状の可動枠25が配設されて
いる。この可動枠25は、左右の側壁28の前後方向の
略中央部が左右に延びる支持軸29を中心に上下回動可
能に吸込口本体13に支持されると共に、可動枠25の
下面30が支持軸29に対応する位置から前後に向かう
に従って上方に傾斜する前傾斜面30aと後傾斜面30
bを備え、前傾斜面30aと後傾斜面30bとの連設部
30cが底壁17から間隙22内に突出している。
ると共に、集塵能力を高めても走行操作が重くなるのを
軽減できる吸込口体及びこれを用いた電気掃除機を提供
すること。 【解決手段】左右に延びる吸込開口17bが底壁17に
設けられた吸込口本体13と、吸込口本体13を前後方
向に移動可能に支持して底壁17と清掃面21(31)
との間に間隙22を形成する複数の車輪(前輪19,後
輪20)を備えている。しかも、吸込開口17bには開
口縁部に沿って延びる方形状の可動枠25が配設されて
いる。この可動枠25は、左右の側壁28の前後方向の
略中央部が左右に延びる支持軸29を中心に上下回動可
能に吸込口本体13に支持されると共に、可動枠25の
下面30が支持軸29に対応する位置から前後に向かう
に従って上方に傾斜する前傾斜面30aと後傾斜面30
bを備え、前傾斜面30aと後傾斜面30bとの連設部
30cが底壁17から間隙22内に突出している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、底壁に清掃面の
塵埃を吸い込む吸込開口を設けた吸込口体及びこれを用
いた電気掃除機に関するものである。
塵埃を吸い込む吸込開口を設けた吸込口体及びこれを用
いた電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機には、例えば図14に
示したようなものが知られている。この電気掃除機は掃
除機本体1を有する。この掃除機本体1内には、集塵室
2が形成されていると共に、集塵室2内に吸込負圧を作
用させる電動送風機3が内蔵されている。4は集塵室2
内に配設された集塵袋(集塵フィルタ)としての紙パッ
クフィルタである。
示したようなものが知られている。この電気掃除機は掃
除機本体1を有する。この掃除機本体1内には、集塵室
2が形成されていると共に、集塵室2内に吸込負圧を作
用させる電動送風機3が内蔵されている。4は集塵室2
内に配設された集塵袋(集塵フィルタ)としての紙パッ
クフィルタである。
【0003】また、電気掃除機は、一端部が掃除機本体
1に接続されて紙パックフィルタ4に連通する集塵ホー
ス5と、集塵ホース5の他端部に取り付けられた手元操
作パイプ6と、手元操作パイプ6に接続された延長管7
と、延長管7に接続された吸込口体8を有する。9は手
元操作パイプ6に設けられた操作パネル、S1は操作パ
ネル9に設けられた電源OFF用のスイッチ、S2,S
3は操作パネル9に設けられた吸込風量切り替えと電源
ONをさせるスイッチである。
1に接続されて紙パックフィルタ4に連通する集塵ホー
ス5と、集塵ホース5の他端部に取り付けられた手元操
作パイプ6と、手元操作パイプ6に接続された延長管7
と、延長管7に接続された吸込口体8を有する。9は手
元操作パイプ6に設けられた操作パネル、S1は操作パ
ネル9に設けられた電源OFF用のスイッチ、S2,S
3は操作パネル9に設けられた吸込風量切り替えと電源
ONをさせるスイッチである。
【0004】この様な構成においては、スイッチS2又
はS3のON操作で電動送風機3が作動させられると、
電動送風機3の吸込負圧が集塵室2,紙パックフィルタ
4,集塵ホース5,手元操作パイプ6,延長管7を介し
て吸込口体8に作用する。
はS3のON操作で電動送風機3が作動させられると、
電動送風機3の吸込負圧が集塵室2,紙パックフィルタ
4,集塵ホース5,手元操作パイプ6,延長管7を介し
て吸込口体8に作用する。
【0005】これにより、吸込口体8内には下面に開口
する図15の吸込開口8aから塵埃がエアと共に吸い込
まれる。そして、この吸い込まれた塵埃及びエアは延長
管7,手元操作パイプ6,集塵ホース5を介して紙パッ
クフィルタ4内に吸い込まれる。そして、このエアのみ
が紙パックフィルタ4を透過して、このエア中の塵埃が
紙パックフィルタ4に捕集される。
する図15の吸込開口8aから塵埃がエアと共に吸い込
まれる。そして、この吸い込まれた塵埃及びエアは延長
管7,手元操作パイプ6,集塵ホース5を介して紙パッ
クフィルタ4内に吸い込まれる。そして、このエアのみ
が紙パックフィルタ4を透過して、このエア中の塵埃が
紙パックフィルタ4に捕集される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様な吸
込口体8には図15,図16に示した様に前輪10と後
輪11が走行車輪として設けられている。この前輪10
及び後輪11は、吸込口体8の底面と床面や畳等の清掃
面との間に一定の間隙12を形成して、吸込口体8の吸
込開口8aが清掃面に吸い付かない様にして、走行操作
を軽くしている。
込口体8には図15,図16に示した様に前輪10と後
輪11が走行車輪として設けられている。この前輪10
及び後輪11は、吸込口体8の底面と床面や畳等の清掃
面との間に一定の間隙12を形成して、吸込口体8の吸
込開口8aが清掃面に吸い付かない様にして、走行操作
を軽くしている。
【0007】しかし、絨毯等の清掃面を清掃する際に
は、絨毯の起毛が吸込開口8aを閉塞するので、吸込開
口8aが絨毯に吸い付く状態になり、走行車輪としての
前輪10及び後輪11を設けていても、走行操作が重く
なる傾向にある。
は、絨毯の起毛が吸込開口8aを閉塞するので、吸込開
口8aが絨毯に吸い付く状態になり、走行車輪としての
前輪10及び後輪11を設けていても、走行操作が重く
なる傾向にある。
【0008】そこで、この発明は、簡単な構成で集塵能
力を向上させることができると共に、集塵能力を高めて
も走行操作が重くなるのを軽減できる吸込口体及びこれ
を用いた電気掃除機を提供することを目的とするもので
ある。
力を向上させることができると共に、集塵能力を高めて
も走行操作が重くなるのを軽減できる吸込口体及びこれ
を用いた電気掃除機を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明では、左右に延びる吸込開口が底壁に設け
