JP2003336373A - 支柱構造 - Google Patents
支柱構造Info
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Abstract
造を提供する。 【解決手段】 角筒の支柱本体4に中柱5を内装し、中
柱5を支柱設置部3に固定する。支柱本体4の互いに対
向する内周面に、軸方向に連続する突条6を形成する。
支柱本体4の突条6と中柱5の外周面との隙間が狭くな
る。中柱5の外周面に、突条6と対向する溝9を形成し
て、突条6と溝9の底面9aとの間に隙間をあける。軸
直角方向に支柱本体4の位置ずれを許容させることがで
きる。
Description
に定着されて、手摺や欄干、フェンス等の横材を支持す
る支柱構造に関するものである。
定の支柱設置部に支柱を定着して、この支柱で横材を支
持するようになっている。図8は、支柱構造の一例を示
す断面図である。図8の支柱構造では、支柱本体101
に中柱102を内装し、この中柱102を支柱設置部1
03に固定して、支柱設置部103に支柱を定着するよ
うになっている。
とされ、その内周面に、軸方向に連続する突条104が
形成されている。突条104には、軸方向に連続するね
じ溝105が形成され、このねじ溝105を利用して、
支柱本体101に横材が取り付けられる。また、中柱1
02は、例えば鋼製の角筒とされ、その下端にベースプ
レート106が溶接される。ベースプレート106は、
支柱設置部103にアンカーボルト107により固定さ
れる。
は、現場施工された支柱設置部のアンカーボルトに固定
するものであるため、手摺(横材)方向及びこれに直交
する方向でアンカーボルトの設置誤差が生じやすい。従
来、手摺に直交する方向の設置誤差は、ベースプレート
のボルト孔を長孔にすることにより修正していた。しか
し、手摺方向の設置誤差は、支柱本体に横材を取り付け
る段階でその大きさがわかるため、支柱設置部にベース
プレートを固定する時点では、設置誤差を修正しにく
い。
ように、中柱の軸直角方向の寸法は、支柱本体に内装で
きる最大の大きさに設定され、中柱の四方が支柱本体に
接触しているため、施工現場において、支柱本体の位置
を軸直角方向(手摺方向)に調節できない。
る位置ずれを許容して、支柱の設置を容易にすることが
できる支柱構造を提供することを目的とする。
は、角筒の支柱本体と、支柱設置部に固定されて支柱本
体に内装される中柱とを備えた支柱構造を前提として、
中柱の外周面のうちの二面あるいは三面が支柱本体の内
周面と接触し、中柱の残りの外周面が支柱本体の内周面
と隙間をあけて対向するようにする。そうすれば、その
隙間が支柱本体の位置ずれを許容するため、支柱本体の
位置を軸直角方向に調節することができ、支柱の設置を
容易にすることができる。
は三面が支柱本体の内周面と接触するとは、実質的に支
柱本体の位置を調節できないようなわずかな隙間をあけ
る場合を含むものである。また、軸方向とは、支柱本体
の中心軸の方向であり、以下の説明において同じ意味で
使用する。
に、軸方向に連続する突条を形成してもよい。このと
き、支柱本体の突条と中柱の外周面との隙間が狭くな
る。そこで、中柱の外周面に、突条と対向する溝を形成
して、突条と溝との間に隙間をあける。そうすれば、軸
直角方向に支柱本体の位置ずれを許容する隙間を確保し
ながら、中柱の軸直角方向の寸法を大きくでき、補強用
の中柱としての強度を大きくすることができる。
ボルト挿入用の空間として利用できる。これによって、
ボルト固定用の部材を用意する必要がなく、部品点数が
減って、施工が容易になる。
施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発
明の支柱構造を備えた手摺の斜視図である。この手摺は
支柱1で横材2を支持してなり、その支柱1をコンクリ
ートの支柱設置部3に定着して設置される。
の支柱本体4と、支柱本体4に内装される中柱5とを備
えている。中柱5を支柱設置部3に固定することによ
り、支柱1が支柱設置部3に定着される。支柱本体4
は、アルミニウムを角筒形状(例えば40mm×54m
m)に押し出し成形してなり、横材2の後述する笠木ホ
ルダ29及び下弦材30の端部が接合されて、横材2を
支持するようになっている。
体4の内周面のうち、手摺方向(笠木ホルダ29及び下
弦材30と平行な方向)に互いに対向する一組の内周面
には、支柱本体4の軸方向に連続する突条6が一体的に
