JP2003334471A - 三次元回転ノズル及びそれを用いた排水処理装置 - Google Patents

三次元回転ノズル及びそれを用いた排水処理装置

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JP2003334471A JP2002146577A JP2002146577A JP2003334471A JP 2003334471 A JP2003334471 A JP 2003334471A JP 2002146577 A JP2002146577 A JP 2002146577A JP 2002146577 A JP2002146577 A JP 2002146577A JP 2003334471 A JP2003334471 A JP 2003334471A
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B3/00Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
    • B05B3/02Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
    • B05B3/04Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements driven by the liquid or other fluent material discharged, e.g. the liquid actuating a motor before passing to the outlet
    • B05B3/06Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements driven by the liquid or other fluent material discharged, e.g. the liquid actuating a motor before passing to the outlet by jet reaction, i.e. creating a spinning torque due to a tangential component of the jet

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、水槽等の容器内のすみずみを
確実に洗浄できるように、三次元の全方向に流体を噴出
することができる三次元回転ノズル及びそれを用いた排
水処理装置を提供する。 【解決手段】 内部に流体が通過する中空の固定配管8
に接続され、前記固定配管8に所定角度で一端2aが回
転自在に連結される中空の第1軸部2と、前記第1軸部
2の他端2bに所定角度で一端3aが回転自在に連結さ
れた中空の第2軸部3と、前記第2軸部3の他端3bに
前記第2軸部3に対して略直角に連設され、両端に開口
5a,5bが形成されたノズル7a,7bを有するノズ
ル部6と、を備えてなる三次元回転ノズルであって、前
記ノズル7a,7bの前記開口5a,5bが、それぞれ
反対方向に開口し、前記開口5a,5bから噴射される
流体の噴射力によって回転する第2軸部3と、前記第2
軸部3の回転に連動して回転する前記第1軸部2とのそ
れぞれの回転運動によって、前記開口5a,5bから三
次元の全方向に流体を噴射することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元の全方向に
流体を噴射することができる三次元回転ノズル及びそれ
を用いた排水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タンク等の内部を迅速に洗浄する装置と
して、三次元方向に洗浄水を噴射する三次元回転ノズル
駆動装置が従来から使用されている。この従来から使用
されている三次元回転ノズル駆動装置としては、例え
ば、特開平9−220494号公報に記載されているも
のがある。
【0003】このものは、洗浄ノズルの取り付け位置を
調整してその噴射に伴う反力により装置本体を所望の回
転速度で回転駆動し、噴水を三次元方向に噴射するとと
もに、オイルの摩擦力により回転速度の制御を行うもの
である。
【0004】しかしながら、例えば、特開平9−220
494号公報に記載されている従来の三次元回転ノズル
駆動装置は、ノズルの回転制御、位置制御等を精度良く
行うことが可能であるが、構造が複雑であった。このた
め、製造コストが高くなるという問題があった。
【0005】ところで、ビル等から排出される排水を大
別すると屎尿排水と屎尿以外の排水、すなわち厨房排
水、風呂排水、手洗水等の雑排水とに区分される。この
雑排水(以下、単に「排水」という。)の処理は、従
来、図8に示す排水槽100によって行われてきた。
【0006】すなわち、ビル等の各階Fに設置されてい
る風呂81や厨房82、洗面所(図示せず)等の雑排水
源からの排水が排水管81a、82a及び雑排水用幹線
83、流入管84を介して地下に設置された水槽52に
