JP2003336538A - 内燃機関の排出ガス浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排出ガス浄化装置

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JP2003336538A
JP2003336538A JP2002143942A JP2002143942A JP2003336538A JP 2003336538 A JP2003336538 A JP 2003336538A JP 2002143942 A JP2002143942 A JP 2002143942A JP 2002143942 A JP2002143942 A JP 2002143942A JP 2003336538 A JP2003336538 A JP 2003336538A
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temperature
exhaust gas
catalyst
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internal combustion
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JP2002143942A
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Toshikazu Tanaka
敏和 田中
Hiroshi Tanaka
比呂志 田中
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排出ガス温度調節装置でNOx触媒に流入す
る排出ガス温度を制御してNOx触媒温度を制御するシ
ステムの触媒温度制御精度を向上させる。 【解決手段】 エンジン運転状態に基づいて触媒温度推
定値TMPSMを算出し、この触媒温度推定値TMPS
Mから排出ガス温度センサ28の位置における排出ガス
温度推定値(センサ位置温度推定値)TMPOSMを算
出する。このセンサ位置温度推定値TMPOSMと排出
ガス温度センサ28で検出した排出ガス温度TMPSE
NSとの偏差から推定値補正量DLTMPを算出し、こ
の推定値補正量DLTMPを用いて触媒温度推定値TM
PSMを補正することで、触媒温度推定値TMPSMを
精度良く算出する。このようにして求めた触媒温度推定
値TMPSMに応じて排出ガス温度調節装置25を制御
することで、NOx触媒26の温度を高NOx浄化率温
度領域内に精度良く制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排出ガス温度調節
装置で触媒に流入する排出ガス温度を制御して触媒の温
度を制御する内燃機関の排出ガス浄化装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】排出ガスを浄化するための触媒は、触媒
の温度(以下「触媒温度」という)が浄化ウインドウと
呼ばれる所定の温度領域(例えば400〜800℃)の
範囲内でのみ、高い浄化率を示すという特性を持ってい
る。
【0003】そこで、特開2001−214734号公
報に示すように、触媒の下流側に、触媒温度の代用情報
として排出ガス温度を検出する排出ガス温度センサを設
置すると共に、触媒の上流側に、放熱特性の異なる2つ
の排出ガス通路を並列に設け、排出ガス温度センサの出
力(触媒温度の代用情報)に応じて排出ガスの通過経路
を放熱特性の異なる2つの排出ガス通路間で切り換え
て、排出ガスの放熱量を調節することで、触媒に流入す
る排出ガスの温度を調節して触媒温度を高浄化率温度領
域内に制御するようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の技術では、
触媒の下流側に設置した排出ガス温度センサの出力(排
出ガス温度の検出値)をそのまま触媒温度と見なして排
出ガス温度を制御するようにしている。しかしながら、
実際には、触媒温度は、過去(排出ガス温度センサより
も上流側)の排出ガス温度の影響を受ける。従って、触
媒温度の挙動と排出ガス温度センサの出力(排出ガス温
度の検出値)の挙動とが異なってきて触媒温度と排出ガ
ス温度センサの出力(排出ガス温度の検出値)との対応
関係がずれてくるため、上記公報のように、排出ガス温
度センサの出力(排出ガス温度の検出値)をそのまま触
媒温度と見なして排出ガス温度を制御したのでは、エン
ジン運転状態の影響を受けて、実際の触媒温度を精度良
く高浄化率温度領域内に制御することができない。その
ため、実際の触媒温度が高浄化率温度領域から外れて、
浄化率が低下することがある。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、触媒の温度を高浄化
率温度領域内に精度良く制御することができる内燃機関
の排出ガス浄化装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の内燃機関の排出ガス浄化装置
は、内燃機関の排出ガス通路に排出ガスを浄化するため
の触媒を設けると共に、排出ガス通路に排出ガスの温度
を検出する排出ガス温度センサを設けた構成とし、排出
ガス温度センサの出力と、触媒と排出ガス温度センサの
位置関係とに基づいて触媒の温度を触媒温度推定手段に
より推定するようにしたものである。このようにすれ
ば、排出ガス温度センサの出力と、触媒と排出ガス温度
センサの位置関係とに基づいて触媒の温度を精度良く推
定することができる。
【0007】この場合、請求項2のように、触媒温度推
定手段で推定した触媒温度推定値に基づいて触媒の温度
を触媒温度制御手段により調整するようにすると良い。
このようにすれば、精度良く推定された触媒温度推定値
に基づいて、触媒の温度を高浄化率温度領域内に調整す
ることができる。
【0008】より具体的には、請求項3のように、排出
ガス通路に、排出ガスの放熱量を調節して排出ガス温度
を調節する排出ガス温度調節装置を設け、触媒温度制御
手段によって、排出ガス温度調節装置を制御すること
で、触媒に流入する排出ガスの温度を調節して該触媒の
温度を浄化率の高くなる温度領域内に制御するようにす
ると良い。
【0009】この場合、排出ガス温度調節装置の構成例
