JP2003335557A - タブレット一体型ガラス管 - Google Patents

タブレット一体型ガラス管

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JP2003335557A
JP2003335557A JP2002141420A JP2002141420A JP2003335557A JP 2003335557 A JP2003335557 A JP 2003335557A JP 2002141420 A JP2002141420 A JP 2002141420A JP 2002141420 A JP2002141420 A JP 2002141420A JP 2003335557 A JP2003335557 A JP 2003335557A
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tablet
glass
glass tube
sealing
melting point
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JP2002141420A
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Inventor
Hajime Hikata
元 日方
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Nippon Electric Glass Co Ltd
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Nippon Electric Glass Co Ltd
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高融点タブレット3を平面表示装置のパネル
4に向かって押し付けながら、封着ガラスタブレット2
を加熱することにより、封着ガラスタブレット2を軟化
流動させてパネル4に接着させ、これによりガラス管1
をパネル4に封着するタブレット一体型ガラス管におい
て、封着の際にガラス管1内に封着ガラス2が侵入する
のを防止する。 【解決手段】 封着前の状態において、ガラス管1の先
端面1bが封着ガラスタブレット2の先端面2aよりも
先端側に突出していることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネル(PDP)などの平面表示装置のパネルに排
気管などとしてガラス管を取り付けるためのタブレット
一体型ガラス管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネル(PDP)
等の平面表示装置には、その内部を排気、または排気し
た後ガスを充填する目的で、排気管と呼ばれるガラス管
が取り付けられる。このガラス管は、平面表示装置のパ
ネル裏面に設けられた排気孔の位置と、ガラス管先端の
開口の位置が一致するように取り付けられる。
【0003】ガラス管をパネルに接着する方法として、
従来より融点の低いガラス粉末を所定の形状に成形した
封着ガラスタブレットが用いられている。特開2001
−253724号公報には、このような封着ガラスタブ
レットとガラス管を一体化したタブレット一体型ガラス
管が開示されている。このタブレット一体型ガラス管に
おいては、封着ガラスタブレットの封着温度より高い融
点を有する高融点タブレットが設けられている。このよ
うな高融点タブレットは、封着ガラスタブレットとガラ
ス管を固着させてタブレット一体型ガラス管を製造する
際、治具と封着ガラスタブレットの間に配置され、離型
剤として用いることができる。従って、その製造工程を
容易にすることができる。また、ガラス管をパネルに封
着する際、クリップなどでこの高融点タブレットを挟む
ことができ、安定した状態でガラス管をパネルに封着す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のタブレット一体型ガラス管においては、ガラ
ス管を封着する際に、ガラス管内に封着ガラスが入り込
む場合があった。ガラス管内に封着ガラスが入り込む
と、パネル内を排気する際に、気泡を含んだ封着ガラス
が発泡し、ガラス管内部を閉塞し、パネル内を排気する
ことができなくなるという問題を生じる場合があった。
【0005】また、ガラス管内部に封着ガラスが入り込
むと、ガラス管の接着強度が低下するという問題があっ
た。さらに、ガラス管とパネルの間に封着ガラスが入り
込むために、封着後のガラス管の垂直性が保たれないこ
とがある。
【0006】本発明の目的は、封着の際にガラス管内に
封着ガラスが侵入するのを防止することができ、かつガ
ラス管をパネル上に安定した状態で立てて封着すること
ができるタブレット一体型ガラス管を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のタブレット一体
型ガラス管は、ガラス管と、ガラス管の先端部分に取り
付けられた環状の封着ガラスタブレットと、封着ガラス
タブレットの封着温度より高い融点を有し、封着ガラス
タブレットの後端側に取り付けられた環状の高融点タブ
レットとを備え、高融点タブレットを平面表示装置のパ
ネルに向かって押し付けながら封着ガラスタブレットを
加熱することにより、封着ガラスタブレットを軟化させ
るとともに、軟化した封着ガラスタブレットを、パネル
