JP2003331148A - 商品受発注システム、卸売業者用端末および商品受発注方法 - Google Patents

商品受発注システム、卸売業者用端末および商品受発注方法

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JP2003331148A
JP2003331148A JP2002134371A JP2002134371A JP2003331148A JP 2003331148 A JP2003331148 A JP 2003331148A JP 2002134371 A JP2002134371 A JP 2002134371A JP 2002134371 A JP2002134371 A JP 2002134371A JP 2003331148 A JP2003331148 A JP 2003331148A
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wholesaler
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Keizo Yamamoto
敬三 山本
Masaaki Matsumoto
政昭 松本
Hiroshi Yamanaka
啓史 山中
Kazuhisa Kawahara
和久 川原
Takashi Takagi
隆旨 高木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品情報をリアルタイムに提供すると共に、
迅速に受発注の処理が可能な商品受発注システム、卸売
業者用端末および商品受注方法を提供する。 【解決手段】 通信回線4を介して小売店の端末2およ
び複数の卸売業者の各端末3の間における商品の受発注
を行う商品受発注システム1であって、卸売業者の少な
くとも1つの卸売業者の端末3が、予め記憶された振り
分け条件テーブル15と、小売店の端末2から通信回線
4を介して通知される商品の発注情報に基づき、当該発
注情報の通知を受けた卸売業者の端末3の振り分け条件
テーブルを参照し、当該発注情報の通知を受けた卸売業
者およびその他の卸売業者に当該発注情報を振り分ける
振り分け処理手段9と、を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小売店と卸売業者
との間などにおける商品の受発注を行う商品受発注シス
テム、卸売業者用端末および商品受発注方法に関する。
【0002】
【従来の技術】卸売業者は商品を数多く買い入れて、小
売店等からの商品の発注に応じて小売店等に商品を卸し
ている。小売店等は、卸売業者から仕入れた商品を販売
し、最終需要者である消費者に商品を提供することによ
り商品の流通が行われている。
【0003】近年、IT(Information Technology)化
に伴い電子商取引が利用されているが、小売店および卸
売店の間における商品の受発注にもITシステムが導入
されている。
【0004】例えば、ITシステムを導入した第1世代
の段階では、図23に示すように小売店50から卸売業
者51向けの発注処理は、卸売業者専用の端末や回線を
介して小売店50から卸売業者51に対し発注が行われ
ていた。しかし、第1世代の段階では、卸売業者51に
より取り扱う商品の種類が異なるため、小売店50が一
度に多種類の商品が必要となった場合に、複数の卸売業
者51に発注をする必要があり、発注作業が煩雑である
という問題を有していた。
【0005】このため、第2世代の段階では、小売店5
0と卸売業者51との間の商品取引を仲介する仲介事業
者が登場してきた。例えば、図24に示すように、商品
取引の仲介をする業者の専用システム52が設けられて
おり、卸売業者はEOS(Electronic Ordering Syste
m)業者が運営する共同利用型EOSシステムに参加し
て顧客情報や受注情報を共有し、このシステムを経由し
て小売店に対して商品の販売を行っている。仲介事業者
を介すことにより、小売店は多種類の商品が必要である
場合においても、仲介事業者に発注をすることにより一
度に複数の商品を発注することができるようになった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
第2世代の段階のシステムでは、卸売業者が新商品を扱
う際、卸売業者は仲介事業者に依頼して新商品の登録を
する必要があるため、新商品を実際にシステムに登録す
るまでに時間的な遅延が発生していた。
【0007】また、卸売業者が扱う商品を変更する場合
であっても、仲介事業者に対して商品毎の切り替えが必
要になるため、システムを利用する卸売業者およびシス
テムを使用する小売店の双方にとってもシステム運用上
不便であるという問題を有していた。
【0008】さらに、小売店から卸売業者に商品を発注
する際の発注情報は、夜間バッチ処理などにより仲介事
業者を経由して卸売業者に送信されるため、リアルタイ
ムに発注情報を小売店から卸売業者に送信することがで
きないという問題を有していた。
【0009】また、従来の第2世代の段階のシステムで
は、卸売業者にサーバシステムを設けると共に、小売店
に専用の発注端末を設ける必要があったため、高額な初
期費用を要し、システムを運営する仲介事業者に対して
毎月の使用料を支払う必要があった。
【0010】さらに、上述した第2世代の段階のシステ
ムにおいては、仲介事業者が各卸売業者の顧客情報や卸
値情報や小売店から受信した発注情報を共用しているた
め、第三者である仲介事業者に顧客情報などが漏洩して
しまう恐れがあった。
【0011】本発明は、上述した各種の問題を解決する
ためになされたものであり、商品情報をリアルタイムに
提供すると共に、迅速に受発注の処理が可能な商品受発