流入して貯留され、排出手段(水中ポンプ)105によ
って排出管63、放流桝90を介して下水道に放流され
る。水槽52内の水位は、通常、制御手段101によっ
て排出手段105の頂部から上に設定される通常時許容
下限水位L2から、通常時許容上限水位L3までの間、す
なわち通常時自動排出領域内Aa内に維持される。制御
手段102は、電極棒からなる検知部104と水位の上
昇によって水位電極E2,E3,E4のそれぞれと接電極
0との間が短絡されたとき、その水位L2,L3,L4
達したことを検知して排出手段105をON−OFFす
る駆動部103とで構成される。警報電極E4は、その
先端が水中ポンプの故障などによって排水槽からあふれ
るおそれのある警報水位L4に位置する電極であり、上
限電極E3は、その先端が通常時、許容上限水位L3に位
置し、水位がその位置に達したとき、水中ポンプ105
が駆動(ON)される。下限電極E2はその先端が通常
許容下限水位L2に位置し、水位がこの先端より下に下
がると、水中ポンプが停止(OFF)される。
【0007】このような自動排出工程において、水位が
通常時自動排水領域Aa内に維持されている間に、排水
中に含まれていた非水溶性物は、水槽底面に沈殿しある
いは排水表面に浮遊し、さらには水槽壁に付着し汚染す
る。厨房等から誤って流されたタワシや布巾、ゴキブリ
などの虫の死骸、砂、泥等の非水溶性物で比重の大きい
ものは沈殿物となり、油脂等有機物で比重の小さいもの
は、排水表面への浮遊物または水槽内面への付着物とな
る。
【0008】「建築物における衛生的環境の確保に関す
る法律」(ビル管理法)は排水に関する設備の掃除を6
ヶ月以内に1回の清掃を義務付けていることからも明ら
かなように、清掃、洗浄が必要であり、従来は6ヶ月に
1回定期清掃を行ってきた。定期清掃時には、作業員が
排水をすべて排出し、手作業で水槽内面の付着物を除去
し、除去された付着物などを沈殿物とともにバキューム
カーVで汲み取り、洗浄、消毒を行ってきた。この作業
はバキュームカーVを必要とし、大変手間がかかる作業
であった。そして、バキュームカーVで汲み取った汚物
は、「産業廃棄物に該当するので産業廃棄物収集運搬に
関する法律」が適用され、法改正(平成13年4月)に
よって、その最終処分をする地方自治体にとっては大き
な負担がかかることになった。
【0009】そのため、この6ヶ月に1回の定期的な清
掃時の負担を少なくするために、最近では、前述の三次
元回転ノズル駆動装置を水槽52内に設け、毎日水槽5
2内を洗浄し、6ヶ月に1回の定期的な洗浄時の作業員
の負担及び産業廃棄物の処分費用を軽減する試みが行わ
れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の三次元回転ノズル駆動装置は、ノズルの回転制
御、位置制御等を精度良く行うことを目的に作製された
ものであり、構造が複雑なため、製造コストが高く、水
槽内への導入コストが高くなるという問題があった。そ
のため、三次元の全方向に確実に洗浄水等の流体を噴射
できるのであれば、ノズルの回転制御等の精度がそれ程
高くなくてもよく、できる限り安価な三次元回転ノズル
が要望されるようになってきている。
【0011】本発明は、前記要望に応え得るものであ
り、簡単な構造で、水槽等の容器内のすみずみを確実に
洗浄できるように、三次元の全方向に流体を噴出するこ
とができる三次元回転ノズル及びそれを用いた排水処理
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る三次元回転ノズルは、内部に流体が通過
する中空の固定配管に接続され、前記固定配管に所定角
度で一端が回転自在に連結される中空の第1軸部と、前
記第1軸部の他端に所定角度で一端が回転自在に連結さ
れた中空の第2軸部と、前記第2軸部の他端に前記第2
軸部に対して略直角に連設され、両端に開口が形成され
たノズルを有するノズル部と、を備えてなる三次元回転
ノズルであって、前記ノズルの前記開口が、それぞれ反
対方向に開口し、前記開口から噴射される流体の噴射力
によって回転する第2軸部と、前記第2軸部の回転に連
動して回転する前記第1軸部とのそれぞれの回転運動に
よって、前記開口から三次元の全方向に流体を噴射する
ことを特徴とする。
【0013】第2軸部に設けられたノズル部の端部に設
けられたノズルの開口から噴出される流体の噴出力の反
力によって第2軸部が回転運動する。この第2軸部の回
転運動によって、この第2軸部に連動して、第1軸部が
回転する。このとき、第2軸部の回転運動と第1軸部と
の回転運動は、それぞれ独立して回転し、第1軸部、第
2軸部それぞれが所定角度で連接されているため、ノズ
ル部の各ノズルの開口から噴出する流体は、三次元の全
方向に向って噴射される。これによって、水槽内部の全
面を均等に洗浄することができる。また、各ノズルから
噴出する流体の噴出力に対する反力によってのみ回転す
る簡単な構造であるため、安価な製造コストとすること
ができる。
【0014】また、本発明に係る三次元回転ノズルは、
内部に流体が通過する中空の固定配管に接続され、前記
固定配管に所定角度で一端が回転自在に連結される中空
