JP2003334124A - 昇降座椅子 - Google Patents
昇降座椅子Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 座部の下降動作時に、使用者の足が座部と床
面との間に挟まれる事故を確実に防止できる昇降座椅子
を実現する。 【解決手段】 ベース部12に起倒可能に取付けた支持脚
14,16と、支持脚14,16の上端に取付けた座部18と、支
持脚14,16を起倒させて座部18を昇降させる駆動部22
と、座部18の下面前方に回動自在に取付けた安全部材28
と、該安全部材28を押すシャフト34を有する直動ソレノ
イド32と、支持脚14の起倒動作を検知するセンサ部38
と、センサ部38の検知信号を受けてシャフト34の駆動を
制御する制御部36を有し、該制御部36は、支持脚14の倒
伏動作の検知信号の入力を受けて、上記シャフト34を前
方方向に所定距離直動させ、以て、シャフト34に押され
た上記板状の安全部材28を回動させつつ座部18の前方側
端部18aから突出させるよう構成した昇降座椅子10。
面との間に挟まれる事故を確実に防止できる昇降座椅子
を実現する。 【解決手段】 ベース部12に起倒可能に取付けた支持脚
14,16と、支持脚14,16の上端に取付けた座部18と、支
持脚14,16を起倒させて座部18を昇降させる駆動部22
と、座部18の下面前方に回動自在に取付けた安全部材28
と、該安全部材28を押すシャフト34を有する直動ソレノ
イド32と、支持脚14の起倒動作を検知するセンサ部38
と、センサ部38の検知信号を受けてシャフト34の駆動を
制御する制御部36を有し、該制御部36は、支持脚14の倒
伏動作の検知信号の入力を受けて、上記シャフト34を前
方方向に所定距離直動させ、以て、シャフト34に押され
た上記板状の安全部材28を回動させつつ座部18の前方側
端部18aから突出させるよう構成した昇降座椅子10。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、座部が昇降可能
と成された昇降座椅子に係り、特に、座部の下降動作時
に、使用者の足が座部と床面との間に挟まれる事故を確
実に防止できる安全機構を備えた昇降座椅子に関する。
と成された昇降座椅子に係り、特に、座部の下降動作時
に、使用者の足が座部と床面との間に挟まれる事故を確
実に防止できる安全機構を備えた昇降座椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】図5乃至図7は、従来の昇降座椅子の一
例を示すものであり、この昇降座椅子70は、ベース部72
と、該ベース部72に対して起倒可能に取付けられた支持
脚74,76と、上記支持脚74,76の上端に取付けられた座
部78と、該座部78の後方に設けられた背凭れ部80と、上
記支持脚74,76を起倒させて座部78を昇降作動させる駆
動部82を有している。上記座部78の下面には、軸受部8
4,84が設けられており、該軸受部84,84に上記支持脚7
4,76の上端が、支軸86,86を介して回動可能に取付け
られている。また、上記ベース部72にも、軸受部84,84
が設けられており、該軸受部84,84に上記支持脚74,76
の下端が、支軸86,86を介して回動可能に取付けられて
いる。
例を示すものであり、この昇降座椅子70は、ベース部72
と、該ベース部72に対して起倒可能に取付けられた支持
脚74,76と、上記支持脚74,76の上端に取付けられた座
部78と、該座部78の後方に設けられた背凭れ部80と、上
記支持脚74,76を起倒させて座部78を昇降作動させる駆
動部82を有している。上記座部78の下面には、軸受部8
4,84が設けられており、該軸受部84,84に上記支持脚7
4,76の上端が、支軸86,86を介して回動可能に取付け
られている。また、上記ベース部72にも、軸受部84,84
が設けられており、該軸受部84,84に上記支持脚74,76
の下端が、支軸86,86を介して回動可能に取付けられて
いる。
【0003】上記駆動部82は、図7に示すように、減速
機付モータ88、該減速機付モータ88の歯車88aと噛合す
る減速歯車90、該減速歯車90の支軸90aに連結された動
作アーム92、該動作アーム92の先端部に取付けられた一
