JP2003335438A - シート分割巻取装置 - Google Patents

シート分割巻取装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート分割巻取装置において巻取ロールが巻
上がってから次の巻取りを再開するまでの時間を短縮す
ると共に巻取り再開のための準備作業を省力化する。 【解決手段】 巻芯Cとタッチローラ9とにより形成さ
れる谷Vの底V0へ向けて保持バー36から突き出たシ
ート押え板37の前縁部により帯状シートSをタッチロ
ーラ9と巻芯Cとの接点Pより僅かに上流寄りのタッチ
ローラ外周面に押し付けて保持できるシート仮保持機構
10と、シート押さえ板37の前縁部により保持した帯
状シートSを、タッチローラ9と巻芯Cとの接点Pより
僅かに下流側寄りでシート幅方向に切断できる切断機構
12と、一対の巻芯チャック間に夫々巻芯Cを供給する
ことができる、巻取アームの一対毎に対応するように配
設した巻芯供給機構とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、プラスチックフィ
ルム、紙等の広幅の帯状シートをスリッターにより複数
条の所要幅の帯状シートに分割しながら、分割された複
数条の帯状シートを前後又は上下に並ぶ巻取装置に交互
に供給し、各帯状シートを巻芯のまわりに巻取って巻取
ロールを形成すると同時にタッチローラと巻取ロールと
接触させながら巻取ロールを完成させるシート分割巻取
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のようなシート分割巻取装置
には、分割された帯状シート幅に相当する長さの巻芯を
保持するために、帯状シートを巻取る巻芯の長手方向に
平行に伸びた間隔調整台沿いに位置替えできる一対の巻
取アーム上に、巻芯の両端を着脱可能に保持する巻芯チ
ャックを配設したものがある。このシート分割巻取装置
では、普通、巻取ロールが完成すると、その巻取ロール
とタッチローラとの間隔を開け、巻取ロールに繋がって
いる帯状シートを夫々タッチローラの下流で切断し、巻
取ロールを下方に待機中のコンベア又は搬送台車の受取
部で支えた後、巻取ロールを巻芯チャックから解放して
コンベア又は台車により機外へ搬出し、代わりに新しい
巻芯を巻芯チャックに装着して、新しい巻芯とタッチロ
ーラとを両者の間に帯状シートを挟んだ状態で接触さ
せ、帯状シートの先端部を新しい巻芯に接着した後、巻
取りを再開する。ところが、完成した巻取ロールに繋が
っている帯状シートを切断したとき、その帯状シートの
上流側切断端付近を夫々保持していないと、上流側の帯
状シートは重力等による張力を受けて上流側へ引戻さ
れ、その帯状シートの先端がタッチローラ上から抜け落
ちて垂れ下がり、垂れ下がった帯状シートを再びタッチ
ローラ上へ引出す作業は非常に手間がかかることにな
る。そこで、従来のシート分割巻取装置では、帯状シー
トの切断後のタッチローラと巻取ロールとの接触点から
法線方向に所定の距離を隔てると共に僅かに巻取ロール
寄りに、シート幅方向に伸びた保持梁を固設し、この保
持梁の帯状シートを挟んで反対側に、シート幅方向に伸
びた寄せ掛け梁を設け、帯状シートを保持梁の下流で幅
方向に切断するための刃物を保持梁沿いに走行可能に設
けている(例えば特公平7−80597号公報参照)。
そして保持梁の、寄せ掛け梁による帯状シート押付け面
に両面粘着テープを予め貼付しておき、巻取ロールに繋
がっている帯状シートを切断するとき、寄せ掛け梁によ
り帯状シートを保持梁に寄せ掛けて押し付け、その状態
で刃物を走行させる。したがって、帯状シート切断後、
上流側の帯状シート先端部は保持梁に粘着した状態で保
持されている。
【0003】また、特公昭63−26053号公報に記
載された分割巻取シート後尾の処理装置のように、タッ
チローラ自体に負圧吸引機構を備えたシート分割巻取装
置も提案されている。このシート分割巻取装置では、切
断装置で帯状シートを幅方向に切断した際に、上流側の
帯状シートをタッチローラに吸引機構で吸引保持するこ
とにより、帯状シートの後端処理を効率的に行おうとす
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、切断後の上
流側の帯状シート先端部が保持梁に粘着した状態で保持
される上述のシート分割巻取装置では、保持梁を巻取り
操作の障害にならないようにタッチローラ及び巻取ロー
ルから充分に離れた位置に設ける必要があるため、タッ
チローラと巻取ロールとの接触点から保持梁までの距離
は大きくなる。そして帯状シートは、保持梁に沿って切
断されるので、タッチローラから帯状シート切断位置ま
での長さが長くなりすぎる。それゆえ、巻取りを再開す
るために、巻芯をタッチローラに接触させて帯状シート
先端を巻芯に止めるとき、作業者は、上流側の帯状シー
トの余分になった先端部を切除するか、或いは、帯状シ
ートの先端部を巻芯に接着した後、巻芯をタッチローラ
から少し離して回転させることにより、帯状シートの先
端の余分な部分を巻芯に巻付けなければならない。そし
て、この作業は手間がかかり、巻取装置の稼動率を低下
させると云う欠点が存在した。
【0005】また、切断装置で帯状シートを幅方向に切
断した際に、上流側の帯状シートをタッチローラに吸引
機構で吸引保持する上述のシート分割巻取装置では、タ
ッチローラに負圧吸引機能をもたせるためには、タッチ
ローラを中空構造とし、その外周面に多数の吸引孔を設
ける必要があり、その吸引孔が、高速で走行中の帯状シ
ートに傷をつけたり局部的歪みを生じさせたりして巻取
ロールを不良品にする原因となる。
【0006】また、前者及び後者において夫々巻取り再
開のために新しい巻芯を巻取装置に装着するには、作業
者がその都度各一対の巻芯チャック間に巻芯を夫々セッ
トする必要があり、この作業に手間がかかりシート分割
巻取装置の稼動率を低下させる。
【0007】本発明は上述のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、シート分割巻取装置において巻取ロールが
巻上がってから次の巻取りを再開するまでの時間を短縮
すると共に巻取再開のための準備作業を省力化すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるシート分割
巻取装置は、巻取開始時に巻芯とタッチローラにより形
成される谷の上方より該谷に接近離反可能に配設すると
共に前記広幅の帯状シート全幅にわたって伸長した保持
バー、及び前記保持バーに装着したシート押え板を備
え、かつ前記保持バーを前記谷に接近させることによっ
て、前記保持バーから前記谷の底へ向けて突き出た前記
シート押え板の前縁部により前記帯状シートを前記タッ
チローラと前記巻芯との接点より上流寄りのタッチロー
ラ外周面に押し付けて保持することができる、前記第1
の巻取装置及び第2の巻取装置に夫々対応するように配
設したシート仮保持機構と、前記シート押さえ板の前縁
部によりタッチローラの外周面上に押付けて保持した帯
状シートを、前記タッチローラと巻芯との接点より僅か
に所定長さだけ下流側に寄った位置で幅方向に切断する
ことができる、前記第1の巻取装置及び第2の巻取装置
に夫々対応するように配設した切断機構と、前記一対の
巻芯チャック間に夫々巻芯を供給することができる、前
記巻取アームの一対毎に対応するように配設した巻芯供
給機構とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態について説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施形態に係るシート
分割巻取装置の概略正面図、図2は図1に示す切断線A