の第1軸部と、前記第1軸部の略中央に前記第1軸部に
対して略直角に突出し、端部に開口が形成されたノズル
を有する第1ノズル部と、前記第1軸部の他端に所定角
度で一端が回転自在に連結された中空の第2軸部と、前
記第2軸部の他端に前記第2軸部に対して略直角に連設
され、両端に開口が形成されたノズルを有する第2ノズ
ル部と、を備えてなる三次元回転ノズルであって、前記
ノズルの前記開口が、それぞれ反対方向に開口し、前記
開口のそれぞれから噴射される流体の噴射力によって、
前記第1軸部及び前記第2軸部のそれぞれが独立して回
転し、前記開口のそれぞれから噴出する流体が三次元の
全方向に噴射することを特徴とする。
【0015】第2軸部に設けられた第2ノズル部に加
え、第1軸部にも第1ノズル部が設けられ、第1軸部、
第2軸部の回転運動が完全に独立して行われるようにな
る。このため、それぞれのノズル部のノズルから流体が
噴出する。この際、各第1軸部と第2軸部は、それぞれ
所定角度で連結されているため、各ノズル部のノズルか
ら噴出する流体は、三次元の全方向に噴出する。また、
各軸部を通過する流体の流量、圧力等を制御することに
よって、ノズル部の回転速度を制御することができる。
【0016】また、本発明に係る三次元回転ノズルは、
前述の構成に加え、前記第1軸部と前記第2軸部のそれ
ぞれの回転摩擦力が略同じであるものである。
【0017】第1軸部と第2軸部との回転摩擦力が略同
じであるため、各軸部の回転運動が均等に行われ、両軸
部が確実に回転運動を行うようになり、三次元の全方向
に、より確実に流体を噴出することができる。
【0018】また、本発明に係る三次元回転ノズルは、
前述の構成に加え、前記ノズルが脱着自在に設けられて
いるものである。
【0019】各ノズル部に設けられたノズルが脱着自在
であるため、各ノズルの開口から噴出される流体の噴出
形態を開口形状を変えることによって自在に変化させる
ことができる。このため、水槽の大きさ、形状等に合わ
せてノズルの開口を適宜選択して変えることによって水
槽内の隅々にまで流体を噴射して行きわたらせることが
できる。
【0020】また、本発明に係る排水処理装置は、流入
する排水を貯留し前記排水中に含まれる非水溶性物を沈
殿させる水槽の底部に設けられ、前記底部に沈殿する沈
殿物を排水とともに前記水槽外へ排出する排出手段と、
前記水槽内を洗浄する洗浄手段と、前記水槽に貯留され
る排水の水位を検知し、検知された水位に応じて前記排
出手段及び洗浄手段を制御する制御手段と、設定された
所定の時間帯に前記制御手段が前記洗浄手段を作動可能
とするタイマーとを備え、前記制御手段は、所定の水位
を検知する検知部と、検知された水位に応じて前記排出
手段及び洗浄手段を作動させる駆動部とを有し、前記検
知部は、前記排出手段の下部に設けられた吸水口の上限
付近に設定される準ゼロ水位を検知する準ゼロ水位セン
サを有し、前記タイマーがOFFのときは通常モードと
なり、前記タイマーがONのときは洗浄モードとなり、
前記通常モードにおいては、前記洗浄手段をOFFと
し、前記排出手段を制御して、前記水槽の水位を、水槽
の底部に設けられた排出手段よりも上部に設定される通
常自動排出領域内に制御し、前記洗浄モードにおいて
は、前記貯留された排水を排出するとともに、前記洗浄
手段を制御して、水槽の内面を自動洗浄することを特徴
とする排水処理装置であって、前記洗浄手段に用いられ
る洗浄ノズルに前述の構成の三次元回転ノズルを用いた
ものである。
【0021】ここに、「沈殿物」とは、タワシや布巾、
ゴキブリなどの虫の死骸、砂、泥等の非水溶性物で自重
で沈殿するもの、または洗浄時に水槽内面から洗い落と
される付着物、浮遊物等をいう。この排水処理装置によ
ると、タイマーがOFFのとき、制御手段は通常モード
となり、排出手段を制御して、水位を通常自動排出領域
内に維持しつつ、底部に沈殿する沈殿物を排水とともに
下水道へ排出する。タイマーがONになり、水位が通常
時許容下限水位をきると、制御手段は洗浄モードとな
り、準ゼロ水位センサが、準ゼロ水位をきったことを検
知すると、洗浄手段から、三次元の全方向に洗浄液を噴
出して自動洗浄を開始し、水槽内面の隅々を洗浄し、水
槽内面に付着した付着物を洗い落とす。洗い落とされた
付着物や沈殿物とともに、タイマーがOFFになると、
通常モードに戻り、洗い落とされた付着物も含む沈殿物
等を排水とともに下水道へ排出する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の一例
を図面に基いて説明する。図1は、本発明に係る三次元
回転ノズルの第1の実施形態例を示す概略図、図2は、
本発明に係る三次元回転ノズルの第2の実施形態例を示
す概略図、図3は、本発明の排水処理装置の実施形態の
一例の説明図、図4は、排水処理装置の洗浄手段の説明
図、図5は、排水処理装置の制御手段の説明図、図6は
動作の説明図、図7は、本発明の排水処理装置の他の実
施形態の説明図である。
【0023】図1において、第1の実施形態に係る三次
元回転ノズル1は、内部に流体が通過する中空の固定配
