JP2003334850A - 熱可塑性樹脂発泡体の成形方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂発泡体の成形方法

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JP2003334850A JP2002147544A JP2002147544A JP2003334850A JP 2003334850 A JP2003334850 A JP 2003334850A JP 2002147544 A JP2002147544 A JP 2002147544A JP 2002147544 A JP2002147544 A JP 2002147544A JP 2003334850 A JP2003334850 A JP 2003334850A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱可塑性樹脂の内部に均一な厚みの発泡層を
有する熱可塑性樹脂発泡体の成形方法を提供する。 【解決手段】 例えば超臨界状態のCOを予め含浸し
た溶融樹脂を用いて射出成形を行う。溶融樹脂は、予め
COが充填されたチャンバー内で、上面が開放された
金型容器に射出充填される。金型容器は、溶融樹脂充填
時の流動抵抗が極めて低く、容器内で圧力差は生じな
い。チャンバー内のCOは溶融樹脂に対して可塑材と
して機能し、溶融樹脂の粘性が低く保たれる。溶融樹脂
が金型端部まで十分に広がると共に、金型容器の成形パ
ターン内部にまで十分に溶融樹脂が侵入する。次いで、
プレス金型で金型容器の開放面を閉鎖し、溶融樹脂を加
圧することにより、型締めされる。さらに、金型容器及
びプレス金型で画成される空間容積を増大させることに
より、溶融樹脂内部のCOが圧力低下により気化し、
溶融樹脂の内部は発泡状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超臨界流体を用いた熱
可塑性樹脂発泡体の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、超臨界流体を用いた熱可塑性樹脂
発泡材の形成方法が開発されている。超臨界流体は、液
体に近い溶解性と気体と同程度の拡散性及び浸透性を有
しているので、短時間で樹脂中に含浸する。また、超臨
界流体を用いることにより、従来の化学発泡法やガス発
泡法等では困難であった微細な発泡セルを樹脂内部に形
成できるため、軽量かつ剛性重量比の高い発泡体を製造
することができる。この発泡体の基礎となる形成方法
が、米国特許5,158,986号に記載されている。
この公報によれば、1)熱可塑性樹脂を押し出し成形に
よりシート化し、そのシートを超臨界状態のCOを充
満した加圧室に導入することで樹脂シート内に超臨界流
体であるCOを含浸させ、大気圧の発泡室で加熱発泡
させることにより発泡体を形成する方法や、2)樹脂を
押し出し機で溶融させながら、樹脂内へ超臨界状態のC
を含浸させ、シート状に押し出した成形品を加圧室
に導入し、加圧室内の圧力変化により発泡体となるセル
核を形成し、そのセル核を加熱冷却することにより、所
望のセル径やセル密度を得る方法が開示されている。
【0003】上記発泡体を射出成形により成形した例と
して、射出成形機のシリンダ内で溶融した熱可塑性樹脂
に超臨界状態のCO等の不活性ガスを含浸させ、その
熱可塑性樹脂を金型内に射出充填させた後、金型内を減
圧することにより発泡させる装置及び成形方法が、特開
平08−258096、特開平10−230528、特
開2001−9882等に提案されている。特開平10
−230528では、溶融樹脂の射出充填後に、金型の
一部分あるいは一面全体を後退させてキャビティ容積を
増大させ、キャビティ内を減圧することにより、熱可塑
性樹脂の発泡制御を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記射
出成形方法では、キャビティを型締めによって閉じた状
態で超臨界流体を含浸した溶融樹脂を射出充填するの
で、特に、薄肉で大きな表面積を有する成形品の場合、
溶融樹脂の充填口とキャビティ末端部とでは樹脂内の圧
力差が大きくなる。したがって、キャビティ末端部に至
るまで溶融樹脂を充填するには、溶融樹脂の射出充填圧
を高くする必要がある。これに伴い、その充填圧に耐え
得るキャビティの型締め圧が必要となるが、型締め圧を
高くすることで充填される溶融樹脂の流動抵抗が増し、
キャビティ内における圧力差をさらに増大させる要因と
なる。
【0005】また、射出成形機の可塑化シリンダで加圧
された溶融樹脂に含浸されている超臨界流体は、キャビ
