JP2003339320A - 洋菓子「シュークリーム」の製造方法 - Google Patents
洋菓子「シュークリーム」の製造方法Info
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- JP2003339320A JP2003339320A JP2002193998A JP2002193998A JP2003339320A JP 2003339320 A JP2003339320 A JP 2003339320A JP 2002193998 A JP2002193998 A JP 2002193998A JP 2002193998 A JP2002193998 A JP 2002193998A JP 2003339320 A JP2003339320 A JP 2003339320A
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- cream
- bag
- cake
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は洋菓子「シュークリーム」を美味
しく食べる秘訣とされる製造直後の調味感覚を最高に認
識せしめんとするものである。 【解決手段】 シューパフをそのまま又は焦げない程度
に加熱し、数分放置して熱を取り、別途絞り袋入りクリ
ームを常温解凍し、手先に把握して袋先端部を切りパフ
に差し込み、クリームをシューパフに充填することを特
徴としたものである。
しく食べる秘訣とされる製造直後の調味感覚を最高に認
識せしめんとするものである。 【解決手段】 シューパフをそのまま又は焦げない程度
に加熱し、数分放置して熱を取り、別途絞り袋入りクリ
ームを常温解凍し、手先に把握して袋先端部を切りパフ
に差し込み、クリームをシューパフに充填することを特
徴としたものである。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】この発明は洋菓子「シュー
クリーム」を美味しく食べる秘訣とされる製造直後の調
味感覚を最高に認識せしめんとするものである。 【0002】 【従来の技術】従来の製法は先ずシュー生地を作りシュ
ーパフを焼いてカスタードクリームを炊く、後に冷蔵庫
で温度をさげる。この時点で業者によっては生クリーム
や洋酒などを混合することもある。次いでシューパフに
カスタードクリームを詰める。充填機で詰める手段もあ
るが、一般的にはクリームを収容したクリームの絞り袋
先端の専用口金を差入れて充填する。 【0003】これらの手段ではクッキーシューの場合、
裸にして冷蔵した場合6〜9時間程度或いはプラスティ
ックケースやビニール袋などで密封した場合は15〜1
8時間程度でクッキー部が湿ってしまい、「サクサク」
した感じのない「ベタベタ」した状態になる。これは冷
蔵庫内の高い湿度の影響と内包したクリームから出る水
分によるものであって商品価値を著るしく低下させるこ
とになり、又衛生面から考察しても、一般的にシューク
リームの消費期限は「24時間程度」といわれている
が、これはシュークリーム内に充填されたカスタードク
リームが細菌の好む環境と言われる栄養、水分、温度の
うち前二者に見事に合致するからであり換言すれば細菌
の繁殖に使う寒天培地同様と言える、と同時にカスター
ド製造の際、鶏卵を使うことから最初から細菌が含まれ
ている為である。尚、カスタードを炊く際は完全に火を
通しているわけではない。従って温度条件さえ整えば、
(例えば20℃程度まで温度が上がれば)細菌が爆発的
に増殖することになる。また、工程が増えるほど細菌の
混入が増えることになって、お客様の手に渡るまでに温
度変化(上昇)する機会を極力無くし、工程を極力減ら
し、衛生的に作業することが肝要である。 【0004】商品販売者側に於いては消費期限として
「96時間」を要求される現状が通例とみられるが、保
存料等の添加物を考慮することが望ましい。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】この発明は洋菓子「シ
ュークリーム」の品位を尊重して美味、新鮮にして製法
手段としても衛生視野をも考慮対処したものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の経緯に鑑み、本発
明は洋菓子「シュークリーム」の製造方法として「請求
項1」記載の手段を提示するものであって保存料の添加
を全く必要としないものである。 【0007】 【発明実施の形態】本発明実施の態様を以下実施例によ
り説明する。 【0008】先ず、シューパフと絞り袋に入ったクリー
ムを取りそろえる。 【0009】シューパフは冷凍、チルド共にそのまま使
用するか、好みによってはパフをオーブントースター又
は電子レンジで焦げない程度に加熱する。加熱直後はシ
ューパフが柔らかくなるが、暫く(3〜5分程度)放置
