JP2003329690A - 臨床検査システム - Google Patents

臨床検査システム

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JP2003329690A
JP2003329690A JP2002134756A JP2002134756A JP2003329690A JP 2003329690 A JP2003329690 A JP 2003329690A JP 2002134756 A JP2002134756 A JP 2002134756A JP 2002134756 A JP2002134756 A JP 2002134756A JP 2003329690 A JP2003329690 A JP 2003329690A
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Ryuichi Toma
龍一 東馬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 進捗に問題ある検査を正確かつ容易に把握で
きる臨床検査システムを提供する。 【解決手段】 本発明は、臨床検査業務を管理する臨床
検査システムであって、管理対象とする検査に関する情
報を入力するための検査情報入力手段と、検査情報入力
手段により入力された検査情報を記憶するための検査情
報記憶手段と、検査情報記憶手段が記憶している検査情
報の中から、所定の抽出条件に該当する検査情報を抽出
する抽出手段と、抽出手段により抽出された検査情報を
表示するための進捗管理用画面を作成する画面作成手段
と、画面作成手段が作成した進捗管理用画面を出力する
出力手段と、を備えた臨床検査システムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータや分
析装置などがネットワークを介して接続されて、臨床検
査に関する検査情報を管理するための臨床検査システム
に関するものであり、特に病院などの医療機関で稼動
し、各種臨床検査業務の進捗状況をより管理しやすくす
る臨床検査システムを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、病院などの医療機関においては、
検査の予約・受付け、採血管等の検体容器に貼付するバ
ーコードラベルの印刷、検査手順の指導書となるワーク
シートの印刷、検査室への検体の搬送、各種分析装置を
用いた測定、測定結果の集計、バリデーション(測定結
果の確定)、再検指示、検査結果の報告に至る各種臨床
検査業務の管理を統括的に行うための臨床検査システム
が普及している。このような臨床検査システムは、入出
力端末となるコンピュータや分析装置などが病院内の各
所に配され、ネットワークを介して接続されることによ
り構築されている。
【0003】臨床検査業務においては、所定時間を経過
しても検査結果が報告されなければ患者の診療に差し支
えることとなる。このようなトラブルは、患者から採取
された検体が、何らかの原因により予定時刻を過ぎても
分析装置の設置されている検査室に到着していない、検
査室での検査が滞っている、あるいは測定後の報告書の
送信が完了していない、といった様々な原因によって生
じる。もしある検体に生じたトラブルが長時間にわたっ
て放置されれば、その検体だけでなく一連の検査業務の
円滑な流れが妨げられる。そういったトラブルの発生を
発見するための、進捗管理機能を備えた臨床検査システ
ムが知られている。この臨床検査システムは、臨床検査
システムの管理対象となっている各検査の進捗状況を一
覧表示する機能を備えている。臨床検査システムの操作
者は、この一覧表示の中から検査の進捗に問題のあるも
のを探し、トラブルを解消するために何らかの対応をと
ることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の臨床検査
システムでは、臨床検査システムの管理対象となる検査
の種類や検体の数が増えるほど、一覧表示されるべき進
捗状況にある検査数も増加していた。一方、一覧表示さ
れる検査の中には、進捗に問題のないものが多く含まれ
ている場合や、進捗に問題があっても、その操作者が担
当する検査の範囲外の検査である場合などがあった。そ
のため、一覧表示される数多くの検査の中からその操作
者の管理範囲内の検査でありかつ進捗に問題のある検査
を速やかに発見することは容易ではなく、検査のトラブ
ルに対して迅速に対応できない場合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み本発明
は、臨床検査業務を管理する臨床検査システムであっ
て、管理対象とする検査に関する情報を入力するための
検査情報入力手段と、検査情報入力手段により入力され
た検査情報を記憶するための検査情報記憶手段と、検査
情報記憶手段が記憶している検査情報の中から、所定の
抽出条件に該当する検査情報を抽出する抽出手段と、抽
出手段により抽出された検査情報を表示するための進捗
管理用画面を作成する画面作成手段と、画面作成手段が
作成した進捗管理用画面を出力する出力手段と、を備え
た臨床検査システムを提供する。
【0006】また本発明は、複数のコンピュータから構
成され、入力手段・記憶手段・出力手段を有し、臨床検