られた吸込口本体と、前記吸込口本体を前後方向に移動
可能に支持して前記底壁と清掃面との間に間隙を形成す
る車輪を備える吸込口体において、前記吸込口本体に
は、前記吸込開口内に配設され且つ前記吸込開口の開口
縁部に沿って延びる方形状の可動枠の左右の側壁の前後
方向の略中央部が、支持軸を中心に回動可能に支持され
ると共に、前記可動枠の下面が前記支持軸に対応する位
置から前後に向かうに従って上方に傾斜する前傾斜面と
後傾斜面を備え、前記前傾斜面と後傾斜面との連設部が
前記底壁から前記間隙内に突出している吸込口体とした
ことを特徴とする。
め、この発明では、左右に延びる吸込開口が底壁に設け
られた吸込口本体と、前記吸込口本体を前後方向に移動
可能に支持して前記底壁と清掃面との間に間隙を形成す
る車輪を備える吸込口体において、前記吸込口本体に
は、前記吸込開口内に配設され且つ前記吸込開口の開口
縁部に沿って延びる方形状の可動枠の左右の側壁の前後
方向の略中央部が、支持軸を中心に回動可能に支持され
ると共に、前記可動枠の下面が前記支持軸に対応する位
置から前後に向かうに従って上方に傾斜する前傾斜面と
後傾斜面を備え、前記前傾斜面と後傾斜面との連設部が
前記底壁から前記間隙内に突出している吸込口体とした
ことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。尚、図14〜図16と同一の部
分には同じ符号を付して説明する。
面に基づいて説明する。尚、図14〜図16と同一の部
分には同じ符号を付して説明する。
【0011】図1において、1は掃除機本体である。こ
の掃除機本体1内には、集塵室2が形成されていると共
に、集塵室2内に吸込負圧を作用させる電動送風機3が
内蔵されている。4は集塵室2内に配設された集塵袋
(集塵フィルタ)としての紙パックフィルタ、5は集塵
ホースである。
の掃除機本体1内には、集塵室2が形成されていると共
に、集塵室2内に吸込負圧を作用させる電動送風機3が
内蔵されている。4は集塵室2内に配設された集塵袋
(集塵フィルタ)としての紙パックフィルタ、5は集塵
ホースである。
【0012】この集塵ホース5は、一端部が掃除機本体
1に接続されて紙パックフィルタ4に連通している。ま
た、この集塵ホース5の他端部には手元操作パイプ6が
取り付けられ、手元操作パイプ6には延長管7を介して
吸込口体8が接続されている。
1に接続されて紙パックフィルタ4に連通している。ま
た、この集塵ホース5の他端部には手元操作パイプ6が
取り付けられ、手元操作パイプ6には延長管7を介して
吸込口体8が接続されている。
【0013】9は手元操作パイプ6に設けられた操作パ
ネル、S1は操作パネル9に設けられた電源OFF用の
スイッチ、S2,S3は操作パネル9に設けられた吸込
風量切り替えと電源ONをさせるスイッチである。
ネル、S1は操作パネル9に設けられた電源OFF用の
スイッチ、S2,S3は操作パネル9に設けられた吸込
風量切り替えと電源ONをさせるスイッチである。
【0014】また、吸込口体8は、左右に延びる吸込口
本体13と、吸込口本体13の後縁部の左右方向中央部
に前後方向軸線を中心に回転可能に取り付けられた回転
管(回転リング即ち環状体)14と、この前後方向軸線
と直交(交差)する軸線を中心に回転可能に回転管14
に保持された接続パイプ15を有する。尚、吸込口体8
は接続パイプ15が延長管7に接続されている。
本体13と、吸込口本体13の後縁部の左右方向中央部
に前後方向軸線を中心に回転可能に取り付けられた回転
管(回転リング即ち環状体)14と、この前後方向軸線
と直交(交差)する軸線を中心に回転可能に回転管14
に保持された接続パイプ15を有する。尚、吸込口体8
は接続パイプ15が延長管7に接続されている。
【0015】この吸込口本体13は上ケース16と下ケ
ース17を有し、この上ケース16と下ケース17との
間には図2(a)に示したように接続パイプ15に連通
する吸込室18が形成されている。この下ケース17の
底壁17aの前側の部分には左右に延びる長方形状の吸
込開口17bが形成されている。
ース17を有し、この上ケース16と下ケース17との
間には図2(a)に示したように接続パイプ15に連通
する吸込室18が形成されている。この下ケース17の
底壁17aの前側の部分には左右に延びる長方形状の吸
込開口17bが形成されている。
【0016】また、底壁17aの前縁部の左右両端部近
傍には図2(a),図2(b)に示したように前輪1
9,19が走行車輪として回転自在に取り付けられ、底
壁17aの後縁部の接続パイプ15の両側近傍には後輪
20,20が走行車輪として回転自在に取り付けられて
いる。
傍には図2(a),図2(b)に示したように前輪1
9,19が走行車輪として回転自在に取り付けられ、底
壁17aの後縁部の接続パイプ15の両側近傍には後輪
20,20が走行車輪として回転自在に取り付けられて
いる。
【0017】この前輪19と後輪20は、図2(a)に
示したように、吸込口本体13を前後に走行移動可能に
床面や畳等の清掃面21上に支持するようになっている
と共に、清掃面21との底壁17aとの間に間隙22を
形成させるようになっている。
示したように、吸込口本体13を前後に走行移動可能に
床面や畳等の清掃面21上に支持するようになっている
と共に、清掃面21との底壁17aとの間に間隙22を
形成させるようになっている。
【0018】更に、上ケース16の前壁16aの下縁部
には、左右方向両端部に位置すると共に、後方に向けて
吸込室18内に突出する突部23がストッパとして一体
に設けられている。尚、この突部23は、前壁16aの
下縁部の左右方向中央部に設けても良い。また、上ケー
ス16は吸込室18の下部側を形成する後壁16aを有
し、後壁16aの左右方向両端部には吸込室18に向け
て前側に突出するバネ受け突部24が形成されている。
には、左右方向両端部に位置すると共に、後方に向けて
吸込室18内に突出する突部23がストッパとして一体
に設けられている。尚、この突部23は、前壁16aの
下縁部の左右方向中央部に設けても良い。また、上ケー
ス16は吸込室18の下部側を形成する後壁16aを有
し、後壁16aの左右方向両端部には吸込室18に向け
て前側に突出するバネ受け突部24が形成されている。
【0019】更に、吸込開口17b内には、吸込開口1
