JP2003332779A - 高周波ユニットおよびそのシールドカバーの製造方法 - Google Patents

高周波ユニットおよびそのシールドカバーの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】シールドカバー内面の切り込み穴の先端周縁部
に舌片の先端部を確実に弾接させてシールド効果を高め
る。 【解決手段】高周波ユニットを構成するシールドカバー
3の平板部31に根元部を残して切り込まれた舌片33
が形成されている。そして、舌片33は、根元部に内方
に向けて折り曲げられた根元折り曲げ部33bが形成さ
れるとともに、該根元折り曲げ部33bと先端部33a
との間に外方に向けて折り曲げられた他の折り曲げ部3
3cが形成されていることにより、展延されている。こ
のため、シールドカバー3をシールドケースに装着した
場合、舌片33は、シールドケースに設けられたシール
ド板に接触するとともに、舌片33の先端部33aが、
シールドカバー3内面の舌片33の切り込み穴33xの
先端周縁部に弾接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星放送受信用チ
ューナなどの高周波機器に内蔵される高周波ユニットお
よびそのシールドカバーの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星放送受信用チューナに内蔵さ
れる高周波ユニット1は、図5に示すように、シールド
板4によって内部が区画されるとともに、回路基板5が
組み込まれた枠状のシールドケース2と、シールドケー
ス2の上面および下面を覆う平板部31およびその周縁
部に形成された係止片32を有するシールドカバー3
と、から構成され、シールドケース2の周壁には、コネ
クタ6や端子(図示せず)が付設され、また、シールド
カバー3の平板部31には、シールドケース2のシール
ド板4に対応して適数個の舌片35が形成されている。
この舌片35は、プレス加工によって形成され、シール
ドカバー3の平板部31に根元部を残して略コ字状の切
り込みが形成されるとともに、根元部が内方に向けて折
り曲げられたものである。
【0003】このような高周波ユニット1は、シールド
ケース2の上面および下面にそれぞれシールドカバー3
を被せ、係止片32をシールドケース2の周壁外面に装
着することにより、組み立てられる。この際、シールド
ケース2のシールド板4にシールドカバー3の舌片33
が接触される(図6参照)。
【0004】ところで、シールドケース2のシールド板
4にシールドカバー3の舌片35の先端部近傍を接触さ
せる構造では、シールドケース2の周壁にコネクタ6や
端子を設ける関係上、シールドカバー3の係止片32を
対称に形成することができないため、シールドケース2
に対してシールドカバー3を均一に装着することができ
ず、舌片35をシールド板4に安定的に接触させること
ができないおそれがある。また、舌片35は、シールド
カバー3の平板部31を切り込み、折り曲げることで形
成され、基本的に切り込み穴よりも切り出した部分は小
さくなることから、舌片35の先端部は、シールドカバ
ー3内面の切り込み穴の先端周縁部に接触することがで
きない。
【0005】この結果、接地効果が少なくなり、不要輻
射やローカル漏れ、またはショックノイズを改善するこ
とができないという問題があった。
【0006】ところで、シールドカバー3内面の切り込
み穴の先端周縁部に舌片35の先端部を電気的に接続す
ると、シールド効果が高まることが知られている。この
ため、図7に示すように、舌片35の先端部をシールド
カバー3と半田付けしたり、実開昭59−104596
号公報に記載されるように、舌片の根元部を垂直軸回り
にねじり、舌片の先端部を、切り込み穴の先端からずれ
た位置に弾接させることも提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す舌片においては、舌片の自由端を半田付けする必要
があり、作業工数が増加し、コストアップを招く。ま
た、実開昭59−104596号公報に記載された舌片
では、舌片の根元部をねじり、舌片の先端部を切り込み
穴の先端からずれた位置に接触させるため、シールドカ
バーに切り込み穴が露出される。
【0008】なお、図8に示すように、シールドカバー
に凹部を形成し、シールド板と接触させることも提案さ
れているが、舌片にバネ性がないため、舌片をシールド
板などと均等に接触するように調整することが困難であ
り、接触できない部分が発生するなどの弊害があった。
