JP2003338488A - 処理装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

処理装置および半導体装置の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッチング液の交換を自動化し易くし、装置
の停止時間の短縮を図ることを目的とした処理装置を提
供する。 【解決手段】 本発明の処理装置は、半導体ウエハ1を
熱燐酸によってエッチング処理する溢流部3a付のエッ
チング槽3と、前記溢流部3aに溢流した燐酸をエッチ
ング槽3外に導いて濾過、加熱及び純水を添加してエッ
チング槽3内へ戻す循環濾過経路部5と、前記エッチン
グ槽3から取り出された燐酸にフッ酸を加えて加熱処理
を行なう再生処理が行なわれる、燐酸再生装置6と、前
記燐酸再生装置6で再生された燐酸を前記エッチング槽
3に補給する補給配管140aと、前記エッチング処理
が行なわれた回数を計測し、該処理回数に基づき、エッ
チング液の全量を交換するエッチング液交換手段とを含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ(例
えば、シリコンウエハで、以下、「ウエハ」と記す)等
の窒化珪素膜(以下、「窒化膜」と略称する)を熱燐酸
(以下、「燐酸」と略称することもある)によってエッ
チング処理する処理装置に関し、特にエッチング処理に
寄与した燐酸を回収して再利用可能にする再生部を有し
た処理装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】半導体製造等におけるウエハ処理には、ウ
エハに微細な窒化膜パターンをエッチングで形成するこ
とがある。このエッチングではドライエッチングが主流
となっているが、形成された窒化膜を酸化マスクして選
択的に酸化膜を形成し、不要となった窒化膜マスクの除
去には窒化膜と酸化膜のエッチング選択比が大きい熱燐
酸を用いて処理する方法が今日でも広く採用されてい
る。このウエハ処理においては、窒化膜と酸化膜のエッ
チング選択比が大きい条件でエッチングを行えば、ウエ
ハの窒化膜が水と反応して酸化珪素とアンモニアに分解
するため、エッチングが適切に行われる。この反応で
は、燐酸が触媒として作用し、かつ消耗せずに水を補給
するだけで永久的に触媒として利用できることが知られ
ており、効率的なエッチングが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際のウエ
ハ処理においては、エッチング選択比を大きくするた
め、どうしても分解された酸化珪素が熱燐酸に高濃度に
溶解した状態で使用せざるを得ないが、この条件で使用
すると、この溶解量が飽和溶解量に達しその酸化珪素が
微細な粒子となって析出することになり、これが微細な
パーティクルとなってウエハを汚染したり、エッチング
液を再利用するための循環濾過フィルタを詰まらせると
いった種々の障害の原因となる。そこで、酸化珪素の溶
解量が飽和溶解量に達する前に、例えばエッチング液を
新しい燐酸に交換したり、燐酸中の酸化珪素濃度を下げ
なければならない。酸化珪素を多く含む燐酸はエッチン
グ液として使用できず、廃液として廃棄処理しなければ
ならないだけでなく、環境へ悪影響を与えかねない。
【0004】また、窒化膜マスクのエッチング速度は、
燐酸温度が一定であれば酸化珪素濃度と関係なく一定で
あるが、酸化膜のエッチング速度は燐酸中の酸化珪素濃
度に反比例し、酸化珪素濃度が高くなると減少する。こ
のように、窒化膜と酸化膜のエッチング選択比は、酸化
珪素膜濃度に応じて変化するため、処理ロット間で酸化
膜厚がバラツク原因となり、品質低下を招くことにな
る。従って、その分だけ、ウエハ処理装置の設計や加工
処理マージンを大きくする必要性があるが、ICの微細
化、高集積化の進展に伴って、許容されるマージンが小
さくなってきている。このような背景から、選択比が大
きく、処理ロット間バラツキが少なく、しかも燐酸廃液
が排出されないウエハ処理装置の実現が望まれている。
【0005】本出願人らは、以上の状況から特開平11
−293479号や特開平9−45660号等のウエハ
処理装置構造や再生方法を開発してきた。本発明はそれ
らを更に改善したものであり、エッチング液の交換を自
動化し易くし、装置の停止時間の短縮を図り、かつ燐酸
中の不純物を低減したり一定に維持可能にすることを目
的としている。そして、窒化膜と酸化膜のエッチング選
択比を大きいままとし、かつ該選択比を一定とした燐酸
により窒化膜エッチングを行うことができるようにす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の処理装置は、半
導体ウエハを熱燐酸によってエッチング処理する溢流部
