JPH09312131A - 真空容器の製造方法 - Google Patents

真空容器の製造方法

Info

Publication number
JPH09312131A
JPH09312131A JP12804796A JP12804796A JPH09312131A JP H09312131 A JPH09312131 A JP H09312131A JP 12804796 A JP12804796 A JP 12804796A JP 12804796 A JP12804796 A JP 12804796A JP H09312131 A JPH09312131 A JP H09312131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tube
exhaust pipe
container
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12804796A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Uda
芳己 宇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP12804796A priority Critical patent/JPH09312131A/ja
Publication of JPH09312131A publication Critical patent/JPH09312131A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、特に平板状の画像形成装置などの
真空容器の排気管の接合部の内径を狭めることなく、簡
単な工程により容器に排気管を固定することができる真
空容器の製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 貫通孔を有する容器に真空排気用の管
(以下、排気管という。)を固着して真空容器を製造す
る方法において、前記排気管として、固着部側の端の外
径が他方の端に比べ太い管を用い、かつ、該排気管と前
記容器に、該排気管が自立できるような嵌合部を設け、
前記容器に前記排気管を自立させた後に、前記排気管と
容器を固着するか、または、前記排気管として、容器と
の固着面にテーパー部を設けた管を用いて、前記容器に
排気管を固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空容器の製造方
法およびそれに用いられる排気管に関するものであり、
特に、電子放出素子を使用する各種の平面型画像表示装
置やプラズマ画像表示装置の真空容器の製造に用いられ
る。
【0002】
【従来の技術】真空容器は、真空排気ラインに接続する
ための排気管が備えられている。特公昭63−6174
1号公報に記載されているように、主としてガラス部材
で構成された容器に、ガラス製の管をフリットガラスで
固着して真空容器を製造している。
【0003】このような真空容器を用いた画像形成装置
を図21(a)に示す。容器は、背面板1、前面板2、
枠3がフリットガラス7、8により固着されて形成され
ている。排気管4は、背面板に設けられた貫通孔6と連
通するようにフリットガラス5で固着されている。
【0004】この排気管の固着は、フリット粉末にビー
クルを加えたフリットペーストをリング状の形に仮焼成
したタブレットガラスを固着部に配置するか、またはフ
リットペーストを固着部に塗布・乾燥した後、図21に
示すように、排気管を貫通孔の位置に合わせ、次いで全
体を加熱してフリットガラスを溶融して行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の製造方
法では、接合部の内径が狭まることがあり、この結果特
に平板状の画像形成装置などの内部を真空排気しようと
するときに、排気抵抗が大きくなり十分な排気ができな
かったり、排気工程に時間がかかったりする場合があっ
た。この原因としては主として次の2つの原因が考えら
れる。
【0006】第1の原因として、従来の製造方法では、
排気管として、固着部側端から他方の端(排気ラインを
接続する側の端である。以下、排気ライン側端とい
う。)まで外径が同じものを使用している。このため固
着時に管が倒れやすいので、排気ライン側端近傍を適当
な保持治具で固定しなければならないが、固着部側がふ
らつくため容器の貫通孔に対し位置ずれを起こすことが
あり、この結果接合部の内径が狭まる。また、排気管保
持治具をつけたりはずしたりする必要があるため、製造
工程数が多くなるという問題点もあった。
【0007】第2の原因として、加熱して固着する際
に、溶融したフリットガラスが排気管の自重や印加され
た荷重によって、図21(a)のはみ出し部11のよう
に、管の内部にはみ出すことがあり、この結果接合部の
内径が狭まる。
【0008】本発明は、接合部の内径を狭めることな
く、簡単な工程により容器に排気管を固定することがで
きる真空容器の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、貫通孔を
有する容器に真空排気用の管(以下、排気管または単に
管という。)を固着して真空容器を製造する方法におい
て、前記排気管として、固着部側の端の外径が他方の端
に比べ太い管を用い、かつ、該排気管と前記容器に、該
排気管の移動を拘束するような嵌合部を設け、前記容器
に前記排気管を自立させた後に、前記排気管と容器を固
着することを特徴とする真空容器の製造方法に関する。
【0010】また本願の別の発明は、貫通孔を有する容
器に排気管を固着して真空容器を製造する方法におい
て、前記排気管として、容器との固着面にテーパー部ま
たは曲面部を設けた管を用いて、前記容器に排気管を固
着することを特徴とする真空容器の製造方法に関する。
【0011】上記の製造方法は、複数の電子放出素子が
設けられた背面板と、蛍光膜を有する前面板を具備する
画像形成装置の製造方法にとくに好ましい。
【0012】本発明では、排気管の固着部側端の外径を
太し、且つ嵌合部を設けることで、排気管が自立するこ
とができる。その結果保持治具を必要としないので容器
の貫通孔と排気管の位置ずれが起きることがない。この
ため、接合部の内径が狭まり排気抵抗が大きくなり十分
な排気ができなかったり、排気工程に時間がかかったり
することがない。また、この方法によれば、保持治具等
を必要としないので、製造工程が簡略化されるという効
果も達成される。
【0013】また、本願の別の発明では、排気管とし
て、容器との固着面にテーパー部を設けた管を用いるこ
とで、熔解したフリットガラスの逃げ場を設け、管の内
側にフリットガラスがはみ出すのを防ぐ。このため、排
気抵抗が大きくなり十分な排気ができなかったり、排気
工程に時間がかかったりすることがない。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の1例は図1(a)に示す
ように、容器は背面板1、前面板2、枠3がフリットガ
ラス7、8により固着されて形成されている。排気管4
は、固着部側端の外径(d1)が排気ライン側端の外径
(d2)より太くなっており、排気管が自立し易いよう
になっている。また、排気管と容器の背面板1が嵌合す
るように、背面板の貫通孔6の上部は、径d1でざぐり
が段差状に形成されており容器側嵌合部10bとなって
いる。尚、ざぐりの径d1は、正確には、排気管が差し
込めるようにd1より少し大きいことは当然であり、後
述する他の例でも同様である。この例では、排気管を背
面板に取り付ける例を示したが、枠や前面板に取り付け
ても良い。また、取り付ける本数は、1本でも複数でも
よい。
【0015】固着の方法は、フリット粉末にビークルを
加えたフリットペースト(フリット粉末と溶剤およびバ
インダーを混合したもの)をリング状の形に仮焼成した
