JP2003306355A - タブレット一体型ガラス管 - Google Patents

タブレット一体型ガラス管

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JP2003306355A
JP2003306355A JP2002112911A JP2002112911A JP2003306355A JP 2003306355 A JP2003306355 A JP 2003306355A JP 2002112911 A JP2002112911 A JP 2002112911A JP 2002112911 A JP2002112911 A JP 2002112911A JP 2003306355 A JP2003306355 A JP 2003306355A
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  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高融点タブレット3を平面表示装置のパネル
4に向かって押し付けながら封着ガラスタブレット2を
加熱することにより、封着ガラスタブレット2を軟化流
動させてパネル4に接着させ、これによりガラス管1を
パネル4に封着するタブレット一体型ガラス管におい
て、逆さ封着や横方向封着した場合に、封着ガラス2の
垂れを防止する。 【解決手段】 封着前の封着ガラスタブレット2の外周
部より外側に位置する高融点タブレット3の外周部に、
パネル4に向かって突出する環状の外周凸部3aが設け
られている。好ましくは、外周凸部3aとパネル4との
距離が1mm以下となるように、外周凸部3aの高さが
定められている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネル(PDP)などの平面表示装置のパネルに排
気管などとしてガラス管を取り付けるためのタブレット
一体型ガラス管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネル(PDP)
等の平面表示装置には、その内部を排気、または排気し
た後ガスを充填する目的で、排気管と呼ばれるガラス管
が取り付けられる。このガラス管は、平面表示装置のパ
ネル裏面に設けられた排気孔の位置と、ガラス管先端の
開口の位置が一致するように取り付けられる。
【0003】ガラス管をパネルに接着する方法として、
従来より融点の低いガラス粉末を所定の形状に成形した
封着ガラスタブレットが用いられている。特開2001
−253724号公報には、このような封着ガラスタブ
レットとガラス管を一体化したタブレット一体型ガラス
管が開示されている。このタブレット一体型ガラス管に
おいては、封着ガラスタブレットの封着温度より高い融
点を有する高融点タブレットが設けられている。このよ
うな高融点タブレットは、封着ガラスタブレットとガラ
ス管を固着させてタブレット一体型ガラス管を製造する
際、治具と封着ガラスタブレットの間に配置され、離型
剤として用いることができる。従って、その製造工程を
容易にすることができる。また、ガラス管をパネルに封
着する際、クリップなどでこの高融点タブレットを挟む
ことができ、安定した状態でガラス管をパネルに封着す
ることができる。
【0004】このようなタブレット一体型ガラス管をパ
ネルに取り付ける際には、一般にパネルの表示面を下に
パネル裏面を上にした状態で封着されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
状態で封着する際、パネルを下側から支える必要があ
り、その際にパネルの表示面を傷つけるおそれがあっ
た。このため、表示面を上にした状態でガラス管を下方
から封着させる、いわゆる逆さ封着が検討されている。
【0006】しかしながら、逆さ封着を行った場合、封
着ガラスが加熱され軟化流動した時に、封着ガラスが垂
れ下がりパネルを支持する治具に付着するという問題を
生じた。また封着後、複数のパネルを横向きに立てて並
べ、高温下で長時間の排気処理を行う場合、この排気処
理の際に封着ガラスの垂れが生じやすいという問題があ
った。
【0007】また、パネルを立てた状態で横方向からガ
ラス管をパネルに封着する、いわゆる横方向封着におい
ても、同様に軟化流動した封着ガラスが垂れ下がるとい
う問題を生じた。
【0008】本発明は、上記の逆さ封着や横方向封着等
の場合において、封着ガラスの垂れを防止することがで
きるタブレット一体型ガラス管を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のタブレット一体
型ガラス管は、先端にフランジ部が設けられたガラス管
と、ガラス管のフランジ部に取り付けられた環状の封着
ガラスタブレットと、封着ガラスタブレットの封着温度
より高い融点を有し、封着ガラスタブレットを介してガ
ラス管のフランジ部に取り付けられた環状の高融点タブ
レットとを備え、高融点タブレットを平面表示装置のパ
ネルに向かって押し付けながら封着ガラスタブレットを
加熱することにより、封着ガラスタブレットを軟化流動
させてパネルに接着させ、これによりガラス管をパネル
に封着するタブレット一体型ガラス管であり、封着前の
封着ガラスタブレットの外周部より外側に位置する高融
点タブレットの外周部に、パネルに向かって突出する環
状の外周凸部が設けられていることを特徴としている。
【0010】本発明においては、高融点タブレットの外
周部に外周凸部が設けられているため、この高融点タブ
レットの外周凸部が障壁となり、流動化した封着ガラス
が外部に漏れ出すのを防止することができる。また、封
着後の状態において、外周凸部とパネルとの距離が1.