ティへ射出された際に減圧されることによりガス化し、
溶融樹脂の表面から発泡する。したがって、樹脂表面層
に平滑な無発泡層を形成する場合には、溶融樹脂の表面
が発泡状態のまま金型により冷却されて固化することを
防止する必要がある。そこで、従来の超臨界流体を用い
た成形方法では、金型表面やその近傍を熱伝導率の低い
材料とすることにより、溶融樹脂の熱量が金型に奪われ
るのを抑制し、樹脂表面の急激な冷却を抑制する方法が
提案されている。この方法によれば、樹脂の粘性は低下
し、樹脂への金型パターンの転写性も向上する。しかし
ながら、樹脂内部に発泡層を形成するためには、樹脂表
面に無発泡のスキン層が形成された後に、樹脂内部の粘
性が低い状態でキャビティ内圧を低下させる必要があ
る。一方、樹脂表面に微細な金型パターンを転写するた
めには、キャビティ内圧を増大させて溶融樹脂を金型パ
ターンに十分に侵入させなければならない。これらの条
件を同時に満たすことは難しく、これまで安定した発泡
体を得ることができなかった。
【0006】本発明の目的は、熱可塑性樹脂の内部に均
一な厚みの発泡層を有する熱可塑性樹脂発泡体の新規な
成形方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、金型に溶融樹脂を充填することにより熱可塑性樹
脂発泡体を成形する方法であって、上記溶融樹脂に加圧
COを含浸することと;COが充填されたチャンバ
ー内に配置され且つ上面が開放された金型容器に、CO
が含浸された溶融樹脂を充填することと;金型容器に
充填された溶融樹脂を、プレス金型を用いて加圧するこ
とと;上記溶融樹脂を加圧した後に、金型容器とプレス
金型で画成される空間の容積を増大させて溶融樹脂を発
泡させることを含む熱可塑性樹脂発泡体の成形方法が提
供される。
【0008】本発明においては、例えば超臨界状態のC
を予め含浸した溶融樹脂を用いて射出成形を行う。
溶融樹脂は、予めCOが充填されたチャンバー内で、
上面が開放された金型容器に射出充填される。金型容器
は、上面が開放されていることにより、溶融樹脂が充填
される際の流動抵抗が極めて低いので、容器内で溶融樹
脂の圧力差は生じない。予めチャンバー内に充填された
COは溶融樹脂に対して可塑材として機能することに
より、溶融樹脂の粘性が低く保たれる。溶融樹脂の低流
動抵抗及び低粘性により、溶融樹脂が金型の端部まで充
分に広がると共に、金型容器の底面に形成されている成
形パターン内部にまで十分に溶融樹脂が侵入する。次い
で、プレス金型を用いて金型容器の開放面を閉鎖すると
共に、溶融樹脂を加圧することにより、型締めが行われ
る。溶融樹脂の表面が金型容器及びプレス金型によって
冷却され固化することにより、金型パターンが溶融樹脂
に転写される。さらに、金型容器に相対してプレス金型
を移動させて、金型容器及びプレス金型で画成される空
間の容積を増大させる。これにより、空間内部の圧力が
低下し、溶融樹脂が膨張する。同時に、溶融樹脂に予め
含浸されていたCO が圧力低下により気化し、溶融樹
脂の内部は発泡状態となる。この状態で溶融樹脂を冷却
することにより、熱可塑性樹脂発泡体を得ることができ
る。
【0009】本発明の第2の態様によれば、金型に溶融
樹脂を充填することにより熱可塑性樹脂発泡体を成形す
る方法であって、上記溶融樹脂に加圧COを含浸する
ことと;COが充填されたチャンバー内に配置され且
つ上面が開放された金型容器に、COが含浸された溶
融樹脂を充填することと;金型容器に充填された溶融樹
脂を、プレス金型を用いて加圧することと;上記溶融樹
脂を加圧した後に、金型容器とプレス金型で画成される
空間内のCOの圧力を低下させて溶融樹脂を発泡させ
ることを含む熱可塑性樹脂発泡体の成形方法が提供され
る。
【0010】本発明においては、例えば超臨界状態のC
を予め含浸した溶融樹脂を用いて射出成形を行う。
溶融樹脂は、予めCOが充填されたチャンバー内で、
上面が開放された金型容器に射出充填される。金型容器
は、上面が開放されていることにより、溶融樹脂が充填
される際の流動抵抗が極めて低いので、容器内で溶融樹
脂の圧力差は生じない。予めチャンバー内に充填された
COは溶融樹脂に対して可塑材として機能することに
より、溶融樹脂の粘性が低く保たれる。溶融樹脂の低流
動抵抗及び低粘性により、溶融樹脂が金型の端部まで充
分に広がると共に、金型容器の底面に形成されている成
形パターン内部にまで十分に溶融樹脂が侵入する。次い
で、プレス金型を用いて金型容器の開放面を閉鎖すると
共に、溶融樹脂を加圧することにより、型締めが行われ
る。溶融樹脂の表面が金型容器及びプレス金型によって
