JP2003329563A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡

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JP2003329563A JP2002141899A JP2002141899A JP2003329563A JP 2003329563 A JP2003329563 A JP 2003329563A JP 2002141899 A JP2002141899 A JP 2002141899A JP 2002141899 A JP2002141899 A JP 2002141899A JP 2003329563 A JP2003329563 A JP 2003329563A
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    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y35/00Methods or apparatus for measurement or analysis of nanostructures
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料形状が所定の条件を満足しているか否か
を簡単かつ正確に確認できるようにした走査型プローブ
顕微鏡を提供する。 【解決手段】 疑似リファレンス画像Sref1は、一対の
基準ラインプロファイルLref1,Lref2を平行に離間配
置して構成される。オペレータは、疑似リファレンス画
像Sref1の基準ラインプロファイルLref1,Lref2間に
試料形状のラインプロファイルが収まるように、疑似リ
ファレンス画像Sref1の位置を面画上で移動させる。試
料形状のラインプロファイルを基準ラインプロファイル
Lref1,Lref2間に収めることができれば試料形状が規
格内と判定し、疑似リファレンス画像Sref1をどのよう
に移動させても試料形状のラインプロファイルを基準ラ
インプロファイルLref1,Lref2間に収めることができ
なければ規格外と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査型原子間力顕
微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)に代表される走
査型プローブ顕微鏡に係り、特に、試料形状のリファレ
ンスを模した疑似リファレンスを観察像に重畳して表示
する走査型プローブ顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】AFM等の走査型プローブ顕微鏡では、試
料表面とプローブとの間の相互作用を利用して試料表面
の微細な組織や構造を検出するために、片持ち梁の先端
に探針を装着したカンチレバーがプローブとして使用さ
れる。このようなカンチレバーを用いると、探針を試料
表面で走査すれば試料表面と探針との間に原子間力に基
づく引力または斥力が発生する。したがって、この原子
間力をカンチレバーの歪量として検出し、この歪量が一
定となるように、すなわち試料表面と探針との間隙が一
定となるように試料ステージをZ軸方向へ微動させれ
ば、その際の微動信号、あるいは検出された歪量そのも
のが試料表面の形状を代表するようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成の走査型
プローブ顕微鏡は、試料の形状が所定の規格や仕様を満
足しているか否かを検査するための検査装置として用い
られる場合がある。図18に示したように、例えばCD
やDVDの表面に形成されたピット形状が仕様を満足し
ているか否かを確認する場合、図19に示したように、
検査用アプリケーションを起動させて4本の基準カーソ
ルL1〜L4を表示させる。次いで、傾斜部分が囲まれ
るように各基準カーソルL1〜L4を移動させれば、前
記傾斜面の角度θが自動的に演算される。オペレータは
更に、仕様書あるいは作業手順書等を参照して前記傾斜
角度の上下限値θmin,θmaxを確認し、前記角度θが上
下限値θmin,θmaxに対して前記θmin<θ<θmaxの関
係に有れば、当該ピットが正規の形状であると認識す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術では4本の基準カーソルL1〜L4を、それ
ぞれ別のライン上に正確に位置決めしなければならない
のみにならず、求められた角度が基準範囲内に収まって
いるか否かを更に確認しなければならないので、検査に
