JP2003329734A - 検査装置及び検査部材とその製造方法 - Google Patents

検査装置及び検査部材とその製造方法

Info

Publication number
JP2003329734A
JP2003329734A JP2002134169A JP2002134169A JP2003329734A JP 2003329734 A JP2003329734 A JP 2003329734A JP 2002134169 A JP2002134169 A JP 2002134169A JP 2002134169 A JP2002134169 A JP 2002134169A JP 2003329734 A JP2003329734 A JP 2003329734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaf spring
ground
inspection
signal
spring pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002134169A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Sakaguchi
勝 坂口
Nobuyuki Ushifusa
信之 牛房
Yuji Fujita
勇次 藤田
Hirokimi Okajima
大仁 岡島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Media Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Media Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Media Electronics Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2002134169A priority Critical patent/JP2003329734A/ja
Publication of JP2003329734A publication Critical patent/JP2003329734A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 SAWフィルタなどの高周波半導体装置に対
する高周波特性の損失を少なくした安価で高精度な電気
的特性測定が可能な検査装置及び検査部材とその製造方
法を提供する。 【解決手段】 被検査対象物9の電気的特性を検査する
検査装置において、ステージ機構1と、プローブカード
保持具2と、プローブカード3とを備え、プローグカー
ド3は、被検査対象物9に対向して板ばねピン5を設け
た検査面及び検査面の反対側の検査裏面に、スルーホー
ル56で接続された信号用配線パターン及びグランド用
配線パターンを設けたプリント配線基板4によって構成
され、かつ、信号用板ばねピン5sが検査面の信号用配
線パターン41s又はスルーホール46sに接続され、
グランド用板ばねピン5gが検査面のグランド用配線パ
ターン41g又はスルーホール46gに接続され、検査
裏面の信号用配線パターン45sが同軸ケーブル33の
信号線部332に接続され、検査裏面のグランド用配線
パターン45gが同軸ケーブル33のグランド線部33
1に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検査装置及び検査
部材とその製造方法であり、特に高周波用半導体装置の
高周波特性を検査する装置と、この検査装置を構成する
プローブカード構造と、該プローブカードを構成するプ
ローブバンプ付き板ばねピンを有するプリント配線基板
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、光電送機器等の普及に
伴い、これらの機器に使用される高周波半導体装置の需
要の伸びが著しく、これに伴う高周波半導体装置の検査
が重要になってきている。
【0003】従来から、半導体装置の電気特性を測定す
るプローブ端子として、カンチレバーを用いた構造のも
のが多く用いられている。カンチレバー方式のプローブ
構造に関しては、たとえば特開平9−281142号公
報において知られている。このプローブ構造は、図30
に示すように、ピン固定基板4´に取付けたカンチレバ
ーピン5´を有しており、コネクタ固定具35´及びは
んだ49´により信号用芯線161´及び同軸ケーブル
16´に接続され、半導体装置9´の電気的特性を検査
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話に搭載される
SAWフィルタなどの高周波半導体装置に対する高周波
特性の測定では、信号ピンからの高周波信号の漏洩を防
止し、外部からのノイズの影響を小さくすることが必要
である。このためには信号ピンに接近させてグランドエ
リアを配置することが効果的であるが、従来のカンチレ
バー方式では、図30に示すように、信号ピンとグラン
ドピンを接近させて配置するには物理的な面で限界があ
った。また、複数ピンを被検査対象物9´に損傷を与え
ず確実に電極に接触させるには、ピン先端の平面方向の
位置と垂直方向の高さを正確に制御することが必要であ
るが、カンチレバー方式ではこの作業に熟練を要するた
めプローブカードのコストを上げるという課題があっ
た。
【0005】また、カンチレバー方式では、特性測定時
にプローブピン先端がウエハ9´の電極に接触した後、
電極上を若干スライドするため、電極上を損傷して次工
程のワイヤボンディングに支障をきたす。また、スライ
ドによって電極上のAl等の金属がプローブピン先端に
付着するため、プローブピン先端を定期的に清掃する工
程が必要になる等の課題があった。
【0006】本発明の目的は、上記課題を解決すべく、
SAWフィルタなどの高周波半導体装置に対する高周波
特性の損失を少なくした安価で高精度な電気的特性測定
が可能な検査装置及び検査部材とその製造方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明は、被検査対象物の電気的特性を検査する
検査装置において、前記被検査対象物を載置するステー
ジ機構と、該ステージ機構に対向するプローブカード保
持具と、該プローブカード保持具に保持されるプローブ
カードとを備え、該プローグカードは、被検査対象物に
対向して信号用プローブバンプ付き板ばねピン及びグラ
ンド用プローブバンプ付き板ばねピンを設けた検査面及
び該検査面の反対側の検査裏面に、スルーホールでそれ
ぞれ接続された信号用配線パターン及びグランド用配線
パターンを設けたプリント配線基板によって構成され、
かつ、信号用プローブバンプ付き板ばねピンが検査面の
信号用配線パターン又はスルーホールに接続され、グラ
ンド用プローブバンプ付き板ばねピンが検査面のグラン
