JP2003327995A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 感触向上剤が配合されている系においても、
使用時に泡立ちが豊かであり、毛髪のコンディショニン
グ感を有しており、かつ乾燥後においても、櫛通りを良
くできる洗浄剤組成物の提供。 【解決手段】 下記(A)成分を2〜40質量%、
(B)成分を0.01〜10質量%含有する洗浄剤組成
物。 (A)アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及
び両性界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも1
種の界面活性剤 (B)複数のカチオン基を有する、スチレン系、ジアリ
ルアミン系、ビニルイミダゾール系、及びビニルピリジ
ン系重合単位から選ばれる1つ以上の重合単位を含むカ
チオン性ポリマー
使用時に泡立ちが豊かであり、毛髪のコンディショニン
グ感を有しており、かつ乾燥後においても、櫛通りを良
くできる洗浄剤組成物の提供。 【解決手段】 下記(A)成分を2〜40質量%、
(B)成分を0.01〜10質量%含有する洗浄剤組成
物。 (A)アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及
び両性界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも1
種の界面活性剤 (B)複数のカチオン基を有する、スチレン系、ジアリ
ルアミン系、ビニルイミダゾール系、及びビニルピリジ
ン系重合単位から選ばれる1つ以上の重合単位を含むカ
チオン性ポリマー
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄剤組成物、特
に起泡力にすぐれ、洗浄時に適度のすべりを付与し、か
つすすぎ後に、好ましい感触を付与することができる毛
髪洗浄剤組成物に関する。
に起泡力にすぐれ、洗浄時に適度のすべりを付与し、か
つすすぎ後に、好ましい感触を付与することができる毛
髪洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
毛髪及び身体洗浄用の洗浄剤組成物に配合される水溶性
ポリマーは、カチオン化セルロース(特公昭45−20
318号公報)に代表される多糖のカチオン性誘導体、
あるいはモノカチオン含有(メタ)アクリレートを含む
共重合体(特開昭46−750号公報)、ジアルキルジ
アリルアンモニウムクロライド系重合体(特開昭63−
122613号公報)、あるいは両性官能基を含む重合
体(特開昭58−124712号公報)等が知られてい
る(ここでモノカチオン含有(メタ)アクリレートと
は、モノマー1分子当たり1単位のカチオン基を有する
(メタ)アクリレートをいう)。これらのポリマーは、
洗浄時において好ましい感触を付与したり、毛髪の絡み
をほぐすコンディショニング感においては十分な機能を
有するといえる。しかし、最近ヘアカラーやブリーチ等
の普及に伴い、従来以上に毛髪のダメージを修復する機
能がシャンプーに求められるようになった。すなわち、
不揮発性シリコーンや油剤等といった感触向上剤を配合
したシャンプーにおいて、泡立ちやすすぎ時のコンディ
ショニング感といった基本的な機能を損ねることなく感
触向上剤を毛髪上に必要量残留できるシャンプーが求め
られている。このような観点から従来のポリマーでは機
能が不充分であり、その理由としては例えば洗浄時の起
泡力が充分でなかったり、感触向上剤を有効量毛髪上に
残留できないことが挙げられる。また、陽イオン電荷密
度の比較的高いポリマーを含むコンディショニングシャ
ンプー組成物(特表平11−507076号公報)の場
合には、感触向上剤の残留という目的は達成されるもの
の、コンディショニング感が不充分であり、かつ感触向
上剤の毛髪への付着の均一性が損なわれる恐れがあり、
そのため毛髪の艶が失われてしまいかねないという欠点
を有する。
毛髪及び身体洗浄用の洗浄剤組成物に配合される水溶性
ポリマーは、カチオン化セルロース(特公昭45−20
318号公報)に代表される多糖のカチオン性誘導体、
あるいはモノカチオン含有(メタ)アクリレートを含む
共重合体(特開昭46−750号公報)、ジアルキルジ
アリルアンモニウムクロライド系重合体(特開昭63−
122613号公報)、あるいは両性官能基を含む重合
体(特開昭58−124712号公報)等が知られてい
る(ここでモノカチオン含有(メタ)アクリレートと
は、モノマー1分子当たり1単位のカチオン基を有する
(メタ)アクリレートをいう)。これらのポリマーは、
洗浄時において好ましい感触を付与したり、毛髪の絡み
をほぐすコンディショニング感においては十分な機能を
有するといえる。しかし、最近ヘアカラーやブリーチ等
の普及に伴い、従来以上に毛髪のダメージを修復する機
能がシャンプーに求められるようになった。すなわち、
不揮発性シリコーンや油剤等といった感触向上剤を配合
したシャンプーにおいて、泡立ちやすすぎ時のコンディ
ショニング感といった基本的な機能を損ねることなく感
触向上剤を毛髪上に必要量残留できるシャンプーが求め
られている。このような観点から従来のポリマーでは機
能が不充分であり、その理由としては例えば洗浄時の起
泡力が充分でなかったり、感触向上剤を有効量毛髪上に
残留できないことが挙げられる。また、陽イオン電荷密
度の比較的高いポリマーを含むコンディショニングシャ
ンプー組成物(特表平11−507076号公報)の場
合には、感触向上剤の残留という目的は達成されるもの
の、コンディショニング感が不充分であり、かつ感触向
上剤の毛髪への付着の均一性が損なわれる恐れがあり、
そのため毛髪の艶が失われてしまいかねないという欠点
を有する。
【0003】本発明の課題は、前記の従来のカチオンポ
リマーの問題点を解決し、感触向上剤が配合されている
系においても、使用時に泡立ちが豊かであり、毛髪のコ
ンディショニング感を有しており、かつ乾燥後において
も、櫛通りを良くできる洗浄剤組成物、特に毛髪用洗浄
剤組成物を提供することにある。
リマーの問題点を解決し、感触向上剤が配合されている
系においても、使用時に泡立ちが豊かであり、毛髪のコ
ンディショニング感を有しており、かつ乾燥後において
も、櫛通りを良くできる洗浄剤組成物、特に毛髪用洗浄
剤組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記(A)成
分を2〜40質量%、(B)成分を0.01〜10質量
%含有する洗浄剤組成物を提供する。 (A)アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及