5mm以下、好ましくは1mm以下、さらに好ましくは
0〜0.7mmとなるように設定されていると、流動化
した封着ガラスは表面張力により外周凸部とパネルの間
を通過しにくくなる。このため、封着ガラスが漏れ出す
のをさらに有効に防止することができる。
【0011】本発明に従う第1の局面のタブレット一体
型ガラス管は、高融点タブレットの基部がガラス管のフ
ランジ部に当接することにより、高融点タブレットがそ
れ以上パネルに近づかないように構成されたタブレット
一体型ガラス管である。基部からの外周凸部の高さが、
ガラス管のフランジ部の高さより小さく、かつその差が
1.5mm以下であることが好ましく、さらに好ましく
は1mm以下、特に好ましくは0〜0.7mmである。
【0012】第1の局面において、ガラス管のフランジ
部の高さは、高融点タブレットがパネルに近づいた時
に、高融点タブレットの基部が当接するガラス管のフラ
ンジ部の部分とフランジ部の先端部分との間の厚み方向
の距離を意味している。
【0013】本発明に従う第2の局面のタブレット一体
型ガラス管は、高融点タブレットの外周凸部の内側に内
周凸部が設けられており、かつ該内周凸部がガラス管の
フランジ部に当接することにより、高融点タブレットが
それ以上パネルに近づかないように構成されたタブレッ
ト一体型ガラス管である。内周凸部の先端からの外周凸
部の高さが、ガラス管のフランジ部の高さより小さく、
かつその差が1.5mm以下であることが好ましく、さ
らに好ましくは1mm以下、特に好ましくは0〜0.7
mmである。
【0014】第2の局面に従い、高融点タブレットに内
周凸部を設けることにより、高融点タブレットの内側か
ら封着ガラスが漏れ出るのを有効に防止することができ
る。第2の局面において、ガラス管のフランジ部の高さ
は、高融点タブレットがパネルに近づいた時に、内周凸
部がガラス管のフランジ部と当接する部分とフランジ部
の先端部分との間の厚み方向の距離を意味している。
【0015】本発明に従う第3の局面のタブレット一体
型ガラス管は、高融点タブレットの内側端部がガラス管
のフランジ部の外側端部よりも外側に位置するように高
融点タブレットが設けられたタブレット一体型ガラス管
である。高融点タブレットの下方端からの外周凸部の高
さが、ガラス管のフランジ部の高さより小さく、かつそ
の差が1.5mm以下であることが好ましく、さらに好
ましくは1mm以下、特に好ましくは0〜0.7mmで
ある。
【0016】第3の局面において、ガラス管のフランジ
部の高さは、高融点タブレットをクリップ等で挟み封着
する際、高融点タブレットがパネルに近づくことによ
り、クリップ等がガラス管のフランジ部に当接する部分
と、フランジ部の先端部との間の厚み方向の距離を意味
している。
【0017】本発明において、外周凸部の幅は0.2m
m以上であることが好ましく、さらに好ましくは0.2
〜10mmである。本発明のタブレット一体型ガラス管
は、逆さ封着により取り付けることができる。すなわ
ち、表示面を上方に向けたパネルに対し、タブレット一
体型ガラス管が、ガラス管の先端を上方に向けた状態で
パネルの下方に配置され、高融点タブレットを下方から
上方に押し付けてガラス管を封着することができる。
【0018】また、本発明のタブレット一体型ガラス管
は、横方向封着により取り付けることができる。すなわ
ち、表示面を横方向に向けたパネルに対し、タブレット
一体型ガラス管が、ガラス管の先端をパネル側に向けた
状態でパネルの横方向に配置され、高融点タブレットを
パネル側に押し付けてガラス管を封着することができ
る。
【0019】本発明のタブレット一体型ガラス管は、上
記の逆さ封着及び横方向封着の場合においても、封着ガ
ラスの垂れを防止することができる。本発明の他の局面
に従うタブレット一体型ガラス管は、上記の逆さ封着及
び横方向封着の場合において、加熱により軟化流動する
封着ガラスタブレットの垂れを防止するための垂れ防止
部が、高融点タブレットに設けられていることを特徴と
している。
【0020】すなわち、本発明の他の局面に従う逆さ封
着に用いられるタブレット一体型ガラス管は、ガラス管
と、ガラス管の先端部分に取り付けられた環状の封着ガ
ラスタブレットと、封着ガラスタブレットの封着温度よ
り高い融点を有し、封着ガラスタブレットを介してガラ
ス管に取り付けられた環状の高融点タブレットとを備
え、表示面を上方に非表示面を下方に向けて保持された
平面表示装置パネルの非表示面に、下方から封着ガラス
タブレットを押し付けた状態で加熱することにより、ガ
ラス管をパネルの非表示面に封着するタブレット一体型
ガラス管であり、加熱により軟化流動する封着ガラスタ
ブレットの垂れを防止するための垂れ防止部が高融点タ
ブレットに設けられていることを特徴としている。
【0021】本発明の他の局面に従う横方向封着に用い
られるタブレット一体型ガラス管は、ガラス管と、ガラ
ス管の先端部分に取り付けられた環状の封着ガラスタブ
レットと、封着ガラスタブレットの封着温度より高い融
点を有し、封着ガラスタブレットを介してガラス管に取
り付けられた環状の高融点タブレットとを備え、表示面
を横方向に非表示面を表示面と反対側の横方向に向けて
保持された平面表示装置のパネルの非表示面に、非表示
面に向かって横方向から封着ガラスタブレットを押し付
けた状態で加熱することにより、ガラス管をパネルの非
表示面に封着するタブレット一体型ガラス管であり、加
熱により軟化流動する封着ガラスタブレットの垂れを防
止するための垂れ防止部が高融点タブレットに設けられ
ていることを特徴としている。
【0022】本発明の他の局面においては、高融点タブ
レットに垂れ防止部が設けられている。垂れ防止部とし
ては、上述の外周凸部が挙げられるが、本発明の他の局
面においてはこれに限定されるものではない。例えば、
高融点タブレットの外径を大きくすることにより、軟化
流動する封着ガラスタブレットの垂れを防止することが
できる。このような場合、高融点タブレットの外側に延
長された外周部分が垂れ防止部となる。このような垂れ
防止部は、封着ガラスの量、封着ガラスの流動性、予定
される加熱条件等により封着ガラスの流動量を考慮して
その大きさが定められる。
【0023】また、高融点タブレットの全体の形状を、
椀型の形状にすることにより封着ガラスタブレットの垂
れを防止してもよい。このような場合、高融点タブレッ
トの外周部分が垂れ防止部となる。
【0024】本発明の他の局面においても、ガラス管の
先端部分にはフランジ部が設けられていることが好まし
い。以下、本発明の各局面に共通する事項について、
「本発明」として説明する。
【0025】本発明において、ガラス管のフランジ部
は、先端に近づくにつれて径が広がるフレア部の先端に
設けられていることが好ましい。すなわち、ガラス管の
