JPH11232967A - 操作ユニット - Google Patents
操作ユニットInfo
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- JPH11232967A JPH11232967A JP3104698A JP3104698A JPH11232967A JP H11232967 A JPH11232967 A JP H11232967A JP 3104698 A JP3104698 A JP 3104698A JP 3104698 A JP3104698 A JP 3104698A JP H11232967 A JPH11232967 A JP H11232967A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- plate
- circuit board
- printed circuit
- constant
- Prior art date
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- Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボタン操作によって接点を確実に閉じること
ができ、しかも、低コストな操作ユニットの提供。 【解決手段】 端子1、定接点2及びそれらを連結する
ライン3が印刷されたプリント基板4と、前記定接点2
と接触する為の弾性的な変形性及び当該定接点2から離
隔する為の弾性的な形状復元性を有し且つ所定の電位を
有する動接点5が形成された導電コンタクト板6と、前
記動接点5を変形させるべく加圧する為の操作ボタン7
が可撓性支持部8を介して付設された操作板9と、当該
操作板9の操作ボタン7を露出し且つ前記プリント基板
4、導電コンタクト板6及び操作板9を重合保持する外
装フレーム10とで構成された操作ユニット。
ができ、しかも、低コストな操作ユニットの提供。 【解決手段】 端子1、定接点2及びそれらを連結する
ライン3が印刷されたプリント基板4と、前記定接点2
と接触する為の弾性的な変形性及び当該定接点2から離
隔する為の弾性的な形状復元性を有し且つ所定の電位を
有する動接点5が形成された導電コンタクト板6と、前
記動接点5を変形させるべく加圧する為の操作ボタン7
が可撓性支持部8を介して付設された操作板9と、当該
操作板9の操作ボタン7を露出し且つ前記プリント基板
4、導電コンタクト板6及び操作板9を重合保持する外
装フレーム10とで構成された操作ユニット。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオ機器を
はじめ各種家電機器の操作パネルとして機能する操作ユ
ニットに関する。
はじめ各種家電機器の操作パネルとして機能する操作ユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、家電機器等の操作ユニットは、極
めて機械的なプッシュスイッチを用いた操作ユニットか
ら、弾性シートに複数の出没自在なキーボタンを一体的
に設けて成るシートキーを用いた操作ユニットに代わ
り、操作時におけるクリック感が明確に感じられるにも
関わらず肌触りがソフトであり、デザイン的にも融通性
の高いものとなっている。この様なシートキーは、キー
ボタンの裏側に回路基板のキー接点を開閉する為の導電
部を設けたものであるが、図2の如くキーボタンの出没
態様を均一化すべくキーボタン裏側の形状に工夫を加え
たことによって、キー接点の開閉の確実性が高められた
ものも存在する。
めて機械的なプッシュスイッチを用いた操作ユニットか
ら、弾性シートに複数の出没自在なキーボタンを一体的
に設けて成るシートキーを用いた操作ユニットに代わ
り、操作時におけるクリック感が明確に感じられるにも
関わらず肌触りがソフトであり、デザイン的にも融通性
の高いものとなっている。この様なシートキーは、キー
ボタンの裏側に回路基板のキー接点を開閉する為の導電
部を設けたものであるが、図2の如くキーボタンの出没
態様を均一化すべくキーボタン裏側の形状に工夫を加え
たことによって、キー接点の開閉の確実性が高められた
ものも存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手段は、回路基板上に形成された二つの接点をキー
ボタン裏の導電部を介して橋渡し的に導通させるもので
