JPH09287790A - 油脂分解装置およびこれを利用したレンジフード - Google Patents
油脂分解装置およびこれを利用したレンジフードInfo
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- JPH09287790A JPH09287790A JP10105996A JP10105996A JPH09287790A JP H09287790 A JPH09287790 A JP H09287790A JP 10105996 A JP10105996 A JP 10105996A JP 10105996 A JP10105996 A JP 10105996A JP H09287790 A JPH09287790 A JP H09287790A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄水中に含まれた油脂を油脂分解バクテリ
アで分解するようにした油脂分解装置と、これを利用し
て構成したレンジフードを提供すること。 【解決手段】 油脂分解装置2は、洗浄水貯溜タンク1
1と、該洗浄水貯溜タンク内に設けられた油脂分解バク
テリア供給手段22と、洗浄水貯溜タンク内に貯溜され
た洗浄水Wを洗浄水送り管18を介して外部へ送水する
洗浄水送給手段15,16,17と、使用後の洗浄水を
洗浄水貯溜タンク内へ回収するための洗浄水戻り管20
とを備える。また、レンジフード1は、排気ファン5
と、油脂捕集用のグリスフィルタ6と、該グリスフィル
タに洗浄水を吹き付ける散水ノズル7と、吹き付け後の
洗浄水を集水する集水タンク8とを備え、前記散水ノズ
ル7を前記油脂分解装置2の洗浄水送り管18に接続す
るとともに、前記集水タンク8を前記油脂分解装置2の
洗浄水戻り管20に接続したものである。
アで分解するようにした油脂分解装置と、これを利用し
て構成したレンジフードを提供すること。 【解決手段】 油脂分解装置2は、洗浄水貯溜タンク1
1と、該洗浄水貯溜タンク内に設けられた油脂分解バク
テリア供給手段22と、洗浄水貯溜タンク内に貯溜され
た洗浄水Wを洗浄水送り管18を介して外部へ送水する
洗浄水送給手段15,16,17と、使用後の洗浄水を
洗浄水貯溜タンク内へ回収するための洗浄水戻り管20
とを備える。また、レンジフード1は、排気ファン5
と、油脂捕集用のグリスフィルタ6と、該グリスフィル
タに洗浄水を吹き付ける散水ノズル7と、吹き付け後の
洗浄水を集水する集水タンク8とを備え、前記散水ノズ
ル7を前記油脂分解装置2の洗浄水送り管18に接続す
るとともに、前記集水タンク8を前記油脂分解装置2の
洗浄水戻り管20に接続したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄水中に含まれ
る油脂を油脂分解バクテリアで分解するようにした油脂
分解装置と、この油脂分解装置を利用して構成したレン
ジフードに関する。
る油脂を油脂分解バクテリアで分解するようにした油脂
分解装置と、この油脂分解装置を利用して構成したレン
ジフードに関する。
【0002】
【従来の技術】厨房や台所のガスレンジ付近の壁に取り
付けられた排気用のレンジフードは、排気中に含まれる
油脂などで汚れることが多い。このため、従来のレンジ
フードの場合、フード入口部にガラス繊維などでできた
フィルタを取り付け、排気ファンやフード内壁などが油
で汚れないように保護しているのが一般的であった。
付けられた排気用のレンジフードは、排気中に含まれる
油脂などで汚れることが多い。このため、従来のレンジ
フードの場合、フード入口部にガラス繊維などでできた
フィルタを取り付け、排気ファンやフード内壁などが油
で汚れないように保護しているのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のフードレンジの場合、フィルタは使い捨てのも
のがほとんどあり、汚れるとその都度取り換えなければ
ならず、手間がかかるという問題があった。油の使用量
のそれほど多くない一般家庭ではそれほど問題になるこ
とはないが、油の使用量の多い食堂やレストランなどで
使われている業務用のレンジフードの場合、その汚れ方
は激しく、フィルタの交換やレンジフードの掃除を怠る
と、こびり付いた油脂が垂れ落ちたり、室内や屋外の壁
をつたって流れ落ちるというような不具合が頻繁に発生
している。
た従来のフードレンジの場合、フィルタは使い捨てのも
のがほとんどあり、汚れるとその都度取り換えなければ
ならず、手間がかかるという問題があった。油の使用量
のそれほど多くない一般家庭ではそれほど問題になるこ
とはないが、油の使用量の多い食堂やレストランなどで
使われている業務用のレンジフードの場合、その汚れ方
は激しく、フィルタの交換やレンジフードの掃除を怠る
と、こびり付いた油脂が垂れ落ちたり、室内や屋外の壁
をつたって流れ落ちるというような不具合が頻繁に発生
している。
【0004】本発明者は、上記のような従来のフードレ
ンジの有する欠点を解決すべく鋭意研究の結果、レンジ
フードなどの油脂で汚れた機器や装置の油脂を洗浄水を
吹き付けることによって洗い落とし、この洗い落とした
後の洗浄水中に含まれる油脂を油脂分解バクテリアを用
いて分解処理することができる油脂分解装置を開発し
た。
ンジの有する欠点を解決すべく鋭意研究の結果、レンジ
フードなどの油脂で汚れた機器や装置の油脂を洗浄水を
吹き付けることによって洗い落とし、この洗い落とした
後の洗浄水中に含まれる油脂を油脂分解バクテリアを用