に向かって移動する高融点タブレットによりパネルに押
し付けて接着させ、ガラス管をパネルに封着するタブレ
ット一体型ガラス管であり、封着前の状態において、ガ
ラス管の先端面が封着ガラスタブレットの先端面よりも
先端側に突出していることを特徴としている。
【0008】本発明において、ガラス管の先端面は、封
着ガラスタブレットの先端面よりも0.1mm以上先端
側に突出していることが好ましく、さらに好ましくは、
0.1〜2.0mmの範囲内で突出していることが好ま
しい。
【0009】本発明のタブレット一体型ガラス管は、封
着前の状態において、ガラス管の先端面が封着ガラスタ
ブレットの先端面よりも先端側に突出している。このた
め、高融点タブレットをクリップ等で挟み封着する際、
平面表示装置のパネルにガラス管の先端面を接触させた
状態でタブレット一体型ガラス管を平面表示装置のパネ
ルの上に立てることができる。この状態で封着ガラスタ
ブレットを加熱すると、封着ガラスタブレットが軟化
し、軟化した封着ガラスタブレットは、パネル側に向か
って移動する高融点タブレットによりパネルに押し付け
られ、パネルと接着する。しかしながら、パネルとガラ
ス管の先端面とが予め接触しているので、軟化した封着
ガラスがガラス管内に侵入するのを防止することができ
る。
【0010】また、封着の際、ガラス管の先端面がパネ
ルと接した状態でガラス管を立てることができるので、
安定した状態でガラス管を立ててガラス管を封着するこ
とができる。
【0011】本発明においては、ガラス管の先端にフラ
ンジ部が設けられていることが好ましい。ガラス管の先
端にフランジ部を設けることにより、ガラス管をより安
定した状態でパネルの上に立てることができ、ガラス管
の接着強度を高めることができる。また、封着ガラスタ
ブレットは、フランジ部に取り付けられていることが好
ましい。
【0012】ガラス管の先端にフランジ部が設けられて
いる場合、封着前の状態において、高融点タブレットの
後端面が、フランジ部の後端面より後側に位置している
ことが好ましい。このような場合、ガラス管の先端面
は、封着ガラスタブレットの先端面とほぼ同一平面に位
置するか、あるいは封着ガラスタブレットの先端面より
も先端側に突出するように構成される。
【0013】本発明に従う第1の局面においては、ガラ
ス管の先端にフランジ部が設けられており、パネルに向
かって移動する高融点タブレットは、このフランジ部に
当接することにより、それ以上パネルに近づかないよう
に構成されている。
【0014】本発明に従う第1の局面においては、フラ
ンジ部の上に封着ガラスタブレットが設けられており、
封着ガラスタブレットの上に高融点タブレットが設けら
れていることが好ましい。
【0015】本発明に従う第2の局面においては、ガラ
ス管の先端にフランジ部が設けられており、高融点タブ
レットの内周面がフランジ部の外周面よりも外側に位置
するように高融点タブレットが設けられている。この場
合、高融点タブレットをクリップ等で挟みパネル側に押
し付けると、高融点タブレットの後端面がフランジ部の
後端面と同一平面に位置するまでパネル側に近づく。こ
の位置でクリップ等がフランジ部に当接するので、高融
点タブレットをパネル側に押し付ける力が働かなくな
る。従って、この位置で高融点タブレットを位置決めす
ることができる。第2の局面においては、高融点タブレ
ットのこのような移動距離を考慮して、封着ガラスタブ
レットの厚み等を設計することが好ましい。
【0016】本発明に従う第2の局面においては、フラ
ンジ部の外周面に封着ガラスタブレットが取り付けられ
ており、封着ガラスタブレットの上に高融点タブレット
が設けられていることが好ましい。
【0017】本発明においては、封着ガラスタブレット
が複数設けられていてもよい。例えば、封着ガラスタブ
レットは、ガラス管の先端部分に高融点タブレットを取
り付けるための第1の封着ガラスタブレットと、第1の
封着ガラスタブレットの外側に位置しかつ高融点タブレ
ットの先端側に設けられる第2の封着ガラスタブレット
とから構成されていてもよい。
【0018】また、本発明においては、ガラス管の先端
部分に先端に近づくにつれて径が広がるフレア部が設け
られていてもよい。ガラス管の先端にフランジ部が設け
られる場合は、このようなフレア部の先端にフランジ部
が設けられていてもよい。
【0019】フレア部を設けることにより、ガラス管の
先端を中心から遠い部分に形成することができる。従っ
て、ガラス管を中心から遠い部分で支えることができ、
より少ない力でガラス管を支えることが可能になる。こ
のため、タブレット一体型ガラス管をパネルに対して安
定した状態で直立させて支えることができる。
【0020】また、フレア部を設けることにより、ガラ
ス管の先端部分の径を大きくすることができるので、パ
ネルの排気孔に対する位置合せが容易になる。本発明に
おいては、高融点タブレットが設けられているので、タ
ブレット一体型ガラス管を製造する工程において、封着
ガラスタブレットをガラス管に取り付ける際、治具と封
着ガラスタブレットの間に高融点タブレットを配置させ
ることができ、高融点タブレットを離型剤として用いる
ことができる。このため、タブレット一体型ガラス管を
容易に製造することができる。
【0021】また、封着ガラスタブレットの上に高融点
タブレットが設けられているので、この高融点タブレッ
トをクリップ等で挟みタブレット一体型ガラス管をパネ
ルの上に支持することができる。また、高融点タブレッ