査業務を管理する臨床検査システムの、当該臨床検査シ
ステムを構成するコンピュータ上で動作するプログラム
であって、入力手段から、管理対象とする検査に関する
情報の入力を受付け、記憶手段に検査情報を記憶させる
機能と、記憶手段に記憶させた検査情報の中から、所定
の抽出条件に該当する検査情報を抽出する機能と、前記
抽出した検査情報を表示するための進捗管理用画面を作
成する機能と、前記作成した進捗管理用画面を出力手段
に出力させる機能と、をコンピュータに実現させるプロ
グラムを提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を用いた臨床検査シ
ステムの実施例につき説明する。なお、本発明がこの実
施例に限定されるわけではない。
【0008】<実施例1>図1は本システムのハードウ
ェア構成と、臨床検査の各作業との関係を説明する図で
ある。本システムはコンピュータ(サーバ1・クライア
ント2・3・4・5・6)、検体容器供給装置7、分析
装置群8(ME-1・ME-2・ME-3・ME-4)、FAX9からなる
クライアント/サーバ型のシステムであり、各構成要素
はLAN10により接続されている。
【0009】コンピュータ(サーバ1・クライアント2
・3・4・5・6)は、いずれもCPU・ROM・RAM・ハー
ドディスク等を有する汎用のコンピュータであり、これ
らは、キーボードやマウス等の入力装置・CRTやLCD等の
表示装置を備える。各クライアントはシステムにおける
各種入出力を行うための入出力端末として機能し、サー
バ1との間で情報の送受信を行う。クライアントに何ら
かの機器が接続されている場合は、そのクライアントは
接続された機器との間で情報の送受信を行う。
【0010】サーバ1は、各クライアントを前記のよう
な入出力端末として機能させたり、サーバ1が各クライ
アントや分析装置から送信された情報を受信し、それに
基づき記憶・出力等の情報処理を行うためのプログラム
群11を記憶・管理している。各クライアントは必要に
応じてサーバ1の管理するプログラム群11を読み込む
ことにより入出力端末としての各種機能を実現する。
【0011】またサーバ1は検査情報データベース12
を管理する。検査情報データベース12は、本システム
が管理対象とした各検査毎に、患者の属性情報や検査結
果、それらの入力時間など、検査に関する様々な情報
(検査情報)を記憶するためのものである。ここに記憶
される情報は、各クライアントや分析装置を介して行わ
れる臨床検査業務(検査の受付、検体到着確認、測定、
測定結果確認、報告書作成、報告書出力、などを含む。
これらについては後述する。)の各ステップにおいて、
各クライアントや分析装置によって入力される。
【0012】本システムの特徴は、管理対象とした検査
に関する検査情報を記憶し、記憶している検査情報から
臨床検査業務の進捗状況をチェックし、作業の進行に遅
れが生じたり、ある検体に対し再度検査を行う必要が生
じたりして、操作者に通知すべき状況にある検査がある
場合に、それをクライアントの有する表示装置に出力す
るための進捗管理機能を有する点である。進捗管理機能
は、検査情報データベース12に検査情報を入力・記憶
するための「検査情報収集機能」と、所定の抽出条件に
基づき検査情報データベース12を検索して抽出条件に
該当する検査情報を抽出し、抽出した検査情報から進捗
管理用の画面を作成して出力する「進捗管理用画面出力
機能」の二機能からなる。これらを含めた進捗管理機能
は、サーバ1の管理するプログラム群11に含まれる進
捗管理プログラム111が、本システムを構成するサー
バ1及び各クライアント上で動作することにより実現す
る。
【0013】1.検査情報収集機能 以下、検査情報収集機能について、本システムが管理す
る一連の臨床検査の業務の各ステップ毎に説明する。本
システムにおいて臨床検査の一連の業務は、図1に示す
ように「受付」、「検体到着確認」、「測定」、「測定
結果確認」、「報告」といった各ステップからなる。そ
して各作業が完了すると、各作業に用いられるクライア
ントや分析装置から検査情報データベース12に検査情
報の入力が行われ、記憶される。
【0014】受付 医師が患者に対して検査が必要であると判断すると、医
局で検査の依頼を行う。その依頼に際して患者名や検査
項目などのオーダーを受付け、登録をすることが受付で
ある。これにより、臨床検査システムにおける一連の検
査業務が開始される。受付の入力は、クライアント2の
表示装置に表示される所定の受付入力用画面に対し、操
作者がマウスやキーボード等の入力装置を用いて行う。
その入力内容は、受付時刻と共にサーバ1が管理する検
査情報データベース12に記憶される。
【0015】図2は検査情報データベース12の概念図
である。検査情報データベース12は、受付された検査
毎にレコードを有し、受付時に入力される「受付番
号」、「患者名」、「患者ID」、「緊急検査か否か」、
「検査項目」、使用される検体の種類と分析装置を特定
するための「検体・装置特定コード」、などの情報を記
憶する。また受付の入力がなされた時刻も記憶する。こ
のように検査情報データベース12に記憶される情報
や、それらの集合であるレコードを、以下「検査情報」
と呼ぶ。
【0016】検体の種類や測定項目、分析装置によっ
て、用いられる検体容器の種類や本数が変わってくるの
で、受付された検査の内容に応じて適切な種類・本数の
検体容器を用意する必要がある。まず前記受付で入力・
記憶された検査情報が、サーバ1からクライアント3を
介して検体容器供給装置7に送信される。検体容器供給
装置7は検体を採取するための検体容器を複数種類格納
しており、受信した検査情報に応じた種類・数の検体容
器を選択・供給する。また検体容器供給装置7は、バー
コードプリンタを内蔵しており、受信した検査情報に応
じ、検査の日付・受付番号・検体容器ID・使用する分析
装置の機種など各種情報を含むバーコードラベルを印刷
し、選択された検体容器に自動的に貼付する。このよう
にして検体容器供給装置7は、検査の内容に応じた検体
容器を供給する。供給された検体容器には、患者から採
取した血液や尿などの検体が収納される。
【0017】検体到着確認 検体を収納した検体容器は、血液検査室・尿検査室とい
った検査室へ搬送される。なお図1では便宜上複数の検
査室を一の検査室として表わしている。患者から採取さ
れた検体が、検査室に到着すると、検体到着確認の入力
が行われる。検体到着確認の入力は、検査室に配されて
いるクライアント4の有するバーコードリーダ(図示せ
ず)を用いて検体容器に貼付されているバーコードラベ
ルを読み取ることにより行う。バーコードに汚れ等が付
着してバーコードリーダによる読み取りができない場合
は、クライアント4の表示装置に表示される所定の検体
到着確認入力用画面に対し、マウスやキーボード等の入
力装置を用いて入力することも可能である。検体到着確
認の入力があると、サーバ1が管理する検査情報データ
ベース12に、検体到着確認の入力がなされた時刻が記
憶される。
【0018】測定 検体到着確認を済ませた検体は、分析装置にセットさ
れ、依頼のあった検査項目の測定が行われる。分析装置
群8に含まれる分析装置ME-1・ME-2・ME-3・ME-4のう
ち、ME-1・ME-2はいずれも血液分析装置である。ME-1は
血液中の赤血球数・白血球数・血小板数やヘモグロビン
濃度を測定するための血液分析装置である。ME-2は網状
赤血球を測定するための血液分析装置である。ME-3・ME
-4は尿分析装置である。ME-3は、尿中の赤血球・白血球
・細菌・円柱といった有形成分を測定するための尿分析
装置であり、いわゆる尿沈渣検査に用いられる。ME-4
は、尿中の蛋白質・ブドウ糖・潜血といった化学的成分
を測定するための尿分析装置であり、いわゆる尿定性検
査に用いられる。分析装置群8に含まれるいずれの分析
装置も、検体容器に貼付されているバーコードラベルを
読み取り、依頼のあった検査項目の測定を全自動で行う
ことができる。
【0019】分析装置ME-1・ME-2・ME-3・ME-4はそれぞ
れサーバ1とネットワーク接続されており、各分析装置
では、測定が終了すると、受付け番号・検体容器ID・測
定の日時といった情報と共に測定結果を自動的にサーバ
1に送信し、測定結果入力を行う。測定結果入力によ
り、サーバ1が管理する検査情報データベース12に
は、測定結果と、測定結果入力がなされた時刻とが記憶
される。なお、これらの分析装置を用いず、用手法にて
検査が行われた場合には、クライアント4の表示装置に
表示される所定の測定結果入力用画面に対し、操作者が
マウスやキーボード等の入力装置を用いて測定結果を入
力することも可能であり、その場合も、測定結果と、測
定結果入力がなされた時刻とが記憶される。
【0020】測定結果確認 測定結果確認には、バリデーションと再検指示の各作業
が含まれる。バリデーションとは、ある測定結果に対
し、それを「正式な測定結果として検査の依頼元に報告
してよいものである」と承認することであり、権限を有
する操作者のみが行う。バリデーション入力は、クライ
アント5の表示装置に表示される所定のバリデーション
入力用画面に対し、操作者がマウスやキーボード等の入
力装置を用いて行う。この画面にはバリデーション対象
となっている測定結果が表示され、バリデーションをし
てよいものを画面上で選択することでバリデーション入
力を行う。バリデーション入力がなされると、サーバ1
が管理する検査情報データベース12に、バリデーショ
ン入力及びその入力時刻が記憶される。
【0021】バリデーション作業中に、異常な測定結果
が発見されることがある。その原因としては検体の異常
と、分析装置の異常とが考えられる。ここで再度の検査
(再検)が必要であると判断した場合、操作者はその測
定結果にバリデーションをせず、再度の検査を行うべき
旨の指示を出す。これが再検指示である。再検指示を出
すには、再検が必要であると判断された測定結果をバリ
デーション入力用画面上で選択し、再検指示の指定を行
う。再検指示が出された検査については、検査情報デー
タベース12に、再検指示及びその入力時刻が記憶され
る。
【0022】再検指示が出された測定結果にはバリデー
ションがなされず、同検体については再検が実施される
ことになる。再検が完了した場合にも、最初の測定と同
様にして、検査情報データベース12に、再検の測定結
果と、再検の測定結果入力の時刻が記憶される。
【0023】再検が行われた検査については、バリデー
ション入力用画面に、最初の測定結果と、再検の測定結
果とが表示されるので、操作者は両者を比較する。再検
の測定結果を正式な測定結果として報告できる場合は、
再検の測定結果につきバリデーション入力を行う。
【0024】報告 測定結果に対するバリデーションが完了すると、その検
査についての報告書が作成され、検査室から検査依頼元
の医局に検査の報告がなされる。報告書の作成は、クラ
イアント5の表示装置に表示される所定の報告書作成入
力用画面に、操作者がマウスやキーボード等の入力装置
を用いて必要事項を入力することで行う。報告書の作成
が完了すると、作成された報告書のデータがサーバ1へ
送信され、検査情報データベース12に記憶されている
検査情報のレコードと関連づけられてサーバ1に記憶さ
れる。またこのデータは、サーバ1からFAXモデム(図
示せず)を介してFAX9へ送信される。FAX9は検査依頼
元の医局に配されており、受信した報告書のデータをプ
リントアウトする。サーバ1からFAX9への情報の送信
が完了すると、検査情報データベース12には送信完了
時の時刻が記憶される。なおサーバ1が記憶している報
告書のデータは、検査依頼元の医局に配されているクラ
イアント6の表示装置に表示される所定の報告書閲覧用
画面にて閲覧することができる。
【0025】このように、それぞれの作業が完了した時
点で、各作業に用いられるクライアントや分析装置から
検査情報データベース12に各種情報の入力が行われ、
検査情報として記憶される。図3に、検査情報データベ
ース12の概念図を示す。受付番号・患者名・患者ID・
検査項目・検体種類/分析装置識別コードなどをレコー
ド毎に記憶している。またこれまで説明してきた通り、
臨床検査の各作業の、完了の入力がなされた時刻を記憶
している。つまり検査情報データベース12に時刻が記
憶されている作業については、既に完了しているという
ことになる。また時刻が記憶されていなければ、その作
業は未完了ということになる。例えば受付番号1100
02の検査のレコードでは受付、到着確認、測定、バリ
デーションは完了しているが、報告は完了していないと
いうことになる。また「再検」の欄に時刻が記憶されて
いれば、その検査には再検指示が出されていることを示
す。
【0026】なお、検査情報収集機能は、本システムが
稼動している間は常に実行されており、各クライアント
や分析装置から検査情報の入力があれば随時受付け、検
査情報データベース12へ記憶していく。
【0027】検査情報収集機能実行時の情報処理の流れ 上記に説明してきた検査情報収集機能、つまり一連の臨
床検査の作業の各ステップ毎に行われる検査情報の入力
・検査情報データベース12への記憶は、進捗管理プロ
グラム111が本システムを構成するコンピュータ上で
動作することにより実現する。図4は、検査情報収集機
能実行時の、進捗管理プログラム111の動作の流れを
示すものである。検査情報収集機能は、本システムの稼
動開始と共に実行開始され、本システムが稼動している
間は常に実行されている。 ステップS1:本システムが稼動している間は、各クラ
イアントや分析装置から検査情報の入力があれば随時記
憶を受付けている。検査情報の入力があればステップS
2へ、入力がなければステップS3へ移行する。 ステップS2:入力のあった検査情報を、検査情報デー
タベース12に記憶する。 ステップ3:本システムの稼動を続行する場合はステッ
プS1へ移行し、検査情報入力の受付け続ける。本シス
テムの稼動を終了する場合は、検査情報収集機能の実行
も終了する。
【0028】以上のように進捗管理プログラム111に
よって検査情報収集機能が実行され、各クライアントや
分析装置は、検査情報データベース12に対する検査情
報の入力を行う。
【0029】2.進捗管理用画面出力機能 前述の通り、進捗管理プログラム111により本システ
ム上で実現される進捗管理機能は、1.で説明してきた
検査情報収集機能に加え、以下に説明する進捗管理用画
面出力機能により構成される。
【0030】検査の受付から報告に至る臨床検査の一連
の業務においては、トラブルにより進捗に遅れが生じた
り、再検等の必要が生じたりして、操作者が何らかの対
応をする必要がある場合などがある。本システムの進捗
管理用画面出力機能は、そういった状況を予め抽出条件
として定義しておき、抽出条件に該当する検査情報が検
査情報データベース12にある場合に、所定の画面をク
ライアントの表示装置に出力して操作者へ通知する機能
である。
【0031】各クライアントのいずれかで、進捗管理プ
ログラム111による進捗管理用画面出力機能を実行す
ると、予め定義された抽出条件に該当する検査のみが検
査情報データベース12から抽出され、所定の進捗管理
用画面として一覧表示される。操作者は進捗管理用画面
を見て、そこに表示されている検査に関しては直接対応
が必要であると知ることができる。
【0032】進捗管理用画面出力機能は、クライアント
2・3・4・5・6のいずれでも実行可能である。いず
れかのクライアントで進捗管理用画面出力を実行する
と、進捗管理プログラム111により、以下に説明する
「範囲選択」「抽出」「出力」のステップを踏んで情報
処理が行われる。
【0033】範囲選択 「範囲選択」のステップでは、検査情報データベース1
2に記憶された検査情報のうち進捗管理用画面出力の対
象とする検査情報の範囲を選択する。進捗管理用画面出
力機能を実行開始すると、進捗管理プログラム111に