び両性界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも1
種の界面活性剤 (B)複数のカチオン基を有する、スチレン系、ジアリ
ルアミン系、ビニルイミダゾール系、及びビニルピリジ
ン系重合単位から選ばれる1つ以上の重合単位を含むカ
チオン性ポリマー また、本発明は、一般式(V)で表わされるジアリルア
ミン系モノマー、及び一般式(VI)で表わされるビニルイ
ミダゾール系モノマーを提供する。
分を2〜40質量%、(B)成分を0.01〜10質量
%含有する洗浄剤組成物を提供する。 (A)アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及
び両性界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも1
種の界面活性剤 (B)複数のカチオン基を有する、スチレン系、ジアリ
ルアミン系、ビニルイミダゾール系、及びビニルピリジ
ン系重合単位から選ばれる1つ以上の重合単位を含むカ
チオン性ポリマー また、本発明は、一般式(V)で表わされるジアリルア
ミン系モノマー、及び一般式(VI)で表わされるビニルイ
ミダゾール系モノマーを提供する。
【0005】
【化7】
【0006】(式中、R8は水素原子又は炭素数1〜4
のアルキル基、R9及びR10は、同一又は異なって炭素
数1〜4のアルキル基、R11は炭素数1〜22の直鎖若
しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、あるいは
炭素数6〜22のアリール基、nは1〜3の数、Z2 -は
陰イオンを示し、n個のR9及びR10、(n+1)個の
Z2 -はそれぞれ同一でも異なっていてもよい。)
のアルキル基、R9及びR10は、同一又は異なって炭素
数1〜4のアルキル基、R11は炭素数1〜22の直鎖若
しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、あるいは
炭素数6〜22のアリール基、nは1〜3の数、Z2 -は
陰イオンを示し、n個のR9及びR10、(n+1)個の
Z2 -はそれぞれ同一でも異なっていてもよい。)
【0007】
【化8】
【0008】(式中、R12は水素原子又はメチル基、R
13及びR14は、同一又は異なって炭素数1〜4のアルキ
ル基、R15は炭素数1〜22の直鎖若しくは分岐鎖のア
ルキル基又はアルケニル基、あるいは炭素数6〜22の
アリール基、nは1〜3の数、Z3 -は陰イオンを示す。
n個のR13及びR14、(n+1)個のZ3 -はそれぞれ同
一でも異なっていてもよい。)
13及びR14は、同一又は異なって炭素数1〜4のアルキ
ル基、R15は炭素数1〜22の直鎖若しくは分岐鎖のア
ルキル基又はアルケニル基、あるいは炭素数6〜22の
アリール基、nは1〜3の数、Z3 -は陰イオンを示す。
n個のR13及びR14、(n+1)個のZ3 -はそれぞれ同
一でも異なっていてもよい。)
【0009】
【発明の実施の形態】[(A)成分:界面活性剤]本発
明の洗浄剤組成物は、アニオン性、非イオン性及び両性
界面活性剤から選択される少なくとも1種の界面活性剤
を含有する。
明の洗浄剤組成物は、アニオン性、非イオン性及び両性
界面活性剤から選択される少なくとも1種の界面活性剤
を含有する。
【0010】アニオン性界面活性剤としては、通常の洗
浄剤組成物に用いられるものであれば制限されず、例え
ば以下に示すものが挙げられる。 (A−i)アルキルベンゼンスルホン酸塩、好ましくは
平均炭素数10〜16のアルキル基を有する直鎖又は分
岐鎖のアルキルベンゼンスルホン酸塩。 (A−ii)アルキルエーテル硫酸塩又はアルケニルエー
テル硫酸塩、好ましくは平均炭素数10〜20の直鎖又
は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有し、1分子
内に平均0.5〜8モルのエチレンオキサイド、プロピ
レンオキサイド、ブチレンオキサイド、エチレンオキサ
イドとプロピレンオキサイドが0.1/9.9〜9.9
/0.1の比で、あるいはエチレンオキサイドとブチレ
ンオキサイドが0.1/9.9〜9.9/0.1の比で
付加したアルキルエーテル硫酸塩又はアルケニルエーテ
ル硫酸塩。 (A−iii)アルキル硫酸塩又はアルケニル硫酸塩、好
ましくは平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケ
ニル基を有するアルキル硫酸塩又はアルケニル硫酸塩。 (A−iv)オレフィンスルホン酸塩、好ましくは平均1
0〜20の炭素原子を1分子中に有するオレフィンスル
ホン酸塩。 (A−v)アルカンスルホン酸塩、好ましくは平均10
〜20の炭素原子を1分子中に有するアルカンスルホン
酸塩。 (A−vi)高級脂肪酸塩、好ましくは平均10〜24の
炭素原子を1分子中に有する飽和又は不飽和脂肪酸塩。 (A−vii)(アミド)エーテルカルボン酸型界面活性
剤 (A−viii)α−スルホ脂肪酸塩又はエステル、好まし
くは平均10〜20の炭素原子から成るアルキル基又は
アルケニル基を有するα−スルホ脂肪酸塩又はエステ
ル。 (A−ix)N−アシルアミノ酸型界面活性剤、好ましく
は炭素数8〜24のアシル基及び遊離カルボン酸残基を
有するN−アシルアミノ酸型界面活性剤(例えばN−ア
シルザルコシネート、N−アシル−β−アラニン等)。 (A−x)リン酸エステル型界面活性剤、好ましくは炭
素数8〜24のアルキル基もしくはアルケニル基又はそ
れらのアルキレンオキサイド付加物を有するリン酸モノ
又はジエステル型界面活性剤。 (A−xi)スルホコハク酸エステル型界面活性剤、好ま
しくは炭素数8〜22の高級アルコールもしくはそのエ
トキシレート等のスルホコハク酸エステル又は高級脂肪
酸アミド由来のスルホコハク酸エステル。 (A−xii)ポリオキシアルキレン脂肪酸アミドエーテ
ル硫酸塩。 (A−xiii)モノグリセライド硫酸エステル塩、好まし
くは炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和
の脂肪酸基を有するモノグリセライド硫酸塩。 (A−xiv)アシル化イセチオン酸塩、好ましくは炭素
数8〜24の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の脂肪酸
基を有するアシル化イセチオン酸塩。 (A−xv)アルキルグリセリルエーテル硫酸塩又はアル
キルグリセリルエーテルスルホン酸塩、好ましくは炭素
数8〜24の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もくしは
