JP2003331683A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2003331683A
JP2003331683A JP2002137279A JP2002137279A JP2003331683A JP 2003331683 A JP2003331683 A JP 2003331683A JP 2002137279 A JP2002137279 A JP 2002137279A JP 2002137279 A JP2002137279 A JP 2002137279A JP 2003331683 A JP2003331683 A JP 2003331683A
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JP2002137279A
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English (en)
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Kenichi Iwaida
賢一 岩井田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーシングなどの構造体と操作ボタンとを一
体的に形成しながらも快適なクリック感およびクリック
音を得ることができる電子機器を提供する。 【解決手段】 電子機器本体とは別体のケーシング、フ
レーム、シャーシ、カバー等の構造体のうち、少なくと
もいずれか1つに一体的に所定方向に移動自在に支持さ
れる操作ボタンと、操作ボタンが所定方向に移動させら
れた際に操作ボタンに押圧される、電子機器本体の位置
に設置されるスイッチとが備えられる電子機器である。
操作ボタンには、ゴムもしくはゴム状部材から形成され
る押圧部が操作ボタンと一体に移動可能に設けられてい
る。スイッチは、押圧部を介して操作ボタンに押圧され
て弾性変形するとともに、押圧が解除されて弾性復帰す
ることにより、導通と非導通とを切り替えるように構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板実装されたス
イッチを操作する操作ボタンを備えた電子機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラなどの小型の電子機器に
は、ケーシングと、ケーシング内部に設けられた基板
と、ケーシング内部に向けての押圧操作により、基板に
実装されたスイッチを押圧する操作ボタンとが備えられ
ており、ユーザーが操作ボタンを押圧操作すれば、電子
機器はユーザーが意図する動作を行う。この際、操作ボ
タンの押圧操作に対してクリック感やクリック音を発生
させる構成であれば、ユーザーがON・OFFの切り替
えを検知でき、スムーズに操作を行うことができる。
【0003】クリック感やクリック音を発生させるため
に、例えばスイッチを以下のように構成することが挙げ
られる。スイッチは、互いに離間した一対の電極と、一
方の電極に接触した状態で他方の電極を非接触で覆い、
操作ボタンによって押圧される導電板とを備えている。
導電板は、ドーム状に形成された金属板であり、導電板
の周縁が一方の電極に接触するとともに、導電板の凹面
と他方の電極とが間隔を開けて対向するように配置され
ている。そして、操作ボタンによって導電板の凸面が押
圧されると、導電板は弾性変形して他方の電極に接触
し、一対の電極は導電板を介して導通する。その後、押
圧を解除すれば、導電板は弾性復帰して元の形状に戻
り、一対の電極は再び非導通の状態になる。この導電板
の弾性変形および弾性復帰の際には、操作ボタンを介し
てユーザーはクリック感およびクリック音を得ることが
できる。
【0004】ここで、上記構成のスイッチで快適なクリ
ック感およびクリック音を得るには、導電板の凸面の頂
部を押圧する必要があるが、例えば組立時に操作ボタン
と導電板の凸面の頂部とが多少位置ずれしてしまった場
合には、一対の電極の導通・非導通の状態を切り替える
ことはできるが、快適なクリック感およびクリック音が
得にくくなる。このため、従来ではスイッチと操作ボタ