ド用配線パターン又はスルーホールに接続され、検査裏
面の信号用配線パターンが同軸ケーブルの信号線部に接
続され、検査裏面のグランド用配線パターンが前記同軸
ケーブルのグランド線部に接続される検査装置である。
【0008】また、本発明は、上記グランド用プローブ
バンプ付き板ばねピンが信号用プローブバンプ付き板ば
ねピンの近くに配置される検査装置である。
【0009】そして、本発明は、上記信号用プローブバ
ンプ付き板ばねピンの周りをグランド用配線パターンで
囲む検査装置である。
【0010】更に、本発明は、上記信号用プローブバン
プ付き板ばねピン及びグランド用プローブバンプ付き板
ばねピンをそれぞれ複数有する検査装置である。
【0011】また、本発明は、上記プリント配線基板
は、検査面及び検査裏面の信号用配線パターン又はグラ
ンド用配線パターンを接続したスルーホールにそれぞれ
接続される信号用配線パターンとグランド用配線パター
ンとを設けた内層を有する検査装置である。
【0012】そして、本発明は、上記検査裏面の信号用
配線パターンと同軸ケーブルの信号線部とがはんだ接続
され、検査裏面側のグランド用配線パターンと同軸ケー
ブルのグランド線部とがはんだ接続される検査装置であ
る。
【0013】更に、本発明は、上記同軸ケーブルが同軸
セミリジットケーブルである検査装置である。
【0014】また、本発明は、上記プローブカードが同
軸コネクタを取付けている検査装置である。
【0015】そして、本発明は、上記信号用プローブバ
ンプ付き板ばねピン及びグランド用プローブバンプ付き
板ばねピンがばね性を有する材料からなる検査装置であ
る。
【0016】更に、本発明は、上記信号用プローブバン
プ付き板ばねピン及びグランド用プローブバンプ付き板
ばねピンは、プローブバンプ部と板ばね部とが同材料か
らなる検査装置である。
【0017】また、本発明は、上記信号用プローブバン
プ付き板ばねピン及びグランド用プローブバンプ付き板
ばねピンは、プローブバンプ部と板ばね部とが異なる材
料からなる検査装置である。
【0018】そして、本発明は、上記信号用プローブバ
ンプ付き板ばねピン及びグランド用プローブバンプ付き
板ばねピンは、プローブバンプ部の先端に平坦部を有す
る検査装置である。
【0019】更に、本発明は、上記信号用プローブバン
プ付き板ばねピン及びグランド用プローブバンプ付き板
ばねピンがプリント配線基板との間に間隙を設けて該プ
リント配線基板に取付けられた検査装置である。
【0020】また、本発明は、上記プリント配線基板の
プローブバンプ下部位置に貫通穴を設けた検査装置であ
る。
【0021】そして、本発明は、上記信号用プローブバ
ンプ付き板ばねピン及びグランド用プローブバンプ付き
板ばねピンの少なくとも1つが先端にプローブバンプ部
を設けたロッドを有し、かつ、該ロッドがプリント配線
基板に設けた貫通穴内を滑動可能である検査装置であ
る。
【0022】更に、本発明は、上記プリント配線基板の
貫通穴がグランド用配線パターンと接続したスルーホー
ルで構成される検査装置である。
【0023】また、本発明は、信号用プローブバンプ付
き板ばねピン及びグランド用プローブバンプ付き板ばね
ピンを設けた検査面、該検査面の反対側の検査裏面及び
内層にスルーホールでそれぞれ接続された信号用配線パ
ターン及びグランド用配線パターンを有し、かつ、検査
面の信号用配線パターンは信号用プローブバンプ付き板
ばねピンに接続され、検査面のグランド用配線パターン
はグランド用プローブバンプ付き板ばねピンに接続さ
れ、検査裏面の信号用配線パターンは同軸ケーブルの信
号線部と接続され、そして、検査裏面のグランド用配線
パターンは前記同軸ケーブルのグランド線部とそれぞれ
接続されるプリント配線基板によって構成される検査部
材である。
【0024】そして、本発明は、スルーホールを介して
表面、裏面及び内層の配線パターン間を接続したプリン
ト配線基板を製造するプリント配線基板製造工程と、シ
ート状のばね板材をエッチングして、複数の信号用プロ
ーブバンプ及び複数のグランド用プローブバンプがそれ
ぞれ釣り部で繋がった複数の板ばねピンを設けた板ばね
ピンシートを形成する板ばねピンシート形成工程と、該
板ばねピンシートと前記プリント配線基板の裏面の信号
用配線パターン及びグランド用配線パターンにはんだを
供給する工程と、板ばねピンシートとプリント配線基板
の裏面の信号用配線パターン及びグランド用配線パター
ンを相対的に位置合わせして加熱・加圧し、はんだを溶
融して板ばねピンシートとプリント配線基板の配線パタ
ーンをはんだ接続する工程と、板ばねピンシートの釣り
部を切断して板ばねピンを分離独立させる工程とを有す
る検査部材の製造方法である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する.本発明の検査装置及び検査部材とその製造方法の
実施例について、図1〜図29を用いて詳細に説明す
る。
【0026】実施例を説明する。本実施例の検査装置
は、被検査対象物の電気的特性を検査する検査装置であ
り、被検査対象物を載置するステージ機構と、ステージ
機構に対向するプローブカード保持具と、プローブカー
ド保持具に保持されるプローブカードとを備え、プロー
グカードは、被検査対象物に対向して信号用プローブバ
ンプ付き板ばねピン及びグランド用プローブバンプ付き
板ばねピンを設けた検査面及び検査面の反対側の検査裏
面に、スルーホールでそれぞれ接続された信号用配線パ
ターン及びグランド用配線パターンを設けたプリント配
線基板によって構成され、かつ、信号用プローブバンプ
付き板ばねピンが検査面の信号用配線パターン又はスル
ーホールに接続され、グランド用プローブバンプ付き板
ばねピンが検査面のグランド用配線パターン又はスルー
ホールに接続され、検査裏面の信号用配線パターンが同
軸ケーブルの信号線部に接続され、検査裏面のグランド
用配線パターンが同軸ケーブルのグランド線部に接続さ
れている。
【0027】本実施例の検査装置の外観図を図1に示
す。図1において、架台11にはXテーブル121、Y
テーブル122、Zテーブル123、θテーブル124
が設置されており、Xテーブル121の上にはウエハ保
持ステージ13が固定されている。それぞれのテーブル
はコントローラ14によって駆動制御される。架台11
には支柱15が固定され、支柱15にはプローブカード
保持具2が固定されている。プローブカード3は基板ホ
ルダ31を介してプローブカード保持具2に固定され
る。プローブカード3には同軸コネクタ34により着脱
可能な同軸ケーブル16が接続され、同軸ケーブル16
の他端はウエハ特性測定装置17に接続されている。X
テーブル121には下カメラ181が、架台11には上
カメラ182が取付けられている。ウエハ保持ステージ
13上にはウエハ90が設置される。
【0028】本実施例の検査装置を用いて電気的特性検
査を行う対象の一例であるSAWフィルタ9の基本構成
を示す斜視図を図2に示す。図2を用いてSAWフィル
タ9の構成概略を説明する。タンタル酸リチウム(Li
TaO)などの圧電基板91上にすだれ状の入力すだ
れパターン921と出力すだれパターン922が形成さ
れており、入力すだれパターン921には入力信号を印
加するための入力リード線923が、出力すだれパター
ン922にはフィルタリングされた信号を取出すための
出力リード線924が接続される。該入力すだれパター
ン921に高周波信号を印加すると、この高周波信号が
弾性表面波925に変換され、基板91表面を伝播して
出力すだれパターン922に、パターン形状によってき
まる高周波信号が出力される。
【0029】図3は本実施例の検査装置を用いて電気的
特性検査を行う対象の一例であるSAWフィルタ素子を
複数設けたウエハ90の平面図を示す。図3において点
線で囲ったエリアがSAWフィルタ1チップ分を示して
おり、図3は本実施例で同時に検査を行うチップ4個分
を示している。ウエハ90上には入力すだれパターン9
21と出力すだれパターン922が配置されており、入
力すだれパターン921には入力信号電極92cと入力
グランド電極92aが、出力すだれパターン922には
出力信号電極92dと出力グランド電極92bが形成さ
れている。
【0030】図4は本実施例の検査装置を用いて高周波
特性検査を行うSAWフィルタの製造工程を示すフロー
図である。ウエハ90は有機溶剤及び純水等によって洗
浄され(図4a参照)、薄膜プロセスで電極膜93が形
成される(図4b参照)。該電極膜93の上面にエッチ
ングレジスト膜94が塗布され(図4c参照)、露光、
現像、硬化処理を経てエッチング処理が行われ(図4d
参照)、エッチングレジスト膜94を剥離することによ
って入出力パターン95が形成される(図4e参照)。
この状態で本実施例の検査装置を用いてSAWフィルタ
の高周波特性を検査する。この後ダイシングを行ってS
AWフィルタチップ96の個片とし(図4f参照)、前
記特性検査にて良品となったSAWフィルタチップ96
をパッケージ97に組み込み(図4g参照)、キャップ
98で封止を行い(図4h参照)、特性検査を行って、
製品が完成する。
【0031】図5は本実施例の検査装置におけるプロー
ブカードの断面、図6は同じく本実施例におけるプロー
ブカードの板ばねピン取付面の板ばねピン取付け側(検
査面)から見た平面図、図7は同じく本実施例における
プローブカードの同軸コネクタ及び同軸セミリジッドケ
ーブル取付け面(検査裏面)の同軸コネクタ及び同軸セ
ミリジッドケーブル取付け面から見た平面図、図8は本
実施例におけるプローブカードの内層部の信号パターン
を同軸コネクタ取付け面から透視した透視図、図9は図
6に示す板ばねピン取り付け部の拡大平面図である。図
5は図6及び図7のA−A’位置の断面を示している。
【0032】図5において、プローブカード3は、中央
に開口部を有する基板ホルダ31と、基板ホルダ31の
下面に固定されるプローブシート32と、プローブシー
ト32に電気的に接続された同軸セミリジッドケーブル
33及び同軸コネクタ34と、同軸コネクタ34を固定
するコネクタ取付金具35によって構成される。
【0033】プローブシート32は、検査裏面(図5で
上側)、検査面(図5で下側)及び内部に3層、合計5
層の配線パターンを有し、それぞれの配線パターンを適
宜スルーホールによって接続した多層プリント配線基板
4と、多層プリント配線基板4の検査面に電気的かつ機
械的にプローブバンプを有した板ばねピン5s、5gを
固着した構造である。検査面に被検査対象物に対向して
信号用プローブバンプ付き板ばねピン5s及びグランド
用プローブバンプ付き板ばねピン5gが取付けられる。
多層プリント配線基板4は、検査面を第1層、検査裏面
を第5層として内層を検査面側から順次2,3,4層と
する。各層の導体間は基材部40で絶縁されている。
【0034】プローブカード3の構成について、図5を
用いて詳細に説明する。多層プリント配線基板4の第1
層には検査面信号パッド47s及び検査面グランドパタ
ーン41gが形成され、第2層には第1の内層信号パタ
ーン42sが、第3層には内層グランドパターン43g
が、第4層には第2の内層信号パターン44sが、第5
層には検査裏面信号パッド48s及び検査裏面グランド
パターン45gが形成されている。検査面グランドパタ
ーン41gはグランドスルーホール46g、内層グラン
ドパターン43g及び検査裏面グランドパターン45g
と繋がっている。
【0035】検査面信号パッド47sは信号スルーホー
ル461s、第1の内層信号パターン42s、更に別の
信号スルーホール462sを経由して、検査裏面信号パ
ッド48sに繋がっている。信号プローブバンプ51s
を有する信号用板ばねピン5sは検査面信号パッド47
sに固着されている。グランド用プローブバンプ51g
を有するグランド用板ばねピン5gは検査面グランドパ
ターン41gに固着されている。信号用板ばねピン5s
及びグランド用板ばねピン5gと多層プリント配線基板
4の基材部40とはパッド47s、47gの厚さで決ま
る一定の間隔を設けている。
【0036】同軸セミリジッドケーブル33のグランド
導体331は検査裏面グランドパターン45gに、同じ
く同軸セミリジッドケーブル33の信号芯線332は検
査裏面信号パッド48sに、それぞれはんだ49で接続
されている。
【0037】第1層(検査面)の構成は、図6に示す通
りで、点線で囲ったエリアがSAWフィルタ1チップ分
の測定領域であり、図3に示したSAWフィルタチップ
の点線で囲った領域と対応している。このエリアの構成
を説明する。多層プリント配線基板4には検査面グラン
ドパターン41g、基材部40、検査面信号パッド47
s、検査面グランドパッド47gが形成されている。検
査面グランドパターン41gには入力グランド板ばねピ
ン5a及び出力グランド板ばねピン5bが、検査面信号
パッド47sには入力信号板ばねピン5c及び出力信号
板ばねピン5dが固着されている。
【0038】第5層(検査裏面)の構成について、図7
を用いて説明する。多層プリント配線基板4には検査裏
面グランドパターン45g、基材部40、検査裏面信号
パッド48sが形成されている。同軸コネクタ34と同
軸セミリジッドケーブル33は一体となっており、同軸
セミリジッドケーブル33の外皮となるグランド導体3
31は、はんだ49によって検査裏面グランドパターン
45gに、また信号芯線332ははんだ49によって検
査裏面信号パッド48sに接続されている。
【0039】多層プリント配線基板における内層を含む
信号層パターン配置形状について、図8を用いて説明す
る。この図において、多層プリント配線基板4の中央部
には板ばねピン取付用の検査面信号パッド47sが基板
4の検査面側に配置され、外周部には同軸セミリジッド
ケーブル33の信号芯線332取付用の検査裏面信号パ
ッド48sが基板4の検査裏面側に配置され、内層には
信号用配線パターン42s、44sが配置されている。
板ばねピン取付用検査面信号パッド47s及び同軸セミ
リジッドケーブル33の芯線取付用検査裏面信号パッド
48sは基板4の検査面又は検査裏面で信号用スルーホ
ール461s、462sと接続し、内層信号パターン4
2s、44sは基板4の内部で信号スルーホール461
s、462sと接続している。内層信号パターン42s
と同44sは内層部で第2層と第4層に分離して形成さ
れており、第3層に形成された内層グランドパターン4
3gを挟む構造であり、お互いのパターンが交差しない
配置となっている。
【0040】それぞれの板ばね取付用検査面信号パッド
47sと同軸セミリジッドケーブル33の芯線取付用検
査裏面信号パッド48sは、信号スルーホール461
s、462s及び内層信号用パターン42s、44sで
接続されている。点線で囲ったエリアが1チップ分の測
定領域である。
【0041】本実施例の検査装置における検査動作の一
例について、図1〜図6を用いて説明する。特性検査を
行うウエハ90をウエハ保持ステージ13上に設置し、
プローブカード3をプローブカード保持具2に固定す
る。ウエハ90は真空にて吸着保持される。この状態で
Xテーブル121を駆動させて、下カメラ181によっ
てプローブカード3の検査面に形成された位置あわせマ
ーク(図示せず)を読み取り、同時に上カメラ182に
よってウエハ90上に形成された位置あわせマーク(図
示せず)を読取る。この読取った位置合わせマークの座
標値をもとにコントローラ14にて位置計算処理を行
い、プローブカード3上の信号プローブバンプ51s及
びグランド用プローブバンプ51gとウエハ90上の信
号電極92c、92d及びグランド電極92a、92b
が位置合わせされる。この状態でZテーブル123を駆
動させウエハ90を上昇させて、信号プローブバンプ5
1s及びグランドプローブバンプ51gとウエハ90の
信号電極92c、92d及びグランド電極92a、92
bを接触させ特性の測定を行う。本実施例ではウエハ9
0上の4個のチップを1動作で測定するが、この1動作
終了後に、Zテーブル123を下降させ、Xテーブル1
21及びYテーブル122を駆動させて次のチップの位
置にウエハ90を移動させ、先ほどと同じ動作で特性測
定を行う。
【0042】特性測定時の信号経路について、図1〜図
6を用いて説明する。信号用板ばねピン5sと接続した
信号プローブバンプ51sはSAWチップ96上の信号
電極92c、92dに接触し、グランド用板ばねピン5
gと接続したグランドプローブバンプ51gは同じくS
AWチップ96上のグランド電極92a、92bと接触
する。特性測定装置17から送られてきた電気信号は、
同軸ケーブル16を経由して同軸コネクタ34及び同軸
セミリジッドケーブル33の信号用芯線332を通り、
検査裏面信号パッド48s、信号スルーホール461
s、462s、内層信号パターン42s、44s、検査
面信号パッド47sを通って入力用信号板ばねピン5c
から信号プローブバンプ51sに達し、測定対象物であ
るSAWチップ96の信号電極92c、92dに送られ
チップ内に伝達される。SAWチップ96内回路からの
戻り信号は、SAWチップ96のグランド電極92a、
92bから多層プリント配線基板4側の出力用グランド
プローブバンプ51b、グランド板ばねピン5g、検査
面グランドパッド47g、グランドスルーホール46g
を経由して、同軸セミリジッドケーブル33bのグラン
ド導体332bを通り同軸ケーブル32を通って特性測
定装置17に戻る。
【0043】本実施例において、特性測定装置17から
同軸コネクタ34を経由して同軸セミリジッドケーブル
33の先端までは全て同軸配線であり、高周波信号の漏
洩は無い。また、多層プリント配線基板4内での信号配
線は、図5及び図8に示すように、全てグランドパター
ンで挟まれた構成になっており、高周波信号の漏洩は無
い。同軸セミリジッドケーブル33と多層プリント配線
基板4との接続は、図5及び図6に示すように、グラン
ドパターンと信号パターンをパターン形成技術の限度ま
で接近して形成しており、高周波信号の漏洩は小さく押
さえることが出来る。
【0044】高周波信号の漏洩が一番懸念される板ばね
ピン部について、図9を用いて説明する。本実施例にお
ける板ばねピン5は、板材をエッチングして形成してお
り、板ばねピンの幅は任意に設定できる。図9におい
て、入力用信号板ばねピン5c及び出力用信号板ばねピ
ン5dの幅を広くし、入力用グランド板ばねピン5a及
び出力用グランド板ばねピン5bに接近して配置してい
る。このことにより、信号ピン5c、5dとグランドピ
ン5a、5bの間隔Lを小さくすることが可能となり、
高周波の漏洩をなくすことができる。本実施例では信号
板ばねピンの幅を広くしてグランド板ばねピンとの間隔
を小さくした例を示しているが、板ばねピンの幅を限定
するものではない。
【0045】図10〜12を用いて板ばねピンの形成方
法を説明する。図10は板ばねピンの形成工程を示す断
面図、図11、12は板ばね材をエッチングする時のレ
ジスト膜形成用マスクの平面図である。
【0046】図10(a)は、板ばね材60の表裏両面
にエッチングレジスト液を塗布し、図11に示す板ばね
ピン形成用マスク62を上側に、図12に示すプローブ
バンプ形成用マスク63を下側にして露光、現像を行っ
てエッチングレジスト膜64を形成したものである。次
にエッチングレジスト膜64を形成した板ばね材60を
エッチング液に浸漬し、露出している金属部をエッチン
グ除去することにより、図10(b)に示す板ばね材6
0の片面にプローブバンプ部51を有する板ばねピン5
が複数個繋がった板ばねピンシート6を得る。この後エ
ッチングレジスト膜64を剥離除去して、図10(c)
に示す板ばねピンシート6を得る。
【0047】板ばねピンの幅及びプローブバンプ先端寸
法はエッチングレジスト膜64の形状、寸法を制御する
ことによって任意に設定できるが、本実施例で板ばねピ
ン幅300μm、プローブバンプ先端直径が20〜30
μmになるように設定した。
【0048】図11、12はエッチングレジスト膜64
を露光するためのマスクの一例である。図11は板ばね
ピンの形成用、図12はプローブバンプの形成用で、マ
スク部65と透過部66からなっており、透過部66が
板ばねピン5として残される部分である。
【0049】次いで板ばねピン全体にソルダレジスト液
を塗布し、露光、現像処理を行って図10(d)に示す
プローブバンプ部51の先端と接続部を開口した開口部
68を有するソルダーレジスト膜67を形成した板ばね
ピンシート6を得る。
【0050】図10において、ソルダーレジスト膜67
が形成された場所以外のソルダレジスト開口部68は予
め迎えはんだが施され、多層プリント配線基板4の板ば
ねピン接続用パッドとはんだによって接続される個所で
ある。
【0051】本実施例では板ばね材60にステンレス材