トをクリップ等で挟むことにより、高融点タブレットを
パネルに向かって押し付けながらガラス管を封着させる
ことができる。このように高融点タブレットをパネルに
向かって押し付けることにより、加熱により流動化した
封着ガラスをパネルに押し付けて接着させることができ
る。
【0022】本発明における封着ガラスタブレットは、
封着温度で流動化するガラスであれば特に限定されるも
のではなく、結晶性ガラス及び非晶質ガラスのいずれで
あってもよい。一般には、低融点ガラス粉末をプレス成
形し環状のタブレットとしたものが用いられる。
【0023】本発明において用いる高融点タブレット
は、封着ガラスタブレットの封着温度より高い融点を有
する環状の成形物であればよく、例えば、ガラス、金
属、セラミックス等の無機物から形成されたものが用い
られる。また、本発明における高融点タブレットの形状
は、環状であれば特に限定されるものではないが、外周
部の形状は円形であることが好ましい。しかしながら、
外周部の形状は、多角形、楕円形等の他の形状であって
もよい。
【0024】本発明のタブレット一体型ガラス管が封着
されるパネルは、特に限定されるものではなく、例え
ば、プラズマディスプレイパネル(PDP)、フィール
ドエミッションディスプレイ(FED)、プラズマアド
レスリキッドクリスタルディスプレイ(PALC)、ま
たは蛍光表示管(VFD)などの平面表示装置のパネル
が挙げられる。
【0025】
【発明の実施の形態】表1に示すように、実施例1〜6
及び比較例1〜2のタブレット一体型ガラス管を作製し
た。封着ガラスタブレットの材料としては、以下のガラ
スを用いた。
【0026】・LS−0118:日本電気硝子社製非晶
質ガラス、推奨封着温度430℃、熱膨張係数72×1
-7/℃ ・LS−7105:日本電気硝子社製結晶性ガラス、推
奨封着温度450℃、熱膨張係数85×10-7/℃ ・LS−0206:日本電気硝子社製非晶質複合ガラ
ス、推奨封着温度450℃、熱膨張係数72×10-7
℃ 高融点タブレットの材料としては以下の材料を用いた。 ・FN−13:日本電気硝子社製高融点ガラス、熱膨張
係数76×10-7/℃、軟化点697℃、ガラス転移点
513℃ ・アルミナ:熱膨張係数70×10-7/℃、耐熱温度1
200℃ ガラス管の材料としては、以下の材料を用いた。 ・FE−2:日本電気硝子社製ガラス、熱膨張係数85
×10-7/℃、耐熱温度(1010ポイズ)550℃
【0027】(実施例1)図1(a)は、実施例1のタ
ブレット一体型ガラス管を示す断面図である。本実施例
は、第1の局面に従う実施例である。図1(a)に示す
ように、実施例1のタブレット一体型ガラス管は、先端
にフランジ部1bが設けられたガラス管1と、ガラス管
1のフランジ部1bに取り付けられた環状の封着ガラス
タブレット2と、封着ガラスタブレット2を介してガラ
ス管1のフランジ部1bに取り付けられた環状の高融点
タブレット3とから構成されている。
【0028】フランジ部1bは、先端に近づくにつれて
径が広くなるフレア部1aの先端に設けられている。封
着ガラスタブレット2は、ガラス管1のフランジ部1b
の上に取り付けられており、封着ガラスタブレット2の
上に高融点タブレット3が取り付けられている。高融点
タブレット3の外周部にはパネルに向かって突出した外
周凸部3aが設けられている。高融点タブレット3の内
周部には、内周凹部3cが形成されている。
【0029】フランジ部1bの先端面と、封着ガラスタ
ブレット2の先端面2aとの間の距離aは0.5mmで
ある。従って、フランジ部1bの先端面は、封着ガラス
タブレット2の先端面2aよりも0.5mm突出してい
る。
【0030】フランジ部の外径d2は13mmであり、
内径d1は8mmである。また、ガラス管1の直管部分
の外径は5mmであり、内径は3mmである。封着ガラ
スタブレット2の外径は16mmであり、内径は12m
mであり、高さは2mmである。なお、フランジ部1b
の高さは1mmである。
【0031】高融点タブレット3の外径は17mmであ
り、内径は11mmである。高融点タブレット3の高さ
(基部3bまでの高さ)は3mmであり、外周凸部3a
の高さは0.5mm、内周凹部3cの深さは0.5mm
である。
【0032】なお、本実施例において封着ガラスタブレ
ット2は、表1に示すようにLS−0118から形成さ
れており、高融点タブレット3は、FN−13から形成
されている。
【0033】図1(b)は、図1(a)に示す実施例1
のタブレット一体型ガラス管をパネルに封着した状態を
示す断面図である。ガラス管1のフランジ部1bの内側
に、パネル4の排気孔4aが一致するようにタブレット
一体型ガラス管をパネル4の上に配置し、高融点タブレ
ット3をクリップ等で挟み、タブレット一体型ガラス管
をパネル4の上に直立させて支持する。この状態におい
て、ガラス管1のフランジ部1bの先端面がパネル4に
接触した状態となっている。この状態で、封着温度に加
熱することにより、高融点タブレット3がパネル4側に
押し付けられた状態で封着ガラスタブレット2が加熱さ
れる。この加熱により、封着ガラスタブレット2が軟化
し、高融点タブレット3によりパネル側に押し付けられ
ているため、封着ガラス2はパネル側に押し付けられて
流動する。高融点タブレット3は、基部3bがフランジ
部1bに当接するまでパネル4に近づく。高融点タブレ
ット3の基部3bがフランジ1bに当接すると、高融点
タブレット3はそれ以上にパネル4に近づくことができ
なくなり、この状態で、高融点タブレット3の位置が位
置決めされる。
【0034】流動化した封着ガラスは、パネル4と高融
点タブレット3により挟みつけられて押し広がるが、フ
ランジ1bとパネル4が既に密着しているので、フラン
ジ部1bの内側には侵入することがない。従って、ガラ
ス管1内に封着ガラスが侵入するのを防止することがで
きる。封着ガラスは、高融点タブレットの内周凹部3c
及び外周凸部3aとパネル4との間の隙間に押し広がっ
た状態で封着される。
【0035】図2は、図1に示す実施例1のタブレット
一体型ガラス管を製造する工程を示す断面図である。図
2に示すように治具5の上に、高融点タブレット3を載
せ、この上に封着ガラスタブレット2を載せ、封着ガラ
スタブレット2の上にガラス管1のフランジ部1bを載
せる。この状態で封着ガラスタブレット2を封着温度よ
り低い温度に加熱することにより、封着ガラスタブレッ
ト2を軟化させる。これにより、ガラス管1のフランジ
部1bが封着ガラスタブレット2に僅かに入り込み、封
着ガラスタブレット2とフランジ部1b及び高融点タブ
レット3とが接着され、図1(a)に示す状態のタブレ
ット一体型ガラス管とすることができる。
【0036】(実施例2)図3(a)は、実施例2のタ
ブレット一体型ガラス管を示す断面図である。本実施例
は、第1の局面に従う実施例である。実施例1と同様
に、本実施例のタブレット一体型ガラス管は、ガラス管
1のフランジ部1bに封着ガラスタブレット2を取り付
け、封着ガラスタブレット2に高融点タブレット3を取
り付けることにより構成されている。フランジ部1b
は、フレア部1aの先端に設けられている。
【0037】本実施例において、フランジ部1bの先端
面と、封着ガラスタブレット2の先端面2aとの間の距
離aは、0.4mmである。従って、フランジ部1bの
先端面は、封着ガラスタブレット2の先端面2aより
0.4mm突出している。
【0038】ガラス管1及び封着ガラスタブレット2
は、実施例1と同様の寸法形状を有している。高融点タ
ブレット3の内周部には、パネルに向かって突出する内
周凸部3dが形成されている。高融点タブレット3の外
径は17mmであり、内径は10.5mmである。高融
点タブレット3の基部3bまでの高さは3mmであり、
内周凸部3dの高さは0.5mmである。
【0039】表1に示すように、封着ガラスタブレット
2は、LS−7105から形成されており、高融点タブ
レット3は、FN−13から形成されている。図3
(b)は、図3(a)に示す実施例2のタブレット一体
型ガラス管をパネルに封着した状態を示す断面図であ
る。図3(b)に示すように、高融点タブレット3の内
周凸部3dがフランジ部1bに当接することにより、高
融点タブレット3がパネル側に近づくことができなくな
り、高融点タブレット3の位置が位置決めされる。実施
例1と同様に、フランジ部1bがパネル4に予め接触し
ているので、軟化流動した封着ガラス2は、ガラス管1
内に侵入することがない。従って、本実施例によれば、
封着の際におけるガラス管1内への封着ガラス2の侵入
を防止することができる。
【0040】図4は、図3に示す実施例2のタブレット
一体型ガラス管を製造する工程を示す断面図である。実
施例1と同様に、治具5の上に高融点タブレット3を載
せ、この上に封着ガラスタブレット2を載せ、封着ガラ
スタブレット2の上にガラス管1のフランジ部1bを載
せる。この状態で、加熱することにより、封着ガラスタ
ブレット2を軟化させて、図3(a)に示すタブレット
一体型ガラス管を製造することができる。
【0041】(実施例3)図5(a)は、実施例3のタ
ブレット一体型ガラス管を示す断面図である。本実施例
は、第2の局面に従う実施例である。本実施例において
は、ガラス管1の先端に直接フランジ部1bが形成され
ている。封着ガラスタブレット2は、フランジ部1bの
外周面に取り付けられている。高融点タブレット3は、
封着ガラスタブレット2の上に設けられている。従っ
て、高融点タブレット3の内周面は、フランジ部1bの
外周面より外側に位置するように設けられている。高融
点タブレット3の外周部には、パネルに向かって突出す
る外周凸部3aが形成されている。
【0042】フランジ部1bの先端面と、封着ガラスタ
ブレット2の先端面2aとの間の距離aは、0.2mm
である。従って、フランジ部1bの先端面は、封着ガラ
スタブレット2の先端面2aより0.2mm先端側に突
出している。
【0043】ガラス管1のフランジ部1bの外径は10
mmであり、内径は7mmである。また、フランジ部1
bの高さは3mmである。ガラス管1の直管部分の外径
は5mmであり、内径は3mmである。
【0044】封着ガラスタブレットの外径は13mmで
あり、内径は10mmであり、高さは1.5mmであ
る。高融点タブレット3の外径は14mmであり、内径
は10mmである。また、高さは2mmであり、外周凸
部3aの高さは0.5mmである。
【0045】表1に示すように、封着ガラスタブレット
2は、LS−0206から形成されており、高融点タブ
レット3は、アルミナから形成されている。図5(b)
は、図5(a)に示す実施例3のタブレット一体型ガラ
ス管をパネルに封着した状態を示す断面図である。図5
(b)に示すように、高融点タブレット3は、クリップ
等で挟まれることにより、封着の際パネル4に近づくよ
うに押し付けられるが、図5(b)に示すように、フラ
ンジ部1bの後端面に、高融点タブレット3の後端面3