ンとの間にゴムなどの押圧補助部材を導電板の凸面の頂
部に設置して、この押圧補助部材を介して操作ボタンに
よる押圧を導電板に伝える構成が適用されている。この
ような構成であれば、押圧補助部材を予め導電板の凸面
の頂部を押圧する位置に配置することができ、操作ボタ
ンが多少位置ずれを生じていたとしても、押圧補助部材
が正確に導電板の凸面の頂部を押圧し、快適なクリック
感およびクリック音が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、電子機器のコス
ト低減や小型化が望まれているため、例えば、操作ボタ
ンをケーシング等の構造体に一体的に形成し、操作ボタ
ンが直接導電板の凸面を押圧する構成にすると、操作ボ
タンと構造体の製造が一括に行え製造コストが削減で
き、また組立も容易となる。さらに押圧補助部材を用い
る必要がないために省スペース化でき、小型化を進める
ことができる。しかしながら、ケーシングと操作ボタン
とを一体的に形成すると、ケーシングの取り付けに基づ
いて操作ボタンの位置が決まるので、組立時に導電板の
凸面の頂部と操作ボタンとが位置ずれしやすい。さらに
操作ボタンがケーシングによって片持ち支持されたもの
であると、押圧時に操作ボタンの導電板を押圧する部分
が円弧状の起動を描くので、押圧部に導電板の頂部と操
作ボタンとの位置がさらにずれる場合もあり、快適なク
リック感およびクリック音を得ることは難しかった。
【0006】本発明の課題は、ケーシングなどの構造体
と操作ボタンとを一体的に形成しながらも、快適なクリ
ック感およびクリック音を得ることができる電子機器を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電子機器本体とは別体のケーシング、フレーム、シャー
シ、カバー等の構造体のうち、少なくともいずれか1つ
に一体的に所定方向に移動自在に支持される操作ボタン
と、前記操作ボタンが所定方向に移動させられた際に前
記操作ボタンに押圧される、前記電子機器本体の位置に
設置されるスイッチと、が備えられる電子機器であっ
て、前記操作ボタンには、ゴムもしくはゴム状部材から
形成される押圧部が前記操作ボタンと一体に移動可能に
設けられ、前記スイッチは、前記押圧部を介して前記操
作ボタンに押圧されて弾性変形するとともに、押圧が解
除されて弾性復帰することにより、導通と非導通とを切
り替えるように構成されることを特徴としている。
【0008】本発明者は、操作ボタンとスイッチとが位
置ずれを生じていても、快適なクリック感およびクリッ
ク音が得られるように、試行錯誤し種々の実験を行っ
た。そして、操作ボタンのスイッチを押圧する部分に、
ゴムあるいはゴム状部材を設ければ、操作ボタンとスイ
ッチとに位置ずれが生じていたとしても、快適なクリッ
ク感およびクリック音が得られることを突き止めた。つ
まり、請求項1記載の発明によれば、操作ボタンには、
ゴムもしくはゴム状部材から形成される押圧部が操作ボ
タンと一体に移動可能に設けられているので、操作ボタ
ンとスイッチとが位置ずれを生じていても、押圧部を介
してスイッチが押圧され、快適なクリック感およびクリ
ック音を得ることができる。このため、製造コストの削
減および組立の簡略化を得るために、操作ボタンと構造
体とが一体的に形成された電子機器であっても、操作ボ
タンの実装位置精度の公差を拡大することができ、さら
には組立後のスイッチ検査による不良品を低減すること
ができる。
【0009】請求項2記載の発明は、電子機器本体とは
別体のケーシング、フレーム、シャーシ、カバー等の構
造体のうち、少なくともいずれか1つに一体的に所定方
向に移動自在に支持される操作ボタンと、前記操作ボタ
ンが所定方向に移動させられた際に前記操作ボタンに押
圧される、前記電子機器本体の位置に設置されるスイッ
チと、が備えられる電子機器であって、前記操作ボタン
には、前記操作ボタンより柔軟な部材から形成される押
圧部が前記操作ボタンと一体に移動可能に設けられ、前
記スイッチは、前記押圧部を介して前記操作ボタンに押
圧されて弾性変形するとともに、押圧が解除されて弾性
復帰することにより、導通と非導通とを切り替えるよう
に構成されることを特徴としている。
