JP2008096616A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば、動画像を表示する際に生じる残像及び尾引き等の表示上の不具合を低減する。
【解決手段】画素電極9a1−1の外形は略矩形であり、4つの縁部のうち画素電極9a2−1に面する第1縁部29a1は、図中X方向に沿って延びており、その一部に凹部501が設けられている。画素電極9a2−1の外形は画素電極9a1−1と同様に略矩形であり、4つの縁部のうち画素電極9a1−1に面する第2縁部29a2は、図中X方向に沿って延びており、その一部に凸部502が設けられている。凸部502は、凹部501によって規定された領域Rに重なるように第2縁部29a2から第2縁部29a1に向かって延びている。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、1H反転駆動される液晶装置等の電気光学装置、及びそのような電気光学装置を備えた電子機器の技術分野に関する。
この種の電気光学装置の一例である液晶装置では、液晶を保持する一対の基板の夫々に設けられた画素電極及び対向電極間に所定の電圧を印加することによってこれら電極間に介在する液晶分子の配向状態を制御し、画像が表示される。
この種の電気光学装置では、基板上に相隣接して配設された画素電極の夫々の電位の差に応じて当該画素電極間に発生する横電界(即ち、基板面に平行な電界或いは基板面に平行な成分を含む斜めの電界)によって液晶分子の配向不良が生じるという技術的問題点が生じる場合がある。相対向する画素電極と対向電極との間の縦電界(即ち、基板面に垂直な方向の電界)の印加が想定されている液晶等の電気光学物質に対して、このような横電界が印加されると、液晶の配向不良の如き電気光学物質の動作不良が生じ、この部分における光抜け等が発生してコントラストが低下してしまうという問題が生じる。
このような問題点を解決するための手段の一例として、特許文献1は、配向不良が生じる領域(ドメイン)における横電界を緩和するために、液晶分子の配向方向と平行に延びるソース線を備えた液晶表示装置を開示している。また、動画像を表示する際の液晶の応答性を高めることによって液晶の配向不良を見え難くする方法が採用される場合もある。
特開平9−61855号公報
この種の電気光学装置では、動画像を表示した際に、横電界の影響によって画像の残像及び尾引き(動画像を表示した際に動いている物体が残像を残して、裾を引いてぼやけて見えることによってなめらかな動画像を得られない現象)が生じる。より具体的には、電気光学装置の駆動時において、対向電極と、該対向電極に対応する2つの画素電極との間に生じる縦電界、及び、これら2つの画素電極の電位差に起因して生じる横電界の夫々の電界の向きに兼ね合いによって発生した液晶のリバースチルト、及び、画素内において本来配向すべき方向でない方向に液晶の配向が規制されてしまう領域の発生によって残像等の表示上の不具合が生じると考えられている。したがって、横電界を緩和することによってリバースチルト等を低減し、高品位で画像を表示することができる技術に対する要請はより一層高まっている。
他方、この種の電気光学装置では、コントラスト向上に対する要請もあり、残像及び尾引きを低減するために画素電極の平面形状を工夫することによって生じるコントラストの低下を極力避けたいという要請もある。
よって、本発明は上記問題点等に鑑みてなされたものであり、例えば、コントラストの低下を抑制しつつ、且つ動画像を表示する際の残像及び尾引き等の表示上の不具合が発生することを低減できる液晶装置等の電気光学装置、及びそのような電気光学装置を備えたプロジェクタ等の電子機器を提供することを課題とする。
本発明に係る電気光学装置は上記課題を解決するために、一対の基板と、前記一対の基板間に挟持された電気光学物質と、前記一対の基板の一方の基板上に、前記一方の基板の基板面における法線に沿った方向から見て間隔を隔てて相隣接して配設されており、且つ互いに異なる電位が供給される第1画素電極及び第2画素電極とを備え、前記第1画素電極は、前記第1画素電極の縁部のうち前記第2画素電極に面する第1縁部の少なくとも一部に設けられた凹部を有しており、前記第2画素電極は、前記第2画素電極の縁部のうち前記第1画素電極に面する第2縁部の少なくとも一部に設けられており、且つ前記第2縁部から前記凹部によって規定された領域に重なるように突出した凸部を有している。
本発明に係る電気光学装置によれば、一対の基板間には、例えば液晶等の電気光学物質が挟持されている。一方の基板上には、一方の基板の基板面における法線に沿った方向から見て、即ち平面的に見て、間隔を隔てて相隣接して配設されており、且つ、当該電気光学装置の駆動時に互いに異なる電位が供給される第1画素電極及び第2画素電極が配設されている。