eが位置すると、クリップ等がフランジ部1bの後端面
に当接するため、それ以上高融点タブレット3をパネル
4に近づける力がかからなくなる。このため、この位置
で高融点タブレット3が位置決めされる。封着ガラスタ
ブレット2が加熱により軟化する前に、フランジ部1b
がパネル4と接触しているため、軟化した封着ガラス2
はガラス管1内に侵入することがない。従って、封着の
際に封着ガラス2がガラス管1内に侵入するのを防止す
ることができる。
【0046】図6は、図5に示す実施例3のタブレット
一体型ガラス管を製造する工程を示す断面図である。図
6に示すように、治具5の上に、高融点タブレット3及
びガラス管1のフランジ部1bを載せ、高融点タブレッ
ト3の上に封着ガラスタブレット2を載せ、封着温度よ
り低い温度に加熱することにより、封着ガラスタブレッ
ト2をフランジ部1bの外周面と高融点タブレット3に
接着させることにより、図5(a)に示すタブレット一
体型ガラス管を製造することができる。
【0047】(実施例4)図7(a)は、実施例4のタ
ブレット一体型ガラス管を示す断面図である。本実施例
は、第2の局面に従う実施例である。図7(a)に示す
ように、ガラス管1のフランジ部1bは、パネル側に向
かって突出する突出部1cをその外周部に有している。
封着ガラスタブレット2は、この突出部1cの外周面に
取り付けられている。突出部1cの先端面と、封着ガラ
スタブレット2の先端面2aとの間の距離aは0.2m
mである。従って、突出部1cの先端面は、封着ガラス
タブレット2の先端面2aより0.2mm突出してい
る。
【0048】封着ガラスタブレット2の上には、高融点
タブレット3が取り付けられている。高融点タブレット
3の内周面は、フランジ部1bの外周面より外側に位置
するように設けられている。高融点タブレット3の外周
部には、パネル側に向かって突出する外周凸部3aが形
成されている。
【0049】ガラス管1の突出部1cの外径は10mm
であり、内径は8mmである。ガラス管1の直管部分の
外径は5mmであり、内径は3mmである。突出部1c
の高さは5mmである。
【0050】封着ガラスタブレット2の外径は13mm
であり、内径は10mmであり、高さは2mmである。
高融点タブレット3の外径は14mmであり、内径は1
0mmであり、基部3bまでの高さは4mmである。外
周凸部の3aの高さは0.5mmである。
【0051】表1に示すように封着ガラスタブレット2
は、LS−0206から形成されており、高融点タブレ
ット3は、FN−13から形成されている。図7(b)
は、図7(a)に示す実施例4のタブレット一体型ガラ
ス管をパネルに封着した状態を示す断面図である。高融
点タブレット3は、クリップ等で挟まれることにより、
封着の際パネル4に近づくように押し付けられるが、図
7(b)に示すように、フランジ部1bの後端面に、高
融点タブレット3の後端面3eが位置すると、クリップ
等がフランジ部1bの後端面に当接するため、それ以上
高融点タブレット3をパネル4に近づける力がかからな
くなる。このため、この位置で高融点タブレット3が位
置決めされる。フランジ部1bの突出部1cは、予めパ
ネル4と接触しているため、軟化した封着ガラス2は、
突出部1cによって遮られ、ガラス管1内に侵入するこ
とはない。従って、本実施例によれば、封着の際に封着
ガラス2がガラス管1内に侵入するのを防止することが
できる。
【0052】図8は、図7に示すタブレット一体型ガラ
ス管を製造する工程を示す断面図である。治具5の上
に、高融点タブレット3及びガラス管1のフランジ部1
bを載せ、高融点タブレット3の上に封着ガラスタブレ
ット2を載せる。封着ガラスタブレット2を封着温度よ
り低い温度に加熱することにより、フランジ部1bの突
出部1cの側面に取り付けるとともに、高融点タブレッ
ト3に取り付けて、図7(a)に示すタブレット一体型
ガラス管を製造することができる。
【0053】(実施例5)図9(a)は、実施例5のタ
ブレット一体型ガラス管を示す断面図である。本実施例
のガラス管1の先端には、先端に向かって径が広がる形
状のフランジ部1bが形成されている。フランジ部1b
の上には、封着ガラスタブレット2が設けられている。
フランジ部1bの先端面と、封着ガラスタブレット2の
先端部2aとの間の距離aは、0.9mmである。従っ
て、フランジ部1bの先端面は封着ガラスタブレット2
の先端部2aより0.9mm突出している。
【0054】封着ガラスタブレット2の上には、高融点
タブレット3が設けられている。高融点タブレット3の
外周部には、パネルに向かって突出する外周凸部3aが
形成されている。また、内周部には、パネルに向かって
突出する内周凸部3dが形成されている。
【0055】ガラス管1のフランジ部1bの外径は10
mmであり、内径は8mmである。ガラス管1の直管部
分の外径は5mmであり、内径は3mmである。封着ガ
ラスタブレット2の外径は12mmであり、内径は8m
mであり、高さは5mmである。高融点タブレット3の
外径は14mmであり、内径は6.5mmである。高融
点タブレット3の基部3bまでの高さは5mmであり、
外周凸部3aの高さは4.5mmであり、内周凸部3d
の高さは0.5mmである。
【0056】表1に示すように、封着ガラスタブレット
2は、LS−0206から形成されており、高融点タブ
レット3は、FN−13から形成されている。図9
(b)は、図9(a)に示す実施例5のタブレット一体