【0010】本発明者は、上述した実験の際に、操作ボ
タンを形成する部材よりも柔軟な部材で押圧部を形成す
ることでも、操作ボタンとスイッチとに位置ずれがあっ
ても快適なクリック感およびクリック音を得られること
を発見した。したがって、請求項2記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明と同等の効果を得ることができ
る。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記スイッチには、前記操作ボタ
ンに押圧されて弾性変形するとともに、押圧が解除され
て弾性復帰することにより、前記スイッチの導通と非導
通とを切り替える導電板が備えられており、前記導電板
の弾性変形および弾性復帰によりクリック感およびクリ
ック音の少なくとも1つが得られることを特徴としてい
る。
【0012】請求項3記載の発明によれば、導電板の弾
性変形および弾性復帰を利用してクリック感およびクリ
ック音の少なくとも1つを得るスイッチにおいても、請
求項1または請求項2記載の発明と同等の効果を得るこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図3の図面を参照しながら説明する。
【0014】電子機器1は、図1に示すように、シャー
シ2に保持され、各種電子部品を実装する基板3と、基
板3に実装されるスイッチ4と、基板3やシャーシ2、
その他の各構成部を内蔵および保持するケーシング5
と、ケーシング5を外側から覆って装飾する外装カバー
6とを備えている。ここで、電子機器1は、電子機器自
体の剛性を保つ構造体(例えば、ケーシング5、シャー
シ2、外装カバー3など)と、これら以外の構成部から
なる電子機器本体とから成り立っており、つまり構造体
と電子機器本体とは別体のものである。
【0015】基板3は、フレキシブルな基板に配線を設
けたものであり、例えば、可撓性を有するプラスティッ
クフィルム(ポリイミド、ポリエステル)の上に導体パ
ターンを形成したフレキシブル・プリント基板(FP
C:Flexible Printed Circuit)などが挙げられ、この
フレキシブル・プリント基板は折り曲げや屈曲、可動部
配線を可能にしている。なお、基板3は、フレキシブル
な基板でなくとも、板状の剛性を有する基板であっても
よい。
【0016】スイッチ4は、基板3上の離間した配線同
士を導通・非導通の状態に切り替えるものである。この
スイッチ4は、図2に示すように、基板3上で離間した
一対の配線のうち、一方の配線に接続される第一電極4
1と、他方の配線に接続される第二電極42と、第一お
よび第二電極41、42を保持し、基板3上に固定され
る基台43と、第一および第二電極41、42を導通・
非導通の状態に切り替える導電板44とを備えている。
この導電板44は、ドーム状に形成された金属板であ
り、周縁部が第二電極42に接触した状態で、第一電極
41を非接触で覆うように、導電板44の凹面と第一電
極41とが対向した状態で基台43に取り付けられてい
る。このスイッチ4は、後述する操作ボタン52が所定
方向に移動させられた際に操作ボタン52に押圧され
る、電子機器本体の位置に設置されている。
【0017】ケーシング5は、図1および図3に示すよ
うに、例えば樹脂などにより形成されており、各構成部
の形状および設置箇所に対応させて、開口や切欠、凹凸
等が設けられている。このケーシング5には、スイッチ
4の導電板44を押圧する操作部51が一体的に設けら
れている。
【0018】操作部51は、ケーシング5内部に向けて
移動自在に支持され、押圧操作される操作ボタン52
と、操作ボタン52をケーシング5に接続し、操作ボタ
ン52の押圧操作によって弾性変形可能な接続部53
と、スイッチ4の導電板44に対向するように操作ボタ
ン52に設けられた押圧部56とを備えている。そし
て、本実施の形態では、操作ボタン52と接続部53と
ケーシング5とが、一体的に樹脂成形されている。
【0019】操作ボタン52は、外装カバー6の開口部
61から外部に向けて突出しており、外装カバー6外部
からの押圧操作を可能にしている。この操作ボタン52
の後面には、後方(図1では左側)へ向かって延出する
