JP2003330038A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置及び電子機器

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JP2003330038A
JP2003330038A JP2002140333A JP2002140333A JP2003330038A JP 2003330038 A JP2003330038 A JP 2003330038A JP 2002140333 A JP2002140333 A JP 2002140333A JP 2002140333 A JP2002140333 A JP 2002140333A JP 2003330038 A JP2003330038 A JP 2003330038A
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Japan
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electro
optical device
electrode
storage capacitor
convex
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JP2002140333A
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Takusoku Iki
拓則 壹岐
Tomohiko Hayashi
朋彦 林
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気光学装置において、高開口率を維持した
まま蓄積容量を増大し、表示ムラやちらつき等のない高
品質な画像を表示することの可能とする。 【解決手段】 TFTアレイ基板上に、画素電極、これ
に接続された半導体層(1a)を含むTFT、該TFT
に接続された走査線及びデータ線、そして、誘電体膜を
挟持してなる上部電極(300)及び下部電極(71)
からなり、該上部電極及び該下部電極の一方が前記画素
電極に接続されてなる蓄積容量(70)を備えてなり、
前記蓄積容量の断面形状は、凸形状を含んでいる。これ
により、図示する立体的部分がないとした場合における
蓄積容量よりも、その面積を概ね2HLだけ増大させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気光学装置及び
電子機器の技術分野に属し、特に、画素電極の電位保持
特性を向上させる蓄積容量を備えた電気光学装置及び該
電気光学装置を具備してなる電子機器の技術分野に属す
る。
【0002】
【背景技術】マトリクス状に配列された画素電極及び該
電極の各々に接続された薄膜トランジスタ(Thin Film
Transistor;以下適宜、「TFT」という。)、該TF
Tの各々に接続され、行及び列方向のそれぞれに平行に
設けられた走査線及びデータ線等を備えることによっ
て、いわゆるアクティブマトリクス駆動が可能な電気光
学装置が知られている。
【0003】このような電気光学装置では更に、上述の
画素電極、TFT等が形成されたTFTアレイ基板、こ
れに対向配置される対向基板、及び両基板に挟持される
液晶等の電気光学物質等を備えることで、画像を表示す
ることが可能である。すなわち、前記アクティブマトリ
クス駆動によって、前記画素電極に対し所定の画像信号
を書き込むことで、画素毎に、前記電気光学物質に該画
像信号に対応した電界を印加してその状態を変更し、光
の透過率を変更させるのである。
【0004】この場合、例えば、前記走査線が複数設け
られている場合では、一の走査線に連なるTFTをON
とした状態から、次に、当該TFTがONとされる状態
までには、複数の走査線すべてに対する掃引が完了する
まで、一定の時間が必要である。そして、画素電極ない
し液晶等の電気光学物質に対して印加された電圧は、一
般に、該一定の時間に減衰することになるから、そのま
まの状態では画像上に影響が及んでしまうことになる。
【0005】そこで、従来の電気光学装置では、上述の
ような構成のほか、TFTアレイ基板上に蓄積容量が備
えられることがあった。これは、誘電体膜を挟持してな
る一対の電極からなり、画素電極に画像信号が印加され
液晶等の電気光学物質に対して所定の電界が印加される
と同時に、同じ電界がかけられるようにされたコンデン
サである。このような蓄積容量を利用することによっ
て、前述のような掃引期間の間、液晶等の電気光学物質
に対する電界を、当初印加されたとおりに維持すること
が可能となるから、高品質な画像を表示することが可能
となるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おける電気光学装置においては、上述した蓄積容量を十
分には大きくとれないという問題点があった。蓄積容量
を十分に大きくとれなければ、液晶等の電気光学物質に
対して印加された電界の維持を、前記掃引期間中、十分
に行うことができず、画像上に表示ムラやちらつき等を
発生させることとなる。
【0007】このような問題に対処するため、蓄積容量
を大きくすることが望まれるが、今日、電気光学装置の
小型化、高精細化、あるいは高開口率化が進行するにつ
れて、その要求を満たすことが困難となってきている。
例えば、蓄積容量の増大化を単純に実現しようとすれ
ば、該蓄積容量を構成する上部電極及び下部電極等を大
面積化するという試みが考えられるが、これでは開口率
の減少は必須であり、明るい画像を表示するという電気
光学装置にとって根本的な要請に応えることが不可能と
なる。
【0008】また、蓄積容量の増大化を図るためには、
上部電極及び下部電極間の間隔を狭めること、すなわち
誘電体膜の薄膜化という試みも考えられるが、現状にお
いてさえ、既に誘電体膜の厚さはかなりの薄膜化が進行
していることからして、このような試みはもはや限界に
達している。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、高開口率を維持したまま蓄積容量を増大し、
表示ムラやちらつき等のない高品質な画像を表示するこ
との可能な電気光学装置及びそのような電気光学装置を
具備してなる電子機器を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電気光学装置
は、上記課題を解決するため、基板上に、走査線及びデ
ータ線に対応して設けられた薄膜トランジスタと、該薄
膜トランジスタに対応して設けられた画素電極と、誘電
体膜を挟持してなる上部電極及び下部電極からなり、該
上部電極及び該下部電極の一方が前記画素電極に接続さ
れてなる蓄積容量とを備えてなり、前記蓄積容量は、前
記上部電極及び前記下部電極が前記誘電体膜を挟んで、
前記基板の表面に平坦な面に沿って積層された第1部分
と、前記基板の表面に対して立ち上がった平面に沿って
積層された第2部分とを含むことにより、その断面形状
が凸形状を含む。
【0011】本発明の電気光学装置によれば、走査信号
を走査線を通じて薄膜トランジスタに供給することで、
そのON・OFFを制御するとともに、該薄膜トランジ
スタがONとされている場合において、画像信号をデー
タ線を通じて画素電極に印加することで、いわゆるアク
