JP2003335551A - Sbn系結晶化ガラス - Google Patents
Sbn系結晶化ガラスInfo
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Abstract
なSBN(ニオブ酸ストロンチウムバリウム)系結晶化ガ
ラスを提供する。 【解決手段】 化学組成式がaRO・bNb2O5・cSiO2
・dB2O3・eTeO2・fX(但し、RはBa及び/又はSrであ
り、XはTiO2、ZrO2、P2O5、ZnOからなる群から選択され
る一種以上の酸化物であり、a>b≧0.05、0.60≧c≧
0、0.70≧d≧0、0.70≧e≧0、c+d+e≧0.175、a+b+c+d+e
=1.0、0.10≧f>0)である結晶化ガラス。1kHzにお
ける比誘電率ε1の100kHzにおける比誘電率ε100
に対する比(ε1/ε100)が10以上である。
Description
2O5・cSiO2・dB2O3・eTeO2・fX(但し、RはBa及び/又
はSrであり、XはTiO2、ZrO2、P2O5、ZnOからなる群から
選択される一種以上の酸化物である)で示されるSBN結
晶系結晶化ガラスに関するものである。
ム)結晶は正方晶のタンク゛ステンフ゛ロンス゛型結晶に帰属し、室
温付近にキュリー点を持つ強誘電性無機化合物である。
電子材料への応用は、SBN結晶が強誘電性のため、圧電
性、焦電性を示すが圧電性は特に著しく、表面弾性波材
料への実用化が進んでいる。さらにSBN単結晶は光を透
過するため高度情報通信・処理を目的とした光エレクト
ロニクス材料への応用が期待されるなど、広範な用途へ
の展開が期待されている材料である。
あるが、これまでにSBN単結晶のみが製造販売されてい
る。単結晶は内部に細孔がなく、光やフォノンの散乱因
子がないため誘電性や光エレクトロニクスに高い物性を
示すが、高度な製造技術が要求され、量産性が困難であ
り、高価格化を避けられない。
ックス材料の開発が検討された。S.B. Deshpandeらは、
SBNセラミックスの電気的特性を種々測定し、Sr/Ba比
0.50にあるセラミックスにおいて、比誘電率ε11100(3
0℃)の値を得ている(J. Amer. Ceram. Soc., 75[9] 2
581-85(1992))。しかしセラミックス焼結体中の細孔は
光やフォノンの散乱、機械強度や電気特性の低下の原因
となる。
て結晶化ガラスが知られるようになってきた。これは原
ガラスを再加熱してガラス中に結晶を析出させるもので
ある。このとき析出結晶の種類、大きさとその量、ガラ
スマトリックスとの組合せにより、機械特性、電磁気特
性、光学特性、熱的特性を制御できるように目標をおい
ているが、まだ自在に特性を制御できるほど技術の蓄積
はない。
試みとしてA.Herezogはチタン酸バリウム結晶化ガラス
の研究を開示した。この結晶化ガラスは平均1μ以下の
誘電体結晶子とガラスマトリックス部分からなり、細孔
を含まず、気体液体を通さず、マトリックスが多い割に
は誘電率が大きい。
系結晶化ガラスを研究し、22.5SrO-22.5BaO-20Nb2O5-35
SiO2(mol%)のガラスから結晶化ガラスを作成し、190(1
kHz)の比誘電率を開示した(J.Amer.Ceram.Soc., 83[1
2]3135-40(2000))。
透明性に優れ、経済的なSBN系結晶化ガラスを提供する
ことを目的とする。
して結晶化ガラスに着目し研究を重ねた結果、細孔のな
い経済的な強誘電性結晶化ガラスの組成を見出し、本発
明を成すに至った。
組成式がaRO・bNb2O5・cSiO2・dB2O 3・eTeO2・fX(但
し、RはBa及び/又はSrであり、XはTiO2、ZrO2、P2O5、
ZnOからなる群から選択される一種以上の酸化物であ