軸部54が設けられ、軸部54の周りには凹部55が形
成されている。
【0020】接続部53は、操作ボタン52の両端部の
下部からケーシング5まで延出し、操作ボタン52をケ
ーシング5に対して片持ち支持している。なお、ここで
は接続部53が操作ボタン52を片持ち支持する構成を
例示しているが、押圧操作の有無により弾性変形、弾性
復帰するものであれば、如何なる構成でもよい。
【0021】押圧部56は、ゴムあるいはゴム状部材か
ら形成されており、操作ボタン52の軸部54の形状に
応じた穴部57を備えている。この押圧部56の穴部5
7に操作ボタン52の軸部54が嵌め込められること
で、押圧部56と操作ボタン52とが一体的に接続さ
れ、操作ボタン52と一体的に移動可能となる。
【0022】ここで、ゴムもしくはゴム状部材は、各種
ゴム材料や熱可塑性エラストマ−などの他に、ゴム材料
と同様の性質をもつ各種材料を広く含む。例えば、各種
ゴム材料、樹脂材料、熱可塑性エラストマー等を、単独
もしくは併用したものを用いても良い。この場合におい
て、各種ゴム材料とは限定されるものではなく、例え
ば、固体のゴム材料の他に、液状の粘弾性体を硬化させ
て得られる液状反応硬化物等を用いても良い。
【0023】また、固体のゴム材料とは、例えば、エチ
レンプロピレン三元共重合体(EPDM)、ブチルゴ
ム、ポリイソブチレン、エチレンプロピレンゴム、クロ
ロプレンゴム、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブ
タジエンゴム、スチレン−イソプレン−スチレン、スチ
レン−ブタジエン−スチレン、ウレタンゴム等を、単独
もしくは併用して用いたポリマーに対して、従来からゴ
ム工業一般で用いられている、加硫剤や架橋剤、加硫促
進剤、加硫促進助剤、粘着付与剤、充填剤、可塑剤、老
化防止剤、溶剤等の配合薬品を配合し、加硫(または架
橋)したものが含まれる。ここで、加硫とは、硫黄加硫
に限定されるものではなく、例えば、ゴム工業一般に用
いられている有機過酸化物、金属酸化物、有機多価アミ
ンなどの各種架橋剤による架橋も含まれる。
【0024】また、液体のゴム材料とは、例えば、ウレ
タン、液状ポリブタジエン、変性シリコン、シリコン、
ポリサルファイド等が含まれる。なお、これらの材料
は、固体化させるための硬化剤を所定量添加して混合
し、反応硬化させて用いることが好ましい。また、ゴム
またはゴム状部材の形状においても、密な状態に形成し
ても、スポンジ状に形成してもよい。
【0025】ここで、ケーシング5などの構造体は電子
機器の剛性を保つものであるので、所定の硬度を有する
樹脂により形成されている。このため、ケーシング5と
一体的に樹脂成形される操作ボタン52もケーシング5
と同様の樹脂が使用される。また、操作ボタン52に一
体的に取り付けられる押圧部56は、上記したようなゴ
ムまたはゴム状部材から形成されている。つまり、操作
ボタン52を形成する樹脂よりも、柔軟な部材により押
圧部56が形成されている。
【0026】外装カバー6は、メッキ処理された樹脂あ
るいは金属などにより形成されており、ケーシング5に
保持された各部の形状および場所に対応させて、開口や
切欠、凹凸等が設けられている。
【0027】次に、操作部51を押圧操作したときの各
部の動作について説明する。
【0028】ユーザーが操作ボタン52をケーシング5
内部に向けて押圧操作すると、この押圧操作に伴って接
続部53は弾性変形する。これにより押圧部56は、ス
イッチ4の導電板44を押圧し弾性変形させる。導電板
44が弾性変形し、導電板44の凹面と第一電極41と
が接触すると、第一電極41と第二電極42とが導電板
44を介して導通し、スイッチ4を非導通状態から導通
状態に切り替える。この際、ユーザーには、導電板44
の弾性変形によるクリック感およびクリック音が伝わ
る。
【0029】その後、ユーザーが操作ボタン52に対す
る押圧操作を解除すると、この押圧操作の解除に伴っ
て、接続部53は弾性復帰する。これにより押圧部56
は、スイッチ4の導電板44の押圧を解除する。導電板
44は、押圧が解除されると弾性復帰し、導電板44の
凹面と第一電極41とが離間して、第一電極41と第二