より、検査の範囲選択を操作者に要求する画面がクライ
アントの表示装置に表示される。その画面の例を図5に
示す。ここでは範囲選択の選択肢として「総合」「検体
種類別(血液)」「検体種類別(尿)」「分析装置別
(ME-1)」「分析装置別(ME-2)」「分析装置別(ME-
3)」「分析装置別(ME-4)」がある。画面上でそのい
ずれかを、クライアントの有するマウスやキーボード等
の入力装置によって指定すると、進捗管理用画面出力の
対象とする検査情報の範囲を選択できる。図5では「検
体種類別(血液)」の選択肢が選択されており、色が反
転して表示される。「総合」を選択すると、後述する
「抽出」のステップにおいて、検査情報データベース1
2に記憶されている全ての検査のレコードを対象とし
て、所定の抽出条件による検索が行われる。「検体種類
別(血液)」を選択すると、後述する「抽出」のステッ
プにおいて、検査情報データベース12に記憶されてい
る検査情報のうち、血液を検体とする検査のレコードの
みを対象として、所定の抽出条件による検索が行われ
る。「検体種類別(尿)」を選択すると、後述する「抽
出」のステップにおいて、検査情報データベース12に
記憶されている検査のうち、尿を検体とする検査のレコ
ードのみを対象として、所定の抽出条件による検索が行
われる。「分析装置別(ME-1)」を選択すると、後述す
る「抽出」のステップにおいて、検査情報データベース
12に記憶されている検査情報のうち、分析装置ME-1を
用いる検査のレコードのみを対象として、所定の抽出条
件による検索が行われる。「分析装置別(ME-2)」を選
択すると、後述する「抽出」のステップにおいて、検査
情報データベース12に記憶されている検査情報のう
ち、分析装置ME-2を用いる検査のレコードのみを対象と
して、所定の抽出条件による検索が行われる。「分析装
置別(ME-3)」を選択すると、後述する「抽出」のステ
ップにおいて、検査情報データベース12に記憶されて
いる検査情報のうち、分析装置ME-3を用いる検査のレコ
ードのみを対象として、所定の抽出条件との比較が行わ
れる。「分析装置別(ME-4)」を選択すると、後述する
「抽出」のステップにおいて、検査情報データベース1
2に記憶されている検査情報のうち、分析装置ME-4を用
いる検査のレコードのみを対象として、所定の抽出条件
による検索が行われる。
【0034】「範囲選択」のステップにより、本システ
ムでは、尿検査に関する進捗管理は行う必要がなく、血
液検査のみの進捗管理を行えばよい操作者は、検査に用
いる検体の種類によって検査情報の範囲を限定するため
の選択肢の一つである「検体種類別(血液)」を選択す
ることにより、検査測定対象の検体が血液である検査の
うち進捗に問題があるものについてのみ、進捗管理用画
面に表示させることが可能である。また、網状赤血球の
測定に関する検査のみを進捗管理の対象とすればよい操
作者は、検査に用いる分析装置によって検査情報の範囲
を限定するための選択肢の一つである「分析装置別(ME
-2)」を選択することにより、網状赤血球を測定する機
能を有する分析装置ME-2によって測定される検査のうち
進捗に問題があるものについてのみ、進捗管理用画面に
表示させることが可能である。また本システムが管理対
象とする検査の全てにつき進捗管理を行う必要がある操
作者は、「総合」を選択することにより、検査情報デー
タベース12に記憶されている全ての検査情報の中か
ら、進捗に問題がある検査に関する検査情報を抽出し、
進捗管理用画面に表示させることが可能である。
【0035】以上のような「範囲選択」のステップは、
進捗管理プログラム111が動作することにより実現す
る。
【0036】抽出 「範囲選択」が行われると、選択された検査情報の範囲
に応じて、検査情報データベース12に記憶されている
検査情報から所定の抽出条件に該当するものが検索さ
れ、抽出される。図6は、進捗管理プログラム111を
中心とした本システムの機能の模式図である。進捗管理
プログラム111による検査情報収集機能の実行によっ
て検査情報入力手段13(ここでは各クライアントや分
析装置)から入力された検査情報は、検査情報データベ
ース12に記憶される。進捗管理プログラム111に
は、範囲選択手段14(ここでは各クライアント)を用
いて選択される検査情報の各範囲に応じて、所定の抽出
条件を用いた検索を行う検索プログラム群112が含ま
れている。各検索プログラムは図5の画面に表示される
範囲選択の各選択肢と対応付けられており、範囲選択の
入力に応じて、対応する検索プログラムが起動して検索
を行う。検索に用いられる所定の抽出条件は、検索プロ
グラム毎にマクロ言語で記載されており、選択される検
査情報の範囲によって、検索に用いられる抽出条件が異
なるように設定可能となっている。
【0037】例えば「範囲選択」のステップにおいて
「分析装置ME-1」を選択した場合、それに対応した検索
プログラム112aが起動する。図7のaは、範囲選択
の選択肢「分析装置ME-1」に対応する検索プログラム1
12aにマクロ言語で記述された抽出条件の内容を示
す。ここには、条件として、 分析装置ME-1が用いられる検査である。 検体到着から45分(緊急検査の場合は10分)を経
過してもバリデーション完了していない。 再検指示がなされている。 再検指示された検体につき、再検が完了している。 が設定されている。また上記〜を用いた組合せ式
「×(++)」が設定されている(「×」はAN
D条件、「+」はOR条件を示す)。この組み合わせ式を
もって抽出条件とし、検索が行われる。すなわち、この
検索プログラム112aが実行された場合は、検査情報
データベース12に記憶されているレコードのうち、条
件(「分析装置ME-1が用いられる検査である。」)に
該当し、かつのいずれかに該当するものが検索さ
れ、抽出されることになる。
【0038】検索プログラム112aは、の条件につ
いては、検査情報データベース12の各レコードに記憶
されている検体種類/分析装置識別コードに基づいて、
分析装置ME-1を用いる検査のレコードを検索する。
【0039】条件のようにある基準となる時から一定
時間を経過したか否かを問題とする条件については、検
索プログラム112aが、基準となる時(条件の場
合、検体到着時)から現在までの時間差を算出し、算出
した時間差を、条件中に設定されている一定時間(条件
において通常検査であれば45分、緊急検査であれば
10分。)と比較する。このようにして条件への該当・
非該当を判断する。
【0040】その他の時間経過に関係ない条件につ
いては、検査情報の各項目における入力の有無で判断す
る。条件について判断する場合、再検指示の入力があ
れば、条件に該当していると判断される。入力がなけれ
ば、条件に非該当であると判断される。条件について
判断する場合、再検完了の入力があれば、条件に該当し
ていると判断される。入力がなければ、条件に非該当で
あると判断される。
【0041】他の範囲選択の選択肢に対応する検索プロ
グラムにも同様に、抽出条件として、個々の条件とそれ
らを用いた組合せ式が記述されている。図7のbに、選
択肢「総合」に対応する検索プログラム112bにマク
ロ言語で記述された抽出条件の内容を示す。ここには条
件として、 受付から15分(緊急検体の場合は5分)を経過して
も検体到着が確認されない。 検体到着から40分(緊急検体の場合は10分)を経
過しても測定完了していない。 検体到着から50分(緊急検体の場合は15分)を経
過しても報告書FAX送信が完了していない。が設定され
ており、また上記を用いた組合せ式「++
」が設定されている(「+」はOR条件を示す)。すな
わち、この検索プログラム112bが実行された場合
は、検査情報データベース12に記憶されている検査の
うち、のいずれかの条件に該当する検査が検索さ
れ、抽出されることになる。
【0042】上記の条件中に設定されている所
定の時間は、いずれも通常検査に適用されるものと緊急
検査に適用されるものとが設定されている。本実施例で
はいずれの条件においても、緊急検査の場合は通常の検
査に比べ短い時間を設定している。これにより、通常の
検査に比べ緊急検査では早期に進捗の遅れをチェック
し、操作者に通知することが可能となっている。
【0043】以上のような抽出のステップは、検索プロ
グラム群112を構成する各検索プログラムがクライア
ントに読み込まれて動作することにより実行される。
【0044】出力 進捗管理プログラム111は、抽出したレコードに含ま
れる検査情報の内容に基づき、進捗管理用画面のデータ
を作成する。作成されたデータは、進捗管理用画面とし
てクライアントの表示装置に出力される。以上のような
出力のステップは、進捗管理プログラム111がクライ
アントに読み込まれて動作することにより実行される。
【0045】図8は、「範囲選択」のステップにおいて
「分析装置別(ME-1)」を選択した場合の進捗管理用画
面の一例であり、抽出条件に該当していると判断された
検査が、画面左側に一覧表示される。各検査につき、そ
の受付番号、検体番号などの他、緊急検査か否か(緊急
検査の場合は、「緊急」の欄内に「急」と表示され
る)、などが表示される。また、「到着経過時間」の欄
には、検体の到着確認後、一定時間をどれだけ経過した
かが表示される。ここに表示がある検査は、条件(検
体到着から45分(緊急検査の場合は10分)を経過し
てもバリデーション完了していない。)に該当している
ものであり、検体到着から45分(緊急検査の場合は1
0分)経った後、どれだけ時間が経過したかが表示され
る。「到着経過時間」の欄に表示される時間は、検査情
報と条件とが比較される際に算出されたものを用いてい
る。この一覧表示は、緊急検査/通常検査の順にソート
され、またその中でも到着経過時間が多く経過している
順にソートされ、表示される。
【0046】一覧表示されている検査のうちのいずれか
を選択すると、画面の右側に、選択された検査に関する
各種情報(患者名、患者番号、生年月日、血液型等の患
者属性情報や、この患者の過去の測定結果、今回の測定
結果など)が表示される。選択されている検査は、一覧
表示において文字と背景の色が反転して表示される。
【0047】進捗管理用画面には、抽出条件に該当して
いない検査は表示されない。すなわち、操作者にとって
何らかの対応が必要なもののみが選ばれて表示されるた
め、表示されるリストの中から必要なものを見落とすお
それがなくなる(必要なものしか表示されない)。
【0048】なお、この画面の上部右側には、現在受付
けられている検査の総検体数と、それに対する処理済の
検体数が緊急・通常別に表示される。これにより、検査