対のローラ94,94を有している。上記一対のローラ94,
94間には上記支持脚76が挟持されている。而して、上記
減速歯車90の支軸90aが回転すると、該支軸90aを支点
として動作アーム92が回動し、その結果、上記支持脚76
が上記ローラ94,94に案内されて起倒動作を行うことと
なる。
機付モータ88、該減速機付モータ88の歯車88aと噛合す
る減速歯車90、該減速歯車90の支軸90aに連結された動
作アーム92、該動作アーム92の先端部に取付けられた一
対のローラ94,94を有している。上記一対のローラ94,
94間には上記支持脚76が挟持されている。而して、上記
減速歯車90の支軸90aが回転すると、該支軸90aを支点
として動作アーム92が回動し、その結果、上記支持脚76
が上記ローラ94,94に案内されて起倒動作を行うことと
なる。
【0004】上記昇降座椅子70の座部78に腰掛けている
使用者96(図5)が、図示しない下降動作用のスイッチ
をオンすると、減速機付モータ88が作動して歯車88a及
び減速歯車90が回転することにより、減速歯車90の支軸
90aに連結された動作アーム92が、該支軸90aを支点と
して反時計方向に回動する。その結果、動作アーム92の
ローラ94,94に挟持された支持脚76が前方向に倒れると
共に、前側の支持脚74も前方向に倒れ、以て、図6に示
すように、座部78が水平に保持されたまま前進し、且つ
下降するのである。この場合は、昇降座椅子70を座椅子
として使用することができる。
使用者96(図5)が、図示しない下降動作用のスイッチ
をオンすると、減速機付モータ88が作動して歯車88a及
び減速歯車90が回転することにより、減速歯車90の支軸
90aに連結された動作アーム92が、該支軸90aを支点と
して反時計方向に回動する。その結果、動作アーム92の
ローラ94,94に挟持された支持脚76が前方向に倒れると
共に、前側の支持脚74も前方向に倒れ、以て、図6に示
すように、座部78が水平に保持されたまま前進し、且つ
下降するのである。この場合は、昇降座椅子70を座椅子
として使用することができる。
【0005】また、座部78が最下降位置にある状態で、
使用者96が、図示しない上昇動作用のスイッチをオンす
ると、減速機付モータ88が作動して歯車88a及び減速歯
車90が、下降動作時とは逆方向に回転することにより、
減速歯車90の支軸90aに連結された動作アーム92が、該
支軸90aを支点として時計方向に回動する。その結果、
動作アーム92のローラ94,94に挟持された支持脚76が後
方向に起立すると共に、前側の支持脚74も後方向に起立
し、以て、座部78が水平に保持されたまま後退し、且つ
上昇するのである。この場合は、昇降座椅子70を通常の
椅子として使用することができる。
使用者96が、図示しない上昇動作用のスイッチをオンす
ると、減速機付モータ88が作動して歯車88a及び減速歯
車90が、下降動作時とは逆方向に回転することにより、
減速歯車90の支軸90aに連結された動作アーム92が、該
支軸90aを支点として時計方向に回動する。その結果、
動作アーム92のローラ94,94に挟持された支持脚76が後
方向に起立すると共に、前側の支持脚74も後方向に起立
し、以て、座部78が水平に保持されたまま後退し、且つ
上昇するのである。この場合は、昇降座椅子70を通常の
椅子として使用することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の昇降座椅子
70は、座部78の高さを適宜調節することにより、通常の
椅子としてだけではなく、座椅子としての使用も可能で
あるため、特に、座椅子への着席や、座椅子からの立ち
上がりが困難な足の不自由な人にとっては便利な製品で
ある。
70は、座部78の高さを適宜調節することにより、通常の
椅子としてだけではなく、座椅子としての使用も可能で
あるため、特に、座椅子への着席や、座椅子からの立ち
上がりが困難な足の不自由な人にとっては便利な製品で
ある。
【0007】しかしながら、上記昇降座椅子70にあって
は、図6に示すように、使用者96の足96aが座部78の下
方に置かれた状態で下降動作を行ってしまうと、使用者
96の足96aが座部78と床面との間に挟まれて負傷すると
