JP2003336446A - 車両用パワーウインド装置 - Google Patents

車両用パワーウインド装置

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JP2003336446A
JP2003336446A JP2002145171A JP2002145171A JP2003336446A JP 2003336446 A JP2003336446 A JP 2003336446A JP 2002145171 A JP2002145171 A JP 2002145171A JP 2002145171 A JP2002145171 A JP 2002145171A JP 2003336446 A JP2003336446 A JP 2003336446A
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window
window glass
torque
switch
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JP2002145171A
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Muneyuki Ono
宗之 大野
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Valeo Japan Co Ltd
Original Assignee
Niles Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窓ガラスが上昇するときのモータの回転を低
速化して、例え窓ガラスに指などが挟まれても挟み込み
加重を低減して、痛くなくした車両用パワーウインド装
置を提供すること。 【解決手段】 パワーウインド装置は、窓ガラスを開閉
する開閉機構2と、該開閉機構2を駆動し、回転するこ
とによりパルスを発信するモータ3と、該モータ3が回
転しているかを検出するパルス有無検出回路4と、前記
モータ3がオートUP又はマニュアルUPのときに該モ
ータ3を低速にする低速化回路5と、窓ガラスが窓枠の
上端にあるかを検出する上端検出手段6と、該上端検出
手段6で窓ガラスの位置が窓枠の上端以外の位置で停止
したときに窓ガラスを反転させる窓動作制御回路7と、
で成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の車両に適
用され、窓ガラスをモータ等によって開閉動作させる車
両用パワーウインド装置に関し、特に窓ガラスでの手や
頭や物体の挟み込みの安全制御動作を行う安全装置を備
える車両用パワーウインド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車用パワーウインド装置
は、モータ等の駆動源によって窓ガラスを開閉動作させ
るため、窓ガラスと窓枠との間に手や頭や首を挟み込む
事故が生じることがある。このため、このような異物の
挟み込みを検出して窓ガラスの閉動作を停止させ、或い
は窓ガラスを開動作させることで異物の挟み込みに対す
る安全制御動作を行う安全装置を備えたものが種々提案
されている。
【0003】この異物の挟み込みの検出には、一般的に
次の2つに手段がある。1つ目の異物の挟み込み検出手
段は、例えば窓ガラスの開閉速度と相関のあるモータの
回転駆動状態を測定し、前記モータの回転速度が設定値
よりも低下したとき、即ち異物の挟み込みによって窓ガ
ラス及びモータに加えられる負荷が増大して回転速度が
低下したことを、モータの減速用ギヤに設けた磁石と、
該磁石の回転を検出するホール素子とを備えて、前記ホ
ール素子からのパルス信号により異物の挟み込みを検出
する手段である。
【0004】2つ目の異物の挟み込み検出手段は、例え
ば、窓ガラスの全閉状態と窓ガラスが開いていることを
検出するリミットスイッチを設け、このリミットスイッ
チが窓ガラスが開いていることを検出しているときに、
窓ガラスを開閉するモータの電流を検出してその電流値
が設定した設定値を超えたときは異物の挟み込みで、異
物の挟み込みよって窓ガラス及びモータに加えられる負
荷が増大して回転が停止したと判断する異物の挟み込み
を検出する手段である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような挟み込み検
出手段を備えたパワーウインド装置は、窓ガラスが窓枠
とで異物を挟み込んで、窓ガラスが停止してパルス信号
や電流が変化したのを検出して異物の挟み込みと判断
し、窓ガラスを反転する安全装置である。
【0006】しかしながら、実際の車両用パワーウイン
ド装置では、窓ガラスが異物を挟んでから異物の挟み込
みを検出するまでの検出時間が遅い。このため、従来の
車両用パワーウインド装置は、窓ガラスが異物を挟んで