注システム、卸売業者用端末および商品受注方法を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
種々研究した結果、小売店と卸売業者との間に仲介事業
者を設けず、卸売業者に設けられる端末に商品情報や振
り分け条件を各卸売業者が予め共有しておき、インター
ネット等の通信回線を経由して主となる卸売業者のパソ
コン端末などにアクセスして発注処理を行うものであ
る。そして、小売店から発注情報を受けた卸売業者の端
末は、振り分け条件に従い発注情報を判定するなどによ
り、他の卸売業者へ発注情報の振り分けて、商品情報を
リアルタイムに提供し、迅速な受発注の処理をするよう
にしたものである。
【0013】すなわち、本発明は、通信回線を介して小
売店の端末および複数の卸売業者の各端末の間における
商品の受発注を行う商品受発注システムであって、前記
卸売業者の少なくとも1つの卸売業者の端末が、予め記
憶された振り分け条件テーブルと、前記小売店の端末か
ら通信回線を介して通知される商品の発注情報に基づ
き、当該発注情報の通知を受けた卸売業者の端末の前記
振り分け条件テーブルを参照し、当該発注情報の通知を
受けた卸売業者およびその他の卸売業者に当該発注情報
を振り分ける振り分け処理手段と、を備えることを特徴
とする。なお、発注情報は、発注商品が複数である場合
であっても1つであっても良い。また、振り分け条件テ
ーブルは、発注情報を振り分ける価格、在庫数、納期ま
たは運搬費などの条件が、優先順位を付けて振り分ける
条件が決定されたテーブルである。
【0014】本発明によれば、仲介事業者を経由せずに
小売店から卸売業者に通信回線を介して直接アクセスす
るため、卸売業者が新商品を扱う場合や扱う商品を変更
する場合に必要となる時間が不必要となり、商品情報を
小売店に対してリアルタイムに提供することができる。
また、卸売業者の端末は、小売店からの発注があると他
の卸売業者に対して振り分け処理を行うため、卸売業者
の各システム間で連携を取ることにより商品情報をリア
ルタイムに収集することができるため、迅速に受発注の
処理を行うことができる。さらに、小売店や卸売業者
は、パソコンなどの端末を使用してインターネット等の
通信回線を介して相互に接続可能であるため、従来使用
されていた専用端末や専用回線を設ける必要が無くな
る。
【0015】なお、各卸売業者間において発注情報は振
り分けて各卸業者間で連携をするが、連携の際に小売店
および各卸売業者の間でやり取りする情報を暗号化する
ことにより情報漏洩を防止し、セキュリティーを高める
ことが可能である。
【0016】また、本発明の卸売業者用端末は、通信回
線を介して小売店の端末および複数の卸売業者の各端末
の間における商品の受発注を行う商品受発注システムの
卸売業者に設けられる卸売業者用端末であって、予め記
憶された振り分け条件テーブルと、前記小売店の端末か
ら通信回線を介して通知される商品の発注情報に基づ
き、前記振り分け条件テーブルを参照し、当該発注情報
の通知を受けた当該卸売業者およびその他の卸売業者に
当該発注情報を振り分ける振り分け処理手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0017】本発明によれば、卸売業者が扱う新商品な
どの商品情報を小売店に対してリアルタイムに提供する
ことができる。また、小売店からの発注があると他の卸
売業者に対して振り分け処理を行うため、卸売業者の各
システム間で連携を取ることにより商品情報をリアルタ
イムに収集することができるため、迅速に受発注の処理
を行うことができる。
【0018】上記発明において、少なくとも小売店およ
び商品を含む発注情報に含まれる各情報にコードを対応
付けた情報が記憶されるコード記憶手段を備え、前記小
売店の端末から入力されるコードに基づき前記コード記
憶手段を参照して、発注情報を処理するものであること
が望ましい。
【0019】本発明によれば、例えば、バーコードなど
のコードによって商品情報や小売店の識別情報、商品の
発注個数などを管理することにより、小売店の端末にバ
ーコードリーダを接続し、バーコードを読み込むことに
より簡単に商品の発注処理を行うことができる。
【0020】上記商品受発注システムにおいて、前記卸
売業者の端末は、小売店により選択される商品情報を当
該小売店のカタログ情報として小売店毎に記憶するカタ
ログ情報記憶手段を備えることが望ましい。
【0021】本発明によれば、小売店が頻繁に発注する
商品情報をカタログ情報として記憶しておくことによ
り、小売店はカタログ情報を参照して瞬時に商品の発注
処理を行うことが可能となる。
【0022】上記発明において、前記コード記憶手段に
記憶されたコードと、当該コードに関連付けられた発注
情報とを対応付けた情報を印刷イメージとして作成する
印刷イメージ作成処理手段を備えることが望ましい。
【0023】本発明によれば、コードで管理される商品
情報などをコードと関連付けた情報を作成し、作成した
情報を小売店の端末に送信することにより、商品情報を
掲載した紙媒体によるカタログを作製する手間を省くこ
とができる。
【0024】また、上記発明において、前記小売店の端
末から通信回線を介して通知される棚卸在庫情報を記憶
するとともに、当該棚卸在庫情報と予め記憶された商品
の購入数とを照合して棚卸結果を生成する棚卸在庫管理
手段を備えることが望ましい。
【0025】本発明によれば、小売店の棚卸在庫情報な
どを管理することができる。
【0026】また、上記発明において、前記小売店の端
末から通信回線を介して通知される報告書作成の期間を
指定する月次締切り情報に基づき予め登録された棚卸在
庫情報を抽出するとともに、予め記憶された商品の購入
数および商品情報を抽出し、抽出された当該各情報から
報告書を作成する報告書作成手段を備えることが望まし
い。