いて分解処理することができる油脂分解装置を開発し
た。
【0005】そこで、本発明は、前記開発した油脂分解
装置と、この油脂分解装置を利用して構成したレンジフ
ードを提供することを目的とするものである。
装置と、この油脂分解装置を利用して構成したレンジフ
ードを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では次のような手段を採用した。すなわち、
請求項1記載の油脂分解装置は、所定容量からなる洗浄
水貯溜タンクと、該洗浄水貯溜タンク内に設けられた油
脂分解バクテリア供給手段と、前記洗浄水貯溜タンク内
に貯溜された洗浄水を洗浄水送り管を介して外部へ送水
する洗浄水送給手段と、使用後の洗浄水を前記洗浄水貯
溜タンク内へ回収するための洗浄水戻り管とを備えたこ
とを特徴とするものである。
に、本発明では次のような手段を採用した。すなわち、
請求項1記載の油脂分解装置は、所定容量からなる洗浄
水貯溜タンクと、該洗浄水貯溜タンク内に設けられた油
脂分解バクテリア供給手段と、前記洗浄水貯溜タンク内
に貯溜された洗浄水を洗浄水送り管を介して外部へ送水
する洗浄水送給手段と、使用後の洗浄水を前記洗浄水貯
溜タンク内へ回収するための洗浄水戻り管とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0007】このような構成とした場合、回収された洗
浄水中に含まれる油脂を油脂分解バクテリアによって分
解し、タンク下底に沈澱して回収することができる。こ
の分解された沈澱物は、もはや油脂としての性質を有し
ていないので、油脂がタンク下底面や内壁面に付着して
しまうというようなことがなく、簡単に外部へ排出する
ことができる。
浄水中に含まれる油脂を油脂分解バクテリアによって分
解し、タンク下底に沈澱して回収することができる。こ
の分解された沈澱物は、もはや油脂としての性質を有し
ていないので、油脂がタンク下底面や内壁面に付着して
しまうというようなことがなく、簡単に外部へ排出する
ことができる。
【0008】また、請求項2記載の油脂分解装置は、前
記請求項1記載の油脂分解装置において、前記洗浄水貯
溜タンク内の洗浄水に空気を送り込む気泡発生手段を付
設したことを特徴とするものである。
記請求項1記載の油脂分解装置において、前記洗浄水貯
溜タンク内の洗浄水に空気を送り込む気泡発生手段を付
設したことを特徴とするものである。
【0009】このような構成とした場合、油脂分解バク
テリアをより活性化し、油脂の分解効率を上げることが
できる。
テリアをより活性化し、油脂の分解効率を上げることが
できる。
【0010】また、請求項3記載の油脂分解装置は、前
記請求項1または2記載の油脂分解装置において、前記
洗浄水貯溜タンク内の洗浄水を外部へ廃棄する排水手段
を付設したことを特徴とするものである。
記請求項1または2記載の油脂分解装置において、前記
洗浄水貯溜タンク内の洗浄水を外部へ廃棄する排水手段
を付設したことを特徴とするものである。
【0011】このような構成とした場合、排水管を通じ
て洗浄水を排出する際に、タンク内に溜まっている油脂
の沈澱物も一緒に吸い出して廃棄することができる。
て洗浄水を排出する際に、タンク内に溜まっている油脂
の沈澱物も一緒に吸い出して廃棄することができる。
【0012】また、請求項4記載の油脂分解装置は、前
記請求項1〜3のいずれかに記載の油脂分解装置におい
て、前記洗浄水貯溜タンク内の洗浄水の水位を検出する
水位検出手段と、該水位検出手段の検出信号に基づいて
洗浄水貯溜タンクに水を補給する給水手段とを付設した
ことを特徴とするものである。
記請求項1〜3のいずれかに記載の油脂分解装置におい
て、前記洗浄水貯溜タンク内の洗浄水の水位を検出する
水位検出手段と、該水位検出手段の検出信号に基づいて
洗浄水貯溜タンクに水を補給する給水手段とを付設した
ことを特徴とするものである。
【0013】このような構成とした場合、洗浄水貯溜タ
ンク内の洗浄水を常に一定の水位に維持することができ
る。
ンク内の洗浄水を常に一定の水位に維持することができ
る。
【0014】さらに、請求項5記載の油脂分解装置は、
前記請求項1〜4のいずれかに記載の油脂分解装置を利
用したレンジフードであって、レンジフードは、排気フ
ァンと、油脂捕集用のグリスフィルタと、該グリスフィ
ルタに洗浄水を吹き付ける散水ノズルと、吹き付け後の
洗浄水を回収する集水タンクとを備え、前記レンジフー
ドの散水ノズルを前記油脂分解装置の洗浄水送り管に接
続するとともに、前記レンジフードの集水タンクを前記
油脂分解装置の洗浄水戻り管に接続したことを特徴とす
るものである。
前記請求項1〜4のいずれかに記載の油脂分解装置を利
用したレンジフードであって、レンジフードは、排気フ
ァンと、油脂捕集用のグリスフィルタと、該グリスフィ
ルタに洗浄水を吹き付ける散水ノズルと、吹き付け後の
洗浄水を回収する集水タンクとを備え、前記レンジフー
ドの散水ノズルを前記油脂分解装置の洗浄水送り管に接
続するとともに、前記レンジフードの集水タンクを前記
油脂分解装置の洗浄水戻り管に接続したことを特徴とす
るものである。
【0015】このような構成とした場合、レンジフード
のグリスフィルタに付着した油脂を洗浄水で洗い落とし
た後、この洗浄水中に含まれた油脂を油脂分解バクテリ
アによって確実に分解して外部へ排出することができ
る。このため、レンジフードを常に清潔に維持すること
ができる。
のグリスフィルタに付着した油脂を洗浄水で洗い落とし