り、a>b≧0.05、0.60≧c≧0、0.70≧d≧0、0.70≧e≧
0、c+d+e≧0.175、a+b+c+d+e=1.0、0.10≧f>0)である
結晶化ガラスであり、請求項2に記載の発明は、化学組
成式がaRO・bNb2O5・cSiO2・fX(但し、RはBa及び/又
はSrであり、XはTiO2、ZrO2、P2O5、ZnOからなる群から
選択される一種以上の酸化物であり、a>b≧0.05、0.6
0≧c≧0.30、a+b+c=1.0、0.10≧f>0)である、請求
項1記載の結晶化ガラスであり、請求項3に記載の発明
は、酸化珪素、酸化硼素及び酸化テルルからなる群から
選択される二種以上のガラスフォーマーを有する結晶化
ガラスであって、化学組成式がaRO・bNb2O5・cSiO2・dB
2O3・eTeO2・fX(但し、RはBa及び/又はSrであり、Xは
TiO2、ZrO2、P2O5、ZnOからなる群から選択される一種
以上の酸化物であり、a>b≧0.05、0.55≧c≧0、0.70
≧d≧0、0.70≧e≧0、c+d+e>0.175、a+b+c+d+e=1.0、
0.10≧f≧0)である結晶化ガラスであり、請求項4に記
載の発明は、化学組成式がaRO・bNb2O5・dB2O3・fX(但
し、RはBa及び/又はSrであり、XはTiO2、ZrO2、P2O5、
ZnOからなる群から選択される一種以上の酸化物であ
り、a>b≧0.05、0.70≧d≧0.175、a+b+d=1.0、0.10≧f
≧0)である結晶化ガラスであり、請求項5に記載の発
明は、化学組成式がaRO・bNb2O5・eTeO2・fX(但し、R
はBa及び/又はSrであり、XはTiO2、ZrO2、P2O5、ZnOか
らなる群から選択される一種以上の酸化物であり、a>
b≧0.05、0.70≧e≧0.35、a+b+e=1.0、0.10≧f≧0)で
ある結晶化ガラスであり、請求項6に記載の発明は、1
kHzにおける比誘電率ε1の100kHzにおける比
誘電率ε100に対する比(ε1/ε100)が10以上であ
る、請求項1〜5のうちいずれか1項記載の結晶化ガラ
スである。
・bNb2O5・cSiO2・dB2O3・eTeO2・fXにおいて、a及びb
が、a>b≧0.05の範囲にある。この範囲を超えた組成
では、透明な原ガラスを得ることができない。ここでR
はBa及び/又はSrであり、その比Sr/Baを増加させる
と、キュリー点は約200℃から約25℃に連続的に減少す
る。キュリー温度では比誘電率が極大を示し、キュリー
温度から離れるに従い誘電率は減少する。この関係を利
用して利用温度での誘電率を調節することができる。
ットワークを形成するガラスフォーマー材料は、酸化珪
素、酸化硼素、酸化テルルが好ましい。
合、ガラス形成組成範囲が狭く溶解温度が高い短所はあ
るものの、耐水性及び耐アルカリ性が良好という長所が
ある。cの範囲としては、0.60≧c≧0が好ましく、0.60
≧c≧0.30がより好ましく、0.55≧c≧0.30が特に好ま
しい。
合、耐湿性、耐化学性が悪いという短所があるもののガ
ラス形成組成範囲が広く溶解温度が低いという長所があ
る。また酸化硼素の高濃度組成では透明な結晶化ガラス
が得られる。dの範囲としては、0.70≧d≧0が好まし
く、0.70≧d≧0.175がより好ましい。
場合、酸化珪素ガラスフォーマーよりも広い範囲でガラ
ス化可能となる。eの範囲としては、0.70≧e≧0が好ま
しく、0.70≧e≧0.35がより好ましい。
ることはガラス形成組成範囲の拡大と特性改善のため有
効である。酸化珪素、酸化硼素及び酸化テルルからなる
群から選択される二種以上のガラスフォーマーを有する
結晶化ガラスは、化学組成式がaRO・bNb2O5・cSiO2・dB
2O3・eTeO2・fX(但し、RはBa及び/又はSrであり、Xは