【0027】本発明によれば、月毎に棚卸在庫情報に基
づき商品の報告書を作成することができる。
【0028】また、上記発明において、前記小売店の端
末から通信回線を介して通知される分析情報に基づき予
め蓄積された商品情報を抽出し、抽出した当該商品情報
から商品コマーシャル情報を選択する商品コマーシャル
情報選択手段と、選択された当該商品コマーシャル情報
を前記小売店の端末に配信する商品コマーシャル情報配
信手段と、を備えることが望ましい。
【0029】本発明によれば、商品の販売実績や売れ筋
商品に基づき商品CM情報を選択し、選択した商品CM
情報を小売店の端末に配信するため、効果的に宣伝を行
うことができる。
【0030】また、本発明の商品受注方法は、小売店の
端末および複数の卸売業者の各端末が通信回線を介し接
続して構成されるコンピュータシステムにおいて、小売
店および卸売業者の間における商品の受発注をするとき
の商品受発注方法であって、前記卸売業者の端末は、通
信回線を介して前記小売店の端末から通知される発注情
報を受信し、受信した発注情報に基づき予め記憶された
振り分け条件テーブルを参照し、当該発注情報の通知を
受けた卸売業者およびその他の卸売業者に当該発注情報
を振り分けることを特徴とする。
【0031】本発明によれば、仲介事業者を経由せずに
小売店から卸売業者に通信回線を介して直接アクセスす
るため、卸売業者が新商品を扱う場合や扱う商品を変更
する場合に登録する等の時間が不必要となり、商品情報
を小売店に対してリアルタイムに提供することができ
る。また、卸売業者の端末は、小売店からの発注がある
と他の卸売業者に対して振り分け処理を行うため、卸売
業者の各システム間で連携を取ることにより商品情報を
リアルタイムに収集することができるため、迅速に受発
注の処理を行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の商品受発注システ
ム、卸売業者用端末および商品受発注方法について、図
1から図19までを参照して説明する。
【0033】第1実施形態(図1〜図11) 本発明の商品受発注システムおよび卸売業者用端末の基
本的な構成を示し、商品受発注方法について説明する。
【0034】図1は、商品受発注システムを説明するた
めに簡略的に示した図であり、本図に示すように、商品
受発注システム1は、小売店の端末2と卸売業者の端末
3とが通信回線4を介して通信可能に接続され、小売店
の端末2からの発注情報5に基づき卸売業者の端末3が
他の卸売業者3に対して発注情報5を振り分けるように
構成される。
【0035】図2は、図1に示す商品受発注システム1
の詳細な構成を示す図である。
【0036】次に、商品受発注システム1における卸売
業者の端末3の構成を図3に示し、その構成を詳細に説
明する。本図に示すように、卸売業者の端末3は、基本
的に、認証処理手段6と、商品リスト収集処理手段7
と、絞込み処理手段8と、振り分け処理手段9と、卸間
インターフェース10とを備えると共に、認証DB11
と、商品DB12と、個社別商品DB13と、個社別カ
タログDB14と、振り分け条件テーブル15と、受注
DB16とを備える。
【0037】認証処理手段6は、受信した小売店のユー
ザIDおよびパスワードに基づき予め記憶した認証DB
11を参照してアクセスした小売店の認証を行い、小売
店の仕入れ先や卸売業者などの取り扱い業者の識別をす
る手段である。
【0038】認証DB11は、図4に示すように、小売
店名、ユーザID、パスワードから構成されるテーブル
と、小売店名および卸売業者名を含むテーブルとを有し
ており、両者のテーブルは小売店名に基づき卸売業者名
の特定が可能である。
【0039】商品リスト収集処理手段7は、認証処理手
段6から送信される卸売業者情報に基づき予め記憶され
た商品DB12を参照して商品情報を抽出すると共に、
他の卸売業者の端末に同様に記憶された商品DB12を
参照して商品情報を抽出し、各々抽出した商品情報を卸
売業者別に分類して個社別商品DB13を作成する手段
である。
【0040】商品DB12は、図5に示すように、カテ
ゴリ、商品名、商品JANコード、定価、単価、卸値、
在庫、納品日から構成されるテーブルを蓄積管理してお
り、作成された個社別商品DB13は、図6に示すよう
に、卸売業者名、カテゴリ、商品名、商品JANコー
ド、定価、卸値、在庫、納品日から構成されるテーブル
を蓄積管理している。
【0041】絞込み処理手段8は、小売店による表示方
法の指定後に送信される検索条件から個社別商品DBを
参照して商品の絞り込みをし、絞り込んだ商品情報を、
例えば商品リストとし、この商品リストを小売店に提供
する手段である。なお、小売店は検索条件を入力しても
良いが、小売店が頻繁に発注する商品を卸売業者の端末
に個社別カタログとして予め記憶しておくものであって
も良い。個社別カタログが予め記憶されている場合に、
検索条件の換わりに小売店からカタログ指定がされる
と、個社別商品DBから個社別カタログに適合する商品
情報を抽出して商品情報の提供を行う。
【0042】個社別カタログDB14は、図7に示すよ
うに、小売店名および商品JANコードから構成される
テーブルを蓄積管理している。
【0043】振り分け処理手段9は、提供される商品リ
ストなどの商品情報から小売店の選択により送信される
発注情報に基づき振り分け条件テーブルを参照し、個社
別商品DBの商品毎の卸売業者情報から発注情報の振り
分けを行う。発注情報に複数の卸売業者が含まれている
場合には、商品単位により優先順位の高い卸売業者に発
注情報を振り分けテーブルの条件に従いそれぞれ振り分
けを行う。
【0044】振り分け条件テーブル15は、図8に示す
ように、優先順位と、優先順位を決定する条件とから構
成されるテーブルであり、優先順位の第1番目は、商品
の最適な卸値を提供する卸売業者であり、優先順位の第
