JP2003339486A - 幼児用安全ゲート - Google Patents

幼児用安全ゲート

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JP2003339486A
JP2003339486A JP2002153948A JP2002153948A JP2003339486A JP 2003339486 A JP2003339486 A JP 2003339486A JP 2002153948 A JP2002153948 A JP 2002153948A JP 2002153948 A JP2002153948 A JP 2002153948A JP 2003339486 A JP2003339486 A JP 2003339486A
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door body
frame
door
safety gate
projecting
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JP2002153948A
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Keiichi Nakai
慶一 中井
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Ides KK
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Ides KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドア幅及び枠幅の調整範囲が広
く、一般家庭用住宅における多種類の通路幅に対応して
着脱可能な幼児用安全ゲート、更には、軽量で美観にも
優れた幼児用安全ゲートを提供する。 【解決手段】 左右の側枠11,12における両
下端部を下枠13によって連接してなる枠体10と、該
枠体10内に配置されるとともに前記側枠の一方に枢支
されて前後方向へ回動自在なドア体20とを備え、前記
枠体10を通路間に着脱するようにした幼児用安全ゲー
トにおいて、前記下枠13と前記ドア体20との各々
は、略水平方向の全長寸法を可変可能なように、複数の
部材をスライド可能に係合してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通路や下り階段へ
の入り口等に取り付けられて、幼児等が勝手に通過して
しまう危険を阻止するための幼児用安全ゲートに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の幼児用安全ゲートには、
例えば、特開平11−332703号公報に記載された
もののように、左右の側枠における両下端部を下枠によ
って連接してなる枠体と、該枠体内に配置されるととも
に前記側枠の一方に枢支されて前後方向へ回動自在なド
ア体とを備え、前記枠体を通路の対向壁間に着脱できる
ようにするために、前記両側枠の外側面に突張部材を螺
合し、該突張部材の頭部分を通路の対向壁へ押し当てる
ようにしたものがある。
【0003】しかしながら、上記従来技術によれば、突
張部材の捩じ込み量を調整することにより、異なる幅の
通路に着脱できるようにしているため、左右の突張部材
間の幅調整範囲が狭く、通路幅が広すぎたり狭すぎたり
して通路の対向壁間に取り付けられなくなる場合があっ
た。また、上記従来技術では、合成樹脂材料のブロー成
形によりドア体を形成しているため、ドア体に厚みがあ
り重たいイメージを有するため、薄肉且つ軽量な上、視
覚的にも軽いイメージのドア体が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来事情
に鑑みてなされたものであり、その目的とする処は、ド
ア幅及び枠幅の調整範囲が広く、一般家庭用住宅におけ
る多種類の通路幅に対応して着脱可能な幼児用安全ゲー
ト、更には、軽量で美観にも優れた幼児用安全ゲートを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第一の発明では、左右の側枠における両下端部を下
枠によって連接してなる枠体と、該枠体内に配置される
とともに前記側枠の一方に枢支されて前後方向へ回動自