ティブマトリクス駆動を実現することが可能となる。こ
れにより、上記構成に加え、前記基板に対向し共通電極
が備えられた対向基板、該対向基板及び前記基板間に電
気光学物質の一例たる液晶等を備えることで、画像の表
示が可能となる。これは、前記画素電極に対する電界の
印加を通じて、画素毎に、前記液晶に対する電界の印
加、その配向状態の変化、光透過率の変化を生じさせる
ことで、該液晶内を通過する光の階調を変化させること
が可能であることによる。
【0012】また、本発明においては、誘電体膜を挟持
してなる上部電極及び下部電極からなり、該上部電極及
び該下部電極の一方が前記画素電極に接続されてなる蓄
積容量が備えられている。これにより、画素電極に前記
画像信号に対応する電界が印加されると、それと同じ電
界が該蓄積容量にも蓄えられることになる。したがっ
て、液晶に対して印加された電界を、所定の期間にわた
って維持することができるから、本発明によれば、フリ
ッカ等のない高品質な画像を表示することが可能とな
る。
【0013】ここで特に、本発明においては、前記蓄積
容量は、前記上部電極及び前記下部電極が前記誘電体膜
を挟んで、前記基板の表面に平坦な面に沿って積層され
た第1部分と、前記基板の表面に対して立ち上がった平
面に沿って積層された第2部分とを含むことにより、そ
の断面形状が凸形状を含んでいる。すなわち例えば、下
部電極それ自体が基板に対して凸状の部分を含むように
形成されているか、あるいは該下部電極の下の所定の箇
所に凸状部材が形成されているか等に応じて、その上層
に位置する誘電体膜及び上部電極は、断面視して屈曲し
た形状を有することになる。そして、この場合、従来の
平面的な蓄積容量に比べて、基板の表面に沿って立ち上
がった平面に沿って、上部電極、誘電体膜及び下部電極
が積層されてなる第2部分における面積部分だけ、換言
すれば、凸形状の側壁の面積部分だけ、容量増大の作用
効果が見込めることになるのである。
【0014】したがって、本発明においては、蓄積容量
を構成する上部電極及び下部電極の面積を平面的に増大
させることなく、その容量を増大させることが可能とな
るから、高開口率を維持したまま、蓄積容量の増大を実
現することが可能となり、これをもって表示ムラ、ちら
つき等のない高品質な画像を表示することができるので
ある。
【0015】なお、蓄積容量の断面形状が凸形状を含む
という形態は、上述したように、下部電極それ自体が凸
状の部分を含むようにこれを形成したり、下部電極下に
凸状部材を形成する等という手段によって実現されうる
が、本発明においては、その他の手段ないし方法によっ
て、これを実現するような形態としてもよい。例えば、
下部電極の下層に何らかの配線、回路素子等が形成さ
れ、かつ、これらの上に層間絶縁膜が形成される場合に
おいて、該層間絶縁膜の表面に、前記配線、前記回路素
子等が有する高さに応じて段差が生じる場合において
は、この段差を前記第2部分ないし前記凸形状の基礎と
なるように利用する場合等が考えられる。すなわち、こ
の場合には、前記段差上に下部電極、誘電体膜及び上部
電極を順次形成すれば、自然に凸形状を断面形状として
含む蓄積容量を構成することが可能となるのである。
【0016】また、場合によっては、例えば、基板上の
層間絶縁膜において凹部を形成し、該凹部を覆うように
下部電極及び誘電体膜を形成するとともに、その上に、
該凹部を埋め尽くし、かつ、前記層間絶縁膜の表面を覆
うようにして、上部電極を形成するような形態としても
よい。
【0017】さらに、本発明においては、蓄積容量を構
成する上部電極及び下部電極の一方は、画素電極に接続
されることで、それと同じ電位を有することになるが、
その場合、画素電極に接続されない他方の電極について
は、固定電位とするのが好ましい。ちなみに、この場
合、画素電極に接続されることとなる上部電極又は下部
電極については、一般にこれを「画素電位側容量電極」
と呼ぶことが可能であり、前記他方の電極については、
これを「固定電位側容量電極」と呼ぶことが可能であ
る。ここで、画素電極に接続される電極は、上部であっ
ても下部であってもよいことから、より実際的な蓄積容
量の構成としては、基板上、下から順に、画素電位側容
量電極、誘電体膜及び固定電位側容量電極という積層構
造としても、その逆としてもよい。
【0018】なお、これに関連して、上述の固定電位側
容量電極は、走査線の延在する方向に沿って形成される
容量線の一部として構成されていてもよい。このように
すれば、製造上の手間ないしコストを削減することが可
能である。というのも、固定電位側容量電極を別々に
(あるいは、基板上に島状に)形成すると、これらに対
して個別に配線等を設ける必要があるが、該固定電位側
容量電極は、要は固定電位でさえあればよいのであるか
ら、これを容量「線」の一部として形成すれば、該容量
線につき一の配線を設ければよく、その相応分、製造コ
ストを削減することが可能となるからである。
【0019】加えて、上述した上部電極及び下部電極を
構成する材料としては、基本的にどのようなものを選択
してもよいが、好ましくは例えば、上部電極及び下部電
極の少なくとも一方について、これを遮光性材料で構成
するような形態とするとよい。これにより、薄膜トラン
ジスタのチャネル領域に対する光入射を未然に防止する
遮光層としての役割を、上部電極又は下部電極に担わせ
ることが可能となるから、前記チャネル領域における光
リーク電流の発生が抑制されることにより、これに起因
するフリッカ等が発生しない高品質な画像を表示するこ
とが可能となる。
【0020】加えて更に、本発明にいう「電気光学物
質」としては、上述したように、液晶が該当する場合が
典型的であるが、その他にも、適当なバインダ内に分散
された粉末EL(エレクトロ・ルミネッセンス)、ある
いは無機又は有機EL等もまた該当し得る。この場合に
おいては、液晶表示装置とは異なり、ELに対して電界
が印加され、それ自身が発光することで、画像が表示さ
れるというメカニズムになるが、このような「EL表示
装置」においても、上述の蓄積容量をはじめ、TFT、
走査線及びデータ線等が備えられる場合が考えられるこ
とからすると、そのような場合においても、本発明の適
用は当然に可能である。
【0021】本発明の電気光学装置の一態様では、前記
凸形状は、前記下部電極が前記基板に対して凸状の部分
を含むように形成されることにより、形作られている。
【0022】この態様によれば、下部電極それ自体が凸
状の部分を含むように形成されることにより、比較的容
易に本発明に係る凸形状を含む蓄積容量を形成すること
が可能となる。すなわち、この場合においては、下部電
極の形成過程中、前記凸状の部分を含むように、それと
一体的に該下部電極を形成すること(すなわち、下部電
極と同一の膜として凸状の部分を形成すること)が可能
であるから、製造工程の簡略化が図れることになるので
ある。
【0023】より具体的には、将来、下部電極となるべ
き元の膜を形成した後、該元の膜中、凸状として残すべ
き部分の上にのみレジスト膜を形成し、これに対してエ
ッチングを実施する、等のような手段によって、凸状を
含む下部電極の形成が可能である。
【0024】本発明の電気光学装置の他の態様では、前
記凸形状は、前記下部電極下に凸状部材が形成されるこ
とにより、形作られている。
【0025】この態様によれば、上述のように、下部電
