JP2003334844A - 射出成形金型 - Google Patents
射出成形金型Info
- Publication number
- JP2003334844A JP2003334844A JP2002143940A JP2002143940A JP2003334844A JP 2003334844 A JP2003334844 A JP 2003334844A JP 2002143940 A JP2002143940 A JP 2002143940A JP 2002143940 A JP2002143940 A JP 2002143940A JP 2003334844 A JP2003334844 A JP 2003334844A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- mold
- injection molding
- partition plate
- side mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
成形金型。 【解決手段】 固定側金型2と可動側金型3とから成る
キャビティ14を有する射出成形金型の樹脂流路である
スプルー部7b直下には、幹部26a、縦ランナー部2
6b、ゲート26cとから成るランナー部26が配設さ
れている。幹部26aには樹脂流路を縦に2分する仕切
板27を設けてある。スプルー部7bから入り仕切板2
7に当たった溶融樹脂が乱流を起こすので、縦ランナー
部26b内で冷却固化し始めた樹脂にこの乱流の高温樹
脂が混ざり合って再度溶融を始めるため、ゲート詰まり
を防ぐことができる。
Description
し、更に詳しくはその樹脂流路の構造に関する。
改善、部品製造の容易化、組立の容易化、軽量化、低価
格化等を目的としてプラスチック製品が多用され、射出
成形機を用いて量産されている。このような従来の射出
成形機に用いられている一般的な射出成形金型を図面に
より説明する。図2は従来の射出成形金型の断面図であ
り、図3はこの金型の樹脂流路周辺を示す図面であり、
(a)は要部断面図、(b)は(a)の矢印方向から見
たランナーの下面図である。
説明する。図3において、51はこの金型の開閉面とな
るパーティングラインであり、52は固定側金型であ
り、53は可動側金型である。固定側金型52は54の
固定側型板、55のランナーストリッパプレート、56
の固定側取付板、57の固定側断熱板を積層固定してあ
り、射出成形機の固定側に取り付けられる。58は固定
側金型52の中央部に組み込まれたスプルーブシュであ
り、その頭部には射出成形機の射出ノズルを当接し樹脂
を注入する樹脂注入口58aが、その中心には抜きテー
パのついた樹脂流路であるスプルー部58bが形成され
ている。
取り付けられる60の可動側断熱板、61の可動側取付
板、62のスペーサブロック、63の可動側受板、64
の可動側型板を順に積層固定してある。図示しないガイ
ドポストを、ガイドポストブシュに嵌合させることによ
って、固定側金型52と可動側金型53とを平面方向の
位置ズレを防止しつつパーティングライン51において
開閉させる際の案内をする。
空間としてのキャビティであり、固定側金型54と可動
側金型64とで形成される。68は、図3にも示すが、
スプルー部58bと連通する樹脂流路であるランナー部
であり、スプルー部58bから直下に伸びている太い縦
ランナー部である幹部68aの下に、細い縦ランナー部
68bが2本つながっており、その先端には樹脂注入ゲ
ート68cがあって、キャビティ66と接続している。
71は可動側型板64から成形品を突き出すためのエジ
ェクターピンであり、径大底部を狭持するエジェクター
プレートにより駆動される。その他、金型を閉じたとき
にエジェクタープレートを原位置に戻すための図示しな
いリターンピンがあり、両型板内には冷却水路が、両型
板外周には図示しないヒーターが設けられている。
る。金型は射出成形機に取り付けられて加熱され、型締
めされてから樹脂注入口58aから溶融樹脂が注入され
る。樹脂はスプルー部58aからランナー部68の幹部
68a、縦ランナー部68bを経由して流動し、やがて
ゲート68cからキャビティ66へ充填される。一定時
間圧力が保持される間に樹脂が冷却されて硬化する。キ
ャビティ66内で成形された成形品はキャビティ66に
強く密着している。
開かれると、ゲート68cから上の硬化樹脂であるスプ
ルー及びランナーが固定側金型52に、成形品が可動側
金型53に付着した状態で切り離される。次に、エジェ
クターピン71が移動して、成形品がキャビティ66か
ら突き出される。一方スプルー及びランナーは、固定側
型板54とランナーストリッパプレート55とが開かれ
て取り出される。
このような金型構造では、スプルー部58b直下に単に
縦ランナー部68bを配設してあるだけなので、溶融樹
脂が幹部68aから縦ランナー部68bへ流動する間に
徐々に冷却されて、冷えた樹脂(コールドスラッグ)が
そのままキャビティ66へ入ってしまうため、成形品の
寸法が不安定になったり、細いゲート68cにおいては
樹脂詰まりが発生していた。なお、金型の温度を調整し
てコールドスラッグに対処することは困難であった。
するためになされたものであり、その目的は、ゲートに
おける樹脂詰まりを起こさない射出成形金型を提供する
ことである。