在なドア体とを備え、前記枠体を通路間に着脱するよう
にした幼児用安全ゲートにおいて、前記下枠と前記ドア
体との各々は、略水平方向の全長寸法を可変可能なよう
に、複数の部材をスライド可能に係合してなることを特
徴とする。
【0006】更に、第二の発明では、上記ドア体は、略
水平方向へ延設された波板部を有する複数のドア板から
なり、これら複数のドア板を、前記波板部同士で重ね合
わせていることを特徴とする。
【0007】また、第三の発明では、上記下枠は、上記
ドア体を枢支している一方の側枠を固定する管状部材
と、他方の側枠を固定する管状部材とを、スライド伸縮
可能に内外に重ね合わせ、前記他方の側枠に固定された
管状部材に、縦断面略山形状の躓き防止カバーを覆い被
せてなることを特徴とする。
【0008】また、第四の発明では、上記ドア体の揺動
端部側の側枠における上下側の各々に、凹部を配設する
とともに、上記ドア体の揺動端部における上下側の各々
に、前記各凹部に係脱すべく出没する出没突部を配設
し、更に同揺動端部の上端側には前記出没突部を没入操
作する操作部材を設け、前記各出没突部は、上記ドア体
が閉じられる際、前記各凹部の縁部分に当接することで
没入した後に前記各凹部内に突出し、上記ドア体が開か
れる際には前記操作部材の動作に連動して没入されるよ
うに、上下スライド可能に前記操作部材に係合されてい
ることを特徴とする。
【0009】また、第五の発明では、上記ドア体をロッ
ク可能なロック機構を備え、該ロック機構は、上記操作
部材を上記ドア体に係脱させるようにしたことを特徴と
する。
【0010】更に、第六の発明では、上記ドア体を枢支
している一方の側枠は、上記ドア体と一体的に回動する
筒部と、上下端部を突出させた状態で前記筒部内に挿入
された軸支部材と、該軸支部材の前記上下端側を覆い包
んで前記筒部と一体的に回動すべく装着された筒状スペ
ーサと、前記軸支部材と前記筒状スペーサとの間に設け
られた筒状の安全カラーと、通路面に当接すべく頭部を
外方向きに突出させた状態で螺子部を前記筒状スペーサ
及び前記安全カラーに貫通させて前記軸支部材に螺合さ
せた突っ張り螺子部材とを備え、前記筒状スペーサの周
壁には、前記突っ張り螺子部材の螺子部を周方向に案内
する長孔が形成され、前記安全カラーは、前記長孔を前
記筒状スペーサ内面側から覆うことで、前記長孔内に指
が差し込まれるのを防止していることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。この幼児用安全ゲートAは、左右
の側枠11,12における両下端部を下枠13によって
連接してなる枠体10と、該枠体10内に配置されると
ともに一方の右側枠12に枢支されて前後方向へ回動自
在なドア体20とを備える(図1参照)。
【0012】枠体10は、下枠13の左端部(図1にお
ける左端部)に左側枠11を直立状に嵌合するととも
に、同下枠13の右端部(図1における右端部)に右側
枠12を直立状に嵌合してなり、左右上下の突っ張り螺
子部材14,14,14,14によって、通路の対向壁
間や下り階段の入口等に着脱される。
【0013】下枠13は、水平方向の全長寸法を可変可
能にすべくスライド伸縮可能に内外に重ね合わせられた
左右の管状部材13a,13bと、左側管状部材13a
の左端部に嵌合されて左側枠11を固定する左側接続部
材13cと、右側管状部材13bの右端部に嵌合されて
右側枠12を固定する右側接続部材13dとからなる。
【0014】スライド伸縮する左右二本の管状部材13
a,13bを固定する手段は、二本の管体を管状部材1
3a,13bを所望とする長さで固定できれば、周知の
何れの手段を用いてもよい。例えば、内側となる前記管
状部材の周壁にスプリングで付勢されて径方向内外へ出
没する突部を設けるとともに、外側となる前記管状部材
に前記突部に係合可能な係合孔を長手方向に複数設け、
前記突部を前記係合孔に係合させて所望とする長さで固
定されるようにしてもよいし、あるいは、内側となる前
記管状部材の周壁に螺子孔を設けるとともに、外側とな
る前記管状部材に複数の螺子貫挿孔を長手方向に複数設
け、所望とする前記螺子貫挿孔に外方から螺子を挿入し
前記螺子孔に螺合させるようにしてもよい。
【0015】左側接続部材13cは、左側管状部材13
aの左端部に嵌合するとともに同左側管状部材13aを
上方から覆い包む躓き防止カバー部13c1と、該躓き