極が凸状の部分を含むように形成されるのではなくて、
下部電極の下に、これと別体となる凸状部材が形成され
ることにより、前記凸形状が形作られている。したがっ
て、この場合においては、下部電極を構成する材料と凸
状部材を構成する材料とは異ならしめるというような形
態をとることが可能である。
【0026】本発明の電気光学装置の他の態様では、前
記凸形状はテーパ形状を含む。
【0027】この態様によれば、下部電極上に形成され
る誘電体膜及び上部電極を好適に形成することが可能で
ある。すなわち、前記凸形状がテーパ形状を含むことに
よれば、例えば垂直な側壁部を含む凸形状との対比から
明らかなように、該凸形状の角部はなめらかなものとな
るから、テーパ形状を含む凸形状の上に、誘電体膜及び
上部電極を形成する際においては、そのカバーレッジの
悪化等について懸念する必要が殆どなくなる。したがっ
て、本態様によれば、好適に、誘電体膜及び上部電極を
形成することが可能となるのである。
【0028】また、垂直な側壁部を含む凸形状と、本態
様に係るテーパ形状を含む凸形状とを比べた場合、両者
の高さを同じとし、かつ、両者間で該凸形状の上面の面
積を同一とする仮定をおくならば、一般に前者よりも後
者の方が、側壁部の面積をより大きくとれることになる
から、蓄積容量の増大という観点からは好ましいという
ことがいえる。
【0029】本発明の電気光学装置の他の態様では、前
記凸形状の高さは、50〜1000nmである。
【0030】この態様によれば、誘電体膜を如何なる材
料で構成するか等、種々の条件により異なるものの、従
来の平面的な蓄積容量を基準として、その容量を概ね
1.5倍程度以上にすることが可能となる。したがっ
て、本態様によれば、その分だけ、電位保持特性を向上
させることが可能となり、画像上の表示ムラ、ちらつき
等の発生を低減することが可能となる。
【0031】本発明の電気光学装置の他の態様では、前
記画素電極はマトリクス状に配列されてなり、前記走査
線及び前記データ線は、前記マトリクス状に対応した遮
光領域に形成されており、前記蓄積容量は前記遮光領域
内に形成されている。
【0032】この態様によれば、蓄積容量は、遮光領域
に形成されていることから、開口率は高いところで維持
することが可能となる。しかも、本態様によれば、この
ように高い開口率を維持しえるにもかかわらず、蓄積容
量の断面形状が凸形状を含むことから、その容量をも大
きくとることが可能となるのである。
【0033】したがって、本態様によれば、明るい画像
の表示が可能であり、かつ、表示ムラ、ちらつき等のな
い高品質な画像を表示することが可能となるのである。
【0034】なお、遮光領域とは、画像表示に寄与する
光が遮られる領域をいい、その具体的形状は、上述の
「マトリクス状」なる形状が如何なる形状を有するかに
よって異なり得る。例えば、マトリクス状というのが、
画素電極が縦横それぞれに直線的に配列されているとい
う場合を指すならば、遮光領域の具体的形状は格子状と
いうことになるし、これとは別に、画素電極が縦横それ
ぞれに千鳥足状に配列されているという場合において
は、遮光領域の具体的形状は該画素電極の縁部に沿って
屈曲した曲線が縦横それぞれに並列された形状等という
ことになる。
【0035】この態様では特に、前記蓄積容量の前記凸
形状は、前記走査線及び前記データ線の少なくとも一方
に沿って形成されているようにするとよい。
【0036】このような構成によれば、前記凸形状の上
に層間絶縁膜等を積層していくと、該凸形状の上には凸
部が形成されることから、走査線及びデータ線の少なく
とも一方に沿って凸部が延在する形態が現出されること
になる。したがって、この場合、該凸部が、相隣接する
画素電極間に存在する形態が現出されることとなる。こ
れにより、本態様に係る電気光学装置を、1H反転駆動
方式、1S反転駆動方式又はドット反転駆動方式で駆動
する場合において、相隣接する画素電極間に生じる横電
界に起因した、画像に対する悪影響を低減することが可
能となり、より高品質な画像を表示することができるこ
とになる。以下、その事情を詳しく説明する。
【0037】まず、1H反転駆動方式とは、例えば、正
方形状に配列された画素電極を想定した場合、ある一の
フレームないしフィールドにおいては、その奇数行に配
列された画素電極を共通電極の電位を基準として正極性
の電位で駆動するとともに、偶数行に配列された画素電
極を負極性の電位で駆動し、これに続く次のフレームな
いしフィールドにおいては、最前とは逆に、奇数行は負
極性で、偶数行は正極性で駆動する、という状態を連続
して行う駆動方式である。一方、1S反転駆動方式と
は、いま述べた、1H反転駆動方式に関する説明中、奇
数行を「奇数列」に、偶数行を「偶数列」に、それぞれ
置き換えて把握される駆動方式である。さらに、ドット
反転駆動方式とは、列方向及び行方向の両方向に相隣接
する画素電極間で、各画素電極に印加される電圧極性を
反転させる駆動方式である。これらの駆動方式を採るこ
とにより、直流電圧成分の印加による液晶等の電気光学
物質の劣化、あるいは画像上のクロストークやフリッカ
の発生を抑制することが可能となる。
【0038】しかしながら、このような反転駆動方式に
あっては、異なる極性の電圧が印加された画素電極が相
隣接することとなるため、いわゆる「横電界」が発生す
ることとなる。例えば1H反転駆動方式では、ある行に
位置する画素電極と、これに相隣接する行に位置する画
素電極との間で、横電界が発生することになる。このよ
うな横電界が発生すると、基板上の画素電極及び対向基
板上の共通電極間の電位差(以下、「縦電界」とい
う。)に乱れを生じさせて液晶の配向不良を引き起こ
し、当該部分における光抜け等が発生して、コントラス
ト比の低下などという画質の劣化をもたらすこととなる
のである。
【0039】しかるに、本態様においては、上述したよ
うに、蓄積容量の前記凸形状が、走査線及びデータ線の
少なくとも一方に沿って形成されているため、前記横電
界の発生を抑制することが可能となるのである。
【0040】これは第一に、前記凸部の縁に画素電極の
縁が乗るように形成すれば、画素電極及び共通電極間の
距離を狭めることが可能となるから、従前に比して縦電
界を強めることが可能であることによる。また第二に、
画素電極の縁が凸部の上に存在するか否かにかかわら
ず、該凸部が有する誘電率の如何によって横電界自体を
弱め得ることによる。さらに第三に、前記凸部と共通電
極間の間隙の容積、すなわち該間隙内に位置する液晶の
体積を減少させることが可能であるから、液晶に与える
横電界の影響を相対的に小さくすることが可能であるこ
とによる。
【0041】ちなみに、1H反転駆動方式の場合には、
凸形状ないし凸部を、走査線に沿うように形成すること
が好ましく、1S反転駆動方式の場合には、データ線に
沿うように形成することが好ましいことは言うまでもな
い。また、ドット反転駆動方式においては、凸形状ない
し凸部を、走査線及びデータ線の双方に沿って形成する
ことが好ましい。
【0042】以上により、本態様によれば、液晶に対す
る縦電界の印加を好適に実現することが可能となるか
ら、所期したとおりの画像を表示することが可能となる
のである。
【0043】本発明の電子機器は、上述した本発明の電
気光学装置(ただし、その各種態様を含む。)を具備し
てなる。