アルケニル基もしくはそれらのアルキレンオキサイド付
加物を有するアルキルグリセリルエーテル硫酸塩又はア
ルキルグリセリルエーテルスルホン酸塩。 (A−xvi)アルキル又はアルケニルアミドスルホネー
ト、好ましくは炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアル
キル基又はアルケニル基を有するアルキル又はアルケニ
ルアミドスルホネート。 (A−xvii)アルカノールアミドスルホコハク酸塩、好
ましくは炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基
又はアルケニル基を有するアルカノールアミドスルホコ
ハク酸塩。 (A−xviii)アルキルスルホアセテート、好ましくは
炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアル
ケニル基を有するアルキルスルホアセテート。 (A−xix)アシル化タウレート、好ましくは炭素数8
〜24の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の脂肪酸基を
有するアシル化タウレート。 (A−xx)N−アシル−N−カルボキシエチルグリシン
塩、好ましくは炭素数6〜24のアシル基を有するN−
アシル−N−カルボキシエチルグリシン塩。
浄剤組成物に用いられるものであれば制限されず、例え
ば以下に示すものが挙げられる。 (A−i)アルキルベンゼンスルホン酸塩、好ましくは
平均炭素数10〜16のアルキル基を有する直鎖又は分
岐鎖のアルキルベンゼンスルホン酸塩。 (A−ii)アルキルエーテル硫酸塩又はアルケニルエー
テル硫酸塩、好ましくは平均炭素数10〜20の直鎖又
は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有し、1分子
内に平均0.5〜8モルのエチレンオキサイド、プロピ
レンオキサイド、ブチレンオキサイド、エチレンオキサ
イドとプロピレンオキサイドが0.1/9.9〜9.9
/0.1の比で、あるいはエチレンオキサイドとブチレ
ンオキサイドが0.1/9.9〜9.9/0.1の比で
付加したアルキルエーテル硫酸塩又はアルケニルエーテ
ル硫酸塩。 (A−iii)アルキル硫酸塩又はアルケニル硫酸塩、好
ましくは平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケ
ニル基を有するアルキル硫酸塩又はアルケニル硫酸塩。 (A−iv)オレフィンスルホン酸塩、好ましくは平均1
0〜20の炭素原子を1分子中に有するオレフィンスル
ホン酸塩。 (A−v)アルカンスルホン酸塩、好ましくは平均10
〜20の炭素原子を1分子中に有するアルカンスルホン
酸塩。 (A−vi)高級脂肪酸塩、好ましくは平均10〜24の
炭素原子を1分子中に有する飽和又は不飽和脂肪酸塩。 (A−vii)(アミド)エーテルカルボン酸型界面活性
剤 (A−viii)α−スルホ脂肪酸塩又はエステル、好まし
くは平均10〜20の炭素原子から成るアルキル基又は
アルケニル基を有するα−スルホ脂肪酸塩又はエステ
ル。 (A−ix)N−アシルアミノ酸型界面活性剤、好ましく
は炭素数8〜24のアシル基及び遊離カルボン酸残基を
有するN−アシルアミノ酸型界面活性剤(例えばN−ア
シルザルコシネート、N−アシル−β−アラニン等)。 (A−x)リン酸エステル型界面活性剤、好ましくは炭
素数8〜24のアルキル基もしくはアルケニル基又はそ
れらのアルキレンオキサイド付加物を有するリン酸モノ
又はジエステル型界面活性剤。 (A−xi)スルホコハク酸エステル型界面活性剤、好ま
しくは炭素数8〜22の高級アルコールもしくはそのエ
トキシレート等のスルホコハク酸エステル又は高級脂肪
酸アミド由来のスルホコハク酸エステル。 (A−xii)ポリオキシアルキレン脂肪酸アミドエーテ
ル硫酸塩。 (A−xiii)モノグリセライド硫酸エステル塩、好まし
くは炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和
の脂肪酸基を有するモノグリセライド硫酸塩。 (A−xiv)アシル化イセチオン酸塩、好ましくは炭素
数8〜24の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の脂肪酸
基を有するアシル化イセチオン酸塩。 (A−xv)アルキルグリセリルエーテル硫酸塩又はアル
キルグリセリルエーテルスルホン酸塩、好ましくは炭素
数8〜24の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もくしは
アルケニル基もしくはそれらのアルキレンオキサイド付
加物を有するアルキルグリセリルエーテル硫酸塩又はア
ルキルグリセリルエーテルスルホン酸塩。 (A−xvi)アルキル又はアルケニルアミドスルホネー
ト、好ましくは炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアル
キル基又はアルケニル基を有するアルキル又はアルケニ
ルアミドスルホネート。 (A−xvii)アルカノールアミドスルホコハク酸塩、好
ましくは炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基
又はアルケニル基を有するアルカノールアミドスルホコ
ハク酸塩。 (A−xviii)アルキルスルホアセテート、好ましくは
炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアル
ケニル基を有するアルキルスルホアセテート。 (A−xix)アシル化タウレート、好ましくは炭素数8
〜24の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の脂肪酸基を
有するアシル化タウレート。 (A−xx)N−アシル−N−カルボキシエチルグリシン
塩、好ましくは炭素数6〜24のアシル基を有するN−
アシル−N−カルボキシエチルグリシン塩。
【0011】これらのアニオン性界面活性剤の塩、すな
わちアニオン性残基の対イオンとしては、ナトリウム、
カリウム等のアルカリ金属イオン、カルシウム、マグネ
シウム等のアルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオ
ン、炭素数2又は3のアルカノール基を1〜3個有する
アルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプ
ロパノールアミン等)を挙げることができる。
わちアニオン性残基の対イオンとしては、ナトリウム、
カリウム等のアルカリ金属イオン、カルシウム、マグネ