2番目は在庫数、第3番目は納期、第4番目は運搬費な
どに条件設定されている。例えば、第1番目の優先順位
により決定される卸売業者の商品が在庫切れなどの何ら
かの理由により受注に応じられない場合に、次に優先さ
れる卸売業者や納期あるいは価格などにより優先順位が
決定される。
【0045】卸間インターフェース10は、自社や連携
する卸売業者の端末をインターネットなどの通信回線を
経由して商品情報を取得し、また、発注情報の振り分け
リクエストに対する情報のやり取りを行う手段である。
なお、後述するように(後述する図10に示す)、販売
店と各卸売業者間の情報を暗号化することが望ましい。
【0046】受注DB16は、例えば、図9に示すよう
に、商品名、単価、数量、納品希望日から構成されるテ
ーブルを蓄積管理している。
【0047】上記小売店の端末と各卸売業者の端末との
間における情報は暗号化され、情報のやり取りが行われ
ており、例えば、図10に示すように、XMLWebサ
ービスおよびPKIを応用して情報の暗号化を行ってい
る。本図に示すように、商品の受発注システムは、小売
店αの端末2と、卸売業者Aの端末3と、卸売業者Bの
端末3とを備えており、卸売業者Aおよび卸売業者Bの
各々の端末5には各々Webサービス、APIおよびデ
ータベースを備えている。例えば、小売店は卸売業者
A、卸売業者Bに対して商品の発注を行う際、卸売業者
Aへのリクエスト、卸売業者Bへのリクエスト、小売店
の証明書の情報を含む発注情報を、HTML形式の情報
17として卸売業者Aの端末3に送信する。送信された
発注情報の中で卸売業者Aに対するリクエストである商
品の発注情報は、卸売業者Aの端末3に予め記憶された
データベースから該当する情報を抽出して卸売業者Aの
応答情報とする。なお、卸売業者Aの応答情報は、認証
局CA(Certificate Authority)18において、小売
店から送信される情報に含まれる小売店αの公開鍵で暗
号化される。また、発注情報に含まれる卸売業者Bへの
リクエストは、卸売業者Aの端末3を経由して卸売業者
Bの端末3に送信される。卸売業者Bの端末3において
も卸売業者Aの端末3と同様の処理が行われ、卸売業者
Bへのリクエストに応じた応答情報は小売店αの公開鍵
で暗号化された後、卸売業者Aに暗号化された卸売業者
Bの応答情報が送信される。その後、卸売業者Aおよび
卸売業者Bは、XML(Extensible Markup Language)
およびこのXML文書の書式を指定するスタイルシート
を記述する言語であるXSL(eXtensible Style Langu
age)形式の情報が暗号化され、暗号化した情報19は
小売店αの端末2に送信される。
【0048】上記構成の商品受発注システムを使用して
商品受発注方法を実現する処理の流れを図11に示す。
本図に示すように、まず、小売店の端末からのログイン
によりユーザIDおよびパスワードを卸売業者Aに送信
する(St1)。卸売業者Aは、認証DB11を参照し
て小売店の認証を行い、認証結果を送信元である小売店
の端末に送信する(St2)。卸売業者Aの端末は、他の
卸売業者Bの端末に対して小売店情報を送信して商品の
収集を依頼し、卸売業者Bの端末に記憶された商品DB
12を参照して収集された商品リストは、卸売業者Bの
端末から卸売業者Aの端末に送信される(St3)。卸
売業者Aの端末は、自己の端末に記憶された商品DBか
ら収集された商品リストを集約するとともに、卸売業者
Bの端末から送信された商品リストを集約して、個社別
商品DB13に蓄積管理する。
【0049】次に、小売店から表示方法が指定される
と、小売店の端末から入力される検索条件(あるいは、
後述するMyカタログ)を卸売業者Aの端末に送信する
(St4)。小売店からの希望する情報を受信した後、
卸売業者Aの端末は、個者別カタログDBを検索して絞
り込みを行い、商品リストを小売店の端末に送信する
(St5)。小売店の端末には発注画面が表示され、小
売店名、商品、個数を少なくとも含む発注情報を卸売業
者Aの端末に送信する(St6)。卸売業者Aの端末
は、発注情報を受けると振り分け条件テーブル15を参
照して発注の振り分けが行われ、卸売業者Aの端末で
は、他の卸売業者、例えば、卸売業者Bに対して発注情
報を送信した後(St7)、受注DBに商品名、単価、
数量、納品希望日などの受注情報を登録して受注処理を
行う。一方、発注情報を受信した卸売業者Bの端末は、
受注DB16に、商品名、単価、数量、納品希望日など
の受注情報を登録して受注処理を行うとともに、卸売業
者Aの端末に対して受注結果を送信する(St8)。卸
売業者Bなどの端末から受注結果の情報を受信した卸売
業者Aの端末は、受注結果を集約し、受注結果を小売店
の端末に送信する(St9)。
【0050】本実施形態によれば、従来のように仲介事
業者を設けず、各卸売業者が商品受発注システムを有す
る形態で運用されるため、各小売店は一般的なパーソナ
ルコンピュータ等の端末からインターネットを経由して
商品の注文を行うことが可能であり、独自のシステムな
どを設ける必要が無くなる。また、各卸売業者は、商品
情報を共有して発注情報の振り分けを行うため、商品に
応じての卸売業者の切り替えが不要となり、発注情報の
処理を迅速に行うことができる。
【0051】さらに、図10に示すように、各業者間で
は暗号化した情報のやり取りが行われるため、より安全
に情報の送受信を行うことが可能である。
【0052】第2実施形態(図12〜図15) 本実施形態では、第1実施形態に示した商品受発注シス
テムを改良して、バーコードなどのコードを使用して商
品の受発注を可能としたものである。
【0053】図12は、本実施形態における商品受発注
システムの構成を示す図である。本図に示すように、小
売店の端末4は、パソコン20にバーコードを読み取る