ここで、互いに「異なる電位が供給される」とは、駆動回路から画像信号に応じて互いに異なる電位を第1画素電極及び第2画素電極の夫々に供給する場合に限定されるものではなく、例えば電位を第1画素電極及び第2画素電極の夫々に供給するための配線の配線抵抗の相違によって結果的に第1画素電極及び第2画素電極に互いに異なる電位が供給される場合も含む。
第1画素電極及び第2画素電極は、例えばTFT等の半導体素子、データ線及び走査線等が形成されたTFTアレイ基板である一方の基板上にマトリクス状に配列された複数の画素電極のうち相隣接して配設された2つの画素電極である。尚、一方の基板は、例えばガラス基板或いは石英基板等の透明基板及び該透明基板上に絶縁膜を含む多層構造が形成されたものであってもよい。
本発明に係る電気光学装置では、その駆動時に、第1画素電極及び第2画素電極の夫々の電位の差に応じて第1画素電極及び第2画素電極間に生じる横電界を、以下で説明する発明特有の画素電極の平面形状によって低減する。より具体的には、第1画素電極が有する第1縁部と、第2画素電極が有する縁部のうち間隔を隔てて第1縁部に面する第2縁部との間に生じる横電界を低減する。
本発明に係る電気光学装置によれば、第1画素電極が、第1画素電極の縁部のうち第2画素電極に面する第1縁部の少なくとも一部に設けられた凹部を有しており、第2画素電極が、第2画素電極の縁部のうち第1画素電極に面する第2縁部の少なくとも一部に設けられており、且つ第2縁部から凹部によって規定された領域に重なるように突出した凸部を有しているため、第1縁部及び第2縁部間に生じる横電界を少なくとも部分的に弱めることが可能である。より具体的には、第1縁部及び第2縁部の夫々が延びる方向に沿って
横電界を部分的に切断するように横電界を弱めることが可能であり、第1縁部及び第2縁部間に生じる電界強度分布を不均一にできる。このような電界強度の不均一によれば、凹部及び凸部を設けない場合に比べて、即ち、第1縁部及び第2縁部が互いに平行に延びている場合に比べて、相隣接して配設された第1画素電極及び第2画素電極間に生じる横電界を低減できる。
このような凹部及び凸部の平面形状は、互いに同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。また、凹部によって規定された領域に凸部が重なっていれば、凹部及び凸部は互いに異なるサイズであってもよい。
また、本発明に係る電気光学装置によれば、第1画素電極及び第2画素電極間における電界強度分布を不均一にできる程度に第1縁部及び第2縁部の夫々の少なくとも一部に凹部及び凸部の夫々が設けられていればよいため、開口率の低下を実質的に画質のコントラストに影響が生じない範囲に抑えることが可能である。
このように本発明に係る電気光学装置によれば、開口率の低下を抑制しつつ、横電界を緩和できるため、開口率の低下に起因するコントラストの低下を抑制しつつ、横電界に起因する残像及び尾引き等の表示上の不具合を低減できる。
本発明に係る電気光学装置の一の態様では、前記凹部及び前記凸部は、互いに同一の平面形状を有していてもよい。
この態様によれば、凹部及び凸部を互いに異なる平面形状に形成する場合に比べて、第1画素電極及び第2画素電極のパターニングと容易となる。加えて、凹部及び凸部間の間隔の設定も容易となる。即ち、第1画素電極及び第2画素電極の夫々のサイズが可能な限り大きくなるように、且つ凹部及び凸部が接触しないように第1画素電極及び第2画素電極を形成できる。
本発明に係る電気光学装置の他の態様では、前記一対の基板の他方の基板上に形成されており、且つ前記第1画素電極及び前記第2画素電極に対向する対向電極とを備え、前記互いに異なる電位は、前記対向電極に供給される共通電位を基準として互いに異なる極性の電位であってもよい。
この態様によれば、例えば、各画素電極に印加される電位の極性を対向電極の基準電位に対して所定規則で反転させる反転駆動方式が採用した場合でも、横電界を緩和でき、残像及び尾引きを低減できる。このような反転駆動方式として、例えば一のフレーム又はフィールドの画像信号に対応する表示を行う間は、奇数行に配列された画素電極を所定の基準電位に対して正極性の電位で駆動すると共に偶数行に配列された画素電極を基準電位に対して負極性の電位で駆動し、これに続く次のフレーム又はフィールドの画像信号に対応する表示を行う間は、逆に偶数行に配列された画素電極を正極性の電位で駆動すると共に奇数行に配列された画素電極を負極性の電位で駆動する(即ち、同一行の画素電極を同一極性の電位により駆動しつつ、係る電位極性を行毎にフレーム又はフィールド周期で反転させる)1H反転駆動方式、或いは列毎に反転させる1S反転駆動方式、又は画素毎に電位の極性を反転させるドット反転方式を採用できる。この態様によれば、このような反転駆動方式を用いて動画像を表示する場合でも、残像及び尾引きの発生を効果的に低減できる。
本発明に係る電子機器は上記課題を解決するために、上述した本発明の電気光学装置を備えている。