タブレットガラスを固着部に配置するか、またはフリッ
トペーストを固着部に塗布・乾燥した後、背面板の嵌合
部10bに、排気管の嵌合部10aあわせて自立させ、
次いで全体を加熱してフリットガラスを溶融すること
で、図1(b)のように排気管を固着することができ
る。
【0016】排気管の管の長さやd1、d2は、真空容
器の大きさや目的によって決められるが、通常用いられ
る管の長さは3cm〜20cm、d1は3mm〜60m
m、d1/d2の比が1.1〜20、好ましくは1.2
〜5である。
【0017】排気管の形状および容器の嵌合部の形状
は、図1に限られるものではなく、排気管が容易に自立
するような形状であればよい。他の形状として、図2の
ように、排気管側に短い円筒状に突き出した形状の嵌合
部を設け、背面板側に、これと嵌合するざぐりを形成し
たもの;図3のように排気管側は図2と同様であるが、
背面板側の貫通孔6を大きくして嵌合部10bを形成し
たもの;図4のように排気管側にざぐりを形成して嵌合
部10aとし、背面板側にもこれと合うように円筒状に
突き出した嵌合部10bを形成したもの;図5のように
排気管側の形状は図1と同じであるが、排気管側の外周
を囲い込むように背面板側に円筒状に突き出した形状の
嵌合部を形成したものなどが挙げられる。
【0018】図1〜図5に示した排気管は固着部側の端
の最大外径に至るまでなだらかに太くなっているが、こ
のようなものに限られるものではなく、例えば、図6〜
図8のようの外径が不連続的に大きくなるものでも使用
できる。
【0019】本発明で用いられる排気管の材質として
は、フリットガラスを用いて背面板と固着することが可
能であれば使用できるが、熱膨張率も背面板の材料と同
程度のものが好ましく、ガラス、特にソーダ石灰ガラス
が好ましい。なお、背面板の材質としては、426合
金、ハステロイ等を用いることができるが、フリットガ
ラスとのマッチングの関係から、ソーダ石灰ガラスが特
に好ましい。
【0020】本発明で用いられるガラスフリットは、4
00〜500℃くらいの比較的低温で溶融して、排気管
と背面板を固着可能なものが好ましく、例えば、LS3
081、LS0206、LS7105(以上、日本電気
硝子社製)等を用いることができる。
【0021】このような排気管の製作は、グラインダー
等による研削加工や、ガラスを軟化させて形状を整える
方法、あるいはこの両方を組み合わせて容易に行うこと
ができる。また、2つ以上の管を組み合わせたり、フリ
ットガラスを用いて形状を整えたりしても容易に製作す
ることができる。
【0022】本発明の製造方法では、排気管を保持する
必要がないことから、ロボット等を使用して容易に自動
化することができる。例えば、図9のように貫通孔6の
位置を画像認識カメラ6004で確認して、管配置ロボ
ット6002を用いてトレー6001上の排気管を固着
部に容易にセットすることができる。
【0023】本願の異なる発明の1例は図10(a)に
示すように、容器は背面板1、前面板2、枠3がフリッ
トガラス7、8により固着されて形成される。排気管4
の固着側端は、外周ほど背面板から離れるように外側に
テーパー部が作られており、固着時に溶融フリットガラ
スが図10(b)のように外側に逃げるようになり、管
の内部にはみ出すことがなく、また、はみ出したとして
も極めて小量である。
【0024】ここでテーパー角度θを、排気管の固着部
端面を平面に押しつけたときに平面となす角度と定義す
ると、θ(この図では外向き)の範囲は、排気管の肉
厚、フリットガラスの必要量等を考慮して適宜決められ
るが、通常は1〜80゜程度、好ましくは10〜60゜
程度である。
【0025】この例では、排気管を背面板に取り付ける
例を示したが、枠や前面板に取り付けても良く、また、
取り付ける本数は、1本でも複数でもよいことは前の例
と同じである。
【0026】排気管の形状は、図10に限られるもので
はなく、固着面に溶融時にフリットガラスが逃げること
ができる傾斜が付いていればよく、図11のように、内
側にテーパー部を設けてもよい。この場合は内側のテー
パーが溶融したフリットガラスの吸収空間として作用す
るので管の内径より内側にはみ出す量を少なくすること
ができる。このように内側向きのテーパーの場合もθ
は、通常は1〜80゜程度、好ましくは10〜60゜程
度である。また、図12のように固着面の内側および外
側の両方にテーパーを設けても良い。
【0027】さらに、排気管の形状として、図13〜図
15に示すように、固着部にテーパー部だけでなくリン
グ状の水平部を設けると、固着部の端部が鋭角になら
ず、管の欠けやマイクロクラックの発生を少なくするこ
とができることや、固着時にフリットガラスを面で押さ
えつけることができるのでフリット中の気泡などを押し
つけ気密を高めるなど、真空容器としての信頼性を向上
できるので特に好ましい。水平部の幅は、排気管の肉
厚、フリットガラスの必要量等を考慮して適宜決められ
る。
【0028】さらに排気管の形状として、図16〜図1
8のように排気管の固着部側端が太くなっていても良
い。
【0029】排気管4の固着面に曲面部を設けるとき
は、テーパー部を設ける場合と同じように、固着面との
間に、溶融フリットガラスが逃げることできる隙間がで
きるように曲面を設定する。このような排気管の1例と
して、図22に示すような固着面の断面形状を円弧にし
たものや、楕円弧にしたものが挙げられる。また、図1
0〜図18の固着面の角のみを曲面にしても良い。
【0030】また、図10〜図18において、図1〜図
8に示したような嵌合する形状とすることもできる。
【0031】以上説明した本発明で製造される真空容器
は、電子放出素子を使用する各種の平面型画像表示装置
やプラズマ画像表示装置に用いられる。電子放出素子と
しては、表面伝導型電子放出素子、FE型、ワイヤー状
の熱電子源などがある。
【0032】次に本発明で製造される真空容器を使用す
る画像表示装置の1例を図19および図20に示す。前
面板86、背面板81および枠82で真空容器88が構
成されており、この図19では排気管4が背面板に取り
付けられており、図20では枠に取り付けられている。
排気管を真空排気ラインに接続し内部を1×10-5乃至
は1×10-7torr程度の真空度まで排気した後、排
気管の固着部に近い根本部分を加熱溶断・封止し、内部
が真空に維持される。さらに必要に応じ、ゲッターを真
空容器内に配置しておき、これを封止後にゲッターフラ
ッシュし、真空度の維持向上を図ることもできる。
【0033】また、背面板の上に電子放出素子74およ
び電子放出素子を駆動する信号を供給する配線72およ
び73が基板上に形成されており、一方、前面板は、ガ
ラス基板83の内面に蛍光膜84およびメタルバック8
5(電子加速電極)が形成されている。電子放出素子か
ら放出された電子は、メタルバックに印加された高電圧
で加速され、蛍光体に衝突し、蛍光体を発光させること
で画像が形成される。
【0034】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。 [実施例1]図1は、画像表示装置の真空容器の製造例
であり、同図(a)および(b)は画像表示装置の断面
を示したものである。1は面状に配置された前項で述べ
た表面伝導型電子放出素子(不図示)のある背面板、2
は蛍光体(不図示)が配置された前面板、3は枠、4は
管、5は焼成後のフリットガラス、6は背面板に設けら
れた貫通孔、7、8はフリットガラス9は管の固着部、
10aは管の嵌合部10bは画像表示装置側の嵌合部で
あるところの背面板の嵌合部である。同図(a)は管の
固着前の状態、同図(b)は管の固着後の状態を示し
た。
【0035】同図(a)において、予め前面板2にフリ
ットガラス7にて固着してある枠3と該枠3の背面板1
との封着面に仮焼成したフリットガラス8の上に、背面
板1を裁置した状態の画像表示装置の各構成部材を準備