から、挟み込みを検出するまでに時間があり、その間に
異物が挟み込まれていても作動し続けて、異物を圧迫
し、挟み込み加重が大きいという問題点がある。
【0007】従来、モータUP動作中に窓ガラスが停止
してロック状態になったときに、モータは最大トルクを
発生する。この場合、通常のモータでは、200〜30
0[N]程度のロックトルクとなる上昇余力があり、手
が挟まれたときに痛く、異物であれば破損することがあ
る。
【0008】本発明の目的は、窓ガラスが上昇するとき
のモータの回転速度を低速化して、手などが挟み込まれ
そうにて、これに気付いたときには窓から手を引くこと
ができるように窓ガラスの上昇速度を遅くし、例え窓ガ
ラスに指などが挟まれても挟み込み加重を低減して、痛
くない程度にした異物の挟み込み安全装置を備える車両
用パワーウインド装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した従来
技術の問題点を解消すべく発明されたものであり、請求
項1の発明は、窓ガラスを開閉する開閉機構と、該開閉
機構を駆動し、回転することによりパルスを発信するモ
ータと、該モータが回転しているかを検出するパルス有
無検出回路と、前記モータがオートUP又はマニュアル
UPのときに該モータを低速にする低速化回路と、前記
窓ガラスが窓枠の上端にあるかを検出する上端検出手段
と、該上端検出手段で前記窓ガラスが窓枠の上端以外の
位置で停止したときに該窓ガラスを反転させる窓動作制
御回路と、で成る。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記低速化回路は、前記モータにFETを設置して
該モータへの電圧供給を間欠制御して、窓ガラスの上昇
時にパルスのHiのパルス幅を短くし、Loのパルス幅
を長くしてその分だけ、下降時より低速化することで成
る。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、電圧、電流、及び温度などの環境の変化を測
定する外乱測定手段と、前記窓ガラスが上昇する方向に
操作したときに前記外乱測定手段を定時間隔で作動させ
るタイマと、各条件環境時におけるトルク特性をデータ
化したデューティデータテーブルと、その都度、各条件
環境時に該当するトルクのデューティ比を選択し、上記
デューティ比でモータを駆動するモータ駆動手段と、を
備えたことで成る。
【0012】
【実施の形態】本発明について図面を参照して説明す
る。まず図1に基づき本発明の第1の実施の形態を説明
する。パワーウインド装置1は、窓ガラスを開閉する開
閉機構2と、該開閉機構2を駆動し、回転することによ
りパルスを発信するモータ3と、該モータ3が回転して
いるかを検出するパルス有無検出回路4と、前記モータ
3がオートUP又はマニュアルUPのときに該モータ3
を低速にする低速化回路5と、窓ガラスが窓枠の上端に
あるかを検出する上端検出手段6と、該上端検出手段6
で窓ガラスが窓枠の上端以外の位置で停止した場合にモ
ータ3を反転させる窓動作制御回路7と、で成る。
【0013】前記パワーウインド装置1は、モータ3で
窓ガラスを上昇・下降させる前記開閉機構2と、リミッ
トスイッチ等で窓ガラスが窓枠の上端にあるかを検出す
る上端検出手段6と、パワーウインドスイッチケース9
内などに配置された電気回路構成品から成る。
【0014】パワーウインドスイッチケース9には、マ
ニュアルUPスイッチ10と、マニュアルDOWNスイ
ッチ11と、オートスイッチ12とがある。前記マニュ
アルUPスイッチ10は、ノブを一段引き上げ操作した
ときのみONして窓ガラスを上昇方向に作動させ、ノブ
から指を離せば自動復帰してOFFする。前記マニュア
ルDOWNスイッチ11は、ノブを一段押し下げ操作し
たときのみONして窓ガラスを下降方向に作動させ、ノ
ブから指を離せば自動復帰してOFFする。前記オート
スイッチ12は、ノブを引き上げ操作したときのみON
して窓ガラスを上昇方向に作動させ、ノブから指を離し
て窓ガラスが全閉状態になればOFFする。
【0015】前記マニュアルUPスイッチ10は、可動
接点をアースし、固定接点を駆動回路13の第1リレー
14のリレーコイル14aに接続している。前記マニュ
アルDOWNスイッチ11は、可動接点をアースし、固
定接点を駆動回路13の第2リレー15のリレーコイル
15aに接続している。前記オートスイッチ12は、可
動接点をアースし、固定接点をパルス有無検出回路4に
接続している。
【0016】前記駆動回路13は、窓ガラスを上昇・下
降させるために、モータ3に流れる電流の方向を切り換
えて正転・反転させるための回路で、第1リレー14と
第2リレー15とで構成される。第1リレー14は、リ
レーコイル14aと可動接点14bと常閉固定接点14
cと常開固定接点14dとで成る。第2リレー15は、
リレーコイル15aと可動接点15bと常閉固定接点1
5cと常開固定接点15dとで成る。