ある為に、一回のキーボタン操作によって前記導電部が
接触すべき箇所が二箇所存在し、キーボタンの操作にも
関わらず当該操作を受付けない例は依然として存在す
る。又、この様なシートキーに使用する素材は、比較的
高価であり、しかも裏面に導電部を形成すべくカーボン
印刷工程を要する等コスト面での不利さは否めなかっ
た。
来の手段は、回路基板上に形成された二つの接点をキー
ボタン裏の導電部を介して橋渡し的に導通させるもので
ある為に、一回のキーボタン操作によって前記導電部が
接触すべき箇所が二箇所存在し、キーボタンの操作にも
関わらず当該操作を受付けない例は依然として存在す
る。又、この様なシートキーに使用する素材は、比較的
高価であり、しかも裏面に導電部を形成すべくカーボン
印刷工程を要する等コスト面での不利さは否めなかっ
た。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みて成されたもの
であって、ボタン操作によって接点を確実に閉じること
ができ、しかも、低コストな操作ユニットの提供を目的
とする。
であって、ボタン操作によって接点を確実に閉じること
ができ、しかも、低コストな操作ユニットの提供を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明による操作ユニットは、端子、定接点
及びそれらを連結するライン(以下、回路パターンと総
称する。)が印刷されたプリント基板と、前記定接点と
接触する為の弾性的な変形性及び当該定接点から離隔す
る為の弾性的な形状復元性を有し且つ所定の電位を有す
る動接点が形成された導電コンタクト板と、前記動接点
を変形させるべく加圧する為の操作ボタンが可撓性支持
部を介して付設された操作板と、当該操作板の操作ボタ
ンを露出し且つ前記プリント基板、導電コンタクト板及
び操作板を重合保持する外装フレームとで構成されたも
のである。
に成された本発明による操作ユニットは、端子、定接点
及びそれらを連結するライン(以下、回路パターンと総
称する。)が印刷されたプリント基板と、前記定接点と
接触する為の弾性的な変形性及び当該定接点から離隔す
る為の弾性的な形状復元性を有し且つ所定の電位を有す
る動接点が形成された導電コンタクト板と、前記動接点
を変形させるべく加圧する為の操作ボタンが可撓性支持
部を介して付設された操作板と、当該操作板の操作ボタ
ンを露出し且つ前記プリント基板、導電コンタクト板及
び操作板を重合保持する外装フレームとで構成されたも
のである。
【0006】前記端子は、LED、抵抗、コンデンサ、
コネクタその他の部品を搭載する為の端子(部品搭載用
端子)、信号の入出力を当該プリント基板外の回路との
間で行う為の端子(入出力端子)を含むものであり、定
接点とは、適当な形状を呈して動接点と対向する位置に
印刷されているものである。通常、プリント基板の表面
のうち少なくとも導電コンタクト板で覆われる部分は、
当該導電コンタクト板とプリント基板における回路パタ
ーンとの短絡を防止するために、定接点のみを露出する
窓孔を開けて絶縁レジストがかかっている。プリント基
板は、エポキシ基板等の硬直性基板でも良いし、FPC
(Frexible Print Circuit)基
板、いわゆる可撓性基板と呼ばれるものでも良いが、可
撓性基板は、その機能上、複数のラインが長く並走する
回路パターンを形成した引出部が延設されているものが
ほとんどであり、その可撓性を有するという性状から、
それらを裏側から補強する保護基板を重合する場合が多
い。
コネクタその他の部品を搭載する為の端子(部品搭載用
端子)、信号の入出力を当該プリント基板外の回路との
間で行う為の端子(入出力端子)を含むものであり、定
接点とは、適当な形状を呈して動接点と対向する位置に
印刷されているものである。通常、プリント基板の表面
のうち少なくとも導電コンタクト板で覆われる部分は、
当該導電コンタクト板とプリント基板における回路パタ
ーンとの短絡を防止するために、定接点のみを露出する
窓孔を開けて絶縁レジストがかかっている。プリント基
板は、エポキシ基板等の硬直性基板でも良いし、FPC
(Frexible Print Circuit)基
板、いわゆる可撓性基板と呼ばれるものでも良いが、可
撓性基板は、その機能上、複数のラインが長く並走する
回路パターンを形成した引出部が延設されているものが
ほとんどであり、その可撓性を有するという性状から、
それらを裏側から補強する保護基板を重合する場合が多
い。