した。前面板2、背面板1、枠3および管4などの構成
部材はソーダ石灰ガラスを使用し、8のフリットガラス
は該構成部材との膨張係数の近いもので410℃付近が
作業温度(以下焼成温度という)である低融点封着ガラ
スを使用した。さらに、背面板側の管の固着部にはリン
グ状に事前に380℃付近で仮焼成されプリフォームさ
れたタプレットガラスを嵌合部10bの段差部に配置
(不図示)した。このタプレットガラスも構成部材との
膨張係数の近いもので410℃付近が作業温度(以下焼
成温度という)である低融点封着ガラスを使用した。
【0036】本発明の管4は、事前にソーダ石灰ガラス
のパイプで外径約12mm、内径約9mmを切断し、そ
の一方の端部を加熱熔解しながら肉厚を稼ぎ、外径を2
6mm位に拡げた後、管の固着部9として純水を供給し
ながらグラインダーによって管の中心軸に対してほぼ直
交した面になるように研摩し固着部を作製した。また、
管の嵌合部10aとしてグラインダーにて管の中心軸に
対し略平行な円筒状の面になるように、管の外周部を外
径が24mmになるように加工し嵌合部を作製したもの
を準備した。したがって本実施例では、管の固着部の外
径d1が24mm、管の固着部側とは反対側の外径d2
は12mmで管の外径が連続的に拡大しており、嵌合部
を固着部の外周部に加工した管を用いた。
【0037】また背面板は、厚さ5mmのものに貫通孔
が約10mmのものを使用し、さらに嵌合部は段差状の
ざぐりを貫通孔の中心軸に対して同心の円柱状に加工し
たもので内径25mm、深さ2mmのものを事前に加工
し準備した。
【0038】次に本発明の管の固着作業として、フリッ
トガラスとビヒクル(バインダ+溶剤)を混合したもの
(以下「フリットペースト」と称す)を仮焼成しリング
状にプリフォームしたフリットガラスを、背面基板1上
の貫通孔6のまわりの嵌合部の段差状ざぐり部分に(不
図示)置いた。このプリフォームフリットガラスのサイ
ズは、後述するフリットガラスによる封着工程で管の内
側にフリットガラスが突出しないように、外径は嵌合部
10bの内径よりやや小さく、内径は貫通孔より大き
く、本実施例においては、外径24.5mm、内径12
mm、厚さ0.5mmのものを事前に加工したものを配
置した。
【0039】つづいて、その上に管4を配置した。管の
嵌合部10aは、背面側の嵌合部10bに対し、やや小
さいサィズに作製してあるため、管を配置することによ
って、背面板の嵌合部10bに収まるようにセットされ
る。また、管の固着部の外周部は張り出した形状となっ
ているため、管の配置において倒れず自立している。
【0040】この状態で全体をフリットの焼成温度まで
焼成したところ、管の固着部が溶融したフリットガラス
を押しつけ、温度を常温に戻すと同図(b)の様な状態
で管が固着された。同時に、構造部材である背面板1と
前面板2が固着されている枠3も8のフリットガラスに
より封着され、画像表示装置の真空容器が完成した。
【0041】このように管の固着部の外径が真空排気ラ
イン側より大きく、かつ、嵌合部を管および背面板の固
着部にもうけることにより、管の配置に際して、管を自
立させることが出来、管を所定の位置に配置することが
出来、さらに加熱により管を固着させても、管が倒れ
ず、位置ずれも起こさない画像表示装置を作製すること
ができた。
【0042】また、この管の場合、固着部の面積が広い
ためフリットガラスの接着エリアが増大し、接合強度が
高くなった。さらに、外径が連続面であるため、管の真
空排気ライン側に横荷重をかけた場合、特定の部分に応
力が集中することを綬和する効果があるため、管の機械
的強度が増加した。
【0043】[実施例2]図2は、本発明の第2の実施
例を示すものであり、実施例1で示した画像表示装置の
図1において管4と背面板1の貫通孔9の固着部近傍の
状態を示したものであり他の部分は図1と同様なため省
略した。図1とは管の嵌合部10aの形状と、これに伴
う背面板の嵌合部10bのサィズのみ異なる。図2は図
1の(a)と同様、管の固着前の状態を示している。
【0044】本発明で示す管4は、事前にソーダ石灰ガ
ラスのパイプで外径約12mm、内径約9mmを切断
し、その一方の端部を加熱熔解しながら肉厚を稼ぎ、外
径を26mm位に拡げた後、管の固着部9として純水を
供給しながらグラインダーによって管の中心軸に対して
ほぽ直交した面になるように図2のように研摩し固着部
を作製し、また、管の嵌合部10aとして管の内径部近
傍を固着部より外部に凸状に張り出した部分の外径が、
管の中心軸に対して断面でみて平行に見えるような円筒
状の面になるように、グラィンダーにて加工したものを
準備した。嵌合部の外径サィズは12mmで凸状の張り
出し高さは1.8mmになるように加工した。この張り
出し高さは後述の背面板の嵌合部の段差状ざぐりの深さ
より低くし、またフリットの接合代を考慮して隙間が生
ずるようなサィズに決めた。したがって本実施例では、
管の固着部の外径d1が26mm、管の固着部側とは反
対側の外径d2は12mmで管の外径が連続的に拡大し
ており、嵌合部を凸状に加工した管を用いた。
【0045】また背面板は、厚さ5mmのものに貫通孔
が約9mmのものを使用し、さらに嵌合部は段差状のざ
ぐりを貫通孔の中心軸に対して同心の円柱状に加工した
もので内径13mm、深さ2mmのものを事前に加工し
準備した。
【0046】その他の画像表示装置の構成部材の準備お
よびフリットガラスや部材の材質は実施例1と同様であ
る。ただし、管の固着に使用したフリットガラスは、貫
通孔6のまわりの嵌合部の段差状のざぐり部分にリング
状にプリフォームしたフリットガラスを置くとともに、
管の外径が拡大している部分の固着部9と相対する背面
板の固着部には、事前にフリットペーストを塗布し仮焼
成した状態でフリットガラスを形成した背面板を準備し
た。この時のプリフォームフリットガラスのサイズは嵌
合部10bの内径よりやや小さい外径で貫通孔より大き
い内径であり、本実施例においては、外径12.5m
m、内径10mm、厚さ0.5mmのものを事前に加工
したものを配置した。その後の、本発明の管の固着作業
は実施例1と同様に行ない管の固着作業を完了した。
【0047】このように管の固着部の外径が真空排気ラ
イン側より大きく、かつ、嵌合部をもつことにより、管
の配置に際して、管を自立させることが出来、管を所定
の位置に配置することが出来、さらに加熱により管を固
着させても、管が倒れず、位置ずれも起こさない画像表
示装置を作製することができた。
【0048】また、この管は固着部の面積が広いためフ
リットガラスの接着エリアが増大し、接合強度が高くな
った。さらに、外径が連涜面であるため、管の固着され
た部分と反対側の先端部に横荷重をかけた場合、特定の
部分に応力が集中することを緩和する効果があるため、
管の機械的強度が増加した。
【0049】[実施例3]図3は、本発明の管を用いた
第3の実施例を示すものであり、実施例1で示した画像
表示装置の図1において管4と背面板1の貫通孔9の固
着部近傍の状態を示したものであり他の部分は図1と同
様なため省略した。図1とは管の嵌合部10aの形状
と、背面板の嵌合部10bの形状のみ異なる。図3は図
1の(a)と同様、管の固着前の状態を示している。
【0050】本発明で示す管4は、事前にソーダ石灰ガ
ラスのパイプで外径約12mm、内径約9mmを切断
し、その一方の端部を加熱熔解しながら肉厚を稼ぎ、外
径を26mm位に拡げた後、管の固着部9として純水を
供給しながらグラインダーによって管の中心軸に対して
ほぽ直交した面になるように図2のように研摩し固着部
を作製し、また、管の嵌合部10aとして管の内径部近
傍を固着部より外部に凸状に張り出した部分の外径が、
管の中心軸に対して断面でみて平行に見えるような円筒
状の面になるように、グラィンダーにて加工したものを
準備した。嵌合部の外径サイズは12mmで凸状の張り
出し高さは背面板の厚さを越えない位の高さになるよう