して熱を取り、水分を飛ばすことで、焼きたての香りと
フワフワ、サクサク感が実現する。 【0010】絞り袋入りクリームを流水又は冷蔵解凍す
る。チルドの場合はこの工程を無視する。クリーム入り
絞り袋を握ることで絞り袋を堅くして、握った状態で先
端部をパフに差し込み穴を開ける。または別途割り箸を
使用して穴を開ける。シューパフ内部にシューの膜が張
り、小部屋に別れていることがあるので、この割り箸で
内部の膜を破る。 【0011】クリーム入り絞り袋の先端部を切る。先端
部の切り込み部分から簡単に手で切り落とすことができ
る。 【0012】好みに応じてバランスを考えながらクリー
ムをパフに絞り込む。この時、同時に割り箸を用いてク
リームの入った袋をしごくことで、少しでも残さずに搾
り出すことができる。 【0013】 【発明の効果】焼きたてのシューパフにクリームを充填
した直後に食することがシュークリームを美味しく食べ
る秘訣であるが、店頭で購入して帰宅しての食用では既
にシューパフは湿潤していく。本願の場合ではシューパ
フとクリームが別々にあることで食前にシューパフを電
子レンジ或いはオーブントースターで数分間焼き直す
(再焼成)ことが可能であり、これによりシュークリー
ムに欠けていると言われる「香り」を演出することがで
きるうえに、文字通り焼きたての味を家庭で手軽に楽し
く堪能できる。又、好奇心旺盛な子供は自らの手で詰め
たがり、家庭の団欒、話題の提供にも一役買う材料とも
なり業者の作業工程を知る情操教育としても対応され、
勿論何時でも何処でも場所を問わずに食することができ
てクリームを真空包装することで、より衛生的に提供が
可能となる。冷凍状態での保存が可能であり解凍も流水
で数分で可能である。冷凍状態での美味しい保存食とし
てのケーキなどは現状では殆ど存在しないと言ってもよ
い。
クリーム」を美味しく食べる秘訣とされる製造直後の調
味感覚を最高に認識せしめんとするものである。 【0002】 【従来の技術】従来の製法は先ずシュー生地を作りシュ
ーパフを焼いてカスタードクリームを炊く、後に冷蔵庫
で温度をさげる。この時点で業者によっては生クリーム
や洋酒などを混合することもある。次いでシューパフに
カスタードクリームを詰める。充填機で詰める手段もあ
るが、一般的にはクリームを収容したクリームの絞り袋
先端の専用口金を差入れて充填する。 【0003】これらの手段ではクッキーシューの場合、
裸にして冷蔵した場合6〜9時間程度或いはプラスティ
ックケースやビニール袋などで密封した場合は15〜1
8時間程度でクッキー部が湿ってしまい、「サクサク」
した感じのない「ベタベタ」した状態になる。これは冷
蔵庫内の高い湿度の影響と内包したクリームから出る水
分によるものであって商品価値を著るしく低下させるこ
とになり、又衛生面から考察しても、一般的にシューク
リームの消費期限は「24時間程度」といわれている
が、これはシュークリーム内に充填されたカスタードク
リームが細菌の好む環境と言われる栄養、水分、温度の
うち前二者に見事に合致するからであり換言すれば細菌
の繁殖に使う寒天培地同様と言える、と同時にカスター
ド製造の際、鶏卵を使うことから最初から細菌が含まれ
ている為である。尚、カスタードを炊く際は完全に火を
通しているわけではない。従って温度条件さえ整えば、
(例えば20℃程度まで温度が上がれば)細菌が爆発的
に増殖することになる。また、工程が増えるほど細菌の
混入が増えることになって、お客様の手に渡るまでに温
度変化(上昇)する機会を極力無くし、工程を極力減ら
し、衛生的に作業することが肝要である。 【0004】商品販売者側に於いては消費期限として
「96時間」を要求される現状が通例とみられるが、保
存料等の添加物を考慮することが望ましい。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】この発明は洋菓子「シ
ュークリーム」の品位を尊重して美味、新鮮にして製法
手段としても衛生視野をも考慮対処したものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の経緯に鑑み、本発
明は洋菓子「シュークリーム」の製造方法として「請求
項1」記載の手段を提示するものであって保存料の添加
を全く必要としないものである。 【0007】 【発明実施の形態】本発明実施の態様を以下実施例によ
り説明する。 【0008】先ず、シューパフと絞り袋に入ったクリー
ムを取りそろえる。 【0009】シューパフは冷凍、チルド共にそのまま使
用するか、好みによってはパフをオーブントースター又
は電子レンジで焦げない程度に加熱する。加熱直後はシ
ューパフが柔らかくなるが、暫く(3〜5分程度)放置
して熱を取り、水分を飛ばすことで、焼きたての香りと
フワフワ、サクサク感が実現する。 【0010】絞り袋入りクリームを流水又は冷蔵解凍す
る。チルドの場合はこの工程を無視する。クリーム入り
絞り袋を握ることで絞り袋を堅くして、握った状態で先