−A沿いの断面を矢印B方向に見た断面図、図3は同シ
ート分割巻取装置の概略平面図である。ここで、シート
分割巻取装置は、広幅の帯状シートS0を複数の所要幅
の帯状シートSに分割するスリッター1と、このスリッ
ター1により分割された複数の帯状シートSを、回転駆
動される夫々の巻芯Cのまわりに一斉に巻取るための、
帯状シート長手方向に前後に並ぶ巻取装置2、3とを備
え、スリッター1により分割された複数の帯状シートS
は、前側の巻取装置2と後側の巻取装置3とへ交互に供
給される。
【0011】前側の巻取装置2及び後側の巻取装置3の
夫々は、巻取基台4上に巻芯Cの長手方向に位置替え可
能に装着した、巻芯C毎に一対になる複数対の巻取アー
ム5、6、並びに巻芯Cが共通の中心軸線上に並ぶよう
に巻芯Cの両端を着脱可能に保持する、巻取アーム5、
6の一対毎に設けた一対の巻芯チャック7、8を備える
と共に、巻芯Cのまわりに巻取られた帯状シートSによ
り形成された巻取ロールRに接触するタッチローラ9を
含んでいる。
【0012】このシート分割巻取装置では、巻芯チャッ
ク7、8で保持した巻芯C上で完成した巻取ロールRに
繋がる帯状シートSをタッチローラ9の外周面上に保持
することができるシート仮保持機構10、11を、前後
の巻取装置2、3に個々に対応するように配設し、完成
した巻取ロールRに繋がっている帯状シートSを、タッ
チローラ9と巻取ロールRとの接点より僅かに下流側で
幅方向に切断することができる切断機構12、13を、
前後の巻取装置2、3に個々に対応するように配設し、
完成した巻取ロールRが取り外された一対の巻芯チヤッ
ク7、8間に新しい巻芯Cを供給することができる巻芯
供給機構14を巻取アーム5、6の一対毎にに設けてい
る。
【0013】また、このシート分割巻取装置では、シー
ト保持機構10、11により保持した帯状シートSの先
端を新しい巻芯Cに接着させるための接着剤を巻芯Cに
付与する作業の省力化と時間短縮を図るために、巻芯チ
ャック7、8に装着した巻芯Cの、タッチローラ9に対
向する部分に、帯状シート先端接着用の接着剤を付与す
る接着剤付与機構15、16を、前後の巻取装置2、3
に対応するように配設している。
【0014】広幅の帯状シートS0は、図示しない原反
ロールから巻戻され、ガイドローラ17、18、19を
経て、外周面に円周方向の溝の付いたガイドローラ20
へ搬送される。
【0015】スリッター1は、切断刃Kを個々に保持し
た複数の刃物台21を案内支持梁22沿いに位置替えす
ることにより、切断刃Kによる分割位置を替え、広幅の
帯状シートS0をガイドローラ20上で2以上の同じ又
は異なる幅の帯状シートSに分割することができる公知
のものである。
【0016】スリッター1により分割された帯状シート
Sはガイドローラ23、24へ交互に振分けられ、ガイ
ドローラ23又は24を経てタッチローラ9へ案内され
る。また広幅の帯状シートSの化粧裁ちされた両耳Sa
は図示しない耳巻取装置により巻取られる。
【0017】前後の巻取装置2、3は、互いに向き合う
ように配置されており、同様の構造で同様に作動するの
で、説明を簡単にするために、以下、前側の巻取装置2
について説明する。
【0018】各巻芯チャック7、8は、例えば実開昭5
2−62784号公報、実用新案登録第2554803
号公報等に開示されるように、巻取アーム5、6に対し
て巻芯Cの軸線方向に進出後退可能に装着され、その先
端部分を巻芯Cの両端の中空部に嵌めた状態で巻芯Cを
保持することができる公知のものである。そして保持し
た巻芯Cが共通の中心軸線上で一列になるように各巻取
アーム5、6上に配置してある。
【0019】巻芯Cを図2の矢印A1の方向に回転させ
て帯状シートSを巻取るために、巻取アーム5に巻取モ
ータ25を取付け、この巻取モータ25の回転駆動力
を、図示しない伝動装置を介して片方の巻芯チャック7
に伝達できるようにしてあり、巻芯チャック7には巻芯
Cの空回りを防ぐための公知の巻芯把持機構が設けてあ
る。分割された帯状シートSの幅に応じた長さの巻芯C
を巻芯チャック7、8に装着できるようにするために、
巻取アーム5、6の基部5a、6aは、巻取基台4上を
スライドすることができ、かつ所要の位置で巻取基台4
に固定できるようになっている。
【0020】タッチローラ9は分割された帯状シートS
毎に備えてあり、巻芯チヤック7、8に装着した巻芯C
に接触できるように、帯状シート幅方向に1列に配置さ
れ、個々のタッチローラ支持装置26により支持されて
いる。
【0021】巻取ロールRの半径増大に応じてタッチロ
ーラ9と巻芯Cとの間隔を増大させるために、ここでは
巻取基台4を、帯状シート長手方向に設けたレール27
にスライド可能に装着し、この巻取基台4をレール27
に沿って後退駆動することができる移動駆動機構28を
設けている。この移動駆動機構28は、巻取基台4に固
設したナットに螺合するネジ棒29を正転、逆転駆動す
ることにより、巻取基台4と共に巻芯Cをタッチローラ
9に接近離反させることができる公知のものである(特
公平7−80597号公報参照)。
【0022】前後の巻取装置2、3において完成した巻
取ロールRを搬出するために、完成した巻取ロールの下
方の空所に搬出機構30、31を設けている。搬出機構
30、31はコンベア装置30a、31aと、その昇降
装置30b、31bを備え、昇降装置30b、31bは
レール27に沿って前後方向に移動可能になっている。
【0023】図4は、図2に示すタッチローラ支持装置
26並びに前側のシート仮保持機構10及び切断機構1
2、接着剤付与機構15を説明するための、前側の巻取
装置2のタッチローラ9より手前部分を取り除いて示し
た概略正面図、図5は、図2に示す前側のシート仮保持
機構15により帯状シートSを仮保持した状態を示す側
面図、図6は図2に示すシート仮保持装置10により仮
保持した帯状シートSを切断した状態を示す説明図、図
7は新しい巻芯Cを巻取開始位置につけて帯状シートS
の切断端に接着させた状態を示す説明図である。
【0024】タッチローラ支持装置26は、タッチロー
ラ9を巻芯Cへ押付け可能にそのタッチローラ9の両端
部を保持する一対の保持腕32と、この保持腕32を支
持する基台33とからなる公知のものであり、基台33
を案内支持梁34に、タッチローラ9の長手軸線方向に
平行に移動して所要位置に固定できるように取付けてあ
るので、帯状シートSの幅に相当する長さのタッチロー
ラ9を帯状シートSに対応する位置で支持することがで
きる。タッチローラ9に巻取ロールRへの押圧力を付与
して両者の接触圧を正確に調節できるようにするため
に、保持腕32を基台33の腕部33aにピン33bで
回動可能に取付け、基台33と保持腕32との間に、保
持腕32に所要の回転力を付与する流体圧シリンダ装置
35を設けている。
【0025】シート仮保持機構10は、図5に2点鎖線
で示す巻取開始時の巻芯Cとタッチローラ9とにより形
成される谷Vの上方から該谷Vに接近離反可能に配設し
た保持バー36、及び保持バー36に装着したシート押
さえ板37を備える。シート押さえ板37は、タッチロ
ーラ9の長手方向に平行に伸長すると共に、その幅方向
(図4では上下方向)における前縁が保持バー36から
谷底V0へ向けて突出している。保持バー36は、巻取
装置の帯状シート巻取領域の全幅つまり広幅の帯状シー
トS0の全幅に対応して伸長しており、シート押さえ板
37は広幅の帯状シートS0の全幅に相当する長さを有
しているので、タッチローラ9の長さや巻取領域内での
タッチローラ9の配置に関係なく、完成した巻取ロール
Rに繋がっている帯状シートSを夫々のタッチローラ9
上に一斉に保持できる。
【0026】シート押さえ板37は、鋼製又はプラスチ
ック製等の適度の弾力性のある、一つの板部材、又は保
持バー36に沿って隙間無く又は所定の隙間を開けて一
列に並べた複数の板部材により構成してあり、その板部
材の基部を保持バー36にボルト36aにより固定して
ある。またシート押さえ板37を構成する板部材の形状
は図示のものに限らず、また前縁から後縁に向けて形成
した、帯状シート幅方向に並ぶ多数のスリットを有する
ものでもよい。
【0027】保持バー36は案内機構38により、上述
の谷Vの上方から谷Vに対して接近離反可能に案内され
ると共に、駆動機構39により駆動されて図2に示す後
退位置と図5に示す進出位置とに選択的に移動すること
ができる。
【0028】シート押さえ板37は、保持バー36が進
出位置に移動したとき、図6に示すようにタッチローラ
9と巻芯Cとの接点Pより僅かに上流寄りのタッチロー
ラ9の外周面に帯状シートSを押し付けるように保持バ
ー36上に配置してある。切断機構12により切断され
た帯状シートの先端部を巻芯Cに接着するのに適した状
態に保持するには、シート押え板37によるタッチロー
ラ9の外周面の押圧部位を、シート押え板37が完成し
た巻取ロール及び新しい巻芯に干渉しない範囲で、タッ
チローラ9と巻芯Cとの接点Pに極力近付けるのが望ま
しい。
【0029】図4において案内機構38は、フレームF
に鉛直方向に固設した一対の案内筒40と、各案内筒4
0の内周面に夫々スライド可能に嵌め合わせた可動筒4
1とからなり、可動筒41の先端には保持バー36を固
着している。
【0030】駆動機構39は、各可動筒41に夫々螺合
した一対のネジ棒42と、一対のネジ棒42を同期して
正逆両方向に選択的に回転駆動することができるモータ
43とを備えている。モータ43により一対のネジ棒4
2を一方向に回転駆動すると可動筒41が案内筒40よ
り進出し、逆方向に回転駆動すると可動筒41が案内筒
40へ後退する。
【0031】切断機構12は、広幅の帯状シートの全幅
にわたりその幅方向に平行に伸びた案内部材44に沿っ
て往復移動することができる、帯状シートSを切断する
ためのナイフ45を備える。このナイフ45は、案内部
材44に移動可能に装着した可動体46に保持されてお
り、可動体46は往復駆動機構47により駆動されて案
内部材44沿いに往復移動することができる。また、こ
のナイフ45は、帯状シートSの切断端から巻取ロール
Rとタッチローラとの接点までの距離が長くなり過ぎる
と、接着剤を付与した巻芯Cをタッチローラ9に接触さ
せて巻取開始したとき帯状シートSの先端部が折れた状
態で巻芯Cに巻付くので、そのようにならないように、
タッチローラと巻取ロールとの接点より僅かな所定長さ
だけ下流側に寄った位置で幅方向に切断できる位置に配
置する。
【0032】切断機構12を帯状シートの切断が可能な
位置と巻取ロールから退避した位置とに移動する機構を
簡素化すると共に切断機構12の占有空間を小さくする
ために、案内部材44は保持バー36に固設してある。
【0033】往復駆動機構47は、保持バー36の両端
付近に設けた一対のプーリ48、49と、一対のプーリ
48、49に平行掛けすると共に、両端を可動体46に
連結したベルト50と、片方のプーリ48を正逆両方向
に選択的に回転駆動することができるモータ51とから
なる。モータ51は、帯状シート切断時に起動してプー
リ49を図4において反時計方向に回転駆動し、ナイフ
15を保持した可動体46がプーリ49に近い待機位置
からプーリ49の近くの移動限界まで移動すると、プー
リ48を時計方向に回転駆動し、可動体46が待機位置
に復帰すると回転駆動を停止する。
【0034】帯状シートSの先端部を巻芯Cに接着する
ための接着剤を巻芯Cに付与する場合、巻芯Cの外周面
に一端から他端まで全長にわたって所定幅で接着剤を塗
布すると、余分な接着剤が巻芯長手方向に食み出して巻
取中に巻取ロールRの端面に付着し易く、接着剤が端面
に付着した巻取ロールRは不良品となる。また巻芯Cの
長手方向に部分的に接着剤を付与すると、たとえば薄く
て伸び易いプラスチックフィルムのような変形し易い帯
状シートを巻取る場合には、帯状シートの巻芯への接着
部分に巻取張力が集中して帯状シートにしわが生じて不
良品となる。そこで、図2に示す接着剤付与機構15、
16を、上述のような問題を生じないように接着剤を巻
芯Cに付与することができるものにしている。
【0035】図8は、図2に示す接着剤付与機構15の
説明図である。この接着剤付与機構15は、巻芯Cに接
着剤Gを塗るための糊付頭52及びこの糊付頭52に補
給する接着剤を保有する糊付器53と、糊付頭52を巻
芯Cの、タッチローラ9に対向する部分へ向けた状態で
糊付器53を巻芯Cに平行な軸線方向に案内する案内部
材54と、この案内部材54に沿って糊付器53を往復
移動させることができる往復駆動機構55と、糊付頭5
2をそれが巻芯Cに接触する進出位置と巻芯Cからの後
退位置とに進出後退させる進退機構56とを備える。
【0036】案内部材54は広幅の帯状シートS0の全
幅に対応するように伸びており、往復駆動機構55は、
図4に示す切断機構12において可動体46を往復駆動
する往復駆動機構47と同様に構成してあり、糊付器5
3は、図5に示すように案内部材54にスライド可能に
装着した可動体57に取り付けてある。ここでは、案内
部材54は、それを帯状シートの巻取りの障害にならな
い位置に退避可能にするために、図5に示すように保持
バー36の、帯状シートSを挟んで反対側に昇降可能に
設けた糊付器用支持バー58に固設してある。図4に示
すように糊付器用支持バー58の両端部は、機枠Fに設
けたレール59にスライド可能に装着した一対の可動支
持体60により保持されており、可動支持体60は、そ
れを昇降駆動するための流体圧シリンダ装置61のピス
トンロッド61aの先端に連結してあり、流体圧シリン
ダ装置61のシリンダの端部は機枠Fに連結してある。
【0037】流体圧シリンダ装置61は、図9に示すよ
うに新しい巻芯Cを装着した巻取アーム5、6が前進し
て接着剤付与位置についたとき、糊付頭52が巻芯Cの
接着剤付与箇所に向き合う糊付位置にくるまで、糊付器
用支持バー58を、図5に示す退避位置から上昇させ、
巻芯Cに接着剤を付与した後は糊付器用支持バー58を
再び退避位置に下降させる。
【0038】なお、必要に応じて、糊付器用支持バー5
8を図5に示す退避位置に固設し、糊付器53を可動体
57に、糊付頭52が図9に示す巻芯Cの接着剤付与箇
所に向き合うように取付けるようにしてもよい。
【0039】図10は糊付器の正面図、図11は同じく
平面図、図12は図10における切断線D−D沿いの断
面を矢印E方向に見た断面図である。糊付頭52は、塗
布用ローラ62と、この塗布用ローラ62の外周面に容
器63の中の接着剤Gを供給するための無端ベルト64
とからなる。容器63には、例えば酢酸ビニル系の糊、
澱粉糊等の液体状の接着剤G又は適当な粘稠液を溜めて
おく。無端ベルト64は塗布用ローラ62と、容器63
内に接着剤Gに浸るように配置した案内プーリ65とに
掛けてある。
【0040】塗布用ローラ62が巻芯Cの表面上をその
巻芯長手方向に転がることができるようにするために、
塗布用ローラ62の中心軸線は、巻芯Cの中心から、巻
芯Cの外周面の接着剤付与部分を通って半径方向に伸び
た軸線に対して直角又はほぼ直角に向ける。ここでは、
巻芯Cのタッチローラとの接点は、巻芯Cの中心を通る
水平線上にあるので、また塗布用ローラ62は容器63
より高い位置にあるので、図11に示すように塗布用ロ
ーラ62を支持する支持部材66をかぎ形に形成し、そ
の支持部材66の水平方向に伸びた部分の先端付近の上
面に塗布用ローラ62を回転自在に装着し、支持部材6
6の下方へ伸びた部分の背面の下端付近に案内プーリ6
5を回転自在に装着し、支持部材66の曲がり角付近の
左右側面に中間プーリ67、68を回転自在に装着し、
この中間プーリ67、68に無端ベルト64を掛け、か
ぎ形の支持部材66に沿って無端ベルト64が循環する
ようにしてある。
【0041】糊付器53は進退機構56を含んでいる。
この進退機構56は、糊付頭52を保持する可動腕69
と、この可動腕69を動かすための流体圧シリンダ装置
70とからなる。可動腕69は、糊付器53の基台71
に固設した軸部材72にそれを中心に回動可能に装着し
てあり、糊付頭52を装着した支持部材66は可動腕6
9の一端に固着してある。流体圧シリンダ装置70のシ
リンダ70bは基台71にブラケット70cを介して固
着し、ピストンロッド70aは公知の連結器70dによ
り可動腕69の他の一端に連結してある。そして、基台
71に取付けた切換え弁73を経て供給される圧力流体
によって作動する。
【0042】この糊付器53を、図4に示す往復駆動機
構55により案内部材54沿いに走行させながら、図1
1に示すように進退機構56により糊付頭52を実線で
示す進出位置につけると、糊付頭52が巻芯Cへ押付け
られて、塗布用ローラ62の外周面に付着している接着
剤が巻芯Cに塗布されると共に、巻芯Cと糊付頭52と
の摩擦力により塗布用ローラ62が回転して無端ベルト
64が循環し、容器63内の接着剤Gが無端ベルト64
により塗布用ローラ62の外周面に連続的に供給され
る。
【0043】待機位置で待機中の塗布用ローラ62の外
周面に付着している接着剤が乾いていても、糊付器53
が最初の巻芯Cへの糊付開始位置に到達する前に塗布用
ローラ62に容器63の中の新しい接着剤Gが糊付頭5
2の巻芯Cとの接触部分に供給されるようにするため
に、図4及び図12に示すように、糊付器2の待機位置
付近の所定位置に、塗布用ローラ62を回転させるため
の所定長さの係合体74を設けるとよい。この係合体7
4は、その基部78aを糊付器用支持バー58に固着
し、糊付器53の走行に支障のないように形成してあ
る。塗布用ローラ62が係合体74を通過するとき進退
機構56を進出作動させることにより、塗布用ローラ6
2が係合体74に係合して回転し、それによって容器6
3内の新しい接着剤Gが塗布ローラ62に供給される。
【0044】図8は、広幅の帯状シートS0をスリッタ
ー1により4条の帯状シートS1、S2、S3、S4に
分割する場合に、接着剤付与機構15により巻芯C1、
C3に接着剤Gを付与した状態を示す。接着剤付与機構
15は、糊付器53が保持バー58に沿って走行してい
るとき、糊付頭52が前側の各巻芯C1、C3の糊付開
始位置L1a、L3aに達すると糊付頭52が進出位置
へ進出し、前側の各巻芯Cの糊付停止位置L1b、L3
bに達すると糊付頭Cが進出位置から後退するように進
退機構56を作動させる制御装置75を備えている。こ
の制御装置75は小型コンピュータからなり、予めスリ
ッター1の刃物Kの自動位置決め制御装置76から受け
取った帯状シート分割位置L1、L2、L3、L4、及
び入力装置75aから入力した接着剤の非付与長さL
a、Lbに基づき糊付開始位置L1a、L3a、糊付停
止位置L1b、L3bを演算して記憶しておく。そして
接着剤付与中に、パルス発生器77から、糊付器53の
移動に応じて一定の微小移動距離毎に発生するパルス信
号、及びセンサ78から、移動する糊付頭52を基準位
置において検知しとき発生する検知信号を受けて糊付頭
52の基準点Pからの現在位置を時々刻々検出し、記憶
した糊付開始位置並びに糊付停止位置と、検出した糊付
頭2の現在位置を時々刻々比較して、検出した糊付頭5
2の現在位置が、記憶した糊付開始位置L1a、L3a
に等しくなると糊付頭52が進出位置に進出するよう
に、また、検出した糊付頭52の現在位置が糊付停止位
置L1b、L3bに等しくなると糊付頭52が進出位置
から後退するように、図11に示す切換え弁73を切換
えて流体圧シリンダ70を作動させる。
【0045】往復駆動機構55は、糊付器53が待機位
置から巻取装置2の巻取領域の全幅に対応して走行する
と、再び糊付器53を待機位置に復帰させる。このとき
糊付頭52は後退位置につけ、進退機構56は作動しな
いようにしておく。
【0046】図13は巻芯供給機構の概略背面図、図1
5は樋状保持腕の平面図、図14は樋状保持腕の側面図
である。巻芯供給機構14は、一対の巻取アーム5、6
の夫々に回動可能に取付けた一対になる樋状保持腕8
1、82と、樋状保持腕81、82に、巻芯供給姿勢及
び退避姿勢を選択的にとらせることができる、巻取アー
ム5に取付けた揺動駆動機構83、93とを備えてい
る。図18に示す樋状保持腕81は巻芯供給姿勢をとっ
ており、図1示す樋状保持腕81は退避姿勢をとってい
る。巻芯Cが重力により後戻りしないようにするため
に、揺動駆動機構83は、樋状保持腕81を先下がりの
姿勢つまり先端に行くほど低くなる姿勢の範囲内で揺動
駆動する。
【0047】図13は、片方の樋状保持腕の側面図であ
る。一対になる樋状保持腕81、82は勝手違いに形成
されているので、片方の樋状保持腕81について説明す
る。樋状保持腕81は、新しい巻芯Cの端面に対向する
底部84の両縁部から夫々巻芯Cの長手方向に所定の高
さで突出した前側壁85及び後側壁86と、後側壁86
の下端から前側へ突出した下側壁87と、前側壁85の
下部に設けた巻芯出口88と、底部84の下部に前側か
ら後側へ向けて設けた、巻芯チャックの挿通用並びに脱
出用の切欠き89と、巻芯チャックで保持していない最
下端の巻芯Cの巻芯出口88からの脱落を、最下端の巻
芯Cの巻芯出口88への通路内に進出することにより阻
止し、巻芯チヤックで保持した最下端の巻芯Cの巻芯出
口88からの脱出を、最下端の巻芯Cの巻芯出口88へ
の通路から後退することにより可能にする巻芯脱落阻止
体90とを備える。
【0048】前側壁85と後側壁86との相互間隔を巻
芯Cの直径より僅かに大きくし、前側壁85と後側壁8
6との間に巻芯Cの端部を挿入して案内できるようにし
てあるので、樋状保持腕81は複数の巻芯Cを前側壁8
5、後側壁86に沿って移動可能に保持することができ
る。
【0049】樋状保持腕81を巻芯Cに平行な軸線を中
心に回動可能に取付けるために、巻取アーム5に設けた
ブラケット5bに、支持軸91を回転可能に装着し、こ
の支持軸91の一端に樋状保持腕81の底部84を固着
している。また樋状保持腕81が巻芯供給姿勢をとった
とき最下端の巻芯Cが巻芯チャック7と同心に配置され
るようにするために、巻芯出口88から支持軸91まで
の距離を巻取ロールRの半径より大きくしている。そし
て一対の巻取アーム5、6に取付けた一対の樋状保持腕
81の底面の相互間隔は、所要の巻芯Cの長さに相当す
る間隔より少し大き目にする。
【0050】揺動駆動機構83は、流体圧シリンダ装置
からなり、シリンダの本体の後端を巻取アーム5に設け
たブラケット5cに連結し、ピストンロッドの先端部を
樋状保持腕81に連結してある。
【0051】巻芯脱落阻止体90は図示のように形成し
た適当なバネ係数の板バネからなり、下側壁87に形成
した孔92から巻芯出口88の通路へ先端部を突出さ
せ、後端部をボルト90aで下側壁87の下面に固定し
ている。したがって巻芯脱落阻止体90は巻芯Cの巻芯
出口88への通路に弾力的に進出しており、巻芯Cの脱
落を阻止することができる。
【0052】この巻芯供給機構14では、一対の樋状保
持腕81、82間に随時に複数の巻芯を補給することが
でき、また、巻芯の長さに応じて相互間隔を変える一対
の巻取アーム5、6に一対の樋状保持腕81、82を取
り付けており、スリッター1による帯状シート分割位置
が変更されても、分割された帯状シートを巻取る巻芯C
はその帯状シート幅に相当する長さのものが用いられる
ので、一対の樋状保持腕81、82の相互間隔が巻取ア
