JP2002227555A - ブラインド内蔵のガラスパネル - Google Patents

ブラインド内蔵のガラスパネル

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JP2002227555A JP2001021256A JP2001021256A JP2002227555A JP 2002227555 A JP2002227555 A JP 2002227555A JP 2001021256 A JP2001021256 A JP 2001021256A JP 2001021256 A JP2001021256 A JP 2001021256A JP 2002227555 A JP2002227555 A JP 2002227555A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラインドを内蔵したガラスパネルであっ
て、ブラインドを操作する為にガラスパネルの外に吊設
した操作紐が外観を損わないようにしたブラインド内臓
のガラスパネルの提供。 【解決手段】 ガラス板1の側端が嵌る縦桟2の空間1
6にはウオームとギアで構成するギア装置15を設け、
ギアはブラインド5が巻き付く巻取り軸6に取付けら
れ、ギアと噛み合っているウオーム軸17を延ばして縦
桟2の表面に突出してプーリー7を取付け、このプーリ
ー7に操作紐8を巻き掛けしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は操作性が良くて外観
を損わないようにした、ブラインド内蔵のガラスパネル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】部屋の窓にはブラインドが吊設されて、
外からの直射日光を遮り、又外部からの人目を遮ること
が出来る。勿論、布製のカーテンであっても同じように
光を遮ることが出来るが、入射する光の量を調整するこ
とは出来ない為に、オフィスなどでは一般にブラインド
が使用されている。そして、このブラインドは単に部屋
の窓際に限らず、ガラス間仕切りに内蔵することも出来
る。即ち、近年は建物の大きな空間を間仕切りによって
適度な大きさに仕切る場合が殆どであり、この間仕切り
の一部にガラスパネルを据え付けることがあり、しかし
透明なガラスパネルを時として遮ることが必要となる。
【0003】ところで、ガラスパネルに内蔵している従
来のブラインドは、窓際に吊り下げているブラインドと
同じ構造であり、これをガラスパネル内に収容しただけ
である。しかしブラインドを操作する為の紐を内部(両
ガラス板間)に収容することは出来ず、この紐だけが外
に導き出されてガラスパネルの表面に垂れ下がった状態
となり、これが間仕切りの外観を損っている。即ち、ブ
ラインドがガラスパネルの際に吊り下げられている場合
であれば、操作紐が一緒に下がっていても、それ程違和
感を持たないが、ブラインドがガラスパネル内に収容さ
れている為に、操作紐だけが外に存在することは間仕切
りとしての外観が良くない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにブラインド
内蔵のガラスパネルには上記のごとき問題がある。本発
明が解決しようとする課題はこの問題点であり、ガラス
パネルの外に吊設した操作紐が外観を損わないようにし
たブラインド内蔵のガラスパネルを提供する。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明のブラインド内蔵ガ
ラスパネルは枠体の両面側にそれぞれガラス板を嵌め、
両ガラス板の間は所定の空間が形成されている。上記ブ
ラインドはこの両ガラス板の空間に収容され、透明なガ
ラスパネルを必要に応じて遮ることが出来る構造となっ
ている。両ガラス板間の空間にブラインドを内蔵した構
造は従来から存在しているものと共通し、本発明ではこ
のブラインドの操作方法に特徴がある。
【0006】ガラスパネルの縦桟にはプーリーが表面か
ら突出して設けられ、該プーリーは回転することが出来
るように軸支されている。そしてこのプーリーには操作
紐が巻き付いて吊下げられ、操作紐を引くならば上記プ
ーリーは回転することが出来る。そしてプーリーの軸に
はウオームが連結し、該ウオームはブラインドの巻取り
軸から延びる軸に取着しているギアと噛み合っている。
【0007】したがって、操作紐を引くことでプーリー
及びウオームが回ってギアを回転し、そしてブラインド
を昇降動することが出来る。勿論、ブラインド羽根の傾
斜角調整も従来通り操作紐によって行われる。このよう
に、本発明では操作紐がガラスパネルを遮らないように
縦桟に面して吊設され、しかもプーリーにはカバーが取
付けられ、操作紐の揺れを防止する為のガイド部材をカ
バーに下方に取付けている。以下、本発明に係る実施例
を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】
【実施例】図1(a)、(b)は本発明のブラインド内蔵ガ
ラスパネルを示している概略図である。同図の1はガラ
ス板、2は縦桟、3は上桟、4は下桟、5はブラインド
をそれぞれ示している。上桟3内には巻き取り軸6が取
着され、ブラインド5を吊り下げている紐がこの巻き取
り軸6に巻き付くことが出来る。そして上記縦桟2の表
面にはプーリー7が突出して設けられている。ブライン
ド5はこのプーリー7を回転することで昇降動すること
が出来、該プーリー7には操作紐8が巻付いて吊下げら
れている。
【0009】図2はブラインドを内蔵したガラスパネル
の横断面と縦断面であり、ガラス板1,1の側端は縦桟
2に設けている溝にガスケットを介して嵌り、同じくガ
ラス板1,1の上下端は上桟3及び下桟4に形成してい