先端部にフレア部を形成し、さらにこのフレア部の先端
にフランジ部が設けられていることが好ましい。フレア
部を設けることにより、フランジ部をガラス管の中心か
ら遠い部分に形成することができる。従って、ガラス管
を中心から遠い部分で支えることができ、より少ない力
でガラス管を支えることが可能になる。このため、タブ
レット一体型ガラス管をパネルに対して直立させた状態
で安定して支えることができる。
【0026】また、フレア部を設けることにより、大き
な内径のフランジ部を形成することができるので、パネ
ルの排気孔に対する位置合わせが容易になる。本発明に
おいては、高融点タブレットが設けられているので、タ
ブレット一体型ガラス管を製造する工程において、封着
ガラスタブレットをガラス管に取り付ける際、治具と封
着ガラスタブレットの間に高融点タブレットを配置させ
ることができ、高融点タブレットを離型剤として用いる
ことができる。このため、タブレット一体型ガラス管を
容易に製造することができる。
【0027】また、封着ガラスタブレットの上に高融点
タブレットが設けられているので、この高融点タブレッ
トをクリップ等で挟みタブレット一体型ガラス管をパネ
ルの上に支持することができる。また、高融点タブレッ
トをクリップ等で挟むことにより、高融点タブレットを
パネルに向かって押し付けながらガラス管を封着させる
ことができる。このように高融点タブレットをパネルに
向かって押し付けることにより、加熱により流動化した
封着ガラスをパネルに押し付けて接着させることができ
る。
【0028】本発明における封着ガラスタブレットは、
封着温度で流動化するガラスであれば特に限定されるも
のではなく、結晶性ガラス及び非晶質ガラスのいずれで
あってもよい。一般には、低融点ガラス粉末をプレス成
形し環状のタブレットとしたものが用いられる。なお結
晶性ガラスを採用する場合、封着時に結晶化するため再
加熱しても流動しない。このため排気時の垂れ防止に有
利である。
【0029】本発明において用いる高融点タブレット
は、封着ガラスタブレットの封着温度より高い融点を有
する環状の成形物であればよく、例えば、ガラス、金
属、セラミックス等の無機物から形成されたものが用い
られる。また、本発明における高融点タブレットの形状
は、環状であれば特に限定されるものではないが、外周
部の形状は円形であることが好ましい。しかしながら、
外周部の形状は、多角形、楕円形等の他の形状であって
もよい。
【0030】本発明のタブレット一体型ガラス管が封着
されるパネルは、特に限定されるものではなく、例え
ば、プラズマディスプレイパネル(PDP)、フィール
ドエミッションディスプレイ(FED)、プラズマアド
レスリキッドクリスタルディスプレイ(PALC)、ま
たは蛍光表示管(VFD)などの平面表示装置のパネル
が挙げられる。
【0031】
【発明の実施の形態】表1に示すように、実施例1〜7
及び比較例1〜2のタブレット一体型ガラス管を作製し
た。封着ガラスタブレットの材料としては、以下のガラ
スを用いた。
【0032】・LS−0118:日本電気硝子社製非晶
質ガラス、推奨封着温度430℃、熱膨張係数72×1
-7/℃ ・LS−7105:日本電気硝子社製結晶性ガラス、推
奨封着温度450℃、熱膨張係数85×10-7/℃ ・LS−0206:日本電気硝子社製非晶質複合ガラ
ス、推奨封着温度450℃、熱膨張係数72×10-7
℃ 高融点タブレットの材料としては以下の材料を用いた。 ・FN−13:日本電気硝子社製高融点ガラス、熱膨張
係数76×10-7/℃、軟化点697℃、ガラス転移点
513℃ ・アルミナ:熱膨張係数70×10-7/℃、耐熱温度1
200℃ ガラス管の材料としては、以下の材料を用いた。 ・FE−2:日本電気硝子社製ガラス、熱膨張係数85
×10-7/℃、耐熱温度(1010ポイズ)550℃
【0033】(実施例1)図1(a)は、実施例1のタ
ブレット一体型ガラス管を示す断面図である。図1
(a)に示すように、実施例1のタブレット一体型ガラ
ス管は、先端にフランジ部1bが設けられたガラス管1
と、ガラス管1のフランジ部1bに取り付けられた環状
の封着ガラスタブレット2と、封着ガラスタブレット2
を介してガラス管1のフランジ部1bに取り付けられた
環状の高融点タブレット3とから構成されている。
【0034】フランジ部1bは、先端に近づくにつれて
径が広くなるフレア部1aの先端に設けられている。封
着ガラスタブレット2の外周部より外側に位置する高融
点タブレットの外周部に、外周凸部3aが設けられてい
る。
【0035】フランジ部の外径d2は13mmであり、
内径d1は8mmである。また、ガラス管1の直管部分
の外径は5mmであり、内径は3mmである。封着ガラ
スタブレットの外径は16mmであり、内径は12mm
であり、高さは2mmである。高融点タブレット3の外
径は17mmであり、内径は11mmである。高融点タ
ブレット3の高さ(外周凸部3aを含まない高さ)は3
mmであり、外周凸部の高さは0.5mmである。
【0036】なお、本実施例において封着ガラスタブレ
ット2は、表1に示すようにLS−0118から形成さ
れており、高融点タブレット3は、FN−13から形成
されている。
【0037】図1(b)は、図1(a)に示す実施例1
のタブレット一体型ガラス管をパネルに封着した状態を
示す断面図である。ガラス管1のフランジ部1bの内側
に、パネル4の排気孔4aが位置するようにタブレット
一体型ガラス管をパネル4の下方に配置し、高融点タブ
レット3をクリップ等で挟み、タブレット一体型ガラス
管をパネル4上に直立させた状態で封着温度に加熱す
る。これにより、高融点タブレット3がパネル4側に押
し付けられた状態で、封着ガラスタブレット2が加熱さ
れる。このため、封着ガラス2は高融点タブレット3に
押し付けられた状態で軟化し流動して押し広がる。本実
施例では、高融点タブレット3の基部3bがフランジ部
1bに当接するまでパネル4に近づく。高融点タブレッ
ト3の基部3bがフランジ部1bに当接すると、高融点
タブレット3がそれ以上にパネル4に近づくことができ
なくなり、この状態で、高融点タブレット3の位置が位
置決めされる。
【0038】流動化した封着ガラスは、パネル4と高融
点タブレット3により挟み付けられて押し広がり、外周
凸部3aとパネル4との間の隙間に到達する。図3は、
図1(b)の封着部分を拡大して示す図である。図3に
示すように、高融点タブレット3の基部3bはフランジ
部1bに当接し、高融点タブレット3とパネル4の間に
封着ガラス2が閉じ込められた状態となっている。ま
た、高融点タブレット3の外周凸部3aとパネル4のパ
ネル面4bとの間に封着ガラス2の端部が位置してい
る。
【0039】本実施例では、高融点タブレット3の外周
凸部3aとパネル4のパネル面4bとの間の距離aが