防止カバー部13c1に略直立して左側枠11の下端部
に嵌合する上方嵌合部13c2とから一体に構成され、
本実施の形態の一例では正面視略L字状に形成されてい
る。そして、この左側接続部材13cは、前記躓き防止
カバー部13c1の左端側上面に、後述するドア体20
の下側出没突部25aを係脱するための凹部13c3を
有し、該凹部13c3の縁部分における前記下側出没突
部25aに対向する部位には、R面取り状の案内面13
c4(図3参照)が形成されている。また、前記上方嵌
合部13c2における枠体10外方側には、後述する突
っ張り螺子部材14が取付けられている。
【0016】前記躓き防止カバー部13c1は、前後に
傾斜面を有する縦断面略山形状を呈するとともに、その
底面側を、左側管状部材13a及び右側管状部材13b
へ嵌脱可能に形成している。そして、この躓き防止カバ
ー部13c1は、左側管状部材13a及び右側管状部材
13bにおける左側枠11よりに覆い被せられる。すな
わち、左側枠11と右側枠12の間を歩行する幼児等
は、通常、ドア体20を迂回するようにして左側枠11
側を通り抜ける。したがって、躓き防止カバー部13c
1は、左側枠11よりに配置されることで、幼児等の躓
きを防止することになり、右側枠12よりについては、
幼児等が通り抜けることがないため、右側管状部材13
bが露出されていても躓きの問題を生じない。
【0017】右側接続部材13dは、右側管状部材13
bの右端部を嵌合する側方嵌合部13d1と、該側方嵌
合部13d1に略直立し右側枠12の下端部を嵌合する
上方嵌合部13d2とからなる。
【0018】左側枠11は、前記左側接続部材13cに
略直立状に嵌合された軸状または管状の部材であり、そ
の上端に、後述するドア体20に係合させるための係合
部材11aを嵌合している。係合部材11aは、枠体1
0内方側における上端側に切欠部11a1を形成し、こ
の切欠部11a1の上面に、後述するドア体20の上側
出没突部25bを係脱するための凹部11a2を形成
し、該凹部11a2の縁部分には、前記上側出没突部2
5bに対向する部位に、R面取り状の案内面11a3
(図3参照)を形成している。また、この係合部材11
aにおける枠体10外方側には、後述する突っ張り螺子
部材14が取付けられている。
【0019】右側枠12は、ドア体20と一体的に回動
する筒部12aと、該筒部12a内に挿入された軸支部
材12bと、該軸支部材12bの上端側を覆い包む筒状
スペーサ12cと、同軸支部材12bの下端部を覆い包
む筒状スペーサ12dと、軸支部材12bと筒状スペー
サ12cとの間、及び軸支部材12bと筒状スペーサ1
2dとの間にそれぞれ設けられた筒状の安全カラー12
e,12eとからなり(図4参照)、前記筒状スペーサ
12c,12dには、それぞれ後述する突っ張り螺子部
材14が貫挿されている。
【0020】軸支部材12bは、軸状または管状の部材
であり、右側接続部材13dに略直立状に嵌合されてい
る。筒部12aは、後述するドア体20の右側ドア板2
2に一体成形された筒状の部位であり、前記軸支部材1
2bの上下端側を露出させるように同軸支部材12bに
環装される。
【0021】安全カラー12eは、露出された軸支部材
12bの上下端側にそれぞれ環装される筒状の部材であ
り、後述する突っ張り螺子部材14の螺子部14bを貫
挿させている。この安全カラー12eは、その外径を、
筒状スペーサ12c,12d内面に摺接する程度に設定
しており、筒状スペーサ12c,12dにおける後述す
る長孔12c1,12d1を内面側から覆う。
【0022】上端側の筒状スペーサ12cは、軸支部材
12bの露出された上端部及び前記安全カラー12eを
覆い包む有底筒状を呈し、筒部12aと一体的に回動す
るように装着されている。この筒状スペーサ12cの周
壁には、突っ張り螺子部材14の螺子部14bを貫挿さ
せて周方向に案内する水平状の長孔12c1が形成され
ている。
【0023】下端側の筒状スペーサ12dは、軸支部材
12bの露出された下端側及び前記安全カラー12eを
覆い包む筒状を呈し、筒部12aと一体的に回動するよ
うに装着されている。この筒状スペーサ12dの周壁に
は、突っ張り螺子部材14の螺子部14bを貫挿させて
周方向に案内する水平状の長孔12d1が形成されてい
る。
【0024】上記構成の右側枠12によれば、筒状スペ