【0007】前記コンタクト板は、単数又は複数の動接
点を一体的に形成した金属等を素材とする導電板であっ
て、各動接点は、前記定接点と接触する為の弾性的な変
形性、即ち、常時突出しているのに対して逆に陥没し、
当該陥没部がプリント基板の定接点と接触する現象が、
弾性的に、即ち、ごく短時間で瞬間的に起こり得る性状
と、当該定接点から離隔する為の弾性的な形状復元性、
即ち、定常状態において動接点がプリント基板の定接点
と離隔する形状を呈し、且つ変形状態から定常状態への
変化が弾性的に、即ち、ごく短時間で瞬間的に起こり得
る性状を具備する事が不可欠である。動接点の具体的な
態様としては、円形ドーム状やアーチ状等が挙げられ
る。又、所定の電位を有するとは、一枚のコンタクト板
が、前記プリント基板上の、例えば、0V或いは電源電
圧その他の共通電位に接続されていることを指す。
点を一体的に形成した金属等を素材とする導電板であっ
て、各動接点は、前記定接点と接触する為の弾性的な変
形性、即ち、常時突出しているのに対して逆に陥没し、
当該陥没部がプリント基板の定接点と接触する現象が、
弾性的に、即ち、ごく短時間で瞬間的に起こり得る性状
と、当該定接点から離隔する為の弾性的な形状復元性、
即ち、定常状態において動接点がプリント基板の定接点
と離隔する形状を呈し、且つ変形状態から定常状態への
変化が弾性的に、即ち、ごく短時間で瞬間的に起こり得
る性状を具備する事が不可欠である。動接点の具体的な
態様としては、円形ドーム状やアーチ状等が挙げられ
る。又、所定の電位を有するとは、一枚のコンタクト板
が、前記プリント基板上の、例えば、0V或いは電源電
圧その他の共通電位に接続されていることを指す。
【0008】操作板は、前記動接点を変形させるべく加
圧する為の、単数又は複数の操作ボタンがそれぞれ可撓
性支持部を介して基部に連結一体化されたものであれば
良く、それ単体でクリック感を伴わなければならないも
のではない。したがって、当該操作板の素材にポリエス
テル・エラストマーのようなゴム質の柔軟素材を選択す
る必要性は薄い。可撓性支持部としては、当該可撓性支
持部を破損することなく操作ボタンを出没させ得る構造
であれば良く、操作板の外観を形作るフレーム部と操作
ボタンとの境界を薄肉にして形成しても良いし、前記フ
レーム部と操作ボタンとを細い棒状の要素で連結して成
形し、当該棒状の要素を可撓性支持部としても良い。
圧する為の、単数又は複数の操作ボタンがそれぞれ可撓
性支持部を介して基部に連結一体化されたものであれば
良く、それ単体でクリック感を伴わなければならないも
のではない。したがって、当該操作板の素材にポリエス
テル・エラストマーのようなゴム質の柔軟素材を選択す
る必要性は薄い。可撓性支持部としては、当該可撓性支
持部を破損することなく操作ボタンを出没させ得る構造
であれば良く、操作板の外観を形作るフレーム部と操作
ボタンとの境界を薄肉にして形成しても良いし、前記フ
レーム部と操作ボタンとを細い棒状の要素で連結して成
形し、当該棒状の要素を可撓性支持部としても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明による操作ユニット
の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は、保護基
板13、可撓性プリント基板4の主要部4m、導電コン
タクト板6、操作板9の順で重合し、それらを外装フレ
ーム10で囲った操作ユニット本体14を示したもので
ある。
の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は、保護基
板13、可撓性プリント基板4の主要部4m、導電コン
タクト板6、操作板9の順で重合し、それらを外装フレ
ーム10で囲った操作ユニット本体14を示したもので
ある。
【0010】保護基板13は、エポキシ系樹脂を素材と
した硬直性の強い絶縁基板を主体とし、裏面全体を銅薄
膜による導電層15で覆ったものであって、この様な構
成により操作ユニット本体14を裏側から補強つつ、そ
の内側に存在する可撓性プリント基板4の主要部4mを
保護するものである。
した硬直性の強い絶縁基板を主体とし、裏面全体を銅薄
膜による導電層15で覆ったものであって、この様な構
成により操作ユニット本体14を裏側から補強つつ、そ
の内側に存在する可撓性プリント基板4の主要部4mを
保護するものである。
【0011】可撓性プリント基板4は、絶縁可撓板上に