型ガラス管をパネルに封着した状態を示す断面図であ
る。図9(b)に示すように、高融点タブレット3の外
周凸部3aがパネル4に当接した状態で、高融点タブレ
ット3の位置が位置決めされる。封着前に、フランジ部
1bの先端面がパネル4と接触しているので、軟化した
封着ガラス2がガラス管1内に侵入することなく封着す
ることができる。従って、本実施例によれば、封着の際
に封着ガラス2がガラス管1内に侵入するのを防止する
ことができる。
【0057】図10は、図9に示す実施例5のタブレッ
ト一体型ガラス管を製造する工程を示す断面図である。
図12に示すように治具5の上に、高融点タブレット3
を載せ、高融点タブレット3の上に、封着ガラスタブレ
ット2を載せ、封着ガラスタブレット2の上に、ガラス
管1のフランジ部1bを載せる。この状態で、封着ガラ
スタブレット2を封着温度より低い温度に加熱すること
により、封着ガラスタブレット2を軟化させ、これによ
ってガラス管1のフランジ部1bと高融点タブレット3
に封着ガラスタブレット2を接着させ、図9(a)に示
すタブレット一体型ガラス管とすることができる。
【0058】(実施例6)図11(a)は、実施例6の
タブレット一体型ガラス管を示す断面図である。本実施
例においては、2つの封着ガラスタブレット2及び6が
用いられている。また、ガラス管1にはフランジ部が設
けられていない。
【0059】高融点タブレット3の内周部には、内周凹
部3cが形成されおり、この内周凹部3cに第1の封着
ガラスタブレット6が設けられている。封着ガラスタブ
レット6は、ガラス管1の先端部に取り付けられてい
る。従って、高融点タブレット3は、第1の封着ガラス
タブレット6によりガラス管1の先端部に取り付けられ
ている。高融点タブレット3の外周部には、外周凹部3
fが形成されており、この外周凹部3f内に第2の封着
ガラスタブレット2が設けられている。
【0060】ガラス管1の先端面と、封着ガラスタブレ
ット2の先端面との間の距離aは、0.3mmである。
従って、ガラス管1の先端面は、封着ガラスタブレット
2の先端面2aより0.3mm先端側に突出している。
【0061】ガラス管1の外径は5mmであり、内径は
3mmである。第1の封着ガラスタブレット6の外径は
6mmであり、内径は5mmであり、高さは1mmであ
る。第2の封着ガラスタブレット2の外径は11mmで
あり、内径は9mmであり、高さは1.5mmである。
【0062】高融点タブレット3の外径は12mmであ
り、内径は5mmである。高融点タブレット3の先端面
3dまでの高さは5mmであり、内周凹部3c及び外周
凹部3fの深さは1mmであり、外周凸部3aの高さは
0.5mmである。
【0063】表1に示すように、封着ガラスタブレット
2はLS−0206から形成されており、高融点タブレ
ット3はFN−13から形成されている。図11(b)
は、図11(a)に示す実施例6のタブレット一体型ガ
ラス管をパネルに封着した状態を示す断面図である。図
11(b)に示すように、高融点タブレット3の先端面
3dがパネル4に当接することにより、高融点タブレッ
ト3の位置が位置決めされる。ガラス管1の先端面は、
予めパネル4と接触しているため、軟化した封着ガラス
6がガラス管1内に侵入することなく、ガラス管1を封
着することができる。
【0064】図12は、図11に示す実施例6のタブレ
ット一体型ガラス管を製造する工程を示す断面図であ
る。図12に示すように、治具5にガラス管を配置し、
治具5の上に高融点タブレット3を載せ、高融点タブレ
ット3の内周凹部3c及び外周凹部3fに、それぞれ封
着ガラスタブレット6及び2を載せる。この状態で、封
着温度より低い温度に加熱することにより、封着ガラス
タブレット6を軟化させ、高融点タブレット3をガラス
管1に接着させて、図11(a)に示すタブレット一体
型ガラス管を製造することができる。
【0065】(比較例1)図13(a)は、比較例1の
タブレット一体型ガラス管を示す断面図である。本比較
例において用いられているガラス管1は、実施例1と同
様のガラス管であり、ガラス管1の先端にはフレア部1
aが設けられ、さらにその先端にフランジ部1bが設け
られている。フランジ部1bの外周面に封着ガラスタブ
レット2が取り付けられている。封着ガラスタブレット
2の先端部2aは、フランジ部1bの先端面より突き出
ている。封着ガラスタブレット2の先端部2aとフラン
ジ部1bの先端面との間の距離bは、2mmである。従
って、封着ガラスタブレット2の先端部2aは、フラン
ジ部1bの先端面より2mm突き出ている。
【0066】フランジ部1b及び封着ガラスタブレット
2の上に、高融点タブレット3が設けられている。封着
ガラスタブレット2の外径は16mmであり、内径は1
3mmであり、高さは3mmである。
【0067】高融点タブレット3の外径は17mmであ
り、内径は11mmであり、基部3bまでの高さは3m
mである。高融点タブレット3の外周部に設けられてい
る外周凸部3aの高さは、0.5mmである。
【0068】図13(b)は、図13(a)に示す比較
例1のタブレット一体型ガラス管をパネルに封着した状
態を示す断面図である。本比較例においては、封着前の
状態において、高融点タブレット3の基部3bがフラン
ジ部1bに当接した状態になっている。本比較例におい
ては、封着ガラスタブレット2の先端部2aがフランジ
部1bより先端側に突き出た状態になっているため、加
熱により封着ガラスタブレットが軟化するとフランジ部