冷却され固化することにより、金型パターンが溶融樹脂
に転写される。さらに、金型容器及びプレス金型で画成
された空間内のCOの圧力を、例えば、プレス金型内
部に設けた通路及びプレス金型外部に設けた排気管を通
してCOをチャンバー外部に排気することにより低下
させる。同時に、溶融樹脂に予め含浸されていたCO
が圧力低下により気化し、溶融樹脂の内部は発泡状態と
なる。この状態で溶融樹脂を冷却することにより、熱可
塑性樹脂発泡体を得ることができる。
【0011】本発明の第1及び第2の態様においては、
溶融樹脂をプレス金型で加圧する工程及び/又は発泡工
程は、COを充填したチャンバー内で行ってもよく、
あるいは別の場所に金型容器を移送して行ってもよい。
【0012】本発明の第3の態様によれば、熱可塑性樹
脂発泡体を成形する方法であって、溶融樹脂に加圧CO
を含浸することと;COが充填されたチャンバー内
に配置され且つ上面が開放された容器に、COが含浸
された溶融樹脂を充填することと;上記容器に充填され
た上記溶融樹脂を、上記チャンバー内のCOの圧力を
低下させて発泡させることを含む熱可塑性樹脂発泡体の
成形方法が提供される。
【0013】本発明においては、例えば超臨界状態のC
を予め含浸した溶融樹脂を用いて射出成形を行う。
溶融樹脂は、予めCOが充填されたチャンバー内で、
上面が開放された容器に射出充填される。容器は、上面
が開放されていることにより、溶融樹脂が充填される際
の流動抵抗が極めて低いので、容器内で溶融樹脂の圧力
差は生じない。予めチャンバー内に充填されたCO
溶融樹脂に対して可塑材として機能することにより、溶
融樹脂の粘性が低く保たれる。溶融樹脂の低流動抵抗及
び低粘性により、溶融樹脂が容器の端部まで充分に広が
ると共に、容器の底面に形成されている成形パターン内
部にまで十分に溶融樹脂が侵入する。次に、必要に応じ
て、例えば、容器を回転ステージ等を用いて回転させて
容器上の溶融樹脂の厚みを均一にした後、チャンバー内
のCOの圧力を低下させる。これにより、チャンバー
内部の圧力が低下する。同時に、溶融樹脂に予め含浸さ
れていたCOが圧力低下により気化し、溶融樹脂の内
部は発泡状態となる。この状態で溶融樹脂を冷却するこ
とにより、熱可塑性樹脂発泡体を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図を用い
て説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0015】
【実施例1】本発明に用いた熱可塑性樹脂発泡体を成形
するための成形装置を、図1及び2を用いて説明する。
本成形装置は、図2に示すように、主に、チャンバー
1、射出充填部5、型締部4、成形品取出部21及び移
動金型予熱部22からなる。なお、図1は、図2におけ
るA’−A’線の断面を示した図である。
【0016】チャンバー1は、図2に示すように、直径
1000mm、高さ200mmの円筒状に形成されてい
る。チャンバー1は、円筒の中心軸AXを中心として、
外周部まで放射状に延在する壁15、16、17及び1
8により、その内部が4つのサブチャンバー11、1
2、13及び14に区画されている。壁15、16、1
7及び18は、それぞれ上下動を行う機構(不図示)に
より上下動可能であり、例えば、壁15、16が上昇し
ているときにサブチャンバー11は密閉される。チャン
バー1には、移動金型20を、チャンバー1の中心軸A
Xを中心として回転移動させるための搬送装置19が設
けられている。搬送装置19は、中心軸AX上に位置す
るロータ100と、ロ―タ100から放射状に延在する
4本のアーム101とを有しており、各アームの先端に
は移動金型20を把持する不図示のチャックが設けられ
ている。ロータ100の回転(時計方向)により、移動
金型20が各サブチャンバー間を移動するときのみ、該
当する壁が下降しサブチャンバー間の雰囲気を連通さ
せ、移動金型20の移動が完了すると、該当する壁が上
昇し再びサブチャンバー同士を隔離する。図2に示した
ように、ロータ100の回転により、移動金型20はサ
ブチャンバー11〜14を順次移動して、各サブチャン
バーで作業が行われる。サブチャンバー11では、移動
金型20に樹脂の射出成形と型締め(圧縮)が行われ
る。サブチャンバー12、14は待機室であり、サブチ
ャンバー13では成形品の取出し及び移動金型20の加
熱が行われる。
【0017】各移動金型20は、金型用鋼材である日立
金属社製HPM38からなる円筒状の金属容器である。
図3に示すように、移動金型20の底面20aには、所
望の凹凸パターンが形成されたスタンパ23が、不図示
のスタンパ押えを介して設置されている。