7bの開口縁部に沿って延びる方形状の可動枠25が配
設されている。この可動枠25は、左右に延びる前壁2
6、前壁26と平行な後壁27、及び前壁26と後壁2
7の左右両端部同士を連設している側壁28,28を有
する。この可動枠25は、左右の各側壁28の前後方向
の略中央部が左右に延びる支持軸29を中心に上下回動
可能に吸込口本体13に装着されている。
7bの開口縁部に沿って延びる方形状の可動枠25が配
設されている。この可動枠25は、左右に延びる前壁2
6、前壁26と平行な後壁27、及び前壁26と後壁2
7の左右両端部同士を連設している側壁28,28を有
する。この可動枠25は、左右の各側壁28の前後方向
の略中央部が左右に延びる支持軸29を中心に上下回動
可能に吸込口本体13に装着されている。
【0020】また、各側壁28の下面30は、支持軸2
9に対応する位置から前後に向かうに従って上方に傾斜
する前傾斜面30aと後傾斜面30bを備えている。更
に、前傾斜面30aと後傾斜面30bとの連設部30c
が底壁17aから間隙22内に突出している。この連設
部30cの突出量は、可動枠25が支持軸29を中心に
前後方向に回動したときに、連設部30cが畳や床等の
清掃面21に当接しない量、例えば間隙22の寸法tの
略半分程度に設定されている。
9に対応する位置から前後に向かうに従って上方に傾斜
する前傾斜面30aと後傾斜面30bを備えている。更
に、前傾斜面30aと後傾斜面30bとの連設部30c
が底壁17aから間隙22内に突出している。この連設
部30cの突出量は、可動枠25が支持軸29を中心に
前後方向に回動したときに、連設部30cが畳や床等の
清掃面21に当接しない量、例えば間隙22の寸法tの
略半分程度に設定されている。
【0021】しかも、絨毯等の清掃面31を清掃する際
には、可動枠25は絨毯との摩擦抵抗により吸込口本体
13の走行方向前側の下面が清掃面31に接触し且つ吸
込口本体13の走行方向後側の下面と前記絨毯との間に
間隙が形成される様になっている。
には、可動枠25は絨毯との摩擦抵抗により吸込口本体
13の走行方向前側の下面が清掃面31に接触し且つ吸
込口本体13の走行方向後側の下面と前記絨毯との間に
間隙が形成される様になっている。
【0022】また、可動枠25の側壁28の後端部とバ
ネ受け突部24との間にはコイルスプリング32が弾性
部材として介装されていている。このコイルスプリング
32は、可動枠25を図2(a)、図3中時計回り方向
(回動方向)に回動付勢して、可動枠25の側壁28の
前端部をストッパとしての突部23に当接させ、可動枠
25の遊びによるガタツキを防止するようになってい
る。
ネ受け突部24との間にはコイルスプリング32が弾性
部材として介装されていている。このコイルスプリング
32は、可動枠25を図2(a)、図3中時計回り方向
(回動方向)に回動付勢して、可動枠25の側壁28の
前端部をストッパとしての突部23に当接させ、可動枠
25の遊びによるガタツキを防止するようになってい
る。
【0023】次に、この様な構成の電気掃除機の作用を
説明する。
説明する。
【0024】この様な構成においては、スイッチS2又
はS3のON操作で電動送風機3が作動させられると、
電動送風機3の吸込負圧が集塵室2,紙パックフィルタ
4,集塵ホース5,手元操作パイプ6,延長管7を介し
て吸込口体8の吸込室18に作用する。
はS3のON操作で電動送風機3が作動させられると、
電動送風機3の吸込負圧が集塵室2,紙パックフィルタ
4,集塵ホース5,手元操作パイプ6,延長管7を介し
て吸込口体8の吸込室18に作用する。
【0025】これにより、吸込口体8の吸込室18内に
は下面に開口する図2の吸込開口17bから塵埃がエア
と共に吸い込まれる。そして、この吸い込まれた塵埃及
びエアは延長管7,手元操作パイプ6,集塵ホース5を
介して紙パックフィルタ4内に吸い込まれる。そして、
このエアのみが紙パックフィルタ4を透過して、このエ
ア中の塵埃が紙パックフィルタ4に捕集される。
は下面に開口する図2の吸込開口17bから塵埃がエア
と共に吸い込まれる。そして、この吸い込まれた塵埃及
びエアは延長管7,手元操作パイプ6,集塵ホース5を
介して紙パックフィルタ4内に吸い込まれる。そして、
このエアのみが紙パックフィルタ4を透過して、このエ
ア中の塵埃が紙パックフィルタ4に捕集される。
【0026】この様な状態で手元操作パイプ6を掴んで
吸込口体8を前後に移動操作すると、吸込口体8は前輪
19及び後輪20により前後に走行移動し、清掃面2
1,31の塵埃が上述したようにして紙パックフィルタ
4に捕集されることになる。 <畳や床の清掃>ところで、畳や床等の清掃面21を清
掃する場合には、コイルスプリング32のバネ力(回動
付勢力)により可動枠25の側壁28の前端部が突部2
3に当接させられて、可動枠25のガタツキが防止され
ている。
吸込口体8を前後に移動操作すると、吸込口体8は前輪
19及び後輪20により前後に走行移動し、清掃面2
1,31の塵埃が上述したようにして紙パックフィルタ
4に捕集されることになる。 <畳や床の清掃>ところで、畳や床等の清掃面21を清
掃する場合には、コイルスプリング32のバネ力(回動
付勢力)により可動枠25の側壁28の前端部が突部2
3に当接させられて、可動枠25のガタツキが防止され
ている。
【0027】この状態で可動枠25は図2(a)に示し
たように連設部30c及び傾斜面30bが吸込開口17
bから下方に間隙22の略中央に位置するように突出し
ている。従って、この状態では、可動枠25が清掃面2
1に当たるようなことはない。 <絨毯の清掃>また、絨毯等の清掃面31を清掃する場
合には、図3に示したように可動枠25は連設部30c
が常に清掃面31に密接する。この状態では、清掃面3
1と吸込口体8の底壁17aとの間には図3〜図6に示
したように僅かな間隙22aが形成される。 (吸込口体8の前方移動)そして、吸込口体8を押して
前側(前方)に走行移動させるときには、図4,図5
(a)に示したように連設部30cが清掃面31の摩擦
抵抗により支持軸29を中心に反時計回り方向に回動さ
せられようとして、可動枠25の傾斜面30a及び前壁
26が清掃面31に密接させられるので、吸込開口17
bの前後方向の前側の半分は側方及び前方に間隙tを介
して連通していない。
たように連設部30c及び傾斜面30bが吸込開口17
