JPH07279204A - 貯水槽 - Google Patents

貯水槽

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JPH07279204A
JPH07279204A JP6076754A JP7675494A JPH07279204A JP H07279204 A JPH07279204 A JP H07279204A JP 6076754 A JP6076754 A JP 6076754A JP 7675494 A JP7675494 A JP 7675494A JP H07279204 A JPH07279204 A JP H07279204A
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water supply
pipe
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利一 池谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 清掃作業員がタンク内に出入りする必要な
く、常に清掃された状態を維持することができる貯水槽
を提供することを目的とする。 【構成】 タンク1の内底部2を円錐形の下り勾配とし
てその中心部に給水管4を接続し、給水管4にポンプ6
を接続してその下流側に枝管7を接続し、枝管7をタン
ク1内に導入して内部に開口させることにより、沈殿物
等が内底部2に沿って常に下降し、かつ、枝管7の開口
10から水を吐出させて貯溜水のコーン形の渦流を形成
し、その渦流によって強制的に洗い流されるように構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はビルの地下や屋上、そ
の他家庭において水道水を一時貯溜するための貯水槽に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の貯水槽は、図4に示すよ
うに、箱形のタンク20であって、その天井部付近から
水道管21により水を導入して内部に水を入れ、フロー
ティングタップ22を有する開閉調節弁23にて常に定
量を保持させるようにし、底部の沈殿物24より若干上
位に配置した取水口から配管25でポンプ26を介して
下流側へ給水するようにしている。27はドレンバルブ
である。
【0003】この貯水槽は、長期間にわたる清掃を怠る
と、水道水中に含まれる僅かな錆びやタンク20自体の
錆びその他が発生して内底部に沈殿するなどして不衛生
となるから、一定容量以上のものについては、一定期間
毎に清掃をすることが義務付けられている。
【0004】この清掃は、タンク20の上部に開設した
マンホール28からタンク20内に清掃作業員が出入り
してブラシその他で清掃する手作業によっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タンク
内に人が出入りすることは、いかに清掃作業員が清潔な
作業着やゴム長靴を着けて行うとしても、完全なる衛生
的状態で行われるものであるとは言い難い。そして、こ
の清掃には、開閉調節弁を閉じてタンク20内の水位が
低くなった時点で行うのが最良であるが、種々の都合に
より、タンク20内の水位が高い時に行わねばならない
こともあって、貯溜した水を無駄に捨てなければならな
いこともある。
【0006】また、従来のタンク20では、配管25は
沈殿物24より若干上位に配置されているから、その配
管25から下位の水は所謂死水となってドレンバルブ2
7を開口しない限りタンク20内に停滞し、衛生的にも
好ましくない。
【0007】そこで、この発明は、清掃作業員がタンク
内に出入りする必要なく、常に清掃された状態を維持す
るとともに、死水を発生することのない貯水槽を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる貯水槽は、タンクの内底部を略円
錐形の下り勾配としてその中心部に給水管を接続し、該
給水管にポンプを接続してその下流側に枝管を接続し、
該枝管をタンク内に導入して内部に開口させて構成し
た。
【0009】
【作用】タンク内に水が貯溜されると沈殿物等は自重に
て内底部に沿って常に下降し給水管に吸い込まれ、ま
た、ポンプを介し貯溜水をタンクから排出すると、水の
流れにより沈殿物等は内底部に沿って下降し給水管に吸
い込まれ、さらに、枝管から一部の水がタンク内に還流
し、開口から水を吐出させて貯溜した水のコーン形の渦
流を形成し、その渦流により沈殿物等を強制的に洗い流
す。
【0010】したがって、タンクの底部に沈殿した錆び
その他は言うに及ばず、コーン形の渦流により水面に浮
く物体等をも給水管に吸い込んで、タンク内に死水を生
じることなく、常に清浄に維持する。
【0011】
【実施例】以下この発明の実施例を図に基づき説明す
る。図1において、タンク1は円筒体又は多角筒体であ
って、その内底部2が中央部に向け下り勾配に形成され
た略円錐形であり、上部は空気抜き管3を有して閉鎖さ
れている。内底部2の中央部に給水管4が接続され、給
水管4にはポンプ6が配設されている。
【0012】ポンプ6の上流側で給水管4にドレンバル
ブ5を設けるとともに、下流側で給水管4に枝管7を接
続し、この枝管7の途中にストレーナー8及び電磁開閉
弁9を介在して枝管7をタンク1内に導入し、その端部
を内底部2付近でノズル10として開口させ、内底部2