ーサ12c,12dの長孔12c1,12d1から幼児
等の指が挿入されようとするのを、安全カラー12e,
12eによって阻止することができる。
【0025】また、上記枠体10には、その上下左右の
各々の部位に、通路壁面等に当接させるように、頭部1
4aを外方向きに突出させた突っ張り螺子部材14が螺
合されている。各突っ張り螺子部材14は、外周面に凹
凸部を有する円柱形状の頭部14aと、該頭部14aの
中心から突出する螺子部14bとからなり、左側枠11
の上下端側各々、及び右側枠12における軸支部材12
bの上下端側各々に、それぞれ螺合されている。これら
突っ張り螺子部材14は、それぞれ捻じ込み量が調整さ
れて、通路の対向壁等に頭部14aを当接させる。
【0026】次に、上記構成の枠体10に装着されるド
ア体20について詳細に説明する。ドア体20は、水平
方向の全長寸法を可変可能なように、右側ドア板22と
左側ドア板21とをスライド可能に係合してなる。
【0027】右側ドア板22は、合成樹脂材料を射出成
形することによって形成された略板状の部材であり、上
下側各々に縦断面波板形状の複数の波板部22aを略水
平方向へ延設しており、その右端の側部には、上述した
筒部12aを一体成形している。この右側ドア板22の
上部側に形成された平坦部位22bと下部側に形成され
た平坦部位22cとには、それぞれ略水平方向の長孔2
2b1と長孔22c1とが形成され、該長孔22bに
は、ドア長さ調整ボルト24が貫挿される。また、この
右側ドア板22の上端縁と下端縁とには、それぞれ略水
平方向へ折曲する折曲部22dと折曲部22eとが形成
されている。
【0028】前記ドア長さ調整ボルト24は、花やキャ
ラクター等の形状に形成された頭部24bの中心に、螺
子部24aを同軸状に固定してなり、前記頭部24bが
手で摘まれて回せられるように構成してある。
【0029】左側ドア板21は、合成樹脂材料を射出成
形することによって形成された略板状の部材であり、上
記右側ドア板22の各波板部22aに重なり合う複数の
波板部21aを略水平方向へ延設し、その左端の側部に
は、後述する係脱ロック機構25を具備するための筒部
21bを一体成形している。また、この右側ドア板22
の上端縁と下端縁とには、それぞれ水平方向へ折曲する
折曲部21cと折曲部21dとが形成されている。
【0030】上記構成の右側ドア板22と左側ドア板2
1とは、重ね合わせられて略水平方向の全長寸法を可変
可能なドア体20を構成する。その際、右側ドア板22
の各波板部22aと左側ドア板21の各波板部21aと
が重ね合わせられ、二枚のドア板22,21が分離され
ないように、最上端部位で重ね合わせられた折曲部22
d,21cと、最下端部位で重ね合わせられた折曲部2
2e,21dとに、それぞれ連結部材23が嵌め込まれ
る。
【0031】そして、右側ドア板22の上下の長孔22
b1,22b1にそれぞれドア長さ調整ボルト24が挿
入され、ドア長さ調整ボルト24の螺子部24aが左側
ドア板21に螺合される。尚、前記螺子部24aを左側
ドア板21に螺合させる手段は、左側ドア板21の上下
の平坦部位21e,21fにそれぞれ螺子孔を形成して
該螺子孔に螺子部24aを螺合させてもよいし、同平坦
部位21e,21fにナット部材を固定して該ナット部
材に螺子部24aを螺合させるようにしても構わない。
【0032】前記連結部材23は、塑性変形可能な金属
板や合成樹脂材料等からなり、重ね合わせられた上記折
曲部22d,21c又は折曲部22e,21dを覆い包
む形状に形成され、折曲部22d,21cの上方側、あ
るいは折曲部22e,21d下方側から嵌め込まれ、右
側ドア板22に対して左側ドア板21がスムーズにスラ
イドする程度に、右側ドア板22と左側ドア板21とを
上下部位で締め合わせている。
【0033】而して、上記構成によれば、右側ドア板2
2に対し左側ドア板21をスライドさせることで、ドア
体20の略水平方向の全長寸法を可変可能である。しか
も、左側ドア板21は、重ね合わせられた波板部21a
及び波板部22aによって案内されるため、そのスライ
ドがスムーズに行われる。尚、ドア体20の全長寸法を
所望とする長さに調整した後には、上下のドア長さ調整
ボルト24,24を締め付けることで、左側ドア板21
を右側ドア板22に固定することができる。
【0034】次に、ドア体20の揺動端部を左側枠11