ための本発明の手段は、可動側金型と固定側金型とから
成り、前記可動側金型と固定側金型とでキャビティを形
成し、該キャビティと樹脂注入口とを結ぶ樹脂流路のス
プルー部直下に縦ランナー部が配設してあり、前記樹脂
流路を通って溶融樹脂を前記キャビティに射出してプラ
スチック製品を成形する射出成形金型において、前記縦
ランナー部の中央に、該縦ランナー部を縦に2分する仕
切板を設け、該仕切板により前記キャビティへ向かう樹
脂流を制御することを特徴とする。
頂上が平らな形状であることを特徴とする。
頂上が尖った形状であることを特徴とする。
頂上が略円弧形状であることを特徴とする。
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のの実施の形
態である射出成形金型の樹脂流路周辺を示す図面であ
り、(a)は要部断面図、(b)は(a)の矢印方向か
ら見たランナーの下面図である。図2は本発明のの実施
の形態である射出成形金型の他の仕切板形状を示す要部
断面図である。
明する。この金型の基本的な構成は、樹脂流路以外は従
来技術で説明したものと同様であるから詳細な説明を省
略し、図1を用いて樹脂流路の構成を説明する。図1に
おいて、1はパーティングライン、2は固定側金型、3
は可動側金型であり、14は固定側金型2と可動側金型
3とで形成されたキャビティである。7aは樹脂注入
口、7bは樹脂流路であるスプルー部であり、26はラ
ンナー部である。
縦ランナーの太い部分である幹部26aと、幹部26a
に連続するゲート26cを有する縦ランナー部26bと
からなっている。27は、縦ランナー部26bの間の中
央を縦に2分するように幹部26aに形成されている仕
切板(この部分は硬化樹脂であるランナーにとってはス
リットとして現れる)である。仕切板27の先端部27
aの断面は、頂上が平らな形状をしている。スプルー部
7bと幹部26aとは横ランナーと同じ機能を有する鍔
部26dを介してつながっている。
る。金型が閉じて、樹脂注入口から溶融樹脂がスプルー
部7aに注入され、ランナー部26の幹部26aに達す
ると仕切板27の作用により、溶融樹脂は2方向に分割
されて、縦ランナー26bに入って行く。ゲート26c
からキャビティへ注入され、キャビティ内に充填が成さ
れる。保圧、冷却工程を経て製品が取り出されるが、こ
のときにはパーティングラインから金型が開き、可動側
型板に付いた成形品がエジェクターピンの作用によって
突き出され、取り出される。
する。スプルー部7aからランナー部26へ入った樹脂
流は仕切板27に当たることによって乱流を起こし、2
方向に分かれて各々の縦ランナー部26bへ流入する。
高温の樹脂材料が幹部26a内に滞留する間もなく縦ラ
ンナー部26bに乱流となって流入するので、縦ランナ
ー部26b内で冷却され始めた樹脂に高温の樹脂が混ざ
り再度溶融されるて、樹脂が固化し始めずに詰まること
なくゲート26cを通過してキャビティに充填される。
なお、仕切板の先端部の上面形状を、図2に他の実施の
形態を示すように、(a)の山形に尖らせた先端部37
a、(b)のRをつけた先端部47a等にすることによ
り、樹脂材料の乱れ具合に変化を持たせることができる
ことができる。
スプルー部直下のランナー部に、該ランナー部を縦に2
分する仕切板を設けたので、樹脂流が乱流となって、縦
ランナー部内で固化する樹脂がなくなった。従って、ゲ
ートの樹脂詰まりをなくすことができた。また、コール
ドスラッグによる成形性の不安定を改善できた。成形材
料の無駄がなくなって、材料を削減できた。
流路周辺を示す、(a)は金型の要部断面図、(b)は
ランナーの下面図である。
仕切板の要部断面図である。
(a)は金型要部断面図、(b)はランナー下面図であ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 可動側金型と固定側金型とから成り、前
記可動側金型と固定側金型とでキャビティを形成し、該
キャビティと樹脂注入口とを結ぶ樹脂流路のスプルー部
直下に縦ランナー部が配設してあり、前記樹脂流路を通
って溶融樹脂を前記キャビティに射出してプラスチック
製品を成形する射出成形金型において、前記縦ランナー
部の中央に、該縦ランナー部を縦に2分する仕切板を設
け、該仕切板により前記キャビティへ向かう樹脂流を制
御することを特徴とする射出成形金型。 - 【請求項2】 前記仕切板の先端部の断面形状は、頂上
が平らな形状であることを特徴とする請求項1記載の射
出成形金型。 - 【請求項3】 前記仕切板の先端部の断面形状は、頂上
が尖った形状であることを特徴とする請求項1記載の射
出成形金型。 - 【請求項4】 前記仕切板の先端部の断面形状は、頂上
が略円弧形状であることを特徴とする請求項1記載の射
出成形金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002143940A JP3832739B2 (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 射出成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002143940A JP3832739B2 (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 射出成形金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003334844A true JP2003334844A (ja) | 2003-11-25 |