回路パターン16を印刷し、定接点2の上に位置する部
分、部品搭載用端子1の上に位置する部分及び入出力端
子(図示省略)の上に位置する部分を除く全域に亘って
絶縁レジスト17を被着したものである。当該可撓性プ
リント基板4は、操作パネル上で点滅するLEDを搭載
する為の部品搭載用端子1及び定接点2、並びにそれら
を連結するライン3が印刷された前記主要部4mと、前
記部品搭載用端子1や定接点2から引き出された複数の
ラインが並走し各ラインのエッジコンタクトが形成され
た引出部11と、当該引出部11のエッジコンタクトか
ら引き出された複数のラインが並走し、その端部を硬直
性基板で補強した上で、前記複数のラインを引き込むピ
ンジャック18が実装された引出部12が一体的に形成
されている。定接点2たる回路パターンは、主要部4m
の表面に等間隔で直線的に印刷され、各定接点2の両脇
(基板長手方向)には、動接点5の衝突から定接点2の
周囲に存在する回路パターンを保護すべく、動接点5が
変形する際の支点を高所で支える為の独立したダミーパ
ターン19が対称的に形成されている(図7参照)。
回路パターン16を印刷し、定接点2の上に位置する部
分、部品搭載用端子1の上に位置する部分及び入出力端
子(図示省略)の上に位置する部分を除く全域に亘って
絶縁レジスト17を被着したものである。当該可撓性プ
リント基板4は、操作パネル上で点滅するLEDを搭載
する為の部品搭載用端子1及び定接点2、並びにそれら
を連結するライン3が印刷された前記主要部4mと、前
記部品搭載用端子1や定接点2から引き出された複数の
ラインが並走し各ラインのエッジコンタクトが形成され
た引出部11と、当該引出部11のエッジコンタクトか
ら引き出された複数のラインが並走し、その端部を硬直
性基板で補強した上で、前記複数のラインを引き込むピ
ンジャック18が実装された引出部12が一体的に形成
されている。定接点2たる回路パターンは、主要部4m
の表面に等間隔で直線的に印刷され、各定接点2の両脇
(基板長手方向)には、動接点5の衝突から定接点2の
周囲に存在する回路パターンを保護すべく、動接点5が
変形する際の支点を高所で支える為の独立したダミーパ
ターン19が対称的に形成されている(図7参照)。
【0012】導電コンタクト板6は、ステンレス鋼をは
じめとする比較的硬質の導電金属から形成された弾性板
であり、図5の如く前記可撓性プリント基板4の定接点
2と接触する為の四つの動接点5r及び三つの使用され
ない動接点5uが、前記定接点2の配置間隔の半分の間
隔で直線的に形成されている(操作ボタン7相互の間隔
に応じ汎用性を持たせたもの)。各動接点5は、円形ド
ーム状を呈し、その周囲には、上下(コンタクト板6の
短辺方向。以下同じ。)に細い連結片20を残して、当
該動接点5の縁に沿った均等な幅の切欠部21が設けら
れている。当該切欠部21は、主に、動接点5が定常状
態から裏側に没した状態となる過渡期において(図8参
照)、横方向(コンタクト板の長辺方向。以下同じ。)
への自由な伸びを許容し、且つ上下方向へ伸びる際の抵
抗を減縮する緩和帯として機能する。尚、この緩和帯
は、前記一対のダミーパターン19,19の設定方向に
合わせて設けることが望ましい。更に、各動接点5の中
央に設けた小さな凹部22は、表裏方向(コンタクト板
6の厚み方向。以下同じ。)への変形幅に対して、前記
定接点2との確実な接触を図るべく裏方向への陥没度合
いを補う機能を果たすものである。尚、この例による導
電コンタクト板6は、半田24を介して可撓性プリント
基板4の主要部4mのアースパターン23に接続されて
いる。
じめとする比較的硬質の導電金属から形成された弾性板
であり、図5の如く前記可撓性プリント基板4の定接点
2と接触する為の四つの動接点5r及び三つの使用され
ない動接点5uが、前記定接点2の配置間隔の半分の間
隔で直線的に形成されている(操作ボタン7相互の間隔
に応じ汎用性を持たせたもの)。各動接点5は、円形ド
ーム状を呈し、その周囲には、上下(コンタクト板6の
短辺方向。以下同じ。)に細い連結片20を残して、当
該動接点5の縁に沿った均等な幅の切欠部21が設けら
れている。当該切欠部21は、主に、動接点5が定常状
態から裏側に没した状態となる過渡期において(図8参
照)、横方向(コンタクト板の長辺方向。以下同じ。)
への自由な伸びを許容し、且つ上下方向へ伸びる際の抵
抗を減縮する緩和帯として機能する。尚、この緩和帯
は、前記一対のダミーパターン19,19の設定方向に