ーム5、6の位置替えに伴い自動的に調節される。それ
ゆえ巻芯供給機構の取り扱いや、巻芯供給機構への巻芯
の補給が容易である。
【0053】図2において、ガイドローラ23を出た帯
状シートSは左側のタッチローラ9の上側外周面に巻掛
けられ、ガイドローラ24を出た帯状シートSは右側の
タッチローラ9の下側外周面に巻掛けられる。そのた
め、後側のシート仮保持機構11及び切断機構13は、
前側のシート仮保持機構10及び切断機構12に対して
上下逆向きに配置されている。なお、後側のシート仮保
持機構11では、保持バー36が、巻取開始時の巻芯C
とタッチローラ9とにより形成される上下二つの谷のう
ち下側の逆向きの谷に向き合うように、その逆向きの谷
に対して絶対的な下方に配置されているが、この場合
も、保持バー36は谷の上方に配置されていると解釈す
ることにする。
【0054】図16は後側のシート仮保持機構、切断機
構、及び接着剤付与機構について説明するための、後側
の巻取装置を省略して示すシート分割巻取装置の概略背
面図、図17は、後側のシート仮保持機構により帯状シ
ートを仮保持した状態を示す概略側面図である。
【0055】後側のシート仮保持装置11では、シート
押さえ板34を保持した保持バー36の両端付近を、一
対のレール59にスライド可能に装着した可動支持体6
0よって支持し、各可動支持体60に夫々設けたメネジ
に螺合する一対のネジ棒93をモータ94により同期し
て正逆両方向に選択的に回転駆動できるようにしてある
ため、保持バー36は、前側のシート仮保持機構10の
保持バー36と同様に作動することができ、シート仮保
持機構11は、前側のシート仮保持機構10と同様にシ
ート押さえ板37で帯状シートSをタッチローラ9上に
保持することができる。
【0056】後側の接着剤付与機構16は、前側の接着
剤付与機構15と同様な構造で、同様な動作をする。糊
付頭52を巻芯Cの、タッチローラ9に対向する部分へ
向けた状態で糊付器53を巻芯Cに平行な軸線方向に案
内する案内部材54は、保持バー36に設けてある。ま
た案内部材54に沿って糊付器53を往復移動させるた
めに、往復駆動機構55も保持バー36に設けてある。
【0057】後側の切断機構13は、切断用支持バー9
5に設けた案内部材44に沿って往復移動することがで
きる、帯状シート切断用のナイフ45を備えている。切
断用支持バー95は、フレームFに設けた一対の案内機
構96により鉛直方向に支持案内され、駆動機構97に
より駆動されることにより昇降して、図2に示す退避位
置から、図17に示す切断位置に移動することができ
る。案内機構96は切断用支持バー95に一端を固着し
た可動筒41と、可動筒41の外周にスライド可能に嵌
めフレームFに固着した案内筒40とからなり、駆動機
構97は可動筒の他の一端を押し引きする流体圧シリン
ダ装置からなる。
【0058】次に、以上のように構成されたシート分割
巻取装置において巻取ロールが完成して再び巻取りを開
始するまでの巻取再開準備動作について説明する。
【0059】図2に示すように、帯状シートSの巻取中
には前後のシート仮保持機構10、11のシート押え板
37は夫々退避位置につき、前後の切断機構12、1
3、接着剤付与機構15、16も退避位置につき、各巻
芯供給機構14は退避姿勢をとっている。また図4及び
19に示すように、切断機構12のナイフ45は案内部
材44の一端付近の待機位置につき、糊付器53は案内
部材54の一端付近の待機位置についている。また巻芯
供給機構14に新たな巻芯Cがストックされていない場
合は、一対の樋状保持腕81、82の前側壁85と後側
壁86の間に、その上端のから巻芯Cを水平な姿勢で挿
入して一対の樋状保持腕81、82に巻芯Cを装着して
おく。
【0060】巻取装置2、3で巻取ロールRが完成して
巻取りが停止すると、夫々移動駆動機構28が後退方向
に作動し、巻取アーム5、6が巻取基台4と共に所定距
離を後退し、図4、図17に示すようにタッチローラ9
と巻取ロールRとの間が開く。その後、シート仮保持機
構10、11の夫々の駆動機構39が前進方向に作動し
て保持バー36、36が図5、図17に示す進出位置に
移動する。また切断用支持バー95の駆動機構97が前
進方向に作動して、前後のナイフ45、45が切断位置
に進出すると共に、前側の糊付器用支持バー58を移動
するための流体圧シリンダ装置61が引き上げ方向に作
動して糊付器用支持バー58が図9に示す糊付位置につ
く。また巻取ロールの搬出機構30、31のコンベア装
置30a、31aがレール27に沿って昇降装置30
b、31bと共に巻取ロールRの真下に移動し、昇降装
置30b、31bが作動してコンベア装置30a、31
aが上昇し巻取ロールRを受け取り可能な位置につく。
【0061】前側のシート仮保持機構10では、進出位
置に移動した保持バー36上のシート押さえ板37が、
図6に示すように、その先端部37aで帯状シートSを
タッチローラ9と巻取ロールRとの接点Pより僅かに上
流寄りのタッチローラ9の外周面に押付けて一斉に保持
する。このときシート押さえ板37は僅かに撓んで帯状
シートSを弾力的に押圧することができ、多少の取付け
誤差や加工誤差等があっても確実に帯状シートを保持す
ることができる。シート仮保持機構10による帯状シー
トSの保持は、図7に示すように新しい巻芯Cが巻取開
始位置につくまで維持される。また後側のシート仮保持
機構11では、そのシート押え板37が前側のシート仮
保持機構10におけるシート押え板37と上下逆向きに
なるが、前側のシート仮保持機構11と同様に帯状シー
トSを保持する。
【0062】図5及び図17に示すように巻取装置2、
3上の各巻取ロールRに繋がっている帯状シートSが夫
々タッチローラ9上に保持されると、切断機構12、1
3の往復駆動機構47が夫々作動してナイフ45が図4
及び図16示す待機位置から案内部材44沿いに走行
し、このナイフ45により各帯状シートSが切断され
る。帯状シートSの切断後、ナイフ45は待機位置に復
帰する。
【0063】切断機構12、13により帯状シートSが
切断されると、巻取装置2では巻芯チャック7、8を中
心軸線方向に後退させることが可能になる。そして巻芯
チャック7、8を後退させて巻芯Cから抜くと、巻取ロ
ールRがコンベア装置30a、30b上に解放される。
その後、前後の巻取装置2、3において移動駆動機構2
8が夫々作動して巻取アーム5、6が巻取基台4と共に
後退限まで後退する。図18は前側の巻取装置2の巻取
アーム5、6が後退限に移動した状態を示す。この巻取
アーム5、6の後退が終わると、コンベア装置30a、
31aが作動して巻取ロールRを機側に搬出すると共
に、巻芯供給機構14の揺動駆動機構83が一斉に前進
方向に作動して樋状保持腕81、82が図18に示すよ
うに巻芯供給姿勢をとり、それによって、樋状保持腕8
1、82の下端の巻芯Cは、後退した一対の巻芯チャッ
ク7、8間に同心に配置される。その後、巻芯チャック
7、8が進出して、供給された新たな巻芯Cを保持す
る。搬出機構30、31は巻取ロールの搬出が終わると
レール27に沿ってタッチローラ9の下方の空間へ移動
して待機する。
【0064】巻芯チャック7、8が巻芯Cを保持する
と、揺動駆動機構83が一斉に復帰方向に作動し、一対
の樋状保持腕81、82は復帰方向に旋回して退避姿勢
をとる。樋状保持腕81、82が復帰方向に旋回し始め
ると、巻芯チャック7、8で保持した新しい巻芯Cは巻
芯出口88に向けて移動し、板バネからなる巻芯脱落阻
止体90を押し下げ、巻芯出口88を通って樋状保持腕
81、82から脱出する。
【0065】巻芯チャック7、8への巻芯Cの装着が完
了すると、前後の巻取装置2、3では移動駆動機構28
が夫々前進方向に作動し、各一対の巻取アーム5、6が
巻取基台4と共に前進し、それが接着剤付与位置に達す