た後、この洗浄水中に含まれた油脂を油脂分解バクテリ
アによって確実に分解して外部へ排出することができ
る。このため、レンジフードを常に清潔に維持すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図4を参照して説明する。図1は本発明の油
脂分解装置を利用して構成した本願発明に係るレンジフ
ードの全体構成図、図2はレンジフード部分の拡大断面
図、図3は油脂分解装置部分の拡大断面図、図4はレン
ジフード内のグリスフィルタの横断面図、図5は油脂分
解装置内に設けられた水位センサの側面図である。
て、図1〜図4を参照して説明する。図1は本発明の油
脂分解装置を利用して構成した本願発明に係るレンジフ
ードの全体構成図、図2はレンジフード部分の拡大断面
図、図3は油脂分解装置部分の拡大断面図、図4はレン
ジフード内のグリスフィルタの横断面図、図5は油脂分
解装置内に設けられた水位センサの側面図である。
【0017】図1おいて、1は厨房や台所のガスレンジ
の上の壁などに取り付けられた排気用のレンジフード、
2は油脂分解装置、3は排水溝である。レンジフード1
は、図2にその拡大断面図を示すように、フード4内
に、排気ファン5、油脂捕集用のグリスフィルタ6、該
グリスフィルタ6に洗浄水を吹き付ける散水ノズル7、
吹き付け後の油脂を含んだ洗浄水を回収する集水タンク
8を備えている。グリスフィルタ6の下面部には、前記
散水ノズル7から吹き付けられた洗浄水を集水タンク8
に導くための排水口9が穿たれている。なお、油脂を捕
集するグリスフィルタ6の具体的な構造については後述
する。
の上の壁などに取り付けられた排気用のレンジフード、
2は油脂分解装置、3は排水溝である。レンジフード1
は、図2にその拡大断面図を示すように、フード4内
に、排気ファン5、油脂捕集用のグリスフィルタ6、該
グリスフィルタ6に洗浄水を吹き付ける散水ノズル7、
吹き付け後の油脂を含んだ洗浄水を回収する集水タンク
8を備えている。グリスフィルタ6の下面部には、前記
散水ノズル7から吹き付けられた洗浄水を集水タンク8
に導くための排水口9が穿たれている。なお、油脂を捕
集するグリスフィルタ6の具体的な構造については後述
する。
【0018】油脂分解装置2は、図3にその拡大断面図
を示すように、所定容量からなる洗浄水貯溜タンク11
を備えており、この洗浄水貯溜タンク11の上面の右側
開口部12(図3において)には、その途中に給水用電
磁弁13を備えた給水管14が設けれているとともに、
その先端にフィルタ15を取り付けられた洗浄水吸い上
げ管16が設けられている。この洗浄水吸い上げ管16
の上端には、電磁ポンプ17が取り付けられており、吸
い上げたタンク内の洗浄水Wを洗浄水送り管18へ圧送
するように構成されている。この洗浄水送り管18は、
前記レンジフード1内の散水ノズル7に接続されてい
る。
を示すように、所定容量からなる洗浄水貯溜タンク11
を備えており、この洗浄水貯溜タンク11の上面の右側
開口部12(図3において)には、その途中に給水用電
磁弁13を備えた給水管14が設けれているとともに、
その先端にフィルタ15を取り付けられた洗浄水吸い上
げ管16が設けられている。この洗浄水吸い上げ管16
の上端には、電磁ポンプ17が取り付けられており、吸
い上げたタンク内の洗浄水Wを洗浄水送り管18へ圧送
するように構成されている。この洗浄水送り管18は、
前記レンジフード1内の散水ノズル7に接続されてい
る。
【0019】また、左側開口部19(図3において)に
は、洗浄水戻り管20と水位センサ21が設けられてい
る。洗浄水戻り管20は、前記洗浄水送り管18とで二
重管構成とされており、前記レンジフード1の集水タン
ク8に接続されている。なお、水位センサ21の詳細な
構造については後述する。
は、洗浄水戻り管20と水位センサ21が設けられてい
る。洗浄水戻り管20は、前記洗浄水送り管18とで二
重管構成とされており、前記レンジフード1の集水タン
ク8に接続されている。なお、水位センサ21の詳細な
構造については後述する。
【0020】さらに、洗浄水貯溜タンク11内の下底部
寄りには、通水性と通気性を備えた多孔性樹脂材や全面
に細孔を穿たれた金属板などから構成された円筒状のバ
クテリア収納容器22が設けられており、このバクテリ
ア収納容器22の下部には、気泡発生管23が配置され
ている。前記バクテリア収納容器22内には油脂分解バ
クテリア粉が収納されており、多孔性樹脂材あるいは金
属板の細孔を通じて油脂分解バクテリア粉がタンク内の
洗浄水Wに少しづつ溶け出していくように構成されてい
る。
寄りには、通水性と通気性を備えた多孔性樹脂材や全面
に細孔を穿たれた金属板などから構成された円筒状のバ
クテリア収納容器22が設けられており、このバクテリ
ア収納容器22の下部には、気泡発生管23が配置され
ている。前記バクテリア収納容器22内には油脂分解バ
クテリア粉が収納されており、多孔性樹脂材あるいは金
属板の細孔を通じて油脂分解バクテリア粉がタンク内の
洗浄水Wに少しづつ溶け出していくように構成されてい
る。
【0021】気泡発生管23は、空気導入管24を介し
て外部のエアポンプ25につながれており、エアポンプ
25から圧縮空気を送り込んでやることにより、気泡発
生管23の周面に穿たれた孔などから気泡を発生させる
ものである。油脂分解バクテリアは好気性であり、空気
を送り込んでやることにより油脂分解バクテリアをより
活性化し、油脂の分解効率を上げることができる。
て外部のエアポンプ25につながれており、エアポンプ