形成されている。四つの突条6には、笠木ホルダ29を
ビス止めするためのねじ溝7が軸方向に形成されてい
る。突条6を設けることによって、支柱本体4を補強し
てその強度を高めることができる。
ムを断面略長方形状(例えば30mm×50mm)に押
し出し成形してなり、その断面中央部に、軸方向に貫通
する貫通穴8が形成され、ねじ孔として利用する。この
中柱5の寸法は、手摺方向では支柱本体4の両内周面の
間隔よりも小さくされて、支柱本体4の位置を手摺方向
に調節可能とされる。また、手摺方向と直交する方向で
は、支柱本体4の両内周面の間隔よりもわずかに小さく
されている。これによって、中柱5の上方から支柱本体
4を被せることができる。中柱5と支柱本体4との位置
調節は、互いの内外周面の各四面のうち三面が接触する
状態まで許容できる。
で、手摺方向と直交する方向の両面にテクスビス35を
螺合することにより、支柱本体4が中柱5に固定され
て、支柱本体4の手摺方向への移動が阻止される。ま
た、中柱5は、支柱本体4を内側から補強するようにな
っており、支柱1に要求される強度に応じて、その軸方
向長さを調節される。
と対向する合計四つの溝9が形成され、突条6と溝9の
底面9aとの間に隙間があけられている。溝9の手摺方
向の深さは、突条6の突出長さよりも大きくする。突条
6と溝9の底面9aとの隙間は、支柱本体4の内周面及
び中柱5の外周面のうち、手摺方向に対向する他の部分
における隙間よりも大きくなる。支柱本体4が手摺方向
に位置ずれするとき、突条6が溝9の底面9aに接触せ
ず、他の部分が接触する。また、各溝9の底面9aに
は、後述する中柱ねじ座23を取り付けるためのねじ溝
10が軸方向に連続して形成されている。
には、ベースプレート11が取り付けられている。ベー
スプレート11は、ストレートアンカー12及び樹脂接
着アンカー13で支柱設置部3に固定され、中柱5が支
柱設置部3に固定される。ベースプレート11は、下板
14に上板16を重ねて溶接してなる。下板14には、
開口15が形成されている。上板16には、ボルト孔が
形成されている。六角ボルト17により、中柱5とベー
スプレート11とが固定される。なお、中柱5の貫通穴
8は、手摺方向と直交する向きの両側部分に六角ボルト
17を螺合可能とされている。
ト11上には、スペーサ18を介して、支柱設置部3を
覆う下側笠木19が載置される。下側笠木19は、笠木
受け20で支持するようにして設置され、中柱5の下端
部及びベースプレート11を覆い隠すようになってい
る。下側笠木19には、中柱5が入る大きさの貫通穴が
形成され、この貫通穴の周縁部に、中柱5との隙間を塞
ぐ弾性部材のシーラ21が装着されている。
の上端面には、ここを塞ぐ中柱ねじ座23が設けられ
る。ねじ溝10にタッピンねじ22を螺合することによ
り、中柱ねじ座23が中柱5に取り付けられる。中柱ね
じ座23は、中柱5の断面寸法とほぼ同じ大きさの鋼板
とされ、その中央部に六角ボルト25用のボルト孔24
が形成される。
木ホルダ29と下弦材30とが略上下方向に配される複
数の手すり子31で連結されてなる。笠木ホルダ29
は、その端部を支柱本体4の上端面にビス28により取
り付ける。ビス28は、ねじ溝7に螺合される。支柱座
金27及びスプリングワッシャ26が笠木ホルダ29に
載せられ、上方から六角ボルト25を挿入して、六角ボ
ルト25を中柱ねじ座23に螺合する。これによって、
六角ボルト25が支柱本体4を上方から押さえ込む。笠
木ホルダ29の上側に上側笠木32が装着される。上側
笠木32は、支柱1の位置で分割され、その継目部がジ
ョイントリング33で接続される。下弦材30の端部は
支柱本体4の下端付近に設けられた取付金具34に取り
付けられ、下弦材30は支柱本体4に支持される。
き、あらかじめベースプレート11と一体化された中柱
5を支柱設置部3に固定して、この中柱5に支柱本体4
を被せ、支柱本体4に横材2を取り付ける。中柱5と支
柱本体4との間の隙間によって許容される範囲内で、支
柱本体4の位置を手摺方向に調節した後、支柱本体4を
中柱5に固定する。なお、支柱本体4の内周面の突条6
と中柱5の外周面の溝9とを対向させて、隙間を設ける
ため、突条6は中柱5に接触せず、支柱本体4の位置調
節を阻害しない。
て製作するため、貫通穴8や溝9等を有する複雑な形状
であっても容易に製作することができる。また、押し出
し成形された中柱5を所望の長さに切断することによ
り、支柱1に要求される強度に応じて、支柱本体4を内