端部をパフに差し込み穴を開ける。または別途割り箸を
使用して穴を開ける。シューパフ内部にシューの膜が張
り、小部屋に別れていることがあるので、この割り箸で
内部の膜を破る。 【0011】クリーム入り絞り袋の先端部を切る。先端
部の切り込み部分から簡単に手で切り落とすことができ
る。 【0012】好みに応じてバランスを考えながらクリー
ムをパフに絞り込む。この時、同時に割り箸を用いてク
リームの入った袋をしごくことで、少しでも残さずに搾
り出すことができる。 【0013】 【発明の効果】焼きたてのシューパフにクリームを充填
した直後に食することがシュークリームを美味しく食べ
る秘訣であるが、店頭で購入して帰宅しての食用では既
にシューパフは湿潤していく。本願の場合ではシューパ
フとクリームが別々にあることで食前にシューパフを電
子レンジ或いはオーブントースターで数分間焼き直す
(再焼成)ことが可能であり、これによりシュークリー
ムに欠けていると言われる「香り」を演出することがで
きるうえに、文字通り焼きたての味を家庭で手軽に楽し
く堪能できる。又、好奇心旺盛な子供は自らの手で詰め
たがり、家庭の団欒、話題の提供にも一役買う材料とも
なり業者の作業工程を知る情操教育としても対応され、
勿論何時でも何処でも場所を問わずに食することができ
てクリームを真空包装することで、より衛生的に提供が
可能となる。冷凍状態での保存が可能であり解凍も流水
で数分で可能である。冷凍状態での美味しい保存食とし
てのケーキなどは現状では殆ど存在しないと言ってもよ
い。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】シューパフをそのまま又は焦げない程度に
加熱し、数分放置して熱を取り、別途絞り袋入りクリー
ムを常温解凍し、手先に把握して袋先端部を切り、パフ
に刺し込みクリームをシューパフに充填することを特徴
とした洋菓子「シュークリーム」の製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002193998A JP2003339320A (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 洋菓子「シュークリーム」の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002193998A JP2003339320A (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 洋菓子「シュークリーム」の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003339320A true JP2003339320A (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=29774496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002193998A Pending JP2003339320A (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 洋菓子「シュークリーム」の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003339320A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014030205A1 (ja) * | 2012-08-21 | 2014-02-27 | エヴリ・チューンズ株式会社 | 多層構造食品 |
JP2016144477A (ja) * | 2016-04-25 | 2016-08-12 | 九栄商事株式会社 | 飲食物の製造方法 |
-
2002
- 2002-05-29 JP JP2002193998A patent/JP2003339320A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014030205A1 (ja) * | 2012-08-21 | 2014-02-27 | エヴリ・チューンズ株式会社 | 多層構造食品 |
JP2016144477A (ja) * | 2016-04-25 | 2016-08-12 | 九栄商事株式会社 | 飲食物の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040428 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040615 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041019 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |