JP2003338294A - 燃料電池用セパレータ - Google Patents

燃料電池用セパレータ

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JP2003338294A
JP2003338294A JP2002145057A JP2002145057A JP2003338294A JP 2003338294 A JP2003338294 A JP 2003338294A JP 2002145057 A JP2002145057 A JP 2002145057A JP 2002145057 A JP2002145057 A JP 2002145057A JP 2003338294 A JP2003338294 A JP 2003338294A
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龍也 林
Hideo Maeda
秀雄 前田
Hisatoshi Fukumoto
久敏 福本
Akihisa Yoshimura
晃久 吉村
Kenro Mitsuta
憲朗 光田
Keisuke Oda
啓介 小田
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、シール性能の低下を防止し、コン
パクト化を図ることを目的とするものである。 【解決手段】 セパレータ6には、成形装置のイジェク
トピンの先端部による窪み状の第1ないし第5のイジェ
クトピン跡21〜25が設けられている。第1及び第2
のイジェクトピン跡21,22は、互いに隣接する燃料
ガス流路10の間の畝部10aに設けられている。第3
のイジェクトピン跡23は、燃料ガス流路10のUター
ン部10bの内側に位置する畝部10aの端部に設けら
れている。第4のイジェクトピン跡24は、ボルト貫通
孔11の周縁部に設けられている。第5のイジェクトピ
ン跡25は、冷却水マニホールド9の周縁部に設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば固体高分
子形燃料電池に用いられ、成形装置によりモールド成形
される燃料電池用セパレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、燃料電池に使用されるセパレー
タを成形法によって製作する場合、例えば特開2000
−334760号公報及び特開2000−334786
号公報に示されるような圧縮成形法又は射出成形法が用
いられる。
【0003】図5は従来の成形装置の一例を示す断面図
である。金型は、下金型1と、この下金型1に組み合わ
される上金型2とを有している。下金型1には、キャビ
ティ1aと凹部1bとが設けられている。凹部1b内に
は、油圧アクチュエータ(図示せず)により上下動され
る可動板3が配置されている。
【0004】可動板3には、複数本のイジェクトピン4
が立設されている。イジェクトピン4の先端部は、下金
型1を貫通してキャビティ1aの内壁面から突出してい
る。下金型1と可動板3との間には、複数のコイルばね
5が配置されている。
【0005】図5に示した成形装置によりセパレータを
モールド成形する場合、下金型1と上金型2とが組み合
わされ、溶融したモールド材料がキャビティ1a内に流
し込まれる。そして、モールド材料が硬化した後、上金
型2が取り外され、コイルばね5に逆らって可動板3が
上動される。これにより、イジェクトピン4がキャビテ
ィ1a内へ変位され、下金型1から成形物が押し出され
る。これは射出成形の場合の成形手順であるが、圧縮成
形の場合もモールド材料の硬化後の取り出し方法は同様
である。
【0006】成形後のセパレータに不要な突出部がある
と、後加工にて突出部を削り取る必要がありコストがか
かる。このため、成形されたセパレータに突出部が生じ
ないように、イジェクトピン4の位置は、成形時にキャ
ビティ1aの内壁面から僅かに突出するように設定され
ている。従って、成形されたセパレータには、窪み状の
イジェクトピン跡が残る。
【0007】図6は従来の燃料電池用セパレータの一例
を示す平面図である。平板状のセパレータ6には、一対
の燃料ガスマニホールド7、一対の酸化剤ガスマニホー
ルド8、及び一対の冷却水マニホールド9が設けられて
いる。これらのマニホールド7〜9は、セパレータ6を
貫通する貫通孔である。
【0008】セパレータ6の一方の面には、一対の燃料
ガスマニホールド7間を接続する複数の溝状の流体流路
である燃料ガス流路10が並列に形成されている。セパ
レータ6の外周部近傍には、燃料電池積層体(図示せ
ず)を締め付ける締付ボルトが挿通される複数のボルト
貫通孔11が設けられている。また、セパレータ6の外
周部近傍、及び燃料ガスマニホールド7と燃料ガス流路
10との間には、複数のイジェクトピン跡12が設けら
れている。
【0009】イジェクトピン跡12は、直径2mmの円
形である。また、ボルト貫通孔11は、燃料ガス流路1
0から3mmの位置にあり、セパレータ6の外周部から
も3mmの位置にある。
【0010】図7は図6のセパレータ6を有する単セル
の部分断面図である。セパレータ6の他方の面には、一
対の冷却水マニホールド9間を接続する複数の溝状の流
体流路である冷却水流路13が並列に形成されている。
固体高分子膜14の両面の外周部には、絶縁枠15が接
合されている。また、固体高分子膜14の両面には、白
金を主とする触媒を介在するガス透過性のカーボンペー
パ16が接合されている。
【0011】固体高分子膜14及びカーボンペーパ16
の積層体は、セパレータ6,17間に介在されている。
セパレータ6は、燃料ガス流路10が一方のカーボンペ
ーパ10と接触するように配置されている。セパレータ
17には、セパレータ6と同様に、一対の燃料ガスマニ
ホールド、一対の酸化剤ガスマニホールド、一対の冷却
水マニホールド、ボルト貫通孔11及びイジェクトピン
跡12が設けられている。
【0012】また、セパレータ17には、一対の酸化剤
ガスマニホールド8間を接続する複数の溝状の流体流路
である酸化剤ガス流路(空気流路)18が並列に形成さ
れている。セパレータ17は、酸化剤ガス流路18が他
方のカーボンペーパ10と接触するように配置されてい
る。絶縁枠15とセパレータ6,17との間には、それ
ぞれシール部材19が介在されている。シール部材19
は、例えば板状のゴムにより構成されている。燃料電池
積層体は、複数の単セルを積層し締付ボルトで締め付け
ることにより構成される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の燃
料電池用セパレータ6,17では、イジェクトピン跡1
2が外周部近傍に配置されているため、イジェクトピン
跡12の窪みにシール部材19が沈み込み、シール性能
が低下する恐れがあった。シール性能が低下すると、燃
料ガスが外部に漏れたり、燃料ガスと酸化剤ガスとが混
合されたりする恐れがあった。このため、燃料ガス流路
10と酸化剤ガスマニホールド8との間の距離や、酸化
剤ガスマニホールド8とセパレータ6,17の外周部と
の間の距離を大きくする必要があり、セパレータ6,1
7の小形化の妨げとなっていた。
【0014】ガス漏れ防止に必要なイジェクトピン跡1
2と燃料ガス流路10や各マニホールド7〜9との距離
は、2mm以上であることを実験で確認した。従って、
燃料ガス流路10と酸化剤ガスマニホールド8との間に
直径2mmのイジェクトピン跡12を設ける場合、燃料
ガス流路10と酸化剤ガスマニホールド8との間の距離
は最低6mm必要である。また、酸化剤ガスマニホール
ド8とセパレータ6の外周部との間に直径2mmのイジ
ェクトピン跡12を設ける場合、酸化剤ガスマニホール
ド8とセパレータ6の外周部との間の距離は最低6mm
必要である。
【0015】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、シール性能の
低下を防止し、コンパクト化を図ることができる燃料電
池用セパレータを得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る燃料電池
用セパレータは、キャビティを有する金型と、成形時に
キャビティの内壁面から突出するように金型に設けら
れ、成形後にキャビティ内へ変位されることにより金型
から成形物を押し出すイジェクトピンとを備えた成形装
置によりモールド成形され、複数の溝状の流体流路が並
列に形成されているものにおいて、イジェクトピンの先
端部によるイジェクトピン跡が、互いに隣接する流体流
路間の畝部に設けられているものである。
【0017】また、この発明に係る燃料電池用セパレー
タは、キャビティを有する金型と、成形時にキャビティ
の内壁面から突出するように金型に設けられ、成形後に
キャビティ内へ変位されることにより金型から成形物を
押し出すイジェクトピンとを備えた成形装置によりモー
ルド成形され、Uターン部を有する溝状の流体流路が形
成されているものにおいて、イジェクトピンの先端部に
よるイジェクトピン跡が、Uターン部の内側に位置する
畝部の端部に設けられているものである。
【0018】さらに、この発明に係る燃料電池用セパレ
ータは、キャビティを有する金型と、成形時にキャビテ
ィの内壁面から突出するように金型に設けられ、成形後
にキャビティ内へ変位されることにより金型から成形物
を押し出すイジェクトピンとを備えた成形装置によりモ
ールド成形され、燃料電池積層体を締め付ける締付ボル
トが挿通されるボルト貫通孔が設けられているものにお
いて、イジェクトピンの先端部によるイジェクトピン跡
が、ボルト貫通孔の周縁部の少なくとも一部に設けられ
ているものである。
【0019】さらにまた、この発明に係る燃料電池用セ
パレータは、キャビティを有する金型と、成形時にキャ
ビティの内壁面から突出するように金型に設けられ、成
形後にキャビティ内へ変位されることにより金型から成
形物を押し出すイジェクトピンとを備えた成形装置によ
りモールド成形され、貫通孔状のマニホールドが設けら
れているものにおいて、イジェクトピンの先端部による
イジェクトピン跡が、マニホールドの周縁部の少なくと
も一部に設けられているものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。図1はこの発明の実施の形態の一例
による燃料電池用セパレータを示す平面図、図2は図1
のII−II線に沿う断面図、図3は図1のIII−I
II線に沿う断面図、図4は図1のIV−IV線に沿う
断面図である。
【0021】図において、平板状のセパレータ6には、
一対の燃料ガスマニホールド7、一対の酸化剤ガスマニ
ホールド8、及び一対の冷却水マニホールド9が設けら
れている。これらのマニホールド7〜9は、セパレータ
6を貫通する貫通孔である。
【0022】セパレータ6の一方の面には、一対の燃料
ガスマニホールド7間を接続する複数の溝状の流体流路
である燃料ガス流路10が並列に形成されている。互い
に隣接する燃料ガス流路10間には、畝部10aが形成
されている。燃料ガス流路10は、複数のUターン部
(折り返し部)10bを有し、蛇行するように配置され
ている。セパレータ6の外周部近傍には、燃料電池積層
体(図示せず)を締め付ける締付ボルトが挿通される複
数のボルト貫通孔11が設けられている。
【0023】セパレータ6には、イジェクトピン4(図
5)の先端部による窪み状の第1ないし第5のイジェク
トピン跡21〜25が設けられている。第1のイジェク
トピン跡21は、互いに隣接する2本の燃料ガス流路1
0にかかるように畝部10aに設けられている。
【0024】第2のイジェクトピン跡22は、互いに隣
接する3本の燃料ガス流路10にかかるように畝部10
aに設けられている。第2のイジェクトピン跡22は、
第1のイジェクトピン跡21に対応するイジェクトピン
4よりも大径のイジェクトピン4により形成されてい
る。第3のイジェクトピン跡23は、Uターン部10b
の内側に位置する畝部10aの端部に設けられている。
【0025】第4のイジェクトピン跡24は、ボルト貫
通孔11の周縁部に設けられている。即ち、第4のイジ
ェクトピン跡24は、ボルト貫通孔11よりも大径のイ
ジェクトピン4により形成されている。
【0026】第5のイジェクトピン跡25は、冷却水マ
ニホールド9の周縁部に設けられている。即ち、第5の
イジェクトピン跡25は、冷却水マニホールド9よりも
幅寸法の大きいイジェクトピン4により形成されてい
る。
【0027】なお、この実施の形態では、第1ないし第
5のイジェクトピン跡21〜25を1枚のセパレータ6
に形成しているが、実際には、これら第1ないし第5の
イジェクトピン跡21〜25のうちの1つを選択して形
成するか、又は2つ以上を選択し組み合わせて形成すれ
ばよい。
【0028】また、セパレータ6をモールド成形するた
めの成形装置には、イジェクトピン跡21〜25に対応
した位置にイジェクトピン4が配置されているのは言う
までもない。即ち、本実施の形態によるセパレータ製造
用成形装置におけるイジェクトピン4の位置は、従来例
に示した成形装置とは異なっている。
【0029】このような燃料電池用セパレータ6では、
畝部10aに第1及び第2のイジェクトピン跡21,2
2が設けられているので、第1及び第2のイジェクトピ
ン跡21,22とシール部材19(図7)とが重なら
ず、シール性能の低下が防止される。これにより、セパ
レータ6の面積を小さくしてコンパクト化を図ることが
できる。
【0030】また、第1及び第2のイジェクトピン跡2
1,22は、複数の燃料ガス流路10にかかるように設
けられているので、万一燃料ガス流路10の1つに目詰
まりが生じた場合に、目詰まりした燃料ガス流路10に
イジェクトピン跡21,22を通して燃料ガスを供給す
ることができる。また、燃料ガスのアンバランスな消費
を解消することが可能であり、消費率の高い燃料ガス流
路10の下流における燃料ガス欠乏を解消することもで
きる。
【0031】さらに、Uターン部10bの内側に位置す
る畝部10aの端部に第3のイジェクトピン跡23を設
けたので、第3のイジェクトピン跡23とシール部材1
9とが重ならず、シール性能の低下が防止される。これ
により、セパレータ6の面積を小さくしてコンパクト化
を図ることができる。また、燃料ガス流路10を流れる
燃料ガスが他の燃料ガス流路10に分流されることがな
い。さらに、イジェクトピン跡23の面積は僅かである
ため、カーボンペーパ16との接触面積を大きく減少す
ることはなく、発電性能が損なわれることはない。
【0032】さらにまた、ボルト貫通孔11の周縁部に
第4のイジェクトピン跡24を設けたので、第4のイジ
ェクトピン跡24とシール部材19とが重ならず、シー
ル性能の低下が防止される。これにより、セパレータ6
の面積を小さくしてコンパクト化を図ることができる。
例えば、第4のイジェクトピン跡24の半径を、ボルト
貫通孔11の半径よりも1mm大きく設定すれば、第4
のイジェクトピン跡24と燃料ガス流路10との間の距
離を2mm以上容易に確保することができる。
【0033】また、冷却水マニホールド9の周縁部に第
5のイジェクトピン跡25を設けたので、第5のイジェ
クトピン跡25とシール部材19とが重ならず、シール
性能の低下が防止される。これにより、セパレータ6の
面積を小さくしてコンパクト化を図ることができる。
【0034】例えば、第5のイジェクトピン跡25の幅
を冷却水マニホールド9より両側に1mmずつ広げた場
合、冷却水マニホールド9と燃料ガス流路10との間の
距離を最低3mm確保すれば、第5のイジェクトピン跡
25と燃料ガス流路10との間の距離をガス漏れ防止に
必要な2mm以上確保することができる。同様に、セパ
レータ6の外周部と冷却水マニホールド9との間の距離
も最低3mmでよいことになる。
【0035】なお、上記の例では、冷却水マニホールド
の周縁部に第5のイジェクトピン跡25を設けたが、燃
料ガスマニホールド7又は酸化剤ガスマニホールド8の
周縁部にイジェクトピン跡を設けてもよい。また、ボル
ト貫通孔11と同様に外縁部全てにイジェクトピン跡を
設けてもよい。
【0036】また、上記の例では、セパレータ6の燃料
ガス流路10が形成された面にイジェクトピン跡21〜
25を設けたが、冷却水流路が形成された面にイジェク
トピン跡を設けてもよい。
【0037】さらに、上記の例では、燃料ガス流路10
が形成されたセパレータ6にイジェクトピン跡21〜2
5を設けたが、酸化剤ガス流路(空気流路)が形成され
たセパレータについても、酸化剤ガス流路の畝部、Uタ
ーン部の内側、ボルト貫通孔の周縁部、又はマニホール
ドの周縁部にイジェクトピン跡を設けることにより、同
様の効果を得ることができる。
【0038】さらにまた、上記の例では、固体高分子形
燃料電池のセパレータについて説明したが、モールド成
形されるものであれば、他の種類の燃料電池のセパレー
タにもこの発明は適用できる。
【0039】また、セパレータの構成材料としては、例
えばカーボン又は樹脂を用いることができる。カーボン
材料としては、例えば天然黒鉛又は人工黒鉛等の黒鉛、
PAN系カーボン繊維又はピッチ系カーボン繊維等のカ
ーボン繊維、若しくはファーネスブラック、アセチレン
ブラック又はサーマルブラック等のカーボンブラックを
用いることができる。樹脂材料としては、例えばフェノ
ール樹脂又はエポキシ樹脂等の圧縮成形材料である熱硬
化性樹脂、若しくはポリフェニレンサルファイド(PP
S)、ポリプロピレン(PP)又はポリフッ化ビニリデ
ン(PVDF)等の射出成形材料である熱可塑性樹脂を
用いることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の燃料電
池用セパレータは、イジェクトピンの先端部によるイジ
ェクトピン跡が、互いに隣接する流体流路間の畝部に設
けられているので、シール性能の低下を防止し、コンパ
クト化を図ることができる。また、この発明の燃料電池
用セパレータは、イジェクトピンの先端部によるイジェ
クトピン跡が、Uターン部の内側に位置する畝部の端部
に設けられているので、シール性能の低下を防止し、コ
ンパクト化を図ることができる。さらに、この発明の燃
料電池用セパレータは、イジェクトピンの先端部による
イジェクトピン跡が、ボルト貫通孔の周縁部に設けられ
ているので、シール性能の低下を防止し、コンパクト化
を図ることができる。さらにまた、この発明の燃料電池
用セパレータは、イジェクトピンの先端部によるイジェ
クトピン跡が、マニホールドの周縁部に設けられていの
で、シール性能の低下を防止し、コンパクト化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の一例による燃料電池