る溝にガスケットを介して嵌っている。そして2枚のガ
ラス板1,1は所定の間隔をおいて平行に取付けられ、
間には空間9が形成されている。
【0010】ガラスパネルは間仕切りを構成する為に、
その両側端は垂直に起立するスタット10と連結し、ガ
ラスパネルの縦桟2の外側に有している開口にスタッド
10が嵌った状態でスタッド10にネジ止めされてい
る。そしてガラスパネルの下端は、床レール11に配置
したアジャスター12上に巾木13を介して適当な高さ
に支持され、又上端は天井に固定されている天井レール
14と係合している。
【0011】ここで、本発明はガラスパネルの具体的な
構造、例えば縦桟2、上下桟3,4の形状、又ガラス板
1,1とこれら縦桟2、上下桟3,4との関係は特に限
定しないことにする。本発明ではブラインド5を昇降動
する為に操作紐8を巻き掛けたプーリー7が縦桟2の表
面に取付けられ、そしてこのプーリー7の回転をブライ
ンド5の巻き取り軸6へ伝えるギア装置15は縦桟2の
空間16に設けられている。
【0012】図3(a)、(b)はブラインド5の昇降装置
を示している具体例である。縦桟2の空間16に取着し
ているギア装置15から延びる軸17が縦桟表面に突出
し、この突出した軸17にはプーリー7が取付けられて
いる。そして該プーリー7には操作紐8が巻き掛けら
れ、該操作紐8を引くことでプーリー7は回転し、ギア
装置15を介してブラインド5を巻付ける巻取り軸6が
回転する。操作紐8を巻き掛けているプーリー7の形態
は特に限定しないが、操作紐8を引くことで該プーリー
7がスリップすることなく回転出来るように成ってい
る。
【0013】ここでギア装置15とはウオームとギアを
噛み合せて構成したものであり、プーリー7を取着して
いる軸17にはウオームを有し、巻取り軸6にはギアを
取付け、プーリー7と共にウオームが回ることでギア及
び巻取り軸6が回転することが出来る。軸17にウオー
ムを有している為に、巻取り軸6に吊下げているブライ
ンド5の重量が作用して該巻取り軸6に回転トルクが作
用しても、プーリー7が回転することはない。
【0014】そして図4は縦桟上部の正面図を示してい
るが、該縦桟2の表面にプーリー7が存在することで外
観が損われることもある。そこで、該プーリー7を被覆
する為のカバー18を縦桟2に取付けている。カバー1
8の下側には開口を形成し、プーリー7に巻き掛けてい
る操作紐8が挿通している。又、該カバー18の下側に
はリング19a,19bを備えたガイド部材20を取着
し、両リング19a,19b内には操作紐8が入り、該
操作紐8の揺れを抑制する。
【0015】以上述べたように、本発明のブラインドを
内蔵したガラスパネルは縦桟の空間にギア装置を設ける
と共に、ギア装置から延びる軸を縦桟表面に突出してプ
ーリーを取付け、該プーリーには操作紐を巻き掛けたも
のであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0016】
【発明の効果】本発明のブラインドを内蔵したガラスパ
ネルは、該ブラインドの昇降動並びに羽根の傾き調整を
操作紐を引くことで行うことが出来る。その為に、縦桟
の空間にギア装置を設けると共に、ギア装置から延びる
軸を縦桟表面に突出してプーリーを取付け、該プーリー
には操作紐を巻き掛けて構成している。
【0017】そして上記プーリー及び操作紐は縦桟に面
して設けられ、その為に間仕切りの外観が損われること
はなく、ブラインドを内蔵しないガラスパネルの場合と
外観上の差異はない。さらに縦桟表面に設けたプーリー
を被覆す為のカバーを有し、一方、該カバーの下側には
プーリーに巻き掛けた操作紐の揺れを抑制する為のガイ
ド部材を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブラインドを内蔵したガラスパネルの
概略図。
【図2】ブラインド内蔵のガラスパネルの断面図。
【図3】ブラインドを昇降する為の昇降装置。
【図4】プーリーを被覆す為のカバーを取付けた縦桟の
正面図。
【符号の説明】
1 ガラス板 2 縦桟 3 上桟 4 下桟 5 ブラインド 6 巻き取り軸 7 プーリー 8 操作紐 9 空間 10 スタッド 11 床レール 12 アジャスター 13 巾木 14 天井レール 15 ギア装置 16 空間 17 軸 18 カバー 19 リング 20 ガイド部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラインドを内蔵したガラスパネルにお
    いて、ガラス板の側端が嵌る縦桟の空間にはウオームと
    ギアで構成されるギア装置を設け、該ギアは上記ブライ
    ンドが巻付く巻取り軸に取付けられ、又ギアと噛み合っ
    ているウオーム軸を延ばすと共に縦桟の表面に突出して
    プーリーを取付けし、そして該プーリーには操作紐を巻
    き掛けしたことを特徴とするブラインド内蔵のガラスパ
    ネル。
  2. 【請求項2】 上記プーリーを被覆する為のカバーを取
    り付け、該カバーの下側には操作紐が挿通する開口を形
    成した請求項1記載のブラインド内蔵のガラスパネル。
  3. 【請求項3】 プーリーに巻き掛けした操作紐をガイド
    する為のガイド部材を上記カバーの下方に取付けた請求
    項1、又は請求項2記載のブラインド内蔵のガラスパネ
    ル。
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KR20220007219A (ko) * 2020-07-10 2022-01-18 주식회사 케이씨씨 블라인드를 내장한 미서기 창호
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