合わせて設けることが望ましい。更に、各動接点5の中
央に設けた小さな凹部22は、表裏方向(コンタクト板
6の厚み方向。以下同じ。)への変形幅に対して、前記
定接点2との確実な接触を図るべく裏方向への陥没度合
いを補う機能を果たすものである。尚、この例による導
電コンタクト板6は、半田24を介して可撓性プリント
基板4の主要部4mのアースパターン23に接続されて
いる。
【0013】操作板9は、ABS樹脂のような絶縁性の
高い比較的安価な樹脂を素材として形成され、操作板9
全体の外観を形作るフレーム部25に、前記動接点5を
変形させるべく加圧する為の四つの操作ボタン7を、各
々細い棒状の可撓性支持部8を介して一体成形し、前記
可撓性プリント基板4に実装されたLEDを露出する窓
孔39を設けたものである。前記可撓性支持部8は、各
操作ボタン7の下縁において左右ほぼ対称に一対形成さ
れ、各操作ボタン7は、フレーム部25へいわゆる片持
ちで支持されることとなる。
高い比較的安価な樹脂を素材として形成され、操作板9
全体の外観を形作るフレーム部25に、前記動接点5を
変形させるべく加圧する為の四つの操作ボタン7を、各
々細い棒状の可撓性支持部8を介して一体成形し、前記
可撓性プリント基板4に実装されたLEDを露出する窓
孔39を設けたものである。前記可撓性支持部8は、各
操作ボタン7の下縁において左右ほぼ対称に一対形成さ
れ、各操作ボタン7は、フレーム部25へいわゆる片持
ちで支持されることとなる。
【0014】当該操作ボタン7を押圧する結果、各操作
ボタン7は、可撓性支持部8を支点として裏側へ傾倒す
るが、各操作ボタン7の裏側には、前記動接点5よりも
径が十分小さく、当該動接点5の凹部22よりも径が十
分大きい突起26が形成されているので、この様な傾倒
によって動接点5の変形態様に不具合を与えることは少
ない。又、前記突起26に加圧されて動接点5の中央の
みに圧力が集中することにより、動接点5や定接点2、
ひいては可撓性プリント基板4を破損することのないよ
うに、コンタクト板6の表面に当接して操作ボタン7が
必要以上に進入することを制止する突出部27が、その
当接による圧力を分散できる形態で適宜形成されてい
る。更に、操作板9の裏面には、前記導電コンタクト板
6、可撓性プリント基板4(この例ではその主要部4
m)、及び保護基板13を重合した厚みに匹敵する位置
決め突起28が適宜形成されており、前記導電コンタク
ト板6、可撓性プリント基板4、及び保護基板13に、
当該位置決め突起28が嵌まる透孔29,30,31を
形成することによって、それらが一体化した際の操作ボ
タン7と動接点5と定接点2の位置ずれ防止を図ってい
る。
ボタン7は、可撓性支持部8を支点として裏側へ傾倒す
るが、各操作ボタン7の裏側には、前記動接点5よりも
径が十分小さく、当該動接点5の凹部22よりも径が十
分大きい突起26が形成されているので、この様な傾倒
によって動接点5の変形態様に不具合を与えることは少
ない。又、前記突起26に加圧されて動接点5の中央の
みに圧力が集中することにより、動接点5や定接点2、
ひいては可撓性プリント基板4を破損することのないよ
うに、コンタクト板6の表面に当接して操作ボタン7が
必要以上に進入することを制止する突出部27が、その
当接による圧力を分散できる形態で適宜形成されてい
る。更に、操作板9の裏面には、前記導電コンタクト板
6、可撓性プリント基板4(この例ではその主要部4
m)、及び保護基板13を重合した厚みに匹敵する位置
決め突起28が適宜形成されており、前記導電コンタク
ト板6、可撓性プリント基板4、及び保護基板13に、
当該位置決め突起28が嵌まる透孔29,30,31を
形成することによって、それらが一体化した際の操作ボ
タン7と動接点5と定接点2の位置ずれ防止を図ってい
る。
【0015】外装フレーム10は、比較的薄いアルミ板
を曲げ加工して表板32及び側板33と裏側を支持する
爪34を一体成形したものである。表板32には前記操
作板9の操作ボタン7が突出するための通し孔35が形
成されており、前記爪34の一部は、可撓性プリント基
板4のアースパターン23から引き出されたアースライ
ン36を具備する接地部37の位置に合わせて形成され
ている。外装フレーム10には、表側から操作板9、導
電コンタクト板6、可撓性プリント基板4、保護基板1
3の順で装填され、当該外装フレーム10の爪34が内
側へ曲げられた時点で、外装フレーム10は、保護基板