シウム等のアルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオ
ン、炭素数2又は3のアルカノール基を1〜3個有する
アルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプ
ロパノールアミン等)を挙げることができる。
【0012】これらのうち、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルケニルエー
テル硫酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンスル
ホコハク酸アルキルエステル塩が好ましい。
ルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルケニルエー
テル硫酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンスル
ホコハク酸アルキルエステル塩が好ましい。
【0013】非イオン性界面活性剤としては、アルキレ
ンオキサイド、好ましくはエチレンオキサイド(E
O)、特に好ましくは平均6〜30モルのEOを付加し
た、脂肪族(C8〜C18)第一又は第二直鎖又は分枝鎖
アルコールあるいはフェノールのアルキレンオキサイド
付加物等を挙げることができる。また、モノ又はジアル
キルアルカノールアミドやアルキルポリグルコシドも含
まれる。例えば、ココモノ又はジエタノールアミド、コ
コモノイソプロパノールアミド及びココジグルコシド等
である。
ンオキサイド、好ましくはエチレンオキサイド(E
O)、特に好ましくは平均6〜30モルのEOを付加し
た、脂肪族(C8〜C18)第一又は第二直鎖又は分枝鎖
アルコールあるいはフェノールのアルキレンオキサイド
付加物等を挙げることができる。また、モノ又はジアル
キルアルカノールアミドやアルキルポリグルコシドも含
まれる。例えば、ココモノ又はジエタノールアミド、コ
コモノイソプロパノールアミド及びココジグルコシド等
である。
【0014】両性界面活性剤としては、アルキル基及び
アシル基が8〜18個の炭素原子を有するアルキルアミ
ンオキサイド、カルボベタイン、アミドベタイン、スル
ホベタイン、アミドスルホベタイン、イミダゾリニウム
ベタイン、ホスホベタイン等が挙げられる。具体的に
は、脂肪酸アミドプロピルベタイン、2−アルキル−N
−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリ
ニウムベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイ
ン、アルキルヒドロキシスルホベタイン等が挙げられ
る。これらのうち、脂肪酸アミドプロピルベタイン、2
−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエ
チルイミダゾリニウムベタイン、特にラウリン酸アミド
プロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイ
ンが好ましい。
アシル基が8〜18個の炭素原子を有するアルキルアミ
ンオキサイド、カルボベタイン、アミドベタイン、スル
ホベタイン、アミドスルホベタイン、イミダゾリニウム
ベタイン、ホスホベタイン等が挙げられる。具体的に
は、脂肪酸アミドプロピルベタイン、2−アルキル−N
−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリ
ニウムベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイ
ン、アルキルヒドロキシスルホベタイン等が挙げられ
る。これらのうち、脂肪酸アミドプロピルベタイン、2
−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエ
チルイミダゾリニウムベタイン、特にラウリン酸アミド
プロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイ
ンが好ましい。
【0015】[(B)成分:カチオン性ポリマー]本発
明に用いられるカチオン性ポリマーは、複数のカチオン
基を有する、スチレン系、ジアリルアミン系、ビニルイ
ミダゾール系、及びビニルピリジン系重合単位から選ば
れる1つ以上の重合単位を含むものである。複数とは、
2以上のカチオン基を意味し、2であることが好まし
い。
明に用いられるカチオン性ポリマーは、複数のカチオン
基を有する、スチレン系、ジアリルアミン系、ビニルイ
ミダゾール系、及びビニルピリジン系重合単位から選ば
れる1つ以上の重合単位を含むものである。複数とは、
2以上のカチオン基を意味し、2であることが好まし
い。
【0016】複数のカチオン基を有する重合単位として
は、一般式(I)で表わされるスチレン系重合単位、一
般式(II)で表わされるジアリルアミン系重合単位、一般
式(III)で表わされるビニルイミダゾール系重合単位、
一般式(IV)で表わされるビニルピリジン系重合単位が好
ましい。
は、一般式(I)で表わされるスチレン系重合単位、一
般式(II)で表わされるジアリルアミン系重合単位、一般
式(III)で表わされるビニルイミダゾール系重合単位、
一般式(IV)で表わされるビニルピリジン系重合単位が好
ましい。
【0017】
【化9】
【0018】(式中、R1は水素原子又はメチル基、R2
は炭素数1〜4のアルキレン基、R3、R4、R5及びR6
は、同一又は異なって炭素数1〜4のアルキル基、R7
は炭素数1〜22の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又
はアルケニル基、あるいは炭素数6〜22のアリール
基、nは1〜3の数、Z1 -は陰イオンを示し、n個のR
5及びR6、(n+1)個のZ1 -はそれぞれ同一でも異な
っていてもよい。)
は炭素数1〜4のアルキレン基、R3、R4、R5及びR6
は、同一又は異なって炭素数1〜4のアルキル基、R7
は炭素数1〜22の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又
はアルケニル基、あるいは炭素数6〜22のアリール
基、nは1〜3の数、Z1 -は陰イオンを示し、n個のR
5及びR6、(n+1)個のZ1 -はそれぞれ同一でも異な
っていてもよい。)
【0019】
【化10】
【0020】(式中、R8、R9、R10、R11、n及びZ
2 -は、前記と同じ意味を示す。)
2 -は、前記と同じ意味を示す。)
【0021】
【化11】
【0022】(式中、R12、R13、R14、R15、n及び
Z3 -は前記と同じ意味を示す。)
Z3 -は前記と同じ意味を示す。)
【0023】