【0044】本発明の電子機器によれば、上述の本発明
の電気光学装置、すなわち高開口率を保ちながら蓄積容
量が増大された電気光学装置を具備してなるから、明る
い画像が表示が可能であるとともに、表示ムラ、ちらつ
き等のない高品質な画像を表示することが可能な、投射
型表示装置、液晶テレビ、携帯電話、電子手帳、ワード
プロセッサ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビ
デオテープレコーダ、ワークステーション、テレビ電
話、POS端末、タッチパネルなどの各種電子機器を実
現できる。
【0045】本発明のこのような作用及び他の利得は次
に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態に
ついて図を参照しつつ説明する。以下の実施形態は、本
発明の電気光学装置を液晶装置に適用したものである。
【0047】(画素部の構成)まず、本発明の本実施形
態における電気光学装置の画素部における構成につい
て、図1から図3を参照して説明する。ここに、図1
は、電気光学装置の画像表示領域を構成するマトリクス
状に形成された複数の画素における各種素子、配線等の
等価回路である。また、図2は、データ線、走査線、画
素電極等が形成されたTFTアレイ基板の相隣接する複
数の画素群の平面図であり、図3及び図4はそれぞれ、
図2のA−A´断面図及びB−B´断面図である。な
お、図3及び図4においては、各層・各部材を図面上で
認識可能な程度の大きさとするため、該各層・各部材ご
とに縮尺を異ならしめてある。
【0048】図1において、本実施形態における電気光
学装置の画像表示領域を構成するマトリクス状に形成さ
れた複数の画素には、それぞれ、画素電極9aと当該画
素電極9aをスイッチング制御するためのTFT30と
が形成されており、画像信号が供給されるデータ線6a
が当該TFT30のソースに電気的に接続されている。
データ線6aに書き込む画像信号S1、S2、…、Sn
は、この順に線順次に供給しても構わないし、相隣接す
る複数のデータ線6a同士に対して、グループ毎に供給
するようにしてもよい。
【0049】また、TFT30のゲートに走査線3aが
電気的に接続されており、所定のタイミングで、走査線
3aにパルス的に走査信号G1、G2、…、Gmを、こ
の順に線順次で印加するように構成されている。画素電
極9aは、TFT30のドレインに電気的に接続されて
おり、スイッチング素子であるTFT30を一定期間だ
けそのスイッチを閉じることにより、データ線6aから
供給される画像信号S1、S2、…、Snを所定のタイ
ミングで書き込む。
【0050】画素電極9aを介して電気光学物質の一例
としての液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S
1、S2、…、Snは、対向基板に形成された対向電極
との間で一定期間保持される。液晶は、印加される電圧
レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することによ
り、光を変調し、階調表示を可能とする。ノーマリーホ
ワイトモードであれば、各画素の単位で印加された電圧
に応じて入射光に対する透過率が減少し、ノーマリーブ
ラックモードであれば、各画素の単位で印加された電圧
に応じて入射光に対する透過率が増加され、全体として
電気光学装置からは画像信号に応じたコントラストをも
つ光が出射する。
【0051】ここで保持された画像信号がリークするの
を防ぐために、画素電極9aと対向電極との間に形成さ
れる液晶容量と並列に蓄積容量70を付加する。この蓄
積容量70は、走査線3aに並んで設けられ、定電位に
固定された固定電位側容量電極としての容量線300を
含んでいる。
【0052】以下では、上記データ線6a、走査線3
a、TFT30等による、上述のような回路動作が実現
される電気光学装置の、より現実的な構成について、図
2乃至図4を参照して説明する。
【0053】まず、本実施形態に係る電気光学装置は、
図2のA−A´線断面図たる図3に示すように、透明な
TFTアレイ基板10と、これに対向配置される透明な
対向基板20とを備えている。TFTアレイ基板10
は、例えば、石英基板、ガラス基板、シリコン基板から
なり、対向基板20は、例えばガラス基板や石英基板か
らなる。
【0054】図3に示すように、TFTアレイ基板10
には、画素電極9aが設けられており、その上側には、
ラビング処理等の所定の配向処理が施された配向膜16
が設けられている。画素電極9aは、例えばITO膜等
の透明導電性膜からなる。他方、対向基板20には、そ
の全面にわたって対向電極21が設けられており、その
下側には、ラビング処理等の所定の配向処理が施された
配向膜22が設けられている。このうち対向電極21も
また、上述の画素電極9aと同様に、例えばITO膜等
の透明導電性膜からなる。なお、前記の配向膜16及び
22は、例えば、ポリイミド膜等の透明な有機膜からな
る。一方、図2において、前記画素電極9aは、TFT
アレイ基板10上に、マトリクス状に複数設けられてお
り(点線部9a´により輪郭が示されている)、画素電
極9aの縦横の境界に各々沿ってデータ線6a及び走査
線3aが設けられている。データ線6aは、アルミニウ
ム膜等の金属膜あるいは合金膜からなる。また、走査線
3aは、半導体層1aのうち図中右上がりの斜線領域で
示したチャネル領域1a´に対向するように配置されて
おり、走査線3aはゲート電極として機能する。すなわ
ち、走査線3aとデータ線6aとの交差する箇所にはそ
れぞれ、チャネル領域1a´に走査線3aの本線部がゲ
ート電極として対向配置された画素スイッチング用のT
FT30が設けられている。
【0055】TFT30は、図3に示すように、LDD
(Lightly Doped Drain)構造を有しており、その構成
要素としては、上述したようにゲート電極として機能す
る走査線3a、例えばポリシリコン膜からなり走査線3
aからの電界によりチャネルが形成される半導体層1a
のチャネル領域1a´、走査線3aと半導体層1aとを
絶縁するゲート絶縁膜を含む絶縁膜2、半導体層1aに
おける低濃度ソース領域1b及び低濃度ドレイン領域1
c並びに高濃度ソース領域1d及び高濃度ドレイン領域
1eを備えている。
【0056】なお、TFT30は、好ましくは図3に示
したようにLDD構造をもつが、低濃度ソース領域1b
及び低濃度ドレイン領域1cに不純物の打ち込みを行わ
ないオフセット構造をもってよいし、走査線3aの一部
からなるゲート電極をマスクとして高濃度で不純物を打
ち込み、自己整合的に高濃度ソース領域及び高濃度ドレ
イン領域を形成するセルフアライン型のTFTであって
もよい。また、本実施形態では、画素スイッチング用T
FT30のゲート電極を、高濃度ソース領域1d及び高
濃度ドレイン領域1e間に1個のみ配置したシングルゲ
ート構造としたが、これらの間に2個以上のゲート電極
を配置してもよい。さらに、TFT30を構成する半導
体層1aは非単結晶層でも単結晶層でも構わない。単結
晶層の形成には、貼り合わせ法等の公知の方法を用いる
ことができる。半導体層1aを単結晶層とすることで、
特に周辺回路の高性能化を図ることができる。
【0057】一方、図3においては、蓄積容量70が、
TFT30の高濃度ドレイン領域1e及び画素電極9a