25から圧縮空気を送り込んでやることにより、気泡発
生管23の周面に穿たれた孔などから気泡を発生させる
ものである。油脂分解バクテリアは好気性であり、空気
を送り込んでやることにより油脂分解バクテリアをより
活性化し、油脂の分解効率を上げることができる。
【0022】洗浄水貯溜タンク11の下底寄り外壁面に
は、排水管26が設けられており、途中に設けられた排
水用電磁弁27を開閉することにより、タンク11内に
貯溜された洗浄水Wを外部へ排水できるように構成され
ている。なお、28は、装置全体の動作を制御する電気
回路などを内蔵した制御盤である。
は、排水管26が設けられており、途中に設けられた排
水用電磁弁27を開閉することにより、タンク11内に
貯溜された洗浄水Wを外部へ排水できるように構成され
ている。なお、28は、装置全体の動作を制御する電気
回路などを内蔵した制御盤である。
【0023】図4に、レンジフード1内に設けられた油
脂捕集用のグリスフィルタ6の具体的な構造を示す。こ
の4図は、図2中のA−A線部分でグリスフィルタ6を
切断して示したもので、31は金属枠、32はフィルタ
を構成する金属板である。この金属板32は断面台形状
あるいは断面「∧」形状に形成されており、このような
形状になる金属板32を図示するように互い違いに噛み
合わせて配置したものである。9は、グリスフィルタ6
の下面に穿設された排水口である。
脂捕集用のグリスフィルタ6の具体的な構造を示す。こ
の4図は、図2中のA−A線部分でグリスフィルタ6を
切断して示したもので、31は金属枠、32はフィルタ
を構成する金属板である。この金属板32は断面台形状
あるいは断面「∧」形状に形成されており、このような
形状になる金属板32を図示するように互い違いに噛み
合わせて配置したものである。9は、グリスフィルタ6
の下面に穿設された排水口である。
【0024】排気ファン5によって吸引された排気は、
図中に矢印で示すように金属板32の間を流れていき、
この間に排気中に含まれる油脂が金属板の表面に付着し
て捕集されるものである。なお、この金属板32の表面
には、付着した油脂を落ち易くするために、セラミック
などの無機質塗料やフッ素樹脂などをコーティングする
ことが望ましい。
図中に矢印で示すように金属板32の間を流れていき、
この間に排気中に含まれる油脂が金属板の表面に付着し
て捕集されるものである。なお、この金属板32の表面
には、付着した油脂を落ち易くするために、セラミック
などの無機質塗料やフッ素樹脂などをコーティングする
ことが望ましい。
【0025】図5に、油脂分解装置2内に設けられた水
位センサ21の具体的な構造を示す。図において、35
は有底円筒状のセンサケース、36はフロートである。
フロート36はセンサケース35に遊嵌されており、ケ
ース外周に形成された上部ストッパ37と下部ストッパ
38の間を上下方向に移動自在とされている。
位センサ21の具体的な構造を示す。図において、35
は有底円筒状のセンサケース、36はフロートである。
フロート36はセンサケース35に遊嵌されており、ケ
ース外周に形成された上部ストッパ37と下部ストッパ
38の間を上下方向に移動自在とされている。
【0026】センサケース35内には、最大水位検出用
の上部リードスイッチ39と、最小水位検出用の下部リ
ードスイッチ40が内蔵され、樹脂41などで水密に充
填密封されている。この上部リードスイッチ39と下部
リードスイッチ40の上下方向の間隔は、センサを取り
付ける洗浄水貯溜タンク11内の洗浄水Wの満水時と渇
水時の水位差に対応した距離とされている。
の上部リードスイッチ39と、最小水位検出用の下部リ
ードスイッチ40が内蔵され、樹脂41などで水密に充
填密封されている。この上部リードスイッチ39と下部
リードスイッチ40の上下方向の間隔は、センサを取り
付ける洗浄水貯溜タンク11内の洗浄水Wの満水時と渇
水時の水位差に対応した距離とされている。
【0027】一方、上下動するフロート36には、その
内周面にリング状のマグネット42が取り付けられてお
り、水位の変動に従ってフロート36が上下動した時、
マグネット42と相対した側のリードスイッチ39また
は40がその磁力によって接点を閉じ、ONするように
構成されている。なお、43は接点信号取り出し用の信
号線である。
内周面にリング状のマグネット42が取り付けられてお
り、水位の変動に従ってフロート36が上下動した時、
マグネット42と相対した側のリードスイッチ39また
は40がその磁力によって接点を閉じ、ONするように
構成されている。なお、43は接点信号取り出し用の信
号線である。
【0028】次に、前記構成になるレンジフード1と油
脂分解装置2の動作を説明する。まず、排気中の油脂の
捕集動作について説明する。厨房や台所のガスレンジが
使用開始され、レンジフード1内の排気ファン5が回さ
れると、排気ファン5によって引かれた排気は、図4中
に矢印で示したように金属板32の間を流れていき、こ
の間に排気中に含まれる油脂が金属板35の表面に付着
して捕集される。
脂分解装置2の動作を説明する。まず、排気中の油脂の
捕集動作について説明する。厨房や台所のガスレンジが
使用開始され、レンジフード1内の排気ファン5が回さ
れると、排気ファン5によって引かれた排気は、図4中
に矢印で示したように金属板32の間を流れていき、こ
の間に排気中に含まれる油脂が金属板35の表面に付着
して捕集される。
【0029】そして、予め定めたレンジ使用時間(例え
ば、6時間、12時間など)が経過した時、あるいはレ