としては、請求項4のように、内燃機関の排出ガス通路
に、放熱特性の異なる複数の通路部を並列に設け、排出
ガスを流す通路部を切り換えたり、或は、各通路部の排
出ガス流量を調節したりすることで、排出ガスの放熱量
を調節して排出ガス温度を調節するようにしても良い。
このようにすれば、比較的簡単な構成で排出ガス温度を
調節できる。
【0010】ところで、近年、筒内噴射エンジンやリー
ンバーンエンジンのように、稀薄な混合気を燃焼させる
エンジンでは、理論空燃比の混合気を燃焼させる吸気ポ
ート噴射エンジンと比較して、排出ガス中のNOx(窒
素酸化物)が多くなるため、排気管中にNOxを還元浄
化するNOx触媒(NOx吸蔵還元型の触媒)を搭載す
るようにしたものが多い。このNOx触媒は、図5に示
すように、NOx触媒の温度が浄化ウインドウと呼ばれ
る所定の温度領域(例えば300〜500℃)の範囲内
でのみ、高いNOx浄化率を示すという特性を持ってい
る。
【0011】そこで、請求項5のように、本発明は、触
媒として排出ガス中のNOxを浄化するNOx触媒を備
えた排出ガス浄化システムに適用しても良い。このよう
にすれば、NOx触媒においても、触媒温度を常に高浄
化率の温度領域に制御することができる。
【0012】一般に、内燃機関の運転状態が変化する
と、それに応じて内燃機関から排出される排気熱量(排
出ガス流量や排出ガス温度)が変化し、触媒に与える熱
量も変化する。このため、エンジン運転状態によって触
媒温度の挙動と排出ガス温度センサの出力の挙動とが異
なってきて触媒温度と排出ガス温度センサの出力との対
応関係がずれてくる。
【0013】そこで、触媒温度推定値を算出する具体的
な手法としては、請求項6のように、現在の内燃機関の
運転状態に応じた触媒温度推定値を触媒温度推定値算出
手段により算出すると共に、触媒と排出ガス温度センサ
との位置関係と前記触媒温度推定値とに基づいて前記排
出ガス温度センサの位置における排出ガス温度の推定値
(以下「センサ位置温度推定値」という)をセンサ位置
温度推定値算出手段により算出し、前記センサ位置温度
推定値と前記排出ガス温度センサの出力との偏差に基づ
いて前記触媒温度推定値を補正するようにしても良い。
【0014】つまり、現在の内燃機関の運転状態に応じ
て算出した触媒温度推定値と、触媒と排出ガス温度セン
サの位置関係(両者の温度差)とからセンサ位置温度推
定値を算出し、このセンサ位置温度推定値と排出ガス温
度センサの出力(センサ位置温度検出値)との偏差が触
媒温度推定値のずれに相当するものと見なして、当該偏
差分だけ触媒温度推定値を補正すれば、排出ガス温度セ
ンサの出力を基準値として、精度良く補正した触媒温度
推定値を求めることができる。
【0015】前述したように、内燃機関の運転状態に応
じて内燃機関から排出される排気熱量(排出ガス流量や
排出ガス温度)が変化するが、内燃機関から排出された
排出ガスが触媒に流入するまでには多少の時間がかかる
ため、内燃機関の運転状態の変化が触媒の温度変化とし
て現れるまでに多少の時間遅れがある。この時間遅れ特
性は、排出ガス流量(排出ガス流速)等によって変化
し、更に、排出ガス流量(排出ガス流速)は負荷等の内
燃機関の運転状態によって変化するという関係がある。
【0016】そこで、請求項7のように、内燃機関の運
転状態(排気熱量)に応じた触媒温度推定値を算出する
際に、内燃機関の運転状態に基づいて触媒の上昇可能な
温度(以下「触媒上昇可能温度」という)を触媒上昇可
能温度算出手段により算出すると共に、負荷等の内燃機
関の運転状態に基づいて触媒の温度変化特性の時定数
(以下「第1の時定数」という)を第1の時定数算出手
段により算出し、前記触媒上昇可能温度と前記第1の時
定数とに基づいて触媒温度推定値を算出するようにする
と良い。このようにすれば、内燃機関の運転状態の変化
に応じて触媒上昇可能温度を変化させ、この触媒上昇可
能温度の変化に対して、第1の時定数によって負荷等の
運転状態(排出ガス流速等)に応じた適度な時間遅れを
持たせながら触媒温度推定値を変化させることができ
る。これにより、実際の触媒温度の挙動を精度良く反映
させた触媒温度推定値を算出することができ、触媒温度
推定値の算出精度を向上することができる。
【0017】この場合、請求項8のように、内燃機関の
運転状態に応じた触媒上昇可能温度を算出する際に、内
燃機関の回転速度、吸入空気量、吸気管圧力、燃料噴射
量のうちの少なくとも1つに基づいて触媒上昇可能温度
を算出すると良い。内燃機関の回転速度、吸入空気量、
吸気管圧力、燃料噴射量は、いずれも排気熱量(排出ガ
ス温度、排出ガス流量)、ひいては触媒上昇可能温度を
変化させるパラメータとなるため、これらのパラメータ
のうちの少なくとも1つを用いることで触媒上昇可能温
度を算出することができる。
【0018】また、請求項9のように、第1の時定数を
算出する際に、吸入空気量、吸気管圧力、燃料噴射量の
うちの少なくとも1つに基づいて第1の時定数を算出す
ると良い。吸入空気量、吸気管圧力、燃料噴射量は、い
ずれも排出ガス流量や排出ガス温度を変化させて触媒の
温度変化特性を変化させるパラメータとなるため、これ
らのパラメータのうちの少なくとも1つを用いることで
第1の時定数を算出することができる。
【0019】また、排出ガスが触媒から排出ガス温度セ
ンサの位置まで流れるには多少の時間がかかるため、触
媒の温度変化が排出ガス温度センサの出力変化として現
れるまでに多少の時間遅れがあり、この時間遅れ特性が
排出ガス流量(排出ガス流速)等によって変化する。
【0020】そこで、請求項10のように、センサ位置
温度推定値を算出する際に、内燃機関の運転状態に応じ
て算出された触媒温度推定値から触媒と排出ガス温度セ
ンサの位置との間の排出ガス温度低下分を引き算するこ
とで、排出ガス温度センサの位置における排出ガス温度
を推定するためのセンサ位置温度ベース値を算出すると
共に、内燃機関の運転状態に基づいて排出ガス温度セン
サの位置における排出ガス温度変化特性の時定数(以下
「第2の時定数」という)を第2の時定数算出手段によ
り算出し、前記センサ位置温度ベース値と前記第2の時
定数とに基づいて前記センサ位置温度推定値を算出する
ようにすると良い。このようにすれば、内燃機関の運転
状態に応じて算出された触媒温度推定値の変化に応じて
センサ位置温度ベース値を変化させ、このセンサ位置温