に接続された画素電位側容量電極としての中継層71
(本発明に言う「下部電極」に該当する。)と、固定電
位側容量電極としての容量線300の一部(本発明に言
う「上部電極」に該当する。)とが、誘電体膜75を介
して対向配置されることにより形成されている。
【0058】そして本実施形態においては特に、この蓄
積容量70の断面形状が、図2のB−B´断面図たる図
4、あるいは図5に示すように、凸形状を含むことに特
徴がある。ここに、図5は、一画素に対応する蓄積容量
70の立体的な構成を示す斜視図である。なお、図5
は、図2乃至図4中に示されたすべての構成を図示する
ものではなく、例えば、蓄積容量70を構成する誘電体
膜75や走査線3a等、幾つかの要素について、その図
示が適宜省略されたものとなっている。
【0059】図4及び図5において、蓄積容量70は、
半導体層1a、あるいはデータ線6aが延在する方向に
沿って形成された部分(以下、「立体的部分」とい
う。)と、走査線3aが延在する方向に沿って形成され
た部分(以下、「平面的部分」という。)の大きく二つ
の部分からなる。
【0060】前者の立体的部分では、中継層71の一部
として凸状部71aが形成されており、この凸状部71
aの上に誘電体膜75及び容量線300が形成されるこ
とで、コンデンサが構成されている。これにより、蓄積
容量70は、基板の表面に対して立ち上がった平面に沿
って、中継層71a、誘電体膜75及び容量線300が
積層構造をなしている部分を含む構造を有し、該蓄積容
量70の断面形状は凸形状を含むものとなる。
【0061】ここで、このような凸形状の高さ、ないし
前記凸状部71aの高さH(図5参照)としては、これ
を50〜1000nm程度とすると好ましい。この範囲
以下であると、蓄積容量の増大効果が十分に得られず、
また、この範囲以上であると、段差があまりにも大きく
なりすぎて、該段差による液晶層50内の配向不良等、
デメリットが生じてくるからである。
【0062】他方、後者の平面的部分は、基板の表面に
平坦な面に沿って、いずれも平面的な形状を有する、中
継層71、誘電体膜75及び容量線300が積層構造を
なすように形成されている。
【0063】そして、このような立体的部分及び平面的
部分は、それぞれ連続的な構造を有しており(すなわ
ち、両部分間において、中継層71なら中継層71で、
容量線300なら容量線300で、それぞれ一体的な構
造を有しており)、全体として、一つのコンデンサを構
成している。より詳しくは、中継層71を平面視する
と、図2若しくは図5において特に明らかなように、デ
ータ線6aの方向に沿い、かつ、二つのコンタクトホー
ル81間に延在する部分と、当該部分から走査線3aの
方向に延設され相隣るTFT30に至るまでの間延在す
る部分とにより、いわば「T字型」の形状を有してい
る。また、容量線300を、平面的に見ると、走査線3
aと重なり合うように形成されており、より具体的に
は、走査線3aに沿って延びる本線部300aと、図
中、データ線6aと交差する各個所からデータ線6aに
沿って上方及び下方に夫々突出した突出部300bと、
コンタクトホール85に対応する個所が僅かに括れた括
れ部300cとを備えている。このうち突出部300b
は、走査線3a上の領域及びデータ線6a下の領域を利
用して、蓄積容量70の形成領域の増大に貢献する。
【0064】ちなみに、蓄積容量70のデータ線6aに
延在する部分については、上述したように、凸形状を含
む立体的部分として形成されていることにより、図4に
示すように、立体的部分の上に形成される第3層間絶縁
膜43の表面上には、第2層間絶縁膜42、データ線6
aを介して、凸部43Aが形成されることになる。すな
わち、データ線6aを挟んで相隣接する画素電極9a間
には、いわば障壁が設けられるような形となる。
【0065】このような形態となる蓄積容量70は、図
2乃至図5からわかるように、走査線3a及びデータ線
6aの形成領域を含む遮光領域内に、いわば閉じ込めら
れるように形成されており、開口率の減少をもたらすよ
うなことがない。
【0066】また、上述した中継層71、容量線300
及び誘電体膜75は、本実施形態において、以下に記す
ような属性をそれぞれ有する。
【0067】まず、中継層71は、例えば導電性のポリ
シリコン膜からなり画素電位側容量電極として機能す
る。ただし、この中継層71は、後に述べる容量線30
0と同様に、金属又は合金を含む単一層膜又は多層膜か
ら構成してもよい。中継層71は、画素電位側容量電極
としての機能のほか、コンタクトホール83及び85を
介して、画素電極9aとTFT30の高濃度ドレイン領
域1eとを中継接続する機能をもつ。
【0068】次に、容量線300は、例えば金属又は合
金を含む導電膜からなり固定電位側容量電極として機能
する。より好ましくは、容量線300は、例えば、Ti
(チタン)、Cr(クロム)、W(タングステン)、T
a(タンタル)、Mo(モリブデン)等の高融点金属の
うちの少なくとも一つを含む、金属単体、合金、金属シ
リサイド、ポリシリサイド、これらを積層したもの等を
含む導電性遮光性材料からなり、蓄積容量70の固定電
位側容量電極としての機能のほか、TFT30の上側に
おいて入射光からTFT30を遮光する遮光層としての
機能をもたせるようにするとよい。ただし、容量線30
0は、例えば導電性のポリシリコン膜等からなる第1膜
と高融点金属を含む金属シリサイド膜等からなる第2膜
とが積層された多層構造をもってもよい。また、容量線
300は、好ましくは、画素電極9aが配置された画像
表示領域10aからその周囲に延設され、定電位源と電
気的に接続されて、固定電位とされる。このような定電
位源としては、データ線駆動回路101に供給される正
電源や負電源の定電位源でもよいし、対向基板20の対
向電極21に供給される定電位でも構わない。
【0069】最後に、誘電体膜75は、例えば膜厚5〜
200nm程度の比較的薄いHTO(High Temperature
Oxide)膜、LTO(Low Temperature Oxide)膜等の
酸化シリコン膜、あるいは窒化シリコン膜等から構成さ
れる。蓄積容量70を増大させる観点からは、膜の信頼
性が十分に得られる限りにおいて、誘電体膜75は薄い
ほどよい。
【0070】なお、図3乃至図5において、本実施形態
に係る蓄積容量70は、TFTアレイ基板10上、下か
ら順に、中継層71、誘電体膜75及び容量線300と
いう積層構造をもって構成されていたが、場合によって
は、この逆に、容量線300、誘電体膜75及び中継層
71という積層構造を採用してもよい。要は、誘電体膜
75を挟んで一対の電極が構成されていればよく、その
ような相対的な関係が満たされている限り、具体的にど
のような構成を採ろうとも基本的に自由である。
【0071】図2及び図3においては、上記のほか、T
FT30の下側に、下側遮光膜11aが設けられてい
る。下側遮光膜11aは、格子状にパターニングされて
おり、これにより各画素の開口領域を規定している。な
お、開口領域の規定は、図2中のデータ線6aと、これ
に交差するよう形成された容量線300とによっても、
なされている。また、下側遮光膜11aについても、前
述の容量線300の場合と同様に、その電位変動がTF
T30に対して悪影響を及ぼすことを避けるために、画