【0017】前記第1リレー14は、リレーコイル14
aの一方をダイオード16のアノードに、他方を第2リ
レー15のリレーコイル15aに接続し、可動接点14
bをモータ3に、常閉固定接点14cをパルス有無検出
回路4に、常開固定接点14dを第2リレー15の常開
固定接点15dに接続している。
【0018】第2リレー15は、リレーコイル15aの
一方を第1リレー14のリレーコイル14aに、他方を
マニュアルDOWNスイッチ11に接続し、可動接点1
5bをパルス有無検出回路4に、常閉固定接点15cを
低速化回路5のFET8に、常開固定接点15d第1リ
レー14のリレーコイル14aに接続している。
【0019】開閉機構2のモータ3は、窓ガラスを上昇
・下降するための動力源となるもので、一方を第1リレ
ー14の可動接点14bに、他方を第2リレー15の可
動接点15bに接続している。前記ダイオード16は、
電流の逆流を防止するための電子素子で、アノードをマ
ニュアルUPスイッチ10に、カソードをパルス有無検
出回路4に接続している。
【0020】前記低速化回路5は、窓ガラスが上昇方向
に回転するときのモータ3の回転を低速化するための電
気回路で、前記FET8と発振回路5aと抵抗R1,R
2とで構成される。前記FET8は、N−CH POW
ER MOS FETであり、Hiでモータ3が動き、
Loでモータ3が止まるスイッチの役目を有する。該F
ET8は、モータ3とアースとの間に設置して、ゲート
(G)に印加される電圧を間欠(パルス)制御し、モー
タ3に加わる電圧供給を間欠的に行うことでモータ3の
回転速度を低速化する。これにより、モータ3へのエネ
ルギーの供給は、一定の電圧印加時に比べて減少し、回
転速度が低下して、窓ガラスの上昇時のトルクも減少す
る。尚、前記発振回路5aは、例えばマイクロコンピュ
ータで成る。
【0021】尚、前記FET8は、P−CH POWE
R MOS FETでもよい。この場合は図2に示すよ
うに、FET8を電源とモータ3との間に設置して、モ
ータ3への電圧供給を間欠制御(DUTY制御又はPW
M制御)することでモータ3の速度を低速化する。17
は発振回路5aを構成するマイクロコンピュータで、抵
抗R9を介してFET8に接続している。R10は抵抗
で、15は前記第2リレーで、3は前記モータである。
図2における前記FET8は、P−chタイプであり、
Hiでモータ3が止まり、Loでモータ3が動くスイッ
チの役目を有する。
【0022】前記低速化回路5は、モータ3の駆動回路
13にFET8を設置して該モータ3への電圧供給を間
欠制御して、パルスのHi/Lo幅(デューティ比)を
可変して、図4に示すように窓ガラスの上昇時にパルス
のHiのパルス幅L1を短くして駆動時間を短縮させ、
Loのパルス幅L2を長くしてその分だけ、下降時より
低速化することができる。
【0023】本発明のパワーウインド装置1は、パルス
のHiとLoの幅が同じパワーウインド装置と比較して
モータ3の回転速度及びトルク(回転力)を小さくする
ことができる。前記発振回路5aは、抵抗R1を介して
FET8に接続している。抵抗R2は、一方をアース
し、他方をFET8に接続している。
【0024】そして、マニュアルUPスイッチ10及び
オートスイッチ12を操作して窓ガラスが上昇方向に駆
動操作したときは、電源から第1リレー14のリレ−コ
イル14aに電流が流れて、可動接点14bが常開固定
接点14dに接触してモータ3がON状態になると共
に、第2リレー15が作動しないので可動接点15bが
常閉固定接点15cに接触したままであるため、低速化
回路5がON状態にあり、低速化回路5を必ず介してモ
ータ3が作動することになる。モータ3は、低速化回路
5のFET8でパルスのLoの幅を広げられたことで、
回転が遅くなると共にトルク(回転力)が小さくなり、
窓ガラスに挟み込まれたときの挟み込み荷重を例えば1
00[N]以下に小さくすることができる。
【0025】窓ガラスが異物を窓枠に挟み込むときの押
圧力を減少できることで、指など人体の一部が挟まれて
も圧迫されず、痛くなくすることができ、また品物が挟
まれたときにはその品物が破壊することを防止すること
ができる。これにより、従来窓ガラスに挟まれたら危険
とういことで使用できなかったパワーウインド装置1の
遠隔操作が可能になる。キーレス装置などで遠隔操作し
てパワーウインド装置1を作動して、万が一窓ガラスに
挟まれても痛くなく危険性がないので、ドアロック装置
などの遠隔操作と同様に操作することも可能となる。
【0026】窓ガラスに手を挟み込まれても圧迫され
ず、痛くなくすることができるので、パワーウインド装
置1はオートUP終了時に窓ガラスが止まって、上端検
出手段6が全閉状態を検出しなければ異物の挟み込みと
判断してモータ3を反転させればよい。このため、従来
のパワーウインド装置に備えてあった挟み込み検出装置
としてのエンコーダセンサが不要になるため、モータ3