バーコードリーダ21および出力手段としてのプリンタ
22が接続して構成される。なお、本実施形態において
はパソコン20を使用したが、Iモード対応の携帯電話
やセットトップボックス(STB:Set Top Box)など
のマルチメディア端末を使用しても良い。
【0054】また、卸売業者Aの端末は、第1実施形態
に示した構成の他に、コード記憶手段23と、情報抽出
処理手段24と、印刷イメージ作成処理手段25と、送
信手段26と、を備える。
【0055】コード記憶手段23は、小売店から送信さ
れる商品コード、例えば、商品JANコードを記憶し、
個社別カタログDBとして記憶する。なお、商品コード
は、商品毎に各々対応付けたものである。また、本図に
おいては示さないが、良く注文する小売店の商品を定番
商品として、定番商品を「Myカタログ」などとして記憶
しても良い。
【0056】情報抽出処理手段24は、小売店からの形
式指定および印刷指定を受信した後、個社別カタログD
B、認証DBおよび個社別商品DBから該当情報を抽出
して商品情報を抽出する手段である。
【0057】印刷イメージ作成手段25は、情報抽出処
理手段24から抽出された商品情報に基づき印刷イメー
ジを作成する手段である。
【0058】送信手段26は、印刷イメージ作成手段1
5により作成された印刷イメージを送信する手段であ
る。
【0059】上記構成の商品受発注システムを利用し
て、商品受発注システム方法を実現する処理方法につい
て図13を用いて説明する。本図に示すように、まず、
小売店の端末4に接続されたバーコードリーダからバー
コードを読み込み、読み込んだバーコードおよび商品の
情報を卸売業者Aの端末に送信する(St11)。卸売
業者Aの端末は、受信した商品に対応付けられたバーコ
ードを含む情報を個社別カタログDBに登録した後、小
売店からの形式指定および印刷指示に基づき(St1
2)、個者別商品DB、認証DB、個者別カタログDB
を参照して情報の抽出を行い、抽出した情報からバーコ
ードシートの印刷イメージを作成した後、バーコードシ
ートの印刷イメージを小売店の端末に送信する(St1
3)。その後、卸売業者Aの端末は小売店の端末に印刷
指示を行い(St14)、小売店の端末ではプリンタか
らバーコードシートを出力し、その後、処理は終了す
る。
【0060】また、小売店のログインIDやパスワー
ド、小売店が発注する卸売業者、数量コード、処理選択
コードなどをそれぞれバーコードに対応付けて管理する
ことができる。図14は、バーコードにより管理される
シートを示し、(a)は得意先毎個別情報を示すシー
ト、(b)は個社別カタログリストおよび商品カタログ
シートを示す。小売店は、図14(a)(b)に示すシ
ート上のバーコードを選択することにより、商品の発注
を行うことができる。
【0061】図15は、各処理での処理手順を示す図で
あり、本図に示すように、ログイン27では、IDおよ
びパスワードのバーコードをバーコードリーダ21から
読み込む。その後、メインメニュー28に画面が移り、
処理指示コードである「一括入力画面へ」または「ログア
ウト」などの処理支持コードを選択すると注文処理画面
が表示される。なお、注文処理画面では、「Myカタロ
グ」として小売店の定番商品が登録されている場合には
Myカタログ30が表示された後、Myカタログ画面3
1が表示され注文処理が促される。
【0062】その後、一括入力画面あるいはMyカタロ
グ画面において、バーコードシートの商品コード、単
価、数量等の各情報を選択してバーコードを入力するこ
とにより商品の発注を行う。
【0063】本実施形態によれば、バーコードなどのコ
ードにより商品等を管理することにより、バーコードリ
ーダから商品情報の入力が可能であり、キーボードやマ
ウスの操作が不要となり、IT機器に不慣れな者であっ
ても簡単に操作することができる。また、本実施形態に
よれば、バーコードリーダの操作のみで簡易な操作を行
えるため、入力ミスなどの操作ミスの発生を防止でき
る。さらに、キーボードやマウスなどが不要となるため
小スペース化を図ることができる。
【0064】また、従来は、商品を注文する際に印刷物
の商品カタログやパソコン画面上の商品一覧から注文す
る商品を探して注文を行っていた。小売店からバーコー
ドにより商品の注文を行うためには、商品ごとのバーコ
ードを商品カタログとして印刷、製本して小売店に配布
する必要があったが、本実施形態によれば、バーコード
により商品情報を管理し、必要に応じて小売店が商品の
情報を印刷するため、商品カタログの配布等の手間を省
くことができる。
【0065】第3実施形態(図16、図17) 本実施形態では、第1実施形態に示した商品受発注シス
テムを改良し、オンライン上での小売店毎の棚卸在庫管
理を可能としたものである。また、小売店の端末と各卸
売業者の端末との間の情報のやり取りは、前述したXM
LWebサービスとPKIの応用により暗号化して、セ
キュリティーを高めている。
【0066】図16は、本実施形態の商品受発注方法の
処理手順を示す図である。本図に示すように、まず、小
売店の端末からIDおよびパスワードを卸売業者Aの端
末に送信し(St20)、認証DBを参照して認証した
後、認証結果をアクセスされた小売店の端末に返信する
(St21)。すると、小売店の端末には棚卸画面が表
示され、棚卸在庫情報の入力が促され、入力された棚卸
在庫情報は卸売業者Aの端末に送信される(St2
2)。なお、棚卸在庫情報には、例えば、小売店名、棚
番号、商品名、単位、容量、欠減数、日付などが含まれ
る。卸売業者Aの端末では、受信した棚卸在庫情報に基
づき、予め管理された個社別商品DBおよび振り分け条
件テーブルを参照して在庫登録の振り分けを行い、卸売
業者Bの取り扱いをする商品に関する他卸売業者向け棚
卸在庫情報を卸売業者Bの端末に送信する(St2
3)。その後、卸売業者Aの端末は、棚卸在庫情報を棚