bから下方に間隙22の略中央に位置するように突出し
ている。従って、この状態では、可動枠25が清掃面2
1に当たるようなことはない。 <絨毯の清掃>また、絨毯等の清掃面31を清掃する場
合には、図3に示したように可動枠25は連設部30c
が常に清掃面31に密接する。この状態では、清掃面3
1と吸込口体8の底壁17aとの間には図3〜図6に示
したように僅かな間隙22aが形成される。 (吸込口体8の前方移動)そして、吸込口体8を押して
前側(前方)に走行移動させるときには、図4,図5
(a)に示したように連設部30cが清掃面31の摩擦
抵抗により支持軸29を中心に反時計回り方向に回動さ
せられようとして、可動枠25の傾斜面30a及び前壁
26が清掃面31に密接させられるので、吸込開口17
bの前後方向の前側の半分は側方及び前方に間隙tを介
して連通していない。
【0028】従って、吸込口体8を押して前側(前方)
に走行移動させるときには、吸込開口17bの前側の半
分の吸込負圧が高くなり、清掃面(絨毯)31の起毛間
の塵埃を吸込開口17bの前側の高い吸込負圧で吸込室
18内に吸い込むことになる。
に走行移動させるときには、吸込開口17bの前側の半
分の吸込負圧が高くなり、清掃面(絨毯)31の起毛間
の塵埃を吸込開口17bの前側の高い吸込負圧で吸込室
18内に吸い込むことになる。
【0029】しかも、清掃面31である絨毯の起毛31
aは、吸込口体8の前方への走行移動に際して、可動枠
25の前壁26が通過する際に前側に倒される。この
際、前壁26の通過直後の起毛31a′が図5(b)の
如く自己の弾性力で起立して、前壁26により前側に倒
されている起毛31aと起立した起毛31a′との間に
起毛31a,31a′の基部間まで広がる比較的広い空
間33が形成される。この空間33には可動枠25の作
用により高い吸込負圧が作用する。これらの結果、起毛
31a,31a′の基部間に溜まっている砂等の細かい
塵埃が矢印Aで示したように高い吸込負圧により空間3
3を介して吸込室18に容易に吸い込まれることにな
る。
aは、吸込口体8の前方への走行移動に際して、可動枠
25の前壁26が通過する際に前側に倒される。この
際、前壁26の通過直後の起毛31a′が図5(b)の
如く自己の弾性力で起立して、前壁26により前側に倒
されている起毛31aと起立した起毛31a′との間に
起毛31a,31a′の基部間まで広がる比較的広い空
間33が形成される。この空間33には可動枠25の作
用により高い吸込負圧が作用する。これらの結果、起毛
31a,31a′の基部間に溜まっている砂等の細かい
塵埃が矢印Aで示したように高い吸込負圧により空間3
3を介して吸込室18に容易に吸い込まれることにな
る。
【0030】従って、吸込口体8を押して前側(前方)
に走行移動させるときには、吸込開口17bの前側半分
の吸込力を向上させることができる。
に走行移動させるときには、吸込開口17bの前側半分
の吸込力を向上させることができる。
【0031】一方、吸込口体8を押して前側(前方)に
走行移動させるときには、可動枠25の傾斜面30bが
後側上方に傾斜させられて清掃面31から上方に離間さ
せられると共に、後壁27が清掃面31から上方に離間
させられるので、吸込開口17bの後側の半分は間隙t
を介して後方及び側方が大気に連通することになる。こ
れにより、吸込口体8を押して前側(前方)に走行移動
させるときには、吸込開口17bの後側の半分は前側の
半分よりも吸込負圧が高くならないので、吸込開口17
bは全体として清掃面31である絨毯に高い吸込負圧で
吸い付くことはない。この結果、前輪19及び後輪20
を介して吸込口体8を前方にスムーズに走行移動操作す
ることができる。 (吸込口体8の後方移動)そして、吸込口体8を押して
後側(後方)に走行移動させるときには、図3、図6に
示したように連設部30cが清掃面31の摩擦抵抗によ
り支持軸29を中心に時計回り方向に回動させられよう
として、可動枠25の傾斜面30b及び後壁27が清掃
面31に密接させられるので、吸込開口17bの前後方
向の後側の半分は側方及び前方に間隙22aを介して連
通していない。
走行移動させるときには、可動枠25の傾斜面30bが
後側上方に傾斜させられて清掃面31から上方に離間さ
せられると共に、後壁27が清掃面31から上方に離間
させられるので、吸込開口17bの後側の半分は間隙t
を介して後方及び側方が大気に連通することになる。こ
れにより、吸込口体8を押して前側(前方)に走行移動
させるときには、吸込開口17bの後側の半分は前側の
半分よりも吸込負圧が高くならないので、吸込開口17
bは全体として清掃面31である絨毯に高い吸込負圧で
吸い付くことはない。この結果、前輪19及び後輪20
を介して吸込口体8を前方にスムーズに走行移動操作す
ることができる。 (吸込口体8の後方移動)そして、吸込口体8を押して
後側(後方)に走行移動させるときには、図3、図6に
示したように連設部30cが清掃面31の摩擦抵抗によ
り支持軸29を中心に時計回り方向に回動させられよう
として、可動枠25の傾斜面30b及び後壁27が清掃
面31に密接させられるので、吸込開口17bの前後方
向の後側の半分は側方及び前方に間隙22aを介して連
通していない。
【0032】従って、吸込口体8を引いて後側(後方)
に走行移動させるときには、吸込開口17bの後側の半
分の吸込負圧が高くなり、清掃面(絨毯)31の起毛間
の塵埃を吸込開口17bの後側の高い吸込負圧で吸込室
18内に吸い込むことになる。
に走行移動させるときには、吸込開口17bの後側の半
分の吸込負圧が高くなり、清掃面(絨毯)31の起毛間
の塵埃を吸込開口17bの後側の高い吸込負圧で吸込室
18内に吸い込むことになる。
【0033】しかも、清掃面31である絨毯の起毛31
aは、吸込口体8の後方への走行移動に際して、可動枠
25の後壁27が通過する際に後側に倒される。この
際、後壁27の通過直後の起毛31a′が図6(b)の
如く自己の弾性力で起立して、後壁27により後側に倒
されている起毛31aと起立した起毛31a′との間に
起毛31a,31a′の基部間まで広がる比較的広い空
間33が形成される。この空間33には可動枠25の作
用により高い吸込負圧が作用する。これらの結果、起毛
31a,31a′の基部間に溜まっている砂等の細かい
塵埃が高い吸込負圧により空間33を介して吸込室18