度ベース値の変化に対して、第2の時定数により運転状
態(排出ガス流速等)に応じた適度な時間遅れを持たせ
ながらセンサ位置温度推定値を変化させることができ
る。これにより、実際の触媒温度の挙動を精度良く反映
させたセンサ位置温度推定値を算出することができ、セ
ンサ位置温度推定値の算出精度を向上することができ
る。
【0021】この場合、請求項11のように、第2の時
定数を算出する際に、吸入空気量、吸気管圧力、燃料噴
射量のうちの少なくとも1つに基づいて第2の時定数を
算出すると良い。吸入空気量、吸気管圧力、燃料噴射量
は、いずれも排出ガス流量や排出ガス温度を変化させ
て、排出ガス温度センサの位置における排出ガス温度変
化特性を変化させるパラメータとなるため、これらのパ
ラメータのうちの少なくとも1つを用いることで第2の
時定数を算出することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。まず、図1に基づいてエンジン制
御システム全体の概略構成を説明する。筒内噴射式の内
燃機関である筒内噴射式エンジン11の吸気管12の最
上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアク
リーナ13の下流側に、吸入空気量を検出するエアフロ
ーメータ14が設けられている。このエアフローメータ
14の下流側には、スロットルバルブ15が設けられ、
このスロットルバルブ15の下流側に、サージタンク1
6が設けられている。このサージタンク16に、エンジ
ン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド17
が設けられている。尚、吸気管12の所定位置(例えば
サージタンク16)には、吸気管圧力を検出する吸気管
圧力センサ18が設けられている。
【0023】エンジン11の各気筒の上部には、それぞ
れ燃料を筒内に直接噴射する燃料噴射弁19が取り付け
られている。更に、エンジン11のシリンダブロックに
は、冷却水温を検出する冷却水温センサ20や、エンジ
ン回転速度を検出するクランク角センサ21が取り付け
られている。
【0024】一方、エンジン11の排気管22(排出ガ
ス通路)には、排出ガス中のCO,HC,NOx等を浄
化する三元触媒等の始動時用上流側触媒23が設けら
れ、この上流側触媒23の上流側に、排出ガスの空燃比
又はリーン/リッチ等を検出する排出ガスセンサ24
(空燃比センサ、酸素センサ等)が設けられている。ま
た、上流側触媒23の下流側には、排出ガスの温度を調
節するための排出ガス温度調節装置25が設けられ、こ
の排出ガス温度調節装置25の下流側に、排出ガス中の
NOxを浄化するNOx触媒26と、排出ガス中のC
O,HC,NOx等を浄化する三元触媒等の下流側触媒
27が直列に設けられている。
【0025】本実施形態では、NOx触媒26としてN
Ox吸蔵還元型触媒が設けられている。このNOx吸蔵
還元型触媒は、排出ガスの空燃比がリーンのときに排出
ガス中のNOxを吸蔵し、空燃比がストイキ付近又はリ
ッチになったときに吸蔵NOxを還元浄化して放出する
特性を持っている。
【0026】NOx触媒26と下流側触媒27との間に
は、排出ガスの温度を検出する排出ガス温度センサ28
と、排出ガスの空燃比又はリーン/リッチ等を検出する
排出ガスセンサ29(空燃比センサ、酸素センサ等)が
設けられている。更に、排出ガス温度調節装置25とN
Ox触媒26との間には、外気を二次空気として導入す
るための二次空気導入管30が接続され、この二次空気
導入管30の上流部にエアポンプ等の二次空気導入装置
31が設けられている。この二次空気導入装置31は、
NOx触媒26のS被毒回復制御中に、NOx触媒26
の上流側に二次空気を導入して排出ガス中のリッチ成分
(未燃HC等)と酸化反応させて、その反応熱でNOx
触媒26を昇温させることで、NOx触媒26に吸着さ
れているSOxを離脱させてSOとして排出する。
【0027】上述した各種センサの出力は、エンジン制
御回路(以下「ECU」と表記する)32に入力され
る。このECU32は、マイクロコンピュータを主体と
して構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶さ
れた各種のエンジン制御プログラムを実行することで、
エンジン運転状態に応じて燃料噴射弁19の燃料噴射量
や点火プラグ(図示せず)の点火時期を制御する。
【0028】次に、図2乃至図4に基づいて排出ガス温
度調節装置25の構成を説明する。図2に示すように、
上流側触媒23の下流側の1本の排気管22aの内部に
は、2つの分岐通路33,34が仕切板35によって仕
切り形成され、一方の分岐通路33には、放熱性の高い
高放熱性通路部36が接続され、他方の分岐通路34に
は、放熱性の低い低放熱性通路部37が接続されてい
る。これら高放熱性通路部36と低放熱性通路部37の
下流部は、NOx触媒26の上流側の1本の排気管22
bに合流している。これにより、NOx触媒26の上流
側に、放熱特性の異なる2つの通路部36,37が並列
に設けられている。図3に示すように、低放熱性通路部
37は、円管状に形成されている。一方、高放熱性通路
部36は、放熱面積(排出ガスとの接触面積)を大きく
するために偏平な形状に形成され、低放熱性通路部37
よりも排出ガスの放熱量が多くなるようになっている。
【0029】また、分岐通路33,34には、モータ等
のアクチュエータ38によって駆動される通路切換弁3
9が設けられている。この通路切換弁39(図4参照)
は、アクチュエータ38によって回動駆動される弁軸4
0に、高放熱性通路部36側の分岐通路33を開閉する
弁体41と、低放熱性通路部37側の分岐通路34を開
閉する弁体42とが、互いに直交するように取り付けら
れている。
【0030】通路切換弁39を低放熱性位置に切り換え
ると、弁体41が高放熱性通路部36側の分岐通路33
を全閉状態にすると共に、弁体42が低放熱性通路部3
7側の分岐通路34を全開状態にして、排出ガスが低放
熱性通路部37を流れるようになる。これにより、排出
ガスが高放熱性通路部36を流れるときよりも、排出ガ
スの放熱量(排出ガスの温度低下幅)が減少するため、
NOx触媒26に流入する排出ガス温度が高くなる。
【0031】一方、通路切換弁39を高放熱性位置に切
り換えると、弁体41が高放熱性通路部36側の分岐通