【化12】
【0024】(式中、R16は水素原子又はメチル基、R
17及びR18は、同一又は異なって炭素数1〜4のアルキ
ル基、R19は炭素数1〜22の直鎖若しくは分岐鎖のア
ルキル基又はアルケニル基、あるいは炭素数6〜22の
アリール基、nは1〜3の数、Z4 -は陰イオンを示す。
n個のR17及びR18、(n+1)個のZ4 -はそれぞれ同
一でも異なっていてもよい。) 一般式(I)で表わされる複数のカチオン基を有するス
チレン系重合単位中、R2は炭素数1〜3のアルキレン
基、R3、R4、R5及びR6は同一又は異なって炭素数1
〜3のアルキル基が好ましく、メチル基が更に好まし
い。R7は炭素数1〜12のアルキル基が好ましく、炭
素数1〜3のアルキル基が更に好ましい。R7のアルキ
ル基として、メチル基、エチル基、i−プロピル基、n
−プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、
テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基等が
挙げられる。Z1 -は、対イオンとして1価の陰イオンを
示すが、2又は3個のカチオン基の対イオンとして、Z
1 2-、Z1 3-で表される2価又は3価の陰イオンであって
もよい。その際、(n+1)個は、[(n+1)/陰イ
オンの当量]個となる。このような陰イオンとして、塩
素、ヨウ素、臭素等のハロゲンイオン、硫酸、リン酸等
の無機酸からプロトンを除去した無機陰イオン、メトサ
ルフェート、エトサルフェート、メトホスフェート、エ
トホスフェート、又は酢酸、乳酸もしくはクエン酸等の
有機酸からプロトンを除去した有機陰イオン等が挙げら
れ、これらは混合して用いてもよい。nは1が好まし
い。
17及びR18は、同一又は異なって炭素数1〜4のアルキ
ル基、R19は炭素数1〜22の直鎖若しくは分岐鎖のア
ルキル基又はアルケニル基、あるいは炭素数6〜22の
アリール基、nは1〜3の数、Z4 -は陰イオンを示す。
n個のR17及びR18、(n+1)個のZ4 -はそれぞれ同
一でも異なっていてもよい。) 一般式(I)で表わされる複数のカチオン基を有するス
チレン系重合単位中、R2は炭素数1〜3のアルキレン
基、R3、R4、R5及びR6は同一又は異なって炭素数1
〜3のアルキル基が好ましく、メチル基が更に好まし
い。R7は炭素数1〜12のアルキル基が好ましく、炭
素数1〜3のアルキル基が更に好ましい。R7のアルキ
ル基として、メチル基、エチル基、i−プロピル基、n
−プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、
テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基等が
挙げられる。Z1 -は、対イオンとして1価の陰イオンを
示すが、2又は3個のカチオン基の対イオンとして、Z
1 2-、Z1 3-で表される2価又は3価の陰イオンであって
もよい。その際、(n+1)個は、[(n+1)/陰イ
オンの当量]個となる。このような陰イオンとして、塩
素、ヨウ素、臭素等のハロゲンイオン、硫酸、リン酸等
の無機酸からプロトンを除去した無機陰イオン、メトサ
ルフェート、エトサルフェート、メトホスフェート、エ
トホスフェート、又は酢酸、乳酸もしくはクエン酸等の
有機酸からプロトンを除去した有機陰イオン等が挙げら
れ、これらは混合して用いてもよい。nは1が好まし
い。
【0025】一般式(II)で表わされる複数のカチオン基
を有するジアリルアミン系重合単位中、R8、R9及びR
10は同一又は異なって炭素数1〜3のアルキル基が好ま
しく、メチル基が更に好ましい。R11は炭素数1〜12
のアルキル基が好ましく、炭素数1〜3のアルキル基が
更に好ましい。R11のアルキル基として、メチル基、エ
チル基、i−プロピル基、n−プロピル基、n−ブチル
基、t−ブチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデ
シル基、オクタデシル基等が挙げられる。Z2 -は、対イ
オンとして1価の陰イオンを示すが、2又は3個のカチ
オン基の対イオンとして、Z2 2-、Z2 3-で表される2価
又は3価の陰イオンであってもよい。その際、(n+
1)個は、[(n+1)/陰イオンの当量]個となる。
このような陰イオンとして、塩素、ヨウ素、臭素等のハ
ロゲンイオン、硫酸、リン酸等の無機酸からプロトンを
除去した無機陰イオン、メトサルフェート、エトサルフ
ェート、メトホスフェート、エトホスフェート、又は酢
酸、乳酸もしくはクエン酸等の有機酸からプロトンを除
去した有機陰イオン等が挙げられ、これらは混合して用
いてもよい。nは1が好ましい。
を有するジアリルアミン系重合単位中、R8、R9及びR
10は同一又は異なって炭素数1〜3のアルキル基が好ま
しく、メチル基が更に好ましい。R11は炭素数1〜12
のアルキル基が好ましく、炭素数1〜3のアルキル基が
更に好ましい。R11のアルキル基として、メチル基、エ
チル基、i−プロピル基、n−プロピル基、n−ブチル
基、t−ブチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデ
シル基、オクタデシル基等が挙げられる。Z2 -は、対イ
オンとして1価の陰イオンを示すが、2又は3個のカチ
オン基の対イオンとして、Z2 2-、Z2 3-で表される2価
又は3価の陰イオンであってもよい。その際、(n+
1)個は、[(n+1)/陰イオンの当量]個となる。
このような陰イオンとして、塩素、ヨウ素、臭素等のハ
ロゲンイオン、硫酸、リン酸等の無機酸からプロトンを
除去した無機陰イオン、メトサルフェート、エトサルフ
ェート、メトホスフェート、エトホスフェート、又は酢
酸、乳酸もしくはクエン酸等の有機酸からプロトンを除
去した有機陰イオン等が挙げられ、これらは混合して用
いてもよい。nは1が好ましい。
【0026】一般式(III)で表わされる複数のカチオン
基を有するビニルイミダゾール系重合単位中、R13及び
R14は同一又は異なって炭素数1〜3のアルキル基が好
ましく、メチル基が更に好ましい。R15は炭素数1〜1
2のアルキル基が好ましく、炭素数1〜3のアルキル基
が更に好ましい。R15のアルキル基として、メチル基、
エチル基、i−プロピル基、n−プロピル基、n−ブチ
ル基、t−ブチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチ
ル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサ
デシル基、オクタデシル基等が挙げられる。Z3 -は、対
イオンとして1価の陰イオンを示すが、2又は3個のカ