いった事故を生じる危険性があった。
は、図6に示すように、使用者96の足96aが座部78の下
方に置かれた状態で下降動作を行ってしまうと、使用者
96の足96aが座部78と床面との間に挟まれて負傷すると
いった事故を生じる危険性があった。
【0008】本発明は、上記した従来例の問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的は、座部の下降動作時
に、使用者の足が座部と床面との間に挟まれる事故を確
実に防止できる昇降座椅子を実現することにある。
てなされたものであり、その目的は、座部の下降動作時
に、使用者の足が座部と床面との間に挟まれる事故を確
実に防止できる昇降座椅子を実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る昇降座椅子は、座部の下降動作に連
動して、該座部の前方側へ突出し、以て、使用者の足を
座部の前方へ導く安全部材を設けたことを特徴とする。
めに、本発明に係る昇降座椅子は、座部の下降動作に連
動して、該座部の前方側へ突出し、以て、使用者の足を
座部の前方へ導く安全部材を設けたことを特徴とする。
【0010】本発明の昇降座椅子にあっては、座部の下
降動作に連動して、該座部の前方側へ突出する安全部材
が設けられているので、使用者の足が座部の下方に置か
れた状態で下降動作が行われた場合であっても、上記安
全部材が、使用者の足に当接した後、足を座部の前方へ
導くことができるため、使用者の足が座部の下方に置か
れたままの状態で、座部の下降動作が行われることを防
止できる。また、使用者が、座部の下降動作中に、足を
誤って座部の下方へ入れようとした場合にも、座部の前
方側へ突出する上記安全部材によって、足が座部の前方
へ導かれるため、足が座部の下方に入り込むこともな
い。このように、本発明の昇降座椅子にあっては、上記
安全部材によって、使用者の足が座部の前方に導かれる
ので、座部の下降動作時に、使用者の足が座部と床面と
の間に挟まれる事故を確実に防止することができる
降動作に連動して、該座部の前方側へ突出する安全部材
が設けられているので、使用者の足が座部の下方に置か
れた状態で下降動作が行われた場合であっても、上記安
全部材が、使用者の足に当接した後、足を座部の前方へ
導くことができるため、使用者の足が座部の下方に置か
れたままの状態で、座部の下降動作が行われることを防
止できる。また、使用者が、座部の下降動作中に、足を
誤って座部の下方へ入れようとした場合にも、座部の前
方側へ突出する上記安全部材によって、足が座部の前方
へ導かれるため、足が座部の下方に入り込むこともな
い。このように、本発明の昇降座椅子にあっては、上記
安全部材によって、使用者の足が座部の前方に導かれる
ので、座部の下降動作時に、使用者の足が座部と床面と
の間に挟まれる事故を確実に防止することができる
【0011】本発明は、上記座部を支持する起倒可能な
支持脚を有し、該支持脚を起倒させることにより上記座
部が昇降可能と成された昇降座椅子にも適用可能であ
り、この場合、上記支持脚の倒伏動作に連動して、上記
安全部材が座部の前方側へ突出するように構成しても良
い。
支持脚を有し、該支持脚を起倒させることにより上記座
部が昇降可能と成された昇降座椅子にも適用可能であ
り、この場合、上記支持脚の倒伏動作に連動して、上記
安全部材が座部の前方側へ突出するように構成しても良
い。
【0012】上記安全部材としては、例えば、座部の下
面前方に回動自在に取付けられた板状の安全部材が該当
し、この場合、該安全部材は、座部の下降動作に連動し
て、回動しつつ座部の前方側へ突出するように構成され
る。
面前方に回動自在に取付けられた板状の安全部材が該当
し、この場合、該安全部材は、座部の下降動作に連動し
て、回動しつつ座部の前方側へ突出するように構成され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、本発明に係る昇
降座椅子10の一実施形態を示すものであり、この昇降座
椅子10は、ベース部12と、該ベース部12に対して起倒可
能に取付けられた支持脚14,16と、これら支持脚14,16
の上端に取付けられ、支持脚14,16によって支持される
座部18と、該座部18の後方に設けられた背凭れ部20と、