に容易に吸い込まれることになる。
aは、吸込口体8の後方への走行移動に際して、可動枠
25の後壁27が通過する際に後側に倒される。この
際、後壁27の通過直後の起毛31a′が図6(b)の
如く自己の弾性力で起立して、後壁27により後側に倒
されている起毛31aと起立した起毛31a′との間に
起毛31a,31a′の基部間まで広がる比較的広い空
間33が形成される。この空間33には可動枠25の作
用により高い吸込負圧が作用する。これらの結果、起毛
31a,31a′の基部間に溜まっている砂等の細かい
塵埃が高い吸込負圧により空間33を介して吸込室18
に容易に吸い込まれることになる。
【0034】従って、吸込口体8を引いて後側(後方)
に走行移動させるときには、吸込開口17bの後側半分
の吸込力を向上させることができる。
に走行移動させるときには、吸込開口17bの後側半分
の吸込力を向上させることができる。
【0035】一方、吸込口体8を引いて後側(後方)に
走行移動させるときには、可動枠25の傾斜面30aが
前側上方に傾斜させられて清掃面31から上方に離間さ
せられると共に、前壁26が清掃面31から上方に離間
させられるので、吸込開口17bの前側の半分は間隙2
2aを介して前方及び側方が大気に連通することにな
る。これにより、吸込口体8を引いて後側(後方)に走
行移動させるときには、吸込開口17bの前側の半分は
後側の半分よりも吸込負圧が高くならないので、吸込開
口17bは全体として清掃面31である絨毯に高い吸込
負圧で吸い付くことはない。この結果、前輪19及び後
輪20を介して吸込口体8を後方にスムーズに走行移動
操作することができる。 (変形例1)以上説明した実施例では、コイルスプリン
グ32のバネ力(回動付勢力)により、可動枠25のガ
タツキを防止するようにしたが、必ずしもこれに限定さ
れるものではない。
走行移動させるときには、可動枠25の傾斜面30aが
前側上方に傾斜させられて清掃面31から上方に離間さ
せられると共に、前壁26が清掃面31から上方に離間
させられるので、吸込開口17bの前側の半分は間隙2
2aを介して前方及び側方が大気に連通することにな
る。これにより、吸込口体8を引いて後側(後方)に走
行移動させるときには、吸込開口17bの前側の半分は
後側の半分よりも吸込負圧が高くならないので、吸込開
口17bは全体として清掃面31である絨毯に高い吸込
負圧で吸い付くことはない。この結果、前輪19及び後
輪20を介して吸込口体8を後方にスムーズに走行移動
操作することができる。 (変形例1)以上説明した実施例では、コイルスプリン
グ32のバネ力(回動付勢力)により、可動枠25のガ
タツキを防止するようにしたが、必ずしもこれに限定さ
れるものではない。
【0036】例えば、図7に示したように、ゴム或いは
スポンジゴム等の弾性部材34を突部23,24と可動
枠25の側壁28との間に配設すると共に、この弾性部
材34を突部23,24の下面及び側壁28の上面に接
着固定させた構成としても良い。この場合、可動枠25
が絨毯等の清掃面に接触していない状態では、図7に示
したように可動枠25が上下回動方向の中間位置に保持
されるように設定する。
スポンジゴム等の弾性部材34を突部23,24と可動
枠25の側壁28との間に配設すると共に、この弾性部
材34を突部23,24の下面及び側壁28の上面に接
着固定させた構成としても良い。この場合、可動枠25
が絨毯等の清掃面に接触していない状態では、図7に示
したように可動枠25が上下回動方向の中間位置に保持
されるように設定する。
【0037】そして、可動枠25を絨毯等の清掃面に接
触させた状態で、吸込口体8を前側に移動操作したとき
には、可動枠25が図4,図5と同様な状態で絨毯に接
触して、弾性部材34の後側が上方に圧縮変形される。
触させた状態で、吸込口体8を前側に移動操作したとき
には、可動枠25が図4,図5と同様な状態で絨毯に接
触して、弾性部材34の後側が上方に圧縮変形される。
【0038】一方、可動枠25を絨毯等の清掃面に接触
させた状態で、吸込口体8を後側に移動操作したときに
は、可動枠25が図3,図6と同様な状態で絨毯に接触
して、弾性部材34の前側が上方に圧縮変形される。
させた状態で、吸込口体8を後側に移動操作したときに
は、可動枠25が図3,図6と同様な状態で絨毯に接触
して、弾性部材34の前側が上方に圧縮変形される。
【0039】尚、本変形例でも、塵埃吸込作用は上述し
た図1〜図6の実施例と同じであるので、その説明は省
略する。 (変形例2)さらに、上述した実施例において図8に示
した様に、駆動モータ等の駆動手段により回転駆動され
る駆動車輪35,35を底壁17から突出させて吸込口
本体13に装着した構成としてもよい。この場合に駆動
車輪35の突出量は、可動枠25の突出量と略同じくす
る。これにより、駆動車輪35の絨毯に対する接触摩擦
抵抗が得られると共に、吸込口体8の前後方向への走行
移動に際して、上述したような可動枠25の回動作用が
損なわれるのを防止できる。 (変形例3)また、吸込口体8の可動枠25の形状は図
2〜図8に示したような形状に限定されるものではな
い。例えば、図9〜図13に示したような可動枠25と
しても良い。
た図1〜図6の実施例と同じであるので、その説明は省
略する。 (変形例2)さらに、上述した実施例において図8に示
した様に、駆動モータ等の駆動手段により回転駆動され
る駆動車輪35,35を底壁17から突出させて吸込口
本体13に装着した構成としてもよい。この場合に駆動
車輪35の突出量は、可動枠25の突出量と略同じくす
る。これにより、駆動車輪35の絨毯に対する接触摩擦
抵抗が得られると共に、吸込口体8の前後方向への走行
移動に際して、上述したような可動枠25の回動作用が
損なわれるのを防止できる。 (変形例3)また、吸込口体8の可動枠25の形状は図
2〜図8に示したような形状に限定されるものではな
い。例えば、図9〜図13に示したような可動枠25と
しても良い。
【0040】即ち、この可動枠25の前壁26の下縁部
及び後壁27の下縁部には、互いに接近する方向に延び
るフランジ26a,27aが形成されている。また、前
壁26及び後壁27の外側面は、支持軸29の中心(軸
線)を中心として円弧状に形成されている。更に、前壁
26とフランジ26aとの角部の外面及び後壁27とフ