に加工した。したがって本実施例では、管の固着部の外
径d1が26mm、管の真空排気ライン側の外径d2は
12mmで管の外径が連続的に拡大しており、嵌合部を
凸状に加工した管を用いた。
【0051】また背面板は、厚さ5mmのものに貫通孔
が13mmのものを事前に加工し準備した。この実施例
の場合、嵌合部の径は貫通孔の径と同等であり見た目の
差はない。その他の画像表示装置の構成部材の準備およ
びフリットガラスや部材の材質は実施例1と同様であ
る。ただし、管の固着に使用したフリットガラスは、管
の外径が拡大している部分の固着部9と相対する背面板
の固着部に、事前にフリットペーストを塗布し仮焼成し
た状態でフリットガラスを形成した背面板を準備した。
その後の、本発明の管の固着作業は実施例1と同様に行
ない管の固着作業を完了した。
【0052】このように管の固着部の外径が真空排気ラ
イン側より大きく、かつ、嵌合部をもつことにより、管
の配置に際して、管を自立させることが出来、管を所定
の位置に配置することが出来、さらに加熱により管を固
着させても、管が倒れず、位置ずれも起こさない画像表
示装置を作製することができた。また、この管は固着部
の面積が広いためフリットガラスの接着エリアが増大
し、接合強度が高くなった。さらに、外径が連続面であ
るため、管の固着された部分と反対側の先端部に横荷重
をかけた場合、特定の部分に応力が集中することを綬和
する効果があるため、管の機械的強度が増加した。
【0053】さらにまた、この場合、背面板側の嵌合部
が貫通孔と兼用されているため、背面板の加工が簡単で
あるという特徴がある。
【0054】[実施例4]図4は、本発明の管を用いた
第4の実施例を示すものであり、実施例1で示した画像
表示装置の図1において管4と背面板1の貫通孔9の固
着部近傍の状態を示したものであり他の部分は図1と同
様なため省略した。図1とは管の嵌合部10aの形状
と、背面板の嵌合部10bの形状のみ異なる。図4は図
1の(a)と同様、管の固着前の状態を示している。
【0055】本発明で示す管4は、事前にソーダ石灰ガ
ラスのパイプで外径約12mm、内径約9mmを切断
し、その一方の端部を加熱熔解しながら肉厚を稼ぎ、外
径を26mm位に拡げた後、管の固着部9として純水を
供給しながらグラインダーによって管の中心軸に対して
ほぽ直交した面になるように図2のように研摩し固着部
を作製し、また、管の嵌合部10aとして管の内径部近
傍を固着部より内部に凹状に入り込んだ部分の内形が、
管の中心軸に対して断面でみて平行に見えるような円筒
状の面になるように、グラインダーにて加工したものを
準備した。嵌合部の内径は13mmとした。したがって
本実施例では、管の固着部の外径d1が26mm、管の
真空排気ライン側の外径d2は12mmで管の外径が連
続的に拡大しており、嵌合部を凹状に加工した管を用い
た。また、管の嵌合部10aの凹状の入り込み深さは
1.8mmにした。これは、フリットガラスの接合代を
確保し、固着部が背面板と十分接合出来るようにするた
め、後述の背面板の嵌合部10bの高さよりやや大きい
サイズとしたものである。
【0056】また背面板は、厚さ5mmのものに貫通孔
が約9mmのものを使用し、さらに嵌合部は貫通孔の中
心軸に対して同心の円柱状に背面板の厚さより凸状に張
り出したもので、外径12mm、高さ1.5mmのもの
を事前に加工し準備した。
【0057】その他の画像表示装置の構成部材の準備お
よびフリットガラスや部材の材質は実施例1と同様であ
る。ただし、管の固着に使用した7リットガラスは、管
の外径が拡大している部分の固着部9と相対する背面板
の固着部に、事前にフリットペーストを塗布し仮焼成し
た状態でフリットガラスを形成した背面板を準備した。
その後の、本発明の管の固着作業は実施例1と同様に行
ない管の固着作業を完了した。
【0058】このように管の固着部の外径が真空排気ラ
イン側より大きく、かつ、嵌合部をもつことにより、管
の配置に際して、管を自立させることが出来、管を所定
の位置に配置することが出来、さらに加熱により管を固
着させても、管が倒れず、位置ずれも起こさない画像表
示装置を作製することができた。
【0059】また、この管は固着部の面積が広いためフ
リットガラスの接着エリアが増大し、接合強度が高くな
った。さらに、外径が連続面であるため、管の固着され
た部分と反対側の先端部に横荷重をかけた場合、特定の
部分に応力が集中することを緩和する効果があるため、
管の機械的強度が増加した。
【0060】[実施例5]図5は、本発明の管を用いた
第5の実施例を示すものであり、実施例1で示した画像
表示装置の図1において管4と背面板1の貫通孔9の固
着部近傍の状態を示したものであり他の部分は図1と同
様なため省略した。図1とは背面板の嵌合部10bの形
状のみ異なる。図5は図1の(a)と同様、管の固着前
の状態を示している。
【0061】本発明で示す管4は、実施例1で用いたも
のと同じであるため説明は省略する。背面板は、厚さ5
mmのものに貫通孔が約10mmのものを使用し、さら
に嵌合部は貫通孔の中心軸に対して同心の円柱状に背面
板の厚さより凸状に張り出したもので、内径23mm、
高さ2mmのものを事前に加工し準備した。その他の画
像表示装置の構成部材の準備およびフリットガラスや部
材の材質は実施例1と同様である。その後の、本発明の
管の固着作業は実施例1と同様に行ない管の固着作業を
完了した。
【0062】このように管の固着部の外径が真空排気ラ
イン側より大きく、かつ、嵌合部をもつことにより、管
の配置に際して、管を自立させることが出来、管を所定
の位置に配置することが出来、さらに加熱により管を固
着させても、管が倒れず、位置ずれも起こさない画像表
示装置を作製することができた。また、この管は固着部
の面積が広いためフリットガラスの接着エリアが増大
し、接合強度が高くなった。さらに、外径が連続面であ
るため、管の固着された部分と反対側の先端部に横荷重
をかけた場合、特定の部分に応力が集中することを緩和
する効果があるため、管の機械的強度が増加した。
【0063】[実施例6]図6は、本発明の第6の実施
例を示すものである。図6(a)において、4は本発明
の管であり、10aは嵌合部、9は固着部である。この
管は、固着部近傍の外径d1が、固着部と反対側の端部
の外径d2より大きいもので、この管は作製の都合上、
管の外径が途中から段差状に拡大した管を使用した例で
ある。この管の作製は、事前にソーダ石灰ガラスのパイ
プで、外径12mm(内径約9mm)の管を切断したも
のと、外径24mmで内径13mmの管を切断したもの
を準備し、図6(b)のように2つの管を5のフリット
ガラスで加熱接合することにより、図6(a)のような
管を作製した。この時使用したフリットガラスは、後に
実施される管の固着においても熔解することのないよう
に、作業温度が450℃程度の高いもので、結晶質のフ
リットガラスを使用した。この管によれば、外径24m
mの管の外周部がそのまま嵌合部10aとして使用する
ことができる。
【0064】この管を用いて、実施例1と同様に画像表
示装置の背面板に管を固着し組み立てることができる。
この方法は、実施例1で述べた管の形状が図6のように
変ったのみで、他は実施例1と同様な材料と部材を使用
し、同様な方法で管の固着作業を実施し完了したので説
明は省略する。
【0065】このような管においても、管の固着部の外
径が真空排気ライン側より大きく、かつ、嵌合部をもつ
ことにより、管の配置に際して、管を自立させることが
出来、管を所定の位置に配置することが出来、さらに加
熱により管を固着させても、管が倒れず、位置ずれも起
こさない画像表示装置を作製することができた。また、
この管は固着部の面積が広いためフリットガラスの接着
エリアが増大し、接合強度が高くなった。
【0066】さらに、この管は径の異なる部材の組み合
せで管が作製できるため、嵌合部の径の加工が不要で、