上記支持脚14,16を起倒させて座部18を昇降作動させる
駆動部22を有している。上記座部18の下面には、軸受部
24,24が設けられており、該軸受部24,24に上記支持脚
14,16の上端が、支軸26,26を介して回動可能に取付け
られている。また、上記ベース部12にも、軸受部24,24
が設けられており、該軸受部24,24に上記支持脚14,16
の下端が、支軸26,26を介して回動可能に取付けられて
いる。
降座椅子10の一実施形態を示すものであり、この昇降座
椅子10は、ベース部12と、該ベース部12に対して起倒可
能に取付けられた支持脚14,16と、これら支持脚14,16
の上端に取付けられ、支持脚14,16によって支持される
座部18と、該座部18の後方に設けられた背凭れ部20と、
上記支持脚14,16を起倒させて座部18を昇降作動させる
駆動部22を有している。上記座部18の下面には、軸受部
24,24が設けられており、該軸受部24,24に上記支持脚
14,16の上端が、支軸26,26を介して回動可能に取付け
られている。また、上記ベース部12にも、軸受部24,24
が設けられており、該軸受部24,24に上記支持脚14,16
の下端が、支軸26,26を介して回動可能に取付けられて
いる。
【0014】また、上記座部18の下面前方に、板状の安
全部材28がヒンジ30を介して、座部18の前方側及び後方
側に向かって回動自在に取付けられている。さらに、座
部18の下面には、直動ソレノイド32が取付けられてお
り、該直動ソレノイド32のシャフト34は、上記安全部材
28の上端に当接されている。上記直動ソレノイド32のシ
ャフト34は、駆動部22内に設けられた制御部36によっ
て、その直動方向及び直動距離が制御されるようになっ
ており、上記シャフト34が、図1の矢印Aに示す如く、
前方方向に所定距離直動すると、上記シャフト34に押さ
れて安全部材28は時計方向に回動(図1の矢印B参照)
しつつ、上記板状の安全部材28が座部18の前方側端部18
aから突出するようになっている。
全部材28がヒンジ30を介して、座部18の前方側及び後方
側に向かって回動自在に取付けられている。さらに、座
部18の下面には、直動ソレノイド32が取付けられてお
り、該直動ソレノイド32のシャフト34は、上記安全部材
28の上端に当接されている。上記直動ソレノイド32のシ
ャフト34は、駆動部22内に設けられた制御部36によっ
て、その直動方向及び直動距離が制御されるようになっ
ており、上記シャフト34が、図1の矢印Aに示す如く、
前方方向に所定距離直動すると、上記シャフト34に押さ
れて安全部材28は時計方向に回動(図1の矢印B参照)
しつつ、上記板状の安全部材28が座部18の前方側端部18
aから突出するようになっている。
【0015】また、前方側の支持脚14の下端には、該支
持脚14の起倒動作を検知するためのセンサ部38が設けら
れており、該センサ部38の検知信号が上記制御部36に入
力されるようになっている。上記センサ部38は、例え
ば、光センサによって構成することができる。この場
合、起立状態の支持脚14に、光センサの発光部からの光
を当てると共にその反射光を受光部で検出するようにし
ておき、上記支持脚14が倒伏動作して受光部で反射光が
検出されなくなった時点で、検知信号が上記制御部36に
入力するようにすれば、支持脚14の倒伏動作の開始を検
知することができる。同様に、倒伏状態の支持脚14に、
光センサの発光部からの光を当てると共にその反射光を
受光部で検出するようにしておき、上記支持脚14が起立
動作して受光部で反射光が検出されなくなった時点で、
検知信号が上記制御部36に入力するようにすれば、支持
脚14の起立動作の開始を検知することができる。尚、支
持脚14の起倒動作を検知することができれば、上記光セ
ンサのみならず、回転センサ等、種々の公知なセンサを
用いてセンサ部38を構成しても良い。上記安全部材28、
直動ソレノイド32、制御部36、センサ部38によって、座
部18の下降動作時に、使用者50の足50aが座部18と床面
との間に挟まれる事故を防止する安全機構が構成され
る。
持脚14の起倒動作を検知するためのセンサ部38が設けら
れており、該センサ部38の検知信号が上記制御部36に入