を駆動するための装置を簡略化できると共にパワーウイ
ンド装置1全体を構造をシンプル化してコストの削減を
図ることができる。
【0027】モータ3は、回転速度が遅くなることで窓
ガラスの上昇速度も遅くなり、手などを窓ガラスに挟ま
れそうになったとき、とっさに手を引いて移動させる時
間を与えることができ、挟まれ難くすることができ安全
性を向上させることができる。モータ3は、回転速度が
低速になるとトルク、力率、出力、及び電流が小さくな
る。
【0028】尚、低速とは、窓ガラスが下降するときと
上昇するときを比較して、上昇するときのモータ3の回
転速度を遅くすることである。本発明における低速化と
は、モータ3がONしているパルスのHiの幅L1をL
oの幅L2より短くして低速にすることであり、これに
より、窓ガラスの上昇速度が遅くなって手が挟まれそう
にになったときの手を逃がすことができ、例え手を窓ガ
ラスに挟まれたとしても痛くないようにすることであ
る。
【0029】上端検出手段6は、窓枠の内側上端に設け
たリミットスイッチ等で成り、窓ガラスが全閉状態にな
ると、該窓ガラスに押圧されて作動して、窓ガラスが全
閉状態で異物を挟み込んでいないことをパルス有無検出
回路4に伝える。該上端検出手段6は、固定接点を電流
検出用の抵抗器R3を介してパルス有無検出回路4に接
続し、可動接点を窓制御回路7に接続している。該上端
検出手段6と窓制御回路7との間には、電流検出用の抵
抗R4が接続されている。
【0030】前記窓動作制御回路7は、図1に示すよう
にA端子と、B端子と、Reset端子と、Q端子と、
R/C端子と、C端子と、を有する。前記A端子は上端
検出手段6に接続している。前記B端子は、ダイオード
16を介してマニュアルUPスイッチ10に接続してい
る。C端子は、コンデンサC1を介して抵抗R8に接続
している。R/C端子は、前記抵抗R8を介して電源に
接続している。Q端子は、抵抗R5を介してトランジス
タTrのベースに接続している。該トランジスタTr
は、ベースを抵抗R6を介してアースし、コレクタをマ
ニュアルDOWNスイッチ11に接続し、エミッタをア
ースしている。Reset端子は、抵抗R7を介して電
源に接続している。
【0031】前記窓動作制御回路7は、マニュアルUP
スイッチ10及びオートスイッチ12がON操作されて
窓ガラスが上昇してOFFした信号を受け、このとき上
端検出手段6からの信号がLoの場合、窓ガラスが上端
以外で停止したことになり挟み込みと判断して前記Q端
子よりトランジスタTrのベースに所定時間流れて、該
トランジスタTrがONする。すると、電源から第2リ
レー15のリレーコイル15a、マニュアルDOWNス
イッチ11の固定接点側の接続部11aから前記トラン
ジスタTrのコレクタに電流が流れてマニュアルDOW
Nスイッチ11がOFFであるがONのときと同じよう
な電気回路が形成されて、前記リレーコイル15aが可
動接点15bを吸引して常開固定接点15dに接触させ
て、低速化回路5をOFF状態にしてモータ3を一定時
間通常の速度で反転させて窓ガラスを開く。
【0032】前記窓動作制御回路7はマニュアルUPス
イッチ10及びオートスイッチ12がON操作されて窓
ガラスが上昇してOFFした信号を受け、このとき上端
検出手段6からA端子に入る信号がHiの場合、上端で
停止して窓ガラスが全閉して異物が挟み込まれていない
と判断して、前記Q端子からは出力されずモータ3は反
転しない。
【0033】このように本発明の第1の実施の形態は、
モータ3の回転速度を低速化したことで、窓ガラスに指
などを挟まれても押圧される力が、例えば100[N]
以下の小さな力なので、痛く無くなる。これにより、従
来のパワーウインド装置のように窓ガラスの挟み込みを
瞬時に検出して瞬時に反転させる必要がなく、窓ガラス
が停止したときの上端検出手段6の状態で挟み込みを判
断すればよいなる。
【0034】即ち、モータ3が窓ガラスを上昇させる方
向に作動中に、窓ガラスが停止しないで継続して回転し
ている場合は、そのままモータ3が回転し続ける。
【0035】モータ3が窓ガラスを上昇させる方向に作
動中に窓ガラスが停止した場合に、上端検出手段6が窓
ガラスの全閉検出したときは、窓ガラスが完全に閉まっ
て挟み込みではないと判断して停止する。このとき、窓
制御回路7は、Q端子から電流が流れず、モータ3が反
転しない。
【0036】モータ3作動中に窓ガラスが停止した場合
に、上端検出手段6が窓ガラスの全閉検出していないと
きは、窓ガラスが完全に閉まっていない窓枠の上端以外
の場所で停止して、異物を挟み込んだと判断する。そし
て、窓制御回路7は、Q端子から抵抗R5を介してトラ
ンジスタTrに電流を流してトランジスタTrがONし
て、電源から駆動回路13のリレーコイル15aに電流
が流れて第2リレー15がONして可動接点15bを常
開固定接点15dに接触させて低速化回路5をOFF状