路33を全開状態にすると共に、弁体42が低放熱性通
路部37側の分岐通路34を全閉状態にして、排出ガス
が高放熱性通路部36を流れるようになる。これによ
り、排出ガスが低放熱性通路部37を流れるときより
も、排出ガスの放熱量(排出ガスの温度低下幅)が増加
するため、NOx触媒26に流入する排出ガス温度が比
較的低くなる。
【0032】尚、図2に示すように、高放熱性通路部3
6側の分岐通路33には、排気圧を検出する圧力センサ
43が設けられ、高放熱性通路部36の下流部には、排
出ガス中の未燃HCわ吸着するHC吸着材44が設けら
れている。
【0033】ECU32は、エンジン運転中に、エンジ
ン運転状態に応じてストイキ運転(均質燃焼運転)とリ
ーン運転(成層燃焼運転)とを切り換える。ストイキ運
転では、空燃比をストイキ(理論空燃比)付近又はリッ
チに制御し、リーン運転では、空燃比をストイキよりも
リーンに制御して燃費を向上させる。例えば、高負荷
時、暖機運転時、NOx触媒26が未活性状態のとき等
にストイキ運転を実行し、それ以外のときには、リーン
運転を実行する。
【0034】前述したように、NOx触媒26は、排出
ガスの空燃比がリーンのときに排出ガス中のNOxを吸
蔵し、空燃比がストイキ付近又はリッチになったときに
吸蔵NOxを還元浄化して放出する特性を持っているた
め、ECU32は、リーン運転中にNOx触媒26のN
Ox吸蔵量が飽和するのを防止するために、リーン運転
中に、時々、空燃比を一時的にリッチ側(又はストイ
キ)に制御するリッチスパイク制御を実行して、NOx
触媒26の吸蔵NOxを還元浄化するようにしている。
【0035】ところで、NOx触媒26は、図5に示す
ように、NOx触媒26の温度が所定の温度領域(例え
ば300〜500℃)のときに高いNOx浄化率を示す
という特性を持っている。
【0036】そこで、ECU32は、後述する図10乃
至図14の各プログラムを実行することで、NOx触媒
26の温度を推定し、その触媒温度推定値に応じて排出
ガス温度調節装置25を制御することで、NOx触媒2
6に流入する排出ガスの温度を調節してNOx触媒26
の温度を高NOx浄化率温度領域内に制御するようにし
ている。
【0037】ここで、ECU32による触媒温度推定値
の演算処理の概要を図6乃至図9を用いて説明する。図
6は、ECU32の演算処理機能で実現する触媒温度推
定手段45の基本的な構成を概略的に示す機能ブロック
図である。
【0038】図6に示すように、触媒温度推定手段45
は、触媒温度推定値算出手段46で、現在のエンジン運
転状態に応じた触媒温度推定値TMPSMを算出し、セ
ンサ位置温度推定値算出手段47で、この触媒温度推定
値TMPSMと、NOx触媒26と排出ガス温度センサ
28の位置関係とに基づいて排出ガス温度センサ28の
位置における排出ガス温度の推定値(以下「センサ位置
温度推定値」という)TMPOSMを算出する(図7参
照)。
【0039】このセンサ位置温度推定値TMPOSM
と、排出ガス温度センサ28で検出した排出ガス温度
(以下「センサ位置温度検出値」という)TMPSEN
Sとの偏差が触媒温度推定値TMPSMのずれに相当す
るものと見なして、そのずれを補正するために、推定値
補正量算出手段48で、センサ位置温度検出値TMPS
ENSとセンサ位置温度推定値TMPOSMとの偏差を
触媒温度推定値TMPSMに対する推定値補正量DLT
MPとして算出する。 DLTMP=TMPSENS−TMPOSM
【0040】ところで、エンジン運転状態に応じてエン
ジン11から排出される排気熱量(排出ガス流量や排出
ガス温度)が変化するが、エンジン11から排出された
排出ガスがNOx触媒26に流入するまでには多少の時
間がかかるため、エンジン運転状態の変化がNOx触媒
26の温度変化として現れるまでに多少の時間遅れがあ
る。この時間遅れ特性は、排出ガス流量(排出ガス流
速)等によって変化し、更に、排出ガス流量(排出ガス
流速)はエンジン運転状態によって変化するという関係
がある。
【0041】そこで、触媒温度推定値算出手段46は、
現在のエンジン運転状態に応じた触媒温度推定値TMP
SMを算出する際に、まず、触媒上昇可能温度算出手段
49で、現在のエンジン回転速度と負荷(例えば吸気管
圧力)に応じてNOx触媒26の上昇可能な温度(以下
「触媒上昇可能温度」という)TMPを算出すると共
に、第1の時定数算出手段50で、NOx触媒26の温
度変化特性の時定数に相当する第1の時定数STIMを
負荷等のエンジン運転状態に応じて算出する。
【0042】そして、次式により触媒上昇可能温度TM
Pを推定値補正量DLTMPで補正して補正後の触媒上
昇可能温度TMPHを求める。 TMPH=TMP+DLTMP
【0043】この後、前回の触媒温度推定値TMPSM
(n-1) と第1の時定数STIMを用いて、補正後の触媒
上昇可能温度TMPHを次式によりなまし処理すること
で、今回の触媒温度推定値TMPSM(n) を求める。 TMPSM(n) =TMPSM(n-1)+{TMPH−TM
PSM(n-1) }/STIM
【0044】これにより、図8に示すように、負荷等の
エンジン運転状態の変化に応じて触媒上昇可能温度TM
PHを変化させ、この触媒上昇可能温度TMPHの変化
に対して、第1の時定数STIMによって負荷等のエン
ジン運転状態に応じた適度な時間遅れを持たせながら触
媒温度推定値TMPSMを変化させることができ、実際
の触媒温度の挙動を精度良く反映させた触媒温度推定値
TMPSMを算出することができる。
【0045】また、排出ガスがNOx触媒26から排出
ガス温度センサ28の位置まで流れるには多少の時間が
かかるため、NOx触媒26の温度変化が排出ガス温度
センサ28の出力変化(センサ位置温度検出値の変化)
として現れるまでに多少の時間遅れがあり、この時間遅
れ特性が排出ガス流量(排出ガス流速)等によって変化
する。
【0046】そこで、センサ位置温度推定値算出手段4
7は、センサ位置温度推定値TMPOSMを算出する際
に、排出ガスがNOx触媒26から排出ガス温度センサ
28の位置まで流れる過程で放熱により生じる排出ガス
温度低下分CONTを考慮して、センサ位置温度ベース
値算出手段51で、次式により触媒温度推定値TMPS
Mから排出ガス温度低下分CONTを差し引いてセンサ
位置温度ベース値TMPOFSを求める。 TMPOFS=TMPSM−CONT