力されるようになっている。上記センサ部38は、例え
ば、光センサによって構成することができる。この場
合、起立状態の支持脚14に、光センサの発光部からの光
を当てると共にその反射光を受光部で検出するようにし
ておき、上記支持脚14が倒伏動作して受光部で反射光が
検出されなくなった時点で、検知信号が上記制御部36に
入力するようにすれば、支持脚14の倒伏動作の開始を検
知することができる。同様に、倒伏状態の支持脚14に、
光センサの発光部からの光を当てると共にその反射光を
受光部で検出するようにしておき、上記支持脚14が起立
動作して受光部で反射光が検出されなくなった時点で、
検知信号が上記制御部36に入力するようにすれば、支持
脚14の起立動作の開始を検知することができる。尚、支
持脚14の起倒動作を検知することができれば、上記光セ
ンサのみならず、回転センサ等、種々の公知なセンサを
用いてセンサ部38を構成しても良い。上記安全部材28、
直動ソレノイド32、制御部36、センサ部38によって、座
部18の下降動作時に、使用者50の足50aが座部18と床面
との間に挟まれる事故を防止する安全機構が構成され
る。
【0016】上記駆動部22は、図3に示すように、減速
機付モータ40、該減速機付モータ40の歯車40aと噛合す
る減速歯車42、該減速歯車42の支軸42aに連結された動
作アーム44、該動作アーム44の先端部に取付けられた一
対のローラ46,46を有している。上記一対のローラ46,
46間には上記支持脚16が挟持されている。而して、上記
減速歯車42の支軸42aが回転すると、該支軸42aを支点
として動作アーム44が回動し、その結果、上記支持脚16
が上記ローラ46,46に案内されて起倒動作を行うことと
なる。
機付モータ40、該減速機付モータ40の歯車40aと噛合す
る減速歯車42、該減速歯車42の支軸42aに連結された動
作アーム44、該動作アーム44の先端部に取付けられた一
対のローラ46,46を有している。上記一対のローラ46,
46間には上記支持脚16が挟持されている。而して、上記
減速歯車42の支軸42aが回転すると、該支軸42aを支点
として動作アーム44が回動し、その結果、上記支持脚16
が上記ローラ46,46に案内されて起倒動作を行うことと
なる。
【0017】以下において、本発明に係る昇降座椅子10
の座部18の下降動作について説明する。先ず、昇降座椅
子10の座部18に腰掛けている使用者50(図1)が、図示
しない下降動作用のスイッチをオンすると、減速機付モ
ータ40が作動して歯車40a及び減速歯車42が回転するこ
とにより、減速歯車42の支軸42aに連結された動作アー
ム44が、該支軸42aを支点として反時計方向に回動す
る。その結果、動作アーム44のローラ46,46に挟持され
た支持脚16が前方向に倒れると共に、前方側の支持脚14
も前方向に倒れることとなる(図1の矢印C参照)。
の座部18の下降動作について説明する。先ず、昇降座椅
子10の座部18に腰掛けている使用者50(図1)が、図示
しない下降動作用のスイッチをオンすると、減速機付モ
ータ40が作動して歯車40a及び減速歯車42が回転するこ
とにより、減速歯車42の支軸42aに連結された動作アー
ム44が、該支軸42aを支点として反時計方向に回動す
る。その結果、動作アーム44のローラ46,46に挟持され
た支持脚16が前方向に倒れると共に、前方側の支持脚14
も前方向に倒れることとなる(図1の矢印C参照)。
【0018】一方、前方側の支持脚14の上記倒伏動作の
開始は、センサ部38によって検知され、斯かる倒伏動作
の検知信号が、上記制御部36に入力される(図4)。倒
伏動作の検知信号が入力されると、制御部36は、上記直
動ソレノイド32を駆動させて、シャフト34を前方方向
(図1の矢印A方向)に所定距離直動させる。この結
果、シャフト34に押されて上記板状の安全部材28が時計
方向(図1の矢印B方向)に回動しつつ、該安全部材28
が座部18の前方側端部18aから突出する(図2)。
開始は、センサ部38によって検知され、斯かる倒伏動作
の検知信号が、上記制御部36に入力される(図4)。倒
伏動作の検知信号が入力されると、制御部36は、上記直
動ソレノイド32を駆動させて、シャフト34を前方方向
(図1の矢印A方向)に所定距離直動させる。この結