付のエッチング槽と、前記溢流部に溢流した燐酸をエッ
チング槽外に導いて濾過、加熱及び純水を添加してエッ
チング槽内へ戻す循環濾過経路部と、エッチング処理を
行なった燐酸を回収し、該燐酸にフッ酸を加えて加熱処
理を行なう再生処理が行なわれる、燐酸再生装置と、前
記燐酸再生装置で再生された燐酸を前記エッチング槽に
補給する補給配管と、前記エッチング処理が行なわれた
回数を計測し、該処理回数に基づき、燐酸の全量を交換
するエッチング液交換手段とを含む。
【0007】本発明の処理装置によれば、エッチング槽
の燐酸の交換を一回でまとめて行なうことができる。こ
のことにより、エッチング槽に燐酸が補充されたとき
に、濃度や温度の調整のために装置を停止する時間を短
縮することができる。本発明の処理装置は、たとえば、
下記の態様をとることができる。
【0008】(A)本発明の処理装置において、前記燐
酸再生装置は、前記回収された燐酸を一旦入れる受け槽
と、前記受け槽から導入される燐酸にフッ酸を加えて加
熱する処理槽と、前記処理槽で再生処理された燐酸を一
時貯留する貯留槽と、を含み、前記処理槽は、処理槽内
から蒸発する蒸気を冷却して液化する冷却器と、前記冷
却器で液化された液を一定温度に調整する恒温槽と、前
記恒温槽で調整された液中のフッ素濃度を計測するフッ
素計測手段を含む測定部と、を有することができる。
【0009】(B)本発明の処理装置において、前記補
給配管は、前記エッチング槽に新しい燐酸を供給する新
液供給部を含むことができる。
【0010】(C)本発明の処理装置において、前記循
環濾過経路部は、燐酸を濾過する濾過部の手前に分岐配
管を有し、前記濾過部へ流れる燐酸の循環液圧に応じ
て、前記燐酸再生装置側へ導入する燐酸の量を制御する
手段を有することができる。
【0011】(D)本発明の処理装置において、前記補
給配管は、前記貯留槽から取り出された再生燐酸を、前
記エッチング槽又は前記溢流部へ送る経路と、再び貯留
槽へ戻す循環経路とを切換可能に構成することができ
る。
【0012】(E)本発明の処理装置において、前記貯
留槽は、前記処理槽から導入される再生された燐酸を所
定温度に制御する加熱手段を有していると共に、前記溢
流部との間を前記補給配管で接続することができる。
【0013】(F)本発明の処理装置において、前記貯
留槽は、前記処理槽から導入される再生された燐酸を所
定温度に制御する加熱手段を有していると共に、前記循
環濾過経路部との間を前記補給配管で接続することがで
きる。
【0014】(G)本発明の処理装置において、前記加
熱手段は、前記貯留槽から、前記エッチング槽へ再生さ
れた燐酸を供給するタイミングにより制御されることが
できる。
【0015】(H)本発明の処理装置において、前記処
理槽は、槽内の燐酸を循環させるための循環経路を有し
ており、該循環経路は、濾過部を有することができる。
【0016】(I)本発明の処理装置は、半導体装置の
製造方法に用いることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態として
示した図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の装置
のうちエッチング槽及び循環濾過経路部を主体とした構
成図であり、図2は同装置のうち燐酸再生装置を主体と
した構成図である。以下の説明では、本発明装置の各部
を説明した後、装置作動例について説明する。
【0018】(装置構造)この処理装置は、エッチング
部4と、循環濾過経路部5と、燐酸再生装置6とを主体
として構成される。エッチング部4は、複数のウエハ1
をウエハカセット2に収容した状態で熱燐酸(エッチン
グ液)に浸して同ウエハ1の窒化膜をエッチングする箇
所である。循環濾過経路部5は、エッチング槽3から溢
流した燐酸を濾過、加熱及び純水添加工程を経て再びエ
ッチング槽3へ戻す箇所である。燐酸再生装置6は、循
環濾過経路部5から燐酸を分岐して同燐酸中の酸化珪素
濃度を下げ、当該エッチング液に使用可能な一定の酸化
珪素濃度の燐酸に再生してエッチング槽3の溢流部3a
へ戻す箇所である。
【0019】a.エッチング部 このエッチング部4では、エッチング槽3と共に不図示
の自動移送ロボットやベルトコンベヤ等が配置され、ウ
エハ1がエッチング槽3の槽本体内に出し入れされてエ
ッチング処理される。エッチング槽3は、内周壁30及
び底壁31で槽本体を区画形成していると共に、内周壁
30の上端から溢れる燐酸を受け入れる溢流部3aを外
周に形成している。内周壁30及び底壁31には不図示
の発熱体である面ヒータが内設されている。槽本体に
は、底内側に分散板であるメッシュ32が設けられ、該
メッシュ32の上にウエハカセット2が保持される。
【0020】液の導入・排出構造は、溢流部3aの上側