電極42とを非導通にし、スイッチ4を導通状態から非
導通状態に切り替える。この導電板44の弾性復帰の際
にも、ユーザーには、クリック感およびクリック音が伝
わる。
【0030】以上のように、本実施の形態の電子機器1
によれば、操作ボタン52には、ゴムもしくはゴム状部
材から形成される押圧部56が操作ボタン52と一体に
移動可能に設けられているの、操作部51とスイッチ4
の導電板44とが位置ずれを生じていても、快適なクリ
ック感およびクリック音を得ることができる。特に、操
作ボタン52が片持ち支持されているものであっても、
快適なクリック感およびクリック音を得ることができ
る。このため、操作ボタンの実装位置精度の公差を拡大
することができ、さらには組立後のスイッチ検査による
不良品を低減することができる。
【0031】なお、本発明は上記実施の形態に限らず適
宜変更可能であるのは勿論である。例えば、本実施の形
態では、押圧部56の穴部57に操作ボタン52の軸部
54が嵌め込められて、押圧部56がスイッチ4の導電
板44に対向するように設けられる構成を例示したが、
押圧部を介して導電板が操作ボタンに押圧されるのであ
れば、押圧部と操作ボタンとの取付構成は如何なるもの
でもよく、例えば操作ボタンに、押圧部の形状に対応し
た切欠や穴部を設け、その切欠や穴部に押圧部を嵌め込
み、導電板と対向させる構成であってもよい。
【0032】さらに、本実施の形態では、導電板44が
第一および第二電極41、42を導通・非導通とするこ
とで、スイッチの導通と非導通を切り替えているが、基
板上で離間する配線同士の導通・非導通とすることで、
スイッチの導通と非導通を切り替えてもよい。その場
合、基板上に直接導電板を設置してもよく、さらに導電
板表面を保護するシートで導電板を覆ってもよい。ま
た、本実施の形態では、導電板が金属板で形成されたも
のを例示しているが、離間した一対の電極を弾性変形し
て導通するとともに、弾性復帰した際には一対の電極を
非導通とし、弾性変形および弾性復帰時にクリック感お
よびクリック音を発生させるものであれば、如何なるも
のでもよく、例えば、弾性変形可能な樹脂製の板材に表
面が導通可能となるようにメッキ処理を施したものを用
いてもよい。
【0033】そして、本実施の形態で適用されたスイッ
チは、第一電極41と第二電極42を導通・非導通させ
る導電板44によって、クリック感およびクリック感が
得られる構成であるが、弾性変形および弾性復帰により
クリック感およびクリック音が得られるものであれば如
何なる構成でもよく、例えば弾性変形・復帰によりクリ
ック感およびクリック音を有する樹脂製の弾性部材が、
無負荷時には隙間を空けて対向する一対の電極の上部を
覆うように配置された構成のスイッチが挙げられる。こ
の構成であれば、操作ボタンが、弾性部材を押圧する
と、弾性部材は弾性変形して一対の電極を上部から押圧
し、一対の電極を接触させるとともに、クリック感およ
びクリック音を得ることができる。そして、操作ボタン
の押圧を解除すれば、弾性部材が弾性復帰し電極への負
荷を解除して、一対の電極を離間させるとともに、クリ
ック感およびクリック音を得ることができる。
【0034】また、本実施の形態では、操作ボタン52
と一体的に所定方向に移動自在に支持される構造体とし
てケーシング5を例示しているが、電子機器の構造体
(例えば、シャーシ、フレーム、カバー等)であれば、
操作ボタンはどの構造体とでも一体に所定方向に移動自
在に支持されていてもよい。例えば、本実施の形態で
は、電子機器本体を覆うカバーとして、外装カバー6を
例示しているが、外装カバーが樹脂製であれば、この外
装カバーと操作ボタンとを一体的に樹脂成形することも
可能である。また、電子機器本体を覆うカバーが、内部
カバーと外装カバーとの2層構造である場合には、操作
ボタンがこの両者のいずれか一方と一体的に所定方向に
移動時自在に支持されていればよい。そして、内部カバ
ーと操作ボタンとが一体的に形成されている場合には、
外装カバーは、操作ボタン付近を覆っていなくともよ
い。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、操作ボタ
ンと導電板とが位置ずれを生じていても、押圧部を介し