態にしてモータ3を回転させると共に、マニュアルDO
WNスイッチ11の固定接点側の接続部11aに流れて
該マニュアルDOWNスイッチ11がONしたときと同
じ電気回路が閉成した状態になり、窓ガラスが下降して
挟み込み状態を解放してから停止する。
【0037】したがって、窓ガラスが全閉以外の場所で
停止したことを検出して挟み込みと判断するための従来
の挟み込み検出手段として使用していたエンコーダが不
要になるので、パワーウインド装置1の構造が簡単で、
構成品の数が少なく、低コストのパワーウインド装置1
を提供することができる。
【0038】次に図3のフローチャートに基づき本発明
を説明する。ステップS1では、パワーウインドスイッ
チを操作することで、パワーウインド装置1が作動を開
始する。ステップ2では、初期設定が行われる。ステッ
プ3では、パワーウインドスイッチがUP(上昇)方向
にノブ操作され、UPスイッチがONかを判断する。パ
ワーウインドスイッチのUPスイッチがON以外の時は
NO方向のステップ5のReturn(リターン)に進
む。パワーウインドスイッチのUPスイッチがONの時
はYES方向のステップ4に進む。ステップ4では、U
P出力を間欠制御で駆動してモータ3を低速回転させ、
Return(リターン)に進んで元に戻る。
【0039】ステップ6からステップ11は、異物の挟
み込み検出と、挟み込み検出したときに窓ガラスを開く
ことを示したフローチャートである。ステップ6ではス
テップ1と同時に、パルス割り込みする。ステップ7で
は、パルスを取り込む。ステップ8では、取り込んだパ
ルスとモータ3が正常に回転しているときのパルスとを
比較する。ステップ9では、そのパルスの比較で挟み込
みと判断せずNOの時はReturn(リターン)に進
む。そのパルスの比較で挟み込みと判断したときはYE
S方向のステップ10に進む。ステップ10では、挟み
込みと判断してモータ3を反転させて窓ガラスを開いて
挟み込みを解き、ステップ11のReturn(リター
ン)に進んで元に戻る。
【0040】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。第2の実施の形態におけるパワーウインド装置1
は、電圧、電流、及び温度などの環境の変化を測定する
外乱測定手段と、該外乱測定手段を窓ガラスを上昇操作
したときに定時間隔(タイマ割り込み)で作動させるタ
イマと、各条件環境時における特性をデータ化したデュ
ーティデータテーブルと、その都度、該当するトルクに
相当のデューティ比を選択し(一定のトルクで上昇させ
る)上記デューティ比でモータを駆動するモータ駆動手
段と、を備えて成る。
【0041】次に図5のブロック図に基づきパワーウイ
ンドスイッチSWを説明する。パワーウインドスイッチ
SWは、温度の環境の変化を測定する外乱測定手段とし
ての温度センサ18と、該温度センサ18の経時変化を
窓ガラスを上昇操作したときに定時間隔で作動させるE
EPROM19と、各条件環境時における特性をデータ
化したデューティデータテーブルを備えたマイクロコン
ピュータ20と、その都度、各条件環境時に該当するト
ルクのデューティ比を選択し、該デューティ比でモータ
を駆動するモータ駆動手段としてのリレー24(図6参
照)における電流を検出するモータ電流検出回路21
と、電圧を監視する電圧監視回路22とを備えて成る。
【0042】次に図6の電気回路図に基づきパワーウイ
ンド装置を説明する。モータ23は、パワーウインドス
イッチSWのモータ接続用端子を介してパワーウインド
スイッチSWに内設したリレー24に接続している。パ
ワーウインドスイッチSWは、前記モータ端子をモータ
23に接続し、電源端子をバッテリに接続している。パ
ワーウインドスイッチSWは、マニュアルUPスイッチ
25とマニュアルDOWNスイッチ26と、オートスイ
ッチ27と、を備えて成る。
【0043】前記リレー24は、モータ23を正転・反
転させるモータ駆動手段で、マイクロコンピュータ20
に接続している。R11は、前記モータ23の電流が所
定値以上になったかを検出する抵抗器で、一方をリレー
24に接続し、他方をアースしている。モータ電流検出
回路は、マイクロコンピュータ20内にあり、パワーウ
インドスイッチをスイッチ操作してモータ23が駆動し
ているときのモータ23の電流を前記抵抗R11とで監
視する。モータ電流検出回路は、モータ23の電流の低
下を検出することでモータ23の駆動電流を常に最適な
ものにデューティに設定する。
【0044】前記マニュアルUPスイッチ25は、例え
ば操作ノブを一段引き上げ操作している間だけマニュア
ル的にモータ23を窓ガラス14を上昇方向に回転させ
るスイッチ部で、一方をマイクロコンピュータ20に接
続し、他方をアースしている。
【0045】前記マニュアルDOWNスイッチ26は、
例えば操作ノブを一段押し下げ操作している間だけマニ
ュアル的にモータ23を窓ガラス下降方向に回転させる