に設けられて燐酸(主に再生燐酸)を補給する補給口3
3と、溢流部3aの底壁に設けられて溢流した燐酸を循
環濾過経路部5へ排出する排出口34と、底壁31に設
けられて循環濾過経路部5で処理された燐酸を槽本体内
に導入する供給口35と、同様に底壁31に設けられて
エッチング槽3内の液の全量を排出するための排出口3
6とが設けられている。
【0021】制御系としては、エッチング槽3内の燐酸
の量を検出する液面センサ37と、槽本体内の燐酸の液
温度を検出する温度センサ38と、温度センサ38によ
る検出温度を基にして前記した面ヒータを制御して燐酸
を一定の所定温度に維持するヒータコントローラ39と
が設けられている。
【0022】b.循環濾過経路部 循環濾過経路部5には、ポンプ50と、濾過部であるフ
ィルタ51とが設けられている。溢流部3aの排出口3
4から排出された燐酸は、ポンプ50により供給口35
からエッチング槽3の槽本体に戻され、フィルタ51を
経由することで濾過される。循環濾過経路部5は、他に
はラインヒータ52と、温度センサ53と、ヒーターコ
ントローラー54と、純水供給するための計量ポンプ5
5を備えている。ラインヒータ52は、濾過した燐酸を
一定の所定温度に保ち、温度センサ53およびヒータコ
ントローラ54により制御されている。そして、計量ポ
ンプ55により、その一定温度に加温された燐酸に所定
量の純水を添加される。即ち、ここでは、溢流部3aか
ら排出されたエッチング液つまり燐酸について、まず、
フィルタ51により燐酸を濾過する。次に、燐酸は、ラ
インヒータ52で一定の温度まで加温された後、計量ポ
ンプ55で純水を添加して燐酸濃度が一定に保たれるよ
う調整されて槽本体内へ戻される。
【0023】c.燐酸再生装置 燐酸再生装置6は、受け槽70と処理槽100および貯
留槽130とを主体として構成され、エッチング処理を
行なった燐酸の再生処理を行ない、再生後の燐酸をエッ
チング部4に供給する箇所である。
【0024】燐酸再生装置6の受け槽70と、エッチン
グ槽3の排出口36との間は、排出配管60で接続され
ている。排出配管60には、自動弁61が設けられてお
り、自動弁61が開状態になることにより、槽内の燐酸
が排出される。
【0025】また、循環濾過経路部5のポンプ50とフ
ィルタ51との間には、分岐配管62が設けられてい
る。分岐配管62には、圧力計63、ニードル弁64及
び自動弁65が設けられている。ここで、圧力計63
は、ポンプ50とフィルタ51の間の配管部、つまりフ
ィルタ51の手前の液圧力(循環液圧又は濾過圧)を測
定する。ニードル弁64は流量調整弁であり、このニー
ドル弁64の弁開度を適宜に調整しておくことにより、
分岐配管62から分岐される燐酸の流量は前記した循環
液圧に対応して自動的に制御される。自動弁65は開閉
弁である。そして、自動弁65が開状態のとき、分岐配
管62から分岐された燐酸が受け槽70に回収される。
【0026】受け槽70は、複数の液面センサ71を有
し、前記回収量を常に計測している。計測されたデータ
は、後述する制御回路300に送信され、制御回路30
0は、回収量に基づき、自動弁101の開閉を制御す
る。すなわち、受け槽70の燐酸の量が所定量に達した
場合、自動弁101が開状態になり、燐酸は底部の排出
口72から処理槽100へ導入される。
【0027】処理槽100は、測定部7と組に構成され
ている。処理槽100には、液面センサ102と、面ヒ
ータ103および面ヒータ104等と、温度センサ10
5と、ヒータコントローラ106とが設けられている。
槽内の燐酸は、温度センサ105の検出温度を基にし
て、ヒータコントローラ106が面ヒータ103,10
4等を制御することにより調整される。また、処理槽1
00は、槽内に純水を添加する純水供給手段である計量
ポンプ107および槽内の補給配管108と、HF(フ
ッ酸、つまりフッ化水素)の必要量供給する薬液供給手
段であるHFタンク109及び計量ポンプ110とを設
けている。
【0028】液の導入、排出構造としては、処理槽10
0の上部に、HFを供給するための供給口112と、受
け槽70から燐酸を導入するための供給口114と、測
定部7に必要な蒸気を取り出すための蒸気取り出し口1
13とが設けられている。処理槽100の底部には、燐
酸を排出するための排出口115が設けられている。
【0029】排出口115には、濾過配管116が設け
られており、濾過配管116には、自動弁117と、ポ
ンプ118と、フィルタ119と、ヒータ120とが設
けられている。すなわち、排出口115から排出された
燐酸は、ポンプ118により、供給口112から処理槽
100に戻されると共に、濾過部であるフィルタ119
を経由することにより濾過され、ヒータ120で加熱さ