0.5mmとなっている。このため、封着ガラス2の表
面張力により、封着ガラス2がこの部分を通って外部に
漏れ出にくくなっている。従って、封着ガラス2の垂れ
を防止することができる。
【0040】図3を参照して、本実施例の高融点タブレ
ット3において、基部3bからの外周凸部3aの高さh
2は、ガラス管1のフランジ部1bの高さh1より小さ
く、その差はaとなっている。本実施例において、ガラ
ス管1のフランジ部1bの高さh1は、1mmであり、
高融点タブレット3の基部3bからの外周凸部3aの高
さh2は0.5mmである。従って、外周凸部3aとパ
ネル4のパネル面4bとの間の距離aは、0.5mmと
なる。なお、外周凸部3aの幅wは0.5mmである。
【0041】図2は、図1に示す実施例1のタブレット
一体型ガラス管を製造する工程を示す断面図である。図
2に示すように、治具5の上に、高融点タブレット3を
載せ、この上に封着ガラスタブレット2を載せ、封着ガ
ラスタブレット2の上にガラス管1のフランジ部1bを
載せる。この状態で封着ガラスタブレット2を封着温度
より低い温度に加熱することにより、封着ガラスタブレ
ット2をわずかに軟化させる。これにより、ガラス管1
のフランジ部1bが封着ガラスタブレット2に入り込
み、フランジ部1bと封着ガラスタブレット2とが接着
され、図1(a)に示す状態のタブレット一体型ガラス
管とすることができる。
【0042】(実施例2)図4(a)は、実施例2のタ
ブレット一体型ガラス管を示す断面図である。実施例1
と同様に、本実施例のタブレット一体型ガラス管は、ガ
ラス管1のフランジ部1bに封着ガラスタブレット2を
取り付け、封着ガラスタブレット2に高融点タブレット
3を取り付けることにより構成されている。フランジ部
1bは、フレア部1aの先端に設けられている。
【0043】本実施例では、高融点タブレット3の内周
部に、内周凹部3cが形成されている。内周凹部3cの
深さは0.5mmであり、幅は0.5mmである。高融
点タブレット3に内周凹部3cが形成されていること以
外は、実施例1の高融点タブレット3と同様である。ま
た、封着ガラスタブレット2及びガラス管1は、実施例
1と同様の寸法形状を有している。
【0044】図4(b)は、図4(a)に示す実施例2
のタブレット一体型ガラス管をパネルに封着した状態を
示す断面図である。実施例1と同様に、高融点タブレッ
ト3の外周凸部3aとパネル4のパネル面4bとの間の
距離が0.5mmとなっている。このため、封着ガラス
2の表面張力により、封着ガラス2がこの部分を通って
外部に漏れ出にくくなっている。従って、封着ガラス2
の垂れを防止することができる。
【0045】また、高融点タブレット3の内周部には内
周凹部3cが形成されている。この内周凹部3cに、高
融点タブレット3の内側から外部に出ようとする封着ガ
ラス2が収容される。従って、本実施例によれば、高融
点タブレット3の内側における封着ガラス2の垂れも有
効に防止することができる。
【0046】図5は、図4に示す実施例2のタブレット
一体型ガラス管を製造する工程を示す断面図である。実
施例1と同様に、治具5の上に、高融点タブレット3を
載せ、この上に封着ガラスタブレット2を載せ、封着ガ
ラスタブレット2の上にガラス管1のフランジ部1bを
載せる。この状態で、加熱することにより、封着ガラス
タブレット2をわずかに軟化させて、図4(a)に示す
タブレット一体型ガラス管を製造することができる。
【0047】(実施例3)図6(a)は、実施例3のタ
ブレット一体型ガラス管を示す断面図である。図6
(a)に示すように、実施例2と同様に、本実施例にお
いても高融点タブレット3の内周部に内周凹部3cが形
成されている。内周凹部3cの寸法形状は、実施例2と
同様である。また、高融点タブレット3の下方外周端部
に、面取り3dが形成されている。このような面取り3
dを形成することにより、例えばクリップで高融点タブ
レットを挟み付けた場合に、クリップによる荷重によ
り、欠けが発生するのを防止することができる。表1に
示すように、本実施例の封着ガラスタブレット2はLS
−7105から形成されており、高融点タブレット3は
アルミナから形成されている。ガラス管1、封着ガラス
タブレット2、及び高融点タブレット3のその他寸法形
状等は実施例2と同様である。
【0048】図6(b)は、図6(a)に示す実施例3
のタブレット一体型ガラス管をパネルに封着した状態を
示す断面図である。本実施例においても、高融点タブレ
ット3の外周凸部3aとパネル4のパネル面4bとの間
の距離が0.5mmとなっているため、封着ガラス2の
垂れを防止することができる。また、実施例2と同様
に、高融点タブレット3の内周部に内周凹部3cが形成
されているので、この部分に封着ガラスを溜めることが
でき、高融点タブレット3の内側からの封着ガラスの垂
れも有効に防止することができる。
【0049】図7は、図6に示す実施例3に示すタブレ
ット一体型ガラス管を製造する工程を示す断面図であ
る。図7に示すように、治具5の上に、高融点タブレッ
ト3、封着ガラスタブレット2、ガラス管1のフランジ
部1bを載せ、封着温度より低い温度に加熱することに
より、図6(a)に示すタブレット一体型ガラス管を製
造することができる。
【0050】(実施例4)図8(a)は、実施例4のタ
ブレット一体型ガラス管を示す断面図である。本実施例
は、本発明の第2の局面に従う実施例である。図8
(a)に示すように、本実施例における高融点タブレッ
ト3の内周部には内周凸部3eが形成されている。内周
凸部3eの基部3bからの高さは0.3mmであり、幅
は0.5mmである。また、本実施例における外周凸部
3aの基部3bからの高さは0.8mmであり、幅は
0.5mmである。
【0051】封着ガラスタブレット2の寸法形状は、実
施例1〜3と同様である。なお、封着ガラスタブレット
2は、表1に示すように、LS−0206から形成され
ている。本実施例におけるガラス管1は、実施例1〜3
と同様の材質及び寸法形状である。
【0052】図8(b)は、図8(a)に示す実施例4
のタブレット一体型ガラス管をパネルに封着した状態を
示す断面図である。図8(b)に示すように、本実施例
では、高融点タブレット3の内周部に内周凸部3eが形
成されているので、この内周凸部3eがフランジ部1b
に当接するまで高融点タブレット3はパネル4に近づく
ことができる。内周凸部3eがフランジ部1bに当接す
ると、高融点タブレット3はそれ以上にパネル4に近づ
くことができなくなり、この状態で、高融点タブレット
3の位置が位置決めされる。
【0053】図10は、図8(b)の封着部分を拡大し
て示す図である。図10に示すように、高融点タブレッ
ト3の内周凸部3eがフランジ部1bに当接した状態と
なっている。内周凸部3eの基部3bからの高さは0.
