JP2003338447A - X線マスク、x線露光装置、x線露光方法およびこのx線露光方法で製造された半導体装置 - Google Patents

X線マスク、x線露光装置、x線露光方法およびこのx線露光方法で製造された半導体装置

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JP2003338447A
JP2003338447A JP2002146369A JP2002146369A JP2003338447A JP 2003338447 A JP2003338447 A JP 2003338447A JP 2002146369 A JP2002146369 A JP 2002146369A JP 2002146369 A JP2002146369 A JP 2002146369A JP 2003338447 A JP2003338447 A JP 2003338447A
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ray
absorber
mask
pattern
ray absorber
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Hiroshi Watanabe
寛 渡辺
Koji Kichise
幸司 吉瀬
Hidetaka Yabe
秀毅 矢部
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速かつ微細なパタ−ンの転写を可能とする
X線マスク、X線露光装置、X線露光方法、およびこの
X線露光方法で製造された半導体装置を提供する。 【解決手段】 露光ギャップ(G=L2/λ)の関係を満
たすように設定することで、a−c間を通過した光とb
−c間を通過した光とは同位相となり強めあう。a−e
間を通過した光とb−e間を通過した光との位相差は−
π−π=−2πとなり両者の光は同位相となり、位置e
で強めあう。a−d間を通過した光とb−d間を通過し
た光との位相差は−π−0=−πとなり、位置dは逆位
相となり弱めあう。したがって、周期2×Lのライン&
スペ−スパタ−ンにおいて、X線吸収体40bのパタ−
ンとX線透過体40aのパタ−ンとの直下のレジスト面
5S上の位置では強めあい、X線吸収体40bのパタ−
ンとX線透過体40aのパタ−ンとの境界直下のレジス
ト面5S上の位置では弱めあうことになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細パタ−ン形成
技術用のX線マスク、X線露光装置、X線露光方法、お
よびこのX線露光方法で製造された半導体装置に関する
ものであり、より特定的には、半導体集積回路の製造を
中心とした微細パタ−ンの転写技術において、X線マス
ク上に形成した微細パタ−ンをX線近接露光技術により
転写するシステムに用いることを主な目的とし、従来技
術に対して高速かつ微細なパタ−ンの転写を可能とする
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のX線近接露光方法の概略を図9に
示す。電子蓄積リング10から放出されたX線1は、ミ
ラ−2により所定範囲に集光される。真空保護フィルタ
−3を透過したX線1は、所定の間隔でX線マスク4と
近接配置されているレジスト5付きウエハ6上に照射さ
れる。X線マスク4は、X線透過体40aとパターンが
形成されているX線吸収体40bから構成されており、
X線透過体40aとX線吸収体40bを透過したX線1
がウエハ6上のレジスト5を照射する。X線1を吸収し
たレジスト5から2次電子が発生し、その2次電子によ
ってレジスト5が化学変化を起こすことでX線マスクパ
タ−ンがレジスト5へ転写される。
【0003】X線近接露光の解像性は異なる2つの要因
で決まるとされてきた。すなわち、(i)フレネル回折
により決まる光学像の解像限界と、(ii)露光光の照
射によってレジスト中で発生する光電子やオ−ジェ電子
が有限の領域に広がることによる、いわゆる2次電子の
ボケで決まる解像限界である。
【0004】(ii)の2次電子のボケは、電子のエネ
ルギが高くなると大きく、電子のエネルギが低ければ小
さい。2次電子のうち、光電子はX線の吸収波長が短く
なるとともに高エネルギになり、解像性を低下させてい
く。一方、(i)のレジスト中に形成されるX線の吸収
エネルギ像はX線マスクを透過したX線のフレネル回折
によって決まり、その解像限界Rは下記(1)式で表す
ことができる。
【0005】R=k(λ・G)1/2・・・(1) ここで、kは、マスク吸収体の材料、マスクパタ−ン形
状、および露光システムに依存する定数である。λは、
レジストに吸収されたX線波長、Gは、マスクとウエハ
との間隔(露光ギャップ)である。上記(1)式から、X
線の波長が短い程、もしくはマスクとウエハとの間隔が
狭い程解像性は高くなり、X線の波長が長い程、もしく
はマスクとウエハとの間隔が広い程解像性は低くなるこ
とがわかる。しかしながら、波長を短くするとレジスト
中で発生する光電子のボケにより解像性が劣化するの
で、実際はパタ−ン寸法に比べ光電子のボケが大きくな
らない範囲の波長を用いる。
【0006】kを小さくしてパタ−ン転写する方法とし
て下記の3つの方法が提案されている。第1の方法は、
マスクパタ−ン形状を最適化して孤立開口パタ−ンを形
成する方法(J.Vac.Sci. Technol.,B16(19
98)3504)である。第2の方法は、X線吸収体のコ
ントラストと位相シフト量を最適化して周期ライン&ス
ペ−スパタ−ンを形成する方法(JPn.J.Appl. Phys.,
38(1999)7076)である。第3の方法は、多重