像表示領域からその周囲に延設して定電位源に接続する
とよい。
【0072】また、TFT30下には、下地絶縁膜12
が設けられている。下地絶縁膜12は、下側遮光膜11
aからTFT30を層間絶縁する機能のほか、TFTア
レイ基板10の全面に形成されることにより、TFTア
レイ基板10の表面研磨時における荒れや、洗浄後に残
る汚れ等で画素スイッチング用のTFT30の特性変化
を防止する機能を有する。
【0073】加えて、走査線3a上には、高濃度ソース
領域1dへ通じるコンタクトホール81及び高濃度ドレ
イン領域1eへ通じるコンタクトホール83がそれぞれ
開孔された第1層間絶縁膜41が形成されている。ま
た、この第1層間絶縁膜41上には、上述したような中
継層71、誘電体膜75及び容量線300が形成されて
おり、更にこれらの上には、高濃度ソース領域1dへ通
じるコンタクトホール81及び中継層71へ通じるコン
タクトホール85がそれぞれ開孔された第2層間絶縁膜
42が形成されている。加えて、この第2層間絶縁膜4
2上には、データ線6aが形成されており、この上には
中継層71へ通じるコンタクトホール85が形成された
第3層間絶縁膜43が形成されている。
【0074】なお、本実施形態では、第1層間絶縁膜4
1に対しては、約1000℃の焼成を行うことにより、
半導体層1aや走査線3aを構成するポリシリコン膜に
注入したイオンの活性化を図ってもよい。他方、第2層
間絶縁膜42に対しては、このような焼成を行わないこ
とにより、容量線300の界面付近に生じるストレスの
緩和を図るようにしてもよい。
【0075】このような構成となる本実施形態の電気光
学装置においては、上記蓄積容量70の存在を要因とし
て、次のような作用効果が奏されることとなる。
【0076】まず、本実施形態においては、蓄積容量7
0の断面形状が凸形状を含むように構成されていたこと
により、該凸形状の側面の面積部分だけ容量増大の作用
効果が見込めることになる。これは、既に参照した図5
と、同図と同趣旨の図ではあるが立体的部分を含まない
従来の蓄積容量70´の構成例を示す図6との対比から
明らかとなる。なお、図6において、蓄積容量70´
は、いずれも平面的に形成された中継層71´及び容量
線300´によって、その下部電極及び上部電極が構成
されていることにより、図5に示したようなデータ線6
aに沿う立体的部分が存在しない構成となっている。
【0077】これら図5及び図6から明らかなように、
本実施形態では、高さHの凸状部71aが、概ねコンタ
クトホール81及び83間の距離Lなる長さ分だけ、中
継層71の一部として形成されているため、図6に比べ
て図5の方が、全体として概ね2HLだけ面積が増加し
た蓄積容量70が構成されていることがわかる。この2
HLなる面積は、立体的部分の側壁部分の面積に該当す
るのは言うまでもない。
【0078】したがって、本実施形態によれば、蓄積容
量70を構成する、固定電位側容量電極としての容量線
300及び画素電位側容量電極としての中継層71の面
積を平面的に増大させることなく、その容量を増大させ
ることが可能となるから、高開口率を維持しまま、蓄積
容量70の増大を実現することが可能となり、もって表
示ムラ、ちらつき等のない高品質な画像を表示すること
ができることになる。
【0079】また、本実施形態においては、前述のよう
に、蓄積容量70の断面形状が凸形状を含むようにする
ために、中継層71にその一部たる凸状部71aを形成
する形態をとっていたことにより、その製造が容易であ
る。すなわち、前記凸状部71aないし前記凸形状は、
中継層71の形成プロセス中に形成可能であるから、例
えば、凸形状を形成するため別途に材料を用意したり別
プロセスを実施したりすること等から考えると、製造コ
ストをその相応分削減することが可能となるのである。
【0080】さらに、本実施形態においては、蓄積容量
70が凸形状を含む部分が、データ線6aに沿って形成
されていたことにより、次のような作用効果が得られ
る。すなわち、本実施形態に係る電気光学装置が、1S
反転駆動方式で駆動される場合においては、データ線6
aを挟んで相隣接する画素電極間に生じる横電界の発生
を抑制することが可能となるのである。これは、図4に
示すように、中継層71の一部たる凸状部71a上に形
成される第3層間絶縁膜43の表面上に、第2層間絶縁
膜42、データ線6aを介して凸部43Aが形成される
ことによるものである。すなわち第一に、該凸部43A
上に画素電極9aの縁部が乗るように該画素電極9aを
形成すれば、図4に示すように、対向電極21及び画素
電極9a間の距離を、G1からG2(<G1)に狭める
ことが可能となり、それだけ縦電界(図4中上下方向に
印加される電界)を強めることが可能となるからであ
る。
【0081】また第二に、画素電極9aの縁部が凸部4
3Aの上に存在するか否かにかかわらず、該凸部43A
が有する誘電率の如何によって横電界自体を弱め得るこ
とによる。さらに第三に、前記凸部43A及び対向電極
21間の間隙が、図4に示すように、G1からG3に狭
められることに伴い、その容積、すなわち該間隙内に位
置する液晶層50の体積を減少させることが可能である
から、液晶層50に与える横電界の影響を相対的に小さ
くすることが可能であることによる。
【0082】このように、本実施形態によれば、データ
線6aを挟んで生じる可能性のある横電界の発生を抑制
することが可能となるから、該横電界による液晶層50
中における液晶分子の配向状態に乱れが生じる可能性を
低減することが可能となり、もって高品質な画像を表示
することができることになるのである。
【0083】なお、本発明は、上述したような実施形態
のみに限定されるものではなく、その他種々の具体的な
態様を採り得る。以下、その他の具体的態様について、
順次説明する。
【0084】まず、上記実施形態においては、蓄積容量
70を構成する立体的部分は、データ線6aの方向のみ
に存在する形となっていたが、本発明においては、その
他、例えば図7に示すように、走査線3aの方向につい
てのみ、中継層71Aと一体としての凸状部71aAを
形成するとともに、該凸状部71aA上に、誘電体膜及
び容量線300Aを形成することで、前記の方向につい
て立体的部分が設けられるような蓄積容量70Aを構成
してもよい。
【0085】ちなみに、このような形態に係る電気光学
装置を1H反転駆動方式で駆動すれば、上述したのと同
様な理屈によって横電界の発生を抑止することが可能と
なり、高品質な画像を表示することが可能となる。
【0086】あるいはまた、図8に示すように、データ
線6a及び走査線3aのいずれの方向についても、中継
層71Bと一体としての凸状部71aBを形成するとと
もに、該凸状部71aB上に、誘電体膜及び容量線30
0Bを形成することで、前記のいずれの方向について
も、立体的部分が設けられるような蓄積容量70Bを構
成してもよい。
【0087】そして、この場合における蓄積容量70B
は、平面視すると、いわば十文字型の形状を有する立体
的部分を有し、図6の従来例に比べて、概ね2H(L+
M)なる大きさだけ面積の増加を図ることができる。ま
た、このような立体的部分を含む蓄積容量70Bでは、
図4に示したような凸部43Bが、走査線3a及びデー
タ線6aのいずれの方向に沿っても形成されることにな
るから、このような形態に係る電気光学装置について