チオン基の対イオンとして、Z3 2-、Z3 3-で表される2
価又は3価の陰イオンであってもよい。その際、(n+
1)個は、[(n+1)/陰イオンの当量]個となる。
このような陰イオンとして、塩素、ヨウ素、臭素等のハ
ロゲンイオン、硫酸、リン酸等の無機酸からプロトンを
除去した無機陰イオン、メトサルフェート、エトサルフ
ェート、メトホスフェート、エトホスフェート、又は酢
酸、乳酸もしくはクエン酸等の有機酸からプロトンを除
去した有機陰イオン等が挙げられ、これらは混合して用
いてもよい。nは1が好ましい。
基を有するビニルイミダゾール系重合単位中、R13及び
R14は同一又は異なって炭素数1〜3のアルキル基が好
ましく、メチル基が更に好ましい。R15は炭素数1〜1
2のアルキル基が好ましく、炭素数1〜3のアルキル基
が更に好ましい。R15のアルキル基として、メチル基、
エチル基、i−プロピル基、n−プロピル基、n−ブチ
ル基、t−ブチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチ
ル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサ
デシル基、オクタデシル基等が挙げられる。Z3 -は、対
イオンとして1価の陰イオンを示すが、2又は3個のカ
チオン基の対イオンとして、Z3 2-、Z3 3-で表される2
価又は3価の陰イオンであってもよい。その際、(n+
1)個は、[(n+1)/陰イオンの当量]個となる。
このような陰イオンとして、塩素、ヨウ素、臭素等のハ
ロゲンイオン、硫酸、リン酸等の無機酸からプロトンを
除去した無機陰イオン、メトサルフェート、エトサルフ
ェート、メトホスフェート、エトホスフェート、又は酢
酸、乳酸もしくはクエン酸等の有機酸からプロトンを除
去した有機陰イオン等が挙げられ、これらは混合して用
いてもよい。nは1が好ましい。
【0027】一般式(IV)で表わされる複数のカチオン基
を有するビニルピリジン系重合単位中、R17及びR18は
同一又は異なって炭素数1〜3のアルキル基が好まし
く、メチル基が更に好ましい。R19は炭素数1〜12の
アルキル基が好ましく、炭素数1〜3のアルキル基が更
に好ましい。R19のアルキル基として、メチル基、エチ
ル基、i−プロピル基、n−プロピル基、n−ブチル
基、t−ブチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデ
シル基、オクタデシル基等が挙げられる。Z4 -は、対イ
オンとして1価の陰イオンを示すが、2又は3個のカチ
オン基の対イオンとして、Z4 2-、Z4 3-で表される2価
又は3価の陰イオンであってもよい。その際、(n+
1)個は、[(n+1)/陰イオンの当量]個となる。
このような陰イオンとして、塩素、ヨウ素、臭素等のハ
ロゲンイオン、硫酸、リン酸等の無機酸からプロトンを
除去した無機陰イオン、メトサルフェート、エトサルフ
ェート、メトホスフェート、エトホスフェート、又は酢
酸、乳酸もしくはクエン酸等の有機酸からプロトンを除
去した有機陰イオン等が挙げられ、これらは混合して用
いてもよい。nは1が好ましい。
を有するビニルピリジン系重合単位中、R17及びR18は
同一又は異なって炭素数1〜3のアルキル基が好まし
く、メチル基が更に好ましい。R19は炭素数1〜12の
アルキル基が好ましく、炭素数1〜3のアルキル基が更
に好ましい。R19のアルキル基として、メチル基、エチ
ル基、i−プロピル基、n−プロピル基、n−ブチル
基、t−ブチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデ
シル基、オクタデシル基等が挙げられる。Z4 -は、対イ
オンとして1価の陰イオンを示すが、2又は3個のカチ
オン基の対イオンとして、Z4 2-、Z4 3-で表される2価
又は3価の陰イオンであってもよい。その際、(n+
1)個は、[(n+1)/陰イオンの当量]個となる。
このような陰イオンとして、塩素、ヨウ素、臭素等のハ
ロゲンイオン、硫酸、リン酸等の無機酸からプロトンを
除去した無機陰イオン、メトサルフェート、エトサルフ
ェート、メトホスフェート、エトホスフェート、又は酢
酸、乳酸もしくはクエン酸等の有機酸からプロトンを除
去した有機陰イオン等が挙げられ、これらは混合して用
いてもよい。nは1が好ましい。
【0028】本発明のカチオン性ポリマーは、非イオン
性の重合単位を含む共重合体であることが好ましい。非
イオン性の重合単位は、親水性の非イオン性重合単位で
あることが更に好ましい。ここで、重合単位が親水性と
は、有機概念図−基礎と応用−(甲田善生著、三共出版
株式会社、昭和59年5月10日発行)において、重合
単位が得られる元となるモノマーの無機性(I)と有機
性(O)の比率[I/O]が、0.60以上であること
が好ましく、更に好ましくは1.00以上、特に好まし
くは1.30以上である。
性の重合単位を含む共重合体であることが好ましい。非
イオン性の重合単位は、親水性の非イオン性重合単位で
あることが更に好ましい。ここで、重合単位が親水性と
は、有機概念図−基礎と応用−(甲田善生著、三共出版
株式会社、昭和59年5月10日発行)において、重合
単位が得られる元となるモノマーの無機性(I)と有機
性(O)の比率[I/O]が、0.60以上であること
が好ましく、更に好ましくは1.00以上、特に好まし
くは1.30以上である。
【0029】非イオン性の重合単位は、非イオン性のモ
ノマーと共重合することにより得ることができる。この
ような非イオン性のモノマーとして、ビニルアルコー
ル;N−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド、
N−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、N−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリルアミド等のヒドロキシ
アルキル(炭素数1〜8)基を有する(メタ)アクリル
酸エステル又は(メタ)アクリルアミド;ポリエチレン
グリコール(メタ)アクリレート(エチレングリコール
の重合度1〜30)等の多価アルコールの(メタ)アク
リル酸エステル;(メタ)アクリルアミド;N−メチル
(メタ)アクリルアミド、N−n−プロピル(メタ)ア
クリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミ
ド、N−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−イソ
ブチル(メタ)アクリルアミド等のアルキル(炭素数1