【0009】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、シールドカバー内面の切り込み穴の先端周
縁部に舌片の先端部を確実に弾接させてシールド効果を
高めることのできる高周波ユニットを提供するととも
に、シールドカバー内面の切り込み穴の先端周縁部に先
端部が確実に弾接する舌片を簡単に形成することのでき
る高周波ユニットのシールドカバーの製造方法を提供す
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波ユニット
は、シールド板によって内部が区画されるとともに、回
路基板が組み込まれたシールドケースと、シールドケー
スの上面および/または下面を覆うシールドカバーと、
からなり、前記シールドカバーの平板部に根元部を残し
て切り込まれた舌片が形成され、シールドカバーの舌片
とシールードケースのシールド板とが電気的に接触され
た高周波ユニットにおいて、前記舌片は、根元部に内方
に向けて折り曲げられた根元折り曲げ部が形成されると
ともに、該根元折り曲げ部と先端部との間に外方に向け
て折り曲げられた少なくとも1個の他の折り曲げ部が形
成されて展延されてなり、舌片の先端部が、シールドカ
バー内面の舌片の切り込み穴の先端周縁部に弾接される
ことを特徴とするものである。
【0011】本発明によれば、舌片の根元部に根元折り
曲げ部33bが形成されるとともに、該根元折り曲げ部
と先端部との間に他の折り曲げ部が形成されることによ
り、舌片は、バネ性が付与されるとともに、展延されて
いる。
【0012】この結果、シールドカバーをシールドケー
スに装着した際、舌片をシールド板に接触させるととも
に、舌片の先端部をシールドカバー内面の舌片の切り込
み穴の先端周縁部に弾接させることができる。したがっ
て、半田付け作業を発生させることなくシールド効果を
高めることが可能となり、不要輻射やローカル漏れ、ま
たはショックノイズなどの発生を防止することができ
る。
【0013】本発明において、前記舌片における内面側
の根元折り曲げ部と他の折り曲げ部との間隔Bと、外面
側の根元折り曲げ部と他の折り曲げ部との間隔Aとが、
B>Aであると、小さな力で舌片を確実に展延させるた
め、好ましい。
【0014】この場合、(B−A)の大きさによって舌
片の伸びが変化することから、(B−A)を調整するこ
とにより、舌片のバネ性、すなわち、シールドカバーの
舌片とシールドケースのシールド板との接触圧や、シー
ルドカバー内面の切り込み穴の先端周縁部に対する舌片
の先端部の接触圧を調整することができる。
【0015】本発明において、前記舌片における内面側
の根元折り曲げ部と他の折り曲げ部との間隔Bと、外面
側の根元折り曲げ部と他の折り曲げ部との間隔Aと、シ
ールドカバーの平板部の厚みtとが、(B−A)<tで
あると、舌片を良好に成形するため、好ましい。すなわ
ち、(B−A)>tであるときには、舌片が薄くなりす
ぎて破損したり、シールドケースに装着した際、良好な
バネ性を発揮できないなどの問題が発生するおそれがあ
るためである。
【0016】本発明において、前記根元折り曲げ部と、
他の折り曲げ部とが、略平行であると、舌片の切り込み
穴を露出させることがない。
【0017】また、本発明の高周波ユニットのシールド
カバーの製造方法は、シールドカバーを凸金型と凹金型
との間で挟み込み、その平板部に根元部を残して切り込
んで舌片を形成する一方、舌片の根元部に内方に向けて
折り曲げた根元折り曲げ部を形成するとともに、該根元
折り曲げ部と先端部との間に外方に向けて折り曲げた少
なくとも1個の他の折り曲げ部を形成する高周波ユニッ
トのシールドカバーの製造方法であって、前記凸金型
が、舌片の外面側の根元折り曲げ部および他の折り曲げ
部にそれぞれ対応する根元凹部および他の凸部を有し、
また、前記凹金型が、舌片の内面側の根元折り曲げ部お
よび他の折り曲げ部にそれぞれ対応する根元凸部および
他の凹部を有し、凸金型の根元凹部と他の凸部との間隔
Bと、凹金型の根元凸部と他の凹部との間隔Aとが、B
>Aであることを特徴とするものである。
【0018】本発明によれば、シールドカバーを凸金型
と凹金型との間で挟み込み、プレス加工することによ
り、その平板部に根元折り曲げ部と他の折り曲げ部を有
する舌片を切り込み穴とともに形成することができる。
ここで、凸金型における根元凹部と他の凸部との間隔B
を、凹金型における根元凸部と他の凹部との間隔Aより
も長くとることにより、小さな力で舌片を確実に展延さ
せることができ、舌片の先端部をシールドカバー内面の