TiO2、ZrO2、P2O5、ZnOからなる群から選択される一種
以上の酸化物であり、0.55≧c≧0、0.70≧d≧0、0.70≧
e≧0、a+b+c+d+e=1.0、c+d+e≧0.175、0.10≧f>0)で
示される範囲にあることが好ましい。
してTiO2、ZrO2、P2O5、ZnOを含むことが好ましい。fの
範囲としては、0.10≧f≧0が好ましく、0.10≧f>0がよ
り好ましく、0.05≧f>0が特に好ましい。
数依存性が大きいことが好ましい。具体的には、1kH
zにおける比誘電率ε1の100kHzにおける比誘電
率ε1 00に対する比(ε1/ε100)は、10以上であるこ
とが好ましい。大きな周波数依存性を得るため、本発明
の結晶化ガラスは、0.32<a、0.14<b、かつ
0.42<cを満たす組成であることが好ましい。
1×10-2以下が好ましく、5×10-3以下がより好まし
い。
て、出発原料として酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩
等の塩やハロゲン化物、ホウ化物を用いることができ
る。これらの原料を溶融し、急冷して透明な原ガラスを
得、熱処理によりSBN結晶を析出・成長させることによ
り、本発明の結晶化ガラスを得ることができる。
て、原ガラスの溶解温度は、珪酸塩系原ガラスの場合13
00℃以上、棚酸塩系原ガラスの場合は1100℃以上、テル
ル酸塩系原ガラスの場合は900℃以上が好ましい。溶解
時間は30分以上が好ましく、3時間以上がより好まし
い。
い。歪みを除去するため、原ガラスはアニール処理する
ことが好ましい。アニール温度は、充分に歪みを除去す
るために500℃以上が好ましく、結晶核の析出を防ぐた
めに600℃以下が好ましい。アニール時間は1時間以上が
好ましく、3時間以上がより好ましい。
際して、結晶化温度は、珪酸塩系の場合で800℃以上、
テルル酸塩系の場合で450℃以上、硼酸塩系の場合で500
℃以上が好ましい。これらの温度を下回ると結晶は析出
しない。また結晶化時間はその目的により時間を可変し
て定めねばならないが、1時間以上が好ましく、3時間
以上がより好ましい。
により具体的に説明する。
し、両端面をPtで製膜した電極について、比誘電率をWa
yne Kerr社製のB905型自動精密ブリッジで、室温にて測
定した。
0.0005TiO2 (モル比) 上記組成比となるように原料(SrCO3、BaCO3、Nb2O5、S
iO2、TiO2)を調合し、混合した後、石英坩堝を用いて1
360℃の溶解温度で2時間溶融した。溶融物を鉄製キャス
ト板に流し入れ、急冷し、透明な原ガラスを得た。600
℃で12時間アニールし、900℃で12時間加熱して、白色
の結晶化ガラスを得た。X線回折の結果、SBNの単一の
結晶相を示した。比誘電率ε1は6480であった。また、
0.1〜10000kHzで測定した比誘電率の結果を
図1に示す。1kHzにおける比誘電率ε1の100k
Hzにおける比誘電率ε100に対する比(ε1/ε100)
は、16.5であった。誘電損失tanδは1.9×10-4であ
った。また、光学ガラスの化学的耐久性の測定方法(粉
末法、JOJIS)により、耐水性(RW(P))及び耐酸性(RA
(P))を評価したところ、両者とも、1級であった。
の結晶化ガラスを得た。全てSBNが主結晶相であった。
比誘電率ε1も実施例1と同様に大きな値を示してい
る。誘電損失tanδは、実施例2が1.9×10-4、実施例3
が2.0×10-4、実施例4が3.6×10-4、実施例5が1.9×1
0-3であった。
0℃に下げた他は実施例1と同様の操作により、表2の
組成の結晶化ガラスを得た。全てSBN結晶相を含んでい
た。
の結晶化ガラスを得た。全てSBN結晶を含んでいた。耐
水性及び強塩基、対強酸性を検討したところ、Siの存在