れる。濾過配管116には、分岐配管121が設けられ
ている。分岐配管121には自動弁122が設けられて
おり、再生が終了した燐酸は、分岐配管121を介し
て、貯留槽130へ排出される。
【0030】このように、濾過配管116にフィルタ1
19を設けることにより、再生された燐酸中の異物、パ
ーティクルの除去を行なうことができる。
【0031】測定部7は、再生用として処理槽100の
燐酸に投入されたフッ酸の現在濃度を検出し、再生の進
行及び終点を判定する箇所である。この形態では、処理
槽100の蒸気を冷却する冷却器200と、ここで冷却
された液体を一定の温度に調整するスパイラル管を含む
恒温槽201及びその温度コントローラ202と、恒温
槽201からの液体を受ける保温容器203と、処理槽
100内の燐酸のフッ素濃度を算出するために、保温容
器203の液体の導電率を測定する導電率センサ204
を有する導電率計205とを備えている。ここでの保温
容器203は、導電率センサ204を用いていることか
ら、ある程度の深さのものが用いられる。また、処理槽
100の燐酸中のフッ素濃度は、導電率計205で測定
された導電率のデータを基にして当該装置のメイン制御
手段である制御回路(マイクロコンピュータ等)300
で演算処理して算出される。なお、制御回路300は、
処理槽100内の燐酸量に応じたフッ酸及び純水の投入
量を算出し、各算出投入量を充足するよう計量ポンプ1
10,107を制御したり、前記フッ素濃度が所定値以
下となったときその再生終了を知らせたり、上述した各
部の自動弁、ニードル弁及び計量ポンプ等も必要に応じ
て制御したり、各部のヒータコントローラ等との間で必
要な信号の授受を行ってウエハ処理装置全体を制御す
る。
【0032】貯留槽130は、処理槽100内で再生処
理された燐酸を分岐配管121を介してバッチ式に貯留
し、その再生燐酸を補給配管140aを介し前記溢流部
3aへ補給する箇所である。
【0033】貯留槽130は、面ヒータ131および面
ヒータ132と、液面センサ133と、温度センサ13
4と、ヒータコントローラ135とを備えている。面ヒ
ータ131及び面ヒータ132は、貯留された再生燐酸
を所定温度に加熱し、温度センサ134は、槽内の燐酸
の温度を検出し、ヒータコントローラ135は、検出さ
れた温度を基に面ヒータ131および面ヒータ132を
制御している。また、貯留槽130は、槽内に純水を添
加する純水供給手段である計量ポンプ136と槽内に補
給配管137とを備えることができる。
【0034】従来、再生処理を終了した燐酸は、濃度や
温度の調整が行なわれないまま、エッチング槽3に導入
されていたため、エッチング槽3に導入された後、濃度
および温度の調整を必要とし、装置の停止時間が長くな
るという問題があった。しかし、本発明によれば、貯留
槽130は、加熱手段および純水供給手段を設けている
ため、エッチング槽3に導入される前に、あらかじめ温
度や濃度をプロセスでの処理に適した条件に調整するこ
とができる。このように調整された燐酸は、エッチング
槽3に供給されてからすぐにプロセス処理を行なうこと
ができ、装置の停止時間を短縮することができる。
【0035】また、加熱手段の制御は、エッチング槽3
へ再生した燐酸を供給するタイミングに合わせて行なう
ことができる。たとえば、エッチング槽3へ再生された
燐酸を供給する直前にのみ、加熱手段を使用する場合
は、必要のない電力の消費を防ぐことができる。
【0036】貯留槽130と溢流部3aとの間は、溢流
部3a側に自動弁143とニードル弁144を付設した
補給配管140aで接続されている。補給配管140a
には、自動弁143より上流側に分岐した循環配管14
0bが設けられている。すなわち、自動弁143が閉状
態の場合、燐酸は補給配管140a、補給配管140b
を介して貯留槽130に戻され循環される。そして、前
述したようにエッチング槽3の液面センサ37の検出結
果を基にして、制御回路300からポンプ141、ニー
ドル弁144へ信号が伝達されることにより、貯留槽1
30内の再生された燐酸は、溢流部3aへ補給される。
また、補給配管140aには、新液供給部8が設けられ
ている。具体的には、補給配管140aにおいて、ニー
ドル弁144とエッチング槽3の供給口33との間に分
岐配管150が設けられており、分岐配管150は、補
給配管140aと新しい燐酸タンク153とを接続して
いる。分岐配管150には、ポンプ152と自動弁15
1とが設けられており、必要に応じて分岐配管150を
介して新しい燐酸液が供給される。
【0037】(装置稼動)次に、以上のウエハ処理装置
の稼動又は動作例について概説する。
【0038】まず、窒化膜を施したウエハ1は、ウエハ
カセット2に収納された状態で、加熱された燐酸で満た
されたエッチング槽3に入れられると、その熱燐酸によ