本発明に係る電子機器によれば、上述した本発明に係る電気光学装置を具備してなるので、高品位の表示が可能な、投射型表示装置、携帯電話、電子手帳、ワードプロセッサ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルなどの各種電子機器を実現できる。また、本発明に係る電子機器として、例えば電子ペーパなどの電気泳動装置等も実現することが可能である。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施形態から明らかにされる。
以下、図面を参照しながら本発明に係る電気光学装置及び電子機器の各実施形態を説明する。
<1:電気光学装置>
<1−1:電気光学装置の全体構成>
先ず、図1及び図2を参照しながら本実施形態に係る電気光学装置を説明する。図1は、TFTアレイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た電気光学装置の平面図であり、図2は、図1のII−II´断面図である。本実施形態では、電気光学装置の一例として、駆動回路内蔵型のTFTアクティブマトリクス駆動方式の液晶装置を例に挙げる。
図1及び図2において、液晶装置1では、TFTアレイ基板10と対向基板20とが対向配置されている。TFTアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層50が封入されており、TFTアレイ基板10と対向基板20とは、複数の画素部が設けられる画素領域たる画像表示領域10aの周囲に位置するシール領域に設けられたシール材52により相互に接着されている。
シール材52は、両基板を貼り合わせるための、例えば紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂等からなり、製造プロセスにおいてTFTアレイ基板10上に塗布された後、紫外線照射、加熱等により硬化させられたものである。シール材52中には、TFTアレイ基板10と対向基板20との間隔(基板間ギャップ)を所定値とするためのグラスファイバ或いはガラスビーズ等のギャップ材が散布されている。即ち、本実施形態の電気光学装置は、プロジェクタのライトバルブ用として小型で拡大表示を行うのに適している。
シール材52が配置されたシール領域の内側に並行して、画像表示領域10aの額縁領域を規定する遮光性の額縁遮光膜53が、対向基板20側に設けられている。但し、このような額縁遮光膜53の一部又は全部は、TFTアレイ基板10側に内蔵遮光膜として設けられてもよい。尚、画像表示領域10aの周辺に位置する周辺領域が存在する。言い換えれば、本実施形態においては特に、TFTアレイ基板10の中心から見て、この額縁遮光膜53より以遠が周辺領域として規定されている。
周辺領域のうち、シール材52が配置されたシール領域の外側に位置する領域には、データ線駆動回路101及び外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿って設けられている。走査線駆動回路104は、この一辺に隣接する2辺に沿い、且つ、額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。更に、このように画像表示領域10aの両側に設けられた二つの走査線駆動回路104間をつなぐため、TFTアレイ基板10の残る一辺に沿い、且つ、額縁遮光膜53に覆われるようにして複数の配線105が設けられている。
対向基板20の4つのコーナー部には、両基板間の上下導通端子として機能する上下導通材106が配置されている。他方、TFTアレイ基板10にはこれらのコーナー部に対向する領域において上下導通端子が設けられている。これらにより、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的な導通をとることができる。
図2において、TFTアレイ基板10上には、画素スイッチング素子としてのTFTや走査線、データ線等の配線が形成された後の画素電極9a上に、配向膜が形成されている。他方、対向基板20上には、対向電極21の他、格子状又はストライプ状の遮光膜23、更には最上層部分に配向膜が形成されている。本発明の「電気光学物質」の一例である液晶を含む液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマティック液晶を混合した液晶からなり、一対の配向膜間で、所定の配向状態をとる。
TFTアレイ基板10は例えば石英基板、ガラス基板等の透明基板、あるいはシリコン基板等の半導体基板である。対向基板20もTFTアレイ基板10と同様に透明基板である。
TFTアレイ基板10には、画素電極9aが設けられており、その上側には、ラビング処理等の所定の配向処理が施された配向膜が設けられている。例えば、画素電極9aはITO(Indium Tin Oxide)膜などの透明導電性膜からなり、配向膜は、ポリイミド膜などの有機膜である。配向膜は斜方蒸着法を用いて形成された無機配向膜であってもよい。
対向基板20には、その全面に渡って対向電極21が設けられており、その下側には、配向膜22が設けられている。対向電極21は例えば、ITO膜などの透明導電性膜からなる。配向膜22は、配向膜16と同様の材料及び膜形成方法によって形成されている。