へ係脱させるとともにドア体20の閉状態でロックする
係脱ロック機構25について詳細に説明する。
【0035】係脱ロック機構25は、上記左側ドア板2
1における筒部21bの上端部に配設されて上下方向へ
スライド可能な操作部材25cと、該操作部材25cに
形成された突出部25c1から下方向きに出没する上側
出没突部25bと、同筒部21bの下端側で下方向きに
出没する下側出没突部25aと、前記上下側出没突部2
5b,25aの没入動作を連動させる連動機構25d
(図3参照)と、前記操作部材25cを固定したり開放
したりするロック機構26とを備えている。
【0036】操作部材25cは、筒部21bに上下スラ
イド自在に係合するスライド係合部25c2に、左側枠
11側へ突出する突出部25c1を一体に成形してな
る。前記突出部25c1は、左側枠11における係合部
材11aの切欠部11a1に嵌脱自在に嵌り合うように
形成され、内部には後述する上側出没突部25bを上下
スライド自在に係合させるあそび空間部25c11を形
成している。また、前記スライド係合部25c2には、
後述するロック機構26が設けられ、前記突出部25c
1内には、上側出没突部25bが設けられる。
【0037】上側出没突部25bは、左側枠11におけ
る係合部材11aの凹部11a2に嵌脱自在な有底筒状
の部材であり、その下端側には、前記凹部11a2の縁
部分における案内面11a3に当接させるためのR面取
り部25b1(図3参照)が形成され、操作部材25c
の突出部25c1内に上下スライド自在に係合されてい
る。そして、この上側出没突部25bは、上端側外周に
形成された鍔部25b1を、突出部25c1内のあそび
空間部25c11に配置することで、下方から押圧され
た際に上方へスライドし、下方からの押圧が開放された
際には自重によって下方へスライドする。更に、同上側
出没突部25bは、操作部材25cが上方へ持ち上げら
れた際には、操作部材25cと共に上方へスライドする
ように、突出部25c1内で係合する。尚、突出部25
c1内と上側出没突部25bとの間に圧縮スプリングを
設け、該圧縮スプリングにより上側出没突部25bが下
方へ付勢されるようにしてもよい。
【0038】下側出没突部25aは、その下端部に、下
枠13における左側接続部材13cの凹部13c3へ嵌
脱自在な下方向き凸部25a1を形成し、筒部21bの
下端部にブラケット等を介することで上下スライド自在
に係合された部材である。前記下方向き凸部25a1の
下端部には、前記凹部13c3の縁部分における案内面
13c4(図3参照)に当接させるためのR面取り部2
5a11が形成されている。そして、この下側出没突部
25a内には、後述する連動機構25dの最下端部を嵌
合固定している。
【0039】連動機構25dは、操作部材25cのスラ
イド係合部25c2内に嵌合固定された上側杆状部材2
5d1と、下側出没突部25a内に嵌合固定された下側
杆状部材25d2とを、上下方向へあそびを有するよう
に連接してなる(図2及び3参照)。
【0040】上側杆状部材25d1は、長尺帯状あるい
は軸状に形成され、その下端側に、上下方向の長孔から
なるあそび空間部25d11を形成している。下側杆状
部材25d2は、前記上側杆状部材25d1同様に長尺
帯状あるいは軸状に形成され、その上端側に、上下方向
の長孔からなるあそび空間部25d21を形成してい
る。
【0041】そして、下側杆状部材25d2のあそび空
間部25d11の下端側と、上側杆状部材25d1のあ
そび空間部25d21の上端側との双方を貫通するよう
にして、リベット部材25d3が遊挿されている。した
がって、下側杆状部材25d2は、下方から押圧される
と、前記あそび空間部25d11,25d21によっ
て、上側杆状部材25d1を不動のままの状態で、上方
へスライドすることになる。また、同下側杆状部材25
d2は、操作部材25c及び上側杆状部材25d1が上
方へ持ち上げられると、リベット部材25d3により上
側杆状部材25d1に係合して追従することになる。
【0042】また、ロック機構26は、操作部材25c
のスライド係合部25c2に軸部材26aを回動可能に
貫挿し、該軸部材26aに、操作部材25cの外側から
操作レバー26bを装着するとともに同操作部材25c
の内側から係脱片26cを装着してなり、回転操作され
る前記操作レバー26b(図3参照)に係脱片26c
(図2参照)を連動させて、係脱片26cの係合突部2