管に接続され、固定配管に所定角度で一端2aが回転自
在に連結される中空の第1軸部2と、第1軸部2の他端
2bに所定角度で一端3aが回転自在に連結された中空
の第2軸部3と、第2軸部3の他端3bにこの第2軸部
3に対して略直角に連結され、両端に開口5a、5bが
形成されたノズル7a、7bを有するノズル部6と、で
構成されている。
【0024】第1軸部2は、一端2aに所定角度で曲折
された回転自在継手4aが設けられており、図示しない
排水槽等の水槽等に設けられている内部に流体が通過す
る中空の固定配管8に接続されている。回転自在継手4
aは、固定配管8から第1軸部2に向って、流体の流路
を30度から60度の範囲で、好ましくは45度の角度
で偏向できるように曲折されているものが好ましい。こ
のような角度で曲折されていることによって、ノズル7
a、7bから噴出する流体が三次元の全方向に噴出する
ようになる。
【0025】また、第1軸部2の他端2b側にも、回転
自在継手4bが設けられている。この回転自在継手4b
も前述の一端2a側に設けられている回転自在継手4a
と同様に所定角度で曲折されているものであることがノ
ズル部6の回転運動を三次元的にするため好ましい。
【0026】この回転自在継手4bの他方側には、第2
軸部3の一端3aが連結されている。この第2軸部3の
他端3bには、第2軸部3の軸に対して略直角に流体の
流路を分流できる3口の軸継手12が設けられている。
この軸継手12の両端にはそれぞれ軸が接続されて、ノ
ズル部6を形成している。
【0027】このノズル部6の両端には、略直角に曲折
した継手9a、9bが設けられている。そして、この継
手9a、9bにはそれぞれ開口5a、5bを有したノズ
ル7a、7bが設けられ、それぞれの開口5a、5bが
反対方向を向くように形成されている。また、継手9
a、9bは、それぞれに設けられているノズル7a、7
bのいずれか一方をノズル部6の回転軸(第2軸部3)
に対して直角な仮想回転面に対して0度〜60度、好ま
しくは30度〜60度、より好ましくは45度上側に傾
斜させて、他方を下側に傾斜できるように設けられてい
ることが好ましい。このように、ノズル7a,7bをノ
ズル部6の軸に対して傾斜して設けることによって、こ
れらノズル7a、7bから流体を三次元の全方向に噴出
するようにできるとともに、その回転トルクによって第
1軸部2を回転させることができる。ここで、ノズル7
a、7bはそれぞれ継手9a、9bから脱着自在に設け
られている。このため、水槽等の形状に合わせてこれら
ノズル7a、7bの開口形状を適宜選択することによっ
て、ノズル開口から噴射される流体の噴射形状を例え
ば、扇状や円錐状等に変化させることができる。これに
よって、水槽内の隅々にまで洗浄水等の流体を行きわた
らせることが可能となる。
【0028】以上のように構成されている本発明の第1
の実施形態例に係る三次元回転ノズルは、水槽等の内部
に流体が通過する中空の固定配管8からの流体が第1軸
部2及び第2軸部3を通過し、ノズル部6の両端に設け
られているノズル7a、7bから噴射する流体の噴射力
の反力によって、ノズル部6及び第2軸部3は、図1に
示す矢印I方向に回転運動を開始する。このノズル部6
及び第2軸部3の回転運動に連動して第1軸部2も、図
1の矢印II方向に回転運動を開始するようになる。これ
ら第1軸部2及び第2軸部3の回転速度は、内部を通過
する流体の流速等によって制御することができる。ま
た、ノズル部6の回転運動は、第1軸部2及び第2軸部
3がそれぞれ所定角度を持って連結されているため、三
次元的に回転運動を行う。これによって、ノズル7a、
7bから噴射される流体は、三次元の全方向に向って噴
射されるようになる。
【0029】次に、図2により、本発明に係る三次元回
転ノズルの第2の実施形態例を説明する。なお、図2に
おいて、図1と同一の部品を示すものは、同一の符号を
付して、詳細な説明は省略する。
【0030】図2において、第2の実施形態例に係る三
次元回転ノズル1は、第1軸部2の略中央に十字継手1
0が設けられ、第1軸部2に対して略直角に突出し、端
部に開口を有するノズル11a、11bが設けられた第
1ノズル部15が設けられている。
【0031】ノズル11a、11bは、第1ノズル部1
5両端に第1ノズル部15の軸に対して略直角に曲折し
て設けられている継手13a、13bに連結され、それ
ぞれの開口が反対方向を向くように設けられている。ま
た、継手13a、13bは、ノズル11a、11bのい
ずれか一方を第1ノズル部15の回転軸(第1軸部2)
に対して直角な仮想回転面に対して0度〜60度、好ま
しくは30度〜60度、より好ましくは45度上側に傾
斜させて、他方を下側に傾斜できるように設けられてい
ることが好ましい。これによって、ノズル11a、11
bから噴射される流体が三次元の全方向に噴射されるよ
うになる。そして、ノズル11a、11bから噴射され
る流体の噴射力の反力によって第1ノズル部15及び第
1軸部2は、図2に示す矢印IIの回転運動をする。
【0032】また、一方で、第2軸部3及びこれに連結
する第2ノズル部14は、ノズル7a、7bから噴射す