作製が容易であるという新たな効果があった。また、こ
の管を実施例5で示した背面板に使用したところ、同様
に固着出来た。
【0067】[実施例7]図7は、本発明の第7の実施
例を示すもので、管の形状に関するものである。図7
(a)において、4は本発明の管であり、10aは嵌合
部、9は固着部である。この管は、固着部近傍の外径d
1が、固着部と反対側の端部の外径d2より大きいもの
で、この管は作製の都合上、管の外径が途中から段差状
に拡大した管を使用した例である。この管の作製は、事
前にソーダ石灰ガラスのパイプで、外径12mm(内径
約9mm)の管を切断したものと、外径24mmで内径
13mmの管を切断したものを準備し、図7(b)のよ
うに2つの管を、管の固着部9の部分から、内挿した管
が外側に凸状に張り出すように、5のフリットガラスで
加熱接合することにより、図7(a)のような管を作製
した。この時使用したフリットガラスは、後に実施され
る管の固着においても熔解することのないように、作業
温度が450℃程度の高いもので、結晶質のフリットガ
ラスを使用した。この管によれば、内挿した管の凸状の
張り出し部が外径12mmの嵌合部10aとして使用す
ることができる。本実施例では、凸状の張り出し高さは
1.8mmとした。この管を用いて、実施例2と同様に
画像表示装置の背面板に管を固着し組み立てることがで
きる。この方法は、実施例2で述べた管の形状が図7の
ように変ったのみで、他は実施例2と同様な材料と部材
を使用し、同様な方法で管の固着作業を実施し完了した
ので説明は省略する。
【0068】このような管においても、管の固着部の外
径が真空排気ライン側より大きく、かつ、嵌合部をもつ
ことにより、管の配置に際して、管を自立させることが
出来、管を所定の位置に配置することが出来、さらに加
熱により管を固着させても、管が倒れず、位置ずれも起
こさない画像表示装置を作製することができた。また、
この管は固着部の面積が広いためフリットガラスの接着
エリアが増大し、接合強度が高くなった。さらに、この
管は径の異なる部材の組み合せで管が作製できるため、
嵌合部の径の加工が不要で、作製が容易であるという新
たな効果があった。
【0069】また、この管を実施例3で示した背面板に
使用したところ、本実施例と同様に作製出来た。この場
合、管の凸部の張り出し高さは1.8mmにする必要は
なく、概ね背面板の厚さを越えない程度に作製したもの
を使用すればよい。
【0070】このため、管の事前作製の接合精度がラフ
でよいため、作製が楽であるという新たな効果があっ
た。
【0071】[実施例8]図8は、本発明の第8の実施
例を示すものである。図8(a)において、4は本発明
の管であり、10aは嵌合部、9は固着部である。この
管は、固着部近傍の外径d1が、真空排気ライン側の端
部の外径d2より大きいもので、この管は作製の都合
上、管の外径が途中から段差状に拡大した管を使用した
例である。この管の作製は、事前にソーダ石灰ガラスの
パイプで、外径12mm(内径約9mm)の管を切断し
たものと、外径24mmで内径13mmの管を切断した
ものを準備し、図8(b)のように2つの管を、管の固
着部9の部分から、内挿した管が内側に凹状に入り込ん
だように、5のフリットガラスで加熱接合することによ
り、図8(a)のような管を作製した。この時使用した
フリットガラスは、後に実施される管の固着においても
熔解することのないように、作業温度が450℃程度の
高いもので、結晶質のフリットガラスを使用した。この
管によれば、外部に配置した径の大きな管の内径部分が
内径13mmの嵌合部10aとして使用することができ
る。本実施例では、凹状の入り込んだ深さは、後述する
背面板の嵌合部の凸部の高さより大きくした。
【0072】この管を用いて、実施例4と同様に画像表
示装置の背面板に管を固着し組み立てることができる。
この方法は、実施例4で述べた管の形状が図8のように
変ったのみで、他は実施例4と同様な材料と部材を使用
し、同様な方法で管の固着作業を実施し完了したので説
明は省略する。
【0073】このような管においても、管の固着部の外
径が真空排気ライン側より大きく、かつ、嵌合部をもつ
ことにより、管の配置に際して、管を自立させることが
出来、管を所定の位置に配置することが出来、さらに加
熱により管を固着させても、管が倒れず、位置ずれも起
こさない画像表示装置を作製することができた。
【0074】また、この管は固着部の面積が広いためフ
リットガラスの接着エリアが増大し、接合強度が高くな
った。さらに、この管は径の異なる部材の組み合せで管
が作製できるため、部の径の加工が不要で、作製が容易
であるという新たな効果があった。
【0075】[実施例9]図9は、本発明の管を用いて
画像表示装置を作製する場合の大量生産における実施例
の一つである。図9において、1は貫通孔6と固着部9
ならびに嵌合部10bをもつ背面板、4は嵌合部10a
をもつ管、6001はトレー、6002は管配置ロボッ
ト、6003は搬送装置、6004は画像認識カメラで
ある。
【0076】この状態において、予めフリットガラスが
貫通孔6付近の固着部9に配置された背面板1が搬送ベ
ルト6003により順次搬送される。一方、トレー60
01上には組立用の管4が多数準備されている。つぎ
に、管配置ロボット6002は、管4を保持し、搬送ベ
ルト6003上の背面板1の嵌合部10bに対して、画
像認識装置による貫通孔6付近の位置情報によって、管
4を背面板の嵌合部10bに順次管を配置する。管4が
配置された背面板1は、その後、前面板および枠と組み
合わされて(不図示)、加熱により管の固着と画像表示
装置の封着を行なうことにより、画像表示装置を作製し
た。この時使用した画像表示装置の構成部材の材質並び
にフリットガラスは実施例1で示したものと同様なもの
を使用し作製したので説明は省略する。
【0077】この組立方法によれば、本発明の管は、固
着部の外径が拡がっているために、管は固着部上で倒れ
ず、また嵌合部を管に有しているため、貫通孔側の嵌合
部とあいまって、管を所定の位置に配置することが簡単
に出来た。さらに、搬送ベルトによって次の封着工程
(加熱工程)に、管が倒れることなくさらに管が位置ズ
レすることなく進めることができた。さらにまた、加熱
の際、嵌合部の効果で位置ズレすることなく管を固着出
来た。
【0078】[実施例10]図10は、本発明の管を用
いた画像表示装置の図であり、同図(a)および(b)
は画像表示装置の断面を示したものである。1は面状に
配置された前項で述べた表面伝導型電子放出素子(不図
示)のある背面板、2は蛍光体(不図示)が配置された
前面板、3は枠、4は管、5は焼成後のフリットガラ
ス、6は背面板に設けられた貫通孔、7、8はフリット
ガラス9は管の固着部、10は焼成前のフリットガラス
である。同図(a)は管の固着前の状態、同図(b)は
管の固着後の状態を示した。
【0079】同図(a)において、予め前面板2にフリ
ットガラス7にて固着してある枠3と該枠3の背面板1
との封着面に仮焼成したフリットガラス8の上に、面板
1を裁置した状態の画像表示装置の各構成部材を準備し
た。
【0080】前記、前面板2、背面板1、枠3および管
4などの構成部材はソーダ石灰ガラスを使用し、8およ
び10のフリットガラスは該構成部材との膨張係数の近
いもので410℃付近が作業温度(以下焼成温度とい
う)である低融点封看ガラスを使用した。
【0081】本発明の管は、事前に所定の長さにソーダ
石灰ガラスのパイプを切断しその一方の端面をグライン
ダーで外側向きのテーパー角θが約10〜50゜程度に
なるように純水を供給しながらグラインダーによって研
摩しテーパーを設けたものを準備した。
【0082】次に本発明の管の固着作業として、フリッ
トペーストを仮焼成しリング状にプリフォームした10
のフリットガラスを、背面基板1上の貫通孔6のまわり
に置いた。その上に管4を配置した。管の内径は貫通孔