【0047】このセンサ位置温度ベース値TMPOFS
は、触媒温度推定値TMPSMを基準にして排出ガス温
度センサ28の位置における排出ガス温度を推定した値
である。
【0048】そして、第2の時定数算出手段52で、排
出ガス温度センサ28の位置における排出ガス温度変化
特性の時定数に相当する第2の時定数OTIMを、負荷
等のエンジン運転状態に応じて算出する。
【0049】その後、前回のセンサ位置温度推定値TM
POSM(n-1) と第2の時定数OTIMを用いて、セン
サ位置温度ベース値TMPOFSを次式によりなまし処
理することで、今回のセンサ位置温度推定値TMPOS
M(n) を求める。 TMPOSM(n) =TMPOSM(n-1)+{TMPOS
M(n-1) −TMPOFS}/OTIM
【0050】これにより、図9に示すように、触媒温度
推定値TMPSMの変化に応じてセンサ位置温度ベース
値TMPOFSを変化させ、そのセンサ位置温度ベース
値TMPOFSの変化に対して、第2の時定数OTIM
によって負荷等のエンジン運転状態に応じた適度な時間
遅れを持たせながらセンサ位置温度推定値TMPOSM
を変化させることができ、実際の触媒温度の挙動を精度
良く反映させたセンサ位置温度推定値TMPOSMを算
出することができる。以下、ECU32が実行する図1
0乃至図14の各プログラムの処理内容を説明する。
【0051】[触媒温度制御]図10に示す触媒温度制
御プログラムは、イグニッションスイッチ(図示せず)
のオン後に所定周期で実行され、特許請求の範囲でいう
触媒温度制御手段としての役割を果たす。本プログラム
が起動されると、まず、ステップ101で、後述する図
11に示す触媒温度推定プログラムを実行して、NOx
触媒26の触媒温度推定値TMPSMを算出した後、ス
テップ102に進み、この触媒温度推定値TMPSMが
切換判定値αよりも低いか否かを判定する。この切換判
定値αは、NOx触媒26の高NOx浄化率温度領域の
下限温度よりも少し高い温度に設定されている。
【0052】もし、このステップ102で、触媒温度推
定値TMPSMが切換判定値αよりも低いと判定されれ
ば、ステップ103に進み、排出ガス温度調節装置25
の通路切換弁39を低放熱性位置に切り換えて、低放熱
性通路部37に排出ガスを流す。これにより、排出ガス
の放熱量(排出ガスの温度低下幅)を減少させて、NO
x触媒26に流入する排出ガス温度を高めることで、N
Ox触媒26の温度を高NOx浄化率温度領域の下限温
度よりも高い温度に維持する。
【0053】一方、上記ステップ102で、触媒温度推
定値TMPSMが切換判定値α以上であると判定された
場合には、ステップ104に進み、触媒温度推定値TM
PSMが切換判定値β以上であるか否かを判定する。こ
の切換判定値βは、上記ステップ102で用いる切換判
定値αよりも高く、NOx触媒26の高NOx浄化率温
度領域の上限温度よりも少し低い温度に設定されてい
る。
【0054】このステップ104で、触媒温度推定値T
MPSMが切換判定値β以上であると判定されれば、ス
テップ105に進み、排出ガス温度調節装置25の通路
切換弁39を高放熱性位置に切り換えて、高放熱性通路
部36に排出ガスを流す。これにより、排出ガスの放熱
量(排出ガスの温度低下幅)を増加させて、NOx触媒
26に流入する排出ガス温度を低下させることで、NO
x触媒26の温度を高NOx浄化率温度領域の上限温度
よりも低い温度に維持する。
【0055】また、触媒温度推定値TMPSMが切換判
定値α以上、且つ、切換判定値βよりも低い(α≦TM
PSM<β)と判定された場合には、排出ガス温度調節
装置25の通路切換弁39を現在の位置に引き続き保持
して、現在選択されている通路(低放熱性通路部37又
は高放熱性通路部36)に排出ガスを流し続ける。
【0056】以上のようにして触媒温度推定値TMPS
Mに応じて排出ガス温度調節装置25の通路切換弁39
を切り換えて、排出ガスの通過経路を低放熱性通路部3
7と高放熱性通路部36との間で切り換えることで、N
Ox触媒26に流入する排出ガス温度を調節してNOx
触媒26の温度を高NOx浄化率温度領域内に制御す
る。
【0057】本プログラムでは、通路切換弁39を低放
熱性位置と高放熱性位置との間で切り換える際の切換判
定値にヒステリシスを持たせるようにしたので、通路切
換弁39が頻繁に切り換わるチャタリング現象を防止す
ることができる。
【0058】[触媒温度推定]一方、前記ステップ10
1で、図11に示す触媒温度推定プログラムが起動され
ると、まず、ステップ201で、冷却水温センサ20で
検出した冷却水温を読み込んだ後、ステップ202に進
み、冷却水温が暖機判定値CTHW以上であるか否かを
判定する。もし、冷却水温が暖機判定値CTHWよりも
低ければ、暖機が完了していないため、NOx触媒26
の温度が高NOx浄化率温度領域よりも低いと判断し
て、ステップ203に進み、触媒温度推定値TMPSM
を初期値TMPSM0 に設定する。この初期値TMPS
M0 は、切換判定値αよりも低い温度に設定されてい
る。これにより、冷却水温が暖機判定値CTHWよりも
低く、触媒温度推定値TMPSMが初期値TMPSM0
(<α)に設定される期間は、図10のステップ102
で、必ず「Yes」と判定されるため、低放熱性通路部
37に排出ガスが流されて、NOx触媒26に流入する
排出ガス温度が高められ、NOx触媒26の暖機が促進
される。
【0059】その後、上記ステップ202で、冷却水温
が暖機判定値CTHW以上であるとを判定された時点
で、ステップ204に進み、後述する図12に示す推定
値補正量算出プログラムを実行して、触媒温度推定値T
MPSMを補正するための推定値補正量DLTMPを算
出する。
【0060】この後、ステップ205で、後述する図1
3に示す触媒温度推定値算出プログラムを実行して、触
媒温度推定値TMPSMを算出し、次のステップ206
で、後述する図14に示すセンサ位置温度推定値算出プ
ログラムを実行して、センサ位置ガス温度推定値TMP
OSMを算出する。
【0061】[推定値補正量算出]図12に示す推定値
補正量算出プログラム(図11のステップ204)で
は、まず、ステップ301で、排出ガス温度センサ28
で検出した排出ガス温度(センサ位置温度検出値)TM
PSENSを読み込んだ後、ステップ302に進み、次
式によりセンサ位置温度検出値TMPSENSとセンサ
位置温度推定値TMPOSMとの偏差を推定値補正量D
LTMPとして算出する。 DLTMP=TMPSENS−TMPOSM
【0062】[触媒温度推定値算出]図13に示す触媒
温度推定値算出プログラム(図11のステップ205)
では、まず、ステップ401で、クランク角センサ21
で検出したエンジン回転速度を読み込んだ後、ステップ
402で、負荷(例えば吸気管圧力センサ18で検出し
た吸気管圧力)を読み込み、ステップ403で、エアフ
ロメータ14で検出した吸入空気量を読み込む。
【0063】この後、ステップ404に進み、触媒上昇
可能温度TMPのマップを検索して、現在のエンジン回
転速度と負荷(例えば吸気管圧力)に応じた触媒上昇可
能温度TMPを求める。この触媒上昇可能温度TMPの
マップは、予め、実験、シミュレーション等によって設
定され、ECU32のROMに記憶されている。尚、触
媒上昇可能温度TMPを算出する際に、エンジン運転状
態の他に、走行条件(例えば車速)や外気温も考慮する
ようにしても良い。
【0064】この後、ステップ405に進み、第1の時
定数STIMのマップを検索して、現在の負荷(例えば
吸入空気量)に応じた第1の時定数STIMを求める。
この第1の時定数STIMのマップは、予め、実験、シ
ミュレーション等によって設定され、ECU32のRO
Mに記憶されている。
【0065】この後、ステップ406に進み、次式によ
り触媒上昇可能温度TMPを推定値補正量DLTMPで
補正して補正後の触媒上昇可能温度TMPHを求める。 TMPH=TMP+DLTMP
【0066】この後、ステップ407に進み、前回の触
媒温度推定値TMPSM(n-1) と第1の時定数STIM
を用いて、補正後の触媒上昇可能温度TMPHを次式に
よりなまし処理することで、今回の触媒温度推定値TM
PSM(n) を求める。 TMPSM(n) =TMPSM(n-1)+{TMPH−TM
PSM(n-1) }/STIM
【0067】これにより、エンジン運転状態に応じた触
媒上昇可能温度TMPHの変化に対して、負荷(例えば
吸入空気量)に応じた適度な時間遅れを持たせながら触
媒温度推定値TMPSMを変化させて(図8参照)、実
際の触媒温度の挙動を精度良く反映させた触媒温度推定
値TMPSMを算出する。
【0068】[センサ位置温度推定値算出]図14に示
すセンサ位置温度推定値算出プログラム(図11のステ
ップ206)では、まず、ステップ501で、第2の時
定数OTIMのマップを検索して、現在の負荷(例えば
吸入空気量)に応じた第2の時定数OTIMを求める。
この第2の時定数OTIMのマップは、予め、実験、シ
ミュレーション等によって設定され、ECU32のRO
Mに記憶されている。
【0069】この後、ステップ502に進み、NOx触
媒26の位置から排出ガス温度センサ28の位置まで排
出ガスが流れる際の排出ガス温度低下分CONTを考慮
して、次式により触媒温度推定値TMPSMから排出ガ
ス温度低下分CONTだけ差し引いてセンサ位置温度ベ
ース値TMPOFSを求める。 TMPOFS=TMPSM−CONT
【0070】尚、排出ガス温度低下分CONTは、演算
処理の簡略化のために予め設定した固定値としても良い
が、エンジン運転状態、走行条件(例えば車速)、外気
温等に応じて変化させるようにしても良い。
【0071】この後、ステップ503で、前回のセンサ
位置温度推定値TMPOSM(n-1)と第2の時定数OT
IMを用いて、センサ位置温度ベース値TMPOFSを
次式によりなまし処理することで、今回のセンサ位置温
度推定値TMPOSM(n) を求める。 TMPOSM(n) =TMPOSM(n-1)+{TMPOS
M(n-1) −TMPOFS}/OTIM
【0072】これにより、図9に示すように、触媒温度
推定値TMPSMに応じたセンサ位置温度ベース値TM
POFSの変化に対して、負荷(例えば吸入空気量)に
応じた適度な時間遅れを持たせながらセンサ位置温度推
定値TMPOSMを変化させて(図9参照)、実際の触
媒温度の挙動を精度良く反映させたセンサ位置温度推定
値TMPOSMを算出する。
【0073】以上説明した本実施形態の触媒温度制御の
効果を図15を用いて従来の触媒温度制御と比較して説
明する。一般に、エンジン運転状態等によっては、NO
x触媒26の温度の挙動と、その下流側に設置された排
出ガス温度センサ28の出力(排出ガス温度の検出値)
の挙動とが異なってきて、触媒温度と排出ガス温度セン
サ28の出力(排出ガス温度の検出値)との対応関係が
ずれてくることがある。
【0074】しかし、従来の触媒温度制御では、NOx
触媒の下流側に設置した排出ガス温度センサの出力(排
出ガス温度の検出値)をそのまま触媒温度と見なして排
出ガス温度を制御するようにしているため、図15に点
線で示すように、NOx触媒26の温度変動幅が大きく
なって、実際の触媒温度を高NOx浄化率温度領域内に
精度良く制御することができない。そのため、図15に
示すt1 〜t2 の期間やt3 〜t4 の期間では、実際の
触媒温度が高NOx浄化率温度領域から外れてNOx浄
化率が低下してしまう。
【0075】これに対して、本実施形態の触媒温度制御
では、排出ガス温度センサ28の出力に加えて、エンジ
ン運転状態や排気系の温度変化特性を考慮して、触媒温
度を推定するようにしたので、エンジン運転状態や排気
系の温度変化特性を反映させた触媒温度を推定すること
ができて、触媒温度の推定精度を向上でき、触媒温度推
定値と実際の触媒温度とのずれを小さくすることができ
る。そして、このような精度の良い触媒温度推定値TM
PSMを用いて排出ガス温度調節装置25を制御して、
NOx触媒26の温度を制御するようにしたので、図1
5に実線で示すように、エンジン運転状態に左右されず
に、NOx触媒26の温度を高NOx浄化率温度領域内
に精度良く制御することができて、全運転領域で高いN
Ox浄化率を確保することができ、排気エミッションを
低減することができる。
【0076】しかも、本実施形態では、触媒温度推定値
TMPSMからセンサ位置温度推定値TMPOSMを算
出し、そのセンサ位置温度推定値TMPOSMと排出ガ
ス温度センサ28の出力(センサ位置温度検出値)TM
PSENSとの偏差が、触媒温度推定値TMPSMのず
れに相当するものと見なして、そのずれを補正するため