【0018】図1及び2に示すように、サブチャンバー
11の上方には、時計回り方向に順に、射出充填部5及
び型締部4が配置されている。射出充填部5及び型締部
4は、このサブチャンバー11において、移動金型20
への溶融樹脂の射出充填及び金型の型締めをそれぞれ行
なう。
【0019】中心軸AXに関してサブチャンバー11に
対向するサブチャンバー13内は、成形品取出部21及
び移動金型予熱部22が設けられており、サブチャンバ
ー13の内部が大気圧状態に維持されている。移動金型
予熱部22における加熱手段として、高周波誘導加熱ま
たはマイクロ波加熱等が用いられる。予め移動金型20
を加熱することによって、移動金型20上に射出充填さ
れる溶融樹脂の温度をガラス転移温度以上に維持するこ
とができる。
【0020】射出充填部5は、図1に示すように、溶融
樹脂の可塑化部2、射出部3及びステージ70からな
る。可塑化部2及び射出部3は、スクリュー・プリプラ
式の射出機構で構成されている。可塑化部2は先端にあ
るノズル2’が水平面に対して斜め下向きとなるように
配置されている。可塑化部2は、主にシリンダ33、ス
クリュー37及びヒーター36から構成される。スクリ
ュー37は、シリンダ33の内部に配置され、シリンダ
33内に充填された溶融樹脂を可塑化する。ヒーター3
6は、シリンダ33の周囲に配置され、シリンダ33内
で可塑化された溶融樹脂の可塑状態を維持するために、
シリンダ33を加熱する。シリンダ33の側面には、第
1ベントポート34及び第2ベントポート35が形成さ
れている。第1ベントポート34は、シリンダ33内
で、スクリュー37の回転により可塑化された樹脂から
発生したモノマー成分等の揮発ガスを、真空ポンプ32
を用いて外部に排気するために用いられる。また、第2
ベントポート35は、超臨界状態の加圧COを、CO
ガスボンベ38から加圧CO発生装置39を介し
て、シリンダ33内に充填するために用いられる。
【0021】射出部3は、射出シリンダ40及びゲート
開閉シリンダ42で構成されている。射出シリンダ40
は、可塑化部2の下方に配置され、水平方向に延在す
る。射出シリンダ40内部には、射出プランジャー41
が配置され、射出シリンダ40内に充填された溶融樹脂
を射出する。射出プランジャー41は、射出シリンダ4
0先端近傍に形成された溶融樹脂供給口40’から後退
した位置に配置されている。射出プランジャー41の位
置により、ゲート開閉シリンダ42を介して移動金型2
0内に射出充填される溶融樹脂の量が決定される。ま
た、射出シリンダ40の溶融樹脂供給口40’で射出シ
リンダ40の内部と可塑化部2のノズル2’とが通じ
る。ゲート開閉シリンダ42は、射出シリンダ40の先
端部に隣接して鉛直方向に延在しており、その先端がサ
ブチャンバー11内部に至っている。ゲート開閉シリン
ダ42の内部には、ゲート開閉ピストン45が配置され
ており、ゲート開閉ピストン45によってゲート開閉シ
リンダ42内に充填された溶融樹脂がサブチャンバー内
に射出される。また、ゲート開閉シリンダ42の周囲に
はバンドヒーター43が設置されており、バンドヒータ
ー43によってゲート開閉シリンダ42内に充填された
溶融樹脂の温度制御が行われる。射出シリンダ40のノ
ズル40”は、ゲート開閉シリンダ42と所定の高さ位
置において連通している。ステージ70は、サブチャン
バー11内において、ゲート開閉シリンダ42の下方に
配置される。ステージ70は、モーター90上に、モー
ター90の軸BXを中心に回転可能に設置されている。
ステージ70上面には、搬送装置(19)によって搬送
されてきた移動金型20が載置され、この移動金型20
上に溶融樹脂が射出充填される。
【0022】型締部4は、図1に示すように、主に、プ
レスステージ50、ステージドライバ51及びプレスシ
リンダ52からなる。プレスステージ50は、サブチャ
ンバー11内部でステージドライバ51の上面に設置さ
れる。また、プレスステージ50の上面には、射出充填
部5より搬送装置(19)により搬送されてきた移動金
型20が載置される。ステージドライバ51を駆動させ
ることにより、プレスステージ50を介して移動金型2
0が上下動する。プレスシリンダ52は、サブチャンバ
ー11の上部に設置されている。プレスシリンダ52の
内部には、シリンダ内を鉛直方向に上下動するプレスピ
ストン53が設置されている。また、プレスピストン5
3の下面にプレス金型54が取り付けられている。プレ
ス金型54は、プレスピストン53を下降したときに、
移動金型20の凹部と嵌合して凹部内の樹脂を圧縮す
る。
【0023】次に、熱可塑性樹脂発泡体の成形方法につ
いて、図1及び3を用いて説明する。まず、溶融樹脂の