6の径とほぼ同等のものを使用した。この状態で全体を
フリットの焼成温度まで焼成することにより管の自重に
よって管の固着部が背面板のある方向へ溶融したフリッ
トガラスを押しつけかつ押し出しながら自然と降下し、
同図(b)の様な状態になり管の固着作業を完了した。
同時に、構造部材である背面板1と前面板2が固着され
ている枠3も8のフリットガラスにより封着され、画像
表示装置の真空容器が完成した。
【0083】このように管の固着部が管の外側に対して
テーパーを持つ本発明の管を使用したことにより、フリ
ットの内側へのはみ出しをほとんどなくすことができ
た。
【0084】[実施例11]この実施例を示す図11で
は、実施例10で示した画像表示装置の図10において
管4と背面板1の貫通孔9の固着部近傍の状態を示した
ものであり他の部分は図10と同様なため省略した。図
10とは管の固着部の形状のみ異なる。図11(a)は
管の固着前の状態、同図(b)は管の固着後の状態を示
した。本実施例に示す管は、事前に所定の長さにソーダ
石灰ガラスのパイプを切断しその一方の端面を内側向き
のテーパー角θが約20〜60゜程度になるように純水
を供給しながらグラインダーによって研摩しテーパーを
設けたものを準備した。
【0085】その他の画像表示装置の構成部材の準備お
よびフリットガラスや部材の材質は実施例1と同様であ
る。また、本発明の管の固着作業も実施例1と同様に行
ない管の固着作業を完了した。
【0086】この際、フリットガラスの焼成によって溶
融したフリットガラスは、管の封着部のテーパー付近に
あるものは管の自重で押しつけられながら余分のフリッ
トガラスは管の内側に向かったテーパー部分がフリット
ガラスの溜り場として吸収部の役目を果たした。このた
め、管の固着部端と背面板の貫通孔の境界部より管や貫
通孔の内側部分へはみ出すフリットは同図(b)で模式
的に示したようにほとんどなくなった。
【0087】[実施例12]図12に本実施例を示すも
のであり、実施例1で示した画像表示装置の図1におい
て管4と背面板1の貫通孔9の固着部近傍の状態を示し
たものであり他の部分は図10と同様なため省略した。
図10とは管の固着部の形状のみ異なる。図12(a)
は管の固着前の状態、同図(b)は管の固着後の状態を
示した。
【0088】本実施例で示す管は、事前に所定の長さに
ソーダ石灰ガラスのパイプを切断しその一方の端面を管
の外側と内側向きのテーパーを持つように純水を供給し
ながらグラインダーによって研摩しテーパーを設けたも
のを準備した。
【0089】その他の画像表示装置の構成部材の準備お
よびフリットガラスや部材の材質は実施例10と同様で
ある。また、本発明の管の固着作業も実施例1と同様に
行ない管の固着作業を完了した。
【0090】この際、フリットガラスの焼成によって溶
融したフリットガラスは、管の封着部の外側のテーパー
付近にあるものは管の自重で押しつけられながら余分の
フリットガラスが管の外側に押し出された。また、管の
封着部の内側のテーパー付近にあるものは管の自重で押
しつけられながら余分のフリットガラスは管の内側に向
かったテーパー部分がフリットガラスの溜り場として吸
収部の役目を果たした。このため、管の固着部端と背面
板の貫通孔の境界部より管や貫通孔の内側部分へはみ出
すフリットは同図(b)で模式的に示したようにほとん
どなくなった。
【0091】[実施例13]図13は、本実施例を示す
ものであり、実施例10で示した画像表示装置の図10
において管4と背面板1の貫通孔9の固着部近傍の状態
を示したものであり他の部分は図10と同様なため省略
した。図10とは管の固着部の形状のみ異なる。図13
(a)は管の固着前の状態、同図(b)は管の固着後の
状態を示した。
【0092】本実施例で示す管は、事前に所定の長さに
ソーダ石灰ガラスのパイプを切断しその一方の端面を外
側向きのテーパーとなるように純水を供給しながらグラ
インダーによって研摩しテーパーを設けたが、管に対し
て内側の端面(管の中心軸に対し略直交する面)の一部
はテーパー加工せずに残したものを準備した。
【0093】その他の画像表示装置の構成部材の準備お
よびフリットガラスや部材の材質は実施例10と同様で
ある。また、本発明の管の固着作業も実施例1と同様に
行ない管の固着作業を完了した。
【0094】この際、フリットガラスの焼成によって溶
融したフリットガラスは、管の封着部の外側のテーパー
付近にあるものは管の自重で押しつけられながら余分の
フリットガラスが管の外側に押し出された。このため、
管の固着部端と背面板の貫通孔の境界部より管や貫通孔
の内側部分へはみ出すフリットは同図(b)で模式的に
示したようにほとんどなくなった。さらに管の中心軸に
対して直交する面により固着時の荷重によってフリット
ガラスを面で押さえフリット中の気泡を押しつけ外側に
追いやり気密効果を高めることができた。
【0095】[実施例14]図14は、本実施例を示す
ものであり、実施例11で示した図11において管の固
着部の形状のみ異なる。図14(a)は管の固着前の状
態、同図(b)は管の固着後の状態を示した。
【0096】本実施例で示す管は、事前に所定の長さに
ソーダ石灰ガラスのパイプを切断しその一方の端面を内
側向きのテーパーになるように純水を供給しながらグラ
インダーによって研摩しテーパーを設けたが、管に対し
て外側の端面(管の中心軸に対し略直交する面)の一部
はテーパー加工せずに残したものを準備した。
【0097】その他の画像表示装置の構成部材の準備お
よびフリットガラスや部材の材質は実施例11と同様で
ある。また、本発明の管の固着作業も実施例11と同様
に行ない管の固着作業を完了した。
【0098】この際、フリットガラスの焼成によって溶
融したフリットガラスは、管の封着部のテーパー付近に
あるものは管の自重で押しつけられながら余分のフリッ
トガラスは管の内側に向かったテーパー部分がフリット
ガラスの溜り場として吸収部の役目を果たした。このた
め、管の固着部端と背面板の貫通孔の境界部より管や貰
通孔の内側部分へはみ出すフリットは同図(b)で模式
的に示したようにほとんどなくなった。さらに管の中心
軸に対して直交する面により固着時の荷重によってフリ
ットガラスを面で押さえフリット中の気泡を押しつけ外
側に追いやり気密効果を高めることができた。
【0099】[実施例15]図15は、本実施例を示す
ものであり、実施例12で示した図12において管の固
着部の形状のみ異なる。図15(a)は管の固着前の状
態、同図(b)は管の固着後の状態を示した。
【0100】本実施例で示す管は、事前に所定の長さに
ソーダ石灰ガラスのパイプを切断しその一方の端面を外
側と内側向きのテーパーとなるように純水を供給しなが
らグラインダーによって研摩しテーパーを設けたが、管
に対して外側と内側のテーパーの間の端面(管の中心軸
に対し略直交する面)はテーパー加工せずに残したもの
を準備した。
【0101】その他の画像表示装置の構成部材の準備お
よびフリットガラスや部材の材質は実施例12と同様で
ある。また、本発明の管の固着作業も実施例12と同様
に行ない管の固着作業を完了した。
【0102】この際、フリットガラスの焼成によって溶
融したフリットガラスは、管の封着部の外側のテーパー
付近にあるものは管の自重で押しつけられながら余分の
フリットガラスが管の外側に押し出された。また、管の
封着部の内側のテーパー付近にあるものは管の自重で押
しつけられながら余分のフリットガスは管の内側に向か
ったテーパー部分がフリットガラスの溜り場として吸収
部の役目を果たした。このため、管の固着部端と背面板
の貫通孔の境界部より管や貫通孔の内側部分へはみ出す
フリットは同図(b)で模式的に示したようにほとんど
なくなった。さらに管の中心軸に対して直交する外側と
内側のテーパーの間に設けた面により固着時の荷重によ
ってフリットガラスを面で押さえフリット中の気泡を押
しつけ外側に追いやり気密効果を高めることができた。