切り込み穴の先端周縁部に弾接させることができる。
【0019】この場合、(B−A)の大きさによって舌
片の伸びが変化することから、(B−A)を調整するこ
とにより、舌片のバネ性、すなわち、シールドカバーの
舌片とシールドケースのシールド板との接触圧や、シー
ルドカバー内面の切り込み穴の先端周縁部に対する舌片
の先端部の接触圧を調整することができる。
【0020】本発明において、前記凸金型の根元凹部と
他の凸部との間隔Bと、凹金型の根元凸部と他の凹部と
の間隔Aと、シールドカバーの平板部の厚みtとが、
(B−A)<tであると、舌片を良好に成形することが
できる。すなわち、(B−A)>tであるときには、舌
片が薄くなりすぎて破損したり、シールドケースに装着
した際、良好なバネ性を発揮できないなどの問題が発生
するおそれがあるからである。
【0021】本発明において、前記凸金型の根元凹部と
他の凸部とを結ぶ傾斜面とシールドカバーの平板部の外
面に垂直な垂直面とのなす角度Dと、凹金型の根元凸部
と他の凹部とを結ぶ傾斜面とシールドカバーの平板部の
外面に垂直な垂直面とのなす角度Eとが、E>Dである
と、小さな力で舌片を確実に展延させることができる。
【0022】この場合、角度差(E−D)の大きさによ
って舌片の伸びが変化することから、角度差(E−D)
を調整することにより、舌片のバネ性、すなわち、シー
ルドカバーの舌片とシールドケースのシールド板との接
触圧や、シールドカバー内面の切り込み穴の先端周縁部
に対する舌片の先端部の接触圧を調整することができ
る。
【0023】本発明において、前記凸金型の根元凹部お
よび他の凸部と、凹金型の根元凸部および他の凹部と
が、設定間隔だけずれていると、小さな力で舌片を確実
に展延させることができる。
【0024】この場合、ずれ幅の大きさによって舌片の
伸びが変化することから、ずれ幅を調整することによ
り、舌片のバネ性、すなわち、シールドカバーの舌片と
シールドケースのシールド板との接触圧や、シールドカ
バー内面の切り込み穴の先端周縁部に対する舌片の先端
部の接触圧を調整することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0026】本発明の高周波ユニット1は、先に図5に
基づいて説明したように、シールド板4によって内部が
区画されるとともに、回路基板5が組み込まれた枠状の
シールドケース2と、シールドケース2の上面および下
面を覆う平板部31およびその周縁部に形成された係止
片32を有するシールドカバー3と、から構成され、シ
ールドカバー3の平板部31には、シールドケース2の
シールド板4に対応して適数個の舌片33が形成されて
いる。
【0027】この舌片33は、図1に示すように、シー
ルドカバー3の平板部31に根元部を残して略コ字状の
切り込みを入れることによって切り込み穴33xととも
に形成され、根元部に内方に向けて折り曲げられた根元
折り曲げ部33bを有するとともに、該根元折り曲げ部
33bと先端部33aとの間において、外方に向けて折
り曲げられて、根元折り曲げ部33bと略平行な他の折
り曲げ部33cを有し、バネ性が付与されるとともに、
展延されている。
【0028】このため、シールドカバー3をシールドケ
ース2に装着した際、舌片33の他の折り曲げ部33c
をシールド板4に接触させるとともに、舌片33の先端
部33aをシールドカバー3内面の切り込み穴33xの
先端周縁部に弾接させることができる。
【0029】ここで、舌片33の外面側の他の折り曲げ
部33cと、内面側の他の折り曲げ部33cとは、距離
Cだけ先端部方向にずれて形成されていることにより、
舌片33の先端部33aがシールドカバー3の平板部3
1の内面と接触する幅Gを調整することができる。
【0030】このような舌片33は、図2に示すよう
に、凸金型11および凹金型12を用いたプレス加工に
よって形成することができる。具体的には、凸金型11
は、前述した舌辺33(切り込み穴33x)に対応して
形成され、舌片33の外面側の根元折り曲げ部33bに
対応する根元凹部11aと、舌片33の外面側の他の折
り曲げ部33cに対応する他の凸部11bを有してい
る。一方、凹金型12は、凸金型11に対応して形成さ
れ、舌片33の内面側の根元折り曲げ部33bに対応す
る根元凸部12aと、舌片33の内面側の他の折り曲げ
部33cに対応する他の凹部12bを有している。
【0031】そして、凸金型12における根元凹部11
aと他の凸部11bとの間隔B、すなわち、舌片33に
おける外面側の根元折り曲げ部33bと他の折り曲げ部