全体における進捗の状況が把握できる。
【0049】図9は、「範囲選択」のステップにおいて
「総合」を選択した場合の進捗管理用画面の一例であ
り、抽出条件に該当していると判断された検査が、画面
左側に一覧表示される。各検査につき、その患者番号、
患者名、入院患者であるか外来患者であるか、検査の依
頼元である医局名、受付番号、緊急検体か否か(緊急検
体の場合は、「緊急」の欄内に「急」と表示される)、
受付時刻などが表示される。また「到着経過時間」の欄
に、検体の到着確認後、一定時間をどれだけ経過したか
が表示される。
【0050】この一覧表示において、受付時刻の表示が
あり、到着経過時間の表示がないものは、前記(受付
から15分(緊急検体の場合は5分)を経過しても検体
到着が確認されない。)に該当する検査である。また到
着経過時間の表示があるものは、前記状況(検体到着
から40分(緊急検体の場合は10分)を経過しても測
定完了していない。)もしくは(検体到着から50分
(緊急検体の場合は15分)を経過しても報告書FAX送
信が完了していない。)に該当する検査である。その検
査がとのいずれに該当しているかは、この一覧表示
の右側に表示される「検体ステータス」の欄を参照し
て、現在の検体の状況を確認することにより知ることが
できる。
【0051】一覧表示中のいずれかの検査をマウスやキ
ーボード等の入力装置を用いて選択すると、その検査の
詳細が検体ステータスの欄に表示される。一覧表示中で
いずれかの検査を選択すると、選択された検査に関する
患者の属性情報が「患者属性」の欄に、報告書がFAXで
出力されたかどうかが「出力ステータス」の欄に表示さ
れる。選択されている検査は、一覧表示において文字と
背景の色が反転して表示される。
【0052】この進捗管理用画面の上部右側には、現在
受付けられている検査の総オーダ数と、それに対する処
理済のオーダ数が緊急・通常別に表示される。これによ
り、検査全体における進捗の状況が把握できる。
【0053】進捗管理用画面出力機能実行時の情報処理
の流れ 図10は、進捗管理用画面出力機能実行時の、進捗管理
プログラム111の動作の流れを示すものである。いず
れかのクライアントにより進捗管理用画面出力機能の実
行を開始すると、以下の各ステップが実行される。 ステップS11:範囲選択の入力を受付ける。続いて、
ステップS12へ移行する。 ステップS12:前記範囲選択の入力に基づき、選択さ
れた検査情報の範囲に応じた検索プログラムを起動し、
検査情報データベース12を検索する。続いてステップ
S13へ移行する。 ステップS13:検査情報データベース12から、抽出
条件に該当するレコードを抽出する。続いてステップS
14へ移行する。 ステップS14:抽出したレコードの検査情報に基づ
き、進捗管理用画面として出力するためのデータを作成
する。続いてステップS15へ移行する。 ステップS15:作成したデータをクライアントの表示
装置に出力することで、進捗管理用画面を表示する。
【0054】進捗管理用画面の表示を終了せず、現在選
択している検査情報の範囲のままで表示を続ける場合
は、ステップS15からステップS12へ戻り(図10
中に破線の矢印にて示す)、ステップS12からステッ
プS15までを繰り返す。このサイクルを定期的に繰り
返すことにより、検査情報データベース12に新たな入
力がなされた場合でも、その入力内容を反映して進捗管
理用画面が更新される。そのため、操作者の急な対応を
要する状況が生じても、画面の更新が定期的に繰り返さ
れるので、操作者に対し即座に対応を促すことが可能と
なる。
【0055】<実施例2>実施例1では、画面の更新を
行う所定のタイミングとして、画面の更新を定期的に行
っていたが、検査情報データベース12への新たな入力
がなされた場合に必ず更新を行うようにしてもよい。例
えば、進捗管理用画面の表示中に新たな検査情報の入力
があった場合に、進捗管理プログラム111はその時選
択されている検査情報の範囲に対応した検索プログラム
による検索・抽出・表示データの作成を行うことによっ
て進捗管理用画面の出力内容を更新するようにする。こ
のような構成とすることで、操作者の急な対応を要する
状況が生じても、進捗管理用画面がリアルタイムに出力
更新されるので、操作者に対し即座に対応を促すことが
可能となる。
【0056】<実施例3>新たな検査情報の入力があっ
た場合に、進捗管理プログラム111が所定の抽出条件
を有する検索プログラムにより検索を行い、所定の抽出
条件に該当する検査情報があれば操作者に対して警告を
発するようにする。警告は、操作者がクライアントを用
いて進捗管理以外の作業を行っている場合、つまりクラ
イアントの表示装置に進捗管理用画面が表示されていな
い状態でも行われる。こういった警告は操作者が操作す
るクライアントの表示装置に警告の表示を行うようにし
てもよい。また音声により警告を発するようにしてもよ
い。
【0057】<実施例4>実施例1では、進捗管理用画
面出力機能を実行する際の検査情報の範囲を操作者が任
意に選択できる構成としたが、操作者の有する権限によ
って、選択できる範囲の選択肢を制限するようにしても
よい。例えば、操作者が本システムにログインした際の
ログイン名をサーバ1が記憶するようにしておく。進捗
管理プログラムには、ログイン名と、そのログイン名に