ってウエハ1の窒化膜がエッチング処理される。この処
理過程では、エッチング槽3の本体から溢れ出る熱燐酸
が溢流部3aに集められ排出口34から循環濾過経路部
5へ排出され、ポンプ50によってフィルタ51側へ送
られる。このフィルタ51を通過した燐酸は、ラインヒ
ータ52で所望の温度(例えば燐酸の沸点直前の温度)
に昇温されると共に、昇温された燐酸に計量ポンプ55
を介し所定量の純水が添加されて供給口35からエッチ
ング槽3の本体内に送られて循環される。このようにし
て、燐酸がエッチング槽3に循環されるため、ウエハ1
の窒化膜が適切にエッチング処理される。
【0039】このエッチング過程では、エッチング処理
が行なわれた回数を計測しており、処理回数が所定回数
に達した場合、エッチング槽3内の燐酸の交換が行なわ
れる。エッチング処理の回数は、たとえば、ウエハカセ
ット2の出し入れを計測することにより行なう。制御回
路300は、処理回数が所定回数に達した場合、自動弁
61を開状態にし、槽内の燐酸の全量が排出され受け槽
70に回収される。
【0040】次に、槽内の燐酸の全量が排出された後、
制御回路300からの信号により自動弁61は閉状態に
なり、補給配管140aの自動弁143を開状態にし、
後述する貯留槽130の再生された燐酸が供給される。
このとき、供給される燐酸の量は、液面センサ37によ
り計測されており、その結果に基づき自動弁143は閉
状態になる。このようにして、エッチング槽3では、所
定のエッチング処理を終えた燐酸を低酸化珪素濃度の燐
酸に交換することができる。
【0041】エッチング槽3に燐酸を供給する際に、必
要に応じて新液供給部8から新しい燐酸が供給される。
たとえば、貯留槽130において燐酸が不足している場
合、制御回路300は、自動弁151を開状態にし、分
岐配管150を介して新しい燐酸が供給される。
【0042】従って、この構造では、処理回数が所定回
数に達した時点で、槽内の燐酸の全量を交換することに
より、エッチング液の装置の空き時間を減らすことがで
きる。また、次回の交換時までのエッチング処理におい
ても、所定の濃度より高酸化珪素濃度になった燐酸の一
部を排出し、低酸化珪素濃度の燐酸を補充することによ
り、エッチング槽3の燐酸の濃度が最適な状態で維持で
きる。さらに、循環濾過経路部5では、次回のエッチン
グ液の交換までの間、プロセス処理に適した燐酸の濃度
を保つために、高酸化珪素濃度の燐酸の一部を排出する
ため、分岐配管62が設けられている。分岐配管62に
は、圧力計63が設けられており、圧力計63はフィル
タ51の手前の循環液圧を測定している。燐酸中の酸化
珪素濃度が高くなると、フィルタ51の酸化珪素沈着が
多くなるために循環液圧は高くなる。すなわち、循環液
圧を測定することにより、燐酸の酸化珪素濃度を予測す
ることができる。圧力計63で計測される圧力値(循環
液圧)は、制御回路300へ伝達され、制御回路300
は、その計測結果が所定値以上であれば、自動弁65を
開状態にし、循環濾過経路部5を流れている燐酸の一部
は、分岐配管62を介して受け槽70へ回収される。
【0043】前述のように、循環濾過経路部5から燐酸
の一部が回収されて、エッチング槽3の燐酸が減少する
場合、制御回路300は、補給配管140aの自動弁1
43を開状態にし、貯留槽130の再生された燐酸が補
充される。
【0044】この場合、貯留槽130の再生燐酸は、処
理槽100で再生されて低酸化珪素濃度の燐酸であるこ
とから、エッチング槽3の燐酸中の酸化珪素濃度もそれ
に応じて低い値に維持可能にする。また、循環濾過経路
部5では、その低酸化珪素濃度の燐酸がポンプ50から
フィルタ51側へ送られるため、フィルタ51の沈着酸
化珪素を再溶解して除去する。この利点は、低酸化珪素
濃度の燐酸であるため、フィルタ51の沈着酸化珪素が
再溶解してフィルタ51を長期に使用可能にすることで
ある。
【0045】受け槽70では、液面センサ71が計測し
たデータを制御回路300に伝達し、制御回路300
は、計測されたデータを基に自動弁101を制御する。
すなわち、受け槽70の燐酸が所定の量に達した場合
は、自動弁101は開状態となり、受け槽70の燐酸は
処理槽100へ回収される。
【0046】処理槽100に回収された燐酸は、再生処
理が行なわれている間、排出口115から排出され濾過
配管116を介して循環される。このように、処理槽1
00内の燐酸は、濾過配管116を介して循環され、濾
過部であるフィルタ119を通過することで、燐酸中の
不純物やパーティクルを除去することができる。
【0047】この再生処理においては、HFタンク10
9のフッ酸が計量ポンプ110によって処理槽100内
へ適量供給されると共に、純水が計量ポンプ107によ
って純水供給管108を介し処理槽100内へ適量供給