スイッチ部で、一方をマイクロコンピュータ20に接続
し、他方をアースしている。
【0046】オートスイッチ27は、例えば操作ノブを
2段目まで操作して、モータ23を自動的に窓ガラスの
全開方向又は全閉方向に回転させるためのスイッチで、
一方をマイクロコンピュータ20に接続し、他方をアー
スしている。
【0047】温度センサ18は、一方を抵抗R12を介
して定電圧回路28に接続し、他方をアースしている。
抵抗12は、一方をマイクロコンピュータ20のA/D
端子に、他方をマイクロコンピュータ20のVcc端子
に接続している。前記定電圧回路28は、一方を電源端
子に接続し、他方をアースしている。R13及びR14
は、電圧監視回路22を構成する抵抗である。該抵抗R
13は、一方を電源端子に接続し、他方をマイクロコン
ピュータ20のA/D端子に接続している。前記抵抗R
14は、一方を前記抵抗R13に接続し、他方をアース
している。EEPROM19は、一方を前記定電圧回路
28に接続し、他方をマイクロコンピュータ20に接続
している。
【0048】前記マイクロコンピュータ20は、前記モ
ータ23を正転・反転させるための駆動回路と、モータ
23の電流が挟み込みの閾値を超えたことを検出するた
めのモータ電流検出回路と、マニュアルUPスイッチ2
5、マニュアルDOWNスイッチ26、及びオートスイ
ッチ27の信号が入力されるスイッチ回路と、抵抗R1
3及び14とで電源電圧を監視する電圧監視回路と、温
度センサ18からの信号が入力される温度監視回路と、
EEPROM19からの低速化回路と、を備えて成る。
パワーウインド装置は、以上のような構成で成る。
【0049】図7(a),(b),(c)は、モータ2
3の出力トルク[N・m]と入力電圧[V]、入力電流
[A]、及び温度[°C]の関係を示したグラフであ
る。モータ23の出力トルク[N・m]は、図7(a)
に示すように電圧[V]にほぼ比例し、電圧が高ければ
起動トルクや停止トルクや定常トルクも高くなり、電圧
が低くなけば起動トルクや停止トルクや定常トルクも低
くなる。このため、モータ23の電圧を下げればモータ
23の回転力も低くなり、窓ガラスと窓枠との間に手な
どを挟まれても、手を押圧する窓ガラスの押圧力が小さ
く、挟まれた手が痛くない。
【0050】モータ23の出力トルク[N・m]は、図
7(b)に示すように電流[A]にほぼ比例し、電流が
高ければ起動トルクや停止トルクや定常トルクも高くな
り、電流が低くなけば起動トルクや停止トルクや定常ト
ルクも低くなる。このため、モータ23の電流を下げれ
ばモータ23の回転力も低くなり、窓ガラスと窓枠との
間に手などを挟まれても痛くなくすることができる。
【0051】モータ23の出力トルク[N・m]は、図
7(c)に示すように温度[°C]にほぼ反比例し、温
度が高ければ起動トルクや停止トルクや定常トルクは低
くなり、温度が低くなけば起動トルクや停止トルクや定
常トルクは高くなる。このため、モータ23の周囲の温
度が雪などが降るような冬の寒い時期であればコイルの
電気的温度特性やマグネットの電気的温度特性でモータ
23の起動トルクや停止トルクや定常トルクも高くな
り、夏の炎天下のような気温が高いときにはモータ23
の前記各トルクも低くなり、外乱によりモータ23の回
転力に変化が起きる。そして、周囲の温度などの外乱に
より変化がある場合、窓ガラスと窓枠との間に手などを
挟まれて、手が窓ガラスに押圧されたとき、温度の相違
により窓ガラスが手を押し付ける力がその都度相違す
る。
【0052】以上のような出力トルク[N・m]と電圧
[V]、出力トルク[N・m]と電流[A]、出力トル
ク[N・m]と温度[°C]の特性のデータを収集して
それぞれの最適なモータ23の駆動条件をマイクロコン
ピュータ20のデューティテーブルに設定する。
【0053】次に図8のフローチャートに基づき本発明
を説明する。ステップS101では、パワーウインドス
イッチSWを操作することで、パワーウインド装置1が
作動を開始する。ステップS102では、外気温などの
温度の設定、モータ23の電圧の設定、及び窓ガラスの
目標加重の初期設定が行われる。尚、このステップS1
02の初期設定は、始めに一度設定するだけでよく、2
回目からはこのステップS102をスキップして行われ
る。
【0054】ステップS103では、パワーウインドス
イッチSWがUP(上昇)方向にノブ操作され、UPス
イッチ25がONかを判断する。パワーウインドスイッ
チSWのUPスイッチ25がON以外の時はNO方向の
ステップS105のReturn(リターン)に進む。
パワーウインドスイッチSWのUPスイッチ25がON
の時はYES方向のステップS104に進む。ステップ
S104では、パワーウインドスイッチSWのUPスイ
ッチ25がONの時はUP出力を間欠制御で駆動してモ
ータ23を低速回転させ、ステップS105のRetu
rn(リターン)に進んで元に戻る。