ンジが汚れていると判断した使用者がスイッチを手動操
作した時、制御盤28は電磁ポンプ17を所定時間(例
えば、5分間)だけ駆動開始する。なお、この電磁ポン
プ17の駆動は、排気ファン5による洗浄水の外部飛散
を防止するために、所定時間が経過した時点あるいはス
イッチが手動操作された時点で直ちに行なうのではな
く、排気ファン5が停止されたことを条件として駆動開
始するように設定することが望ましい。
ば、6時間、12時間など)が経過した時、あるいはレ
ンジが汚れていると判断した使用者がスイッチを手動操
作した時、制御盤28は電磁ポンプ17を所定時間(例
えば、5分間)だけ駆動開始する。なお、この電磁ポン
プ17の駆動は、排気ファン5による洗浄水の外部飛散
を防止するために、所定時間が経過した時点あるいはス
イッチが手動操作された時点で直ちに行なうのではな
く、排気ファン5が停止されたことを条件として駆動開
始するように設定することが望ましい。
【0030】電磁ポンプ17が自動あるいは手動によっ
て駆動開始されると、フィルタ15から洗浄水貯溜タン
ク11内の洗浄水Wが吸い上げられ、洗浄水吸い上げ管
16,洗浄水送り管18を介してレンジフード1の散水
ノズル7へ圧送される。散水ノズル7へ送られた洗浄水
は、図2中に点線で示したように、グリスフィルタ6の
金属板32に向けて所定の水圧で吹き付けられ、金属板
32の表面に付着している油脂を洗い落とす。
て駆動開始されると、フィルタ15から洗浄水貯溜タン
ク11内の洗浄水Wが吸い上げられ、洗浄水吸い上げ管
16,洗浄水送り管18を介してレンジフード1の散水
ノズル7へ圧送される。散水ノズル7へ送られた洗浄水
は、図2中に点線で示したように、グリスフィルタ6の
金属板32に向けて所定の水圧で吹き付けられ、金属板
32の表面に付着している油脂を洗い落とす。
【0031】そして、この洗い落とされた後の油脂を含
んだ洗浄水は、グリスフィルタ6の下面部の排水口9を
通じてその下の集水タンク8に回収され、洗浄水戻り管
20を通って再び洗浄水貯溜タンク11内へ還流され
る。
んだ洗浄水は、グリスフィルタ6の下面部の排水口9を
通じてその下の集水タンク8に回収され、洗浄水戻り管
20を通って再び洗浄水貯溜タンク11内へ還流され
る。
【0032】次に、上記のようにして洗浄水貯溜タンク
11内に回収された油脂の分解と排出動作について説明
する。前述したように、洗浄水貯溜タンク11内に設置
されたバクテリア収納容器22には、油脂分解バクテリ
ア粉が収納されており、この油脂分解バクテリア粉はタ
ンク内の洗浄水W中に少しづつ溶け出していくようにな
っている。したがって、洗浄水貯溜タンク11内の洗浄
水W中には、油脂分解バクテリアが所定の濃度で溶け込
んだ状態となっている。
11内に回収された油脂の分解と排出動作について説明
する。前述したように、洗浄水貯溜タンク11内に設置
されたバクテリア収納容器22には、油脂分解バクテリ
ア粉が収納されており、この油脂分解バクテリア粉はタ
ンク内の洗浄水W中に少しづつ溶け出していくようにな
っている。したがって、洗浄水貯溜タンク11内の洗浄
水W中には、油脂分解バクテリアが所定の濃度で溶け込
んだ状態となっている。
【0033】また、気泡発生管23には、空気導入管2
4を通じてエアポンプ25から圧縮空気が送り込まれ、
この圧縮空気が気泡発生管23の周面の細孔から気泡と
なって盛んに発生している。したがって、洗浄水W中に
溶け込んでいる油脂分解バクテリアはこの空気により活
性化し、油脂の分解効率が高められている。
4を通じてエアポンプ25から圧縮空気が送り込まれ、
この圧縮空気が気泡発生管23の周面の細孔から気泡と
なって盛んに発生している。したがって、洗浄水W中に
溶け込んでいる油脂分解バクテリアはこの空気により活
性化し、油脂の分解効率が高められている。
【0034】このような状態において、いま、洗浄後の
油分を含んだ洗浄水が洗浄水戻り管20を通じて洗浄水
貯溜タンク11内に戻され、タンク内の洗浄水Wに混ざ
り込むと、洗浄水W中に含まれている油脂分解バクテリ
アが油脂を分解する。この分解された油脂は、タンク下
底に沈澱物となって堆積する。この分解された油脂の沈
澱物は、もはや油脂としての性質を有していないので、
タンク下底面などに付着してしまうというようなことは
ない。
油分を含んだ洗浄水が洗浄水戻り管20を通じて洗浄水
貯溜タンク11内に戻され、タンク内の洗浄水Wに混ざ
り込むと、洗浄水W中に含まれている油脂分解バクテリ
アが油脂を分解する。この分解された油脂は、タンク下
底に沈澱物となって堆積する。この分解された油脂の沈
澱物は、もはや油脂としての性質を有していないので、
タンク下底面などに付着してしまうというようなことは
ない。
【0035】そして、一定時間毎(例えば、毎朝あるい
は毎晩など)に制御盤28を操作して排水用電磁弁26
を開き、排水管26を通じてタンク内の汚れた水を排水
溝3などの排水設備に排出してやれば、タンク下底に溜
まっている油脂の分解物も水と一緒になって吸い出さ
れ、外部へ排出される。したがって、タンク内の水を排
出するだけで、油脂分解物も自動的に廃棄することがで
きる。
は毎晩など)に制御盤28を操作して排水用電磁弁26
を開き、排水管26を通じてタンク内の汚れた水を排水
溝3などの排水設備に排出してやれば、タンク下底に溜
まっている油脂の分解物も水と一緒になって吸い出さ
れ、外部へ排出される。したがって、タンク内の水を排
出するだけで、油脂分解物も自動的に廃棄することがで
きる。
【0036】前記排水操作によって洗浄水貯溜タンク1
1内の洗浄水Wの量が減少していき、その水位が予め設
定した最低水位まで達すると、後述するように、水位セ
ンサ21がこれを検出して制御盤28に送り、給水用電
磁弁13を開いて給水管14から新しい水を所定水位に
なるまで自動給水する。このため、洗浄水貯溜タンク1
1内の洗浄水Wは常に一定かつ清潔に保たれる。
1内の洗浄水Wの量が減少していき、その水位が予め設
定した最低水位まで達すると、後述するように、水位セ
ンサ21がこれを検出して制御盤28に送り、給水用電
磁弁13を開いて給水管14から新しい水を所定水位に
なるまで自動給水する。このため、洗浄水貯溜タンク1
1内の洗浄水Wは常に一定かつ清潔に保たれる。
【0037】また、上記のようにして排水された洗浄水
中には、油脂分解バクテリアが多量に含まれている。こ
のため、排水管26通じて流し込まれる排水溝3などの
下流の排水設備の油脂も分解することができ、環境汚染
の防止にも資することができる。
中には、油脂分解バクテリアが多量に含まれている。こ
のため、排水管26通じて流し込まれる排水溝3などの
下流の排水設備の油脂も分解することができ、環境汚染
の防止にも資することができる。
【0038】次に、水位センサ21による水位検出動作
について説明する。前記排水によって洗浄水貯溜タンク
11内の水位が低下していくと、これに従って水位セン
サ21のフロート36も下がっていく。フロート36が
下部リードスイッチ40の位置まで達すると、下部リー
ドスイッチ40がマグネット42の磁力に感応してON
する。このスイッチON信号は制御盤28に送られ、給
水用電磁弁13が開かれ、給水管14を通じて新しい水
の補給が開始される。
について説明する。前記排水によって洗浄水貯溜タンク
11内の水位が低下していくと、これに従って水位セン
サ21のフロート36も下がっていく。フロート36が
下部リードスイッチ40の位置まで達すると、下部リー
ドスイッチ40がマグネット42の磁力に感応してON
する。このスイッチON信号は制御盤28に送られ、給
水用電磁弁13が開かれ、給水管14を通じて新しい水
の補給が開始される。
【0039】前記給水によってタンク内の水位が上昇し
ていき、フロート36が上部スイッチ39の位置まで達
すると、上部リードスイッチ39がマグネット42の磁
力に感応してONする。このスイッチON信号は制御盤
28に送られ、給水用電磁弁13が閉じられて給水が停
止される。
ていき、フロート36が上部スイッチ39の位置まで達
すると、上部リードスイッチ39がマグネット42の磁
力に感応してONする。このスイッチON信号は制御盤
28に送られ、給水用電磁弁13が閉じられて給水が停
止される。
【0040】上記のようにして、洗浄水貯溜タンク11
内の洗浄水Wは、最大水位を与える上部リードスイッチ
39と最小水位を与える下部リードスイッチ40との間
となるように自動的に調整される。
内の洗浄水Wは、最大水位を与える上部リードスイッチ
39と最小水位を与える下部リードスイッチ40との間
となるように自動的に調整される。
【0041】なお、前記の例では、レンジフード1内の
散水ノズル7はグリスフィルタ6の右側の面(図2にお
いて)にだけ設けたが、グリスフィルタ6の左右の両面
に設ければ、グリスフィルタ6に付着した油脂の洗浄効
果をより上げることができる。また、油脂の洗浄効果を
上げるために、洗浄水貯溜タンク11内の洗浄水W中に
適量の界面活性剤を混入してもよい。
散水ノズル7はグリスフィルタ6の右側の面(図2にお
いて)にだけ設けたが、グリスフィルタ6の左右の両面
に設ければ、グリスフィルタ6に付着した油脂の洗浄効
果をより上げることができる。また、油脂の洗浄効果を
上げるために、洗浄水貯溜タンク11内の洗浄水W中に
適量の界面活性剤を混入してもよい。
【0042】また、前記の例は、油脂分解装置をレンジ
フードと組み合わせた場合を例に採ったが、本発明の油
脂分解装置は前記レンジフードだけに限らず、付着した
油脂を洗浄する必要のある機器や装置であれば、組み合
わせて使用することができる。
フードと組み合わせた場合を例に採ったが、本発明の油
脂分解装置は前記レンジフードだけに限らず、付着した
油脂を洗浄する必要のある機器や装置であれば、組み合
わせて使用することができる。
【0043】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、その発
明の主旨に沿った各種の変形が可能である。
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、その発
明の主旨に沿った各種の変形が可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の油
脂分解装置によるときは、所定容量からなる洗浄水貯溜
タンクと、該洗浄水貯溜タンク内に設けられた油脂分解
バクテリア供給手段と、前記洗浄水貯溜タンク内に貯溜
された洗浄水を洗浄水送り管を介して外部へ送水する洗
浄水送給手段と、使用後の洗浄水を前記洗浄水貯溜タン
ク内へ回収するための洗浄水戻り管とを備えたので、回
収された洗浄水中に含まれる油脂を油脂分解バクテリア
によって確実に分解することができる。
脂分解装置によるときは、所定容量からなる洗浄水貯溜
タンクと、該洗浄水貯溜タンク内に設けられた油脂分解
バクテリア供給手段と、前記洗浄水貯溜タンク内に貯溜
された洗浄水を洗浄水送り管を介して外部へ送水する洗
浄水送給手段と、使用後の洗浄水を前記洗浄水貯溜タン