ると移動駆動機構28の作動が停止する。図9は前側の
各一対の巻取アーム5、6が接着剤付与位置まで前進し
た状態を示し、このときタッチローラ9と巻芯チャック
に装着した巻芯Cとの間には糊付器53が走行するため
の空間ができている。前後の巻取装置2、3の各一対の
巻取アーム5、6が接着剤付与位置につくと、接着剤付
与機構15、16が作動して各巻芯Cのタッチローラ9
に対向する部分に接着剤Gが付与される。
【0066】巻芯Cへの接着剤Gの付与が終わって糊付
器53が待機位置に戻ると、前後の巻取装置2、3の移
動駆動機構28が夫々再び前進方向に作動して各一対の
巻取アーム5、6及び巻芯Cが巻取開始位置につき、巻
芯チャック7、8で保持した新しい巻芯Cが図7に示す
ようにタッチローラ9上に保持されている帯状シートS
の先端部に押し付けられ、帯状シートSの先端部が巻芯
C上の接着剤Gによって巻芯Cに接着される。
【0067】帯状シートSの先端が巻芯Cに接着される
と、図4、図16に示す駆動機構39が後退方向に作動
して保持バー36と共にシート押さえ板37が後退位置
に復帰し、また流体圧シリンダ装置61が押し下げ作動
して糊付器用支持バー58が退避位置に復帰し、また、
駆動機構97が引き上げ作動して切断用支持バー95が
退避位置に復帰して巻取再開準備が終了する。その後巻
取りを再開すると巻芯Cが一斉に回転し、その回転する
巻芯Cのまわりに帯状シートSの先端部が巻き付き帯状
シートSが巻取られる。
【0068】図19は本発明の他の実施形態に係るシー
ト分割巻取装置の図2に相当する側面図、図20は、図
19に示すシート分割巻取装置に用いる巻芯供給機構及
び接着剤付与装置の背面図である。このシート分割巻取
装置では、シート仮保持機構10、11は、夫々シート
押さえ板37を保持した保持バー36備え、切断機構1
2、13は、帯状シートSを挟んで保持バー36の反対
側に配設した切断用支持バー95に沿って、広幅の帯状
シートS0の全幅にわたりその幅方向に平行に往復移動
することができる帯状シート切断用のナイフ45を備え
ている。巻芯供給機構14の樋状保持腕81、82の支
持軸91は巻取アーム5、6に直接取付けてある。接着
剤付与機構100は、各一対の巻取アーム5、6毎に設
けてあり、夫々巻取アーム5、6に設けたブラケット1
01に取付けた、それ自体は公知の接着剤を噴射できる
糊付器53Aからなり、この糊付器53Aにより、退避
姿勢の樋状保持腕81、82の下端に位置する巻芯Cの
外周面に糊付頭52Aより接着剤を噴射して付与するこ
とができる。この糊付器53Aは、巻芯供給機構14に
より巻芯チャックに巻芯Cを装着したとき、その巻芯C
がタッチローラ9に対向する部分に接着剤を噴射できる
ように糊付頭52Aを配置してあり、噴射バルブ操作用
のアクチュエータ102を備え、このアクチュエータ1
02を作動させたときだけバルブが開き接着剤を噴射す
ることができるように構成してある。この場合、巻芯C
を巻芯チャックに装着すると、移動駆動機構28により
巻取アーム5を途中で停めることなく巻取開始位置まで
に移動して巻芯Cを帯状シートSの先端部に押し付けて
接着させることができる。
【0069】図21、図22は本発明の更に他の実施態
様にかかるシート分割巻取装置を示す。このシート分割
巻取装置では、タッチローラ9はガイドローラ群を支持
する一対のフレームFの固定位置に回転可能に装着して
あり、各巻取装置2、3毎に巻取ロールRに対して共通
になっている。一対の巻取アーム5、6は、巻取中に巻
芯Cをタッチローラ9へ所要の押圧力で押付け可能にす
るために、一対の巻取チャック7、8を設けた腕部5
b、6bと、腕部5b、6bをピン103で回動可能に
支持する基部5a、6aとからなり、基部5a、6aと
腕部5b、6bとの間に設けた流体圧シリンダ装置3
5、35により腕部5b、6bに回動力を付与すること
ができるよう構成されている。また、前側のシート仮保
持機構10は、巻芯Cに平行な軸線を中心に一斉に揺動
可能な複数の揺動腕104を備える。この複数の揺動腕
104は、両端をフレームに回転可能に支持された回動
軸105に夫々固設してあり、この揺動腕の先の端部が
巻取開始時に巻芯Cとタッチローラ9により形成される
谷Vの上空より該谷Vに接近離反できるように配置して
あり、回動軸105の両端付近に設けたレバー106を
流体圧シリンダ装置107により押し引き駆動すること
により揺動できるようになっている。揺動腕104の先
端にはシート押え板37が装着してあり、シート押え板
37の前縁は谷底V0に向けて突き出ている。そして流
体圧シリンダ装置107により揺動腕104をその先端
部が谷Vに接近する方向に旋回させることにより、シー
ト押え板37の前縁部により帯状シートSをタッチロー
ラ9と巻芯Cとの接点より上流寄りのタッチローラ9の
外周面に押し付けて保持することができる。接着剤付与
機構10、11は、上述の接着剤付与機構10、11と
同じように構成してあり、切断機構12、13は、その
構造を簡素化し占有空間を小さくするために、帯状シー
ト切断用のナイフ45を糊付器53に装着して構成して
あり、ナイフ45を装着するためのホルダー45aは糊
付器53の基部に固設してある。また、巻芯供給機構1
4は、複数の巻芯Cを並列に該巻芯Cの両端において保
持することができる一対の樋状保持腕108を、一対の
巻取アーム5、6の夫々にその樋状保持腕108の下端
を巻芯チャックに向けてスライド運動可能に装着し、流
体圧シリンダ装置109により、樋状保持腕108の下
端に位置する巻芯Cが巻芯チャックに同心となる巻芯供
給位置と退避位置とに移動することができ、巻芯Cを巻
芯チャック7で保持した後は、樋状保持腕108の下端
の巻芯出口から巻芯Cが脱出するよう構成してある。
【0070】本発明では、必要に応じて、図8に示す接
着剤付与機構15に替えて、図23に示すようにシート
仮保持機構21によりタッチローラ9上に保持された帯
状シートSの、巻芯チャック5に装着した巻芯Cに対向
する部分に、接着剤を噴射することができる接着剤付与
機構15Bを備えてもよい。図23に示す接着剤付与機
構15Bは、図8に示す糊付器53を、容器63に溜め
た接着剤をノズル52Bから随時噴射することができる
公知の糊付器53Bに取り替えると共に、糊付器53B
のノズル52Bを、タッチローラ9上に保持された帯状
シートSの、巻芯チャック5に装着した巻芯Cに対向す
る部分へ向けている。そしてノズル52Bから接着剤を
噴射させたり噴射を停止したりできる弁装置111を、
図8に示す制御装置75により開閉操作する。また、図
8に示す糊付器53を、接着剤をノズルから巻芯Cのタ
ッチローラに対向する部分に向けて随時噴射することが
できる公知の糊付器53Bに取り替えてもよい。この場
合、ノズルから接着剤を噴射させたり噴射を停止したり
できる弁装置を、図8に示す制御装置75により開閉操
作するようにするとよい。また、糊付頭を自動的に接着
剤が補給される多孔質部材、刷毛で構成してもよい。ま
た切断機構は帯状シート幅方向に張設した電熱線を備え
るもの等公知の切断機構を用いてもよい。
【0071】
【発明の効果】本発明のシート分割巻取装置によれば、
切断機構は巻芯を傷つけることなく帯状シートを切断す
ることができ、しかも切断した上流側の帯状シートの先
端部の長さを、再度の切断作業が不要な適度の長さとす
ることができ、シート仮保持機構は上流側の帯状シート
を、その先端部がタッチローラ外周面の巻芯との接点に
被さるように保持することができる。それゆえ、巻取装
置に装着した新しい巻芯の、タッチローラに対向する部
分、又はシート仮保持機構によりタッチローラ上に保持
された帯状シートの、巻取装置に装着した新しい巻芯に
対向する部分に接着剤を付与しておけば、巻取開始時
に、巻取装置に装着した新しい巻芯とタッチローラとが
上流側の帯状シートの先端部を挟圧し、上流側の帯状シ
ートの先端部が新しい巻芯に接着し、巻取を開始すれば
帯状シートの先端部が巻芯に自動的に巻付く。そのた
め、従来、分割された帯状シート毎に手作業で行ってい
た帯状シート先端部の巻芯への接着又は巻付け作業が不
要になり、帯状シート先端の巻付け不良に起因する歩留
低下も防ぐことができる。また巻芯供給機構により複数
の新しい巻芯をほぼ同時に各巻芯チャックに供給して装
着することが可能になり、複数の巻芯に夫々帯状シート
の先端部を一斉に接着させることができるので、帯状シ
ート先端部の巻芯への接着工程が短時間で終了し、シー
ト分割巻取装置の巻取停止時間が短縮される。更に、シ
ート押さえ板は、保持する帯状シートの剛性や厚みが多
岐にわっても、その帯状シート先端部を確実に保持でき
るので、シート分割巻取装置において、多様な厚みや材
質の帯状シートを巻取ることができる。またシート押え
板は、帯状シートの巻芯に接着される先端部付近を保持
し、その部分は最終的には破棄されるので巻取中に帯状
シートに傷をつけることもない。更に、保持バーは、広
幅の帯状シート全幅にわたって伸長しているので、複数
の板部材を保持バーに沿って装着してシート押さえ板を
構成することができ、広幅の帯状シートの幅が広い場合
でも、広幅の帯状シートの全幅に対応して伸長したシー
ト押さえ板を得ることが容易になる。
【0072】また、シート押え板が広幅の帯状シートの
全幅に対応して伸長していることにより、スリッターに
よる分割幅の変更に伴い分割された帯状シートの幅や位
置に関係無く、巻取装置毎に複数の帯状シートを一斉に
保持できるたけでなく、保持バーの案内機構や駆動機構
が簡素化され、駆動機構の制御も簡単になる。
【0073】したがって、多数条に帯状シートを分割し
て巻取るシート分割巻取装置において、巻取ロールが完
成してから次の巻取りを再開するまでの時間を大幅に短
縮することができ、稼動率を向上させることができる。
また巻取準備作業に個人差がないので、準備作業の不備
に起因する歩留の低下を防ぐこともできる。
【0074】また、巻芯のタッチローラに対向する部分
に接着剤を付与する接着剤付与機構を備えることによ
り、新しい巻芯への接着剤付与作業が省力化され、巻取
ロールが完成してから巻取りを再開するまでの作業を全
自動化することができるようになり、更に生産性の向上
を図ることができる。
【0075】また、接着剤付与機構を、巻芯に接着剤を
塗るための糊付頭及び糊付頭に補給する接着剤を保有す
る糊付器と、糊付頭を巻芯チャックに装着した巻芯の、
タッチローラに対向する部分へ向けた状態で糊付器を巻
芯に平行な軸線方向に案内する案内部材と、この案内部
材に沿って糊付器を往復移動させることができる往復移
動駆動機構と、糊付頭をそれが巻芯に接触する進出位置
と巻芯からの後退位置とに随時進出後退させることがで
きる進退機構とを備えるものとすることにより、巻芯チ
ャックに装着した巻芯の外周面のタッチローラに対向す
る部分に、その巻芯両端付近を残してほぼ全長に接着剤
を自動的に短時間で付与することができるようになる。
そのため、帯状シートが薄くて伸び易いものであっても
巻初めのシワの発生を防ぐことができる。また帯状シー
ト幅より巻芯長さが長くても、また巻芯長さに誤差があ
っても巻芯の適正な位置に適正な長さだけ接着剤を付与
でき、接着剤が帯状シートからはみ出して巻取ロール端
面等に付着し、その巻取ロールが不良品となるのを防ぐ
ことができる。また巻取ロールから再び巻戻した帯状シ
ートを巻芯から剥がし易くなり、巻芯を再利用する場合
に都合が良い。また、巻取装置に装着した巻芯に接着剤
を付与するので巻芯上の所定位置に正確に接着剤を付与
でき、接着剤を付与してから短時間で巻芯に帯状シート
先端部を接着することができるため、接着剤が比較的乾
き易いものであって確実な接着が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート分割巻取装置の概略正面図
である。
【図2】図1に示す切断線A−A沿いの断面を矢印B方
向に見た断面図である。
【図3】本発明に係るシート分割巻取装置の概略平面図
である。
【図4】前側の巻取装置を省略して示したシート分割巻
取装置の概略正面図である。
【図5】シート仮保持機構が帯状シートを仮保持した状
態を示す側面図である。
【図6】シート仮保持機構が仮保持した帯状シートを切
断した状態を示す説明図である。
【図7】接着剤を付与した巻芯を巻取開始位置に配置し
た状態を示す説明図である。
【図8】本発明に係るシート分割巻取装置に用いる接着
剤付与機構の説明図である。
【図9】前側の接着剤付与機構の糊付器が巻芯に接着剤
を付与可能な位置に配置された状態を示す説明図であ
る。
【図10】糊付器の正面図である。
【図11】糊付器の平面図である。
【図12】図10における切断線D−D沿いの断面を矢
印E方向に見た断面図である。
【図13】本発明に係るシート分割巻取装置に用いる巻
芯供給機構の背面図である。
【図14】図13に示す樋状揺動腕の側面図である。
【図15】図13に示す樋状揺動腕の平面図である。
【図16】後側の巻取装置を省略して示したシート分割
巻取装置の概略背面図である。
【図17】後側のシート仮保持機構により帯状シートを
仮保持した状態を示す概略側面図である。
【図18】樋状揺動腕が巻芯供給姿勢をとった状態を示
す概略側面図である。
【図19】本発明の他の実施形態に係るシート分割巻取
装置の概略側面図である。
【図20】図19に示すシート分割巻取装置に備えた巻
芯供給機構及び接着剤付与機構の背面図である。
【図21】本発明の他の実施形態に係るシート分割巻取
装置の概略側面図である。
【図22】本発明の他の実施形態に係るシート分割巻取
装置の概略平面図である。
【図23】本発明に係るシート分割巻取装置に用いる帯
状シート先端部への接着剤付与機構を示す概略側面図で
ある。
【符号の説明】
S0 広幅の帯状シート S 帯状シート C 巻芯 R 巻取ロール G 接着剤 1 スリッター 2 前側の巻取装置 3 後側の巻取装置 4 巻取基台 5 巻取アーム 6 巻取アーム 7 巻芯チャック 8 巻芯チャック 9 タッチローラ 10 シート仮保持機構 11 シート仮保持機構 12 切断機構 13 切断機構 14 巻芯供給機構 15 接着剤付与機構 16 接着剤付与機構 28 移動駆動機構 36 保持バー 37 シート押さえ板 38 案内機構 39 駆動機構 44 案内部材 45 ナイフ 46 可動体 47 往復駆動機構 52 糊付頭 53 糊付器 54 案内部材 55 往復駆動機構 56 進退機構 58 糊付用支持バー 62 塗布用ローラ 63 容器 64 ベルト 69 可動腕 70 流体圧シリンダ装置 75 制御装置 81 樋状保持腕 82 樋状保持腕 83 揺動駆動機構 90 脱落阻止体 91 支持軸 94 モータ 95 切断用支持バー 96 案内機構 97 駆動機構 100 接着剤付与機構 104 揺動腕 105 回動軸 107 流体圧シリンダ装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】広幅の帯状シートを複数の所要幅の帯状シ
    ートに分割するスリッターと、前記スリッターにより分
    割された帯状シートを回転駆動される夫々の巻芯のまわ
    りに一斉に巻取るための、帯状シート長手方向に間隔を
    おいて配設した第1の巻取装置と第2の巻取装置とを備
    え、前記スリッターにより分割された複数の帯状シート
    を交互に第1の巻取装置と第2の巻取装置とへ供給して
    回転駆動される巻芯のまわりに巻取ることにより巻取ロ
    ールを形成することとし、前記第1の巻取装置及び第2
    の巻取装置の夫々を、前記巻芯の長手方向に位置替え可
    能に巻取基台に装着した、前記巻芯毎に一対になる複数
    の巻取アーム、並びに前記巻取アームの一対毎に設け
    た、前記巻芯が共通の中心軸線上に並ぶように該巻芯の
    両端を着脱可能に保持する巻芯チャック、及び前記巻取
    ロールに帯状シート巻取中に接触する、前記巻取ロール
    毎の又は各巻取ロールに共通のタッチローラを含むもの
    とするシート分割巻取装置であって、巻取開始時に巻芯
    とタッチローラにより形成される谷の上方より該谷に接
    近離反可能に配設すると共に前記広幅の帯状シート全幅
    にわたって伸長した保持バー、及び前記保持バーに装着
    したシート押え板を備え、かつ前記保持バーを前記谷に
    接近させることによって、前記保持バーから前記谷の底
    へ向けて突き出た前記シート押え板の前縁部により前記
    帯状シートを前記タッチローラと前記巻芯との接点より
    上流寄りのタッチローラ外周面に押し付けて保持するこ
    とができる、前記第1の巻取装置及び第2の巻取装置に
    夫々対応するように配設したシート仮保持機構と、前記
    シート押さえ板の前縁部によりタッチローラの外周面上
    に押付けて保持した帯状シートを、前記タッチローラと
    巻芯との接点より所定長さ下流側に寄った位置で幅方向
    に切断することができる、前記第1の巻取装置及び第2
    の巻取装置に夫々対応するように配設した切断機構と、
    前記一対の巻芯チャック間に夫々巻芯を供給することが
    できる、前記巻取アームの一対毎に対応するように配設
    した巻芯供給機構とを備えたことを特徴とするシート分
    割巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記シート押え板が、前記広幅の帯状シ
    ートの全幅に対応して伸長していることを特徴する請求
    項1に記載のシート分割巻取装置。
  3. 【請求項3】 前記切断機構のうち少なくとも片方が、
    広幅の帯状シートの全幅にわたりその幅方向に平行に延
    設された案内部材に沿って往復移動することができる、
    帯状シートを切断するためのナイフを備えており、前記
    案内部材が前記保持バーに設けてあることを特徴とする
    請求項1記載のシート分割巻取装置。
  4. 【請求項4】 新たな巻芯のタッチローラに対向する部
    分に接着剤を付与する接着剤付与機構を備えることを特
    徴とする請求項1若しくは請求項2又は請求項3に記載
    のシート分割巻取装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の巻取装置及び第2の巻取装置
    に対応するように夫々配設した、前記巻芯チャックに装
    着した巻芯の、タッチローラに対向する部分に接着剤を
    付与する接着剤付与機構を備えることを特徴とする請求
    項1に記載のシート分割巻取装置。
  6. 【請求項6】 前記接着剤付与機構が、前記巻芯に接着
    剤を塗るための糊付頭及び該糊付頭に補給する接着剤を
    保有する糊付器と、前記糊付頭を前記巻芯の、タッチロ
    ーラに対向する部分へ向けた状態で前記糊付器を前記巻
    芯に平行な軸線方向に案内する案内部材と、前記案内部
    材に沿って前記糊付器を往復移動させることができる往
    復移動駆動機構と、前記糊付頭をそれが前記巻芯に接触
    する進出位置と巻芯からの後退位置とに随時進出後退さ
    せることができる進退機構とを備えることを特徴とする
    請求項5に記載のシート分割巻取装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の巻取装置及び第2の巻取装置
    に対応するように夫々配設した、前記巻芯チャックに装
    着した巻芯の、タッチローラに対向する部分に帯状シー
    ト先端接着用の接着剤を付与する接着剤付与機構を備
    え、前記接着剤付与機構が、前記巻芯に接着剤を塗るた
    めの糊付頭及び糊付頭に補給する接着剤を保有する糊付
    器と、前記糊付頭を前記巻芯の、タッチローラに対向す
    る部分へ向けた状態で前記糊付器を前記巻芯に平行な軸
    線方向に案内する案内部材と、前記案内部材に沿って前
    記糊付器を往復移動させることができる往復移動駆動機
    構と、前記糊付頭を、前記巻芯に接触する進出位置と巻
    芯からの後退位置とに随時進出後退させる進退機構とを
    備え、前記接着剤付与機構のうちの少なくとも片方にお
    ける前記案内部材が、前記保持バーに設けてあることを
    特徴とする請求項1記載のシート分割巻取装置。
  8. 【請求項8】 前記巻芯チャックに装着した巻芯の、タ
    ッチローラに対向する部分に、帯状シート先端接着用の
    接着剤を付与する接着剤付与機構を、前記第1の巻取装
    置及び第2の巻取装置に夫々対応するように備え、前記
    接着剤付与機構が、前記巻芯に接着剤を塗るための糊付
    頭及び糊付頭に補給する接着剤を保有する糊付器と、前
    記糊付頭を前記巻芯の、タッチローラに対向する部分へ
    向けた状態で前記糊付器を前記巻芯に平行な軸線方向に
    案内する案内部材と、前記案内部材に沿って前記糊付器
    を往復移動させることができる往復移動駆動機構と、前
    記糊付頭を、前記巻芯に接触する進出位置と巻芯からの
    後退位置とに随時進出後退させる進退機構とを備え、前
    記切断機構のうちの少なくとも片方が、前記糊付器に装
    着した、帯状シートを切断するためのナイフからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のシート分割巻取装置。
  9. 【請求項9】 前記シート仮保持機構により前記タッチ
    ローラ上に保持された帯状シートの、前記巻芯チャック
    に保持された巻芯に対向する部分に、夫々接着剤を噴射
    する接着剤付与機構を、前記第1の巻取装置及び第2の
    巻取装置に夫々対応するように備える請求項1に記載の
    シート分割巻取装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の巻取装置及び第2の巻取装
    置に夫々対応するように配設した前記シート仮保持機構
    のうちの少なくとも一つに代えて、複数の揺動腕を、巻
    芯に平行な軸線を中心に一斉に回動可能かつ当該揺動腕
    の先端部が、巻取開始時に巻芯とタッチローラにより形
    成される谷の上空より該谷に接近離反可能に配設し、前
    記揺動腕の先端部に前記揺動腕にシート押え板を該シー
    ト押え板の前縁部が前記谷の底に向けて突き出た状態で
    装着し、前記揺動腕を、該揺動腕の先端が前記谷に接近
    する方向に揺動することによって、前記シート押え板の
    前縁部により前記帯状シートを、前記タッチローラと前
    記巻芯との接点より上流寄りのタッチローラ外周面に押
    し付けて保持することができるシート仮保持機構を備え
    る請求項1に記載のシート分割巻取装置。
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CN108584497A (zh) * 2018-06-29 2018-09-28 常州永盛新材料装备股份有限公司 一种超薄柔性基材的不停机接膜装置

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