露光を行いパタ−ン形成する方法(J.Vac.Sci. Te
chnol.,B19(2001)2428)である。いずれの
方法も、露光ギャップや波長を変更せずにより微細なパ
タ−ンの形成を可能としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】まず、上記第1の方法
である、孤立開口パタ−ンを得る(J.Vac.Sci. Te
chnol.,B16(1998)3504)に記載の露光方法
の課題を説明する。図10はフレネルの輪帯を説明する
ための模式図である。レジスト面上のある位置Pの光強
度は、マスクを透過して位置Pに届いたすべての光の寄
与で決定される。マスク面をいわゆるフレネルの輪帯で
表される領域に分割すると、フレネル回折では、マスク
面を透過する隣り合うフレネルの輪帯から、位置Pのレ
ジスト面上での光強度への寄与が、位置Pに到達するX
線の位相にπラジアンの差があるため、互いに打ち消し
あうという特徴をもっている。
【0008】ここで、第n番目のフレネルの輪帯とは位
置Pの鉛直上のマスク位置Qを中心として半径(G・λ
・(n−1))1/2から(G・λ・n)1/2の領域に挟ま
れた輪帯領域を示す。位置Pにおける強度を最大にする
理想状態を実現するには、偶数番目のフレネルの輪帯の
位相をさらにπラジアン進めて位置Pにおいて同位相と
すればよい。
【0009】微細孤立パタ−ンを形成する(J.Vac.Sc
i. Technol.,B16(1998)3504)に記載の
露光方法では、開口部の大きさをフレネルの第1輪帯の
大きさとほぼ等しくし、そのほかの領域をX線吸収体で
遮光することにより、同位相に寄与する光を最大限取り
込み、逆位相で打ち消しあう光をX線吸収体で減らすこ
とによって開口部中心のレジスト上強度を高めることで
解像性を向上させている。
【0010】輪帯領域は露光ギッャプと波長とにより変
化するため、パタ−ンに合わせて適切な露光ギャップま
たは波長を選択する必要がある。この方法では第2番目
のフレネルの輪帯に位置するX線吸収体を透過した光に
よる位相差は、逆位相のπラジアンではなく、X線吸収
体の位相シフト量が(−1/2)・πラジアン発生する
ためト−タルとして(1/2)・πラジアンとなる。し
たがって、第2番目のフレネルの輪帯による打消し効果
は緩和され、位置Pへの強度を増強する効果をもつ。
【0011】しかしながら、フレネルの第2輪帯に対し
て位相シフト量の理想状態であるπラジアンと比べる
と、(1/2)・πラジアンほど小さく、位置Pにおけ
る強度増大効果を抑制しているという課題がある。ま
た、仮にX線吸収体の位相シフト量をπラジアンに近づ
けるためX線吸収体の膜厚を厚くすると、加工が困難に
なるとともにX線吸収体の透過率が減少するため、位置
Pの強度に対する寄与が低下するという課題がある。
【0012】次に、上記第2の方法である、微細ライン
&スペ−スパタ−ンを形成する(J.Vac.Sci. Tech
nol.,B19(2001)2428)に記載の露光方法の
課題を説明する。
【0013】この方法ではX線吸収体の位相シフト量を
(−1/2)・πラジアン、X線吸収体を透過した光と
X線透過体を透過した光との光路差を(1/2)・πラ
ジアンとすることにより、両者の光の位相をX線透過体
直下のレジスト上で同位相、X線吸収体直下のレジスト
上で逆位相とするものである。X線吸収体を透過した光
をパタ−ン形成に用いるため、X線吸収体のマスクコン
トラスト(X線透過体を透過した光量を、X線吸収体を
透過した光量で割った値)が高いとこの効果は発揮され
ない。
【0014】逆にX線吸収体のマスクコントラストが低
すぎると、光の干渉効果が発生しX線吸収体直下のレジ
スト上に不要なパタ−ンを形成してしまう。そのため、
マスクコントラストとして3程度が用いられている。こ
のようにすることで比較的コントラストの高い光学像が
得られるが、転写パタ−ンの周期はマスクパタ−ンの周
期より小さくすることはできないという課題がある。
【0015】次に、上記第3の方法である、周期パタ−
ンを得る方法として、(J.Vac.Sci.Technol.,B1
9(2001)2428) に記載の露光方法の課題を説明
する。この露光方法ではパタ−ンの繰返し周期が長く、
孤立パターンに近い場合において、レジストパターンの
解像性が高くなることを利用して、マスクパターン周期
の半分以下の周期をもつレジストパターンを露光位置を
ずらしながら複数回露光することで形成する方法であ
る。しかし、この第3の方法の場合には、露光回数が増
えるためスル−プットが低下するという課題がある。
【0016】したがって、この発明は上記課題を解決す
るためになされたものであり、高速かつ微細なパタ−ン
の転写を可能とするX線マスク、X線露光装置、X線露
光方法およびこのX線露光方法で製造された半導体装置
を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいたX線
マスクのある局面に従えば、X線源から放出されたX線
がレジストを照射するX線露光方法に用いられる、X線
透過体およびX線吸収体からなるX線マスクであって、
上記レジストの平均吸収波長に対する上記X線吸収体の
位相シフト量が、(−1/2)・πラジアンから(−3
/2)・πラジアンの範囲に設けられ、上記レジストの
平均吸収波長に対する上記X線吸収体のマスクコントラ
ストが2から5の範囲に設けられる。
【0018】このX線マスクによれば、孤立開口マスク
パタ−ンを用いてマスクパタ−ンより微細なパタ−ンを
形成することが可能になる。また、孤立開口パタ−ン中
心の強度が増加するため、露光工程において、露光時間
を短縮できるためスル−プットを向上させることが可能
になる。
【0019】上記X線透過体として、ダイヤモンド、珪
素、炭化珪素、窒化珪素のいずれかの材料を用い、上記
X線吸収体は、上記X線透過体の上に設けられる第1X
線吸収体と、この第1X線吸収体の上に設けられる第2
X線吸収体との2層構造を有する。また、上記第1X線
吸収体は、上記レジストの平均吸収波長に対する透過率
が80%以上、位相シフト量が(−1/2)・πラジア
ンから(−3/2)・πラジアンの範囲に設けられる。
また、上記レジストの平均吸収波長は、上記第1X線吸
収体に対する透過率が30%以上60%以下、位相シフ
ト量が(−1/2)・πラジアンから(−3/2)・π
ラジアンの範囲に設けられる。また、上記第1X線吸収
体および上記第2X線吸収体を重ねあわせた状態でのX
線吸収体の透過率が20%から50%の範囲で、位相シ
フト量が(−1/2)・πラジアンから(−3/2)・
πラジアンの範囲に設けられる。
【0020】このように、X線吸収体を透過率の高い第
1X線吸収体と透過率の低い第2X線吸収体とにわけて
構成することにより、単一の元素では実現できない透過
率と位相シフト量の組み合わせを、特に、位相シフト量
−π、マスクコントラスト3のX線マスクを厚さの薄い
膜厚で形成でき、かつ、各層に対して最適な加工条件を
選択できるので容易にマスクパタ−ンの加工を行うこと
ができる。
【0021】上記X線マスクにおいて好ましくは、上記
第1X線吸収体の上記X線透過体を露出する開口部が、
上記第2X線吸収体の開口部に含まれるように設けられ
るとともに、上記第1X線吸収体の開口部の開口幅が、
上記第2X線吸収体の開口部の開口幅よりも小さくなる
ように設けられる。
【0022】開口部境界近傍からの光路差をX線吸収体
の透過率が高い第1X線吸収体による位相シフトにより
打ち消すので、開口中心部の強度低下を抑制することが
でき、より微細な開口パタ−ンを形成することができ
る。
【0023】この発明に基づいたX線マスクの別の局面
に従えば、X線源から放出されたX線がレジストを照射
するX線露光方法に用いられる、X線吸収体のみからな
るステンシルマスクで構成されるX線マスクであって、
上記X線吸収体は、第1X線吸収体と第2X線吸収体と
の2層構造を有し、上記第1X線吸収体は、上記レジス
トの平均吸収波長に対する透過率が80%以上、位相シ
フト量が(−1/2)・πラジアンから(−3/2)・
πラジアンの範囲に設けられる。また、上記レジストの
平均吸収波長は、上記第1X線吸収体に対する透過率が
30%以上60%以下、位相シフト量が(−1/2)・
πラジアンから(−3/2)・πラジアンの範囲に設け
られる。また、上記第1X線吸収体および上記第2X線
吸収体を重ねあわせた状態でのX線吸収体の透過率が2
0%から50%の範囲で、位相シフト量が(−1/2)
・πラジアンから(−3/2)・πラジアンの範囲に設
けられる。
【0024】このように、ステンシルマスクではX線透
過体が設けられていないため、X線透過体によるX線の
減衰がなく、さらに高い光強度を確保でき、露光工程に
おけるスル−プットの向上を実現することが可能にな
る。
【0025】この発明に基づいたX線マスクのさらに別
の局面に従えば、X線源から放出されたX線がレジスト
を照射するX線露光方法に用いられる、X線透過体およ
びX線吸収体からなるX線マスクであって、上記レジス
トの平均吸収波長に対する上記X線吸収体の位相シフト
量が、ほぼ−πラジアンで、当該X線マスクの透過率が
70%以上である。
【0026】周期ライン&スペ−スマスクパタ−ンを形
成して転写を行うと、マスクパタ−ンの周期に対して半
分の周期のレジストパタ−ンを、一度の露光で転写する
ことができ、高密度のパタ−ンを容易に実現できる。
【0027】この発明に基づいたX線マスクのさらに別
の局面に従えば、上記X線吸収体による開口パタ−ンが
周期的に設けられ、上記X線吸収体の開口パタ−ン間の
上記X線透過体上に、上記X線吸収体の透過率とほぼ等
しい透過率を持つ調整膜が設けられる。
【0028】このように、X線吸収体の開口パタ−ン間
のX線透過体上に、X線吸収体の透過率とほぼ等しい透
過率を持つ調整膜を設けることにより、X線吸収体パタ
−ン部とX線透過体パタ−ン部のX線透過率とをほぼ等
しくすることが可能になる。
【0029】また、この発明に基づいたX線露光装置に
おいては、X線源から放出されたX線が、上述したX線
マスクを透過した後にレジストを照射する。
【0030】この発明に基づいたX線露光方法のある局
面に従えば、X線源から放出されたX線が、上述したX
線マスクを通過した後に、レジストを照射するX線露光
方法であって、上記X線マスクの開口マスクパタ−ン寸
法よりも微細な開口パタ−ンをレジスト上に形成するス
テップを備える。この露光方法によれば、開口中心部の
強度が増加するため、マスクパタ−ン寸法よりも微細な
パタ−ンを形成することが可能になる。
【0031】この発明に基づいたX線露光方法の他の局
面に従えば、X線源から放出されたX線が、X線透過体
とX線吸収体とからなる上記X線マスクを通過した後
に、レジストを照射するX線露光方法であって、上記X
線マスクは、上記X線吸収体パタ−ンと、上記X線吸収
体パタ−ンの開口部から露出するX線透過体パターンと
が交互に配列する周期パタ−ンを有し、上記周期パタ−
ンの周期寸法の半分の周期寸法をもつ周期パタ−ンを上
記レジスト上に形成するステップを有する。この露光方
法によれば、マスクパタ−ンの周期の半分のパタ−ンを
転写できるので、より高密度のパタ−ンを得ることが可
能になる。
【0032】この発明に基づいた半導体装置において
は、上記X線露光方法を用いて形成したレジストパタ−
ンを加工する工程を含んだ製造工程で製造されている。
その結果、より微細で、高密度な半導体装置を製造する
ことが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に基づいた実施の形
態について詳細に説明する。なお、本発明の特徴は、従
来のX線近接露光方法に用いられるX線マスクに特徴を
有しており、X線近接露光方法の概念は図9に示す構成
と同様の光学系を用いてX線近接露光が行なわれる。
【0034】まず、本願発明の目的は、孤立微細パタ−
ンの中心強度を増大させるには、X線吸収体における第
2番目のフレネルの輪帯の位相シフト量を−πラジアン
とするのが望ましいが、位相シフト量を増加させるとX
線吸収体の透過率が減少するため、結局中心強度を増強
できないという課題を解決する点にある。
【0035】本発明にかかわるX線吸収体ではX線吸収
体の透過率の低下を抑えつつ位相シフト量を−πラジア
ン近傍にするものである。そのために、X線吸収体を構
成する材料組成に単位膜厚当たりの透過率が高く、か
つ、位相シフト量が高い元素と透過率が低い元素を含ん
でいる材料を用いることを特徴とする。つまり、X線吸
収体の透過率は主に透過率の低い元素で決まり、−πラ
ジアンに足らない位相シフト量は透過率が高く、かつ、
位相シフト量が高い元素で補うことで、X線吸収体の透
過率の低下を抑えつつ−πラジアン近傍の位相シフト量
を実現するX線マスクパタ−ンを提供するものである。
【0036】レジストの平均吸収波長に対するX線吸収
体の位相シフト量は−πラジアンが最も望ましいが、
(−1/2)・πラジアンから(−3/2)・πラジア
ンの範囲であれば、従来技術に対して高い解像性を得ら
れる。また、レジストの平均吸収波長に対するX線吸収
体のマスクコントラストが低いと孤立微細パタ−ン中心
のレジスト吸収強度が増大する場合があるが、このマス
クコントラストが低すぎるとX線吸収体下のレジストの
感光や光の干渉効果により不要なパタ−ンが形成されて
しまう。そのため、マスクコントラストとしては2から
5、透過率として20%から50%の範囲が望ましい。
【0037】上述した観点から、以下に示す本発明に基
づいた実施の形態におけるX線マスクを用いることで、
微細な孤立転写パタ−ンを形成することが可能となる。
また、中心強度が増強されるため、パタ−ンを形成する
ために必要な露光量を低くでき、その結果として、スル
−プットを高くすることができる。さらに、本実施の形
態におけるのX線マスクでは吸収体パタ−ンの位相シフ
ト量を−πラジアン近傍とすることでマスク周期パタ−
ンに対して、半分の周期の転写パタ−ンを提供すること
を可能としている。このX線マスクでは位相シフト量を
−πラジアンとし、透過率が、従来技術に対して高いX
線マスク吸収体材料を用いることを特徴とする。
【0038】(露光方法の作用)以下、周期ライン&ス
ペ−スパタ−ンを一例として、本発明に関わる露光方法
の作用を説明する。図1は周期2×Lのライン&スペ−
スマスクパタ−ンの、X線透過体40aの中心を透過し
た光aの、X線吸収体40bの中心を透過した光bに対
して露光ギャップGだけ離れたレジスト面5S上の、X
線透過体40a直下の位置c、X線透過体40aとX線
吸収体40bとの境界直下の位置d、X線吸収体40b
直下の位置eにおける位相差を説明するための図であ
る。ここでG=L2/λとなるように露光ギャップGを
設定する。
【0039】はじめに、レジスト面5S上の位置cにお
いて、a−c間を通過した光とb−c間を通過した光と
の位相差を考える。a−c間を通過した光に対して、b
−c間を通過した光はX線吸収体40bで−πだけ位相
が遅れるが、露光ギャップをG=L2/λと設定したた
め、a−c間とb−c間との光路差はπとなる。結局、
a−c間を通過した光に対して、b−c間を通過した光
の位相差は−π+π=0となる。つまり、a−c間を通
過した光とb−c間を通過した光とは同位相となり強め
あう。
【0040】位置eにおいて、a−e間を通過した光と
b−e間を通過した光との位相差を考える。a−e間を
通過した光は光路差によりπだけ位相が進む。一方、b
−e間を透過した光はX線吸収体40bで−πだけ位相
が遅れる。結局、a−e間を通過した光とb−e間を通
過した光との位相差は−π−π=−2πとなり両者の光
は同位相となり、位置eで強めあう。
【0041】次に、位置dにおいて、a−d間を通過し
た光とb−d間を通過した光との位相差を考える。この
場合、a−d間を透過した光とb−d間を透過した光と
の光路差は等しい。しかし、b−d間を透過した光だけ
X線吸収体40bにより−πだけ位相が変化するため、
結局、a−d間を通過した光とb−d間を通過した光と
の位相差は−π−0=−πとなり、位置dは逆位相とな
り弱めあう。
【0042】したがって、周期2×Lのライン&スペ−
スパタ−ンにおいて、X線吸収体40bのパタ−ンとX
線透過体40aのパタ−ンとの直下のレジスト面5S上
の位置では強めあい、X線吸収体40bのパタ−ンとX
線透過体40aのパタ−ンとの境界直下のレジスト面5
S上の位置では弱めあうことがわかる。
【0043】従来の転写方法とは異なり、X線透過体4
0aのパタ−ン直下のみならず、X線吸収体40bのパ
タ−ン直下にも光学像を形成できるため、マスクパタ−
ン周期(L)の半分の周期パタ−ンを形成することがで
きる。また、X線吸収体40bのパタ−ンとX線透過体
40aのパタ−ンとの境界では逆位相で弱めあうため特
にコントラストの高いパタ−ンを形成することが可能と
なる。
【0044】(実施の形態1) (X線マスク4A)以下、本発明に基づく実施の形態1
におけるX線マスク4Aについて、図2を参照しながら
説明する。図2はX線マスク4Aの断面構造を示す。X
線マスク4Aは、X線透過体材料として2μm厚のダイ
ヤモンド41aを用い、X線吸収体材料として、ダイヤ
モンド41aの上に設けられる第1X線吸収体としての
ダイヤモンド41bと、このダイヤモンド41bの上に
設けられる第2X線吸収体としてのタングステン41c
との2層構造を有している。第1X線吸収体としてのダ
イヤモンド41bと第2X線吸収体としてのタングステ
ン41cとの膜厚はそれぞれのX線位相シフト量の合計
が約−πラジアン、ダイヤモンド41bとタングステン
41cを合わせたX線透過率が約33%、マスクコント
ラストとして約3になるように選択することを特徴とし
ている。
【0045】たとえば、波長0.8nmのX線に対し
て、第1X線吸収体としてのダイヤモンド41bの膜厚
を640nm、第2X線吸収体としてのタングステン4
1cの膜厚を300nmとすると、波長0.8nmのX
線に対して位相シフト量はそれぞれ(−1/2)・πラ
ジアンとなり、合わせてX線吸収体として−πラジアン
の位相シフトが実現できる。さらに、X線透過率はダイ
ヤモンド41bが87%とタングステン41cが45%
であり、合わせると約35%の透過率が得られ、合わせ
てX線吸収体としてマスクコントラストは2.9とな
る。つまり、X線吸収体を照射した光はX線吸収体によ
り−πラジアンだけ位相シフトし、35%の光量を透過
させることができる。これは、透過率の高い材料である
ダイヤモンドと、透過率の低い材料であるタングステン
とを組み合わせてX線吸収体を構成した結果得られた効
果であり、−πラジアンの位相シフト量と20%から5
0%の間のX線透過率をもつ本発明に関わるX線マスク
4Aの特徴である。
【0046】また、透過率の高い第1X線吸収体の材料
として、ダイヤモンドのほかに珪素、窒化珪素、炭化珪
素、および窒化ボロン等を用いても、波長0.8nmの
X線に対してX線位相シフト量が(−1/2)・πラジ
アンとなる膜厚における透過率が80%以上であるため
同様な効果が期待できる。
【0047】また、透過率の低い第2X線吸収体の材料
として、タングステンの他にチタン、バナジウム、クロ
ム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、ガ
リウム、ゲルマニウム、ルテニウム、ロジウム、パラジ
ウム、銀、インジウム、錫、アンチモン、テルリウム、
ハフニウム、タンタル、レニウム、オスミウム、イリジ
ウム、白金、金、ビスマス、ルチウム、ランタニウム、
およびセリウム等を用いても、波長0.8nmのX線に
対してX線位相シフト量が(−1/2)π・ラジアンと
なる膜厚の透過率が30%以上60%以下の範囲にあ
る。したがって、第1X線吸収体と第2X線吸収体との
積層構造によるX線吸収体として用いると、X線透過率
は20%から50%の範囲で、位相シフト量を(−1/
2)π・ラジアンから(−3/2)π・ラジアンの範囲
に設定することが可能になる。
【0048】また、これらの合金や窒化物、炭化物、酸
化物、珪素との合金でもX線位相シフト量が(−1/
2)πラジアンとなる膜厚の透過率が30%から60%
の範囲内であれば、本発明のX線吸収体材料として用い
ることができる。
【0049】また、X線吸収体のパタ−ン加工には通常
反応性ガスを用いたドライエッチングが用いられるが、
本発明のX線吸収体ではX線吸収体を第1X線吸収体と
第2X線吸収体との2層に分けているため、それぞれの
層に対してパタ−ン形状が良好になるように最適な反応
性ガスを選択して使用することが可能となる。その結
果、微細な吸収体パタ−ンの加工が容易となる。
【0050】また、X線吸収体のX線透過率が20%か
ら50%の範囲で、位相シフト量が(−1/2)・πラ
ジアンから(−3/2)・πラジアンの範囲にあれば、
X線透過体と第1X線吸収体との間、第1X線吸収体と
第2X線吸収体との間のいずれかに第3、第4の膜が成
膜されていても良いし、多層膜構造としても良い。特
に、X線吸収体のパターン加工時に使用するハードマス
ク材料やエッチングストッパ材料を、X線透過体と第1
X線吸収体との間、第1X線吸収体と第2X線吸収体と
の間のいずれかにあらかじめ成膜しておくと、吸収体膜
厚やパターン寸法の加工を高精度に制御することができ
る。
【0051】また、上記の透過率の高い第1X線吸収体
材料と透過率の低い第2X線吸収体材料とを混合し成膜
して一層のX線吸収体として用いても同様な効果が得ら
れる。また、本実施の形態ではX線透過体の材料として
ダイヤモンドを用いた場合を説明したが、本発明のX線
マスクを用いて期待される効果はX線透過体の材料には
依存しない。そのため、X線透過体材料として、珪素、
炭化珪素、窒化珪素や膜厚の異なるダイヤモンドを用い
ることも可能である。
【0052】また、本実施の形態のように、X線吸収体
と第1X線吸収体とが同一材料の場合は、X線透過体の
一部を加工して新たにパターンが形成された第1X線吸
収体としても良い。
【0053】さらに、図3に示すように、X線透過体を
なくし高透過率のX線吸収体42bと低透過率のX線吸
収体42cとの2層構造からなるX線吸収体4Bだけで
X線マスク4Bを構成したステンシルマスクを用いる
と、X線透過体によるX線の減衰がなくなるため露光強
度をさらに強くすることが可能となる。
【0054】また、本実施の形態ではX線透過体材料波
長0.8nmのX線の場合に対して、X線吸収体材料の
構成について説明したが、X線波長によって透過率と位
相シフト量とは変化するので、波長によって最適なX線
吸収体材料と膜厚とが変化する。すなわち、異なる波長
であってもX線位相シフト量が約−πラジアン、透過率
が20%から50%の範囲にあるX線吸収体材料を用い
ることが、本発明に関わるX線マスクである。
【0055】(露光方法)再び、図1を参照して、上記
X線マスク4AのX線透過体材料として2μm厚のダイ
ヤモンド41a、X線吸収体材料として640nm厚、
密度3.5g/cm3のダイヤモンド41bと、300n
m厚、密度16.2g/cm3のタングステン41cとの
2層からなるX線マスク4Aに形成された160nm
(W)開口マスクパタ−ンの転写を行なった。
【0056】露光には、偏向磁場強度3.5T、加速エ
ネルギ0.585GeVの放射光発生装置からの放射光
を、斜入射角1度の白金ミラ−2枚を用いたビ−ムライ
ンで集光し、真空隔壁である厚さ20μmのベリリウム
窓とX線マスクを通過した光を用いて露光を行なうX線
露光装置を用いた。パタ−ンはポリヒドロキシスチレン
をベ−ス樹脂とする厚さ0.2μmのレジストを感光さ
せて形成した。レジストの平均吸収波長は約0.8nm
である。露光ギャップを変えながら露光を行なった結
果、露光ギャップ8μmから16μmの範囲でマスク開
口パタ−ン寸法の約1/2から1/4、つまり、80n
mから40nmの微細な開口パタ−ンを形成することが
できた。
【0057】これはX線吸収体による位相シフトが0.
8nmの波長に対してちょうど−πラジアンとなり、開
口中心強度への第2番目のフレネルの輪帯からの寄与が
増したためである。露光ギャップに対して解像性が高く
なる領域に幅があるのは放射光を用いているためレジス
トの吸収スペクトルが0.6nmから1.2nmまで幅が
あり、それぞれの波長によって最適な露光ギャップが異
なるためと、0.6nmから1.2nm範囲の波長によっ
てX線吸収体40bの位相シフト量がおおむね(−1/
2)・πラジアンから(−3/2)・πラジアンの範囲
で変動するためであると思われる。
【0058】また、本実施の形態では開口パタ−ン中心
部の露光強度を向上できたので、より高速なパタ−ン形
成が可能となりスル−プットが向上した。本実施の形態
では、放射線発生装置からの放射光をX線源として用い
た場合について説明したが、本発明の原理からX線源と
して放射光に限るのでなく、プラズマX線源等の放射光
とは異なる発生様式から発生されたX線を用いても同様
の効果を得ることができる。
【0059】(実施の形態2) (X線マスク4C)次に、図4を参照して、実施の形態
2におけるX線マスク4Cについて説明する。図4はX
線透過体材料43aと、それぞれ(−π/2)・ラジア
ン、合わせて−πラジアンのX線位相シフトをもつ、透
過率の高い第1X線吸収体43bと透過率の低い第2X
線吸収体43cとの2層構造からなるX線吸収体とで構
成されるX線マスク4Cの断面構造を示している。X線
透過体43aに近い側に、透過率の高い第1X線透過体
材料43bが設けられている。
【0060】また、透過率の高い第1X線吸収体43b
の開口部が、透過率の低い第2X線吸収体43cの開口
部含まれるように設けられるとともに、第1X線吸収体
43bの開口パタ−ン寸法(W1)を第2X線吸収体4
3cの開口パタ−ン寸法(W2)よりも狭くしている。
開口パターン寸法(W2)は第1番目のフレネルの輪帯
と同じ大きさとしている。この構成により、開口中心を
通過した光に対する第2X線吸収体の開口パターンの開
口端を通過した光の開口中心のレジスト上における位相
差は、光路差による位相差−πラジアンと第1X線吸収
体による位相シフト量(−1/2)・πラジアンと合わ
せ、(1/2)・πラジアンとなる。つまり、本実施の
形態のように、第1X線吸収体の開口パターン寸法を第
2X線吸収体の開口パターン寸法より狭くすることで、
第1X線吸収体の開口パターンの端を通過した光の位相
差は、πラジアンから(1/2)・πラジアンへ低減
し、開口中心部の強度はさらに向上する。その結果、よ
り微細なパターンの形成が可能となる。
【0061】(X線マスク4D)本実施の形態では高い
透過率の第1X線吸収体43bを膜厚一定として開口部
を狭くしたが、他の構造として、図5に示すX線マスク
4Dに示すように、高い透過率の第1X線吸収体44b
の開口領域を、X線透過体44aから透過率の低い第2
X線吸収体44cに向かうにしたがって、徐々に大きく
なるテーパ形状(T)とすることも可能である。このよ
うにテ−パ−形状(T)を採用することでX線吸収体材
料による位相シフト量が大きくなるため、さらに開口部
中心の強度が増強し、より微細なパタ−ンを解像するこ
とが可能となる。
【0062】(X線マスク4E)なお、X線マスク4D
に示す高い透過率の第1X線吸収体44bの開口領域だ
けでなく、図6に示すX線マスク4Eのように、高い透
過率の第1X線吸収体45bの開口領域および低い透過
率の第2X線吸収体45cの開口領域がX線透過体45
aから遠ざかるにしたがって、徐々に大きくなる連続し
たテーパ形状(T,t)を採用することも可能である。
【0063】(実施の形態3) (X線マスク4F)次に、図7を参照して、実施の形態
3におけるX線マスク4Fについて説明する。図7はX
線透過体46aと、透過率70%以上で−πラジアンの
X線位相シフト量をもつX線吸収体46bで構成される
周期ライン&スペ−スマスクパタ−ンの断面形状を示し
ている。1.27μm厚のダイヤモンド一層をX線吸収
体46bの材料とすると、波長0.8nmのX線に対し
てX線位相シフト量−πラジアン、透過率75%を得る
ことができる。
【0064】このX線マスク4Fを平均吸収波長0.8
nmの露光スペクトルを用いて露光ギャップ10μmで
転写を行うと、(G・λ)1/2を満たすマスクパタ−ン寸
法90nmライン&スペ−スマスクパタ−ンにおいて、
半分の周期の45nmライン&スペ−ス転写パタ−ンを
形成することができた。
【0065】また、図8に示すX線マスク4Gは、図7
に示すX線マスク4Fの構造と比較した場合、X線吸収
体47bの間において露出するX線透過体47aの上