卸在庫DBに記憶した後、受注DBから購入数を抽出し
て購入数の照会処理を行う。なお、同様の棚卸在庫登録
処理は、卸売業者Bの端末においても棚卸在庫登録処理
および購入数照会処理が行われた後、棚卸結果は、卸売
業者Aの端末に送信される(St24)。そして、卸売
業者Aおよび卸売業者Bの各端末からの棚卸結果が小売
店の端末に送信され(St25)棚卸が完了する。
【0067】図17(a)および(b)は、それぞれの
棚卸在庫DBに蓄積管理されるテーブルであり、(a)
は卸売業者Aの端末、(b)は卸売業者Bの端末に蓄積
管理されるテーブルである。図17(c)は、棚卸在庫
参照結果を示し、卸売業者Aおよび卸売業者Bの各端末
の棚卸在庫DBに蓄積管理されるテーブルを参照して得
られた結果である。なお、図17(c)に示す棚卸在庫
参照結果は、卸売業者毎に保持されるものであるが、商
品毎の棚卸在庫を小売店事に集約して月単位毎に棚卸シ
ートを出力しても良い。
【0068】従来、小売店の棚卸在庫の管理は、パソコ
ンソフトや手書きの帳票により管理されていたが、卸売
業者からの仕入れ情報との連携をとることができなかっ
たが、本実施形態によれば、小売店からの発注時に陳列
棚と商品の在庫情報を関連付けて商品の卸売業者の各シ
ステムにて在庫管理をし、小売店の棚卸在庫管理を仕入
れ情報と連携させ、棚卸処理のリクエスト時に、卸売業
者の各システムへ収集リクエストを行い集約することに
より、オンライン上において小売店毎の棚卸在庫管理を
することができる。
【0069】また、棚卸在庫情報には、商品の陳列を行
う棚番号が含まれるが、棚番号に棚に陳列される商品を
関連付けることにより、棚卸結果として陳列棚および商
品を関連付けした在庫情報を小売店に提供することがで
きる。
【0070】なお、本実施形態は、第1実施形態を改良
したものであるが、第2実施形態に示すコード記憶手段
を備え、バージード等により入力するものであっても良
い。
【0071】第4実施形態(図18、図19) 本実施形態では、第3実施形態を改良し、商品受発注シ
ステムに、小売店が販売する諸品の販売数量および購入
数量の報告をする月次報告書を作成する機能を備えたも
のである。例えば、酒税報告法には、小売店は、月次の
酒類の購入および販売の数量等を税務署に報告する義務
を有するが、月次報告書作成機能は、月次の報告処理を
作成する際に適用されるものである。また、小売店の端
末と各卸売業者の端末との間における情報のやり取り
は、前述したXMLWebサービスとPKIの応用によ
り暗号化して、セキュリティーを高めている。
【0072】図18は、本実施形態の商品受発注方法の
処理手順を示す図である。本図に示すように、まず、小
売店の端末からIDおよびパスワードを卸売業者Aの端
末に送信し(St30)、認証DBを参照して認証した
後、認証結果をアクセスされた小売店の端末に返信する
(St31)。すると、小売店の端末には月次報告書作
成画面が表示され、各情報の入力が促され、入力された
小売店名および日付を少なくとも含む情報が卸売業者A
の端末に送信される(St32)。小売店の端末から卸
売業者Aの端末に送信される情報は、例えば、図19に
示す酒税報告書(酒類購入量及び販売数量等報告書)と
して卸売業者Aの端末に送信される。
【0073】その後、卸売業者Aの端末では、個社別商
品DBおよび振り分け条件テーブルを参照して報告書作
成の振り分けを行う。そして、棚卸在庫DBを参照して
棚卸在庫情報を抽出して棚卸在庫照会処理をすると共
に、受注DBから購入数を抽出して購入数照会処理を
し、商品DBから商品名および区分を参照して報告書を
作成する。また、卸売業者向け月次締切り情報が卸売業
者Bの端末にも送信され(St33)、卸売業者Bの端
末でも同様に報告書が作成されるが、作成された報告書
は卸売業者Bの端末から卸売業者Aの端末に送信される
(St34)。その後、報告書が集約され、集約された
結果を報告書作成結果として小売店の端末に送信する
(St35)。小売店の端末では、報告書作成結果が表
示されると共に、帳票が作成された後印刷される。
【0074】従来、小売店毎の酒税報告は、小売店が独
自でパソコンソフトを利用したり、また手作業により作
成していたため煩雑な作業となっていたが、本実施形態
によれば、小売店の発注時の仕入れ情報や棚卸時の在庫
情報を主となる卸売業者の各システムにて管理し、卸売
業者の各システムで小売店毎の受注情報を管理し、月次
締め処理のリクエスト時に、卸売業者の各システムへ収
集リクエストを行い、集約することにより、オンライン
上にて小売店毎の月次の酒税報告書を作成することが可
能であり報告書作成の作業の手間を軽減することができ
る。
【0075】なお、本実施形態は、第3実施形態を改良
したものであるが、第2実施形態に示すコード記憶手段
を備え、バーコード等のコードの入力するものであって
も良い。
【0076】第5実施形態(図20〜図22) 本実施形態では、第1実施形態を改良し、商品受発注シ
ステムに、コマーシャル選択および配信機能を備えたも
のである。また、小売店の端末と各卸売業者の端末との
間における情報のやり取りは、前述したXMLWebサ
ービスとPKIの応用により暗号化して、セキュリティ
ーを高めている。
【0077】図20は、本実施形態の商品受発注方法の
処理手順を示す図である。本図に示すように、まず、小
売店の端末2からIDおよびパスワードを卸売業者Aの
端末に送信し(St40)、認証DBを参照して認証し
た後、認証結果をアクセスされた小売店の端末2に返信
する(St41)。すると、小売店の端末2から売れ筋
を分析するための分析情報(例えば、ベスト10上映指
示、順次、ランダムあるいは御推薦など)を選択する画
面が表示され、小売店の端末2からの入力が促される。
小売店の端末2から入力された分析情報は、卸売業者A