果、シャフト34に押されて上記板状の安全部材28が時計
方向(図1の矢印B方向)に回動しつつ、該安全部材28
が座部18の前方側端部18aから突出する(図2)。
【0019】上記の如く、支持脚14,16が前方向に倒伏
すると、図2に示すように、座部18が水平に保持された
まま前進し、且つ下降するのである。この際、前方側の
支持脚14の倒伏動作に連動して、板状の安全部材28が座
部18の前方側端部18aから突出するので、使用者50の足
50aが座部18の下方に置かれた状態で下降動作が行われ
た場合であっても、上記安全部材28が、使用者50の足50
aに当接した後、足50aを座部18の前方へ導くことがで
きるため、使用者50の足50aが座部18の下方に置かれた
ままの状態で、座部18の下降動作が行われることを防止
できる。また、使用者50が、座部18の下降動作中に、足
50aを誤って座部18の下方へ入れようとした場合にも、
座部18の前方側端部18aから突出する上記安全部材28に
よって、足50aが座部18の前方へ導かれるため、足50a
が座部18の下方に入り込むこともない。このように、本
発明の昇降座椅子10にあっては、上記安全部材28によっ
て、使用者50の足50aが座部18の前方に導かれるので、
座部18の下降動作時に、使用者50の足50aが座部18と床
面との間に挟まれる事故を確実に防止することができ
る。上記の通り、座部18を下降させた場合には、本発明
の昇降座椅子10を座椅子として使用することができる。
すると、図2に示すように、座部18が水平に保持された
まま前進し、且つ下降するのである。この際、前方側の
支持脚14の倒伏動作に連動して、板状の安全部材28が座
部18の前方側端部18aから突出するので、使用者50の足
50aが座部18の下方に置かれた状態で下降動作が行われ
た場合であっても、上記安全部材28が、使用者50の足50
aに当接した後、足50aを座部18の前方へ導くことがで
きるため、使用者50の足50aが座部18の下方に置かれた
ままの状態で、座部18の下降動作が行われることを防止
できる。また、使用者50が、座部18の下降動作中に、足
50aを誤って座部18の下方へ入れようとした場合にも、
座部18の前方側端部18aから突出する上記安全部材28に
よって、足50aが座部18の前方へ導かれるため、足50a
が座部18の下方に入り込むこともない。このように、本
発明の昇降座椅子10にあっては、上記安全部材28によっ
て、使用者50の足50aが座部18の前方に導かれるので、
座部18の下降動作時に、使用者50の足50aが座部18と床
面との間に挟まれる事故を確実に防止することができ
る。上記の通り、座部18を下降させた場合には、本発明
の昇降座椅子10を座椅子として使用することができる。
【0020】次に、本発明に係る昇降座椅子10の座部18
の上昇動作について説明する。先ず、座部18が最下降位
置にある状態で、使用者50が、図示しない上昇動作用の
スイッチをオンすると、減速機付モータ40が作動して歯
車40a及び減速歯車42が、下降動作時とは逆方向に回転
することにより、減速歯車42の支軸42aに連結された動
作アーム44が、該支軸42aを支点として時計方向に回動
する。その結果、動作アーム44のローラ46,46に挟持さ
れた支持脚16が後方向に起立すると共に、前側の支持脚
14も後方向に起立する。
の上昇動作について説明する。先ず、座部18が最下降位
置にある状態で、使用者50が、図示しない上昇動作用の
スイッチをオンすると、減速機付モータ40が作動して歯
車40a及び減速歯車42が、下降動作時とは逆方向に回転
することにより、減速歯車42の支軸42aに連結された動
作アーム44が、該支軸42aを支点として時計方向に回動
する。その結果、動作アーム44のローラ46,46に挟持さ
れた支持脚16が後方向に起立すると共に、前側の支持脚
14も後方向に起立する。
【0021】一方、前方側の支持脚14の上記起立動作の
開始は、センサ部38によって検知され、斯かる起立動作
の検知信号が、上記制御部36に入力される(図4)。起
立動作の検知信号が入力されると、制御部36は、上記直
動ソレノイド32を駆動させて、シャフト34を後方方向
(図1の矢印Aと反対方向)に所定距離直動させる。こ