は、これを1H反転駆動方式、1S反転駆動方式、又は
ドット反転駆動方式のいずれによって駆動する場合であ
っても、上述したのと同様な理屈によって横電界の発生
を抑止することが可能となり、高品質な画像表示を行う
ことが可能となる。
【0088】更にはまた、図9に示すように、走査線3
aを境にしてデータ線6aの一方に延在する方向と、走
査線3aの方向とについて、中継層71Cと一体として
の凸状部71aCを形成するとともに、該凸状部71a
C上に、誘電体膜及び容量線300Cを形成すること
で、前記の各方向について、立体的部分が設けられるよ
うな蓄積容量70Cを構成してもよい。
【0089】そして、この場合における蓄積容量70B
は、平面視すると、いわば鉤型の形状を有する立体的部
分を有し、図6の従来例に比べて、概ねH(N+M)な
る大きさだけ面積の増加を図ることができる。
【0090】ちなみに、このような図7乃至図9のいず
れの形態にしても、図6の従来例に比べて、立体的部分
を構成する側壁の面積分だけ蓄積容量の増大が見込める
にもかかわらず、開口率を減少させるようなことがない
ことは、図5と同様であることが明白である。
【0091】また、上記実施形態では、蓄積容量70の
凸形状を含む断面形状が、完全な矩形状とされていた
が、本発明においては、その他、例えば図10に示すよ
うに、該断面形状がテーパ形状となるような形態として
もよい。より詳しくは、中継層71Dと一体としての凸
状部71aDは、図10に示すように、その断面形状が
テーパ状を有するものとされ、該凸状部71aD上に、
誘電体膜及び容量線300Dが形成されることで、その
断面形状にテーパ形状を含む蓄積容量70Dが構成され
る形態となる。
【0092】この場合においても、立体的部分を構成す
る側壁の面積分だけ蓄積容量の増大が見込めるにもかか
わらず、開口率が犠牲にならないことは、図5と同様で
あるのが明白である。また、このような形態では特に、
図10から明らかなように、図5に示した凸状部71a
のような鋭敏な角部が存在せず、丸まったコーナー部を
有する形態となるから、該凸状部71aDの上の誘電体
膜及び容量線300Dを好適に形成することが可能とな
る。これは、該誘電体膜及び該容量線300Dの成膜過
程において、図4乃至図9のような形態に比べて、その
カバーレッジの悪化等につき懸念する必要がなくなるか
らである。
【0093】さらには、上記実施形態においては、凸状
部71aが中継層71と一体的なものとして形成されて
いたが、本発明は、このような形態にも限定されない。
例えば、中継層71の下に、該中継層71とは異なる材
料となる凸状部材を設け、その上に、誘電体膜75及び
容量線300を形成するような形態としてもよい。
【0094】(電気光学装置の全体構成)以下では、以
上のように構成された上記実施形態における電気光学装
置の全体構成を図11及び図12を参照して説明する。
なお、図11は、TFTアレイ基板をその上に形成され
た各構成要素とともに対向基板20の側からみた平面図
であり、図12は図11のH−H´断面図である。
【0095】図11及び図12において、本実施形態に
係る電気光学装置では、TFTアレイ基板10と対向基
板20とが対向配置されている。TFTアレイ基板10
と対向基板20との間には、液晶層50が封入されてお
り、TFTアレイ基板10と対向基板20とは、画像表
示領域10aの周囲に位置するシール領域に設けられた
シール材52により相互に接着されている。
【0096】シール材52は、両基板を貼り合わせるた
め、例えば紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂等からなり、紫
外線、加熱等により硬化させられたものである。また、
このシール材52中には、本実施形態における電気光学
装置を、液晶装置がプロジェクタ用途のように小型で拡
大表示を行う液晶装置に適用するのであれば、両基板間
の距離(基板間ギャップ)を所定値とするためのグラス
ファイバ、あるいはガラスビーズ等のギャップ材(スペ
ーサ)が散布されている。あるいは、当該電気光学装置
を液晶ディスプレイや液晶テレビのように大型で等倍表
示を行う液晶装置に適用するのであれば、このようなギ
ャップ材は、液晶層50中に含まれてよい。
【0097】シール材52の外側の領域には、データ線
6aに画像信号を所定のタイミングで供給することによ
り該データ線6aを駆動するデータ線駆動回路101及
び外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一
辺に沿って設けられており、走査線3aに走査信号を所
定のタイミングで供給することにより、走査線3aを駆
動する走査線駆動回路104が、この一辺に隣接する二
辺に沿って設けられている。
【0098】なお、走査線3aに供給される走査信号遅
延が問題にならないのならば、走査線駆動回路104は
片側だけでもよいことは言うまでもない。また、データ
線駆動回路101を画像表示領域10aの辺に沿って両
側に配列してもよい。
【0099】TFTアレイ基板10の残る一辺には、画
像表示領域10aの両側に設けられた走査線駆動回路1
04間をつなぐための複数の配線105が設けられてい
る。また、対向基板20のコーナ部の少なくとも一箇所
においては、TFTアレイ基板10と対向基板20との
間で電気的に導通をとるための導通材106が設けられ
ている。
【0100】図12において、TFTアレイ基板10上
には、画素スイッチング用のTFTや走査線、データ線
等の配線が形成された後の画素電極9a上に、配向膜が
形成されている。他方、対向基板20上には、対向電極
21のほか、最上層部分に配向膜が形成されている。ま
た、液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマテッィ
ク液晶を混合した液晶からなり、これら一対の配向膜間
で、所定の配向状態をとる。
【0101】なお、TFTアレイ基板10上には、これ
らのデータ線駆動回路101、走査線駆動回路104等
に加えて、複数のデータ線6aに画像信号を所定のタイ
ミングで印加するサンプリング回路、複数のデータ線6
aに所定電圧レベルのプリチャージ信号を画像信号に先
行して各々供給するプリチャージ回路、製造途中や出荷
時の当該電気光学装置の品質、欠陥等を検査するための
検査回路等を形成してもよい。
【0102】また、データ線駆動回路101及び走査線
駆動回路104をTFTアレイ基板10上に設ける代わ
りに、例えばTAB(Tape Automated Bonding)基板上
に実装された駆動用LSIに、TFTアレイ基板10の
周辺部に設けられた異方性導電フィルムを介して電気的
及び機械的に接続するようにしてもよい。また、対向基
板20の投射光が入射する側及びTFTアレイ基板10
の出射光が出射する側には、それぞれ、例えばTN(Tw
isted Nematic)モード、VA(Vertically Aligned)
モード、PDLC(Polymer Dispersed Liquid Crysta
l)モード等の動作モードや、ノーマリーホワイトモー
ド・ノーマリーブラックモードの別に応じて、偏光フィ
ルム、位相差フィルム、偏光板等が所定の方向で配置さ
れる。
【0103】(電子機器)次に、以上詳細に説明した電
気光学装置をライトバルブとして用いた電子機器の一例