に、透過率がX線吸収体47bと同じで、位相シフト量
がX線吸収体47bの1/2以下となる透過率調整膜4
7cを成膜している。
【0066】このように透過率調整膜47cを設けるこ
とにより、X線吸収体47bとX線透過体47aとの透
過率が一致するため、パタ−ンをより均一に形成するこ
とができた。透過率調整膜47cとしてチタン、バナジ
ウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、
銅、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウム、ルテニウム、ロジ
ウム、パラジウム、銀、インジウム、錫、アンチモン、
テルリウム、ハフニウム、タングステン、タンタル、レ
ニウム、オスミウム、イリジウム、白金、金、ビスマ
ス、ルチウム、ランタニウム、セリウムを採用した場合
には、波長0.8nmのX線に対して75%の透過率の
膜厚における位相シフト量が、1.27μm厚ダイヤモ
ンドの1/2以下となる。
【0067】さらに、透過率調整膜47cとしてニッケ
ル、銅、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウムおよびタングス
テン、タンタル、レニウム、オスミウム、イリジウム、
白金、金を採用した場合には、位相シフト量が1.27
μm厚ダイヤモンドの1/3以下となり、より効果的で
ある。
【0068】(実施の形態4)上記実施の形態1に示し
た露光方法を用いて半導体装置を製造した。X線透過体
材料として2μm厚のダイヤモンド、X線吸収体材料と
して640nm厚、密度3.5g/cm3のダイヤモンド
(第1X線吸収体)と、300nm厚、密度16.2g
/cm3のタングステン(第2X線吸収体)との2層か
らなるX線マスクに形成された160nm開口マスクパ
タ−ンの転写を行なった。
【0069】露光には、偏向磁場強度3.5T、加速エ
ネルギ0.585GeVの放射光発生装置からの放射光
を、斜入射角1度の白金ミラ−2枚を用いたビ−ムライ
ンで集光し、真空隔壁である厚さ20μmのベリリウム
窓とX線マスクを通過した光を用いた。160nm開口
孤立X線マスクパタ−ンを用いて、露光ギャップ12μ
mでポリヒドロキシスチレンをベ−ス樹脂とする厚さ
0.2μmのレジストを感光させてマスクパタ−ン寸法
の1/4である40nm開口パタ−ンを形成した。この
レジストパタ−ンをエッチングして下地膜を加工し、つ
いで、洗浄、成膜し、再び別のX線マスクを用いて露光
を行い、これらの工程を繰り返すことで半導体装置を製
造した。
【0070】その結果、本願発明の特徴であるπラジア
ンのX線位相シフト量をもつX線マスクを用いて転写す
ることにより、従来のX線マスクを用いる場合よりも微
細なパタ−ンが形成でき、より高性能な半導体装置を製
造することができた。
【0071】なお、上述した各実施の形態はすべての点
で例示であって制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請
求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味
および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図さ
れる。
【0072】
【発明の効果】この発明に基づいたX線マスクによれ
ば、孤立開口マスクパタ−ンを用いてマスクパタ−ンよ
り微細なパタ−ンを形成することが可能になる。
【0073】また、この発明に基づいた露光方法によれ
ば、孤立開口パタ−ン中心の強度が増加するX線マスク
を使用することにより、露光時間を短縮でき、スル−プ
ットが向上する。
【0074】さらに、この発明に基づいた露光方法で製
造された半導体装置によれば、従来のX線マスクを用い
る場合よりも微細なパタ−ンが形成でき、より高性能な
半導体装置を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 周期2×Lのライン&スペ−スマスクパタ−
ンのX線透過体40aの中心を透過した光aのX線吸収
体40bの中心を透過した光bに対して、露光ギャップ
Gだけ離れたレジスト面5S上のX線透過体40a直下
の位置c、X線透過体40aとX線吸収体40bとの境
界直下の位置d、X線吸収体40b直下の位置eにおけ
る位相差を説明するための図である。
【図2】 本発明に基づく実施の形態1におけるX線マ
スク4Aの断面構造を示す図である。
【図3】 高透過率のX線吸収体42bと低透過率のX
線吸収体42cとの2層構造からなるX線吸収体4Bだ
けでX線マスクを構成したステンシルマスクの断面構造
を示す図である。
【図4】 本発明に基づく実施の形態2におけるX線マ
スク4Cの断面構造を示す図である。
【図5】 本発明に基づく実施の形態2における他の形
態のX線マスク4Dの断面構造を示す図である。
【図6】 本発明に基づく実施の形態2におけるさらに
他の形態のX線マスク4Eの断面構造を示す図である。
【図7】 本発明に基づく実施の形態3におけるX線マ
スク4Fの断面構造を示す図である。
【図8】 本発明に基づく実施の形態3における他の形
態のX線マスク4Gの断面構造を示す図である。
【図9】 従来のX線近接露光方法の概略を示す模式図
である。
【図10】 フレネルの輪帯を説明するための模式図で
ある。
【符号の説明】
4A,4B,4C,4D,4E,4F,4G X線マス
ク、40a,43a,44a,45a,46a,47a
X線透過体、40b,42b,42c,43b,43
c,44b,44c,45b,45c,46b,47b