【0103】[実施例16]図16は本実施例を示す図
で、実施例13で示した管と基本的に同じであるがバー
ナー等によって管を熔解しながら固着部の肉厚を徐々に
増やした後グラインダーによって同図のように成形する
ことによって固着部の肉厚を厚くした管の例である。管
のテーパーは外側向きのテーパー角θが約10〜50゜
程度になるように設け、また、管に対して内側の端面は
管の中心軸に対し略直交する平面に加工したものを準備
した。
【0104】この管を用いて実施例13と同様な方法に
よって管を図16(b)のように画像表示装置に固着し
た。
【0105】この際、フリットガラスの焼成によって溶
融したフリットガラスは、管の封着部の外側のテーパー
によって余分のフリットガラスが管の外側に押し出され
た。このため、管の固着部端と背面板の貫通孔の境界部
より管や貫通孔の内側部分へはみ出すフリットは同図
(b)で模式的に示したようにほとんどなくなった。さ
らに管の内側に設けた管の中心iL軸に対して直交する
面により固着時の荷重によってフリットガラスを面で押
さえフリット中の気泡を押しつけ気密効果を高めること
ができた。
【0106】このように管の固着部が管の外側に対して
テーパーをより多く持つ管を使用したことにより、フリ
ットの内側へのはみ出しをほとんどなくすとともに、固
着面積を広くしたことにより固着強度を増すことができ
た。
【0107】[実施例17]図17は本実施例を示す図
であり、管の形状として実施例14で示した管と基本的
に同じであるがバーナー等によって管を熔解しながら固
着部の肉厚を徐々に増やした後グラインダーによって同
図のように成形することによって固着部の肉厚を厚くし
た管の例である。管のテーパーは、内側向きのテーパー
角θが約20〜60゜程度になるように設け、また、管
に対して外側の端面は管の中心軸に対し略直交する平面
に加工したものを準備した。
【0108】この管を用いて実施例14と同様な方法に
よって管を図17(b)のように画像表示装置に固着し
た。
【0109】この際、フリットガラスの焼成によって溶
融したフリットガラスは、管の封着部のテーパー付近に
あるものは管の自重で押しつけられながら余分のフリッ
トガラスは管の内側に向かったテーパー部分がフリット
ガラスの溜り場として吸収部の役目を果たした。このた
め、管の固着部端と背面板の貫通孔の境界部より管や貰
通孔の内側部分へはみ出すフリットは同図(b)で模式
的に示したようにほとんどなくなった。さらに管の外側
に設けた管の中心軸に対して直交する面により固着時の
荷重によってフリットガラスを面で押さえフリット中の
気泡を押しつけ気密効果を高めることができた。
【0110】このように管の固着部が管の内側に対して
テーパーをより多く持つ管を使用したことにより固着強
度を増すことができた。
【0111】[実施例18]図18は本実施例を示す図
であり、管の形状として実施例15で示した管と基本的
に同じであるがバーナー等によって管を熔解しながら固
着部の肉厚を徐々に堵やした後グラインダーによって同
図のように成形することによって固着部の肉厚を厚くし
た管の例である。管の内側のテーパーは、内側向きテー
パー角θが約20〜60゜程度になるように設け、管の
外側のテーパーは外側向きテーパー角θが約10〜50
゜程度になるように設け、また、管に対して外側と内側
のテーパーの間の端面は管の中心軸に対し略直交する平
面に加工したものを準備した。
【0112】この管を用いて実施例15と同様な方法に
よって管を図18(b)のように画像表示装置に固着し
た。
【0113】この際、フリットガラスの焼成によって溶
融したフリットガラスは、管の封着部の外側のテーパー
付近にあるものは管の目重で押しつけられながら余分の
フリットガラスが管の外側に押し出された。また、管の
封着部の内側のテーパー付近にあるものは管の自重で押
しつけられながら余分のフリットガラスは管の内側に向
かったテーパー部分がフリットガラスの溜り場として吸
収部の役目を果たした。このため、管の固着部端と背面
板の貫通孔の境界部より管や貫通孔の内側部分へはみ出
すフリットは同図(b)で模式的に示したようにほとん
どなくなった。さらに管の中心軸に対して直交する外側
と内側のテーパーの間に設けた面により固着時の荷重に
よってフリットガラスを面で押さえフリット中の気泡を
押しつけ外側に追いやり気密効果を高めることができ
た。
【0114】このように管の固着部が管の外側および内
側に対してテーパーを持つとともに固着部の一部は管の
軸に対して略直交する部分も持っておりその直交部分は
管の外側と内側のテーパーの間の部分に設けた管を使用
したことによりフリットの内側へのはみ出しをほとんど
なくすことができた。さらに管の肉厚が厚いものを用い
ることにより固着部の固着面積が増え固着強度を増すこ
とができた。
【0115】
【発明の効果】本発明によれば、排気管の固着部側端の
外径を太くすることで、排気管が自立することができる
ので、排気管保持治具を必要とせずに排気管を固定でき
る。また、嵌合部を設けることで、容器の貫通孔と排気
管の位置ずれが起きることがない。このため、接合部の
内径が狭まり排気抵抗が大きくなり十分な排気ができな
かったり、排気工程に時間がかかったりすることがない
ので、信頼性が高く、製造工程を短縮し得る真空容器の
製造方法を提供できる。また、この方法によれば、保持
治具等を必要としないので、製造工程が簡略化されると
いう効果も達成される。
【0116】また、本願の別の発明によれば、排気管と
して、容器との固着面にテーパー部を設けた管を用いる
ことで、熔解したフリットガラスの逃げ場を設け、管の
内側にフリットガラスがはみ出すのを防ぐ。このため、
排気抵抗が大きくなり十分な排気ができなかったり、排
気工程に時間がかかったりすることがないので、信頼性
が高く、製造工程を短縮し得る真空容器の製造方法を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排気管および容器、並びに製造方法を
示す図である。
【図2】本発明の排気管および容器を示す図である。
【図3】本発明の排気管および容器を示す図である。
【図4】本発明の排気管および容器を示す図である。
【図5】本発明の排気管および容器を示す図である。
【図6】本発明の排気管を示す図である。
【図7】本発明の排気管を示す図である。
【図8】本発明の排気管を示す図である。
【図9】本発明の製造工程を示す図である。
【図10】本発明の排気管および容器、並びに製造方法
を示す図である。
【図11】本発明の排気管および容器を示す図である。
【図12】本発明の排気管および容器を示す図である。
【図13】本発明の排気管および容器を示す図である。
【図14】本発明の排気管および容器を示す図である。
【図15】本発明の排気管を示す図である。
【図16】本発明の排気管を示す図である。
【図17】本発明の排気管を示す図である。
【図18】本発明の排気管を示す図である。
【図19】本発明の画像形成装置を示す図である。
【図20】本発明の画像形成装置を示す図である。
【図21】従来の製造方法を示す図である。
【図22】本発明の排気管を示す図である。
【符号の説明】
1 背面板 2 前面板 3 枠 4 排気管(管) 5 フリットガラス 6 貫通孔 7、8 フリットガラス 9 固着部 10a 嵌合部(排気管側) 10b 嵌合部(容器側) 11 フリットガラスのはみ出し 71 電子源基板 72 X方向配線 73 Y方向配線 74 表面伝導型電子放出素子 81 背面板 82 枠 83 ガラス基板 84 蛍光膜 85 メタルバック 86 前面板 87 高圧端子 88 真空容器 6001 トレー 6002 管配置ロボット 6003 搬送ベルト 6004 画像認識カメラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔を有する容器に真空排気用の管
    (以下、排気管という。)を固着して真空容器を製造す