対向基板20には、格子状又はストライプ状の遮光膜を設けるようにしてもよい。このような構成を採ることで、TFTアレイ基板10に設けられたTFT等の半導体素子を遮光である。
画素電極9aと対向電極21とが対面するように配置されたTFTアレイ基板10と対向基板20との間には、液晶層50が形成されている。液晶層50は、画素電極9aから電界が印加されていない状態で配向膜により所定の配向状態をとる。
尚、図1及び図2に示したTFTアレイ基板10上には、これらのデータ線駆動回路101、走査線駆動回路104等の駆動回路に加えて、画像信号線上の画像信号をサンプリングしてデータ線に供給するサンプリング回路、複数のデータ線に所定電圧レベルのプリチャージ信号を画像信号に先行して各々供給するプリチャージ回路、製造途中や出荷時の当該電気光学装置の品質、欠陥等を検査するための検査回路等を形成してもよい。
<1−2:画素部の電気的な接続構成>
次に、図3を参照しながら、液晶装置1の画素部の電気的な接続構成を詳細に説明する。図3は、液晶装置1の画像表示領域を構成するマトリクス状に形成された複数の画素における各種素子、配線等の等価回路である。
図3において、液晶装置1の画像表示領域を構成するマトリクス状に形成された複数の画素の夫々には、画素電極9a及びTFT30が形成されている。TFT30は、画素電極9aに電気的に接続されており、液晶装置1の動作時に画素電極9aをスイッチング制御する。画像信号が供給されるデータ線6aは、TFT30のソースに電気的に接続されている。データ線6aに書き込む画像信号S1、S2、・・・、Snは、この順に線順次に供給しても構わないし、相隣接する複数のデータ線6a同士に対して、グループ毎に供給するようにしてもよい。
TFT30のゲートに走査線11aが電気的に接続されており、液晶装置1は、所定のタイミングで、走査線11aにパルス的に走査信号G1、G2、・・・、Gmを、この順に線順次で印加するように構成されている。画素電極9aは、TFT30のドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子であるTFT30を一定期間閉じることにより、データ線6aから供給される画像信号S1、S2、・・・、Snが所定のタイミングで書き込まれる。画素電極9aを介して液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、・・・、Snは、対向基板20に形成された対向電極21との間で一定期間保持される。
液晶層50に含まれる液晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、光を変調し、階調表示を可能とする。ノーマリーホワイトモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少し、ノーマリーブラックモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が増加され、全体として液晶装置から画像信号に応じたコントラストをもつ光が出射される。ここで保持された画像信号がリークすることを防ぐために、画素電極9aと対向電極との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70が付加されている。これにより、画素電極9aにおける電位保持特性が向上し、コントラストやフリッカといった表示特性の向上が可能となる。
<1−3:電気光学装置の具体的構成>
次に、図4乃至図6を参照しながら、上述の動作が実現される液晶装置1の具体的な構成を説明する。
図4乃至図6において、上述の回路要素及び画素電極9aは、TFTアレイ基板10上に形成されている。TFTアレイ基板10は、例えば、ガラス基板、石英基板、SOI基板、半導体基板等からなり、例えばガラス基板や石英基板からなる対向基板20と対向配置されている。回路要素は画素電極9aを駆動するために設けられ、ここでは、TFTアレイ基板10の直上から画素電極9aの直下までの範囲内に積層された、走査線11aから第4層間絶縁膜44までを指している(図6参照)。画素電極9a(図5中、太線9a´で輪郭が示されている)は縦横に区画配列された画素領域の各々に配置され、その境界にデータ線6a及び走査線11aが格子状に配列するように形成されている(図4及び図5参照)。
各回路要素を構成するパターニングされた導電膜は、下から順に走査線11aを含む第1層、ゲート電極3aを含む第2層、蓄積容量70の固定電位側容量電極を含む第3層、データ線6a等を含む第4層、容量配線400等を含む第5層からなる。第1層−第2層間には下地絶縁膜12、第2層−第3層間には第1層間絶縁膜41、第3層−第4層間には第2層間絶縁膜42、第4層−第5層間には第3層間絶縁膜43、第5層と画素電極9aの間には第4層間絶縁膜44が夫々設けられ、前述の各要素間が短絡することを防止している。尚、このうち、第1層から第3層が下層部分として図4に示され、第4層、第5層及び画素電極9aが上層部分として図5に示されている。