X線吸収体、47 透過率調整膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢部 秀毅 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2H095 BA03 BA10 BB02 BB03 BB31 BC09 BC11 BC24 BC27 2H097 AA20 CA15 GA45 JA02 LA10 5F046 GD01 GD03 GD10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線源から放出されたX線がレジストを
    照射するX線露光方法に用いられる、X線透過体および
    X線吸収体からなるX線マスクであって、 前記レジストの平均吸収波長に対する前記X線吸収体の
    位相シフト量が、(−1/2)・πラジアンから(−3
    /2)・πラジアンの範囲に設けられ、 前記レジストの平均吸収波長に対する前記X線吸収体の
    マスクコントラストが2から5の範囲に設けられる、X
    線マスク。
  2. 【請求項2】 前記X線透過体として、ダイヤモンド、
    珪素、炭化珪素、窒化珪素のいずれかの材料を用い、 前記X線吸収体は、前記X線透過体の上に設けられる第
    1X線吸収体と、この第1X線吸収体の上に設けられる
    第2X線吸収体との2層構造を有し、 前記第1X線吸収体は、前記レジストの平均吸収波長に
    対する透過率が80%以上、位相シフト量が(−1/
    2)・πラジアンから(−3/2)・πラジアンの範囲
    に設けられ、 前記レジストの平均吸収波長は、前記第1X線吸収体に
    対する透過率が30%以上60%以下、位相シフト量が
    (−1/2)・πラジアンから(−3/2)・πラジア
    ンの範囲に設けられ、 前記第1X線吸収体および前記第2X線吸収体を重ねあ
    わせた状態でのX線吸収体の透過率が20%から50%
    の範囲で、位相シフト量が(−1/2)・πラジアンか
    ら(−3/2)・πラジアンの範囲に設けられる、請求
    項1に記載のX線マスク。
  3. 【請求項3】 前記第1X線吸収体の前記X線透過体を
    露出する開口部が、前記第2X線吸収体の開口部に含ま
    れるように設けられるとともに、前記第1X線吸収体の
    開口部の開口幅が、前記第2X線吸収体の開口部の開口
    幅よりも小さくなるように設けられる、請求項1または
    2に記載のX線マスク。
  4. 【請求項4】 X線源から放出されたX線がレジストを
    照射するX線露光方法に用いられる、X線吸収体のみか
    らなるステンシルマスクで構成されるX線マスクであっ
    て、 前記X線吸収体は、第1X線吸収体と第2X線吸収体と
    の2層構造を有し、 前記第1X線吸収体は、前記レジストの平均吸収波長に
    対する透過率が80%以上、位相シフト量が(−1/
    2)・πラジアンから(−3/2)・πラジアンの範囲
    に設けられ、 前記レジストの平均吸収波長は、前記第1X線吸収体に
    対する透過率が30%以上60%以下、位相シフト量が
    (−1/2)・πラジアンから(−3/2)・πラジア
    ンの範囲に設けられ、 前記第1X線吸収体および前記第2X線吸収体を重ねあ
    わせた状態でのX線吸収体の透過率が20%から50%
    の範囲で、位相シフト量が(−1/2)・πラジアンか
    ら(−3/2)・πラジアンの範囲に設けられる、X線
    マスク。
  5. 【請求項5】 X線源から放出されたX線がレジストを
    照射するX線露光方法に用いられる、X線透過体および
    X線吸収体からなるX線マスクであって、 前記レジストの平均吸収波長に対する前記X線吸収体の
    位相シフト量が、ほぼ−πラジアンで、当該X線マスク
    の透過率が70%以上である、X線マスク。
  6. 【請求項6】 前記X線吸収体による開口パタ−ンが周
    期的に設けられ、 前記X線吸収体の開口パタ−ン間の前記X線透過体上
    に、前記X線吸収体の透過率とほぼ等しい透過率を持つ
    調整膜が設けられる、請求項5に記載のX線マスク。
  7. 【請求項7】 X線源から放出されたX線が、請求項1
    から請求項4のいずれかに記載のX線マスクを通過した
    後に、レジストを照射するX線露光方法であって、 前記X線マスクの開口マスクパタ−ン寸法よりも微細な
    開口パタ−ンをレジスト上に形成するステップを備え
    る、X線露光方法。
  8. 【請求項8】 X線源から放出されたX線が、X線透過
    体とX線吸収体とからなる請求項5または6に記載のX
    線マスクを通過した後に、レジストを照射するX線露光
    方法であって、 前記X線マスクは、前記X線吸収体パタ−ンと、前記X
    線吸収体パタ−ンの開口部から露出するX線透過体パタ
    ーンとが交互に配列する周期パタ−ンを有し、 前記周期パタ−ンの周期寸法の半分の周期寸法をもつ周
    期パタ−ンを前記レジスト上に形成するステップを有す
    る、X線露光方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載のX線露光方法
    を用いて形成したレジストパタ−ンを加工する工程を含
    んだ製造工程で製造されたことを特徴とする半導体装
    置。
  10. 【請求項10】 X線源から放出されたX線が、請求項
    1から請求項6のいずれかに記載のX線マスクを透過し
    た後にレジストを照射することを特徴とする、X線露光
    装置。
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