の推定値補正量DLTMP(=TMPSENS−TMP
OSM)を算出し、この推定値補正量DLTMPを用い
て触媒温度推定値TMPSMを補正するようにしたの
で、排出ガス温度センサ28の出力TMPSENSを基
準値として、精度良く補正した触媒温度推定値TMPS
Mを求めることができる。
【0077】また、本実施形態では、触媒温度推定値T
MPSMを算出する際に、エンジン運転状態に応じて触
媒上昇可能温度TMPを算出すると共に、負荷(例えば
吸入空気量)に応じて第1の時定数STIMを算出し、
推定値補正量DLTMPで補正した触媒上昇可能温度T
MPHを第1の時定数STIMを用いてなまし処理して
触媒温度推定値TMPSMを求めるようにしたので、実
際の触媒温度の挙動を精度良く反映した触媒温度推定値
TMPSMを算出することができ、触媒温度推定値TM
PSMの算出精度を向上することができる。
【0078】尚、本実施形態では、触媒上昇可能温度T
MPをエンジン回転速度と吸気管圧力を用いて算出した
が、例えば、エンジン回転速度、吸入空気量、吸気管圧
力、燃料噴射量のうちの1つ又は2つ以上を用いて触媒
上昇可能温度TMPを算出するようにしても良く、要
は、エンジン運転状態の少なくとも1つのパラメータを
用いて触媒上昇可能温度TMPを算出するようにすれば
良い。
【0079】また、本実施形態では、第1の時定数ST
IMを吸入空気量を用いて算出したが、例えば、吸入空
気量、吸気管圧力、燃料噴射量のうちの1つ又は2つ以
上を用いて第1の時定数STIMを算出するようにして
も良く、要は、エンジン運転状態の少なくとも1つのパ
ラメータを用いて第1の時定数STIMを算出するよう
にすれば良い。
【0080】また、本実施形態では、センサ位置温度推
定値TMPOSMを算出する際に、触媒温度推定値TM
PSMから排出ガス温度低下分CONTを差し引いてセ
ンサ位置温度ベース値TMPOFSを算出すると共に、
負荷(例えば吸入空気量)に応じて第2の時定数OTI
Mを算出し、センサ位置温度ベース値TMPOFSを第
2の時定数OTIMを用いてなまし処理したセンサ位置
温度推定値TMPOSMを求めるようにしたので、実際
の触媒温度の挙動を精度良く反映させたセンサ位置温度
推定値TMPOSMを求めることができ、センサ位置温
度推定値TMPOSMの算出精度を向上することができ
る。
【0081】尚、本実施形態では、第2の時定数OTI
Mを吸入空気量を用いて算出したが、例えば、吸入空気
量、吸気管圧力、燃料噴射量のうちの1つ又は2つ以上
を用いて第2の時定数OTIMを算出するようにしても
良く、要は、エンジン運転状態の少なくとも1つのパラ
メータを用いて第2の時定数OTIMを算出するように
すれば良い。
【0082】また、本実施形態では、排出ガス温度調節
装置25に放熱特性の異なる2つの通路部36,37を
並列に設けて、触媒温度推定値TMPSMに応じて排出
ガスの通過経路を放熱特性の異なる2つの通路部36,
37間で切り換えるようにしたが、放熱特性の異なる3
つ以上の通路部を並列に設けて、触媒温度推定値TMP
SMに応じて排出ガスの通過経路を放熱特性の異なる3
つ以上の通路部間で切り換えるようにしても良い。
【0083】或は、放熱特性の異なる複数の通路部を流
れる排出ガス流量割合を調節して、NOx触媒26に流
入する排出ガス温度を調節するようにしても良い。その
他、排出ガス温度調節装置25の構成は適宜変更しても
良い。
【0084】また、本実施形態では、NOx触媒26の
下流側に排出ガス温度センサ28を配置したが、NOx
触媒26の上流側(但し排出ガス温度調節装置25の下
流側)に排出ガス温度センサ28を配置した構成として
も良い。
【0085】更に、本発明の適用範囲は、筒内噴射式エ
ンジンの排出ガス浄化システムに限定されず、NOx触
媒を搭載した排出ガス浄化システムに広く適用すること
ができる。
【0086】また、本発明は、NOx触媒を搭載した排
出ガス浄化システムに限定されず、三元触媒やHC触媒
等の他の触媒を搭載した排出ガス浄化システムに広く適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるエンジン制御シス
テム全体の概略構成図
【図2】排出ガス温度調節装置の概略構成図
【図3】高放熱性通路部及び低放熱性通路部の縦断面図
【図4】通路切換弁の外観斜視図
【図5】NOx触媒におけるNOx浄化率の温度特性を
示す図
【図6】ECUの演算処理機能で実現する触媒温度推定
手段の基本的な構成を概略的に示す機能ブロック図
【図7】推定値補正量DLTMPの算出方法を説明する
ための図
【図8】触媒温度推定値TMPSMの挙動を示すタイム
チャート
【図9】センサ位置温度推定値TMPOSMの挙動を示
すタイムチャート
【図10】触媒温度制御プログラムの処理の流れを示す
フローチャート
【図11】触媒温度推定プログラムの処理の流れを示す
フローチャート
【図12】推定値補正量算出プログラムの処理の流れを
示すフローチャート
【図13】触媒温度推定値算出プログラムの処理の流れ
を示すフローチャート
【図14】センサ位置温度推定値算出プログラムの処理
の流れを示すフローチャート
【図15】本実施形態の触媒温度制御の挙動を従来の触
媒温度制御の挙動と対比して示すタイムチャート
【符号の説明】
11…エンジン(内燃機関)、12…吸気管、14…エ
アフローメータ、18…吸気管圧力センサ、20…冷却
水温センサ、21…クランク角センサ、22…排気管
(排出ガス通路)、25…排出ガス温度調節装置、26
…NOx触媒、28…排出ガス温度センサ、32…EC
U(触媒温度制御手段)、36…高放熱性通路部、37
…低放熱性通路部、39…通路切換弁、45…触媒温度
推定手段、46…触媒温度推定値算出手段、47…セン
サ位置温度推定値算出手段、48…推定値補正量算出手
段、49…触媒上昇可能温度算出手段、50…第1の時
定数算出手段、51…センサ位置温度ベース値算出手