ランジ27aの角部の外面は、大きなR状の曲面に形成
されていて、吸込口体8を前進操作又は後退操作したと
きに可動枠25が絨毯上をスムースに接触移動できるよ
うになっている。
及び後壁27の下縁部には、互いに接近する方向に延び
るフランジ26a,27aが形成されている。また、前
壁26及び後壁27の外側面は、支持軸29の中心(軸
線)を中心として円弧状に形成されている。更に、前壁
26とフランジ26aとの角部の外面及び後壁27とフ
ランジ27aの角部の外面は、大きなR状の曲面に形成
されていて、吸込口体8を前進操作又は後退操作したと
きに可動枠25が絨毯上をスムースに接触移動できるよ
うになっている。
【0041】しかも、上ケース16と下ケース17との
間には軸線を前後に向けた中間固定パイプ36が保持さ
れ、この中間固定パイプ36に回転管14が回転自在に
保持されている。尚、上述した図1〜図8に示した吸込
口体でも、この変形例におけるようにして回転管14が
取り付けられている。
間には軸線を前後に向けた中間固定パイプ36が保持さ
れ、この中間固定パイプ36に回転管14が回転自在に
保持されている。尚、上述した図1〜図8に示した吸込
口体でも、この変形例におけるようにして回転管14が
取り付けられている。
【0042】また、下ケース17には、図10に示した
ように、吸込開口17bの前縁を形成するフランジ(前
壁部)17c及び吸込開口17bの後縁を形成するフラ
ンジ(後壁部)17dが形成されている。しかも、中間
固定パイプ36の前端部には、外方に突出してフランジ
17d及び上ケース16に係合するフランジ(壁部)3
6aが形成されている。このフランジ36aは、吸込口
本体13の左右方向両端部まで延設されている。
ように、吸込開口17bの前縁を形成するフランジ(前
壁部)17c及び吸込開口17bの後縁を形成するフラ
ンジ(後壁部)17dが形成されている。しかも、中間
固定パイプ36の前端部には、外方に突出してフランジ
17d及び上ケース16に係合するフランジ(壁部)3
6aが形成されている。このフランジ36aは、吸込口
本体13の左右方向両端部まで延設されている。
【0043】そして、フランジ17cには支持軸29の
中心(軸線)を中心とする円弧状のガイド面37が形成
されている。また、フランジ(壁部)36aの下縁部と
これに係合するフランジ17dには、支持軸29の中心
(軸線)を中心とする円弧状のガイド面38がフランジ
36a,17dに跨って形成されている。
中心(軸線)を中心とする円弧状のガイド面37が形成
されている。また、フランジ(壁部)36aの下縁部と
これに係合するフランジ17dには、支持軸29の中心
(軸線)を中心とする円弧状のガイド面38がフランジ
36a,17dに跨って形成されている。
【0044】しかも、ガイド面37の左右方向両端部に
は円弧状のガイド溝(図示せず)が形成され、ガイド面
38の左右方向両端部には円弧状のガイド溝40が形成
されている(図13参照)。このガイド溝39,40の
下端39a,40aはストッパ部となっている。尚、ガ
イド溝39,40は、支持軸29の中心(軸線)を中心
とする円弧状に形成されている。
は円弧状のガイド溝(図示せず)が形成され、ガイド面
38の左右方向両端部には円弧状のガイド溝40が形成
されている(図13参照)。このガイド溝39,40の
下端39a,40aはストッパ部となっている。尚、ガ
イド溝39,40は、支持軸29の中心(軸線)を中心
とする円弧状に形成されている。
【0045】更に、前壁26の左右方向両端部には前側
に突出するストッパ突部41が形成され、後壁27の左
右方向両端部には後側に突出するストッパ突部42が形
成されている。このストッパ突部41はガイド面37の
左右方向両端部に設けた円弧状のガイド溝(図示せず)
に上下移動可能に挿入され、ストッパ突部42はガイド
溝40に上下回移動可能に挿入されている。
に突出するストッパ突部41が形成され、後壁27の左
右方向両端部には後側に突出するストッパ突部42が形
成されている。このストッパ突部41はガイド面37の
左右方向両端部に設けた円弧状のガイド溝(図示せず)
に上下移動可能に挿入され、ストッパ突部42はガイド
溝40に上下回移動可能に挿入されている。
【0046】次に、この様な構成の吸込口体の作用を説
明する。 <畳や床の清掃>ところで、畳や床等の清掃面21を清
掃する場合には、コイルスプリング32のバネ力(回動
付勢力)により可動枠25のストッパ突部42がガイド
溝40の下端に当接させられていて、可動枠25のガタ
ツキが防止されている。
明する。 <畳や床の清掃>ところで、畳や床等の清掃面21を清
掃する場合には、コイルスプリング32のバネ力(回動
付勢力)により可動枠25のストッパ突部42がガイド
溝40の下端に当接させられていて、可動枠25のガタ
ツキが防止されている。
【0047】この状態で可動枠25は連設部30c及び
傾斜面30bが吸込開口17bから下方に間隙22の略
中央に位置するように突出している。従って、この状態
では、吸込口体8を前方に移動操作しても、後方に移動
操作しても、可動枠25が畳や床等の清掃面21に当た
るようなことはない。 <絨毯の清掃>また、絨毯等の清掃面31を清掃する場
合には、図9に示したように可動枠25は連設部30c
が常に清掃面31に密接する。この状態では、清掃面3
1と吸込口体8の底壁17との間には僅かな間隙22a
が形成される。
傾斜面30bが吸込開口17bから下方に間隙22の略
中央に位置するように突出している。従って、この状態
では、吸込口体8を前方に移動操作しても、後方に移動
操作しても、可動枠25が畳や床等の清掃面21に当た
るようなことはない。 <絨毯の清掃>また、絨毯等の清掃面31を清掃する場
合には、図9に示したように可動枠25は連設部30c
が常に清掃面31に密接する。この状態では、清掃面3
1と吸込口体8の底壁17との間には僅かな間隙22a
が形成される。
【0048】そして、吸込口体8を図9,図10に示し
た様に前側(前方)に移動操作したとき、可動枠25に
設けた前傾斜面30aと後傾斜面30bとの連設部30
cが絨毯等の清掃面31の摩擦力により後方に移動させ
られて、可動枠25がコイルスプリング32のバネ力に
抗して支持軸29の回りに反時計回りに回動させられ
る。そして、可動枠25のストッパ突部41がガイド面