射出充填工程について説明する。図示しない乾燥機よ
り、射出充填部5における可塑化部2のホッパ30に、
ポリカーボネートからなるペレット(成形材料)が供給
される。次いで、ペレットは、ホッパ30の周囲に設置
されたヒーター31によって、ホッパ30内部で加熱さ
れ、より乾燥状態が促進される。このとき、ホッパ30
内部は真空ポンプ32により脱気される。次いで、乾燥
ペレットは、可塑化部2のシリンダ33に供給される。
第1ベントポート34から可塑化時に発生する揮発ガス
を真空ポンプ32より脱気させ、溶融樹脂を飢餓状態に
する。次いで、溶融樹脂が供給されたシリンダ33内
に、第2ベントポート35から超臨界流体である加圧C
を充填する。
【0024】シリンダ33において加圧COが充填さ
れた溶融樹脂は、スクリュー37が回転することによ
り、シリンダ33のノズル2’を介して、射出シリンダ
40に充填される。次いで、射出シリンダ40の射出プ
ランジャー41を前進(押出)させることによって、射
出シリンダ40内に供給された溶融樹脂のみが、射出シ
リンダ40のノズル40”を介してゲート開閉シリンダ
42に供給される。射出プランジャー41の先端が射出
シリンダ40のノズル40”まで移動した状態では、溶
融樹脂供給口40’が射出プランジャー41によって塞
がれる。これにより、可塑化部2のシリンダ33内部は
閉塞状態となる。この状態で、シリンダ33内のスクリ
ュー37を回転させることにより、シリンダ33内部に
存在する溶融樹脂の圧力を高く維持することができる。
次いで、ゲート開閉シリンダ42に供給された溶融樹脂
をバンドヒーター43で温度制御する。次いで、ゲート
開閉ピストン45の先端部46を上昇させることによ
り、ゲート開閉シリンダ42のゲート47が開放され、
移動金型20上に溶融樹脂が充填される。
【0025】図3は、図1中の符号Aの部分を拡大した
図である。ゲート開閉シリンダ42のゲート47から、
溶融樹脂RSが移動金型20上に設置されたスタンパ2
3上に充填される。このとき、移動金型20は上方が開
放された容器であるので、溶融樹脂RSはその流路を制
限されることなく、底面20aに設置されたスタンパ2
3上に流れ出す。サブチャンバー11内部には、CO
ガスボンベ38から加圧CO発生装置39を介して供
給されたCOが、圧力10MPaで予め充填されてい
る。このCOが、溶融樹脂RSの可塑材として機能す
る。これにより、射出充填された溶融樹脂RSの粘性が
低く保たれる。また、このCOにより、溶融樹脂RS
内に含浸されている加圧COや残留ガスの揮発による
発泡や、空気等が溶融樹脂内に取り込まれることによる
発泡を抑制することができる。さらに、サブチャンバー
11内のCOの圧力を一定に保つことにより、溶融樹
脂RSに予め含浸されている加圧COの含有量の変化
を抑制できる。これにより、高アスペクト比で微細なパ
ターンを有するスタンパを移動金型20に設置した場合
においても、パターンの細部に至るまで溶融樹脂を十分
侵入させることができる。
【0026】次に、溶融樹脂に金型パターンの転写工程
について、図1を用いて説明する。まず、射出充填部5
で溶融樹脂の充填が行われた移動金型20を、同一サブ
チャンバー内のプレスステージ50上に搬送装置(1
9)を用いて移動する。次いで、プレスピストン53を
鉛直方向に押し下げることにより、プレス金型54を移
動金型20に嵌合させる。これにより、移動金型20上
の溶融樹脂が圧縮される。プレス金型54により、露出
している溶融樹脂の表面がほぼ一様な圧力で圧縮される
ため、溶融樹脂の内部圧力差は殆ど生じない。このとき
のプレス金型54の表面は、COを含浸した溶融樹脂
のガラス転移温度以上であることが望ましい。溶融樹脂
はほぼ均等な圧力でプレス金型54の金型面に接触する
ので、溶融樹脂の表面は一様に冷却され固化する。
【0027】次いで、溶融樹脂の表面が固化している
が、溶融樹脂内部が未だ固化していない状態で、移動金
型20をステージドライバ51によって下降させる。こ
れにより、移動金型20とプレス金型54で画成される
空間の容積が増大すると共にその内圧が低下する。同時
に、溶融樹脂内に予め含浸されていた超臨界状態のCO
が、圧力低下により気化し、溶融樹脂は発泡状態とな
る。この状態で溶融樹脂が冷却されることにより、溶融
樹脂が固化して内部に発泡層を有する樹脂成形品を形成
することができる。また、溶融樹脂内部が未だ固化して
いない状態で、再度加圧することにより、樹脂内部を無
発泡状態に戻すことも可能である。
【0028】こうして、内部が発泡化された樹脂成形品
は、搬送装置(19)により、サブチャンバー12、1