3mmであり、外周凸部3aの基部3bからの高さは、
0.8mmである。従って、内周凸部3eの先端からの
外周凸部3aの高さh3は、0.5mmとなる。従っ
て、この高さh3と、フランジ部1bの高さh1との差a
は、0.5mmとなる。このaは、外周凸部3aとパネ
ル4のパネル面4bとの間の距離に相当する。従って、
本実施例において、外周凸部3aとパネル4のパネル面
4bとの間の距離aは、0.5mmとなる。なお、外周
凸部3aの幅w1及び内周凸部3eの幅w2は、それぞれ
0.5mmである。
【0054】以上のように、本実施例においても、外周
凸部3aとパネル面4bとの間の距離aが0.5mmと
なっているため、封着ガラス2の垂れを有効に防止する
ことができる。
【0055】さらに、本実施例においては、内周凸部3
eが設けられているので、この内周凸部3eが障壁とな
り、封着ガラス2が高融点タブレットから外部に漏れ出
にくくなる。従って、封着ガラス2の内側への垂れも有
効に防止することができる。
【0056】図9は、図8に示す実施例4のタブレット
一体型ガラス管を製造する工程を示す断面図である。上
記の各実施例と同様に、治具5の上に、高融点タブレッ
トタブレット3、封着ガラスタブレット2、及びガラス
管1のフランジ部1bを載せ、封着温度より低い温度に
加熱することにより、図8(a)に示す状態のタブレッ
ト一体型ガラス管を製造することができる。
【0057】(実施例5)図11(a)は、実施例5の
タブレット一体型ガラス管を示す断面図である。本実施
例は、本発明の第3の局面に従う実施例である。図11
(a)に示すように、高融点タブレット3の内側端部
が、ガラス管1のフランジ部1bの外側端部より外側に
位置するように、高融点タブレット3が設けられてい
る。封着ガラスタブレット2は、ガラス管1のフランジ
部1bの外周面に接着されており、高融点タブレット3
はこの封着ガラスタブレット2に取り付けられている。
高融点タブレット3の外周部には、外周凸部3aが設け
られている。
【0058】本実施例におけるガラス管1の直管部分の
外径は5mmであり、内径は3mmである。フランジ部
1bの外径は10mmであり、内径は7mmである。ま
た、フランジ部の高さは3mmである。なお、フランジ
部の高さは、フランジ部1bの先端部分と、フランジ部
における最も高さの高い部分(頂点)1cとの間の距離
である。
【0059】本実施例における封着ガラスタブレット2
の外径は13mmであり、内径は10mmであり、高さ
は1mmである。本実施例における高融点タブレット3
の外径は14mmであり、内径は10mmである。高融
点タブレット3の高さ、すなわち下方端3fから基部3
bまでの高さは、2.1mmである。また、基部3bか
らの外周凸部3aの高さは、0.5mmである。
【0060】なお、本実施例において封着ガラスタブレ
ット2は、表1に示すようにLS−0206から形成さ
れている。図11(b)は、図11(a)に示す実施例
5のタブレット一体型ガラス管をパネルに封着した状態
を示す断面図である。図11(a)に示すタブレット一
体型ガラス管をパネル4の下方に配置し、高融点タブレ
ット3をクリップ等で挟むと、高融点タブレット3の下
方端3fがクリップ等で挟まれた状態となる。この状態
で、封着温度に加熱すると、封着ガラスタブレット2が
加熱され、軟化して流動化する。高融点タブレット3
は、フランジ部1bの外側に設けられているので、フラ
ンジ部1bに当接することなく、パネル4側に移動す
る。高融点タブレット3を押し付けているクリップ等
が、フランジ部1bの頂点1cに到達すると、クリップ
等による高融点タブレット3への押し付けが解除され、
高融点タブレット3はこれ以上にパネル4側に移動しな
い状態となる。従って、この状態で、高融点タブレット
3の位置が位置決めされる。従って、フランジ部1bの
頂点1cと高融点タブレット3の下方端3fがほぼ同一
面上となった位置で高融点タブレット3が位置決めされ
る。
【0061】図13は、図11(b)の封着部分を拡大
して示す図である。図13に示すように、フランジ部1
bの頂点1cと、高融点タブレット3の下方端3fがほ
ぼ同一面上に揃う位置で、高融点タブレット3の位置が
固定され、この状態でガラス管1がパネル4に封着され
る。
【0062】フランジ部1bの高さh4は、上述のよう
に3mmである。高融点タブレットの下方端3fから基
部3bまでの高さは上述のように2.1mmである。ま
た、外周凸部3aの基部3bからの高さは、上述のよう
に0.5mmである。従って、外周凸部3aの下方端3
fからの高さh5は、2.6mmである。従って、フラ
ンジ部1bの高さh4と、外周凸部3aの下方端3fか
らの高さh5の差aは、0.4mmである。このaは、
外周凸部3aとパネル4のパネル面4bとの間の距離に
相当するので、本実施例における外周凸部3aとパネル
面4bとの間の距離は0.4mmとなる。
【0063】従って、本実施例においても、外周凸部3
aとパネル面4bとの間の距離が小さくなっており、こ
のため、封着ガラス2の表面張力により、封着ガラス2
がこの部分を通って外部に漏れ出にくくなっている。従
って、封着ガラス2の垂れを防止することができる。な
お、本実施例における外周凸部3aの幅wは、0.5m
mである。
【0064】図12は、図11に示す実施例5のタブレ
ット一体型ガラス管を製造する工程を示す断面図であ
る。図12に示すように、治具5の上に、高融点タブレ
ット3を載せ、高融点タブレット3の内側にガラス管1
のフランジ部1bを載せる。フランジ部1bの外周部
と、高融点タブレット3の外周凸部3aの間に、封着ガ
ラスタブレット2を載せる。この状態で、封着ガラスタ
ブレット2を封着温度より低い温度に加熱することによ
り、封着ガラスタブレット2をわずかに軟化させる。こ
れにより、封着ガラスタブレット2を、ガラス管1のフ
ランジ部1bの外周部と高融点タブレット3の基部3b
に接着させ、図11(a)に示す状態のタブレット一体
型ガラス管とすることができる。
【0065】(実施例6)図14(a)は、実施例6の
タブレット一体型ガラス管を示す断面図である。図14
(a)に示すように、本実施例においては、ガラス管1
のフランジ部1bに、高融点タブレット3の基部3bが
既に当接した状態で取り付けられている。封着ガラスタ
ブレット2は、フランジ部1bの外周部と高融点タブレ
ットの外周凸部3aの間に設けられており、封着ガラス
タブレット2の先端が、フランジ部1bの先端部よりも
突き出るように設けられている。
【0066】ガラス管1の寸法形状は、実施例1と同様
である。高融点タブレット3の外径は17mmであり、
内径は11mmである。また、基部3bの高さは3mm
であり、基部3bからの外周凸部3aの高さは0.5m
mである。また、外周凸部3aの幅は0.5mmであ
る。
【0067】封着ガラスタブレットの外径は16mmで
あり、内径は13mmである。また、封着ガラスタブレ
ットの高さは2mmである。従って、フランジ部1bよ
りも、先端側に1mm突き出ている。
【0068】図14(b)は、図14(a)に示す実施
例6のタブレット一体型ガラス管をパネルに封着させた
状態を示す断面図である。本実施例においても、高融点
タブレット3をクリップ等で挟み、タブレット一体型ガ
ラス管をパネル4上に直立させた状態で封着温度に加熱
する。これにより、高融点タブレットタブレット3がパ
ネル4側に押し付けられた状態で、封着ガラスタブレッ
ト2が加熱される。これにより、封着ガラス2はパネル
4のパネル面4bに押し付けられた状態で軟化し流動し
て押し広がる。フランジ部1bがパネル面4bに当接す
ると、この状態で、ガラス管1及び高融点タブレット3
の位置が位置決めされ、封着される。
【0069】フランジ部1bの高さが1mmであり、外
周凸部3aの高さが0.5mmであるので、外周凸部3
aとパネル面4bとの間の距離は、0.5mmとなって
いる。このため、上記各実施例と同様に、封着ガラス2
の垂れを防止することができる。
【0070】図15は、図14に示す実施例6のタブレ
ット一体型ガラス管を製造する工程を示す断面図であ
る。図15に示すように、治具5の上に、高融点タブレ
ット3を載せ、高融点タブレット3の上にガラス管1の
フランジ部1bを載せる。次に、フランジ部1bの外周
部と高融点タブレット3の外周凸部3aの間に、封着ガ
ラスタブレット2を載せる。この状態で、封着温度より
低い温度に加熱することにより、封着ガラスタブレット
2をわずかに軟化させ、封着ガラスタブレット2に、フ
ランジ部1bの外周部及び高融点タブレット3を接着さ
せ、図14(a)に示す状態のタブレット一体型ガラス
管を製造することができる。
【0071】(実施例7)図16(a)は、実施例7の
タブレット一体型ガラス管を示す断面図である。実施例
7のタブレット一体型ガラス管は、封着前において高融
点タブレットの基部がガラス管のフランジ部と当接して
おり、封着時に高融点タブレットがパネルに向かって移
動しない構造となっている。ガラス管1の直管部分の外
径は5mmであり、内径は2mmである。フランジ部1
bの外径は13mmであり、内径は8mmである。ま
た、フランジ部の高さは1.7mmである。
【0072】封着ガラスタブレットの外径は16mmで
あり、内径は12mmである。また、高さは2mmであ
る。高融点タブレットの外径は20mmであり、内径は
11mmである。また、基部3bまでの高さは3mmで
ある。また、基部3bからの外周凸部3aの高さは、1
mmである。外周凸部3aの幅は1.5mmである。
【0073】表1に示すように、封着ガラスタブレット
2はLS−0206から形成されており、高融点タブレ
ット3はFN−13から形成されている。図16(b)
は、図16(a)に示す実施例7のタブレット一体型ガ
ラス管をパネルに封着した状態を示す断面図である。図
16(b)に示すように、高融点タブレット3の基部3
bがフランジ部1bに当接した状態で封着される。フラ
ンジ部1bの高さは1.7mmであり、外周凸部3aの
高さは1mmであるので、外周凸部3aとパネル面4b
との間の距離は、0.7mmとなっている。このため、
本実施例においても、封着ガラスタブレット2が外周凸
部3aとパネル面4bの間を通って外部に漏れ出にくく
なっている。従って、本実施例においても、封着ガラス
タブレット2の垂れを防止することができる。
【0074】図17は、図16に示す実施例7のタブレ
ット一体型ガラス管を製造する工程を示す断面図であ
る。本実施例においても、上記各実施例と同様に、治具
5の上に、高融点タブレット3、封着ガラスタブレット
2、及びガラス管1のフランジ部1bを載せた後、加熱
することにより、封着ガラスタブレット2を軟化させ
て、タブレット一体型ガラス管を製造することができ
る。
【0075】(比較例1)図18(a)は、比較例1の
タブレット一体型ガラス管を示す断面図である。本比較
例は、高融点タブレット3に外周凸部3aが設けられて
いないこと以外、実施例7のタブレット一体型ガラス管
と同様にして構成されている。
【0076】図18(b)は、図18(a)に示す比較
例1のタブレット一体型ガラス管をパネルに封着した状
態を示す断面図である。本比較例では、高融点タブレッ
ト3に外周凸部が設けられていない。このため、高融点
タブレット3の外周部においては、高融点タブレット3
とパネル面4bの間の距離はフランジ部1bの高さに相
当する1.7mmとなっている。このため、封着ガラス
タブレット2が外部に漏れ出るのを十分に防止すること
ができない。
【0077】図18(c)は、後述する排気処理後の状
態を示す図である。封着後、パネル内を排気するための
排気処理が一般に行われるが、このような排気処理で
は、高温に長時間さらされるため、封着ガラスタブレッ
ト2が流動しやすい状態となる。本比較例では、パネル
面4bと高融点タブレット3との間の距離が1.7mm
と広いため、封着ガラスタブレット2が外部に漏れ、図
18(c)に示すように封着ガラス2の垂れが発生して
いる。図19は、図18に示す比較例1のタブレット一
体型ガラス管を製造する工程を示す断面図である。
【0078】(比較例2)図20(a)は、比較例2の
タブレット一体型ガラス管を示す断面図である。ガラス
管1としては、実施例5と同様のガラス管が用いられて
いる。従って、フランジ部1bの厚みは3mmである。
【0079】高融点タブレット3の外径は14mmであ
り、内径は10mmである。また、高さは1mmであ
る。封着ガラスタブレット2の外径は13mmであり、
内径は10mmである。また、高さは2.5mmであ
る。
【0080】図20(b)は、図20(a)に示す比較
例1のタブレット一体型ガラス管をパネルに封着した状
態を示す断面図である。高融点タブレット3をクリップ
等で挟むと、実施例5と同様に、高融点タブレット3の
下方端3fとフランジ部1bの頂点1cがほぼ同じ位置
となるまで、高融点タブレットがパネル4側に移動し、
この状態で封着される。フランジ部1bの高さは、上述
のように3mmであり、高融点タブレット3の高さは1
mmであるので、高融点タブレット3とパネル面4bと
の間の距離は2mmとなる。
【0081】図20(c)は、排気処理した後の状態を
示す断面図である。図20(c)に示すように、パネル
面4bと高融点タブレット3との間の距離が広いため、
封着ガラス2が漏れ出し、封着ガラス2の垂れが発生し