を用いたが、ばね性を有する材料ならばステンレス材に
限定することはない。また本実施例では板ばね材60と
プローブバンプ部51に同一材料を用い、一括エッチン
グ処理で形成したが、板ばね材6とプローブバンプ部5
1を別個に形成し、その後金属接続法等によって一体化
する方法も有効である。
【0052】また、本実施例ではプローブバンプ先端を
板ばね材のステンレス材そのものとしているが、プロー
ブバンプ先端にニッケル、ロジューム等の金属メッキを
施すことは電気特性測定の安定化、繰り返し測定長寿命
化に有効である。また、本実施例ではプローブバンプ先
端に直径20〜30μmの平坦部を設けたが、この平坦
部は電気特性測定時に測定対象物の電極に過大な圧力が
かかるのを防止する効果がある。板ばねピンのばね部の
形状及び寸法は電気特性測定時の接触圧力を決定する重
要な要因である。本実施例ではプローブバンプ先端のた
わみ量30μmに対し、30gの荷重となるように設計
をしたが、この値は被測定対象物によって独自に設定さ
れるものである。
【0053】プリント配線基板への板ばねピンの取付け
について、図13〜図15を用いてを説明する。図13
は板ばねピンにおけるはんだ付け位置を説明する平面
図、図14はプリント配線基板の組立フロー図を、図1
5に板ばねピン5と多層プリント配線基板4を接続する
過程の接続部の断面を示す。図14、図15において、
まずエッチング処理にてプローブバンプが形成された板
ばねピンシート6と表面、裏面及び内層にパターンが形
成された多層プリント配線基板4の接続部に迎えはんだ
49を施す。次いで多層プリント配線基板4の上に板ば
ねピンシート6を配置し位置合わせをして仮固定を行
う。この状態で予備加熱された加熱ステージ81上に多
層プリント配線基板4を下側にして載置し、板ばねピン
シート6の接続部の上面から 加熱ツール82を押し当
てて加圧・加熱し、はんだ49を溶融させて接続を行
う。この時点では全ての板ばねピンは釣り部で繋がって
いる。次いで板ばねピンを個々に分離するための切断を
行うことによって、板ばねピン付きのプリント配線基板
4が完成する。
【0054】本実施例ではプリント配線基板の材料には
表面の銅箔厚さが18μmのガラスエポキシ基板を用
い、板ばねピンを接続する多層プリント配線基板4のパ
ッド部のメッキ厚さは30μmとした。これによって基
材面からのパッド上面の高さを約48μmとし、電気特
性測定時のプローブバンプ先端のたわみ量は48μmを
確保している。
【0055】本実施例ではプリント配線基板にガラスエ
ポキシ基板を用いたが、ガラスエポキシ以外の材料も十
分適用出来る。また接続用のはんだとしてAu−20S
nはんだを用いたが、はんだはこの材料に限定すること
はない。
【0056】図16〜18は本実施例の検査装置におけ
る板ばねピン5の形状の具体的な例を示す断面及び斜視
図である。図16,図17は板ばね部52とプローブバ
ンプ部51を一体形成したもので、図16は板ばね部5
2の接続部側の全面が平坦なもの、図17は板ばね部5
2の接続部を一部高くしたものである。図18は板ばね
部52とプローブバンプ部51を別々に形成した後、プ
ローブバンプ部51を板ばね5に取付けて一体化した構
造である。
【0057】図19〜図26は板ばねピン5とプリント
配線基板4の接続構造についての具体的な例を示す断面
図である。図19は板ばねピン5と多層プリント配線基
板4との接続部にスペーサ71を装着した構造で、板ば
ねピンのたわみ範囲を大きくできる効果がある。図20
は頭付きピン72をスルーホール46に装着し、この頭
付きピン72の頭部分に板ばねピン5を接続した構造で
あり、図19と同様の効果が得られるとともに、接続パ
ッドへの機械的負荷の軽減が可能であり、測定繰り返し
に対する信頼性向上が図れる。図21はプローブバンプ
下部の多層プリント配線基板4の一部に貫通穴73を穿
ったもので、特性測定時のプローブバンプ下面の板ばね
ピン5のたわみ量を観察することが可能で、測定対象物
とプローブバンプとの接触状態を直接確認出来、作業管
理が容易になる。また板ばねピン5の曲がりがこの穴を
通して矯正できる等の効果がある。図22は板ばねピン
5の一部を曲げたもので、板ばねピン5のたわみ範囲を
大きくできる効果がある。
【0058】図23は板ばねピン5の一部を折曲げてス
ルーホール46に挿入してはんだ接続した構造で、板ば
ねピン5をより確実に多層プリント配線基板4に固定で
きる。図24は板ばねピン5の中央にプローブバンプを
配置し、板ばねピン5の両側を多層プリント配線基板4
に固定した構造で、板ばねピン5接続時のプローブバン
プ先端精度を向上できる効果がある。図25は板ばねピ
ン5を多層プリント配線基板4の検査裏面側のパターン
に接続し、板ばねピン5の一端にロッド74を接続し
て、該ロッド74の他端を多層プリント配線基板4に形
成した穴75を通して裏面に突出させ、突出したロッド
74の先端にプローブバンプ部51を形成した構造であ
る。本構造は多層プリント配線基板4の片面のみの配線
パターンで目的の回路が形成でき、プリント配線基板の
低コスト化を図れる効果がある。図26は図22に示す
構造に対し、多層プリント配線基板4にグランド用パタ
ーンと接続したスルーホール46を設け、このスルーホ
ール46の表面を絶縁膜76で被覆したもので、信号回
路からの漏洩損失を小さくでき高周波特性の測定に効果
的である。図19〜図26に示した構造は個々の図にお
いて個々の特徴点を示すもので、これらの内容を組み合
わせた構造も十分適用可能である。
【0059】図27〜図29は同軸セミリジッドケーブ
ル33と多層プリント配線基板4との接続部構造に関す
る具体的な例を示す断面図である。図27は信号用スル
ーホール46sに頭付きピン77を挿入固定し、このピ
ン77の頭部分に同軸セミリジッドケーブル33から突
出した信号用芯線332を接触させ、はんだ49で接続
する。この構造によって信号用芯線332の先端の曲げ
処理が不要になり、またプリント配線基板4の接続パッ
ドから芯線までの距離が常に一定で高精度に配置できる
ことから、高周波に対し損失の少ない測定が可能にな
る。
【0060】図28及び図29は多層プリント配線基板
4の一部に切欠部78を設け、同軸セミリジッドケーブ
ル33の信号用芯線332が多層プリント配線基板4の
検査裏面信号パッド48sに直接接触するように配置し
た構造で、図28は正面断面図、図29は図28の切欠
部78の側面断面図である。本構造によって図27に示
した構造と同様に信号用芯線332の先端の曲げ処理が
不要になり、またプリント配線基板4の接続パッドから
芯線までの距離が常に一定で高精度配置できることか
ら、高周波に対し損失の少ない測定が可能になる。
【0061】なお、本発明について、上記実施例では検
査装置を説明したが、信号用プローブバンプ付き板ばね
ピン及びグランド用プローブバンプ付き板ばねピンを設
けた検査面、検査面の反対側の検査裏面及び内層にスル