る流体の噴射力の反力によって、図2に示す矢印Iの回
転運動をする。そして、前述の第1の実施形態例に係る
三次元回転ノズルと同様に、第1軸部2及び第2軸部3
はそれぞれ所定角度で連結されているため、各ノズル部
15、12に設けられているノズル11a、11b、7
a、7bから噴射する流体は三次元の全方向に噴射され
るようになる。なお、これらノズル11a、11b、7
a、7bはそれぞれ継手13a、13b、9a、9bか
ら脱着自在に設けられている。このため、水槽等の形状
に合わせてこれらノズル11a、11b、7a、7bの
開口形状を適宜選択することによって、ノズル開口から
噴射される流体の噴射形状を例えば、扇状や円錐状等に
変化させることができる。これによって、水槽内の隅々
にまで洗浄水等の流体を行きわたらせることが可能とな
る。また、第1軸部2と第2軸部3のそれぞれの回転摩
擦力を略同じにすることによって、両者の回転速度が略
同じになり、噴射される流体が三次元の全方向に均等に
噴射されるようになり、いずれかの方向に偏って噴射さ
れることを防止できる。
【0033】なお、本発明に係る三次元回転ノズルは、
前記の実施形態例に限定されるものではなく、例えば、
以下のようにすることも可能である。
【0034】例えば、第1軸部2の内部に、前述の特開
平9−220494号公報に記載されているような、回
転羽根車と、固定羽根車を形成し、第1軸部2の内部を
通過する流体により、第1軸部2が回転するようにす
る。この場合、第1軸部2は、ノズル部6の回転運動に
よる回転トルクに加えて、この軸部内部に形成される羽
根車の回転に連動することによってスムーズに回転運動
をすることが可能となる。
【0035】次に、以上の構成の三次元回転ノズル1を
用いた排水処理装置の実施の形態の一例について説明す
る。
【0036】図3に示すように、排水槽100は、排水
処理装置61を、既設の水槽52に設置したものであ
る。排水処理装置61は、排出手段62と、洗浄手段6
5と制御手段71とタイマー74、流入管84、排出管
63等を備えている。水槽52には、蓋53が設けられ
ており、排水の流入管84や排出管63が貫通してい
る。流入管84から流入する排水中の非水溶性物は貯留
中に、沈殿し、水槽の底部に設けられた排出手段62に
よって排出管63、逆流防止弁64を介して排出され
る。
【0037】排出手段62には、底部に沈殿する沈殿物
等を排水とともに水槽外へ排出できる水中ポンプが用い
られる。水中ポンプ62は、羽根車と、それを回転させ
る水中電動機とケーシングとを備えているが、ケーシン
グの吸い込み口から排出口にいたるまでの流路の大きい
ものが好ましい。底部に沈殿する非溶解性物には、タワ
シ、布巾などが含まれているので、それらのものも排出
できるようにするためである。したがって、クロレスポ
ンプのように羽根車の径が小さくケーシングとの間に大
きい流路が形成されるものがよい。そのかわり必要な押
し上げ力を得るため、羽根車の羽根の数を増やす必要が
ある。また、当然ケーシングの吸込部62aに設けられ
た吸込口も上部62bに設けられた排出口も沈殿する非
水溶性物を排出できる大きさのものにしなければならな
い。排出手段62によって吸い込まれた沈殿物は排水と
ともに逆止弁64、排水管63、放流桝90を介して下
水道に放流される。
【0038】洗浄手段65は少なくとも1回の洗浄に必
要な洗浄液を貯留できる洗浄タンク67と洗浄タンク6
7内に貯留された洗浄液70を汲み上げて排出管68、
洗浄ノズル69を介して水槽内面に撒布する洗浄ポンプ
66とで構成されている。洗浄ノズル69は、2個しか
図示していないが、水槽52の大きさによっては複数個
設けることもできる。また、洗浄ノズル69には、前述
した図1及び図2に示す本発明に係る三次元回転ノズル
を使用する。これによって、洗浄する排水槽52がどの
様な形状であっても、洗浄ノズル69が三次元の全方向
に流体を噴射できるので、排水槽52内の全面を洗浄で
きる。
【0039】洗浄に用いる洗浄液70は、例えば、図4
に示すように固形の洗剤及び殺虫剤70aを網状の袋7
0bに入れて洗浄タンク67の上部に吊るし、一方電磁
弁Bを介して水道水Wを供給できるようにする。満水に
なると、満水センサFが検知し、電磁弁Bに信号を送
り、これを受けて電磁弁Bが閉止される。後述する制御
手段が通常モードにある間は、この状態で固形の洗剤及
び殺虫剤70aが水に溶けて洗浄液70となり、洗浄モ
ードになると、制御手段71からの信号を受けて、洗浄
ポンプ66が作動し、洗浄液70を排出管70、ノズル
69を介して排水槽52内に撒布する。このようにして
おくと、固形の洗剤及び殺虫剤70aがなくなるまで、
洗浄液70が自動的に補給される。
【0040】排水槽52には、従来から用いられていた
既設の排水槽又はそれと同様のものが用いられ、洗浄手
段65の洗浄液排出管68を通す穴を設けるだけでよ
い。底部に傾斜部52aを設けておくと、沈殿する非溶
解性物が排出手段(水中ポンプ)62の吸込部62aの
近傍に集まり、排出手段62によって確実に吸い込ま
れ、排出される。傾斜部52aは、底面52bに対して
一定角度をなす斜面52a1だけを有するものでもよい