の端末に送信される(St42)。
【0078】その後、卸売業者Aの端末において売れ筋
分析が行われる。そして、受注DBを参照して商品情報
を抽出して売れ筋情報の照会処理を行う。また、卸売業
者Aの端末は、卸売業者Bの端末に売れ筋を分析するた
めの分析情報を卸売業者Bの端末に送信する(St4
3)。卸売業者Bの端末は、卸売業者Aの端末と同様
に、分析情報に基づき受注DBを参照して商品情報を抽
出し売れ筋情報照会処理を行う。売れ筋情報照会処理に
より抽出された商品情報は、卸売業者Bの端末から卸売
業者Aの端末に送信され(St44)、卸売業者Aの端
末にて売れ筋情報(商品情報)の結果が集約される。集
約された商品情報に基づき商品CMデータベースを参照
して、商品情報に関連付けられたファイル名を抽出す
る。図21は、商品CMデータベースを示し、商品名に
ライブラリ名が関連付けられている。抽出されたライブ
ラリ名から図22に示す商品CMライブラリを参照して
商品CMを検索し、検索した商品CMを小売店の端末2
に配信する(St45)。
【0079】小売店の端末2からベスト10上映指示が
送信され、売れ筋の分析が行われると、卸売業者Aの端
末では、例えば、次の商品CMの再生をするか否かの判
定がなされ、次の商品CMを再生すると判定された場合
に、商品CM検索の処理により商品CMデータベースを
検索してファイル名を抽出し、抽出したファイル名から
商品CMライブラリを検索して商品CMを抽出し、小売
店の端末2に配信する。なお、抽出した商品CMは、小
売店の端末2に配信するだけではなく、商品CMを送信
すると同時にリアルタイムに再生することもできる。ま
た、小売店の端末2では商品CMが上映され、小売店の
端末2がベスト10上映指示を送信した場合に、ベスト
10の商品CMを再生することが可能となる。小売店の
端末2から売れ筋を分析するための分析情報として、ベ
スト10上映指示だけでなく、順次、ランダムあるいは
御推薦などの入力をした場合には、小売店用端末におい
てお薦めであると判定された御推薦の商品CMが再生さ
れ、あるいは小売店用端末においてランダムに商品CM
が再生される。
【0080】従来、商品CMビデオをインターネット経
由で配信して小売店の端末にて上映する場合に、上映側
で商品CMの選択が必要であり、上映する商品CMは、
個人的な趣味により選択されるものであり、メーカから
の推薦といった販売実績や売れ筋とは関係無い場合が多
いのが現状であった。本実施形態によれば、商品の販売
実績や売れ筋商品に基づき卸売業者の端末が商品CMを
選択し、選択した商品CMを小売店の端末に配信するた
め、効果的に宣伝を行うことができるだけでなく、小売
店が商品CMを選択し、あるいは、商品CMを選択する
際の操作の煩雑さを軽減することができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の商品受発
注システム、卸売業者用端末および商品受注方法によれ
ば、商品情報をリアルタイムに提供するとともに、迅速
に受発注の処理が可能であることから、小売店と卸売業
者との間における受発注処理の利便性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を説明する図で、商品受
発注システムを簡略的に示す図。
【図2】図1に示した商品受注システムについて詳細な
構成を示す図。
【図3】商品受発注システムの卸売業者に設けられる卸
売業者用端末の構成を示す図。
【図4】認証DBの構成を示す図。
【図5】個者別カタログDBの構成を示す図。
【図6】個社別商品BDの構成を示す図。
【図7】振り分け条件テーブルの構成を示す図。
【図8】商品DBの構成を示す図。
【図9】受注DBの構成を示す図。
【図10】情報のやり取りを暗号化した商品の受発注シ
ステムの概略的な構成を示す図。
【図11】商品受発注システムを使用して商品受発注方
法を実現する処理の流れを示す図。
【図12】本発明の第2実施形態を説明する図で、商品
受発注システムの構成を示す図。
【図13】本発明の第2実施形態を説明する図で、商品
受発注システムを使用して商品受発注方法を実現する処
理の流れを示す図。
【図14】バーコードにより管理されるシートを示す図
であり、(a)は得意先毎個別情報を示すシート、
(b)は個者別カタログリストおよび商品カタログシー
トを示す図。
【図15】各処理における処理手順を模式的に示す図。
【図16】本発明の第3実施形態を説明する図で、商品
受発注方法の処理手順を示す図。
【図17】棚卸在庫DBに蓄積管理されるテーブルであ
り、(a)は卸売業者Aの端末、(b)は卸売業者Bの
端末に蓄積管理されるテーブルを示す図。
【図18】第4実施形態を説明する図で、商品受発注方
法の処理手順を示す図。
【図19】酒税報告書の一例を示す図。
【図20】第5実施形態を説明する図で、商品受発注方
法の処理手順を示す図。
【図21】商品CMデータベースに蓄積管理されるテー
ブルを示す図。
【図22】商品CMライブラリの一例を示す図。
【図23】従来における、ITシステムを導入した第1
世代の商品受発注システムの構成を示す図
【図24】従来における、ITシステムを導入した第2
世代の仲介事業者が存在する商品受発注システムの構成
を示す図。
【符号の説明】