1bの下に入り込む。さらにフランジ部1bがパネル側
に押し付けられると、軟化した封着ガラスが押し拡げら
れて、ガラス管1内に侵入する。図14は、図13に示
す比較例1のタブレット一体型ガラス管を製造する工程
を示す断面図である。
【0069】(比較例2)図15(a)は、比較例2の
タブレット一体型ガラス管を示す断面図である。ガラス
管1としては、実施例3と同様のガラス管が用いられて
いる。従って、フランジ部1bの厚みは3mmである。
【0070】本比較例では、実施例3と同様に、フラン
ジ部1bの外周面に封着ガラスタブレット2が取り付け
られているが、封着ガラスタブレット2の先端面2a
は、フランジ部1bの先端面より突き出るように取り付
けられている。封着ガラスタブレット2の先端面2aと
フランジ部1bの先端面との間の距離bは、1mmであ
る。従って、封着ガラスタブレット2の先端面2aは、
フランジ部1bの先端面より1mm突き出ている。封着
ガラスタブレット2の上には、高融点タブレット3が設
けられている。
【0071】封着ガラスタブレット2の外径は13mm
であり、内径は10mmであり、高さは2.5mmであ
る。高融点タブレット3の外径は14mmであり、内径
は10mmであり、高さは2mmである。
【0072】図15(b)は、図15(a)に示す比較
例2のタブレット一体型ガラス管をパネルに封着した状
態を示す断面図である。高融点タブレット3の後端面3
eは、フランジ部1bの後端面と一致する位置までパネ
ル4側に押し付けられ、この位置で位置決めされる。封
着ガラスタブレット2の先端面2aは、フランジ部1b
の先端面より突き出ているため、軟化した封着ガラスタ
ブレットはフランジ部1bとパネル4との間を通り、ガ
ラス管1の内側に侵入する。図16は、図15に示す比
較例2のタブレット一体型ガラス管を製造する工程を示
す断面図である。
【0073】[垂直性及びガラス管内部への封着ガラス
侵入の評価]実施例1〜6及び比較例1〜2のタブレッ
ト一体型ガラス管をパネルに取り付けた状態における垂
直性及びガラス管内部への封着ガラスの侵入を評価し
た。なお、封着は推奨温度を10分間保持することによ
り行った。
【0074】垂直性については、投影機を用いて最大斜
角になる部分を計測し、それぞれ10本のサンプルの全
ての傾きが3°以内となるものを○とし、それ以外のも
のを×とした。ガラス管内部への封着ガラスへの侵入
は、封着状態において、ガラス管内に封着ガラスの侵入
が認められないものを○とし、認められるものを×とし
た。
【0075】[接着強度の測定]実施例1〜6及び比較
例1〜2について、封着後のガラス管の接着強度を測定
した。接着強度は、パネルから60mm離れた位置をパ
ネル面と平行な方向に押し、パネルが破損するか、ガラ
ス管が破壊するときの荷重を接着強度とした。
【0076】また、その時の破壊状態を以下の基準で評
価した。 A:パネルが破損した。 B:ガラス管内面の封着ガラス界面部分を破壊開始地点
としてガラス管が破壊した。
【0077】以上の評価結果を表1に示す。
【0078】
【表1】
【0079】表1に示すように、本発明に従う実施例1
〜6のタブレット一体型ガラス管では、封着時における
垂直性が良好であり、かつガラス管内部に封着ガラスが
侵入しないことがわかる。また、本発明に従う実施例1
〜6のタブレット一体型ガラス管は、比較例1及び2に
比べ接着強度に優れていることがわかる。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、封着の際にガラス管内
に封着ガラスが侵入するのを防止することができ、かつ
ガラス管をパネル上に安定した状態で立てて封着するこ
とができる。従って、高い接着強度でガラス管を封着す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明に従う実施例1のタブレット
一体型ガラス管を示す断面図であり、(b)はパネルに
封着した状態を示す断面図。
【図2】本発明に従う実施例1のタブレット一体型ガラ
ス管を製造する工程を示す断面図。
【図3】(a)は、本発明に従う実施例2のタブレット
一体型ガラス管を示す断面図であり、(b)はパネルに
封着した状態を示す断面図。
【図4】本発明に従う実施例2のタブレット一体型ガラ
ス管を製造する工程を示す断面図。
【図5】(a)は、本発明に従う実施例3のタブレット
一体型ガラス管を示す断面図であり、(b)はパネルに
封着した状態を示す断面図。
【図6】本発明に従う実施例3のタブレット一体型ガラ
ス管を製造する工程を示す断面図。
【図7】(a)は、本発明に従う実施例4のタブレット
一体型ガラス管を示す断面図であり、(b)はパネルに
封着した状態を示す断面図。
【図8】本発明に従う実施例4のタブレット一体型ガラ
ス管を製造する工程を示す断面図。
【図9】(a)は、本発明に従う実施例5のタブレット
一体型ガラス管を示す断面図であり、(b)はパネルに
封着した状態を示す断面図。
【図10】本発明に従う実施例5のタブレット一体型ガ
ラス管を製造する工程を示す断面図。
【図11】(a)は、本発明に従う実施例6のタブレッ
ト一体型ガラス管を示す断面図であり、(b)はパネル
に封着した状態を示す断面図。
【図12】本発明に従う実施例6のタブレット一体型ガ
ラス管を製造する工程を示す断面図。
【図13】(a)は、比較例1のタブレット一体型ガラ
ス管を示す断面図であり、(b)はパネルに封着した状