ーホールでそれぞれ接続された信号用配線パターン及び
グランド用配線パターンを有し、かつ、検査面の信号用
配線パターンは信号用プローブバンプ付き板ばねピンに
接続され、検査面のグランド用配線パターンはグランド
用プローブバンプ付き板ばねピンに接続され、検査裏面
の信号用配線パターンは同軸ケーブルの信号線部と接続
され、そして、検査裏面のグランド用配線パターンは前
記同軸ケーブルのグランド線部とそれぞれ接続されるプ
リント配線基板によって構成される検査部材を使用する
ことにより、被検査対象物の電気的特性を検査すること
も可能である。
【0062】以上説明したように、本発明によればプリ
ント配線基板の配線パターンに信号用のプローブバンプ
とグランド用のプローブバンプを接近して配置すること
が出来、グランドの効果を十分に発揮して高周波特性の
損失を少なくした高精度な測定が可能となった。またプ
ローブバンプ付き板ばねピンはホトマスクを用いた薄膜
形成技術を使って形成されるため、狭ピッチ、微細パタ
ーンのプローブ端子が実現でき、先端の位置精度と高さ
精度を容易に高度に実現することが出来る。また、板ば
ねピンは各々独立して形成されており、測定対象物の高
さ変動に対しプローブバンプが個々にたわむことにより
測定対象物に過大な負荷をかけることが無い。また、本
方式の測定ではプローブバンプを測定対象物の電極にほ
ぼ垂直に接触させるため、電極に損傷を与えることが無
い。またプローブバンプ先端の電極上のスライド量は少
ないため、プローブバンプ先端に汚れが発生しにくく、
従来のカンチレバー方式で必要であったプローブピン先
端の定期的な清掃工程が不要になり、検査効率を大幅に
向上できるようになった。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、SAWフィルタなどの
高周波半導体装置に対する高周波特性の損失を少なくし
た安価で高精度な電気的特性測定が可能な検査装置及び
検査部材とその製造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の検査装置の外観説明図。
【図2】SAWフィルタの検査方法の一例の斜視説明
図。
【図3】実施例の検査装置の検査対象のSAWウエハ素
子部の平面説明図。
【図4】SAWフィルタ素子の製造工程の説明図。
【図5】実施例の検査装置におけるプローブカードの構
造の断面説明図。
【図6】実施例の検査装置におけるプローブシートの板
ばねピン部の平面説明図。
【図7】実施例の検査装置におけるプローブカードの同
軸コネクタ取付部の平面説明図。
【図8】実施例の検査装置におけるプローブカードの透
視説明図。
【図9】実施例の検査装置におけるプローブカードの板
ばねピン部の平面説明図。
【図10】実施例の検査装置におけるプローブカードの
板ばねピンの製作工程の断面説明図。
【図11】実施例の検査装置におけるプローブカードの
製造工程で使用する板ばねピン作成用マスクの一例の平
面説明図。
【図12】実施例の検査装置におけるプローブカードの
製造工程で使用する板ばねピン作成用マスクの一例の平
面説明図。
【図13】実施例の検査装置におけるプローブカードの
板ばねピンのはんだ付け位置の一例を説明する平面図。
【図14】実施例の検査装置におけるプローブカードの
板ばねピン付きプリント配線基板の組立フローの説明
図。
【図15】実施例の検査装置におけるプローブカードの
板ばねピンとプリント配線基板との接続部の断面説明
図。
【図16】実施例の検査装置におけるプローブカードの
板ばねピンの断面及び斜視説明図。
【図17】実施例の検査装置におけるプローブカードの
板ばねピンの例2の断面及び斜視説明図。
【図18】実施例の検査装置におけるプローブカードの
板ばねピンの例3の断面及び斜視説明図。
【図19】実施例の検査装置におけるプローブカードの
板ばねピンの例4の断面及び斜視説明図。
【図20】実施例の検査装置におけるプローブカードの
板ばねピンの例5の断面及び斜視説明図。
【図21】実施例の検査装置におけるプローブカードの
板ばねピンの例6の断面及び斜視説明図。
【図22】実施例の検査装置におけるプローブカードの
板ばねピンの例7の断面及び斜視説明図。
【図23】実施例の検査装置におけるプローブカードの
板ばねピンの例8の断面及び斜視説明図。
【図24】実施例の検査装置におけるプローブカードの
板ばねピンの例9の断面及び斜視説明図。
【図25】実施例の検査装置におけるプローブカードの
板ばねピンの例10の断面及び斜視説明図。
【図26】実施例の検査装置におけるプローブカードの
板ばねピンの例11の断面及び斜視説明図。
【図27】実施例の検査装置におけるプローブカードの
同軸セミリジッドケーブル取付部の例2の断面説明図。
【図28】実施例の検査装置におけるプローブカードの
同軸セミリジッドケーブル取付部の例3の正面断面説明
図。
【図29】実施例の検査装置におけるプローブカードの
同軸セミリジッドケーブル取付部の例3の側面断面説明
図。
【図30】従来技術のカンチレバー方式プローブカード
の断面説明図。
【符号の説明】
11 架台 121 Xテーブル 122 Yテーブル 123 Zテーブル 124 θテーブル 13 ウエハ保持ステージ 14 コントローラ 15 支柱 16 同軸ケーブル 17 特性測定装置 181 下カメラ 182 上カメラ 2 プローブシート保持具 3 プローブカード 31 基板ホルダ 32 プローブシート 33 同軸セミリジッドケーブル 331 グランド導体 332 信号芯線 34 同軸コネクタ 35 コネクタ取付金具 4 多層プリント配線基板 40 基材部 41g 裏面グランドパターン 42s、44s 内層信号パターン 43g 内層グランドパターン 45g 表面グランド用パターン 46g グランドスルーホール 461s、462s 信号スルーホール 47g 裏面グランドパッド 47s 裏面信号パッド 48g 表面グランド用パッド 48s 表面信号パッド 49 はんだ、迎えはんだ 5 板ばねピン 5gグランド用板ばねピン 5a 入力グランド用板ばねピン 5b 出力グランド用板ばねピン 5s 信号板ばねピン 5c 入力用信号板ばねピン 5d 出力用信号板ばねピン 51 プローブバンプ部 51g グランドプローブバンプ部 51a 入力用グランドプローブバンプ部 51b 出力用グランドプローブバンプ部 51s 信号用プローブバンプ部 51c 入力信号用プローブバンプ部 51d 出力信号用プローブバンプ部 52 板ばね部 53 接続部 6 板ばねピンシート 60 板ばね材 62 板ばねピン形成用マスク 63 プローブバンプ形成用マスク 64 エッチングレジスト膜 65 マスク部 66 透過部 71 スペーサ 72 頭付きピン 73 貫通穴 74 ロッド 75 穴 76 絶縁膜 77 頭付きピン 78 切欠部 81 加熱ステージ 82 加熱ツール 90 ウエハ 91 圧電基板 921 入力すだれ電極 922 出力すだれ電極 923 入力リード線 924 出力リード線 92a 入力グランド電極 92b 出力グランド電極 92c 入力信号電極 92d 出力信号電極 93 電極膜 94 エッチングレジスト膜 95 入出力パターン 96 SAWチップ 97 パッケージ 98 キャップ