される。なお、前記フッ酸及び純水の供給量は、例え
ば、特開平11ー293479号の関係箇所を参照され
たい。そして、この再生処理では、面ヒータ103,1
04を制御して処理槽100内の液温度を上げるように
し、蒸発した蒸気を蒸気取り出し口113から冷却器2
00に導いて冷却して液体に戻す。この液体は、恒温槽
201内のスパイラル管を通って、一定温度に調整され
つつ保温容器203へ流し込まれる。なお、保温容器2
03には常に新たな液体が流入され、古い液体が溜まら
ないようになっている。保温容器203から流れ出した
液体には必要な処理が施される。
【0048】続いて、保温容器203の液体の導電率を
導電率計205(導電率センサ204)で計測し、該計
測したデータが制御回路300の記憶部に記憶される。
制御回路300では、そのデータを演算処理してフッ素
濃度を算出し、該フッ素濃度が所望の値と対応する導電
率になる時点を判断し、処理槽100の燐酸中の酸化珪
素濃度が所定値より低くなった時点を確定する。なお、
処理槽100内の燐酸は、上記したフッ酸を加え、純水
を添加することにより、燐酸中の酸化珪素濃度が下が
り、この燐酸がウエハ1の窒化膜エッチングに使用可能
な低酸化珪素濃度になると、制御回路300からの命令
により、自動弁122が開状態となり、貯留槽130へ
排出される。この貯留槽130内の燐酸は、液面センサ
133によって検出されており、その検出結果により自
動弁122の開時間が制御される。
【0049】貯留槽130内の燐酸は、面ヒータ13
1,132によって所定温度(例えば沸点の一歩手前の
温度)に保たれ、溢流部3aに補給された際、循環濾過
経路部5及びエッチング槽3の本体にある燐酸の温度低
下を起こさないように処理される。そして、溢流部3a
への補給では、エッチング槽3の液面センサ37の検出
結果を基にして、自動弁143が開状態とされ、貯留槽
130内の燐酸がポンプ141、自動弁143及びニー
ドル弁144を介し供給される。なお、貯留槽130内
の燐酸は、通常、補給配管140aからニードル弁14
2及び循環配管140bを介して循環されている。ニー
ドル弁142は、例えば、溢流部3aへの補給時のみ弁
開度が最少となるよう制御される。これは、貯留槽13
0内の燐酸温度を極力一定に維持するためである。
【0050】このとき、貯留槽130の液面センサ13
3や温度センサ134の計測結果は、制御回路300に
伝達されており、燐酸の量が不足している場合などは、
新液供給部8の自動弁151が開状態になり新しい燐酸
が供給される。
【0051】また、貯留槽130内の燐酸は上述のよう
に加熱される他に、たとえば、エッチング槽3に液を供
給するタイミングに合わせて加熱を行なうことができ
る。この方法は、特に、エッチング槽3で所定回数のエ
ッチング処理を終え、エッチング液の全量を交換する場
合、あらかじめエッチング槽3に供給するタイミングが
分かっているため、そのタイミングに合わせて加熱する
ことにより、無駄な加熱を防ぎ電力の消費を削減するこ
とができる。
【0052】さらに貯留槽130では、計量ポンプ13
6および補給配管137を介して純水を添加することな
どにより槽内の燐酸の濃度や温度を調整しプロセスの処
理に用いられる燐酸と同様の状態にすることができる。
このことにより、貯留槽130の燐酸は、エッチング槽
3に供給された後すぐにプロセス処理を開始することが
できる。
【0053】以上のように、この構造では、処理槽10
0内の燐酸中のフッ素濃度が温度変化や空気中の二酸化
炭素の影響を受けない状態で測定されるため、処理槽1
00で再生処理される燐酸に残留するフッ素濃度を高精
度で計測可能となり、引いては燐酸中の酸化珪素濃度を
フッ素濃度の計測値から高精度に推定できる。また、燐
酸液再生装置6としては、廃液となる燐酸が極力抑えら
れるようになり、コスト低減だけでなく、環境への悪影
響も抑えることができる。
【0054】本発明は以上の実施の形態に何ら制約され
るものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々
変形したり、展開することも可能であり,たとえば、下
記の態様をとることができる。なお、図3は、変形例の
一例を示したものである。
【0055】エッチング処理を適切な条件で行なうため
に、循環濾過経路部5から燐酸の一部を排出する際、ウ
エハカセット2をエッチング槽3に投入した際に溢れた
燐酸の全量を直接受け槽70に回収することができる。
この場合、ウエハカセット2がエッチング槽3に投入さ
れた時、制御回路300は、分岐配管62の自動弁65
を開状態にする。これにより、溢流部3aに溢れた燐酸
は、分岐配管62を介して直接受け槽70に回収され、
高酸化珪素濃度の燐酸の一部を確実に排出することがで