ている。図21は、図20(a)に示す比較例2のタブ
レット一体型ガラス管を製造する工程を示す断面図であ
る。
【0082】〔逆さ封着における評価〕実施例1〜7及
び比較例1〜2のタブレット一体型ガラス管について逆
さ封着を行った場合の封着ガラスの垂れ防止性を評価し
た。なお封着は、推奨温度を10分間保持することによ
り行った。
【0083】封着ガラスの垂れ防止性として以下の基準
で評価した。 ○:封着ガラスの垂れが認められないかまたは垂れの長
さが1mm未満である。 ×:封着ガラスの垂れの長さが1mmを越えている。
【0084】〔逆向け排気処理及び横置き排気処理にお
ける評価〕逆さ封着の状態で封着した後、排気処理し、
その時の封着ガラスの垂れ防止性を評価した。また、逆
さ封着後、パネルを立て、横置き排気処理した時の封着
ガラスの垂れ防止性についても評価した。排気処理は、
410℃とし、排気処理時間は24時間とした。
【0085】封着ガラスの垂れ防止性については以下の
ようにして評価した。 ○:封着ガラスの垂れが認められないかまたは垂れの長
さが1mm未満である。 ×:封着ガラスの垂れの長さが1mmを越えている。
【0086】〔接着強度の測定〕実施例1〜7及び比較
例1〜2について、封着後のガラス管の接着強度を測定
した。接着強度は、パネルから60mm離れた位置をパ
ネル面と平行な方向に押し、パネルが破損するか、ガラ
ス管が破壊する時の荷重を接着強度とした。
【0087】また、その時の破壊状態を以下の基準で評
価した。 A:パネルが破損した。 B:ガラス管内面の封着ガラス界面部分を破壊開始地点
としてガラス管が破壊した。
【0088】以上の評価結果を、表1に示す。
【0089】
【表1】
【0090】表1に示すように、本発明に従う実施例1
〜7のタブレット一体型ガラス管では、逆さ封着後及び
排気処理後において、封着ガラスの垂れがほとんど認め
られなかった。また、実施例1〜7のタブレット一体型
ガラス管では、封着後及び排気処理後において封着ガラ
スの状態にほとんど変化は認められなかった。
【0091】これに対し、比較例1及び2においては、
封着後において封着ガラスの垂れが認められた。また排
気処理後においては、封着ガラスの垂れがより一層顕著
に認められた。
【0092】また、本発明に従う実施例1〜7のタブレ
ット一体型ガラス管においては、比較例1及び2に比
べ、接着強度に優れていることがわかる。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、逆さ封着や横方向封着
等の場合において、封着ガラスの垂れを有効に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に従う実施例1のタブレット一
体型ガラス管を示す断面図であり、(b)はパネルに封
着した状態を示す断面図。
【図2】本発明に従う実施例1のタブレット一体型ガラ
ス管を製造する工程を示す断面図。
【図3】図1(b)の封着部分を拡大して示す図。
【図4】(a)は本発明に従う実施例2のタブレット一
体型ガラス管を示す断面図であり、(b)はパネルに封
着した状態を示す断面図。
【図5】本発明に従う実施例2のタブレット一体型ガラ
ス管を製造する工程を示す断面図。
【図6】(a)は本発明に従う実施例3のタブレット一
体型ガラス管を示す断面図であり、(b)はパネルに封
着した状態を示す断面図。
【図7】本発明に従う実施例3のタブレット一体型ガラ
ス管を製造する工程を示す断面図。
【図8】(a)は本発明に従う実施例4のタブレット一
体型ガラス管を示す断面図であり、(b)はパネルに封
着した状態を示す断面図。
【図9】本発明に従う実施例4のタブレット一体型ガラ
ス管を製造する工程を示す断面図。
【図10】図8(b)の封着部分を拡大して示す図。
【図11】(a)は本発明に従う実施例5のタブレット
一体型ガラス管を示す断面図であり、(b)はパネルに
封着した状態を示す断面図。
【図12】本発明に従う実施例5のタブレット一体型ガ
ラス管を製造する工程を示す断面図。
【図13】図11(b)の封着部分を拡大して示す図。
【図14】(a)は本発明に従う実施例6のタブレット
一体型ガラス管を示す断面図であり、(b)はパネルに
封着した状態を示す断面図。
【図15】本発明に従う実施例6のタブレット一体型ガ
ラス管を製造する工程を示す断面図。
【図16】(a)は本発明に従う実施例7のタブレット
一体型ガラス管を示す断面図であり、(b)はパネルに
封着した状態を示す断面図。
【図17】本発明に従う実施例7のタブレット一体型ガ
ラス管を製造する工程を示す断面図。
【図18】(a)は比較例1のタブレット一体型ガラス
管を示す断面図であり、(b)は封着後の状態を示し、
(c)は排気処理後の状態を示す。
【図19】比較例1のタブレット一体型ガラス管を製造
する工程を示す断面図。
【図20】(a)は比較例2のタブレット一体型ガラス
管を示す断面図であり、(b)は封着後の状態を示し、
(c)は排気処理後の状態を示す。
【図21】比較例2のタブレット一体型ガラス管を製造
する工程を示す断面図。
【符号の説明】
1…ガラス管 1a…フレア部 1b…フランジ部 2…封着ガラスタブレット 3…高融点タブレット 3a…高融点タブレットの外周凸部 3b…高融点タブレットの基部 3c…高融点タブレットの内周凹部 3d…高融点タブレットの面取り部 3e…高融点タブレットの内周凸部 3f…高融点タブレットの下方端 4…パネル 4a…パネルの排気孔 4b…パネル面 5…治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G061 AA02 AA03 AA09 AA13 BA11 CA02 CB13 CC02 CD06 CD16 DA24 DA32 DA42 DA68 5C012 BC03 5C032 AA01 AA07 BB17 BB18 5C040 HA05 KB11 MA22

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にフランジ部が設けられたガラス管
    と、前記ガラス管のフランジ部に取り付けられた環状の
    封着ガラスタブレットと、前記封着ガラスタブレットの
    封着温度より高い融点を有し、前記封着ガラスタブレッ
    トを介して前記ガラス管のフランジ部に取り付けられた
    環状の高融点タブレットとを備え、 前記高融点タブレットを平面表示装置のパネルに向かっ
    て押し付けながら前記封着ガラスタブレットを加熱する
    ことにより、前記封着ガラスタブレットを軟化流動させ
    て前記パネルに接着させ、これにより前記ガラス管を前