13の導電層15と電気的に接続され、外装フレーム1
0の爪34のうち、可撓性プリント基板4の接地部37
と位置的に重なり合うものにあっては、当該爪34を内
側へ曲げることによって、可撓性プリント基板4の接地
部37のアースライン36へ外装フレーム10の爪34
が圧接し、その結果、外装フレーム10及び保護基板1
3の導電層15、即ち、当該操作ユニットの最外郭がア
ース電位となる。
を曲げ加工して表板32及び側板33と裏側を支持する
爪34を一体成形したものである。表板32には前記操
作板9の操作ボタン7が突出するための通し孔35が形
成されており、前記爪34の一部は、可撓性プリント基
板4のアースパターン23から引き出されたアースライ
ン36を具備する接地部37の位置に合わせて形成され
ている。外装フレーム10には、表側から操作板9、導
電コンタクト板6、可撓性プリント基板4、保護基板1
3の順で装填され、当該外装フレーム10の爪34が内
側へ曲げられた時点で、外装フレーム10は、保護基板
13の導電層15と電気的に接続され、外装フレーム1
0の爪34のうち、可撓性プリント基板4の接地部37
と位置的に重なり合うものにあっては、当該爪34を内
側へ曲げることによって、可撓性プリント基板4の接地
部37のアースライン36へ外装フレーム10の爪34
が圧接し、その結果、外装フレーム10及び保護基板1
3の導電層15、即ち、当該操作ユニットの最外郭がア
ース電位となる。
【0016】尚、操作板9に用いる素材の絶縁性が悪い
場合には、図1の如く絶縁シート38をコンタクト板6
の表面に貼着するといった構成を採る場合もあり、クリ
ック感を調整する場合等にも同様の手段でその感触を調
整する場合がある。
場合には、図1の如く絶縁シート38をコンタクト板6
の表面に貼着するといった構成を採る場合もあり、クリ
ック感を調整する場合等にも同様の手段でその感触を調
整する場合がある。
【0017】上記操作ユニットは、それ自体の感触が軟
らかなエラストマー等の比較的高価な素材を用いなくと
も、操作する者へON/OFFの状態を正確に伝え得る
心地好いクリック感を発し、実際の接点が閉鎖する態様
も離隔した一対の接点が接触するだけで閉じるというも
のである為に、当該クリック感と接点の開閉状況とが高
い確立で一致し正確な操作が可能となる。
らかなエラストマー等の比較的高価な素材を用いなくと
も、操作する者へON/OFFの状態を正確に伝え得る
心地好いクリック感を発し、実際の接点が閉鎖する態様
も離隔した一対の接点が接触するだけで閉じるというも
のである為に、当該クリック感と接点の開閉状況とが高
い確立で一致し正確な操作が可能となる。
【0018】
【発明の効果】以上の如く本発明による操作ユニット
は、操作板の下に、弾性的な変形性及び復元性を有する
導電コンタクト板が所定の電位を有する状態で配置して
あるので、操作板の素材として比較的安価な樹脂を用い
たとしても、操作板の素材としてエラストマーを用いた
従来のものに勝とも劣らない操作感触を操作する者へ与
えると共に、操作ボタンの裏面に導電部を形成するとい
った工程が不要となって、製造コストを下げることがで
きる。その他、接点を開閉する態様が簡素となっている
為に、操作の確実性は極めて高く、又、接点の耐用期間
も長く成るという効果がある。
は、操作板の下に、弾性的な変形性及び復元性を有する
導電コンタクト板が所定の電位を有する状態で配置して
あるので、操作板の素材として比較的安価な樹脂を用い
たとしても、操作板の素材としてエラストマーを用いた
従来のものに勝とも劣らない操作感触を操作する者へ与
えると共に、操作ボタンの裏面に導電部を形成するとい
った工程が不要となって、製造コストを下げることがで
きる。その他、接点を開閉する態様が簡素となっている
為に、操作の確実性は極めて高く、又、接点の耐用期間
も長く成るという効果がある。
【図1】本発明による操作ユニットの一例を示す断面図
である。
である。
【図2】従来の操作ユニットの一例を示す断面図であ
る。
る。
【図3】本発明による操作ユニットの一例を示す分解図
である。
である。
【図4】(イ)(ロ)本発明による操作ユニットの操作
板の一例を示す平面図と裏面図である。
板の一例を示す平面図と裏面図である。
【図5】本発明による操作ユニットの導電コンタクト板
の一例を示す平面図である。
の一例を示す平面図である。
【図6】本発明による操作ユニットの可撓性プリント基
板の一例を示す要部平面図である。