の結果、上記シャフト34に押されて座部18の前方側端部
18aから突出していた安全部材28は、反時計方向(図1
の矢印Bと反対方向)に回動し、図1に示す如く、座部
18の下方に垂下状態で配置されることとなる。
開始は、センサ部38によって検知され、斯かる起立動作
の検知信号が、上記制御部36に入力される(図4)。起
立動作の検知信号が入力されると、制御部36は、上記直
動ソレノイド32を駆動させて、シャフト34を後方方向
(図1の矢印Aと反対方向)に所定距離直動させる。こ
の結果、上記シャフト34に押されて座部18の前方側端部
18aから突出していた安全部材28は、反時計方向(図1
の矢印Bと反対方向)に回動し、図1に示す如く、座部
18の下方に垂下状態で配置されることとなる。
【0022】上記の如く、支持脚14,16が後方向に起立
すると、座部18が水平に保持されたまま後退し、且つ上
昇するのである。この場合は、本発明の昇降座椅子10を
通常の椅子として使用することができる。
すると、座部18が水平に保持されたまま後退し、且つ上
昇するのである。この場合は、本発明の昇降座椅子10を
通常の椅子として使用することができる。
【0023】本発明の昇降座椅子10は、上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、支持
脚14の倒伏動作をセンサ部38で検知することにより、座
部18の下降動作に連動させて上記安全部材28が座部18の
前方側端部18aから突出するように構成したが、これ以
外にも、例えば、座部18の下降動作自体を検知するセン
サ部を設け、該センサ部からの座部18の下降動作の検知
信号に基づいて、上記安全部材28を座部18の前方側端部
18aから突出させるようにしても良い。また、座部18の
下降動作時の減速機付モータ40の作動に連動させて、上
記安全部材28を座部18の前方側端部18aから突出させる
ようにしても良い。要するに、座部18の下降動作に連動
して、上記安全部材28を座部18の前方側端部18aから突
出させることが可能であれば任意の手段を用いることが
できる。
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、支持
脚14の倒伏動作をセンサ部38で検知することにより、座
部18の下降動作に連動させて上記安全部材28が座部18の
前方側端部18aから突出するように構成したが、これ以
外にも、例えば、座部18の下降動作自体を検知するセン
サ部を設け、該センサ部からの座部18の下降動作の検知
信号に基づいて、上記安全部材28を座部18の前方側端部
18aから突出させるようにしても良い。また、座部18の
下降動作時の減速機付モータ40の作動に連動させて、上
記安全部材28を座部18の前方側端部18aから突出させる
ようにしても良い。要するに、座部18の下降動作に連動
して、上記安全部材28を座部18の前方側端部18aから突
出させることが可能であれば任意の手段を用いることが
できる。
【0024】また、上記においては、「板状」の安全部
材28を用いた場合を例に挙げて説明したが、座部18の前
方側端部18aから突出することにより、使用者50の足50
aを座部18の前方に導くことができるものであれば、上
記安全部材28の形状は任意に変更可能である。
材28を用いた場合を例に挙げて説明したが、座部18の前
方側端部18aから突出することにより、使用者50の足50
aを座部18の前方に導くことができるものであれば、上
記安全部材28の形状は任意に変更可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る昇降座椅子にあっては、座
部の下降動作に連動して、該座部の前方側へ突出し、以
て、使用者の足を座部の前方へ導く安全部材が設けられ
ているので、座部の下降動作時に、使用者の足が座部と
床面との間に挟まれる事故を確実に防止することができ
る。
部の下降動作に連動して、該座部の前方側へ突出し、以
て、使用者の足を座部の前方へ導く安全部材が設けられ
ているので、座部の下降動作時に、使用者の足が座部と
床面との間に挟まれる事故を確実に防止することができ
る。