1 商品受発注システム 2 小売店の端末 3 卸売業者の端末 4 通信回線 5 発注情報 6 認証処理手段 7 商品リスト収集処理手段 8 絞込み処理手段 9 振り分け処理手段 10 卸間インターフェース 11 認証DB 12 商品DB 13 個社別商品DB 14 個社別カタログDB 15 振り分け条件テーブル 16 受注DB 17 HTML形式の情報 18 認証局(CA) 19 XML形式の情報 20 パソコン 21 バーコードリーダ 22 プリンタ 23 コード記憶手段 24 情報抽出処理手段 25 印刷イメージ作成処理手段 26 送信手段 27 ログイン 28 メインメニュー 29 注文処理(一括入力画面) 30 Myカタログ 31 注文処理(Myカタログ画面) 32 棚卸在庫DB 33 商品CMデータベース 34 商品CMライブラリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 啓史 大阪府大阪市中央区馬場町3番15号 西日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 川原 和久 大阪府大阪市中央区馬場町3番15号 西日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 高木 隆旨 大阪府大阪市中央区馬場町3番15号 西日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B058 CA40 KA02 KA04 YA13 YA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して小売店の端末および複
    数の卸売業者の各端末の間における商品の受発注を行う
    商品受発注システムであって、 前記卸売業者の少なくとも1つの卸売業者の端末が、 予め記憶された振り分け条件テーブルと、 前記小売店の端末から通信回線を介して通知される商品
    の発注情報に基づき、当該発注情報の通知を受けた卸売
    業者の端末の前記振り分け条件テーブルを参照し、当該
    発注情報の通知を受けた卸売業者およびその他の卸売業
    者に当該発注情報を振り分ける振り分け処理手段と、 を備えることを特徴とする商品受発注システム。
  2. 【請求項2】 通信回線を介して小売店の端末および複
    数の卸売業者の各端末の間における商品の受発注を行う
    商品受発注システムの卸売業者に設けられる卸売業者用
    端末であって、 予め記憶された振り分け条件テーブルと、 前記小売店の端末から通信回線を介して通知される商品
    の発注情報に基づき、前記振り分け条件テーブルを参照
    し、当該発注情報の通知を受けた当該卸売業者およびそ
    の他の卸売業者に当該発注情報を振り分ける振り分け処
    理手段と、 を備えることを特徴とする卸売業者用端末。
  3. 【請求項3】 少なくとも小売店および商品を含む発注
    情報に含まれる各情報にコードを対応付けた情報が記憶
    されるコード記憶手段を備え、 通信回線を介して前記小売店の端末から入力されたコー
    ド情報に基づき前記コード記憶手段を参照して、発注情
    報を処理するものであることを特徴とする請求項2記載
    の卸売業者用端末。
  4. 【請求項4】 小売店により選択される商品情報を当該
    小売店のカタログ情報として小売店毎に記憶するカタロ
    グ情報記憶手段を備えることを特徴とする請求項2また
    は3記載の卸売業者用端末。
  5. 【請求項5】 前記コード記憶手段に記憶されたコード
    と、当該コードに関連付けられた発注情報とを対応付け
    た情報を印刷イメージとして作成する印刷イメージ作成
    処理手段を備えることを特徴とする請求項2乃至4記載
    の卸売業者用端末。
  6. 【請求項6】 前記小売店の端末から通信回線を介して
    通知される棚卸在庫情報を記憶するとともに、当該棚卸
    在庫情報と予め記憶された商品の購入数とを照合して棚
    卸結果を生成する棚卸在庫管理手段を備えることを特徴
    とする請求項2乃至5記載の卸売業者用端末。
  7. 【請求項7】 前記小売店の端末から通信回線を介して
    通知される報告書作成の期間を指定する月次締切り情報
    に基づき予め記憶された棚卸在庫情報を抽出するととも
    に、予め記憶された商品の購入数および商品情報を抽出
    し、抽出された当該各情報から報告書を作成する報告書
    作成手段を備えることを特徴とする請求項2乃至6記載
    の卸売業者用端末。
  8. 【請求項8】 前記小売店の端末から通信回線を介して
    通知される分析情報に基づき予め蓄積された商品情報を
    抽出し、抽出した当該商品情報から商品コマーシャル情
    報を選択する商品コマーシャル情報選択手段と、 選択された当該商品コマーシャル情報を前記小売店の端
    末に配信する商品コマーシャル情報配信手段と、 を備えることを特徴とする請求項2乃至7記載の卸売業
    者用端末。
  9. 【請求項9】 小売店の端末および複数の卸売業者の各
    端末が通信回線を介し接続して構成されるコンピュータ
    システムにおいて、小売店および卸売業者の間における
    商品の受発注をするときの商品受発注方法であって、 前記卸売業者の端末は、 通信回線を介して前記小売店の端末から通知される発注
    情報を受信し、 受信した前記発注情報に基づき予め記憶された振り分け
    条件テーブルを参照し、当該発注情報の通知を受けた卸
    売業者およびその他の卸売業者に当該発注情報を振り分
    けることを特徴とする商品受発注方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012026082A1 (ja) * 2010-08-25 2012-03-01 日本電気株式会社 条件マッチングシステム、条件マッチング連係装置および条件マッチング処理方法
JP2019049965A (ja) * 2017-07-05 2019-03-28 アクセンチュア グローバル サービスィズ リミテッド 製品の自動注文のためのシステムおよび方法

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