側から補強することができる。アルミニウム製の中柱5
と鋼製のベースプレート11との溶接は困難であるが、
ボルト締結により、これらを強固に一体化することがで
き、手摺に作用する大きな水平力に耐えることができ
る。
さの中柱を製作するとき、アルミニウム製の中柱5を所
望の長さに切断し、この中柱5に、あらかじめメッキ処
理が施されてストックされたベースプレート11をボル
ト締結して一体化する。そのため、従来のように、所望
の長さの鋼製角筒にベースプレートを溶接して一体化し
た後、メッキ処理を施す必要がなく、納期の短縮を図る
ことができる。
されるものではなく、本発明の範囲内において、適宜変
更を加えることができる。例えば、図6に示すように、
ベースプレート36は、その中央部を上方に突出するよ
うにコ字形に折り曲げた形状として、その突出部に中柱
5の下端面をボルト締結するようにしてもよく、ベース
プレート11を設けずに、中柱5の下端部を支柱設置部
3に埋め込むようにしてもよい。また、図7に示すよう
に、下側笠木19を使用しない場合には、化粧カバー3
7でベースプレート36の周辺だけを覆い隠すようにし
てもよい。支柱設置部3は、コンクリートに限らず金属
や木製の部位であってもよい。
するだけでなく貫通穴8の周面等どの部位に形成しても
よく、貫通穴8に直に六角ボルト25の先端部を螺合す
ることにより、中柱ねじ座23及びねじ溝10を設けな
いようにしてもよい。
対向面のうち一方の面に、突条6及び溝9を形成しても
よい。支柱本体4に溝9を形成して、中柱5に突条6を
形成してもよく、突条6及び溝9を形成しなくてもよ
い。また、この支柱構造は、手摺の支柱だけでなく、欄
干やフェンス等どのようなものの支柱に適用してもよ
く、その横材が水平方向に配されるものだけでなく、階
段の手摺等のように傾斜したものであってもよい。
よると、中柱の軸直角方向の寸法を支柱本体に内装でき
る最大の大きさよりも小さくして、支柱本体の位置を軸
直角方向に調節できるようにするため、支柱の現場施工
を容易にして、その工事費を安くすることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 角筒の支柱本体と、支柱設置部に固定さ
れて前記支柱本体に内装される補強用中柱とを備え、前
記中柱の外周面のうちの二面あるいは三面は、前記支柱
本体の内周面と接触し、前記中柱の残りの外周面は、前
記支柱本体の内周面と位置ずれを許容する隙間をあけて
対向することを特徴とする支柱構造。 - 【請求項2】 角筒の支柱本体と、支柱設置部に固定さ
れて前記支柱本体に内装される補強用中柱とを備え、前
記支柱本体の互いに対向する一組の内周面に、軸方向に
連続する突条が形成され、前記中柱の外周面に、前記突
条と隙間をあけて対向する溝が形成されたことを特徴と
する支柱構造。 - 【請求項3】 前記突条及び溝は、他部材を取り付ける
ためのボルト挿入用の空間として利用されることを特徴
とする請求項2記載の支柱構造。
Priority Applications (1)
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JP2002149878A JP3635269B2 (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | 支柱構造 |
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Publications (2)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007204939A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Shin Nikkei Co Ltd | 柵 |
JP2009209560A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Tostem Corp | 手摺とその施工方法 |
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2002
- 2002-05-23 JP JP2002149878A patent/JP3635269B2/ja not_active Expired - Fee Related
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