6c1を、左側ドア板21の端部に形成された凹部21
gに係脱させるようにした機構である。
【0043】而して、上記係脱ロック機構25によれ
ば、ドア体20が閉じられる際、上側出没突部25b
は、左側枠11における係合部材11aの凹部11a2
の縁部分を乗り越えるようにして、凹部11a2に嵌合
する。一方、下側出没突部25aも、左側枠11におけ
る左側接続部材13cの凹部13c3の縁部分を乗り越
えるようにして、凹部13c3に嵌合する。その際、上
側出没突部25bと下側出没突部25aとは、それぞれ
のあそび空間部25c11とあそび空間部25d11,
25d21とにより、独立して上下スライドすることに
なる。また、操作部材25cの操作によってドア体20
が開かれる際には、持ち上げられる操作部材25cに連
動して、上側出没突部25b及び下側出没突部25aが
上方へスライドし凹部11a2及び凹部13c3から抜
き出される。また、ドア体20を閉状態でロックするに
は、ドア体20の閉状態において操作レバー26bをロ
ック方向へ回転し、係脱片26cの係合突部26c1を
左側ドア板21の凹部21gに係合させることで、操作
部材25cが上方へ持ち上げられないようにすればよ
い。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。第
一の発明によれば、下枠とドア体との各々が、複数の部
材をスライド可能に係合した構造であるため、ドア幅及
び枠幅の調整範囲を従来技術と比較して大幅に広げるこ
とができ、ひいては、一般家庭用住宅における多種類の
通路幅に対応して着脱可能な幼児用安全ゲートを提供す
ることができる。
【0045】更に、第二の発明によれば、波板部が複数
のドア板をスムーズにスライド伸縮させる案内部となる
上、同波板部によって各ドア板の強度を向上することが
できる。したがって、ドア体を、適切な強度を維持しつ
つ薄肉かつ軽量に構成することができ、しかも、前記波
板部の視覚的効果も併合されて、ドア面の波板模様が美
しく軽いイメージの幼児用安全ゲートを提供することが
できる。
【0046】更に、第三の発明によれば、躓き防止カバ
ーが、幼児等が通過する範囲の下側の管状部材、すなわ
ち、ドア体を枢支していない側の側枠(ドア体の揺動端
側の側枠)に固定された管状部材に被せられることにな
る。したがって、躓き防止カバーを、二本の管状部材の
スライド伸縮動作を阻害することがなく、且つ幼児等の
躓きを確実に防止できる必要最小限の長さに形成するこ
とができる。尚、ドア体を枢支している側においては幼
児等が通過することがないため、躓き防止カバーが無く
とも、幼児等の躓の問題が発生しないのは勿論である。
【0047】更に、第四の発明によれば、ドア体が閉じ
られる際に上下の出没突部がそれぞれ独立した動きで側
枠の凹部に係合されるため、例えば上下端部が前後に揺
さ振られながらドア体が閉められたとしても、上端側と
下端側とが順次に凹部に係合することで、確実にドア体
を閉鎖させることができる。
【0048】更に、第五の発明によれば、ドア体の閉鎖
状態で上記操作部材をドア体に係合させることで、ドア
体をロックすることができる。したがって、幼児によっ
てドア体が開けられてしまうのを防止するロック機構
を、操作部材を係脱する簡素な構造とすることができ
る。
【0049】更に、第六の発明によれば、安全カラーに
よって筒状スペーサ周壁の長孔に幼児の指が差し込まれ
るのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる幼児用安全ゲートの一例を示
す斜視図である。
【図2】 図1における(II)-(II)線断面図であり、ド
ア体が閉じられた状態を示す。
【図3】 図1における(III)-(III)線断面図であり、
ドア体が閉じられた状態を示す。
【図4】 右側枠における筒状スペーサ及び安全カラー
の取り付け構造を示す分解正面図。
【符号の説明】
10:枠体 11:左側枠 11a2:凹部 12:右側枠 12a:筒部 12b:軸支部材 12c:筒状スペーサ 12c1:長孔 12d:筒状スペーサ 12d1:長孔 12e:安全カラー 13:下枠 13c3:凹部 13a:左側管状部材 13b:右側管状部材 13c1:躓き防止カ