応じて選択可能な範囲とが設定されている。そして操作
者が範囲選択の入力を行う際に、進捗管理プログラムが
サーバ1の記憶している前記ログイン名を参照し、その
ログイン名に応じて選択できる範囲の選択肢を制限す
る。これにより、検査室の管理責任者などは、「総合」
「検体種類別」「分析装置別」のいかなる範囲も任意に
選択できるようにし、血液検査関連の分析装置(分析装
置ME-1、ME-2)の操作のみに権限があって尿検査関連の
分析装置(ME-3、ME-4)については操作権限がない検査
技師などは、「検体種類別(血液)」、及び「分析装置
別(ME-1)」「分析装置別(ME-2)」、といった範囲の
み指定できるようにする。このような構成とすること
で、各操作者の業務範囲に応じた適切な進捗管理用画面
の表示を速やかに行うことができる。
【0058】
【発明の効果】本発明の臨床検査システムによれば、操
作者にとって何らかの対応が必要な検査のみが抽出され
て表示されるので、見落としがなくなる。また「総合」
「検体種類別」「装置別」といったように範囲を指定
し、その中で操作者にとって何らかの対応が必要な検査
のみが抽出されて表示されるので、操作者はその管理範
囲内で進捗に問題がある検査のみの情報を表示させるこ
とが可能である。これにより、進捗に問題はあるがその
操作者の管理範囲外の検査については進捗管理用画面に
出力されないため、操作者個人個人にとって真に必要な
情報のみが表示されることになる。
【0059】また自動で、所定のタイミングにて出力更
新を行うことで、操作者の急な対応を要する状況が生じ
ても、操作者に対し即座に対応を促すことができ、臨床
検査の一連の作業におけるリードタイムを短縮させるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本システムのハードウェア構成と、臨床検査の
各作業との関係を説明する図である。
【図2】検査情報データベースを説明する概念図であ
る。
【図3】検査情報データベースを説明する概念図であ
る。
【図4】進捗管理プログラムの動作を説明する図であ
る。
【図5】操作者が検査情報の範囲選択を行うために用い
る画面の一例を示す図である。
【図6】本システムの機能を説明する図である。
【図7】検索プログラムを説明する図である。
【図8】進捗管理用画面の一例を示す図である。
【図9】進捗管理用画面の一例を示す図である。
【図10】進捗管理プログラムの動作を説明する図であ
る。
【符号の説明】
111:進捗管理プログラム 112:検索プログラム群 113:画面作成手段 12 :検査情報データベース 13 :検査情報入力手段 14 :範囲選択手段 15 :出力手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 臨床検査業務を管理する臨床検査システ
    ムであって、管理対象とする検査に関する情報を入力す
    るための検査情報入力手段と、検査情報入力手段により
    入力された検査情報を記憶するための検査情報記憶手段
    と、検査情報記憶手段が記憶している検査情報の中か
    ら、所定の抽出条件に該当する検査情報を抽出する抽出
    手段と、抽出手段により抽出された検査情報を表示する
    ための進捗管理用画面を作成する画面作成手段と、画面
    作成手段が作成した進捗管理用画面を出力する出力手段
    と、を備えた臨床検査システム。
  2. 【請求項2】 抽出対象となる検査情報の範囲を選択す
    るための、範囲選択手段を備えたことを特徴とする、請
    求項1に記載の臨床検査システム。
  3. 【請求項3】 前記範囲選択手段により選択される検査
    情報の範囲が、検査に用いる検体の種類によって特定さ
    れる範囲であることを特徴とする、請求項2に記載の臨
    床検査システム。
  4. 【請求項4】 前記範囲選択手段により選択される検査
    情報の範囲が、検査に用いる分析装置によって特定され
    る範囲であることを特徴とする、請求項2に記載の臨床
    検査システム。
  5. 【請求項5】 前記抽出手段は、所定のタイミングで進
    捗管理用画面の更新を行うことを特徴とする、請求項1
    に記載の臨床検査システム。
  6. 【請求項6】 前記抽出手段が、所定の抽出条件に該当
    する検査情報を抽出した場合に、警告を発することを特
    徴とする、請求項1に記載の臨床検査システム。
  7. 【請求項7】 複数のコンピュータから構成され、入力
    手段・記憶手段・出力手段を有し、臨床検査業務を管理
    する臨床検査システムの、当該臨床検査システムを構成
    するコンピュータ上で動作するプログラムであって、入
    力手段から、管理対象とする検査に関する情報の入力を
    受付け、記憶手段に検査情報を記憶させる機能と、記憶
    手段に記憶させた検査情報の中から、所定の抽出条件に
    該当する検査情報を抽出する機能と、前記抽出した検査
    情報を表示するための進捗管理用画面を作成する機能
    と、前記作成した進捗管理用画面を出力手段に出力させ
    る機能と、をコンピュータに実現させるプログラム。
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