が、側面近くでさらに急な斜面52a2を有するものと
すると、非溶解性物がいっそう底面52bに集まり易
い。また、これらに限定されるものではなく、排出手段
の吸水部に設けられた吸水口へ前記沈殿物等を含む排水
が流入容易なように形成されればよい。
【0041】次に、図3及び図5に基づいて、制御手段
71及びタイマー74について説明する。図3に示すよ
うに、制御手段71は、4本の水位電極E1,E2
3,E4及び1本の接地電極E5からなる検知部72
と、検知された水位及び後述するタイマー74からの信
号に応じて排出手段62及び洗浄手段65を作動させる
駆動部74とからなる。検知部72は、水位が水位電極
1,E2,E3,E4のうちどの電極の先端まで達してい
るかを接地電極E5との間の導通状態から検知する。
【0042】図5に示すように、排出手段62である水
中ポンプP1とサーマルリレーRh及び洗浄手段65の
洗浄ポンプ66であるポンプP2とサーマルリレーRh
はそれぞれ電磁接触器MC1及び電磁接触器MC2を介
して電源に接続され、三相配線D及び遮断器MCBとと
もに主回路を構成している。制御手段71は、その操作
部であり、駆動部73は、この電磁接触器MC1及び電
磁接触器MC2を作動させるコイル部を含む論理回路か
らなる。
【0043】タイマー74は、例えば1日の所定の時刻
にONとなり、その所定時間後OFFとなるよう設定で
きるタイマーであり、後述するように、例えばタイマー
がOFFのとき、またはタイマーがONで水位が通常時
許容下限水位L2をきっていないとき制御手段71を通
常モードとし、タイマーがONで通常時許容下限水位を
きっているとき洗浄モードとなる。
【0044】次に、図6に基づいて、排出槽101の動
作について説明する。図5の配線用遮断器MCBを投入
すると、動作がスタートする。制御手段71の駆動部7
3がタイマーONか否かを判定する(S1)。OFFで
あれば通常モードTMに入り、ONであれば、水位が検
知部の下限電極E2の先端の位置L2(通常時下限水位)
に達しているか否かを判定する(S2)。達していれ
ば、通常モードTMに入り、達していなければ洗浄モー
ドSMに入る。
【0045】通常モードTMにおける動作は、図6に示
すフローチャートの通りである。先ず、洗浄手段65を
OFFとし(S3)、排出手段62もOFFとする(S
4)。排水手段62をOFFにすると、流入管84から
流入する排水によって、水位内の水位が上昇する。水位
が上限電極E3の先端の位置L3(通常時上限水位)に達
しているか否かを判定する(S5)。達していれば、排
出手段62がONになり、水槽中に貯留された排水を排
出し、達していなければ通常時許容上限水位L3に達す
るか、タイマーがONでかつ水位電極E2が排水を検知
しなくなるまで(水位が通常時許容下限水位L3をきる
まで)、スタートからの動作を繰り返す。達している場
合は、次の水位電極E4の先端の位置L4(警報水位)に
達しているか否かを判定する(S7)。排水手段12が
故障しているか、異常な流入がある場合には、この警報
水位L4に達することがあり、警報ブザー75がONし
警報音を発して(S8)、警報モードKMに入る。警報
モードKMでは、水位電極E4の先端がひき続き排水を
検知しているか否かを監視し(S9)、検知しなくなる
まで(水位が通常上限水位L3をきるまで)繰り返す。
検知しなくなったら警報ブザーを停止する(S10)と
ともにステップS5に戻る。
【0046】ステップS2において、下限電極E2が排
水を検知しなくなったとき(水位が通常時許容下限水位
2をきったとき)、洗浄モードSMに入る。洗浄モー
ドSMにおける動作は次の通りである。先ず、排出手段
62をONとし(S11)、排水を続ける。水位が準ゼ
ロ水位電極E1の先端の位置L1(準ゼロ水位)以上にあ
るか否かを判定し(S12)、準ゼロ水位L1をきるま
で排水を続ける。準ゼロ水位L1をきったとき、洗浄手
段65をONして(S13)、洗浄液70を洗浄ノズル
69を介して撒布し、水槽内面を洗浄する。洗浄モード
SMは、タイマーがOFFとなるか、下限電極E2が排
水を検知するまで続けられる。
【0047】本発明の排水処理方法は、以上の動作のよ
うに、流入する排水Hを水槽2に貯留し、排出手段62
により自動排出して下水道に放流する自動排出工程と、
自動排出工程中に汚れた水槽52の内面を洗浄する洗浄
工程とを含む排水処理方法である。そして、貯留される
排水Hの水位を、少なくとも、水槽52の底部に設けら
れた排出手段62の頂部から上に設定される通常時許容
下限水位L2から、通常時許容上限水位L3までの通常時
自動排出領域Aaと、水槽52の底面2bから通常時許
容下限水位L2までの洗浄時排出領域Abとに区分す
る。排出工程は、排出手段62を制御して水槽52の水
位を通常時自動排出領域Aa内に維持し、その間に沈殿
する沈殿物等を排水とともに自動排出する工程とする。
そして、洗浄工程は、水槽52の貯溜水Hの水位が少な
くとも排出手段62の下部に設けられた吸込部62aの
吸水口上限付近に設定された準ゼロ水位L1以下になる
まで貯留水Hを排出する排出ステップと、貯留水Hの水