ク内へ回収するための洗浄水戻り管とを備えたので、回
収された洗浄水中に含まれる油脂を油脂分解バクテリア
によって確実に分解することができる。
【0045】また、請求項2記載の油脂分解装置による
ときは、洗浄水貯溜タンク内の洗浄水に空気を送り込む
気泡発生手段を付設したので、油脂分解バクテリアをよ
り活性化することができる。このため、前記請求項1記
載の発明の効果に加え、油脂の分解効率を上げることが
できる。
ときは、洗浄水貯溜タンク内の洗浄水に空気を送り込む
気泡発生手段を付設したので、油脂分解バクテリアをよ
り活性化することができる。このため、前記請求項1記
載の発明の効果に加え、油脂の分解効率を上げることが
できる。
【0046】また、請求項3記載の油脂分解装置による
ときは、洗浄水貯溜タンク内の洗浄水を外部へ廃棄する
排水手段を付設したので、排水管を通じてタンク内の洗
浄水を排出する際に、タンク内に溜まっている油脂の沈
澱物も一緒に吸い出して廃棄することができる。このた
め、タンク内に油脂の沈澱物が溜まったままとなること
がなく、前記請求項1および2記載の発明の効果に加
え、洗浄水貯溜タンク内を常に清潔に維持することがで
きる。
ときは、洗浄水貯溜タンク内の洗浄水を外部へ廃棄する
排水手段を付設したので、排水管を通じてタンク内の洗
浄水を排出する際に、タンク内に溜まっている油脂の沈
澱物も一緒に吸い出して廃棄することができる。このた
め、タンク内に油脂の沈澱物が溜まったままとなること
がなく、前記請求項1および2記載の発明の効果に加
え、洗浄水貯溜タンク内を常に清潔に維持することがで
きる。
【0047】また、請求項4記載の油脂分解装置による
ときは、洗浄水貯溜タンク内の洗浄水の水位を検出する
水位検出手段と、該水位検出手段の検出信号に基づいて
洗浄水貯溜タンクに水を補給する給水手段とを付設した
ので、洗浄水貯溜タンク内の洗浄水を常に一定の水位に
維持することができる。このため、前記請求項1〜4記
載の発明の効果に加え、常に一定の油脂洗浄効果と油脂
分解効果を維持することができる。
ときは、洗浄水貯溜タンク内の洗浄水の水位を検出する
水位検出手段と、該水位検出手段の検出信号に基づいて
洗浄水貯溜タンクに水を補給する給水手段とを付設した
ので、洗浄水貯溜タンク内の洗浄水を常に一定の水位に
維持することができる。このため、前記請求項1〜4記
載の発明の効果に加え、常に一定の油脂洗浄効果と油脂
分解効果を維持することができる。
【0048】さらに、請求項5記載の油脂分解装置によ
るときは、前記請求項1〜4のいずれかに記載の油脂分
解装置を利用したレンジフードであって、レンジフード
は、排気ファンと、油脂捕集用のグリスフィルタと、該
グリスフィルタに洗浄水を吹き付ける散水ノズルと、吹
き付け後の洗浄水を回収する集水タンクとを備え、前記
レンジフードの散水ノズルを前記油脂分解装置の洗浄水
送り管に接続するとともに、前記レンジフードの集水タ
ンクを前記油脂分解装置の洗浄水戻り管に接続したの
で、レンジフードのグリスフィルタに付着した油脂を洗
浄水で洗い落とした後、この洗浄水中に含まれる油脂を
油脂分解バクテリアによって確実に分解して外部へ排出
することができる。このため、レンジフードを常に清潔
に維持することができ、従来のレンジフードのように油
脂で汚れる度にグリスフィルタを交換する必要がなくな
り、レンジフードを常に清潔に維持することができる。
るときは、前記請求項1〜4のいずれかに記載の油脂分
解装置を利用したレンジフードであって、レンジフード
は、排気ファンと、油脂捕集用のグリスフィルタと、該
グリスフィルタに洗浄水を吹き付ける散水ノズルと、吹
き付け後の洗浄水を回収する集水タンクとを備え、前記
レンジフードの散水ノズルを前記油脂分解装置の洗浄水
送り管に接続するとともに、前記レンジフードの集水タ
ンクを前記油脂分解装置の洗浄水戻り管に接続したの
で、レンジフードのグリスフィルタに付着した油脂を洗
浄水で洗い落とした後、この洗浄水中に含まれる油脂を
油脂分解バクテリアによって確実に分解して外部へ排出
することができる。このため、レンジフードを常に清潔
に維持することができ、従来のレンジフードのように油
脂で汚れる度にグリスフィルタを交換する必要がなくな
り、レンジフードを常に清潔に維持することができる。
【図1】本発明の油脂分解装置を利用して構成した本願
発明に係るレンジフードの全体構成図である。
発明に係るレンジフードの全体構成図である。
【図2】レンジフード部分の拡大断面図である。
【図3】油脂分解装置部分の拡大断面図である。
【図4】レンジフード内のグリスフィルタの横断面図で
ある。
ある。
【図5】油脂分解装置内に設けられた水位センサの側面
図である。
図である。
1 レンジフード 2 油脂分解装置 3 排水溝 4 フード 5 排気用ファン 6 グリスフィルタ 7 散水ノズル 8 集水タンク 9 排水口 11 洗浄水貯溜タンク 13 給水用電磁弁 14 給水管 16 洗浄水吸い上げ管 17 電磁ポンプ 18 洗浄水送り管 20 洗浄水戻り管 21 水位センサ 22 バクテリア収容容器 23 気泡発生管 24 空気導入管 25 エアポンプ 26 排水管 27 排水用電磁弁 28 制御盤 32 金属板 W 洗浄水
Claims (5)
- 【請求項1】 所定容量からなる洗浄水貯溜タンクと、 該洗浄水貯溜タンク内に設けられた油脂分解バクテリア
供給手段と、 前記洗浄水貯溜タンク内に貯溜された洗浄水を洗浄水送
り管を介して外部へ送水する洗浄水送給手段と、 使用後の洗浄水を前記洗浄水貯溜タンク内へ回収するた