は耐水性、耐アルカリの向上を示した。
ォーマーの組成比をSiO2/B2O3で変化させ、かつ結晶核
形成剤TiO2を一定量加えて、表4に示す組成の結晶化ガ
ラスを得た。全てSBN結晶相を含んでいた。表3に比
べ、組成比半ばで比誘電率ε1が高まっている。
20〜22の全ての結晶化ガラスについて、SBN結晶相を含
むことを確認した。
合し混合後、石英坩堝を用いて1200℃の溶解温度で2時
間溶融した。溶融物を鉄製キャスト板に流し入れ、急冷
して透明な原ガラスを得た。600℃で12時間アニールし
た後、800℃で24時間加熱して、白色の結晶化ガラスを
得た。X線回折の結果、SBN結晶相だけを示した。比誘
電率ε1は150であった。
成の結晶化ガラスを得た。実施例24〜28の全ての結晶化
ガラスに、SBN結晶相を含むことを確認した。
する透明結晶化ガラスの実施例を示す。 組成:0.125SrO−0.125BaO−0.080Nb2O5−0.670B2O3
(モル比) 上記組成比に原料(SrCO3、BaCO3、Nb2O5、H3BO3)を調
合し、混合後、石英坩堝を用いて1200℃の溶解温度で2
時間溶融した。溶融物を鉄製キャスト板に流し入れ、急
冷して、透明な原ガラスを得た。500℃で12時間アニー
ルした後、600℃、610℃、620℃、640℃で各12時間熱処
理した。610℃以下の熱処理により固化物は白色がかっ
た透明となった。X線回折の結果、SBN結晶のうち、00n
面の回折だけが観測された。高温の620、640℃の熱処理
結果はやや半透明を呈した。比誘電率ε1の測定結果
は、透明な原ガラスの比誘電率ε1は9.1、半透明結晶化
ガラスの比誘電率ε1は14.1であった。
(モル比) 上記組成比となるように原料(SrCO3、BaCO3、Nb2O5、T
eO2)を調合し、混合した後、石英坩堝を用いて1200℃
の溶解温度で2時間溶融した。溶融物を鉄製キャスト板
に流し入れ、急冷し、黄色透明な原ガラスを得た。500
℃で12時間アニールした後、700℃で12時間加熱して結
晶化した。結晶化後黄白色となった。結晶構造はSBN結
晶が単相で観測された。比誘電率ε1は50であった。
結晶化ガラスを得た。実施例31〜35の全ての結晶化ガラ
スが、主結晶相としてSBNを有していた。
(モル比) 上記組成比になるように原料(SrCO3、BaCO3、Nb2O5、S
iO2)を調合し、混合後、石英坩堝を用いて1350℃の溶
解温度で2時間溶融した。溶融物を鉄製キャスト板に流
し入れ、急冷し固化物を得た。X線回折法により同定し
たところ、固化物はSBN結晶化物であり、透明な原ガラ
スを作成することはできなかった。
1と同様の操作により比較例2から比較例4の固化物を
得た。しかし、いずれも不透明であり、原ガラスを得る
ことはできなかった。
(モル比) 比較例1と同様の操作により、上記の組成の透明な原ガ
ラスを得た。得られたガラスを900℃12時間で結晶化
し、X線回折で結晶構造を評価したところ、SBNの単一
の結晶相を示した。1〜100kHzで測定した比誘電
率の測定結果を図1に示す。1kHzにおける比誘電率
ε1は190、1kHzにおける比誘電率ε1の100k
Hzにおける比誘電率ε100に対する比(ε1/ε100)は
1.08であり、この範囲の周波数で、比誘電率はほと
んど変化がなかった。
(モル比) 比較例1と同様の操作により、上記の組成の透明な原ガ
ラスを得た。得られたガラスを600℃12時間で結晶化
し、X線回折で結晶構造を評価したところ、SBNの単一
の結晶相を示した。1kHzにおける比誘電率ε1は60
0、1kHzにおける比誘電率ε1の100kHzにおけ
る比誘電率ε100に対する比(ε1/ε100)は2.0であ
り、この範囲の周波数で、比誘電率の変化は少なかった
(図1)。
(モル比) 上記組成比に原料(SrCO3、BaCO3、Nb2O5、H3BO3)を調