【0055】ステップS106からステップ111は、
電圧、温度、及び電流の変化によって変わるモータ23
のトルク特性を常に最適なモータ駆動にすることを示し
た不オーチャートである。ステップS106では、タイ
マ割り込みする。ステップS107では、モータ23の
電圧が変動したかを判断する。そして、YESならばス
テップS108に進む。NOならばステップS109に
進む。ステップS108では、予め収集した電圧−トル
ク特性により、現在の電圧に最適なモータ駆動デューテ
ィに設定する。
【0056】ステップS109では、外気温度などの温
度が変化したかを判断する。そして、YESならばステ
ップS110に進む。NOならばステップS111に進
む。ステップS110では、予め収集した温度−トルク
特性により、現在の温度に最適なモータ駆動デューティ
に設定しステップS111に進む。ステップS111で
は、予め収集した電流−トルク特性により、現在の電流
に最適なモータ駆動デューティに設定する。以下は一般
的な挟み込み防止機能付きパワーウインド装置と同一で
あり、特に限定しないので、その説明を省略する。
【0057】このように本発明は、電圧・温度・電流な
どの外乱を監視して、常に外乱に合った環境データでモ
ータ駆動をさせるので、挟み込みの誤作動を無くすこと
ができる。
【0058】例えば、雪や雨等が降り温度が低い場合
は、モータ23の回転が摩擦などで遅くなることもある
が、一般的にモータ23のコイルの電気的な温度特性や
マグネットの電気的温度特性により、モータ23の起動
トルクや停止トルクや定常トルクが高くなるが、温度セ
ンサ18で温度を検出しマイクロコンピュータ20でモ
ータ23の回転力を平常の高さに調整することができ
る。また、夏、直射日光を浴びて温度が高い場合は、モ
ータ23の回転が潤滑油の粘性が良好になり速くなるこ
ともあるが、一般的には前述したようにコイルやマグネ
ットの電気的温度特性により、モータ23の起動トルク
や停止トルクや定常トルクが低くなるが温度センサ18
で温度を検出しマイクロコンピュータ20でモータ23
の回転力を平常の高さに調整することができる。
【0059】例えば、自動車のバッテリの電圧は、エン
ジンを切ったり、停止したりすると電圧が低くなり、モ
ータ23の起動トルクや停止トルクや定常トルクが低く
なるが、抵抗R13からの電圧を検出しマイクロコンピ
ュータ20でモータ23の回転力を平常の高さに調整す
ることができる。
【0060】例えば、電流は、モータ23の経過的な劣
化や窓ガラスの摺動摩擦の増加等により変化して、モー
タ23の起動トルクや停止トルクや定常トルクが低くな
るが、抵抗R11からの電流を検出しマイクロコンピュ
ータ20でモータ23の回転力を平常の高さに調整する
ことができる。
【0061】以上のように本発明は、定時間隔でタイマ
割り込みし、各条件の環境変化に合ったデューティ比を
その都度選択して、これを出力デューティとして、モー
タ23を一定のトルクで上昇駆動させる。これにより、
各条件の環境条件にも対応したパワーウインド装置を提
供することができる。
【0062】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、次のような効果がある。請求項1の発明は、窓ガ
ラスを開閉する開閉機構と、該開閉機構を駆動し、回転
することによりパルスを発信するモータと、該モータが
回転しているかを検出するパルス有無検出回路と、前記
モータがオートUP又はマニュアルUPのときに該モー
タを低速にする低速化回路と、前記窓ガラスが窓枠の上
端にあるかを検出する上端検出手段と、該上端検出手段
で前記窓ガラスが窓枠の上端以外の位置で停止したとき
に該窓ガラスを反転させる窓動作制御回路と、で成るこ
とで、窓ガラスを上昇させるときは、窓ガラスが下降す
るときよりもモータの回転速度を遅くすることで、モー
タのトルクを小さくして、窓ガラスと窓枠との間に異物
や人体が挟まれても破壊したり、怪我することをなくす
ことができる。また、パルス有無検出回路で窓ガラスの
上昇の停止を検出したときに、上端検出手段で窓ガラス
が全閉していなければ挟み込みと判断し、窓ガラスが上
端以外で止まったら挟み込みと判断するので、エンコー
ダが不要で、部品点数が少なく、パワーウインド装置の
構造が簡素である。また、窓ガラスの上昇速度が遅いの
で挟まれそうになっても逃げることができる。モータの
最大トルク(ロック時の上昇余力)を例えば100N以
下とすることができ、これにより、窓ガラスに指などを
挟まれても痛くすることができ、パワーウインド装置の
安全性を向上させることができる。
【0063】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記低速化回路は、前記モータにFETを設置して
該モータへの電圧供給を間欠制御して、窓ガラスの上昇
時にパルスのHiのパルス幅を短くし、Loのパルス幅