要する時間が長くなってしまう。また、仕様書等の読み
間違えにより、規格外の試料を規格内と誤判定(また
は、その逆)してしまう可能性があった。
【0005】本発明の目的は、上記した従来技術の課題
を解決し、試料形状が所定の条件を満足しているか否か
を簡単かつ正確に確認できるようにした走査型プローブ
顕微鏡を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、カンチレバーの自由端に設けた探針
を試料表面に近接または接触させ、試料表面との距離が
一定に保たれるようにZ方向へ微動させながらX,Y方
向へ走査し、前記カンチレバーの歪量に基づいて試料像
を表示する走査型プローブ顕微鏡において、以下のよう
な手段を講じた点に特徴がある。
【0007】(1)試料形状の良否判定基準を代表する疑
似リファレンス像を記憶する手段と、疑似リファレンス
像を試料象に重畳する手段と、前記重畳された画像を画
面表示する手段とを含むことを特徴とする。
【0008】(2)所定の波高値を有する基準信号を発生
する手段と、カンチレバーの歪量を代表する信号と基準
信号とを重畳する手段と、重畳信号のラインプロファイ
ルを表示する手段とを含み、基準信号の周波数が前記歪
量を代表する信号の周波数よりも低いことを特徴とす
る。
【0009】上記した特徴(1)によれば、試料形状を良
否判定する際の指標となる疑似リファレンス画像Sref
を試料像に重畳して表示し、試料形状のラインプロファ
イルが疑似リファレンス画像Srefに対して所定の関係
にあることが確認できれば当該試料を規格内と判定する
ので、試料の良否判定が容易になる。
【0010】上記した特徴(2)によれば、基準信号のH
レベル期間における重畳信号の最低レベルと基準信号の
Lレベル期間における重畳信号の最高レベルとを比較す
ることにより、歪量を代表する信号の偏差が基準信号の
波高値以上であるか否かを簡単に判断できるようにな
る。したがって、基準信号の波高値を良否判定の基準値
に設定すれば、画像を確認するだけで試料の良否判定が
可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本
発明を適用した走査型プローブ顕微鏡の第1実施形態の
構成を示したブロック図であり、走査プローブ5は、そ
のカンチレバー53の自由端に取り付けられた探針54
が試料71の観察表面と対向するように位置決めされて
いる。カンチレバー53の歪量は検知部72で検知さ
れ、試料表面と探針54との間隙を代表する歪信号S1
として比較器75の非反転入力端子(+)に入力され
る。比較器75の反転入力端子(−)には、カンチレバ
ー53の歪量に関する目標値信号が目標値設定部79か
ら入力される。
【0012】比較器75から出力される誤差信号S2は
比例積分(PI)制御部76に入力され、誤差信号S2
およびその積分値を合成した信号が、観察像信号を兼ね
たアクチュエータ駆動信号S3としてアクチュエータ駆
動増幅器70およびフィルタ69に入力される。走査信
号発生部78は、走査信号をアクチュエータ駆動増幅器
70へ供給する。前記走査プローブ5、比較器75、P
I制御部76、およびアクチュエータ駆動増幅器70は
フィードバック回路を構成している。アクチュエータ7
3は、前記アクチュエータ駆動増幅器70から出力され
る駆動信号に基づいて、走査プローブ5および試料71
の少なくとも一方を駆動して両者の相対的な位置関係を
制御する。
【0013】フィルタ69の出力信号は観察像信号とし
て、増幅器68を介してA/D変換器67へ供給され、
ここでデジタル信号(画像データ)に変換されて画像メ
モリ66に記憶される。画像形成部65は、同期信号発
生器61から出力されるクロック信号に同期して、アド
レス信号およびリード信号を画像メモリ66へ出力す
る。当該アドレス信号およびリード信号に応答して画像
メモリ66から出力された画像データは、画像形成部6
5において、前記同期信号発生器61から供給される水
平および垂直同期信号に応答してアナログ信号に変換さ
れ、加算回路64へ出力される。加算回路64は、後述
する疑似リファレンス画像データDrefを前記画像デー
タDに重畳してカラーモニタ63へ出力する。
【0014】主制御部60は、走査プローブ5に最適な
制御パラメータに基づいて、前記目標値設定部79、P
I制御部76、フィルタ69、データ処理部64および
走査信号発生部78を制御する。主制御部60の疑似リ
ファレンス選択部601は、疑似リファレンスデータベ
ース(DB)77に記憶されている複数の疑似リファレ
ンス画像データの中から、入力操作部62から入力され
た選択指令に基づいて一つを選択して出力する。疑似リ
ファレンス移動部602は、カラーモニタ63に表示さ
れている疑似リファレンス画像の当該モニタ上での表示
位置を前記入力操作部62から入力される操作信号に応
答して移動させる。
【0015】図2は、疑似リファレンス画像Srefの一
例(Sref1)を示した図であり、一対の基準ラインプロ
ファイルLref1,Lref2を平行に離間配置して構成され
る。この疑似リファレンス画像Sref1は、試料表面に形
成されたピットの断面形状を良否判定する際の指標とな
る 図3、4は、ピット部分の断面形状画像と前記疑似リフ
ァレンス画像Sref1との重畳画像を示した図であり、オ
ペレータは、疑似リファレンス画像Sref1の基準ライン
プロファイルLref1,Lref2間に試料形状のラインプロ
ファイルが収まるように、前記入力操作部62を操作し
て疑似リファレンス画像Sref1を面画上で移動・回転さ
せる。
【0016】その結果、図3に示したように、試料形状
のラインプロファイルを基準ラインプロファイルLref
1,Lref2間に収めることができれば、当該ピット形状
が規格内であると判定する。これに対して、図4に示し
たように、疑似リファレンス画像Sref1をどのように移
動・回転させても試料形状のラインプロファイルを基準
ラインプロファイルLref1,Lref2間に収めることがで
きなければ、当該ピット形状が規格外であると判定す
る。
【0017】図5は、疑似リファレンス画像Srefの他
の一例(Sref2)を示した図であり、角度θ1の屈曲部
を有する基準ラインプロファイルLref1と、角度θ2の
屈曲部を有する基準ラインプロファイルLref2とを含
む。この疑似リファレンス画像Sref2は、試料表面に形
成された段差部の形状を良否判定する際の指標となる。
【0018】図6、7は、前記傾斜部の断面形状と前記
疑似リファレンス画像Sref2との重畳画像を示した図で
あり、オペレータは、疑似リファレンス画像Sref2の基
準ラインプロファイルLref1,Lref2間に試料形状のラ
インプロファイルが収まるように、前記入力操作部62
を操作して疑似リファレンス画像Sref2を面画上で移動
・回転させる。
【0019】その結果、図6に示したように、試料形状
のラインプロファイルを基準ラインプロファイルLref
1,Lref2間に収めることができれば、当該傾斜部の形
状が規格内であると判定する。これに対して、図7に示
したように、疑似リファレンス画像Sref 2の位置をど
のように移動・回転させても試料形状のラインプロファ
イルを基準ラインプロファイルLref1,Lref2間に収め
ることができなければ、当該傾斜部の形状を規格外であ
ると判定する。
【0020】図8は、疑似リファレンス画像Srefの更
に他の一例(Sref3)を示した図であり、一対の円弧状
の基準ラインプロファイルLref1,Lref2を平行に離間
配置して構成される。この疑似リファレンス画像Sref3
は、試料表面に形成された突起物の形状を良否判定する
際の指標となる。
【0021】図9、10は、突起部分の断面形状と前記
疑似リファレンス画像Sref3との重畳画像を示した図で
あり、オペレータは、疑似リファレンス画像Sref3の基
準ラインプロファイルLref1,Lref2間に突起形状のラ
インプロファイルが収まるように、前記入力操作部62
を操作して疑似リファレンス画像Sref3の位置を面画上
で移動・回転させる。
【0022】その結果、図9に示したように、突起形状
のラインプロファイルを基準ラインプロファイルLref
1,Lref2間に収めることができれば、当該突起形状が
規格内であると判定する。これに対して、図10に示し
たように、疑似リファレンス画像Sr ef3の位置をどの
ように移動・回転させても突起形状のラインプロファイ
ルを基準ラインプロファイルLref1,Lref2間に収める
ことができなければ、当該突起形状を規格外であると判
定する。
【0023】図11は、疑似リファレンス画像Srefの
更に他の一例(Sref4)を示した図であり、一対の基準
ラインプロファイルLref1,Lref2を平行に離間配置し
て構成される。この疑似リファレンス画像Sref4は、試
料表面の粗さを良否判定する際の指標となる。
【0024】図12、13は、試料表面の断面形状と前
記疑似リファレンス画像Sref4との重畳画像を示した図
であり、オペレータは、疑似リファレンス画像Sref4の
基準ラインプロファイルLref1,Lref2間に試料表面の
ラインプロファイルが収まるように、前記入力操作部6
2を操作して疑似リファレンス画像Sref4を面画上で移
動・回転させる。
【0025】その結果、図12に示したように、表面形
状のラインプロファイルを一対の基準ラインプロファイ
ルLref1,Lref2間に収めることができれば、当該試料
表面の粗さが規格内であると判定する。これに対して、
図13に示したように、疑似リファレンス画像Sref4を
どのように移動・回転させても表面形状のラインプロフ
ァイルを基準ラインプロファイルLref1,Lref2間に収
めることができなければ、試料表面の粗さを規格外であ
ると判定する。
【0026】このように、本実施形態では試料形状を良
否判定する際の指標となる疑似リファレンス画像Sref
を試料像に重畳して表示し、試料形状のラインプロファ
イルが疑似リファレンス画像Srefに対して所定の関係
にあることが確認できれば当該試料を規格内と判定する
ので、試料の判定が容易になる。
【0027】図14は、本発明を適用した走査型プロー
ブ顕微鏡の第2実施形態のブロック図であり、前記と同
一の符号は同一または同等部分を表している。
【0028】本実施形態では、前記増幅回路68とA/
D変換器67との間に加算回路74を追加し、主制御部
60の疑似リファレンス発生部603が発生する疑似リ
ファレンス信号Sref を前記増幅回路68の出力信号に
重畳してA/D変換器67に入力させ、この重畳信号を
カラーモニタ63に表示させるようにした点に特徴があ
る。
【0029】図15は、前記加算回路74の動作を示し
た図であり、増幅回路68からは非走査時の信号すなわ
ちノイズ成分Snが入力され、主制御部60の疑似リフ
ァレンス発生部603からは基準矩形波Scが入力され
る。当該基準矩形波Scの波高値はノイズレベルの上限
値Anに設定され、その周波数は前記ノイズ成分Snの周
波数よりも低く設定されている。
【0030】このような構成において、ノイズ成分Sn
のレベルが前記上限値Anよりも低ければ、図16に示
したように、基準矩形波ScのHレベル期間における重
畳信号の最低値SHminと基準矩形波ScのLレベル期間
における重畳信号の最高値SLmaxとの差分値ΔS(=S
Hmin−SLmax)が正になる。これに対して、ノイズ成分
Snのレベルが前記上限値Anよりも高ければ、図17に
示したように、前記差分値ΔSが負になる。したがっ
て、オペレータはモニタ上の表示される信号波形を確認
するだけで、ノイズレベルが許容範囲内であるか否かを
簡単に認識できるようになる。なお、前記差分値ΔSの
検出及び判定は、目視に限らず自動的に行われるように
しても良い。
【0031】このように、本実施形態では所定の波高値
を有する基準信号とカンチレバーの歪量を代表する信号
とを重畳して表示するので、基準信号のHレベル期間に
おける重畳信号の最低レベルと基準信号のLレベル期間
における重畳信号の最高レベルとを比較することによ
り、歪量を代表する信号の偏差が基準信号の波高値以上
であるか否かを簡単に判断できるようになる。したがっ
て、基準信号の波高値を良否判定の基準値に設定すれ
ば、画像を確認するだけで試料の良否判定が可能にな
る。
【0032】なお、上記した第2実施形態では増幅回路
68からノイズ成分を出力させるものとして説明した
が、本発明はこれのみに限定されるものではなく、試料
表面をし走査して得られた信号を出力させると共に、前
記基準矩形波Scの波高値を試料表面の粗さ基準値に調
整すれば、試料表面の粗さが基準範囲内であるか否かを
確認できるようになる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が達
成される。 (1)試料形状を良否判定する際の指標となる疑似リファ
レンス画像Srefを試料像に重畳して表示し、試料形状
のラインプロファイルが疑似リファレンス画像Srefに
対して所定の関係にあることが確認できれば当該試料を
規格内と判定するので、試料の良否判定が容易になる。 (2)所定の波高値を有する基準信号とカンチレバーの歪
量を代表する信号とを重畳して表示するようにしたの
で、基準信号のHレベル期間における重畳信号の最低レ
ベルと基準信号のLレベル期間における重畳信号の最高
レベルとを比較することにより、歪量を代表する信号の
偏差が基準信号の波高値以上であるか否かを簡単に判断
できる。したがって、基準信号の波高値を良否判定の基
準値に設定すれば、画像を確認するだけで試料の良否判
定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した走査型プローブ顕微鏡の第1
実施形態のブロック図である。
【図2】疑似リファレンスの一例(Sref1)を示した図
である。
【図3】疑似リファレンスSref1を用いた試料形状の良
否判定方法を示した図(OK時)である。
【図4】疑似リファレンスSref1を用いた試料形状の良