フロントページの続き (72)発明者 牛房 信之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 藤田 勇次 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立メディアエレクトロニクス内 (72)発明者 岡島 大仁 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立メディアエレクトロニクス内 Fターム(参考) 2G011 AA04 AA16 AA21 AB01 AB06 AB08 AB09 AC32 AC33 AD01 AE01 AF07 2G132 AA00 AD04 AE02 AE25 AF02 AF06 AJ01 AL11 AL19 4M106 AA02 BA01 DD10

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査対象物の電気的特性を検査する検
    査装置において、 前記被検査対象物を載置するステージ機構と、該ステー
    ジ機構に対向するプローブカード保持具と、該プローブ
    カード保持具に保持されるプローブカードとを備え、該
    プローグカードは、被検査対象物に対向して信号用プロ
    ーブバンプ付き板ばねピン及びグランド用プローブバン
    プ付き板ばねピンを設けた検査面及び該検査面の反対側
    の検査裏面に、スルーホールでそれぞれ接続された信号
    用配線パターン及びグランド用配線パターンを設けたプ
    リント配線基板によって構成され、かつ、信号用プロー
    ブバンプ付き板ばねピンが検査面の信号用配線パターン
    又はスルーホールに接続され、グランド用プローブバン
    プ付き板ばねピンが検査面のグランド用配線パターン又
    はスルーホールに接続され、検査裏面の信号用配線パタ
    ーンが同軸ケーブルの信号線部に接続され、検査裏面の
    グランド用配線パターンが前記同軸ケーブルのグランド
    線部に接続されることを特徴とする検査装置。
  2. 【請求項2】 上記グランド用プローブバンプ付き板ば
    ねピンが信号用プローブバンプ付き板ばねピンの近くに
    配置される請求項1記載の検査装置。
  3. 【請求項3】 上記信号用プローブバンプ付き板ばねピ
    ンの周りをグランド用配線パターンで囲む請求項1記載
    の検査装置。
  4. 【請求項4】 上記信号用プローブバンプ付き板ばねピ
    ン及びグランド用プローブバンプ付き板ばねピンをそれ
    ぞれ複数有する請求項1記載の検査装置。
  5. 【請求項5】 上記プリント配線基板は、検査面及び検
    査裏面の信号用配線パターン又はグランド用配線パター
    ンを接続したスルーホールにそれぞれ接続される信号用
    配線パターンとグランド用配線パターンとを設けた内層
    を有する請求項1記載の検査装置。
  6. 【請求項6】 上記検査裏面の信号用配線パターンと同
    軸ケーブルの信号線部とがはんだ接続され、検査裏面側
    のグランド用配線パターンと同軸ケーブルのグランド線
    部とがはんだ接続される請求項1記載の検査装置。
  7. 【請求項7】 上記同軸ケーブルが同軸セミリジットケ
    ーブルである請求項1記載の検査装置。
  8. 【請求項8】 上記プローブカードが同軸コネクタを取
    付けている請求項1記載の検査装置。
  9. 【請求項9】 上記信号用プローブバンプ付き板ばねピ
    ン及びグランド用プローブバンプ付き板ばねピンがばね
    性を有する材料からなる請求項1記載の検査装置。
  10. 【請求項10】 上記信号用プローブバンプ付き板ばね
    ピン及びグランド用プローブバンプ付き板ばねピンは、
    プローブバンプ部と板ばね部とが同材料からなる請求項
    1記載の検査装置。
  11. 【請求項11】 上記信号用プローブバンプ付き板ばね
    ピン及びグランド用プローブバンプ付き板ばねピンは、
    プローブバンプ部と板ばね部とが異なる材料からなる請
    求項1記載の検査装置。
  12. 【請求項12】 上記信号用プローブバンプ付き板ばね
    ピン及びグランド用プローブバンプ付き板ばねピンは、
    プローブバンプ部の先端に平坦部を有する請求項1記載
    の検査装置。
  13. 【請求項13】 上記信号用プローブバンプ付き板ばね
    ピン及びグランド用プローブバンプ付き板ばねピンがプ
    リント配線基板との間に間隙を設けて該プリント配線基
    板に取付けられた請求項1記載の検査装置。
  14. 【請求項14】 上記プリント配線基板のプローブバン
    プ下部位置に貫通穴を設けた請求項1記載の検査装置。
  15. 【請求項15】 上記信号用プローブバンプ付き板ばね
    ピン及びグランド用プローブバンプ付き板ばねピンの少
    なくとも1つが先端にプローブバンプ部を設けたロッド
    を有し、かつ、該ロッドがプリント配線基板に設けた貫
    通穴内を滑動可能である請求項14記載の検査装置。
  16. 【請求項16】 上記プリント配線基板の貫通穴がグラ
    ンド用配線パターンと接続したスルーホールで構成され
    る請求項15記載の検査装置。
  17. 【請求項17】 信号用プローブバンプ付き板ばねピン
    及びグランド用プローブバンプ付き板ばねピンを設けた
    検査面、該検査面の反対側の検査裏面及び内層にスルー
    ホールでそれぞれ接続された信号用配線パターン及びグ
    ランド用配線パターンを有し、かつ、検査面の信号用配
    線パターンは信号用プローブバンプ付き板ばねピンに接
    続され、検査面のグランド用配線パターンはグランド用
    プローブバンプ付き板ばねピンに接続され、検査裏面の
    信号用配線パターンは同軸ケーブルの信号線部と接続さ
    れ、そして、検査裏面のグランド用配線パターンは前記
    同軸ケーブルのグランド線部とそれぞれ接続されるプリ
    ント配線基板によって構成される検査部材。
  18. 【請求項18】 スルーホールを介して表面、裏面及び
    内層の配線パターン間を接続したプリント配線基板を製
    造するプリント配線基板製造工程と、シート状のばね板
    材をエッチングして、複数の信号用プローブバンプ及び
    複数のグランド用プローブバンプがそれぞれ釣り部で繋
    がった複数の板ばねピンを設けた板ばねピンシートを形
    成する板ばねピンシート形成工程と、該板ばねピンシー