を長くしてその分だけ、下降時より低速化することで、
パルスがLoのときはモータが停止しているのでトルク
が小さくなるので、窓ガラスが上昇する速度及びトルク
を小さくして、例え人体の指等が挟まれても痛くない程
度の締付け力にすることができ、安全性を向上して、パ
ワーウインド装置を遠隔操作して利用しても危険性がな
い。
【0064】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、電圧、電流、及び温度などの環境の変化を測
定する外乱測定手段と、前記窓ガラスが上昇する方向に
操作したときに前記外乱測定手段を定時間隔で作動させ
るタイマと、各条件環境時における特性をデータ化した
デューティデータテーブルと、その都度、各条件環境時
に該当するトルクのデューティ比を選択し、上記デュー
ティ比でモータを駆動するモータ駆動手段と、を備えた
ことで、低温時には窓枠のゴム硬化や雪や雨により、窓
ガラスの摺動抵抗が増大して挟み込みと誤認識して反転
作動して窓ガラスが閉まらない等の不具合を防止するこ
とができる。そして、電圧低下時には、バッテリの容量
不足時、エンジン始動時、エアコン始動時、他の席のパ
ワーウインドロックをした時などはモータの回転速度が
低下して挟み込みと誤認識して反転作動して窓ガラスが
閉まらない等の不具合を防止することができる。また、
経年変化で開閉機構の摺動抵抗が大きくなり速度が低下
して、挟み込みと誤認識し、反転作動して窓ガラスが閉
まらない等の不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図面で、電気
回路図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す図面で、低速化
回路の他の実施例を示す電気回路図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図面で、フロ
ーチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す図面で、モー
タのパルスの波形図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す図面で、ブロ
ック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す図面で、電気
回路である。
【図7】本発明の実施の形態を示す図面で、(a)はモ
ータのトルクと電圧の関係を示すグラフで、(b)はモ
ータのトルクと電流の関係を示すグラフであり、(c)
はモータのトルクと温度の関係を示すグラフである。
【図8】本発明の実施の形態を示す図面で、フローチャ
ートである。
【符号の説明】
2 開閉機構 3 モータ 4 パルス有無検出回路 5 低速化回路 6 上端検出手段 7 窓動作制御回路 8 FET

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラスを開閉する開閉機構(2)と、 該開閉機構(2)を駆動し、回転することによりパルス
    を発信するモータ(3)と、 該モータ(3)が回転しているかを検出するパルス有無
    検出回路(4)と、 前記モータ(3)がオートUP又はマニュアルUPのと
    きに該モータ(3)を低速にする低速化回路(5)と、 前記窓ガラスが窓枠の上端にあるかを検出する上端検出
    手段(6)と、 該上端検出手段(6)で前記窓ガラスが窓枠の上端以外
    の位置で停止したときに該窓ガラスを反転させる窓動作
    制御回路(7)と、 で成ることを特徴とする車両用パワーウインド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、 前記低速化回路(5)は、前記モータ(3)にFET
    (8)を設置して該モータ(3)への電圧供給を間欠制
    御して、窓ガラスの上昇時にパルスのHiのパルス幅
    (L1)を短くし、Loのパルス幅(L2)を長くして
    その分だけ、下降時より低速化することを特徴とする車
    両用パワーウインド装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の発明において、 電圧、電流、及び温度などの環境の変化を測定する外乱
    測定手段と、 前記窓ガラスが上昇する方向に操作したときに前記外乱
    測定手段を定時間隔で作動させるタイマと、 各条件環境時におけるトルク特性をデータ化したデュー
    ティデータテーブルと、 その都度、各条件環境時に該当するトルクのデューティ
    比を選択し、上記デューティ比でモータを駆動するモー
    タ駆動手段と、を備えたこと特徴とする車両用パワーウ
    インド装置。
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