合し、混合後、石英坩堝を用いて1200℃の溶解温度で2
時間溶融した。溶融物を鉄製キャスト板に流し入れ、急
冷し固化物を得た。
はSBN結晶化物であり、結晶化ガラスの原ガラスを作成
することはできなかった。
の比較例6から比較例8の固化物を得たが、比較例5と同
じく原ガラスを得ることはできなかった。
(モル比) 上記組成比に原料(SrCO3、BaCO3、Nb2O5、TeO2)を調
合し、混合後、石英坩堝を用いて1000℃の溶解温度で1
時間溶融した。溶融物を鉄製キャスト板に流し入れ、急
冷し、黄色の固化物を得た。
固化物はSBN結晶化物であり、原ガラスを作成すること
はできなかった。
比較例13では溶解温度1000℃とし、比較例11と同様
の操作により表10の比較例12〜14の組成の固化物
を得たが、原ガラスを得ることはできなかった。
の比較例15〜17の組成のガラスを得た。TeO2の濃度
が高くなるに従い色は濃くなった。得られたガラスを70
0℃12時間で結晶化しX線回折で結晶構造を評価したがS
BN結晶ではなかった。
サー材料、キャパシタ用材料、90°移相器、高周波ノイ
ズ対策材料、圧電振動子、表面弾性波材料(SAWフィルター)
等への用途が期待できる。
の、比誘電率の周波数依存性を表すグラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】化学組成式がaRO・bNb2O5・cSiO2・dB2O3
・eTeO2・fX(但し、RはBa及び/又はSrであり、XはTiO
2、ZrO2、P2O5、ZnOからなる群から選択される一種以上
の酸化物であり、a>b≧0.05、0.60≧c≧0、0.70≧d≧
0、0.70≧e≧0、c+d+e≧0.175、a+b+c+d+e=1.0、0.10≧
f>0)である結晶化ガラス。 - 【請求項2】化学組成式がaRO・bNb2O5・cSiO2・fX(但
し、RはBa及び/又はSrであり、XはTiO2、ZrO2、P2O5、
ZnOからなる群から選択される一種以上の酸化物であ
り、a>b≧0.05、0.60≧c≧0.30、a+b+c=1.0、0.10≧
f>0)である、請求項1記載の結晶化ガラス。 - 【請求項3】酸化珪素、酸化硼素及び酸化テルルからな
る群から選択される二種以上のガラスフォーマーを有す
る結晶化ガラスであって、化学組成式がaRO・bNb2O5・c
SiO2・dB2O3・eTeO2・fX(但し、RはBa及び/又はSrで
あり、XはTiO 2、ZrO2、P2O5、ZnOからなる群から選択さ
れる一種以上の酸化物であり、a>b≧0.05、0.55≧c≧
0、0.70≧d≧0、0.70≧e≧0、c+d+e>0.175、a+b+c+d+e
=1.0、0.10≧f≧0)である結晶化ガラス。 - 【請求項4】化学組成式がaRO・bNb2O5・dB2O3・fX(但
し、RはBa及び/又はSrであり、XはTiO2、ZrO2、P2O5、
ZnOからなる群から選択される一種以上の酸化物であ
り、a>b≧0.05、0.70≧d≧0.175、a+b+d=1.0、0.10≧f
≧0)である結晶化ガラス。 - 【請求項5】化学組成式がaRO・bNb2O5・eTeO2・fX(但
し、RはBa及び/又はSrであり、XはTiO2、ZrO2、P2O5、
ZnOからなる群から選択される一種以上の酸化物であ
り、a>b≧0.05、0.70≧e≧0.35、a+b+e=1.0、0.10≧f
≧0)である結晶化ガラス。 - 【請求項6】1kHzにおける比誘電率ε1の100k
Hzにおける比誘電率ε100に対する比(ε1/ε100)が
10以上である、請求項1〜5のうちいずれか1項記載
の結晶化ガラス。
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