て導電板が押圧され、快適なクリック感およびクリック
音を得ることができる。このため、製造コストの削減お
よび組立の簡略化を得るために、操作ボタンと構造体と
が一体的に形成された電子機器であっても、操作ボタン
の実装位置精度の公差を拡大することができ、さらには
組立後のスイッチ検査による不良品を低減することがで
きる。請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発
明と同等の効果を得ることができる。請求項3記載の発
明によれば、導電板の弾性変形および弾性復帰を利用し
てクリック感およびクリック音の少なくとも1つを得る
スイッチにおいても、請求項1または請求項2記載の発
明と同等の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る電子機器を表す断面図であ
る。
【図2】図1の電子機器に備わるスイッチを表す上面図
である。
【図3】図1の電子機器に備わるケーシングを表す正面
図である。
【符号の説明】
1 電子機器 2 シャーシ 4 スイッチ 5 ケーシング 6 外装カバー(カバー) 44 導電板 52 操作ボタン 56 押圧部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器本体とは別体のケーシング、フレ
    ーム、シャーシ、カバー等の構造体のうち、少なくとも
    いずれか1つに一体的に所定方向に移動自在に支持され
    る操作ボタンと、 前記操作ボタンが所定方向に移動させられた際に前記操
    作ボタンに押圧される、前記電子機器本体の位置に設置
    されるスイッチと、が備えられる電子機器であって、 前記操作ボタンには、ゴムもしくはゴム状部材から形成
    される押圧部が前記操作ボタンと一体に移動可能に設け
    られ、 前記スイッチは、前記押圧部を介して前記操作ボタンに
    押圧されて弾性変形するとともに、押圧が解除されて弾
    性復帰することにより、導通と非導通とを切り替えるよ
    うに構成されることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】電子機器本体とは別体のケーシング、フレ
    ーム、シャーシ、カバー等の構造体のうち、少なくとも
    いずれか1つに一体的に所定方向に移動自在に支持され
    る操作ボタンと、 前記操作ボタンが所定方向に移動させられた際に前記操
    作ボタンに押圧される、前記電子機器本体の位置に設置
    されるスイッチと、が備えられる電子機器であって、 前記操作ボタンには、前記操作ボタンより柔軟な部材か
    ら形成される押圧部が前記操作ボタンと一体に移動可能
    に設けられ、 前記スイッチは、前記押圧部を介して前記操作ボタンに
    押圧されて弾性変形するとともに、押圧が解除されて弾
    性復帰することにより、導通と非導通とを切り替えるよ
    うに構成されることを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の電子機器におい
    て、 前記スイッチには、前記操作ボタンに押圧されて弾性変
    形するとともに、押圧が解除されて弾性復帰することに
    より、前記スイッチの導通と非導通とを切り替える導電
    板が備えられており、 前記導電板の弾性変形および弾性復帰によりクリック感
    およびクリック音の少なくとも1つが得られることを特
    徴とする電子機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010231970A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Denso Corp 押圧スイッチ
JP2012113852A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Sumitomo Electric Printed Circuit Inc スイッチ部品及びスイッチモジュール

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