33cの間隔Bと、凹金型12における根元凸部12a
と他の凹部12bとの間隔A、すなわち、舌片33にお
ける内面側の根元折り曲げ部33bと他の折り曲げ部3
3cの内面間隔Aとは、B>Aの関係にあるように設定
され、B−A=Cとなっている。
【0032】このため、シールドカバー3の平板部31
を凸金型11と凹金型12との間で挟み込み、プレス加
工することにより、平板部31に切り込み穴33xとと
もに舌片33を形成することができる。ここで、凸金型
11における根元凹部11aと他の凸部11bとの間隔
Bを、凹金型12における根元凸部12aと他の凹部1
2bとの間隔Aよりも長くとることにより、小さな力で
舌片33を確実に展延させることができ、舌片33の先
端部33aをシールドカバー3内面の切り込み穴33x
の先端周縁部に弾接させることができる。
【0033】この場合、C(=B−A)の大きさによっ
て舌片33の伸びFが変化する。したがって、Cを調整
することにより、シールドカバー3の舌片33のバネ
性、すなわち、シールドカバー3の舌片33とシールド
ケース2のシールド板4との接触圧や、シールドカバー
3内面の切り込み穴33xの先端周縁部に対する舌片3
3の先端部33aの接触圧を調整することができる。
【0034】ただし、シールドカバー3の平板部31の
厚みをtとするとき、凸金型11における根元凹部11
aと他の凸部11bとの間隔Bと、凹金型12における
根元凸部12aと他の凹部12bとの間隔Aとの関係
は、(B−A)<tであるとき、良好に成形することが
できる。逆に、(B−A)>tであるときには、舌片3
3が薄くなりすぎて破損したり、シールドケース3に装
着した際、良好なバネ性を発揮できないなどの問題が発
生するおそれがある。
【0035】また、舌片33は、図3に示す凸金型11
および凹金型12を用いて形成することもできる。この
場合、凸金型11は、舌片33の外面側の根元折り曲げ
部33bに対応する根元凹部11aと、舌片33の外面
側の他の折り曲げ部33cに対応する他の凸部11bと
を有し、また、凹金型12は、舌片33の内面側の根元
折り曲げ部33bに対応する根元凸部12aと、舌片3
3の内面側の他の折り曲げ部33cに対応する他の凹部
12bを有している。そして、凸金型11の根元凹部1
1aと他の凸部11bとを結ぶ傾斜面とシールドケース
3の平板部31に垂直な垂直面とのなす角度をD、凹金
型12の根元凸部12aと他の凹部12bとを結ぶ傾斜
面とシールドケース3の平板部31に垂直な垂直面との
なす角度をEとするとき、D<Eに設定することによ
り、同様に、小さな力で舌片33の先端部近傍を一定量
だけ確実に展延することができ、舌片33の先端部33
aをシールドカバー3内面の切り込み穴33xの先端周
縁部に弾接させることができる。
【0036】この場合、角度差(E−D)によって舌片
33の伸びFが変化する。したがって、角度差(E−
D)を調整することにより、シールドカバー3の舌片3
3のバネ性、すなわち、シールドカバー3の舌片33と
シールドケース2のシールド板4との接触圧や、シール
ドカバー3内面の切り込み穴33xの先端周縁部に対す
る舌辺33の先端部33aの接触圧を調整することがで
きる。
【0037】なお、前述した実施形態においては、舌片
33の他の折り曲げ部33cを先端部33aの近傍に1
箇所設けた場合を例示したが、先端部33aに限定する
ものではなく、また、図4に示すように、2箇所以上形
成してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シールド
カバー内面の切り込み穴の先端周縁部に舌片の先端部を
確実に弾接させてシールド効果を高めることができると
ともに、シールドカバー内面の切り込み穴の先端周縁部
に先端部が確実に弾接する舌片を簡単に形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高周波ユニットの一実施形態の要部を
示す端面図および平面図である。
【図2】図1の高周波ユニットの要部を凸金型および凹
金型とともに示す端面図である。
【図3】本発明の高周波ユニットの変形例の要部を他の
凸金型および凹金型とともに示す端面図である。
【図4】本発明の高周波ユニットの他の実施形態の要部
を示す端面図である。
【図5】従来の高周波ユニットを示す分解斜視図であ
る。
【図6】従来の高周波ユニットの要部を示す端面図であ
る。
【図7】従来の高周波ユニットの変形例の要部を示す端
面図である。
【図8】従来の高周波ユニットのもう一つの変形例の要
部を示す端面図である。