【図1】本発明に係る昇降座椅子を示す概略側面図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る昇降座椅子の座部の下降動作を示
す説明図である。
す説明図である。
【図3】本発明に係る昇降座椅子の駆動部を示す説明図
である。
である。
【図4】本発明に係る昇降座椅子の安全機構の制御系を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図5】従来の昇降座椅子を示す概略側面図である。
【図6】従来の昇降座椅子の座部の下降動作を示す説明
図である。
図である。
【図7】従来の昇降座椅子の駆動部を示す説明図であ
る。
る。
10 昇降座椅子
12 ベース部
14 支持脚
16 支持脚
18 座部
20 背凭れ部
22 駆動部
24 軸受部
26 支軸
28 安全部材
30 ヒンジ
32 直動ソレノイド
34 シャフト
36 制御部
38 センサ部
40 減速機付モータ
42 減速歯車
44 動作アーム
46 ローラ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A47C 7/62 A47C 7/62 Z
Claims (3)
- 【請求項1】 座部が昇降可能と成された昇降座椅子で
あって、上記座部の下降動作に連動して、該座部の前方
側へ突出し、以て、使用者の足を座部の前方へ導く安全
部材を設けたことを特徴とする昇降座椅子。 - 【請求項2】 上記座部を支持する起倒可能な支持脚を
有し、該支持脚を起倒させることにより上記座部が昇降
可能と成されており、上記支持脚の倒伏動作に連動し
て、上記安全部材が座部の前方側へ突出することを特徴
とする請求項1に記載の昇降座椅子。 - 【請求項3】 上記座部の下面前方に、板状と成された
上記安全部材が回動自在に取付けられており、該安全部
材は、座部の下降動作に連動して、回動しつつ座部の前
方側へ突出することを特徴とする請求項1又は2に記載
の昇降座椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002144119A JP2003334124A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 昇降座椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002144119A JP2003334124A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 昇降座椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003334124A true JP2003334124A (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=29703873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002144119A Pending JP2003334124A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 昇降座椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003334124A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007517562A (ja) * | 2004-01-15 | 2007-07-05 | デオン アクチエンゲゼルシャフト | 家具の第1の部分を家具の第2の部分に対して調節するための家具調節駆動装置 |
-
2002
- 2002-05-20 JP JP2002144119A patent/JP2003334124A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007517562A (ja) * | 2004-01-15 | 2007-07-05 | デオン アクチエンゲゼルシャフト | 家具の第1の部分を家具の第2の部分に対して調節するための家具調節駆動装置 |
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