位が準ゼロ水位L1をきったとき洗浄手段65を駆動し
て、水槽内面を自動洗浄する自動洗浄ステップと、貯留
水Hの水位が通常時自動排出領域Aaに復帰する復帰ス
テップとからなるものである。
【0048】このようにすると、排出工程において、沈
殿する非水溶性物を排水とともにリアルタイムに自動排
出し、また、洗浄工程において、準ゼロ水位L1まで水
位を落とした後、自動洗浄ステップで水槽内面を自動洗
浄するので、6ヶ月に1回手作業で洗浄したり、バキュ
ームカーで非溶解性物を汲み取る必要がなくなり、産業
廃棄物は発生しない。
【0049】また、排水処理装置61は、タイマー74
がOFFであるか、または水位が準ゼロ水位L1以上で
あるとき、制御手段71が通常モードとなり、排出手段
62を制御して、水位を通常自動排出領域Aa内に維持
しつつ、底部に沈殿する非溶解性物を排水とともに下水
道へ排出する。タイマーがONでかつ水位が準ゼロ水位
1をきると、制御手段62は洗浄モードとなり、準ゼ
ロ水位電極E1が、排出手段62の吸水口の上限付近に
設定される準ゼロ水位L1を検知すると、洗浄手段65
が自動洗浄を開始し、水槽内面を洗浄し、水槽内面に付
着した付着物を洗い落とす。タイマー74がOFFにな
ると、通常モードに戻り、洗い落とされた付着物や新た
な沈殿物を排水とともに下水道へ排出する。したがっ
て、排出工程も洗浄工程も自動化される。
【0050】また、水中ポンプP1は、通常モードにお
いては排水中にあるので、排水によって冷却され、洗浄
モードの自動洗浄ステップにおいては、洗浄手段65か
ら撒布される洗浄液によって、冷却される。洗浄モード
の排出ステップと復帰ステップでは、下降または上昇す
る排水から水中ポンプP1の露出する部分が生じるが短
時間であるから、過熱するおそれはない。万一過熱する
ことがあれば、サーマルリレーRhが働いて水中ポンプ
1は停止するので、故障することはない。
【0051】また、排水処理装置61の洗浄手段65
は、タイマー74によって設定される少なくとも1回の
洗浄に必要な量の洗浄液を貯留可能な洗浄タンク67
と、洗浄タンク67内の洗浄液70を排出する洗浄ポン
プ66と、配管68を介して排出される洗浄液70を水
槽内面に撒布するノズル69などを具備している。した
がって、例えばタイマー74を毎日午前零時にONとな
り、10分後にOFFとなるように設定すると、一日1
回自動的に洗浄が行われる。洗浄タンク67には少なく
とも1回の洗浄に必要な洗浄液を貯留できるようになっ
ているから、通常モードの間に洗浄液70を補給できる
ようにしておけば、連続して次の日もまた次の日も洗浄
工程が自動的に行われる。洗浄ポンプP2が過負荷にな
ったときは、サーマルリレーRsが働いて洗浄ポンプを
停止するので、故障することはない。
【0052】また、洗浄ノズル69に三次元回転ノズル
を用いるため、洗浄液70が水槽52内の全域にわたっ
て噴射される。このため、水槽52の全域を確実に洗浄
することができる。また、これら洗浄ノズル69は、簡
易な構造であり、噴射する洗浄液70の噴射力によって
回転する構造となっているため、故障もほとんどなく、
導入コスト、維持コスト等を考慮した場合であっても、
従来の排水処理装置に比べてその洗浄コストを大幅に低
減することができる。
【0053】排水処理装置61の洗浄手段65では、洗
浄タンク67内に給水された水Wが所定の水位Lsに達
していれば、洗浄剤保持具70bに保持された洗浄剤7
0aが水に溶解し、洗浄液70を生成する。この洗浄液
70が洗浄に使用され、一定の水位が下がると、給水セ
ンサFが働き、給水弁Bが開いて給水され、常時洗浄液
が供給されるので好ましいが、必要な洗浄液を手作業で
補給するものも本発明に含まれる。
【0054】この実施形態では、制御手段71の検知部
72は、電極E1〜E5で構成されるものとしたので可動
部分がなく、簡単で故障の可能性が小さいので好ましい
が、フロートセンサなど各種の水位センサを用いること
ができる。また、駆動部73には、リレー回路またはマ
イクロプロセッサとリレー回路とを組合せたものなど種
々のものが適用可能である。
【0055】次に、図7に基づいて、本発明の排水槽の
別の実施形態について説明する。排水槽55は、可搬型
の水槽56に排水処理装置61をセットしたものであ
り、排水槽100と異なるところは、水槽だけである。
水槽52が既設の固定型水槽であったのに対し、水槽5
6は、たとえば、FRPからなる可搬型のものである。
図7は、既設の水槽52内にこの可搬型の排水槽55を
設置した例を示している。既設の水槽52が大きすぎる
とき、余分な排水能力を有する排水処理装置を設置する
ことなく、必要な能力に合わせて形成できる利点があ
る。また、既設の水槽がない場合、地下室等に設置する
だけでよいので水槽を新設する必要がない。
【0056】
【発明の効果】本発明の三次元回転ノズルによると、簡
易な構造であるため、故障が少ないとともに、従来の三
次元回転ノズルに比較するとその製造コストを大幅に低
減することが可能となる。また、確実に三次元の全方向
に流体を噴射することができるので、水槽等のタンク内