めの洗浄水戻り管とを備えたことを特徴とする油脂分解
装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の油脂分解装置において、 前記洗浄水貯溜タンク内の洗浄水に空気を送り込む気泡
発生手段を付設したことを特徴とする油脂分解装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の油脂分解装置に
おいて、 前記洗浄水貯溜タンク内の洗浄水を外部へ廃棄する排水
手段を付設したことを特徴とする油脂分解装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の油脂分
解装置において、 前記洗浄水貯溜タンク内の洗浄水の水位を検出する水位
検出手段と、 該水位検出手段の検出信号に基づいて洗浄水貯溜タンク
に水を補給する給水手段とを付設したことを特徴とする
油脂分解装置。 - 【請求項5】 前記請求項1〜4のいずれかに記載の油
脂分解装置を利用したレンジフードであって、 レンジフードは、排気ファンと、油脂捕集用のグリスフ
ィルタと、該グリスフィルタに洗浄水を吹き付ける散水
ノズルと、吹き付け後の洗浄水を回収する集水タンクと
を備え、 前記レンジフードの散水ノズルを前記油脂分解装置の洗
浄水送り管に接続するとともに、 前記レンジフードの集水タンクを前記油脂分解装置の洗
浄水戻り管に接続したことを特徴とするレンジフード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10105996A JPH09287790A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 油脂分解装置およびこれを利用したレンジフード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10105996A JPH09287790A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 油脂分解装置およびこれを利用したレンジフード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09287790A true JPH09287790A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14290551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10105996A Pending JPH09287790A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 油脂分解装置およびこれを利用したレンジフード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09287790A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11216321A (ja) * | 1998-01-30 | 1999-08-10 | Fuji Kogyo Kk | レンジフードのフィルター清掃装置 |
JP2003065578A (ja) * | 2001-08-22 | 2003-03-05 | Fuji Industrial Co Ltd | レンジフード |
JP2003525744A (ja) * | 2000-03-08 | 2003-09-02 | サン−ゴバン グラス フランス | 光触媒及び/又は親水性コーティングを有する基体 |
CN104353634A (zh) * | 2014-11-29 | 2015-02-18 | 山东蓝伞国际科技开发有限公司 | 油烟机清洗机 |
CN114904411A (zh) * | 2021-02-07 | 2022-08-16 | 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 | 一种微气泡产生装置及烟机 |
-
1996
- 1996-04-23 JP JP10105996A patent/JPH09287790A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11216321A (ja) * | 1998-01-30 | 1999-08-10 | Fuji Kogyo Kk | レンジフードのフィルター清掃装置 |
JP2003525744A (ja) * | 2000-03-08 | 2003-09-02 | サン−ゴバン グラス フランス | 光触媒及び/又は親水性コーティングを有する基体 |
JP2003065578A (ja) * | 2001-08-22 | 2003-03-05 | Fuji Industrial Co Ltd | レンジフード |
CN104353634A (zh) * | 2014-11-29 | 2015-02-18 | 山东蓝伞国际科技开发有限公司 | 油烟机清洗机 |
CN114904411A (zh) * | 2021-02-07 | 2022-08-16 | 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 | 一种微气泡产生装置及烟机 |
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