JP3832739B2 JP3832739B2 (ja) | 2006-10-11 |
Family
ID=29703743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002143940A Expired - Fee Related JP3832739B2 (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 射出成形金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3832739B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101223946B1 (ko) | 2006-03-10 | 2013-01-18 | 인코 코오포레이션 | 통로를 따라 흐르는 비뉴턴 액체의 분배용 장치 |
-
2002
- 2002-05-20 JP JP2002143940A patent/JP3832739B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101223946B1 (ko) | 2006-03-10 | 2013-01-18 | 인코 코오포레이션 | 통로를 따라 흐르는 비뉴턴 액체의 분배용 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3832739B2 (ja) | 2006-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8070479B2 (en) | Injection mold device | |
CN207388194U (zh) | 一种法兰盖塑料模具 | |
JP2010115916A (ja) | 射出成形方法及び射出成形装置 | |
KR101809052B1 (ko) | 고화 성능이 향상된 런너리스 사출성형 시스템 | |
JP2003334844A (ja) | 射出成形金型 | |
US4128613A (en) | Injection molding method | |
KR100225403B1 (ko) | 게이트의 자동절단용 사출성형금형 | |
JPH06210685A (ja) | フローモールド成形方法 | |
JP3072980B2 (ja) | 鋳造装置 | |
CN211868494U (zh) | 双浇口注塑模具 | |
KR200481048Y1 (ko) | 플로우 마크를 방지하는 러너 구조가 구비된 사출성형용 금형 | |
CN212371145U (zh) | 一种非晶合金的成型模具 | |
JP2002036309A (ja) | 成形金型及びプラスチック成形品の製造方法 | |
JP2010110932A (ja) | 射出成形装置 | |
JP2655100B2 (ja) | ホットランナ装置 | |
CN209794439U (zh) | 一种带有直冲阀针的热流道的分流板 | |
CN213412783U (zh) | 用于汽车电池盖板的专用注塑模具 | |
CN210308818U (zh) | 具有进胶机构的齿盘模具 | |
JP4335400B2 (ja) | 射出成形機用ノズル | |
CN208164236U (zh) | 一种脱模机构 | |
JP2003112331A (ja) | 射出成形機 | |
JP5545643B2 (ja) | 射出成形装置及びインサート成形装置 | |
CN106541543B (zh) | 一种注塑模具浇注系统 | |
JPH07100854A (ja) | ガス注入成形法におけるガス流路を塞ぐ方法 | |
JP2003311789A (ja) | ホットランナー金型のマニホールド装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040823 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060316 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060424 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060613 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060713 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060713 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120728 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120728 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150728 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |