JP2003328654A - 窓装置 - Google Patents

窓装置

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JP2003328654A
JP2003328654A JP2002140482A JP2002140482A JP2003328654A JP 2003328654 A JP2003328654 A JP 2003328654A JP 2002140482 A JP2002140482 A JP 2002140482A JP 2002140482 A JP2002140482 A JP 2002140482A JP 2003328654 A JP2003328654 A JP 2003328654A
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JP
Japan
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frame
shoji
slats
vertical
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JP2002140482A
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English (en)
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Akito Hofuku
昭人 法福
Mamoru Oishi
守 大石
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SAN KENCHIKU SEKKEI KK
Oiles Industry Co Ltd
Original Assignee
SAN KENCHIKU SEKKEI KK
Oiles Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高層の建物であっても清掃、保守等を容易に
且つ安全に行うことができ、しかも、ブラインド装置が
開放状態にあるか否かを確認することなしに窓障子の回
転を行い得る上に、開口部の全開時に十分な開放感を味
わうことができる窓装置を提供すること。 【解決手段】 窓装置1は、一対の左右の縦框2、3及
び上下框4、5からなる障子枠6を有すると共に、障子
枠6に嵌めこまれた障子ガラス7を有した窓障子8と、
一対の左右の縦枠9、10及び上下枠11、12を有す
ると共に窓障子8を回転自在に支持する窓枠13と、互
いに並置されている複数のスラット14を有すると共に
複数のスラット14の昇降により障子枠6で囲まれた開
口部15を開閉するブラインド装置16とを具備してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の外壁に配置
されると共に、必要に応じて窓障子の開口部を開閉する
ブラインド装置を具備した窓装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】斯かる窓装置に用いら
れるブラインド装置は、通常、建物の外壁の外面に設置
されているために、その清掃、保守等に際しては、場合
により足場等の施設を準備する必要があって、建物の外
壁の清掃等と同様に極めて煩雑且つ危険な作業となり、
高層の建物であれば、尚更このような問題が顕著に生じ
ることになる。
【0003】また、新鮮な空気を直接に外部から建物内
に導入し得るように窓を開けることができるように窓障
子が回転自在である窓装置において、ブラインド装置を
外付け設置した場合には、ブラインド装置が開放状態で
あることを確認しないと、正常に窓障子を回転できない
ことになり、これを無理に行うとブラインド装置のスラ
ット等を破損する虞がある。
【0004】更に、通常のブラインド装置では、開口部
の開口状態においては、ブラインドを構成する多数のス
ラットが開口部の上方に、通常、互いに密に重合されて
配置されるため、斯かる全開時でも、重合されたスラッ
トにより開口部が一部閉鎖されたようになって目障りと
なり、開口部の全開時に十分な開放感を味わうことがで
きない。
【0005】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、高層の建物であっ
ても清掃、保守等を容易に且つ安全に行うことができ、
しかも、ブラインド装置が開放状態にあるか否かを確認
することなしに窓障子の回転を行い得る上に、開口部の
全開時に十分な開放感を味わうことができる窓装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様の窓
装置は、障子枠を有した窓障子と、この窓障子を回転自
在に支持する窓枠と、互いに並置されている複数のスラ
ットを有すると共に複数のスラットの昇降により障子枠
で囲まれた開口部を開閉するブラインド装置とを具備し
ており、ここで、障子枠は一対の縦框を有しており、複
数のスラットは、窓障子の回転と共に回転されるよう
に、一対の縦框間に配されている。
【0007】第一の態様の窓装置によれば、複数のスラ
ットが窓障子の回転と共に回転されるように、一の縦框
間に配されているために、ブラインド装置が開放状態に
あるか否かを確認する必要もなく、誤ってスラットを損
傷するような事態を完全に無くし得て、窓障子の回転を
所望に行い得る。
【0008】本発明では、窓枠は、その第二の態様の窓
装置のように、縦軸又は横軸を中心として窓障子を回転
自在に支持するようになっていても、その第三の態様の
窓装置のように、特に、窓枠の横方向のほぼ中間に配さ
れた縦軸又は窓枠の縦方向のほぼ中間に配された横軸を
中心として窓障子を回転自在に支持するようになってい
てもよい。
【0009】第三の態様の窓装置によれば、複数のスラ
ットが外側に配されていても、窓障子の回転でもって複
数のスラットを建物内に臨ませることができて、建物内
から複数のスラットの清掃、保守等を行い得る結果、高
層の建物であっても清掃、保守等を容易に且つ安全に行
うことができる。
【0010】本発明の第四の態様の窓装置では、上記の
いずれかの態様の窓装置において、窓障子は障子枠に嵌
めこまれた障子ガラスを有しており、複数のスラット
は、障子ガラスの外側でもって障子枠で囲まれた開口部
を開閉するように配されている。
【0011】第四の態様の窓装置によれば、複数のスラ
ットが障子ガラスの外側でもって障子枠で囲まれた開口
部を開閉するように配されているために、太陽光による
障子ガラスの加熱を好ましく低減でき、而して、夏場等
において障子ガラスの加熱による室内の昇温を避けるこ
とができて、建物内の冷房に要するエネルギを大幅に削
減できる。
【0012】本発明の第五の態様の窓装置では、上記の
いずれかの態様の窓装置において、ブラインド装置は、
複数のスラットを連結支持すると共に伸縮自在なリンク
機構と、このリンク機構を伸縮させて複数のスラットを
昇降させる伸縮手段とを具備しており、リンク機構は縦
框内に配されている。
【0013】本発明ではリンク機構を縦框内に配する必
要はないが、第五の態様の窓装置のように、これを縦框
内に配することにより美観を向上できる上に、リンク機
構への不用意な接触を避けることができて、リンク機構
の作動不良等の不都合な事態の発生をなくし得る。
【0014】第五の態様の窓装置において、ブラインド
装置は、好ましくは本発明の第六の態様の窓装置のよう
に、リンク機構を介してスラットを傾動させるチルト機
構を具備しており、ここで、チルト機構は、縦框の一方
の側壁部に配された案内スリットを有しているとよい。
【0015】ブラインド装置が斯かるチルト機構を具備
していると、スラットでもって必要に応じて開口部を完
全目隠し状態及び簾状の目隠し状態にできて、所望の採
光を得ることができる。
【0016】本発明の第七の態様の窓装置では、第五又
は第六の態様の窓装置において、障子枠は上下框を有し
ており、複数のスラットは上下框間に配されており、伸
縮手段は、手動操作可能であると共に手動操作によって
リンク機構を伸縮させることができる手動操作機構を具
備しており、手動操作機構は、一対の縦框及び上下框の
うちの少なくとも一つの框に取り付けられていると共に
室内側に配されている。
【0017】本発明に係るブラインド装置は、手動操作
によって開口部を開閉するものに限らないのであって、
電動モータ等により開口部を自動的に開閉するものであ
ってもよいのであるが、第七の態様の窓装置のように、
室内側に配されていると共にリンク機構を伸縮させるこ
とができる手動操作機構を具備していると、停電時等に
も対応できて好ましい。
【0018】伸縮手段は、好ましくは本発明の第八の態
様の窓装置のように、回転自在な回転体と、この回転体
の回転により繰り上げられ、繰り出されるようになって
いると共に、一端部側が最上位のスラットに連結されて
いる紐状体とを具備しており、ここで、最上位のスラッ
トは、回転体の回転で紐状体が繰り上げられる際には、
上昇される一方、回転体の回転で紐状体が繰り出される
際には、下降されるようになっている。
【0019】第八の態様の窓装置によれば、最上位のス
ラットに連結されている紐状体の繰り上げ、繰り出しに
より、最上位のスラットを上昇、下降させるようにして
いるために、開口部の全開時に十分な開放感を味わうこ
とができる。
【0020】第八の態様の窓装置において、紐状体とし
ては、ベルト、ワイヤロープ、チェーン、ひも等を好ま
しい例として示すことができ、回転体としては、紐状体
としてベルト、ワイヤロープ又はひもが用いられる場合
には、これらが巻き付けられるプーリが好ましく用いら
れ、紐状体としてチェーンが用いられる場合には、チェ
ーンに噛み合って係合するスプロケットホイールが好ま
しく用いられる。
【0021】なお、本発明の窓装置が適用される建物と
しては、高層の建物に限らないのであって、戸建住宅、
低層の事務所ビル、集合住宅等の建物にも用いられても
よい。
【0022】次に本発明を、図に示す好ましい実施の形
態の好ましい例を参照して更に詳細に説明する。なお、
本発明はこれら例に何等限定されないのである。
【0023】
【実施の形態】図1から図10において、本例の窓装置
1は、一対の左右の縦框2、3及び上下框4、5からな
る障子枠6を有すると共に、障子枠6に嵌めこまれた障
子ガラス7を有した窓障子8と、一対の左右の縦枠9、
10及び上下枠11、12を有すると共に窓障子8を回
転自在に支持する窓枠13と、互いに並置されている複
数のスラット14を有すると共に複数のスラット14の
昇降により障子枠6で囲まれた開口部15を開閉するブ
ラインド装置16とを具備している。
【0024】夫々中空の一対の縦框2、3及び上下框
4、5は、ねじ等により互いに連結されて方形の障子枠
6を形成しており、障子ガラス7は、その周縁において
固定部材21を介して縦框2、3及び上下框4、5に嵌
めこまれている。
【0025】縦框2の内側壁部17には、各スラット1
4の一端部18側の昇降を案内するスリット19が上下
方向に伸びて設けられており、図示しないが、縦框2の
内側壁部17に対面する縦框3の内側壁部20にも、ス
リット19と同様であって各スラット14の他端部22
側の昇降を案内するスリットが上下方向に伸びて設けら
れている。
【0026】夫々中空の縦枠9、10及び上下枠11、
12は、建物の外壁に取り付けられて方形の窓枠13を
形成しており、上枠11及び下枠12の夫々の横方向の
ほぼ中間には、縦軸23及び24が固着されており、縦
軸23は、上框4を回転自在に貫通しており、縦軸24
は、下框5を回転自在に貫通しており、こうして、本例
では、窓枠13は、窓枠13の横方向のほぼ中間に配さ
れた縦軸23及び24を中心として窓障子8を特に図2
に示すように回転自在に支持するようになっていると共
に、複数のスラット14は、窓障子8の回転と共に回転
されるように、一対の縦框2及び3間に配されていると
共に障子ガラス7の外側でもって障子枠6で囲まれた開
口部15を開閉するように配されている。
【0027】窓障子8の周りにはシール部材25が嵌着
されており、窓枠13で囲まれた開口部26が図1に示
すように窓障子8により閉じられた際には、シール部材
25は、窓枠13に当接して窓障子8と窓枠13との間
に生じる隙間をシールするようになっている。
【0028】ブラインド装置16は、上下框4及び5間
に配された複数のスラット14に加えて、複数のスラッ
ト14を連結支持すると共に伸縮自在なリンク機構31
と、スラット14の昇降を案内する案内手段32と、リ
ンク機構31を介してスラット14を傾動させるチルト
機構33と、リンク機構31を伸縮させて複数のスラッ
ト14を昇降させる伸縮手段34とを具備している。
【0029】各スラット14は、断面略円弧状に湾曲さ
れたスラット本体36と、スラット本体36の各端部に
嵌着された取付具37とを具備しており、各取付具37
は、スラット本体36の端部に嵌着される本体部38
と、本体部38に一体に形成又は固着された軸部39と
を有している。
【0030】リンク機構31、案内手段32及びチルト
機構33の夫々は、左右の縦框2及び3の夫々に同様に
設けられているので、以下、主として縦框2に設けられ
たリンク機構31、案内手段32及びチルト機構33に
ついて説明する。
【0031】縦框2内に配されているリンク機構31
は、特に図8に示すように、複数のリンク部材41が軸
ピン42を介して互いに回動自在に連結されてなるリン
ク列43と、リンク列43に並置されていると共に、リ
ンク列43と同様に複数のリンク部材44が軸ピン45
を介して互いに回動自在に連結されてなるリンク列46
と、一つおきの軸ピン42及び45を介して各端部でリ
ンク列43及び46に連結された複数のアーム部材47
と、最下位のアーム部材47を下框5の上壁部48に連
結する終端連結機構49とを具備している。
【0032】リンク部材41及び44の夫々には一体的
に規制片50が設けられており、規制片50により、軸
ピン42及び45を介して互いに回動自在に連結された
リンク部材41及び44の夫々の折り畳み方向が規制さ
れている。
【0033】各アーム部材47のほぼ中央部には、軸部
39の一端部が固着されており、各アーム部材47の軸
部39を中心とする回動でもって各スラット14もま
た、同方向に回動されるようになっている。
【0034】終端連結機構49は、下框5の上壁部48
に固着されたブラケット56と、ブラケット56に軸ピ
ン57を介して回動自在に連結されたリンク部材58
と、リンク部材58に軸ピン59を介して回動自在に連
結されていると共に最下位のスラット14に嵌着された
取付具37の軸部39に回動自在に連結されているリン
ク部材60とを具備している。
【0035】なお、終端連結機構49を斯かるリンク部
材58及び60から構成する代わりに、最下位のスラッ
ト14に嵌着された取付具37の軸部39又はリンク部
材60に回動自在に一端が連結され、他端がリンク部材
58又はブラケット56に同じく回動自在に連結された
コイルばね等の弾性部材でもって構成してもよい。
【0036】リンク機構31は、最上位のスラット14
が下降される際には、リンク部材41及び44が折り畳
まれてリンク列43及び46の夫々が縮められ、最上位
のスラット14が上昇される際には、リンク部材41及
び44の折り畳みが解除されてリンク列43及び46の
夫々が伸ばされるようになっている。
【0037】案内手段32は、スリット19に加えて、
最上位のスラット14の昇降を案内するスライダ71
と、最上位のスラット14を除く他のスラット14の昇
降を案内するスライダ72とを具備している。
【0038】スライダ71は、スリット19において縦
框2の内側壁部17に上下動自在に嵌合すると共に上下
方向に離間されて配された一対のスライダ部73及び7
4と、一対のスライダ部73及び74に一体的に形成さ
れていると共に縦框2内に配された縦長であって略長方
形の板状部75とを具備しており、スライダ部73に
は、ベルト76の一端部77側が取り付けられる丸棒7
8が固着されており、スライダ部74には、最上位のス
ラット14に嵌着された取付具37の軸部39が回転自
在に貫通している。
【0039】スライダ72は、スリット19において縦
框2の内側壁部17に上下動自在に嵌合すると共に最上
位のスラット14を除く他の各スラット14に嵌着され
た取付具37の軸部39が回転自在に貫通している。
【0040】案内手段32は、スラット14の昇降にお
いて、スライダ部73及び74並びにスライダ72がス
リット19に案内されて縦框2の内側壁部17に摺動し
てスラット14の昇降を案内するようになっている。
【0041】縦框2内に配されたチルト機構33は、ス
リット19と連続して縦框2の一方の側壁部である内側
壁部17に形成されて配されていると共にスリット19
の伸びる方向に対してほぼ直交方向に、好ましくは若干
斜め上方に伸びた案内スリット81と、軸ピン82を介
して板状部75に回動自在に連結されている略三角形板
状のチルト部材83と、一端では軸ピン84を介してチ
ルト部材83に回動自在に連結されていると共に、他端
では軸ピン42を介してアーム部材47に連結されてい
る回動伝達部材85と、軸ピン86を介してチルト部材
83に回転自在に支持されていると共に、スリット19
及びスリット81に配される鍔付きローラ87とを具備
している。
【0042】軸ピン82、84及び86は、略三角形板
状のチルト部材83の略頂点の部位に配されており、軸
ピン82の軸心は、図8において、丸棒78の中心と軸
ピン86の軸心とを結ぶ直線に対して軸ピン84の軸心
と反対側に位置しており、これにより板状部75が上昇
される際には、チルト部材83を軸ピン86を中心とし
てR1方向に回転させようとすると共にスリット19に
位置したローラ87をスリット81に向かわせようとす
る力がチルト部材83に板状部75から加えられるよう
になっている。
【0043】チルト機構33は、チルト部材83のその
回動位置を回動伝達部材85を介して最上のアーム部材
47に伝達して、ローラ87がスリット19に配される
場合には、各スラット14を図4及び図8に示すように
上下方向に互いに略平行に並んで互いの重ね合わせが可
能なように配置し、ローラ87が案内スリット81に配
される場合には、各スラット14を図3及び図11に示
すように上下方向に略一列に並んで開口部15を完全閉
鎖するように配置する。
【0044】伸縮手段34は、手動操作可能であると共
に手動操作によってリンク機構31を伸縮させることが
できる手動操作機構91と、縦框2内に配されていると
共に縦框2に回転軸93を介して回転自在に支持された
回転体としてのプーリ94と、手動操作機構91による
手動操作力をプーリ94に伝達する伝達機構95と、プ
ーリ94のR2及びR3方向の回転により繰り上げら
れ、繰り出されるようになっていると共に、一端部77
側が丸棒78及び板状部75を介して最上位のスラット
14に連結されている紐状体としてのベルト76とを具
備している。
【0045】手動操作機構91は、特に図3及び図7に
詳細に示すように、回転自在なプーリ101と、プーリ
101に掛けまわされた無端の玉チェーン102とを具
備しており、プーリ101は、回転軸103を介して支
持部材104に回転自在に支持されており、玉チェーン
102は、建物の室内105側から操作できるように、
建物の室内105側において上框4から垂れ下げられて
おり、支持部材104は、減速歯車機構112を介して
上框4に取り付けられており、こうして手動操作機構9
1は、上框4に取り付けられていると共に室内105側
に配されている。
【0046】手動操作機構91は、玉チェーン102の
人手による走行でプーリ101が回転されることにより
回転軸103を回転させるようになっている。
【0047】伝達機構95は、一方では、支持部材10
4が取り付けられており、他方では、上框4に取り付け
られていると共に、回転軸103の回転を減速して回転
軸111に出力する減速歯車機構112と、上框4を回
転自在に貫通して上框4に回転自在に支持された回転軸
111の一端に固着された小傘歯車113と、小傘歯車
113に噛み合っている大傘歯車114と、大傘歯車1
14が固着されていると共に、支持部材115を介して
上框4に回転自在に支持された回転軸116と、回転軸
116の一端に取り付けられた自在継手117と、自在
継手117に連結されていると共に回転軸93の一端に
取り付けられた自在継手118とを具備している。
【0048】減速歯車機構112には、玉チェーン10
2が人手でもって操作されない際に、リンク機構31及
びスラット14等の自重で回転軸103が回転されて玉
チェーン102が走行されることを防止するために、斯
かる回転軸103の回転に制動を与える制動機構が設け
られている。
【0049】伝達機構95は、玉チェーン102の走行
による回転軸103の回転を、減速歯車機構112、回
転軸111、小傘歯車113、大傘歯車114、回転軸
116、自在継手117及び自在継手118を介して回
転軸93に伝達してプーリ94を回転させ、而して、手
動操作機構91による手動操作力をプーリ94に伝達す
るようになっている。
【0050】なお、縦框3側にも、プーリ94及びベル
ト76と同等のプーリ及びベルトが配されており、回転
軸116は、その回転でプーリ94と同等の縦框2側の
斯かるプーリを回転させるようになっている。
【0051】伸縮手段34は、手動操作機構91による
手動操作でプーリ94がR2方向に回転されてベルト7
6がプーリ94に巻き取られて繰り上げられる際には、
板状部75を上昇させる一方、手動操作機構91による
手動操作でプーリ94がR3方向に回転されてベルト7
6がプーリ94から繰り出される際には、リンク機構3
1及びスラット14等の自重で板状部75を下降させる
ようになっており、而して、板状部75に軸部39を介
して連結された最上位のスラット14もまた、プーリ9
4のR2方向の回転でベルト76が繰り上げられる際に
は、上昇される一方、プーリ94のR3方向の回転でベ
ルト76が繰り出される際には、下降されるようになっ
ている。
【0052】以上の窓装置1では、図1及び図2に示す
ように全てのスラット14が下降されて互いに重合され
束ねられている際には開口部15が完全開放されること
になる。この状態で、室内105側から玉チェーン10
2が人手により走行されて伝達機構95を介してプーリ
94がR2方向に回転されると、ベルト76がプーリ9
4に巻き戻されてベルト76の一端部77が上昇され、
一端部77の上昇と共に一端部77に丸棒78を介して
取り付けられた板状部75がスリット19に案内されて
上昇されると、最上位のスラット14が上昇され始め、
最上位のスラット14の上昇に連れて、最上位のスラッ
ト14に続くと共に最上位のスラット14にリンク機構
31を介して連結された下位のスラット14が次々に上
昇され、これにより簾状に配されるスラット14により
開口部15が下から徐々に閉鎖される。
【0053】更なる玉チェーン102の走行によるプー
リ94のR2方向の回転で、簾状に配されたスラット1
4により完全に開口部15が閉鎖された後に、ローラ8
7がスリット19から案内スリット81に移行し始める
と、チルト部材83が軸ピン86を中心としてR1方向
に回転し始め、これによりチルト部材83のR1方向の
回転を伝達する回動伝達部材85を介して最上位のアー
ム部材47が軸部39を中心として軸部39と共に同方
向に回転され始め、軸部39のこの回転で最上位のスラ
ット14もまた同方向に回転され始めると共に、最上位
のアーム部材47の回転でリンク列46がリンク列43
に対して相対的に上方に持ち上げられて最上位のアーム
部材47に続くと共に最上位のアーム部材47にリンク
機構31を介して連結された下位のアーム部材47もま
た軸部39を中心として軸部39と共に同方向に回転さ
れ始め、これら軸部39の回転で下位のスラット14も
また同方向に回転され始め、ローラ87の案内スリット
81への十分な移行後に、図3及び図11に示すよう
に、開口部15の全てがスラット14により完全目隠し
状態をもって閉鎖される。最下位のスラット14の必要
以上の上昇は、終端連結機構49によって禁止される。
【0054】窓装置1において、開口部15の全てがス
ラット14により図3及び図11に示すように完全目隠
し状態で閉鎖されている際に、室内105側から玉チェ
ーン102が人手により走行されて伝達機構95を介し
てプーリ94がR3方向に回転されると、スラット14
及びリンク機構31等の自重でもってベルト76がプー
リ94から繰り出されて板状部75が下降し始め、板状
部75の下降でもってチルト部材83がR1方向と逆に
回転されて、この回転と共にローラ87が案内スリット
81からスリット19に移行し始め、以後、前記と逆の
動作をもって各スラット14が下降されて、最後に、図
1及び図2に示すように全てのスラット14が下降され
て互いに重合され束ねられて開口部15が完全開放され
る。
【0055】また、窓装置1においては、開口部15の
完全閉鎖、完全開放及び途中開放のいずれの場合でも、
図1及び図2に示すように窓障子8を全てのスラット1
4と共に縦軸23及び24を中心として回転して、窓障
子8でもって開口部26を開閉することができる。
【0056】以上のように窓装置1においては、複数の
スラット14が窓障子8の回転と共に回転されるよう
に、縦框2及び3間に配されているために、窓障子8の
回転でもって複数のスラット14を建物の室内105側
に臨ませることができて、建物の室内105側から複数
のスラット14の清掃、保守等を行い得る結果、高層の
建物であっても清掃、保守等を容易に且つ安全に行うこ
とができる。
【0057】更に窓装置1によれば、ブラインド装置1
6が開放状態にあるか否かを確認する必要もなく、誤っ
てスラット14を損傷するような事態を完全に無くし得
て、窓障子8の回転を所望に行い得る。
【0058】また窓装置1によれば、複数のスラット1
4が障子ガラス7の外側でもって障子枠6で囲まれた開
口部15を開閉するように配されているために、太陽光
による障子ガラス7の加熱を好ましく低減でき、而し
て、夏場等において障子ガラス7の加熱による室内10
5の昇温を避けることができて、建物内の冷房に要する
エネルギを大幅に削減できる。
【0059】しかも、窓装置1によれば、リンク機構3
1を縦框2及び3内に配しているために、美観を向上で
きる上に、リンク機構31への不用意な接触を避けるこ
とができて、リンク機構の作動不良等の不都合な事態の
発生をなくし得る。
【0060】加えて窓装置1によれば、チルト機構33
を具備しているために、スラット14でもって必要に応
じて開口部15を完全目隠し状態及び簾状の目隠し状態
にできて、所望の採光を得ることができる。
【0061】更に窓装置1によれば、室内105側に配
されていると共にリンク機構31を伸縮させることがで
きる手動操作機構91を具備しているために、停電時等
にも開口部の15の開閉を行うことができる。
【0062】その上、窓装置1によれば、最上位のスラ
ット14に連結されているベルト76の繰り上げ、繰り
出しにより、最上位のスラット14を上昇、下降させる
ようにしているために、開口部15の全開時に十分な開
放感を味わうことができる。
【0063】ところで上記では、プーリ101及び玉チ
ェーン102を具備して手動操作機構91を構成した
が、これに代えて、図12に示すように操作ロッド13
1を用いて手動操作機構91を構成してもよい。図12
に示す手動操作機構91は、室内105側に垂れ下った
操作ロッド131に加えて、操作ロッド131の上端に
連結された自在継手132と、一方では自在継手132
に連結されており、他方では回転軸111に連結された
自在継手133とを具備しており、自在継手132と自
在継手133との連結部134は、上框4に取り付けら
れたブラケット135に回転自在に支持されている。図
12に示す手動操作機構91は、操作ロッド131の把
持部136が他の把持部137の軸心138の周りで回
転されることにより、自在継手132及び133を介し
て回転軸111を回転させることができるようになって
いる。
【0064】また上記では、上枠11及び下枠12に固
着された縦軸23及び24を中心として窓障子8を回転
自在に支持するようにしたが、これに代えて、縦枠9及
び10の縦方向のほぼ中間に固着された横軸を中心とし
て窓障子8を回転自在に支持するようにしてもよく、更
には、縦軸23及び24並びに横軸のうちのいずれかで
もって窓障子8を回転自在に支持する場合において、窓
障子8の中間でこれを行う必要はなく、窓障子8の上
下、左右のいずれかの端部でこれを行ってもよく、ま
た、窓障子8に固着された縦軸又は横軸を回転自在に窓
枠13に配し、これにより窓障子8を窓枠13に回転自
在に支持してもよい。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、高層の建物であっても
清掃、保守等を容易に且つ安全に行うことができ、しか
も、ブラインド装置が開放状態にあるか否かを確認する
ことなしに窓障子の回転を行い得る上に、開口部の全開
時に十分な開放感を味わうことができる窓装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態の一例の全体正面
図である。
【図2】図1に示す例の動作説明図である。
【図3】図1に示す例の一部の縦断面説明図である。
【図4】図1に示す例の一部の縦断面説明図である。
【図5】図1に示す例の一部の横断面説明図である。
【図6】図1に示す例の一部の横断面説明図である。
【図7】図1に示す例の手動操作機構の正面図である。
【図8】図1に示す例の一部の詳細説明図である。
【図9】図8に示すIX−IX線矢視断面図である。
【図10】図8に示すX−X線矢視断面図である。
【図11】図1に示す例の動作説明図である。
【図12】手動操作機構の他の例の説明図である。
【符号の説明】
1 窓装置 2、3 縦框 6 障子枠 8 窓障子 13 窓枠 14 スラット 15 開口部 16 ブラインド装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 守 滋賀県栗東市出庭1118番地 オイレス工業 株式会社滋賀事業場内 Fターム(参考) 2E014 CA09 CD07 EA05 EA06 EB07 2E043 AA01 AA04 AB04 BC05 BD04 CA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障子枠を有した窓障子と、この窓障子を
    回転自在に支持する窓枠と、互いに並置されている複数
    のスラットを有すると共に複数のスラットの昇降により
    障子枠で囲まれた開口部を開閉するブラインド装置とを
    具備しており、障子枠は一対の縦框を有しており、複数
    のスラットは、窓障子の回転と共に回転されるように、
    一対の縦框間に配されている窓装置。
  2. 【請求項2】 窓枠は、縦軸又は横軸を中心として窓障
    子を回転自在に支持するようになっている請求項1に記
    載の窓装置。
  3. 【請求項3】 窓枠は、窓枠の横方向のほぼ中間に配さ
    れた縦軸又は窓枠の縦方向のほぼ中間に配された横軸を
    中心として窓障子を回転自在に支持するようになってい
    る請求項1に記載の窓装置。
  4. 【請求項4】 窓障子は障子枠に嵌めこまれた障子ガラ
    スを有しており、複数のスラットは、障子ガラスの外側
    でもって障子枠で囲まれた開口部を開閉するように配さ
    れている請求項1から3のいずれか一項に記載の窓装
    置。
  5. 【請求項5】 ブラインド装置は、複数のスラットを連
    結支持すると共に伸縮自在なリンク機構と、このリンク
    機構を伸縮させて複数のスラットを昇降させる伸縮手段
    とを具備しており、リンク機構は縦框内に配されている
    請求項1から4のいずれか一項に記載の窓装置。
  6. 【請求項6】 ブラインド装置は、リンク機構を介して
    スラットを傾動させるチルト機構を具備しており、チル
    ト機構は、縦框の一方の側壁部に配された案内スリット
    を有している請求項5に記載の窓装置。
  7. 【請求項7】 障子枠は上下框を有しており、複数のス
    ラットは上下框間に配されており、伸縮手段は、手動操
    作可能であると共に手動操作によってリンク機構を伸縮
    させることができる手動操作機構を具備しており、手動
    操作機構は、一対の縦框及び上下框のうちの少なくとも
    一つの框に取り付けられていると共に室内側に配されて
    いる請求項5又は6に記載の窓装置。
  8. 【請求項8】 伸縮手段は、回転自在な回転体と、この
    回転体の回転により繰り上げられ、繰り出されるように
    なっていると共に、一端部側が最上位のスラットに連結
    されている紐状体とを具備しており、最上位のスラット
    は、回転体の回転で紐状体が繰り上げられる際には、上
    昇される一方、回転体の回転で紐状体が繰り出される際
    には、下降されるようになっている請求項5から7のい
    ずれか一項に記載の窓装置。
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