<第1層の構成−走査線等−>
第1層は、走査線11aで構成される。走査線11aは、図4のX方向に沿って延びる本線部と、データ線6a或いは容量配線400が延在する図4のY方向に延びる突出部とからなる形状にパターニングされている。このような走査線11aは、例えば導電性ポリシリコンからなり、その他にもTi、Cr、W、Ta、Mo等の高融点金属のうちの少なくとも一つを含む金属単体、合金、金属シリサイド、ポリシリサイド又はこれらの積層体等により形成することができる。
<第2層の構成−TFT等−>
第2層は、TFT30及び中継電極719で構成されている。TFT30は、例えばLDD(Lightly Doped Drain)構造とされ、ゲート電極3a、半導体層1a、ゲート電極3aと半導体層1aを絶縁するゲート絶縁膜を含んだ絶縁膜2を備えている。ゲート電極3aは、例えば導電性ポリシリコンで形成される。半導体層1aは、チャネル領域1a´、低濃度ソース領域1b及び低濃度ドレイン領域1c、並びに高濃度ソース領域1d及び高濃度ドレイン領域1eからなる。尚、TFT30は、LDD構造を有することが好ましいが、低濃度ソース領域1b、低濃度ドレイン領域1cに不純物打ち込みを行わないオフセット構造であってもよいし、ゲート電極3aをマスクとして不純物を高濃度に打ち込んで高濃度ソース領域及び高濃度ドレイン領域を形成する自己整合型であってもよい。また、中継電極719は、例えばゲート電極3aと同一膜として形成される。
TFT30のゲート電極3aは、下地絶縁膜12に形成されたコンタクトホール12cvを介して走査線11aに電気的に接続されている。下地絶縁膜12は、例えばシリコン酸化膜等からなり、第1層と第2層の層間絶縁機能の他、TFTアレイ基板10の全面に形成されることで、基板表面の研磨による荒れや汚れ等が惹き起こすTFT30の素子特性の変化を防止する機能を有している。
<第3層の構成−蓄積容量等−>
第3層は、蓄積容量70で構成されている。蓄積容量70は、容量電極300と下部電極71とが誘電体層を介して対向配置された構成となっている。容量電極300は、容量配線400に電気的に接続されている。下部電極71は、TFT30の高濃度ドレイン領域1e及び画素電極9aの夫々に電気的に接続されている。
下部電極71と高濃度ドレイン領域1eとは、第1層間絶縁膜41に開孔されたコンタクトホール83を介して接続されている。また、下部電極71と画素電極9aとは、コンタクトホール881、882、804、及び中継電極719、第2中継電極6a2、第3中継電極402により各層を中継し、コンタクトホール89において電気的に接続されている。
このような容量電極300、及び下部電極71には、例えば導電性のポリシリコンが用いられ、誘電体層には酸化シリコンが用いられる。第1層間絶縁膜41は、例えば、NSG(ノンシリケートガラス)によって形成されている。その他、第1層間絶縁膜41には、PSG(リンシリケートガラス)、BSG(ボロンシリケートガラス)、BPSG(ボロンリンシリケートガラス)等のシリケートガラス、窒化シリコンや酸化シリコン等を用いることができる。
尚、この場合の蓄積容量70は、図4の平面図からわかるように、画素電極9aの形成領域にほぼ対応する画素領域に至らないように(遮光領域内に収まるように)形成されているので、画素の開口率が比較的大きく維持されている。
<第4層の構成−データ線等−>
第4層は、データ線6aで構成されている。データ線6aは、下から順にアルミニウム、窒化チタン、窒化シリコンの三層膜として形成されている。窒化シリコン層は、その下層のアルミニウム層と窒化チタン層を覆うように少し大きなサイズにパターニングされている。また、第4層には、データ線6aと同一膜として、容量配線用中継層6a1及び第2中継電極6a2が形成されている。これらは、図5に示すように互いに分断されるように形成されている。
データ線6aは、第1層間絶縁膜41及び第2層間絶縁膜42を貫通するコンタクトホール81を介して、TFT30の高濃度ソース領域1dと電気的に接続されている。
容量配線用中継層6a1は、第2層間絶縁膜42に開孔されたコンタクトホール801を介して容量電極300と電気的に接続され、容量電極300と容量配線400との間を中継している。容量配線用中継層6a2は、前述したように、第1層間絶縁膜41及び第2層間絶縁膜42を貫通するコンタクトホール882を介して中継電極719に電気的に接続されている。このような層間絶縁膜42は、例えばNSG、PSG、BSG、BPSG等のシリケートガラス、窒化シリコンや酸化シリコン等によって形成することができる。
<第5層の構成−容量配線等−>