きる。
【0056】貯留槽130内の再生燐酸を溢流部3aで
はなく、循環濾過経路部5へ供給したり、エッチング槽
3の本体内へ供給するようにしてもよい。この場合につ
いて、図3を参照しつつ説明する。循環濾過経路部5へ
供給する場合には、図3に示すように補給配管140a
に分岐補給配管160を設けることができる。分岐補給
配管160は、循環濾過経路部5のフィルタ51より上
流側に接続することができ、自動弁161を有する。自
動弁161を開状態にすると、再生された燐酸は、分岐
補給配管160を介して、循環濾過経路部5の濾過部
(フィルタ51)の手前に供給される。このような構造
にすると、供給した燐酸は、循環濾過経路部5のフィル
タ51やラインヒータ52等を通過して、供給口35か
ら、エッチング槽3に供給される間に、温度や濃度の調
整がされる。また、フィルタ51を通過しているため、
再生後の燐酸にパーティクルが含まれている場合に、そ
のようなパーティクルの除去を行なうことができるとい
う利点がある。
【0057】エッチング槽3の容量が大きい場合等にお
いては、処理槽100を対に設けておき、受け槽70の
回収燐酸を両処理槽100へ切換方式で導入し再生処理
するようにしてもよい。
【0058】排出配管60および分岐配管62に流量計
を設けて、回収された燐酸の量を計測し、その量に基づ
きエッチング槽3に再生された燐酸、あるいは新しい燐
酸を供給することができる。
【0059】循環濾過経路部5と処理槽100へ供給さ
れる純水は、実際には同じ純水溜部から図示された配管
を通じてそれぞれ送られることができる。
【0060】エッチング槽3から燐酸を排出するための
構造としては、底壁31に排出口36を設けることなく
行なう態様について、図3を参照しつつ説明する。図3
に示すように、分岐配管62に排出用ポンプ170を設
けることができる。この場合、エッチング槽3の底壁3
1に排出口36を設ける必要がない。エッチング槽3か
ら燐酸を排出する際には、分岐配管62に設けられた排
出用ポンプ170を作動させると、まず、循環濾過経路
部5の燐酸は、逆流し分岐配管62を介して、受け槽7
0に回収される。さらに、エッチング槽3内の燐酸は、
供給口35から排出され、循環濾過経路部5を逆流し、
分岐配管62を介して受け槽70に回収される。このよ
うにして、エッチング槽3内の燐酸を排出することがで
きる。
【0061】排出用ポンプを使用しない場合、重力落下
方式で回収を行なうため、液の回収に時間を要し、さら
に装置の配置上の制限があるという問題がある。上述の
ように、排出用ポンプ170を設けていることにより、
液の回収時間を短縮でき、装置の配置上の制限が減少す
る。また、この場合、エッチング槽3の底壁31の供給
口35は、循環濾過経路部5の燐酸を供給する際の供給
口の役割と、エッチング槽3の燐酸を排出する際の排出
口の役割とを果すことができる。
【0062】また、たとえば、図1および図2に示すよ
うに、排出口36を設けて排出配管60により、排出口
36と受け槽70とを接続した場合であっても、排出配
管60に排出用ポンプを設けることにより、液の回収時
間を短縮でき、装置の配置上の制限を減少させることが
できる。
【0063】この排出用ポンプは、分岐配管62に設け
る他に、受け槽70と処理槽100とを接続する配管、
および、処理槽100と貯留槽130とを接続する配管
などの燐酸を流入させる際に用いられる配管に使用する
ことができる。
【0064】以上説明したように、本発明のウエハ処理
装置にあっては、エッチング槽3での燐酸の交換を全量
でまとめて行なうことにより、装置の停止時間を短くす
ることができる。また、必要に応じて新しい燐酸が供給
され、エッチング槽3内の燐酸の液面を一定に保つこと
ができ、安定したエッチング処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる処理装置のエッチング部
及び循環濾過経路部を主体とした構成図である。
【図2】本実施の形態にかかる処理装置の燐酸再生部を
主体とした構成図である。
【図3】本実施の形態の変形例にかかる処理装置のエッ