〜8)(メタ)アクリルアミド;N,N−ジメチル(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリ
ルアミド等のジアルキル(総炭素数2〜8)(メタ)ア
クリルアミド;ジアセトン(メタ)アクリルアミド;N
−ビニルピロリドン等のN−ビニル環状アミド;N−ビ
ニルアセトアミド、N−ビニルホルムアミド等のN−ビ
ニルアミド;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート等
のアルキル(炭素数1〜8)基を有する(メタ)アクリ
ル酸エステル;N−(メタ)アクリロイルモルホリン等
の環状アミド基を有する(メタ)アクリルアミド等が例
示される。
ノマーと共重合することにより得ることができる。この
ような非イオン性のモノマーとして、ビニルアルコー
ル;N−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド、
N−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、N−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリルアミド等のヒドロキシ
アルキル(炭素数1〜8)基を有する(メタ)アクリル
酸エステル又は(メタ)アクリルアミド;ポリエチレン
グリコール(メタ)アクリレート(エチレングリコール
の重合度1〜30)等の多価アルコールの(メタ)アク
リル酸エステル;(メタ)アクリルアミド;N−メチル
(メタ)アクリルアミド、N−n−プロピル(メタ)ア
クリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミ
ド、N−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−イソ
ブチル(メタ)アクリルアミド等のアルキル(炭素数1
〜8)(メタ)アクリルアミド;N,N−ジメチル(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリ
ルアミド等のジアルキル(総炭素数2〜8)(メタ)ア
クリルアミド;ジアセトン(メタ)アクリルアミド;N
−ビニルピロリドン等のN−ビニル環状アミド;N−ビ
ニルアセトアミド、N−ビニルホルムアミド等のN−ビ
ニルアミド;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート等
のアルキル(炭素数1〜8)基を有する(メタ)アクリ
ル酸エステル;N−(メタ)アクリロイルモルホリン等
の環状アミド基を有する(メタ)アクリルアミド等が例
示される。
【0030】尚、ここで、(メタ)アクリル、(メタ)
アクリレート、(メタ)アクリロイルは、それぞれアク
リル又はメタクリル、アクリレート又はメタクリレー
ト、アクリロイル又はメタクリロイルを意味する。
アクリレート、(メタ)アクリロイルは、それぞれアク
リル又はメタクリル、アクリレート又はメタクリレー
ト、アクリロイル又はメタクリロイルを意味する。
【0031】これらの中で、非イオン性の重合単位とし
て、(メタ)アクリルアミド系及び/又はN−ビニル系
モノマーから得られる重合単位が好ましく挙げられる。
て、(メタ)アクリルアミド系及び/又はN−ビニル系
モノマーから得られる重合単位が好ましく挙げられる。
【0032】(メタ)アクリルアミド系モノマーとして
は、アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミ
ド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−イソプロピ
ルアクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチ
ルメタクリルアミドが好ましく、アクリルアミド、N,
N−ジメチルアクリルアミドがさらに好ましい。
は、アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミ
ド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−イソプロピ
ルアクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチ
ルメタクリルアミドが好ましく、アクリルアミド、N,
N−ジメチルアクリルアミドがさらに好ましい。
【0033】N−ビニル系モノマーとしては、N−ビニ
ルピロリドン、N−ビニルアセトアミド、N−ビニルホ
ルムアミド等が好ましく、N−ビニルピロリドン、N−
ビニルアセトアミドがさらに好ましい。
ルピロリドン、N−ビニルアセトアミド、N−ビニルホ
ルムアミド等が好ましく、N−ビニルピロリドン、N−
ビニルアセトアミドがさらに好ましい。
【0034】更に本発明のカチオン性ポリマーは、その
他のモノマーと共重合させてもよい。 本発明のカチオ
ン性ポリマー中、複数のカチオン基を有する、スチレン
系、ジアリルアミン系、ビニルイミダゾール系、及びビ
ニルピリジン系重合単位から選ばれる1つ以上の重合単
位の割合は、10〜90質量%が好ましく、30〜80
質量%が更に好ましい。また非イオン性重合単位の割合
は、10〜90質量%が好ましく、20〜70質量%が
更に好ましい。
他のモノマーと共重合させてもよい。 本発明のカチオ
ン性ポリマー中、複数のカチオン基を有する、スチレン
系、ジアリルアミン系、ビニルイミダゾール系、及びビ
ニルピリジン系重合単位から選ばれる1つ以上の重合単
位の割合は、10〜90質量%が好ましく、30〜80
質量%が更に好ましい。また非イオン性重合単位の割合
は、10〜90質量%が好ましく、20〜70質量%が
更に好ましい。
【0035】本発明のカチオン性ポリマーの重量平均分
子量は、プルランを標準物質としたゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィ(GPC)の測定により求めること
ができる。また、本発明のカチオン性ポリマーのカチオ
ン当量は、モノマーの分子量及び共重合比から計算する
ことにより求めることができる。また、ケルダール法
や、NMRを用いて求めることもできる。
子量は、プルランを標準物質としたゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィ(GPC)の測定により求めること
ができる。また、本発明のカチオン性ポリマーのカチオ
ン当量は、モノマーの分子量及び共重合比から計算する
ことにより求めることができる。また、ケルダール法
や、NMRを用いて求めることもできる。
【0036】カチオン性ポリマーのカチオン当量は0.