態を示す断面図。
【図14】比較例1のタブレット一体型ガラス管を製造
する工程を示す断面図。
【図15】(a)は、比較例2のタブレット一体型ガラ
ス管を示す断面図であり、(b)はパネルに封着した状
態を示す断面図。
【図16】比較例2のタブレット一体型ガラス管を製造
する工程を示す断面図。
【符号の説明】
1…ガラス管 1a…フレア部 1b…フランジ部 2…封着ガラスタブレット 2a…封着ガラスタブレットの先端面 3…高融点タブレット 4…パネル 4a…パネルの排気孔 5…治具 6…封着ガラスタブレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G061 AA02 AA09 AA13 AA18 BA03 BA11 CA02 CB13 CC02 CD06 DA24 DA46 DA68 5C012 AA09 BC03 5C032 AA07 BB17 5C040 HA05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス管と、前記ガラス管の先端部分に
    取り付けられた環状の封着ガラスタブレットと、前記封
    着ガラスタブレットの封着温度より高い融点を有し、前
    記封着ガラスタブレットの後端側に取り付けられた環状
    の高融点タブレットとを備え、 前記高融点タブレットを平面表示装置のパネルに向かっ
    て押し付けながら前記封着ガラスタブレットを加熱する
    ことにより、前記封着ガラスタブレットを軟化させると
    ともに、軟化した封着ガラスタブレットを、パネルに向
    かって移動する前記高融点タブレットにより前記パネル
    に押し付けて接着させ、前記ガラス管を前記パネルに封
    着するタブレット一体型ガラス管であって、 封着前の状態において、前記ガラス管の先端面が前記封
    着ガラスタブレットの先端面よりも先端側に突出してい
    ることを特徴とするタブレット一体型ガラス管。
  2. 【請求項2】 前記ガラス管の先端にフランジ部が設け
    られており、前記封着ガラスタブレットが、前記フラン
    ジ部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に
    記載のタブレット一体型ガラス管。
  3. 【請求項3】 封着前の状態において、前記高融点タブ
    レットの後端面が前記フランジ部の後端面より後側に位
    置していることを特徴とする請求項2に記載のタブレッ
    ト一体型ガラス管。
  4. 【請求項4】 封着前の状態において、前記ガラス管の
    先端面が前記封着ガラスタブレットの先端面とほぼ同一
    平面に位置するか前記封着ガラスタブレットの先端面よ
    りも先端側に突出していることを特徴とする請求項3に
    記載のタブレット一体型ガラス管。
  5. 【請求項5】 パネルに向かって移動する前記高融点タ
    ブレットが前記フランジ部に当接することにより、それ
    以上前記パネルに近づかないように構成されていること
    を特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のタブ
    レット一体型ガラス管。
  6. 【請求項6】 前記フランジ部の上に前記封着ガラスタ
    ブレットが設られており、前記封着ガラスタブレットの
    上に前記高融点タブレットが設けられていることを特徴
    とする請求項5に記載のタブレット一体型ガラス管。
  7. 【請求項7】 前記高融点タブレットの内周面が前記フ
    ランジ部の外周面よりも外側に位置するように前記高融
    点タブレットが設けられていることを特徴とする請求項
    2〜4のいずれか1項に記載のタブレット一体型ガラス
    管。
  8. 【請求項8】 前記フランジ部の外周面に前記封着ガラ
    スタブレットが取り付けられており、前記封着ガラスタ
    ブレットの上に前記高融点タブレットが設けられている
    ことを特徴とする請求項7に記載のタブレット一体型ガ
    ラス管。
  9. 【請求項9】 前記封着ガラスタブレットが、前記ガラ
    ス管の先端部分に前記高融点タブレットを取り付けるた
    めの第1の封着ガラスタブレットと、前記第1の封着ガ
    ラスタブレットの外側に位置しかつ前記高融点タブレッ
    トの先端側に設けられる第2の封着ガラスタブレットと
    から構成されていることを特徴とする請求項1〜8のい
    ずれか1項に記載のタブレット一体型ガラス管。
  10. 【請求項10】 前記フランジ部が、先端に近づくにつ
    れて径が広がるフレア部の先端に設けられていることを
    特徴とする請求項2〜9のいずれか1項に記載のタブレ
    ット一体型ガラス管。
  11. 【請求項11】 前記平面表示装置が、プラズマディス
    プレイパネル(PDP)、フィールドエミッションディ
    スプレイ(FED)、プラズマアドレスリキッドクリス
    タルディスプレイ(PALC)、または蛍光表示管(V
    FD)であることを特徴とする請求項1〜10のいずれ
    か1項に記載のタブレット一体型ガラス管。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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