段、52…第2の時定数算出手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/04 305 F02D 41/04 305A (72)発明者 田中 比呂志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3G084 AA04 BA24 BA25 DA04 DA10 DA25 EB08 EB11 EB13 EC04 FA00 FA07 FA18 FA20 FA27 FA29 FA33 FA38 3G091 AA12 AA17 AA28 AB03 AB06 BA00 BA07 BA11 BA36 CA08 CA22 CA23 CA27 DB13 DC01 EA01 EA03 EA05 EA16 EA17 EA18 EA21 EA34 FB02 FC01 HA12 HA20 HA36 HA37 HA42 HB02 3G301 HA01 HA04 HA06 HA15 JA21 JA25 JA33 KA05 LB04 MA01 MA11 NA08 NA09 NC02 ND01 ND05 PA01Z PA07Z PD11Z PD12A PE01Z PE03Z PE08Z

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排出ガス通路に設けられ、排
    出ガスを浄化するための触媒と、 前記排出ガス通路に設けられ、排出ガスの温度を検出す
    る排出ガス温度センサと、 前記排出ガス温度センサの出力と、前記触媒と前記排出
    ガス温度センサの位置関係とに基づいて前記触媒の温度
    を推定する触媒温度推定手段とを備えていることを特徴
    とする内燃機関の排出ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記触媒温度推定手段で推定した触媒温
    度推定値に基づいて前記触媒の温度を調整する触媒温度
    制御手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載
    の内燃機関の排出ガス浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記排出ガス通路に、排出ガスの放熱量
    を調節して排出ガス温度を調節する排出ガス温度調節装
    置を備え、前記触媒温度制御手段は、前記排出ガス温度
    調節装置を制御することで、前記触媒に流入する排出ガ
    スの温度を調節して該触媒の温度を浄化率の高くなる温
    度領域内に制御することを特徴とする請求項2に記載の
    内燃機関の排出ガス浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記排出ガス温度調節装置は、内燃機関
    の排出ガス通路に並列に設けられた放熱特性の異なる複
    数の通路部を備え、排出ガスを流す通路部の切り換え又
    は各通路部の流量調節によって排出ガスの放熱量を調節
    して排出ガス温度を調節することを特徴とする請求項3
    に記載の内燃機関の排出ガス浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記触媒は、排出ガス中のNOxを浄化
    するNOx触媒であることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載の内燃機関の排出ガス浄化装置。
  6. 【請求項6】 前記触媒温度推定手段は、現在の内燃機
    関の運転状態に応じた触媒温度推定値を算出する触媒温
    度推定値算出手段と、前記触媒と前記排出ガス温度セン
    サとの位置関係と前記触媒温度推定値とに基づいて前記
    排出ガス温度センサの位置における排出ガス温度の推定
    値(以下「センサ位置温度推定値」という)を算出する
    センサ位置温度推定値算出手段とを備え、前記センサ位
    置温度推定値と前記排出ガス温度センサの出力との偏差
    に基づいて前記触媒温度推定値を補正することを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれかに記載の内燃機関の排出
    ガス浄化装置。
  7. 【請求項7】 前記触媒温度推定値算出手段は、内燃機
    関の運転状態に基づいて前記触媒の上昇可能な温度(以
    下「触媒上昇可能温度」という)を算出する触媒上昇可
    能温度算出手段と、内燃機関の運転状態に基づいて前記
    触媒の温度変化特性の時定数(以下「第1の時定数」と
    いう)を算出する第1の時定数算出手段とを備え、前記
    触媒上昇可能温度と前記第1の時定数とに基づいて前記
    触媒温度推定値を算出することを特徴とする請求項6に
    記載の内燃機関の排出ガス浄化装置。
  8. 【請求項8】 前記触媒上昇可能温度算出手段は、内燃
    機関の回転速度、吸入空気量、吸気管圧力、燃料噴射量
    のうちの少なくとも1つに基づいて前記触媒上昇可能温
    度を算出することを特徴とする請求項7に記載の内燃機
    関の排出ガス浄化装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の時定数算出手段は、吸入空気
    量、吸気管圧力、燃料噴射量のうちの少なくとも1つに
    基づいて前記第1の時定数を算出することを特徴とする
    請求項7又は8に記載の内燃機関の排出ガス浄化装置。
  10. 【請求項10】 前記センサ位置温度推定値算出手段
    は、前記触媒温度推定値から前記触媒と前記排出ガス温
    度センサの位置との間の排出ガス温度低下分を引き算す
    ることで前記排出ガス温度センサの位置における排出ガ
    ス温度を推定するためのセンサ位置温度ベース値を算出
    する手段と、内燃機関の運転状態に基づいて前記排出ガ
    ス温度センサの位置における排出ガス温度変化特性の時
    定数(以下「第2の時定数」という)を算出する第2の
    時定数算出手段とを備え、前記センサ位置温度ベース値
    と前記第2の時定数とに基づいて前記センサ位置温度推
    定値を算出することを特徴とする請求項6乃至9のいず
    れかに記載の内燃機関の排出ガス浄化装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の時定数算出手段は、吸入空
    気量、吸気管圧力、燃料噴射量のうちの少なくとも1つ
    に基づいて前記第2の時定数を算出することを特徴とす
    る請求項10に記載の内燃機関の排出ガス浄化装置。
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