第5層は、容量配線400及び第3中継電極402により構成されている。容量配線400は、表示パネルの画像表示領域の周囲にまで延設され、定電位源と電気的に接続されることで、固定電位とされている。図5に示すように、容量配線400は、図中X方向及びY方向の夫々に沿って延在する格子状に形成され、X方向に延在する部分には、第3中継電極402の形成領域を確保するために切り欠きが設けられている。また、容量配線400は、その下層のデータ線6a、走査線11a、TFT30等を覆うように、これら回路要素の構造よりも幅広に形成されている。これにより、各回路要素は遮光され、入射光を反射させて投射画像における画素の輪郭がぼやける等の悪影響が防止されている。
更に、容量配線400のX方向延在部分とY方向延在部分とが丁度交差する角部は、略三角形の庇部がわずかに突き出すような形状となっている。この庇部により、TFT30の半導体層1aに対する光の遮蔽を効果的に行うことができる。即ち、半導体層1aに対して斜め上方から進入する光を、庇部が反射又は吸収することにより、TFT30における光リーク電流の発生を抑制し、フリッカ等のない高品質な画像を表示することが可能となる。
容量配線400は、第3層間絶縁膜43に開孔されたコンタクトホール803を介して、容量配線用中継層6a1と電気的に接続されている。また、第4層には、容量配線400と同一膜として、第3中継電極402が形成されている。第3中継電極402は、前述のように、コンタクトホール804及びコンタクトホール89を介して、第2中継電極6a2及び画素電極9a間を中継している。尚、これら容量配線400及び第3中継電極402は、例えばアルミニウム、窒化チタンを積層した二層構造となっている。
第4層の上には、全面に第4層間絶縁膜44が形成されている。第4層間絶縁膜44には、画素電極9a及び第3中継電極402間を電気的に接続するためのコンタクトホール89が開孔されている。
<1−4:画素電極の平面形状>
次に、図5を参照しながら、画素電極9aの平面形状を詳細に説明しつつ、液晶装置1の駆動時に画素電極9a間に生じる横電界が低減される効果を説明する。尚、本実施形態では説明を簡便にするため、画素電極9aのうち相隣接して配設された4つの画素電極を例に挙げている。
図5において、複数の画素電極9aのうち図中左上に配置された画素電極9a1−1及び図中右下に配置された画素電極9a1−2の夫々が本発明の「第1画素電極」の一例である。複数の画素電極9aのうち図中左下に配置された画素電極9a2−1及び図中右上に配置された画素電極9a2−2の夫々が、本発明の「第2画素電極」の一例である。ここでは、特に画素電極9a1−1及び9a2−1に注目する。尚、後に詳細に説明するように、液晶装置1の駆動時に、画素電極9a1−1及び9a2−1の夫々には、対向電極21に供給される電位を基準として互いに異なる極性の電位が供給される。
画素電極9a1−1の外形は略矩形であり、4つの縁部のうち画素電極9a2−1に面する第1縁部29a1は、図中X方向に沿って延びており、その一部に凹部501が設けられている。画素電極9a2−1の外形は画素電極9a1−1と同様に略矩形であり、4つの縁部のうち画素電極9a1−1に面する第2縁部29a2は、図中X方向に沿って延びており、その一部に凸部502が設けられている。凸部502は、凹部501によって規定された領域Rに重なるように第2縁部29a2から第2縁部29a1に向かって延びている。
したがって、間隔を隔てて互いに対向する第1縁部29a1及び第2縁部29a2の夫々は、X方向に沿って延びる第2縁部29a1及び第2縁部29a2と異なる不規則な部分である凹部501及び凸部502を有していることになる。このような凹部501及び凸部502によれば、液晶装置1の駆動時に画素電極9a1−1及び9a2−1の夫々の電位の差に起因して生じる電界強度分布がX方向に沿って部分的に切断されるように乱されるため、該電界強度分布を不均一にすることができ、画素電極9a1−1及び9a2−1間に生じる横電界を低減できる。
凹部501及び凸部502の平面形状は、本実施形態のように互いに同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。特に、本実施形態のように、凹部501及び凸部502が互いに同一の平面形状を有している場合、凹部及び凸部を互いに異なる平面形状に形成する場合に比べて、画素電極9a1−1及び9a2−1のパターニングと容易となる。加えて、凹部501及び凸部502間の間隔の設定も容易となる。即ち、画素電極9a1−1及び9a2−1の夫々のサイズが可能な限り大きくなるように、且つ凹部501及び凸部502が互いに接触しないように画素電極9a1−1及び9a2−1を形成できる。したがって、画素電極間の間隔を広げることによって生じる開口率の低下を生じさせることがなく、コントラストの低下を抑制できる。
また、凹部501によって規定された領域に凸部502が重なっていれば、凹部501及び凸部502が互いに異なるサイズであっても画素電極9a1−1及び9a2−1間に生じる横電界を低減できる。加えて、凹部501及び凸部502の夫々は、凹部501によって規定された領域に凸部502が重なるように設けられていればよいため、X方向に沿って各画素電極の縁部の中央部及び端部の何れの部分に設けられていても、横電界を低減する効果は得られる。