37の左右方向両端部に設けた円弧状のガイド溝(図示
せず)の下端に当接させられ、前側傾斜面30aが略水
平となる。
た様に前側(前方)に移動操作したとき、可動枠25に
設けた前傾斜面30aと後傾斜面30bとの連設部30
cが絨毯等の清掃面31の摩擦力により後方に移動させ
られて、可動枠25がコイルスプリング32のバネ力に
抗して支持軸29の回りに反時計回りに回動させられ
る。そして、可動枠25のストッパ突部41がガイド面
37の左右方向両端部に設けた円弧状のガイド溝(図示
せず)の下端に当接させられ、前側傾斜面30aが略水
平となる。
【0049】また、吸込口体8を図11,図12に示し
た様に後側(後方)に移動操作したとき、可動枠25に
設けた前傾斜面30aと後傾斜面30bとの連設部30
cが絨毯等の清掃面31の摩擦力により前方に移動させ
られて、可動枠25が支持軸29の回りに時計回りに回
動させられる。そして、可動枠25のストッパ突部42
がガイド溝40の下端に当接して、前側傾斜面30bが
略水平となる。
た様に後側(後方)に移動操作したとき、可動枠25に
設けた前傾斜面30aと後傾斜面30bとの連設部30
cが絨毯等の清掃面31の摩擦力により前方に移動させ
られて、可動枠25が支持軸29の回りに時計回りに回
動させられる。そして、可動枠25のストッパ突部42
がガイド溝40の下端に当接して、前側傾斜面30bが
略水平となる。
【0050】この様にストッパ突部41,42とガイド
溝39,40の作用により、可動枠25の支持軸29回
りの回動範囲が所定範囲内に規制される。
溝39,40の作用により、可動枠25の支持軸29回
りの回動範囲が所定範囲内に規制される。
【0051】尚、吸込口体8を図9,図10に示した様
に前側(前方)に移動操作したとき、或いは吸込口体8
を図11,図12に示した様に後側(後方)に移動操作
したときの可動枠25の作用は、可動枠25の回動範囲
を規制する作用以外は図1〜図8に示した実施例と同じ
であるので、その説明を省略する。
に前側(前方)に移動操作したとき、或いは吸込口体8
を図11,図12に示した様に後側(後方)に移動操作
したときの可動枠25の作用は、可動枠25の回動範囲
を規制する作用以外は図1〜図8に示した実施例と同じ
であるので、その説明を省略する。
【0052】以上説明したこの発明の実施の形態の吸込
口体8は、左右に延びる吸込開口17bが底壁17に設
けられた吸込口本体13と、吸込口本体13を前後方向
に移動可能に清掃面21(31)に支持して底壁17と
清掃面21(31)との間に間隙22を形成する複数の
車輪(前輪19,後輪20)を備えている。しかも、吸
込口本体13には、吸込開口17b内に配設され且つ吸
込開口17bの開口縁部に沿って延びる方形状の可動枠
25の左右の側壁28の前後方向の略中央部が、支持軸
29を中心に回動可能に支持されている。また、側壁2
8の下面30は支持軸29に対応する位置から前後に向
かうに従って上方に傾斜する前傾斜面30aと後傾斜面
30bを備えていると共に、前傾斜面30aと後傾斜面
30bとの連設部30cが底壁17から間隙22内に突
出している。
口体8は、左右に延びる吸込開口17bが底壁17に設
けられた吸込口本体13と、吸込口本体13を前後方向
に移動可能に清掃面21(31)に支持して底壁17と
清掃面21(31)との間に間隙22を形成する複数の
車輪(前輪19,後輪20)を備えている。しかも、吸
込口本体13には、吸込開口17b内に配設され且つ吸
込開口17bの開口縁部に沿って延びる方形状の可動枠
25の左右の側壁28の前後方向の略中央部が、支持軸
29を中心に回動可能に支持されている。また、側壁2
8の下面30は支持軸29に対応する位置から前後に向
かうに従って上方に傾斜する前傾斜面30aと後傾斜面
30bを備えていると共に、前傾斜面30aと後傾斜面
30bとの連設部30cが底壁17から間隙22内に突
出している。
【0053】この構成によれば、簡単な構成で集塵能力
を向上させることができると共に、集塵能力を高めても
走行操作が重くなるのを軽減できる。
を向上させることができると共に、集塵能力を高めても
走行操作が重くなるのを軽減できる。
【0054】また、この発明の実施の形態によれば、可
動枠25は、吸込口本体13の走行方向前側の下面が絨
毯(清掃面31)に接触し且つ吸込口本体13の走行方
向後側の下面と絨毯との間に間隙22aが形成される様
に形成されている。この構成によれば、簡単な構成で集
塵能力を向上させることができると共に、集塵能力を高
めても走行操作が重くなるのを軽減できる。
動枠25は、吸込口本体13の走行方向前側の下面が絨
毯(清掃面31)に接触し且つ吸込口本体13の走行方
向後側の下面と絨毯との間に間隙22aが形成される様
に形成されている。この構成によれば、簡単な構成で集
塵能力を向上させることができると共に、集塵能力を高
めても走行操作が重くなるのを軽減できる。
【0055】更に、可動枠25はコイルスプリング32
等の弾性部材或いはゴム又はスポンジゴム等の弾性部材
34により回動方向の所定位置まで回動付勢されてい
る。この構成によれば、畳や床等を清掃する際に、可動
枠25がガタ付くことがない。
等の弾性部材或いはゴム又はスポンジゴム等の弾性部材
34により回動方向の所定位置まで回動付勢されてい
る。この構成によれば、畳や床等を清掃する際に、可動
枠25がガタ付くことがない。
【0056】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成し
たので、簡単な構成で集塵能力を向上させることができ
ると共に、集塵能力を高めても吸込口体の走行操作が重
くなるのを軽減できる。
たので、簡単な構成で集塵能力を向上させることができ
ると共に、集塵能力を高めても吸込口体の走行操作が重
くなるのを軽減できる。
【図1】この発明に係る電気掃除機の概略斜視図であ
る。
る。
【図2】(a)は図1の吸込口体の一部を可動枠の側壁
に沿って破断して示した側面図、(b)は(a)の吸込
口体を裏返して示した斜視図である。
に沿って破断して示した側面図、(b)は(a)の吸込
口体を裏返して示した斜視図である。
【図3】図1,図2に示した吸込口体の一部を左右方向
中央部において破断して示した後退状態の作用説明図で
ある。
中央部において破断して示した後退状態の作用説明図で
ある。