    トと前記プリント配線基板の裏面の信号用配線パターン
    及びグランド用配線パターンにはんだを供給する工程
    と、板ばねピンシートとプリント配線基板の裏面の信号
    用配線パターン及びグランド用配線パターンを相対的に
    位置合わせして加熱・加圧し、はんだを溶融して板ばね
    ピンシートとプリント配線基板の配線パターンをはんだ
    接続する工程と、板ばねピンシートの釣り部を切断して
    板ばねピンを分離独立させる工程とを有する検査部材の
    製造方法。
JP2002134169A 2002-05-09 2002-05-09 検査装置及び検査部材とその製造方法 Pending JP2003329734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002134169A JP2003329734A (ja) 2002-05-09 2002-05-09 検査装置及び検査部材とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002134169A JP2003329734A (ja) 2002-05-09 2002-05-09 検査装置及び検査部材とその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003329734A true JP2003329734A (ja) 2003-11-19

Family

ID=29696901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002134169A Pending JP2003329734A (ja) 2002-05-09 2002-05-09 検査装置及び検査部材とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003329734A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100795909B1 (ko) 2006-12-12 2008-01-21 삼성전자주식회사 반도체 검사 장치의 프로브 카드
JP2011515684A (ja) * 2008-03-27 2011-05-19 パック テック−パッケージング テクノロジーズ ゲーエムベーハー 検査用接触子装置
JP2014062975A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Dainippon Printing Co Ltd カメラモジュールの駆動機構用板バネおよびその製造方法
CN107941368A (zh) * 2017-10-10 2018-04-20 国网浙江省电力公司湖州供电公司 一种基于声表面波的电气设备检测装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100795909B1 (ko) 2006-12-12 2008-01-21 삼성전자주식회사 반도체 검사 장치의 프로브 카드
JP2011515684A (ja) * 2008-03-27 2011-05-19 パック テック−パッケージング テクノロジーズ ゲーエムベーハー 検査用接触子装置
US8988094B2 (en) 2008-03-27 2015-03-24 Pac Tech-Packaging Technologies Gmbh Test contact arrangement
KR101553730B1 (ko) * 2008-03-27 2015-09-16 파크 테크-파카징 테크놀로지이스 게엠베하 테스트 콘택 장치
JP2014062975A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Dainippon Printing Co Ltd カメラモジュールの駆動機構用板バネおよびその製造方法
CN107941368A (zh) * 2017-10-10 2018-04-20 国网浙江省电力公司湖州供电公司 一种基于声表面波的电气设备检测装置
CN107941368B (zh) * 2017-10-10 2019-11-22 国网浙江省电力公司湖州供电公司 一种基于声表面波的电气设备检测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW502354B (en) Inspection device for semiconductor
KR100733945B1 (ko) 실리콘 핑거 접촉기를 갖는 접촉 구조체 및 그 제조 방법
JP2001091539A (ja) マイクロファブリケーションで形成するコンタクトストラクチャ
WO2005003793A1 (ja) プローブカード及びプローブシートまたはプローブカードを用いた半導体検査装置および半導体装置の製造方法
JP4535494B2 (ja) 薄膜プローブシートの製造方法および半導体チップの検査方法
JP2003329734A (ja) 検査装置及び検査部材とその製造方法
JPH10206464A (ja) プローブ装置
JP2002139547A (ja) 電気的特性検査装置におけるプロービング装置およびプロービングシート構造並びに角錐バンプ付プリント配線基板の製造方法
JP2002373950A (ja) 気密封止icパッケージの製造方法
JP3204146B2 (ja) コンタクトプローブおよびその製造方法、並びにコンタクトプローブを備えたプローブ装置
JPH11154694A (ja) ウェハ一括型測定検査用アライメント方法およびプローブカードの製造方法
JPH09159694A (ja) Lsiテストプローブ装置
JP2005038983A (ja) プローブ用配線基板及び半導体素子の製造方法
JP4520689B2 (ja) コンタクトプローブ、プローブ装置及びコンタクトプローブの製造方法
JP2544186B2 (ja) プロ―ブ装置
JP4185225B2 (ja) コンタクトプローブの検査装置
JP2634060B2 (ja) プローブ装置
JP2007285980A (ja) プローブ装置
JPH0833415B2 (ja) プローブカード
JP2558825B2 (ja) プローブ装置
JP4406218B2 (ja) プローブを備えた検査装置、およびプローブを備えた検査装置の位置決め機構による位置決め方法
JP2839686B2 (ja) フィルムキャリヤテープおよびこのフィルムキャリヤテープを用いた半導体装置
JP3616481B2 (ja) 複数の単位回路基板が支持された集合基板、および単位回路基板に実装された金属端子片の位置ずれ検査方法
KR960000219B1 (ko) 반도체 패키지 및 그 제조방법
JP3581677B2 (ja) 接続装置およびその製造方法