チング部及び循環濾過経路部を主体とした構成図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体ウエハ(ウエハ) 3 エッチング槽 3a 溢流部 4 エッチング部 5 循環濾過経路部 6 燐酸再生装置 7 測定部 8 新液供給部 51 フィルタ(濾過部) 60 排出配管 62 分岐配管 70 受け槽 100 処理槽 109 フッ酸タンク(HFタンク) 116 濾過配管 119 フィルタ(濾過部) 130 貯留槽 140a 補給配管 140b 循環配管 150 分岐配管 200 冷却器 201 恒温槽(スパイラル管を含む) 203 保温容器 204 導電率センサ 205 導電率計(フッ素計測器) 300 制御回路(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 窪田 直人 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 進藤 昭則 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 伊豆田 信彦 東京都千代田区神田神保町1丁目6番1号 日曹エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 上田 孝治 東京都千代田区神田神保町1丁目6番1号 日曹エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5F043 AA35 BB23 EE11 EE22 EE23 EE25 EE33

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハを熱燐酸によってエッチン
    グ処理する溢流部付のエッチング槽と、 前記溢流部に溢流した燐酸をエッチング槽外に導いて濾
    過、加熱及び純水を添加してエッチング槽内へ戻す循環
    濾過経路部と、 エッチング処理を行なった燐酸を回収し、該燐酸にフッ
    酸を加えて加熱処理を行なう再生処理が行なわれる、燐
    酸再生装置と、 前記燐酸再生装置で再生された燐酸を前記エッチング槽
    に補給する補給配管と、 前記エッチング処理が行なわれた回数を計測し、該処理
    回数に基づき、燐酸の全量を交換するエッチング液交換
    手段とを含む、処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記燐酸再生装置は、 前記回収された燐酸を一旦入れる受け槽と、 前記受け槽から導入される燐酸にフッ酸を加えて加熱す
    る処理槽と、 前記処理槽で再生処理された燐酸を一時貯留する貯留槽
    と、を含み、 前記処理槽は、 処理槽内から蒸発する蒸気を冷却して液化する冷却器
    と、 前記冷却器で液化された液を一定温度に調整する恒温槽
    と、 前記恒温槽で調整された液中のフッ素濃度を計測するフ
    ッ素計測手段を含む測定部と、を有している、処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記補給配管は、前記エッチング槽に新しい燐酸を供給
    する新液供給部を含む、処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記循環濾過経路部は、燐酸を濾過する濾過部の手前に
    分岐配管を有し、前記濾過部へ流れる燐酸の循環液圧に
    応じて、前記燐酸再生装置側へ導入する燐酸の量を制御
    する手段を有している、処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかにおいて、 前記補給配管は、前記貯留槽から取り出された再生燐酸
    を、前記エッチング槽又は前記溢流部へ送る経路と、再
    び貯留槽へ戻す循環経路とを切換可能に構成している、
    処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかにおいて、 前記貯留槽は、前記処理槽から導入される再生された燐
    酸を所定温度に制御する加熱手段を有していると共に、
    前記溢流部との間が前記補給配管で接続されている、処
    理装置。
  7. 【請求項7】 請求項2〜5のいずれかにおいて、 前記貯留槽は、前記処理槽から導入される再生された燐
    酸を所定温度に制御する加熱手段を有していると共に、
    前記循環濾過経路部との間を前記補給配管で接続されて
    いる、処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、 前記加熱手段は、前記貯留槽から、前記エッチング槽へ
    再生された燐酸を供給するタイミングにより制御され
    る、処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項2〜8のいずれかにおいて、 前記処理槽は、槽内の燐酸を循環させるための循環経路
    を有しており、該循環経路は、濾過部を有している、処
    理装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の処理
    装置を用いる、半導体装置の製造方法。
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