【図4】図1,図2に示した吸込口体の一部を左右方向
中央部において破断して示した前進状態の作用説明図で
ある。
中央部において破断して示した前進状態の作用説明図で
ある。
【図5】(a)は図4の部分拡大説明図、(b)は
(a)の要部拡大説明図である。
(a)の要部拡大説明図である。
【図6】(a)は図3の部分拡大説明図、(b)は
(a)の要部拡大説明図である。
(a)の要部拡大説明図である。
【図7】この発明の吸込口体の変形例を示す斜視図であ
る。
る。
【図8】この発明の吸込口体の他の変形例を示す斜視図
である。
である。
【図9】この発明の吸込口体の更に他の変形例を示すも
ので、吸込口体を絨毯等の清掃面で前進させたときの作
用を示す断面図である。
ので、吸込口体を絨毯等の清掃面で前進させたときの作
用を示す断面図である。
【図10】図9の要部拡大断面図である。
【図11】図9の吸込口体を絨毯等の清掃面で後退させ
たときの断面図である。
たときの断面図である。
【図12】図11の要部拡大断面図である。
【図13】図9の可動枠に設けられるストッパ突部と吸
込口体のガイド溝との関係を示す部分分解斜視図であ
る。
込口体のガイド溝との関係を示す部分分解斜視図であ
る。
【図14】従来の電気掃除機の概略斜視図である。
【図15】図14の吸込口体を部分的に破断して示した
側面図である。
側面図である。
【図16】図14の吸込口体を裏返して示した斜視図で
ある。
ある。
8・・・吸込口体
13・・・吸込口本体
17・・・底壁
17a・・・吸込開口
19,20・・・前輪(走行車輪)
21・・・清掃面
22・・・間隙
25・・・可動枠
28・・・側壁
29・・・支持軸
30・・・下面
30a・・・前傾斜面
30b・・・後傾斜面
30c・・・連設部
31・・・清掃面
32・・・コイルスプリング(弾性部材)
34・・・弾性部材
Claims (4)
- 【請求項1】左右に延びる吸込開口が底壁に設けられた
吸込口本体と、前記吸込口本体を前後方向に移動可能に
支持して前記底壁と清掃面との間に間隙を形成する車輪
を備える吸込口体において、 前記吸込口本体には、前記吸込開口内に配設され且つ前
記吸込開口の開口縁部に沿って延びる方形状の可動枠の
左右の側壁の前後方向の略中央部が、支持軸を中心に回
動可能に支持されると共に、前記可動枠の下面が前記支
持軸に対応する位置から前後に向かうに従って上方に傾
斜する前傾斜面と後傾斜面を備え、前記前傾斜面と後傾
斜面との連設部が前記底壁から前記間隙内に突出してい
ることを特徴とする吸込口体。 - 【請求項2】前記可動枠は、前記吸込口本体の走行方向
前側の下面が絨毯に接触し且つ前記吸込口本体の走行方
向後側の下面と前記絨毯との間に間隙が形成される様に
形成されていることを特徴とする請求項1に記載の吸込
口体。 - 【請求項3】前記可動枠は弾性部材により回動方向の所
定位置まで回動付勢されていることを特徴とする請求項
1又は2に記載の吸込口体。 - 【請求項4】請求項1〜3に記載のいずれか一つの吸込
口体を備える電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002149549A JP2003339586A (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | 吸込口体及びこれを用いた電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002149549A JP2003339586A (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | 吸込口体及びこれを用いた電気掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003339586A true JP2003339586A (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=29767681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002149549A Pending JP2003339586A (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | 吸込口体及びこれを用いた電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003339586A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005074778A1 (en) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Aktiebolaget Electrolux | Vacuum cleaner nozzle |
EP2398368A1 (en) * | 2009-02-20 | 2011-12-28 | Aktiebolaget Electrolux | Vacuum cleaner nozzle |
-
2002
- 2002-05-23 JP JP2002149549A patent/JP2003339586A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005074778A1 (en) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Aktiebolaget Electrolux | Vacuum cleaner nozzle |
CN100455248C (zh) * | 2004-02-06 | 2009-01-28 | 电气联合股份有限公司 | 真空吸尘器管嘴 |
EP2398368A1 (en) * | 2009-02-20 | 2011-12-28 | Aktiebolaget Electrolux | Vacuum cleaner nozzle |
EP2398368A4 (en) * | 2009-02-20 | 2013-07-24 | Electrolux Ab | vacuum cleaner nozzle |
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