バー部 20:ドア体 21:左側ドア板 21a:波板部 22:右側ドア板 22a:波板部 25a:下側出没突部 25b:上側出没突部 25c:操作部材 25c11,25d11,25d21:あそび空間部 26:ロック機構 A:幼児用安全ゲート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の側枠における両下端部を下枠によ
    って連接してなる枠体と、該枠体内に配置されるととも
    に前記側枠の一方に枢支されて前後方向へ回動自在なド
    ア体とを備え、前記枠体を通路間に着脱するようにした
    幼児用安全ゲートにおいて、 前記下枠と前記ドア体との各々は、略水平方向の全長寸
    法を可変可能なように、複数の部材をスライド可能に係
    合してなることを特徴とする幼児用安全ゲート。
  2. 【請求項2】 上記ドア体は、略水平方向へ延設された
    波板部を有する複数のドア板からなり、これら複数のド
    ア板を、前記波板部同士で重ね合わせていることを特徴
    とする請求項1記載の幼児用安全ゲート。
  3. 【請求項3】 上記下枠は、上記ドア体を枢支している
    一方の側枠を固定する管状部材と、他方の側枠を固定す
    る管状部材とを、スライド伸縮可能に内外に重ね合わ
    せ、前記他方の側枠に固定された管状部材に、縦断面略
    山形状の躓き防止カバーを覆い被せてなることを特徴と
    する請求項1又は2記載の幼児用安全ゲート。
  4. 【請求項4】 上記ドア体の揺動端部側の側枠における
    上下側の各々に、凹部を配設するとともに、上記ドア体
    の揺動端部における上下側の各々に、前記各凹部に係脱
    すべく出没する出没突部を配設し、更に同揺動端部の上
    端側には前記出没突部を没入操作する操作部材を設け、 前記出没突部は、上記ドア体が閉じられる際、前記凹部
    の縁部分に当接することで没入した後に前記凹部内に突
    出し、且つ上記ドア体が開かれる際には前記操作部材の
    動作に連動して没入されるように、各々が上下スライド
    可能に前記操作部材に係合されていることを特徴とする
    請求項1乃至3何れか1項記載の幼児用安全ゲート。
  5. 【請求項5】 上記ドア体をロック可能なロック機構を
    備え、該ロック機構は、上記操作部材を上記ドア体に係
    脱させるようにしたことを特徴とする請求項4記載の幼
    児用安全ゲート。
  6. 【請求項6】 上記ドア体を枢支している一方の側枠
    は、上記ドア体と一体的に回動する筒部と、上下端部を
    突出させた状態で前記筒部内に挿入された軸支部材と、
    該軸支部材の前記上下端側を覆い包んで前記筒部と一体
    的に回動すべく装着された筒状スペーサと、前記軸支部
    材と前記筒状スペーサとの間に設けられた筒状の安全カ
    ラーと、通路面に当接すべく頭部を外方向きに突出させ
    た状態で螺子部を前記筒状スペーサ及び前記安全カラー
    に貫通させて前記軸支部材に螺合させた突っ張り螺子部
    材とを備え、 前記筒状スペーサの周壁には、前記突っ張り螺子部材の
    螺子部を周方向に案内する長孔が形成され、前記安全カ
    ラーは、前記長孔を前記筒状スペーサ内面側から覆うこ
    とで、前記長孔内に指が差し込まれるのを防止している
    ことを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の幼児
    用安全ゲート。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101003348B1 (ko) 2010-04-05 2010-12-22 (주)종합건축사사무소건원 길이조절기능을 갖는 건축공사용 난간
JP2014087490A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Richell Corp サークル用ドア構造
JP2014117569A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Richell Corp 扉装置
JP7461641B2 (ja) 2020-05-29 2024-04-04 河淳株式会社 格納ベッド

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