板の一例を示す要部平面図である。
【図7】本発明による操作ユニットのプリント基板と導
電コンタクト板との重なり状態を示した説明図である。
電コンタクト板との重なり状態を示した説明図である。
【図8】図7における導電コンタクト板の定常状態及び
変形状態を示すA−A断面図である。
変形状態を示すA−A断面図である。
1 端子 2 定接点 3 ライン 4 プリント基板 5 動接点 6 導電コンタクト板 7 操作ボタン 8 可撓性支持部 9 操作板 10 外装フレーム 11,12 引出部 13 保護基板
Claims (3)
- 【請求項1】 端子(1)、定接点(2)及びそれらを
連結するライン(3)が印刷されたプリント基板(4)
と、前記定接点(2)と接触する為の弾性的な変形性及
び当該定接点(2)から離隔する為の弾性的な形状復元
性を有し且つ所定の電位を有する動接点(5)が形成さ
れた導電コンタクト板(6)と、前記動接点(5)を変
形させるべく加圧する為の操作ボタン(7)が可撓性支
持部(8)を介して付設された操作板(9)と、当該操
作板(9)の操作ボタン(7)を露出し且つ前記プリン
ト基板(4)、導電コンタクト板(6)及び操作板
(9)を重合保持する外装フレーム(10)とで構成さ
れた操作ユニット。 - 【請求項2】 端子(1)、定接点(2)及びそれらを
連結するライン(3)が印刷された可撓性プリント基板
(4)と、前記定接点(2)と接触する為の弾性的な変
形性及び当該定接点(2)から離隔する為の弾性的な形
状復元性を有し且つ所定の電位を有する動接点(5)が
形成された導電コンタクト板(6)と、前記動接点
(5)を変形させるべく加圧する為の操作ボタン(7)
が可撓性支持部(8)を介して付設された操作板(9)
と、当該操作板(9)の操作ボタン(7)を露出し且つ
前記可撓性プリント基板(4)、導電コンタクト板
(6)、操作板(9)及びそれらを裏側から補強する保
護基板(13)を重合保持する外装フレーム(10)と
で構成された操作ユニット。 - 【請求項3】 前記動接点(5)を、表側に突出する円
形ドーム状に成形した請求項1又は2記載の操作ユニッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3104698A JPH11232967A (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 操作ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3104698A JPH11232967A (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 操作ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11232967A true JPH11232967A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12320548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3104698A Pending JPH11232967A (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 操作ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11232967A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7643087B2 (en) | 2003-01-07 | 2010-01-05 | Hoya Corporation | Operating button device for portable apparatus |
-
1998
- 1998-02-13 JP JP3104698A patent/JPH11232967A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7643087B2 (en) | 2003-01-07 | 2010-01-05 | Hoya Corporation | Operating button device for portable apparatus |
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