本実施形態に係る液晶装置1によれば、画素電極9a1−1及び9a2−1間における電界強度分布を不均一にできる程度に第1縁部29a1及び第2縁部29a2の夫々の少なくとも一部に凹部及び凸部が設けられていればよいため、互いに隣接する画素電極の間隔を広げることによって横電界を低減した場合に生じる開口率の低下を、実質的に画質のコントラストに影響が生じない範囲に抑えることが可能である。
このように、凹部501及び凸部502によれば、凹部501及び凸部502を設けない場合に比べて、即ち、第1縁部29a1及び第2縁部29a2がX方向に沿って互いに平行に延びている場合に比べて、相隣接して配設された画素電極9a1−1及び9a2−1間に生じる横電界を低減できる。
尚、本実施形態では、画素電極9a1−1の4つの縁部に凹部501が設けられており、画素電極9a1−1と、これら4つの縁部の夫々に面するように画素電極9a1−1と互いに隣接する4つの画素電極との間に生じる横電界を低減可能である。画素電極9a1−2、9a2−1、及び9a2−2も、画素電極9a1−1と同様に、これら画素電極と、これら画素電極と互いに隣接する4つの画素電極との間に生じる横電界を低減可能である。
<1−5:電気光学装置の駆動方法>
次に、図7を参照しながら、液晶装置1の駆動方法の一例を説明する。ここで、本実施形態では液晶装置1の駆動方式として一例として1H反転駆動方式が採用している。図7は、本実施形態における電気光学装置の1H反転駆動方式における動作状態を説明するための図である。尚、図7では、説明の便宜上、画素電極の平面形状を矩形としている。
図7において、図中X方向及びY方向に沿って配列された複数の画素電極9aは、n番目(但しnは自然数)のフィールド或いはフレームの画像表示期間中、Y軸方向に並列した画素電極9aの各行に、隣接する列とは基準電圧に対する極性が相異なる電圧を印加することにより、画素領域は、行毎に逆極性の液晶駆動電圧が印加された状態で駆動される。その様子を図7(a)に示す。続くn+1番目のフィールド或いはフレームの画像表示期間では、図7(b)に示したように、液晶駆動電圧の極性を反転させる。n+2番目のフィールド或いはフレーム以降は、図7(a)及び図7(b)に示した状態が周期的に繰り返される。このように液晶層50への印加電圧の極性を周期的に反転させると、液晶に直流電圧が印加されるのが防止され、液晶の劣化が抑制される。また、画素電極9aの行毎に印加電圧の極性を逆としているので、クロストークやフリッカが低減される。
ここで、仮に、Y方向に相隣接する(即ち、相異なる行に属する)画素電極9a1及び9a2の夫々に凹部501及び凸部502の夫々が設けられていない場合、即ちこれら画素電極の縁部のうち互いに対向する縁部が一方向に延びている場合、画素電極9a1及び9a2は基準電圧に対して互いに逆の極性の電位で駆動されるため、その間の領域C1には横電界と呼ばれる基板面に平行な成分を持つ電界が発生する。加えて、相隣接する行の画素電極9aのうち異なる列に属する画素電極9a1及び9a2間にも横電界が発生する。したがって、液晶装置1の動作時には、図中C1で示した走査線11aが延びる領域に沿った領域全体に横電界が発生する。このままでは、横電界によって液晶分子のチルト角の規制が阻害され、動画像を表示した際に残像及び尾引きが生じてしまう。
より具体的には、図8に示すように、互いに隣接する画素電極9a1及び9a2のうち画素電極9a2に駆動電圧Vが印加され、画素電極9a1が非駆動状態(例えば、画素電極9a1の電位が対向電極21の電位と一致している場合)にある場合、画素電極9a1及び9a2間には、これら画素電極の電位の差に起因して横電界Eが生じる。このような横電界Eによれば、駆動状態にある画素電極9a2及び対向電極21間において、これら電極の電位の差に応じて本来取るべき配向状態として液晶50aのチルト角が規制された領域D3、横電界Eによって液晶にリバースチルトが生じた領域D1、並びに、領域D1及びD3の間で不安定な配向状態として液晶50aのチルト角が規制された領域D2が形成される。このような領域D1及びD2の存在によって、液晶装置が動画像を表示した際に残像或いは尾引き等の表示上の不具合が生じると考えられる。
そこで、図5を参照して説明した本実施形態特有の平面形状を有する画素電極9a1及び9a2によれば、相隣接して配設された画素電極間に生じる横電界を緩和できる。加えて、画素電極間の拡げることによって生じる開口率の低下を生じさせることがない。
尚、本発明に係る電気光学装置を駆動する際に駆動方式は、本実施形態に係る電気光学装置の駆動方式に限定されるものではなく、相隣接する画素電極毎に電位を反転させたドット反転駆動方式等の他の駆動方式でもよく、相隣接する画素電極間に横電界が生じうる駆動方式であれば如何なる駆動方式に対しても、横電界を低減する効果は得られる。