    る方法において、 前記排気管として、固着部側の端の外径が他方の端に比
    べ太い管を用い、 かつ、該排気管と前記容器に、該排気管の移動を拘束す
    るような嵌合部を設け、 前記容器に前記排気管を自立させた後に、前記排気管と
    容器を固着することを特徴とする真空容器の製造方法。
  2. 【請求項2】 貫通孔を有する容器に固着されて真空容
    器となる排気管であって、固着部側の端の外径が他方の
    端に比べ太いことを特徴とする排気管。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の排気管が固着されて真
    空容器となる貫通孔を有する容器であって、該排気管の
    移動を拘束するような嵌合部を有することを特徴とする
    容器。
  4. 【請求項4】 貫通孔を有する容器に排気管を固着して
    真空容器を製造する方法において、 前記排気管として、容器との固着面にテーパー部または
    曲面部を設けた管を用いて、前記容器に排気管を固着す
    ることを特徴とする真空容器の製造方法。
  5. 【請求項5】 貫通孔を有する容器に固着されて真空容
    器となる排気管であって、容器との固着面にテーパー部
    または曲面部を設けたことを特徴とする排気管。
  6. 【請求項6】 前記容器および排気管がガラス材料から
    製造されたものであり、該容器と排気管の固着にフリッ
    トガラスを用いたことを特徴とする請求項1または4に
    記載の真空容器の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記真空容器が、複数の電子放出素子が
    設けられた背面板と、蛍光膜を有する前面板を具備する
    画像形成装置であることを特徴とする請求項1または4
    に記載の真空容器の製造方法。
JP12804796A 1996-05-23 1996-05-23 真空容器の製造方法 Pending JPH09312131A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12804796A JPH09312131A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 真空容器の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12804796A JPH09312131A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 真空容器の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09312131A true JPH09312131A (ja) 1997-12-02

Family

ID=14975199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12804796A Pending JPH09312131A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 真空容器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09312131A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004064103A1 (ja) * 2003-01-14 2004-07-29 Asahi Techno Glass Corporation ガラス管およびその製造方法並びにガラス管の接着方法
JP2005281126A (ja) * 2004-03-02 2005-10-13 Nippon Electric Glass Co Ltd タブレット一体型ガラス管及びその製造方法
JP2007227131A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Pioneer Electronic Corp 平面ディスプレイパネル
WO2009004693A1 (ja) * 2007-06-29 2009-01-08 Hitachi, Ltd. 表示パネル及びその製造方法
JP2012004083A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Toshiba Corp X線管装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004064103A1 (ja) * 2003-01-14 2004-07-29 Asahi Techno Glass Corporation ガラス管およびその製造方法並びにガラス管の接着方法
JP2005281126A (ja) * 2004-03-02 2005-10-13 Nippon Electric Glass Co Ltd タブレット一体型ガラス管及びその製造方法
JP4582502B2 (ja) * 2004-03-02 2010-11-17 日本電気硝子株式会社 タブレット一体型ガラス管
JP2007227131A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Pioneer Electronic Corp 平面ディスプレイパネル
WO2009004693A1 (ja) * 2007-06-29 2009-01-08 Hitachi, Ltd. 表示パネル及びその製造方法
JP2012004083A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Toshiba Corp X線管装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0151647B1 (en) Method of manufacturing a low-pressure mercury-vapor arc lamp
JPH09312131A (ja) 真空容器の製造方法
JP2002083535A (ja) 密封容器およびその製造方法ならびに表示装置
US4866341A (en) Discharge lamp with base for sealing the lamp
JP2000510281A (ja) 封止構造体に対するギャップ跳躍
US6148638A (en) Method for manufacturing a fluorescent lamp
JP3671762B2 (ja) タブレット一体型ガラス管
JPH0745215A (ja) 陰極線管
JP2001291491A (ja) 希ガス蛍光ランプ
JPS6246941B2 (ja)
JP2001357803A (ja) 画像表示装置およびその製造方法
JPS59156927A (ja) 管球の製造方法
JPS63207032A (ja) 蛍光表示管の製造方法
JPH05343031A (ja) 放電管とその製造方法
JP2689386B2 (ja) 二重管式低圧水銀ランプの製造方法
KR100423208B1 (ko) 평판표시소자의배기관설치구조
JPH0423377B2 (ja)
JP3525782B2 (ja) 二重管式放電管及びその製造方法
US6991125B2 (en) Glass frame
JPH09199019A (ja) 陰極線管用電子銃の組立方法及びカソード構造体
JPH04109537A (ja) 放電灯の製造方法
JPH11339718A (ja) 平板形蛍光ランプ及びその製造方法
JPS61176032A (ja) 電球形けい光ランプの製造方法
JPS61176047A (ja) 低圧水銀蒸気放電灯およびその製造方法
JPH03133037A (ja) 近接型イメージ管