の給水管4を中心として渦流を形成出来るように配置す
る。
【0013】ストレーナー8は、水道水が清浄なもので
あるから、図2に示すように、必ずしも設けることはな
いが、タンク1自体の錆びその他が再びタンク1に還流
することを防止するために設けられる。
【0014】電磁開閉弁9はストレーナー8と対として
同様で、必ずしも設ける必要性はないが、必要時以外は
無駄であるから、必要な時だけ作動するようにする。す
なわち、内底部2に多くの錆び等が沈殿して自然排出さ
れない場合に作動させるようにしてある。
【0015】ノズル10はタンク1内の水を回転させる
ためのもので、図3に示すように、枝管7と連通する環
状パイプ14に直径方向で相対する位置において複数個
のノズル10をそれぞれ回転方向へ向け傾斜させて設け
てもよく、又は、図1に示すように一個のノズル10だ
けでもよい。
【0016】そしてタンク1の天井部付近から水道管1
2を内部に導入し、フローティングタップ13等の開閉
調節弁11を介してタンク1内に常に定量の水道水が貯
蔵されるようにしてある。
【0017】図2に示す他の実施例は、枝管6からスト
レーナー8及び電磁開閉弁9を除去してタンク1内に常
に渦流を形成するようにしたものである。
【0018】そこで、水道管12からタンク1内に水道
水が供給され、開閉調節弁11作動してタンク1内に定
量の水が貯溜されると、静水状態では、沈殿物は内底部
2に沿って転動し、給水管4に落下する。したがって、
適時にドレンバルブ5を開くと外部へ排出できる。
【0019】そして、タンク1から給水するため、ポン
プ6を駆動することにより、内底部2の中央部から給水
管4内に水が吸い込まれて下流側へ移動するとき、沈殿
物等は内底部2に沿って給水管に強制的に吸い込まれ
る。
【0020】しかし、内底部2を滑落せず、給水管4に
吸い込まれないで残る錆び等を除去するため、電磁開閉
弁9を開くと水が枝管7を経てストレーナー8で濾過さ
れてノズル10からタンク1内に噴出する。
【0021】ノズル10から一定方向へ噴出する水流に
より、タンク1内の水が内底部2の中心の給水管4を中
心として循環水流を形成しながら、給水管4に吸い込ま
れるコーン状の渦巻きを作る。
【0022】したがって、内底部2に沈殿した錆びその
他は、水流により内底部2を強制的に滑り移動して給水
管4内に吸い込まれ、下流側へと移動する。
【0023】また、コーン形の渦流により、タンク1内
の水面に浮いている物体等も渦流に巻き込まれて給水管
に吸い込まれる。したがって、タンク1内は常に自動的
に洗浄される。
【0024】しかして、図2に示す例では、給水中は常
時渦流が生じ、常に上記の洗浄作用が生じてタンク1内
が清掃される。
【0025】なお、ストレーナー8は一定期間毎に交換
するか洗浄しなければならない不便があるために、これ
を解消するため、長期間に及ぶろ過効果を有する市販の
浄水機器を用いてもよい。また、貯水槽には、水道管が
直接に接続されない屋上等の高置水槽があり、この高置
水槽には通例給水管4にポンプ6を設けないので、この
発明を高置水槽に実施するときは、ポンプ6を設けるこ
とが必要であることはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、タンク
内に水が貯溜されると沈殿物等は自重にて内底部に沿っ
て常に下降し給水管に吸い込まれ、また、ポンプを介し
貯溜水をタンクから排出すると、水の流れにより沈殿物
等は内底部に沿って下降し給水管に吸い込まれ、さら
に、枝管から一部の水がタンク内に還流し、開口から水
を吐出させて貯蔵した水のコーン形の渦流を形成し、そ
の渦流により沈殿物等を強制的に洗い流すから、タンク
の底部に沈殿した錆びその他は言うに及ばず、コーン形
の渦流により水面に浮く物体等をも給水管に吸い込ん
で、タンク内を常に清浄に維持する。したがって、死水
ができる惧れもなく、タンク内に清掃作業員が出入りす
ることなくしてタンクの清浄ができ、きわめて衛生的で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す断面正面図
【図2】この発明の他の実施例を示す断面正面図
【図3】ノズルの他の例を示す平面図
【図4】従来例の断面正面図
【符号の説明】
1…タンク 2…内底部 4…給水管 6…ポンプ 7…枝管 8…ストレーナー 9…電磁開閉弁 10…ノズル 11…開閉調節弁 12…水道管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクの内底部を略円錐形の下り勾配と
    してその中心部に給水管を接続し、該給水管にポンプを
    接続してその下流側に枝管を接続し、該枝管をタンク内
    に導入して内部に開口させ、該開口から水を吐出させて
    貯溜水の渦流を形成できるようにしたことを特徴とする
    貯水槽。
  2. 【請求項2】 枝管の途中にストレーナー又は浄水機器
    を介在させたことを特徴とする請求項1に記載の貯水
    槽。
  3. 【請求項3】 枝管の開口がノズルであることを特徴と
    する請求項1に記載の貯水槽。
  4. 【請求項4】 ノズルが複数個で、かつ、同一回転方向
    へ向けて配設されていることを特徴とする請求項1に記
    載の貯水槽。
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