以上説明したように、本実施形態に係る電気光学装置によれば、開口率の低下を抑制しつつ、横電界を緩和できるため、開口率の低下に起因するコントラストの低下を抑制しつつ、横電界に起因する残像及び尾引き等の表示上の不具合を低減できる。
<2:電子機器>
次に、以上詳細に説明した電気光学装置を電子機器に適用する場合について説明する。
ここでは、この電気光学装置たる液晶装置をライトバルブとして用いたプロジェクタについて説明する。図9は、プロジェクタの構成例を示す平面図である。図9に示されるように、プロジェクタ1100内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット1102が設けられている。このランプユニット1102から射出された投射光は、ライトガイド内に配置された4枚のミラー1106および2枚のダイクロイックミラー1108によってRGBの3原色に分離され、各原色に対応するライトバルブとしての液晶装置100R、100Bおよび100Gに入射される。液晶装置100R、100Bおよび100Gの構成は上述した液晶装置と同等であり、それぞれにおいて画像信号処理回路から供給されるR、G、Bの原色信号が変調される。これらの液晶装置によって変調された光は、ダイクロイックプリズム1112に3方向から入射される。ダイクロイックプリズム1112では、RおよびBの光が90度に屈折する一方、Gの光が直進する。これにより各色の画像が合成され、投射レンズ1114を介して、スクリーン1120等にカラー画像が投写される。
以上では、本発明の電気光学装置の一具体例として液晶装置を挙げて説明したが、本発明の電気光学装置は、その他にも例えば電子ペーパなどの電気泳動装置や、電子放出素子を用いた表示装置(Field Emission Display及びSurface-Conduction Electron-Emitter Display)等として実現することができる。また、本発明に係る電気光学装置は、先に説明したプロジェクタの他にも、テレビジョン受像機や、ビューファインダ型或いはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等の各種の電子機器に適用可能である。
尚、本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気光学装置、及びそのような電気光学装置を具備してなる電子機器もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本実施形態に係る電気光学装置の平面図である。 図1のII−II´断面図である。 本実施形態に係る電気光学装置の画像表示領域を構成する複数の画素における各種素子、配線等の等価回路である。 図1に示した電気光学装置の具体的な構成を表す部分平面図(その1)である。 図1に示した電気光学装置の具体的な構成を表す部分平面図(その2)である。 図4及び図5のVI−VI´断面図である。 本実施形態における電気光学装置の1H反転駆動方式における動作状態を説明するための概念図である。 本実施形態に係る電気光学装置の比較例における液晶の配向状態を図式的に示した概念図である。 本発明に係る電子機器の一実施形態である液晶プロジェクタの構成を表す断面図である。
符号の説明
1・・・液晶装置、10・・・TFTアレイ基板、20・・・対向基板、9a・・・画素電極、501・・・凹部、502・・・凸部

Claims (4)

  1. 一対の基板と、
    前記一対の基板間に挟持された電気光学物質と、
    前記一対の基板の一方の基板上に、前記一方の基板の基板面における法線に沿った方向から見て間隔を隔てて相隣接して配設されており、且つ互いに異なる電位が供給される第1画素電極及び第2画素電極とを備え、
    前記第1画素電極は、前記第1画素電極の縁部のうち前記第2画素電極に面する第1縁部の少なくとも一部に設けられた凹部を有しており、
    前記第2画素電極は、前記第2画素電極の縁部のうち前記第1画素電極に面する第2縁部の少なくとも一部に設けられており、且つ前記第2縁部から前記凹部によって規定された領域に重なるように突出した凸部を有していること
    を特徴とする電気光学装置。
  2. 前記凹部及び前記凸部は、互いに同一の平面形状を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記一対の基板の他方の基板上に形成されており、且つ前記第1画素電極及び前記第2画素電極に対向する対向電極とを備え、
    前記互いに異なる電位は、前記対向電極に供給される共通電位を基準として互いに異なる極性の電位であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。
  4. 請求項1又は2に記載の電気光学装置を具備してなること
    を特徴とする電子機器。
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