の全面を確実に洗浄することができる洗浄ノズルとして
使用することができる。また、これら三次元回転ノズル
を排水処理装置に用いることによって、産業廃棄物を低
減することが可能となり、洗浄処理に要する労力等を含
めたコストの大幅な削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る三次元回転ノズルの第1の実施形
態例を示す概略図である。
【図2】本発明に係る三次元回転ノズルの第2の実施形
態例を示す概略図である。
【図3】本発明の排水槽一実施形態の説明図である。
【図4】本発明の排水処理装置の洗浄手段の説明図であ
る。
【図5】本発明の排水処理装置の制御手段の説明図であ
る。
【図6】本発明の排水槽の動作の説明図である。
【図7】本発明の排水槽の他の実施形態の説明図であ
る。
【図8】従来の排水槽の説明図である。
【符号の説明】
1 三次元回転ノズル 2 第1軸部 3 第2軸部 4a、4b 回転自在継手 5a、5b 開口 6 ノズル部 7a、7b ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B08B 3/02 B08B 3/02 G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に流体が通過する中空の固定配管に
    接続され、前記固定配管に所定角度で一端が回転自在に
    連結される中空の第1軸部と、前記第1軸部の他端に所
    定角度で一端が回転自在に連結された中空の第2軸部
    と、前記第2軸部の他端に前記第2軸部に対して略直角
    に連設され、両端に開口が形成されたノズルを有するノ
    ズル部と、を備えてなる三次元回転ノズルであって、 前記ノズルの前記開口が、それぞれ反対方向に開口し、
    前記開口から噴射される流体の噴射力によって回転する
    第2軸部と、前記第2軸部の回転に連動して回転する前
    記第1軸部とのそれぞれの回転運動によって、前記開口
    から三次元の全方向に流体を噴射することを特徴とする
    三次元回転ノズル。
  2. 【請求項2】 内部に流体が通過する中空の固定配管に
    接続され、前記固定配管に所定角度で一端が回転自在に
    連結される中空の第1軸部と、前記第1軸部の略中央に
    前記第1軸部に対して略直角に突出し、端部に開口が形
    成されたノズルを有する第1ノズル部と、前記第1軸部
    の他端に所定角度で一端が回転自在に連結された中空の
    第2軸部と、前記第2軸部の他端に前記第2軸部に対し
    て略直角に連設され、両端に開口が形成されたノズルを
    有する第2ノズル部と、を備えてなる三次元回転ノズル
    であって、 前記ノズルの前記開口が、それぞれ反対方向に開口し、
    前記開口のそれぞれから噴射される流体の噴射力によっ
    て、前記第1軸部及び前記第2軸部のそれぞれが独立し
    て回転し、前記開口のそれぞれから噴出する流体が三次
    元の全方向に噴射することを特徴とする三次元回転ノズ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記第1軸部と前記第2軸部のそれぞれ
    の回転摩擦力が略同じである請求項1又は2に記載の三
    次元回転ノズル。
  4. 【請求項4】 前記ノズルが脱着自在に設けられている
    請求項1又は2に記載の三次元回転ノズル。
  5. 【請求項5】 流入する排水を貯留し前記排水中に含ま
    れる非水溶性物を沈殿させる水槽の底部に設けられ、前
    記底部に沈殿する沈殿物を排水とともに前記水槽外へ排
    出する排出手段と、 前記水槽内を洗浄する洗浄手段と、 前記水槽に貯留される排水の水位を検知し、検知された
    水位に応じて前記排出手段及び洗浄手段を制御する制御
    手段と、 設定された所定の時間帯に前記制御手段が前記洗浄手段
    を作動可能とするタイマーとを備え、 前記制御手段は、所定の水位を検知する検知部と、検知
    された水位に応じて前記排出手段及び洗浄手段を作動さ
    せる駆動部とを有し、前記検知部は、前記排出手段の下
    部に設けられた吸水口の上限付近に設定される準ゼロ水
    位を検知する準ゼロ水位センサを有し、 前記タイマーがOFFのときは通常モードとなり、前記
    タイマーがONのときは洗浄モードとなり、 前記通常モードにおいては、前記洗浄手段をOFFと
    し、前記排出手段を制御して、前記水槽の水位を、水槽
    の底部に設けられた排出手段よりも上部に設定される通
    常自動排出領域内に制御し、 前記洗浄モードにおいては、前記貯留された排水を排出
    するとともに、前記洗浄手段を制御して、水槽の内面を
    自動洗浄することを特徴とする排水処理装置であって、 前記洗浄手段に用いられる洗浄ノズルに請求項1乃至4
    のいずれかに記載の三次元回転ノズルを用いた排水処理
    装置。
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