3の順に移動される。図2に示すように、移動金型20
をサブチャンバー11からサブチャンバー13に移動す
る際に、まず、サブチャンバー11と12の間に位置す
る壁16が下降し、サブチャンバー11と12の雰囲気
を連通させる。次いで、搬送装置19によって移動金型
20がサブチャンバー11からサブチャンバー12に移
送される。移動金型20がサブチャンバー12に完全に
侵入した状態で壁16が上昇し、サブチャンバー11と
12の雰囲気が隔離される。次いで、サブチャンバー1
2と13の間に位置する壁17が下降し、サブチャンバ
ー12と13の雰囲気が連通する。搬送装置19によっ
て、移動金型20をサブチャンバー12からサブチャン
バー13に移動した後、壁17を上昇する。こうするこ
とで、サブチャンバー11と13を直接連通させること
なくサブチャンバー11から13に移動金型20を移送
することができる。
【0029】サブチャンバー13に移送された移動金型
20は、成形品取出部21に位置付けられる。成形品取
出部21では、移動金型20内で固化した成形品が、図
示しない取出口から装置外に取り出される。次いで、空
となった移動金型20は、搬送装置19により移動金型
予熱部22に移送される。移動金型予熱部22では、次
の射出成形のために移動金型20が加熱される。
【0030】移動金型予熱部22で加熱された移動金型
20は、搬送装置19により、サブチャンバー14、1
1の順に移動される。まず、サブチャンバー13と14
の間に位置する壁18が下降し、サブチャンバー13と
14の雰囲気を連通させる。次いで、搬送装置19によ
って移動金型20がサブチャンバー13からサブチャン
バー14に移送される。移動金型20がサブチャンバー
14に完全に侵入した状態で、壁18が上昇し、サブチ
ャンバー13と14の雰囲気が隔離される。次いで、サ
ブチャンバー14と11の間に位置する壁15が下降
し、サブチャンバー14と11の雰囲気が連通する。搬
送装置19によって、移動金型20をサブチャンバー1
4からサブチャンバー11に移動した後、壁15を上昇
する。こうすることで、サブチャンバー13と11を直
接連通させることなくサブチャンバー13から11に移
動金型20を移送することができ、サブチャンバー13
における移動金型予熱部22で発生した熱がサブチャン
バー11に伝わることが防止される。
【0031】以上のように、移動金型20を本成形装置
の各動作部間で移動させることにより、一連の成形作業
が行われる。本成形装置の搬送装置19には、上述の通
り4本のアームが設けられているので、4つの移動金型
をそれぞれの動作部で、同時に処理することができる。
例えば、射出充填部において、ある移動金型20に溶融
樹脂の充填が行われている最中に、溶融樹脂充填の準備
段階として別の移動金型20が移動金型予熱部22で加
熱される。このような、装置内部での効率的な作業が行
われることにより、成形品のスループットが向上され
る。
【0032】
【実施例2】本発明における第2の実施形態について、
図4を用いて説明する。上記実施例では、金型プレスし
た後に移動金型20を所定距離だけ下降させることによ
り、溶融樹脂内部に発泡層を形成したが、本実施例で
は、移動金型20と金型プレス54の間を閉塞した状態
で、その閉塞した空間の内部圧力を低下させることによ
り溶融樹脂内部に発泡層を形成した。図4に示すよう
に、溶融樹脂RSが充填された移動金型20とプレス金
型54を嵌合させた状態でその内部を閉塞する。プレス
金型54内部には、溶融樹脂との接触面である面54a
の端部近傍から金型の側面に至るまで通路54’が設け
られている。また、プレス金型54の側面に形成されて
いる通路54’の開口部からサブチャンバー11の外部
にかけて、排気管55が設けられている。サブチャンバ
ー11外の排気管55には、電磁弁77が設けられてい
る。電磁弁77を作動させることにより、空間80内の
COが、通路54’及び排気管55を介して、サブチ
ャンバー11の外部に排気される。これにより、閉塞し
た空間80内のCOの量が減少する。よって、空間8
0の内圧は低下する。これに伴い、溶融樹脂内部に含浸
されている超臨界流体である加圧COの圧力も低下
し、溶融樹脂内部のCOが発泡する。この状態で溶融
樹脂が冷却されることにより、溶融樹脂が固化して内部
に発泡層を有する樹脂成形品を形成することができる。
【0033】
【変形例】本発明における変形例を、図1を用いて説明
する。上記実施例では、移動金型20に溶融樹脂を充填
した後に、移動金型20を型締部4に移動して溶融樹脂
の型締めを行うことにより熱可塑性樹脂発泡体を成形し
たが、本変形例においては、移動金型20に溶融樹脂を