用セパレータを示す平面図である。
【図2】 図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】 図1のIII−III線に沿う断面図であ
る。
【図4】 図1のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】 従来の成形装置の一例を示す断面図である。
【図6】 従来の燃料電池用セパレータの一例を示す平
面図である。
【図7】 図6のセパレータを有する単セルの部分断面
図である。
【符号の説明】
1 下金型、1a キャビティ、2 上金型、4 イジ
ェクトピン、6 セパレータ、7 燃料ガスマニホール
ド、8 酸化剤ガスマニホールド、9 冷却水マニホー
ルド、10 燃料ガス流路(流体流路)、10a 畝
部、10b Uターン部、11 ボルト貫通孔、21
第1のイジェクトピン跡、22 第2のイジェクトピン
跡、23 第3のイジェクトピン跡、24 第4のイジ
ェクトピン跡、25 第5のイジェクトピン跡。
フロントページの続き (72)発明者 福本 久敏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 吉村 晃久 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 光田 憲朗 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小田 啓介 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AH33 CA09 CA11 CB01 CM02 5H026 AA06 BB02 CC03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティを有する金型と、成形時に上
    記キャビティの内壁面から突出するように上記金型に設
    けられ、成形後に上記キャビティ内へ変位されることに
    より上記金型から成形物を押し出すイジェクトピンとを
    備えた成形装置によりモールド成形され、複数の溝状の
    流体流路が並列に形成されている燃料電池用セパレータ
    において、上記イジェクトピンの先端部によるイジェク
    トピン跡が、互いに隣接する上記流体流路間の畝部に設
    けられていることを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  2. 【請求項2】 キャビティを有する金型と、成形時に上
    記キャビティの内壁面から突出するように上記金型に設
    けられ、成形後に上記キャビティ内へ変位されることに
    より上記金型から成形物を押し出すイジェクトピンとを
    備えた成形装置によりモールド成形され、Uターン部を
    有する溝状の流体流路が形成されている燃料電池用セパ
    レータにおいて、上記イジェクトピンの先端部によるイ
    ジェクトピン跡が、上記Uターン部の内側に位置する畝
    部の端部に設けられていることを特徴とする燃料電池用
    セパレータ。
  3. 【請求項3】 キャビティを有する金型と、成形時に上
    記キャビティの内壁面から突出するように上記金型に設
    けられ、成形後に上記キャビティ内へ変位されることに
    より上記金型から成形物を押し出すイジェクトピンとを
    備えた成形装置によりモールド成形され、燃料電池積層
    体を締め付ける締付ボルトが挿通されるボルト貫通孔が
    設けられている燃料電池用セパレータにおいて、上記イ
    ジェクトピンの先端部によるイジェクトピン跡が、上記
    ボルト貫通孔の周縁部の少なくとも一部に設けられてい
    ることを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  4. 【請求項4】 キャビティを有する金型と、成形時に上
    記キャビティの内壁面から突出するように上記金型に設
    けられ、成形後に上記キャビティ内へ変位されることに
    より上記金型から成形物を押し出すイジェクトピンとを
    備えた成形装置によりモールド成形され、貫通孔状のマ
    ニホールドが設けられている燃料電池用セパレータにお
    いて、上記イジェクトピンの先端部によるイジェクトピ
    ン跡が、上記マニホールドの周縁部の少なくとも一部に
    設けられていることを特徴とする燃料電池用セパレー
    タ。
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