否判定方法を示した図(NG時)である。
【図5】疑似リファレンスの一例(Sref2)を示した図
である。
【図6】疑似リファレンスSref2を用いた試料形状の良
否判定方法を示した図(OK時)である。
【図7】疑似リファレンスSref2を用いた試料形状の良
否判定方法を示した図(NG時)である。
【図8】疑似リファレンスの一例(Sref3)を示した図
である。
【図9】疑似リファレンスSref3を用いた試料形状の良
否判定方法を示した図(OK時)である。
【図10】疑似リファレンスSref3を用いた試料形状の
良否判定方法を示した図(NG時)である。
【図11】疑似リファレンスの一例(Sref4)を示した
図である。
【図12】疑似リファレンスSref4を用いた試料形状の
良否判定方法を示した図(OK時)である。
【図13】疑似リファレンスSref4を用いた試料形状の
良否判定方法を示した図(NG時)である。
【図14】本発明を適用した走査型プローブ顕微鏡の第
2実施形態のブロック図である。
【図15】加算回路の動作を示した図である。
【図16】第2実施形態における試料形状の良否判定方
法を示した図(OK時)である。
【図17】第2実施形態における試料形状の良否判定方
法を示した図(NG時)である。
【図18】良否判定対象試料の形状を示した図である。
【図19】従来の試料形状の良否判定方法を示した図で
ある。
【符号の説明】
52…試料 53…カンチレバー 54…探針

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カンチレバーの自由端に設けた探針を試
    料表面に近接または接触させ、試料表面との距離が一定
    に保たれるようにZ方向へ微動させながらX,Y方向へ
    走査し、前記カンチレバーの歪量に基づいて試料像を表
    示する走査型プローブ顕微鏡において、 試料形状の良否判定基準を代表する疑似リファレンス像
    を記憶する手段と、 前記疑似リファレンス像を試料像に重畳する手段と、 前記重畳された画像を画面表示する手段とを含むことを
    特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記疑似リファレンス像を表示画面上で
    移動させる手段を更に具備したことを特徴とする請求項
    1に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は複数の疑似リファレンス
    像を記憶し、 前記複数の疑似リファレンス像のいずれかを選択する手
    段を更に具備し、 前記表示手段は、前記選択された疑似リファレンス像を
    表示することを特徴とする請求項1または2に記載の走
    査型プローブ顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記疑似リファレンス像は一対の基準ラ
    インプロファイルを含み、前記一対の基準ラインプロフ
    ァイルは、良判定される試料形状のラインプロファイル
    が当該一対の基準ラインプロファイル間に収まるように
    離間配置されたことを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の走査型プローブ顕微鏡。
  5. 【請求項5】 カンチレバーの自由端に設けた探針を試
    料表面に近接または接触させ、試料表面との距離が一定
    に保たれるようにZ方向へ微動させながらX,Y方向へ
    走査し、前記カンチレバーの歪量に基づいて試料像を表
    面する走査型プローブ顕微鏡において、 所定の波高値を有する基準信号を発生する手段と、 前記カンチレバーの歪量を代表する信号と基準信号とを
    重畳する手段と、 前記重畳された信号のラインプロファイルを表示する手
    段とを含み、 前記基準信号の周波数が前記歪量を代表する信号の周波
    数よりも低いことを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  6. 【請求項6】 前記基準信号の波高値を調整する手段を
    さらに具備したことを特徴とする請求項5に記載の走査
    型プローブ顕微鏡。
  7. 【請求項7】 前記基準信号のHレベル期間における重
    畳信号の最低レベルを、前記基準信号のLレベル期間に
    おける重畳信号の最高レベルと比較する手段と、 前記比較結果を出力する手段とを含むことを特徴とする
    請求項5または6に記載の走査型プローブ顕微鏡。
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