充填した後に、移動金型を射出充填部下方に配置したま
ま、ステージ70に連結したモーター90を駆動して移
動金型20を回転させる。金型が回転することにより、
移動金型20上に射出充填された溶融樹脂は移動金型2
0の遠心力により金型表面全体に広がり、その膜厚が均
一となる。この状態で、サブチャンバー11内のCO
圧力を低下させる。この圧力制御により、溶融樹脂内部
に含浸しているCOが発泡状態となり、ステージ70
に埋設された冷却装置(不図示)等で冷却することで、
樹脂内部に均一な発泡層を形成することができる。この
方法を用いることにより、型締めすることなく、厚さ
0.1mm程度の薄い熱可塑性樹脂発泡体を成形するこ
とが可能である。また、本変形例では、金型を搬送装置
で別の場所に移動することなく、熱可塑性樹脂発泡体を
製造することができる。
【0034】上記実施例及び変形例では、ペレット(成
形材料)として、ポリカーボネートを用いたが、これに
限らず、例えば、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリオ
レフィン、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリフ
ェニレンオキシド、ポリメチルペンテン、ポリエーテル
イミド、ABS樹脂等、または、それらの共重合体を用
いることができる。
【0035】上記実施例及び変形例では、溶融樹脂の充
填を一箇所のゲートから行ったが、複数のゲートを設け
て、それらのゲートから溶融樹脂の充填を行ってもよ
い。複数のゲートから溶融樹脂を充填した場合、一箇所
のゲートから充填した場合よりも溶融樹脂は移動金型2
0内に一層均一に充填され、一様に冷却される。一又は
複数のゲートを配置する位置を、成形品の形状に合わせ
て適宜調整してもよい。これにより、成形品の形状に応
じて、移動金型への一層効率的な溶融樹脂の充填が可能
となる。
【0036】上記実施例では、溶融樹脂内部に発泡層を
形成するために、ステージドライバ51を用いて移動金
型20を上昇させたが、プレス金型54が設置されたプ
レスピストン53の下降量を制御することにより、プレ
ス金型54と移動金型20で形成される空間容積を調整
してもよい。
【0037】上記実施例及び変形例では、サブチャンバ
ー11とは異なるサブチャンバー13にて移動金型20
を予め加熱したが、移動金型20が載置されるステージ
70に内蔵したヒーター71を用いて、サブチャンバー
11内で移動金型20を加熱してもよい。また、上記実
施例では、金型パターンの転写工程において、プレス金
型54に溶融樹脂を接触させて溶融樹脂の表面を温度制
御したが、プレス金型54が設置されるプレスピストン
53及び移動金型20が載置されるプレスステージ50
にそれぞれ内蔵した、ヒーター75及び冷却装置76を
用いて温度制御を行ってもよい。ヒーター75及び冷却
装置76を用いてプレス金型54及び移動金型20を温
度制御することによって、溶融樹脂が急冷されることを
防止する。これにより、溶融樹脂表面の冷却ムラの発生
や発泡を抑制できる。冷却装置76として、冷却水を還
流させてもよい。
【0038】溶融樹脂が固化した後またはプレス金型5
4と移動金型20が嵌合した状態で、サブチャンバー内
のCOの入替えを行ってもよい。この入替えは以下の
ような操作で行う。密閉されたサブチャンバー11を、
電磁弁60を介して大気開放した後に、電磁弁61を作
動させることにより、真空ポンプ32で急速に減圧す
る。次いで、電磁弁62を作動することにより、加圧C
発生装置39からサブチャンバー11に加圧CO
を供給する。これにより、サブチャンバー内に発生した
余分な酸素や樹脂からの揮発成分、また、微細パターン
内の残留ガス等を完全に排気することができる。
【0039】上記実施例では、サブチャンバー内で移動
金型20を移動させて溶融樹脂の射出充填及び金型パタ
ーンの転写を行ったが、射出充填部5及び型締部4の移
動機構を設けて、移動金型20を固定した状態で、射出
充填部5及び型締め部4を移動させることにより射出充
填及び金型パターン転写を行ってもよい。さらに、射出
充填部5及び型締め部4をそれぞれ独立したチャンバー
内に設置して、射出充填及び金型パターン転写を行って
もよい。
【0040】
【発明の効果】本発明においては、溶融樹脂の粘性が均
一且つ低い状態で金型に充填されるので、特に、流動性
の低い成形材料を用いた成形には好適である。また、金
型がチャンバー内で開放された状態で溶融樹脂が充填さ
れるので、大型な成形品を製造する場合においても、溶
融樹脂の充填圧や型締め時の圧力を低くすることがで
き、射出成形装置の構造を簡略化できる。さらに、溶融