【符号の説明】
1 高周波ユニット 2 シールドケース 3 シールドカバー 31 平板部 32 係止片 33 舌片 33a 先端部 33b 根元折り曲げ部 33c,33d 他の折り曲げ部 33x 切り込み穴 4 シールド板 5 回路基板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド板によって内部が区画されると
    ともに、回路基板が組み込まれたシールドケースと、シ
    ールドケースの上面および/または下面を覆うシールド
    カバーと、からなり、前記シールドカバーの平板部に根
    元部を残して切り込まれた舌片が形成され、シールドカ
    バーの舌片とシールードケースのシールド板とが電気的
    に接触された高周波ユニットにおいて、前記舌片は、根
    元部に内方に向けて折り曲げられた根元折り曲げ部が形
    成されるとともに、該根元折り曲げ部と先端部との間に
    外方に向けて折り曲げられた少なくとも1個の他の折り
    曲げ部が形成されて展延されてなり、舌片の先端部が、
    シールドカバー内面の舌片の切り込み穴の先端周縁部に
    弾接されることを特徴とする高周波ユニット。
  2. 【請求項2】 前記舌片における内面側の根元折り曲げ
    部と他の折り曲げ部との間隔Bと、外面側の根元折り曲
    げ部と他の折り曲げ部との間隔Aとが、B>Aであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の高周波ユニット。
  3. 【請求項3】 前記舌片における内面側の根元折り曲げ
    部と他の折り曲げ部との間隔Bと、外面側の根元折り曲
    げ部と他の折り曲げ部との間隔Aと、シールドカバーの
    平板部の厚みtとが、(B−A)<tであることを特徴
    とする請求項2記載の高周波ユニット。
  4. 【請求項4】 前記根元折り曲げ部と、他の折り曲げ部
    とが、略平行であることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載の高周波ユニット。
  5. 【請求項5】 シールドカバーを凸金型と凹金型との間
    で挟み込み、その平板部に根元部を残して切り込んで舌
    片を形成する一方、舌片の根元部に内方に向けて折り曲
    げた根元折り曲げ部を形成するとともに、該根元折り曲
    げ部と先端部との間に外方に向けて折り曲げた少なくと
    も1個の他の折り曲げ部を形成する高周波ユニットのシ
    ールドカバーの製造方法であって、前記凸金型が、舌片
    の外面側の根元折り曲げ部および他の折り曲げ部にそれ
    ぞれ対応する根元凹部および他の凸部を有し、また、前
    記凹金型が、舌片の内面側の根元折り曲げ部および他の
    折り曲げ部にそれぞれ対応する根元凸部および他の凹部
    を有し、凸金型の根元凹部と他の凸部との間隔Bと、凹
    金型の根元凸部と他の凹部との間隔Aとが、B>Aであ
    ることを特徴とする高周波ユニットのシールドカバーの
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記凸金型の根元凹部と他の凸部との間
    隔Bと、凹金型の根元凸部と他の凹部との間隔Aと、シ
    ールドカバーの平板部の厚みtとが、(B−A)<tで
    あることを特徴とする請求項5記載の高周波ユニットの
    シールドカバーの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記凸金型の根元凹部と他の凸部とを結
    ぶ傾斜面とシールドカバーの平板部の外面に垂直な垂直
    面とのなす角度Dと、凹金型の根元凸部と他の凹部とを
    結ぶ傾斜面とシールドカバーの平板部の外面に垂直な垂
    直面とのなす角度Eとが、E>Dであることを特徴とす
    る請求項5または6記載の高周波ユニットのシールドカ
    バーの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記凸金型の根元凹部および他の凸部
    と、凹金型の根元凸部および他の凹部とが、設定間隔だ
    けずれていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれ
    かに記載の高周波ユニットのシールドカバーの製造方
    法。
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