    記パネルに封着するタブレット一体型ガラス管であっ
    て、 封着前の前記封着ガラスタブレットの外周部より外側に
    位置する前記高融点タブレットの外周部に、前記パネル
    に向かって突出する環状の外周凸部が設けられているこ
    とを特徴とするタブレット一体型ガラス管。
  2. 【請求項2】 封着後の状態において、前記外周凸部と
    前記パネルとの距離が1.5mm以下となるように前記
    外周凸部の高さが定められていることを特徴とする請求
    項1に記載のタブレット一体型ガラス管。
  3. 【請求項3】 表示面を上方に向けた前記パネルに対
    し、前記タブレット一体型ガラス管が、前記ガラス管の
    先端を上方に向けた状態で前記パネルの下方に配置さ
    れ、前記高融点タブレットを下方から上方に押し付けて
    前記ガラス管が封着されることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のタブレット一体型ガラス管。
  4. 【請求項4】 表示面を横方向に向けた前記パネルに対
    し、前記タブレット一体型ガラス管が、前記ガラス管の
    先端を前記パネル側に向けた状態で前記パネルの横方向
    に配置され、前記高融点タブレットをパネル側に押し付
    けて前記ガラス管が封着されることを特徴とする請求項
    1または2に記載のタブレット一体型ガラス管。
  5. 【請求項5】 前記高融点タブレットの基部が前記ガラ
    ス管のフランジ部に当接することにより、前記高融点タ
    ブレットがそれ以上前記パネルに近づかないように構成
    されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
    記載のタブレット一体型ガラス管。
  6. 【請求項6】 前記基部からの前記外周凸部の高さが、
    前記ガラス管のフランジ部の高さより小さく、かつその
    差が1.5mm以下であることを特徴とする請求項5に
    記載のタブレット一体型ガラス管。
  7. 【請求項7】 前記高融点タブレットの外周凸部の内側
    に内周凸部が設けられており、かつ該内周凸部が前記ガ
    ラス管のフランジ部に当接することにより、前記高融点
    タブレットがそれ以上前記パネルに近づかないように構
    成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載のタブレット一体型ガラス管。
  8. 【請求項8】 前記内周凸部の先端からの前記外周凸部
    の高さが、前記ガラス管のフランジ部の高さより小さ
    く、かつその差が1.5mm以下であることを特徴とす
    る請求項7に記載のタブレット一体型ガラス管。
  9. 【請求項9】 前記高融点タブレットの内側端部が前記
    ガラス管のフランジ部の外側端部よりも外側に位置する
    ように前記高融点タブレットが設けられたことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1項に記載のタブレット一
    体型ガラス管。
  10. 【請求項10】 前記高融点タブレットの下方端からの
    前記外周凸部の高さが、前記ガラス管のフランジ部の高
    さより小さく、かつその差が1.5mm以下であること
    を特徴とする請求項9に記載のタブレット一体型ガラス
    管。
  11. 【請求項11】 ガラス管と、前記ガラス管の先端部分
    に取り付けられた環状の封着ガラスタブレットと、前記
    封着ガラスタブレットの封着温度より高い融点を有し、
    前記封着ガラスタブレットを介して前記ガラス管に取り
    付けられた環状の高融点タブレットとを備え、 表示面を上方に非表示面を下方に向けて保持された平面
    表示装置のパネルの非表示面に、下方から封着ガラスタ
    ブレットを押し付けた状態で加熱することにより、前記
    ガラス管を前記パネルの非表示面に封着するタブレット
    一体型ガラス管であって、 加熱により軟化流動する封着ガラスタブレットの垂れを
    防止するための垂れ防止部が前記高融点タブレットに設
    けられていることを特徴とするタブレット一体型ガラス
    管。
  12. 【請求項12】 ガラス管と、前記ガラス管の先端部分
    に取り付けられた環状の封着ガラスタブレットと、前記
    封着ガラスタブレットの封着温度より高い融点を有し、
    前記封着ガラスタブレットを介して前記ガラス管に取り
    付けられた環状の高融点タブレットとを備え、 表示面を横方向に非表示面を前記表示面と反対側の横方
    向に向けて保持された平面表示装置パネルの非表示面
    に、前記非表示面に向かって横方向から封着ガラスタブ
    レットを押し付けた状態で加熱することにより、前記ガ
    ラス管を前記パネルの非表示面に封着するタブレット一
    体型ガラス管であって、 加熱により軟化流動する封着ガラスタブレットの垂れを
    防止するための垂れ防止部が前記高融点タブレットに設
    けられていることを特徴とするタブレット一体型ガラス
    管。
  13. 【請求項13】 前記垂れ防止部が、封着前の前記封着
    ガラスタブレットの外周部より外側に位置する前記高融
    点タブレットの外周部に設けられた、前記パネルの非表
    示面に向かって突出する環状の外周凸部であることを特
    徴とする請求項11または12に記載のタブレット一体
    型ガラス管。
  14. 【請求項14】 前記ガラス管の先端部分にフランジ部
    が設けられていることを特徴とする請求項11〜13の
    いずれか1項に記載のタブレット一体型ガラス管。
  15. 【請求項15】 前記ガラス管のフランジ部が、先端に
    近づくにつれて径が広がるフレア部の先端に設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜10及び14のいずれ
    か1項に記載のタブレット一体型ガラス管。
  16. 【請求項16】 前記平面表示装置が、プラズマディス
    プレイパネル(PDP)、フィールドエミッションディ
    スプレイ(FED)、プラズマアドレスリキッドクリス
    タルディスプレイ(PALC)、または蛍光表示管(V
    FD)であることを特徴とする請求項1〜15のいずれ
    か1項に記載のタブレット一体型ガラス管。
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