樹脂の射出充填後、型締めを行わずにチャンバー内のC
の圧力を低下させることで、発泡体を得ることがで
きるので、さらに射出成形装置を小型化することができ
る。
【0041】また、本発明においては、溶融樹脂の射出
充填の際に、高圧の充填圧や型締圧を必要としないた
め、金型を薄くすることができる。この金型は熱容量が
小さくなり、熱伝導効率も良くなる。したがって、金型
の温度制御が容易であると共に、溶融樹脂の熱が金型に
よって急速に奪われることを抑制し、よって、樹脂内部
の構造が非常に安定した成形品を製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いた熱可塑性樹脂成形装置の射出
充填部、型締部及びその下方に位置するサブチャンバー
を概略的に示した断面図である。
【図2】 本発明に用いた熱可塑性樹脂成形装置におけ
るチャンバーの概略平面図である。
【図3】 本発明に用いた熱可塑性樹脂成形装置の、溶
融樹脂の充填の様子を概略的に示した図である。
【図4】 本発明の実施例2の型締部における移動金型
近傍を概略的に示した図である。
【符号の説明】
1 チャンバー 11,12,13,14 サブチャンバー 2 可塑化部 3 射出部 4 型締部 5 射出充填部 15,16,17,18 壁 20 移動金型 21 成形品取出部 22 移動金型予熱部 23 スタンパ 33 シリンダ 40 射出シリンダ 41 射出プランジャー 42 ゲート開閉シリンダ 50 プレスステージ 53 プレスピストン 54 プレス金型

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型に溶融樹脂を充填することにより熱
    可塑性樹脂発泡体を成形する方法であって、 上記溶融樹脂に加圧COを含浸することと;CO
    充填されたチャンバー内に配置され且つ上面が開放され
    た金型容器に、COが含浸された溶融樹脂を充填する
    ことと;金型容器に充填された溶融樹脂を、プレス金型
    を用いて加圧することと;上記溶融樹脂を加圧した後
    に、金型容器とプレス金型で画成される空間の容積を増
    大させて溶融樹脂を発泡させることを含む熱可塑性樹脂
    発泡体の成形方法。
  2. 【請求項2】 金型に溶融樹脂を充填することにより熱
    可塑性樹脂発泡体を成形する方法であって、 上記溶融樹脂に加圧COを含浸することと;CO
    充填されたチャンバー内に配置され且つ上面が開放され
    た金型容器に、COが含浸された溶融樹脂を充填する
    ことと;金型容器に充填された溶融樹脂を、プレス金型
    を用いて加圧することと;上記溶融樹脂を加圧した後
    に、金型容器とプレス金型で画成される空間内のCO
    の圧力を低下させて溶融樹脂を発泡させることを含む熱
    可塑性樹脂発泡体の成形方法。
  3. 【請求項3】 上記加圧COが超臨界状態であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の熱可塑性樹脂発
    泡体の成形方法。
  4. 【請求項4】 上記溶融樹脂を加圧する工程を上記チャ
    ンバー内で行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か一項に記載の熱可塑性樹脂発泡体の成形方法。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂発泡体を成形する方法であ
    って、 溶融樹脂に加圧COを含浸することと;COが充填
    されたチャンバー内に配置され且つ上面が開放された容
    器に、COが含浸された溶融樹脂を充填することと;
    上記容器に充填された上記溶融樹脂を、上記チャンバー
    内のCOの圧力を低下させて発泡させることを含む熱
    可塑性樹脂発泡体の成形方法。
  6. 【請求項6】 上記加圧COが超臨界状態であること
    を特徴とする請求項5に記載の熱可塑性樹脂発泡体の成
    形方法。
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JP2020535032A (ja) * 2018-09-06 2020-12-03 広東奔迪新材料科技有限公司 超臨界流体により金型を要することなく立体構造発泡製品を製造する方法
CN112289499A (zh) * 2020-10-22 2021-01-29 安徽瑞之星电缆集团有限公司 一种外太空用射频信号传输电缆及其制造工艺

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