たる投射型カラー表示装置の実施形態について、その全
体構成、特に光学的な構成について説明する。ここに、
図13は、投射型カラー表示装置の図式的断面図であ
る。
【0104】図13において、本実施形態における投射
型カラー表示装置の一例たる液晶プロジェクタ1100
は、駆動回路がTFTアレイ基板上に搭載された液晶装
置を含む液晶モジュールを3個用意し、それぞれRGB
用のライトバルブ100R、100G及び100Bとし
て用いたプロジェクタとして構成されている。液晶プロ
ジェクタ1100では、メタルハライドランプ等の白色
光源のランプユニット1102から投射光が発せられる
と、3枚のミラー1106及び2枚のダイクロックミラ
ー1108によって、RGBの三原色に対応する光成分
R、G及びBに分けられ、各色に対応するライトバルブ
100R、100G及び100Bにそれぞれ導かれる。
この際特に、B光は、長い光路による光損失を防ぐため
に、入射レンズ1122、リレーレンズ1123及び出
射レンズ1124からなるリレーレンズ系1121を介
して導かれる。そして、ライトバルブ100R、100
G及び100Bによりそれぞれ変調された三原色に対応
する光成分は、ダイクロックプリズム1112により再
度合成された後、投射レンズ1114を介してスクリー
ン1120にカラー画像として投射される。
【0105】本発明は、上述した実施形態に限られるも
のではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる
発明の要旨、あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可
能であり、そのような変更を伴う電気光学装置及び電子
機器もまた、本発明の技術的範囲に含まれるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の電気光学装置における画
像表示領域を構成するマトリクス状の複数の画素に設け
られた各種素子、配線等の等価回路を示す回路図であ
る。
【図2】 本発明の実施形態の電気光学装置におけるデ
ータ線、走査線、画素電極等が形成されたTFTアレイ
基板の相隣接する複数の画素群の平面図である。
【図3】 図2のA−A´断面図である。
【図4】 図2のB−B´断面図である。
【図5】 一画素に対応する蓄積容量の立体的な構成を
示す斜視図である。
【図6】 図5と同趣旨図であるが、蓄積容量が立体的
部分を含まない従来の電気光学装置に関する構成例を示
す斜視図である。
【図7】 図5と同趣旨の図であって、蓄積容量の立体
的部分が走査線の方向にのみ延在している構成例を示す
斜視図である。
【図8】 図5と同趣旨の図であって、蓄積容量の立体
的部分が走査線及びデータ線の双方の方向に延在してい
る構成例を示す斜視図である。
【図9】 図5と同趣旨の図であって、蓄積容量の立体
的部分が走査線を境としてデータ線の一方の方向と走査
線の方向に延在している構成例を示す斜視図である。
【図10】 図5と同趣旨の図であって、蓄積容量の断
面形状に含まれる凸形状が、テーパ形状となる構成例を
示す斜視図である。
【図11】 本発明の実施形態の電気光学装置における
TFTアレイ基板を、その上に形成された各構成要素と
ともに対向基板の側から見た平面図である。
【図12】 図11のH−H´断面図である。
【図13】 本発明の電子機器の実施形態である投射型
カラー表示装置の一例たるカラー液晶プロジェクタを示
す図式的断面図である。
【符号の説明】
3a…走査線 6a…データ線 9a…画素電極 10…TFTアレイ基板 30…TFT 70、70A、70B、70C、70D…蓄積容量 300、300A、300B、300C、300D…容
量線(上部電極) 71、71A、71B、71C、71D…中継層(下部
電極) 71a、71aA、71aB、71aC、71aD…凸
状部 75…誘電体膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 GA25 GA26 JA24 JB23 JB24 JB32 JB33 JB54 JB64 JB68 NA04 NA07 NA27 PA06 PA09 RA05 3K007 AB03 AB17 DB03 GA00 5C094 AA03 BA03 BA27 BA43 CA19 DA15 EA04 EA05 ED15 FA02 FA03 FB02 FB16 HA08 JA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、 走査線及びデータ線に対応して設けられた薄膜トランジ
    スタと、 該薄膜トランジスタに対応して設けられた画素電極と、 誘電体膜を挟持してなる上部電極及び下部電極からな
    り、該上部電極及び該下部電極の一方が前記画素電極に
    接続されてなる蓄積容量とを備えてなり、 前記蓄積容量は、前記上部電極及び前記下部電極が前記
    誘電体膜を挟んで、前記基板の表面に平坦な面に沿って
    積層された第1部分と、前記基板の表面に対して立ち上
    がった平面に沿って積層された第2部分とを含むことに
    より、その断面形状が凸形状を含むことを特徴とする電
    気光学装置。
  2. 【請求項2】 前記凸形状は、前記下部電極が前記基板
    に対して凸状の部分を含むように形成されることによ
    り、形作られていることを特徴とする請求項1に記載の
    電気光学装置。
  3. 【請求項3】 前記凸形状は、前記下部電極下に凸状部
    材が形成されることにより、形作られていることを特徴
    とする請求項1に記載の電気光学装置。
  4. 【請求項4】 前記凸形状は、テーパ形状を含むことを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気
    光学装置。
  5. 【請求項5】 前記凸形状の高さは、50〜1000n
    mであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一
    項に記載の電気光学装置。
  6. 【請求項6】 前記画素電極はマトリクス状に配列され
    てなり、前記走査線及び前記データ線は、前記マトリク
    ス状に対応した遮光領域に形成されており、 前記蓄積容量は前記遮光領域内に形成されていることを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電気
    光学装置。
  7. 【請求項7】 前記蓄積容量の前記凸形状は、前記走査
    線及び前記データ線の少なくとも一方に沿って形成され
    ていることを特徴とする請求項6に記載の電気光学装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の
    電気光学装置を具備してなることを特徴とする電子機
    器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006153904A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Sony Corp 液晶表示装置

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