5meq/g以上が好ましく、0.5〜6.0meq/gが更
に好ましく、1〜4meq/gが特に好ましい。カチオン
性ポリマーの重量平均分子量は、10,000以上が好
ましく、50,000以上が更に好ましく、100,0
00以上が特に好ましい。上限は10,000,000
以下が好ましく、7,000,000以下が更に好まし
く、5,000,000以下が特に好ましい。
5meq/g以上が好ましく、0.5〜6.0meq/gが更
に好ましく、1〜4meq/gが特に好ましい。カチオン
性ポリマーの重量平均分子量は、10,000以上が好
ましく、50,000以上が更に好ましく、100,0
00以上が特に好ましい。上限は10,000,000
以下が好ましく、7,000,000以下が更に好まし
く、5,000,000以下が特に好ましい。
【0037】上記の範囲内では、シャンプーの泡立て時
にきしみがなく、滑らかなコンディショニング感を付与
することができる。
にきしみがなく、滑らかなコンディショニング感を付与
することができる。
【0038】[カチオン性ポリマーの製造法]本発明の
複数のカチオン基を有するスチレン系、ジアリルアミン
系、ビニルイミダゾール系、及び/又はビニルピリジン
系重合単位を含む、カチオン性ポリマーは、それぞれ下
記の合成法1又は2により合成することができる。
複数のカチオン基を有するスチレン系、ジアリルアミン
系、ビニルイミダゾール系、及び/又はビニルピリジン
系重合単位を含む、カチオン性ポリマーは、それぞれ下
記の合成法1又は2により合成することができる。
【0039】合成法1:下記一般式(VII)、(VII
I)、(IX)又は(X)で表わされるモノマーを、重合
した後、その反応物を、ポリカチオン化剤と反応させる
方法。
I)、(IX)又は(X)で表わされるモノマーを、重合
した後、その反応物を、ポリカチオン化剤と反応させる
方法。
【0040】合成法2:下記一般式(VII)、(VII
I)、(IX)又は(X)で表わされるモノマーとポリカ
チオン化剤を反応させた後、重合する方法。
I)、(IX)又は(X)で表わされるモノマーとポリカ
チオン化剤を反応させた後、重合する方法。
【0041】
【化13】
【0042】(式中、R1、R2、R3及びR4は前記の意
味を示す。)
味を示す。)
【0043】
【化14】
【0044】(式中、R8は前記の意味を示す。)
【0045】
【化15】
【0046】(式中、R12は前記の意味を示す。)
【0047】
【化16】
【0048】(式中、R16は前記の意味を示す。)
一般式(VII)で表わされる化合物として、ジメチルア
ミノメチルスチレン等のジアルキルアミノ基を有するス
チレン等が挙げられる。一般式(VIII)で表わされる化
合物として、ジアリルアミン等が挙げられる。一般式
(IX)で表わされる化合物として、N−ビニルイミダゾ
ール等が挙げられる。一般式(X)で表わされる化合物
として、ビニルピリジン等が挙げられる。
ミノメチルスチレン等のジアルキルアミノ基を有するス
チレン等が挙げられる。一般式(VIII)で表わされる化
合物として、ジアリルアミン等が挙げられる。一般式
(IX)で表わされる化合物として、N−ビニルイミダゾ
ール等が挙げられる。一般式(X)で表わされる化合物
として、ビニルピリジン等が挙げられる。
【0049】本発明において、ポリカチオン化剤として
は、下記一般式(XI)で表わされる化合物又は一般式
(XII)で表わされる化合物が挙げられる。
は、下記一般式(XI)で表わされる化合物又は一般式
(XII)で表わされる化合物が挙げられる。
【0050】
【化17】
【0051】(式中、R20及びR21は、同一又は異なっ
て炭素数1〜4のアルキル基、R22は炭素数1〜22の
直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、あ
るいは炭素数6〜22のアリール基、Yはハロゲン原
子、nは1〜3の数、Z-は陰イオンを示し、n個のR
20、R21、Z-は、それぞれ同一でも異なっていてもよ
い。)
て炭素数1〜4のアルキル基、R22は炭素数1〜22の
直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、あ
るいは炭素数6〜22のアリール基、Yはハロゲン原
子、nは1〜3の数、Z-は陰イオンを示し、n個のR
20、R21、Z-は、それぞれ同一でも異なっていてもよ
い。)
【0052】
【化18】
【0053】(式中、R23及びR24は、同一又は異なっ
て炭素数1〜4のアルキル基、R25は炭素数1〜22の
直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、あ
るいは炭素数6〜22のアリール基を示し、Z-は前記
の意味を示す。) 一般式(XI)中、R20及びR21は、同一又は異なって、
炭素数1〜3のアルキル基が好ましく、メチル基が更に
好ましい。R22は炭素数1〜12のアルキル基が好まし
く、炭素数1〜3のアルキル基が更に好ましい。Yは塩
素原子が好ましく、Z-はハロゲンイオンが好ましく、
塩素イオンが更に好ましい。nは1が好ましい。
て炭素数1〜4のアルキル基、R25は炭素数1〜22の
直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、あ
るいは炭素数6〜22のアリール基を示し、Z-は前記
の意味を示す。) 一般式(XI)中、R20及びR21は、同一又は異なって、
炭素数1〜3のアルキル基が好ましく、メチル基が更に
好ましい。R22は炭素数1〜12のアルキル基が好まし
く、炭素数1〜3のアルキル基が更に好ましい。Yは塩
素原子が好ましく、Z-はハロゲンイオンが好ましく、
塩素イオンが更に好ましい。nは1が好ましい。
【0054】一般式(XI)で表わされる化合物として、
例えば、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、3−ブロモ−2−ヒドロキ
シプロピルトリメチルアンモニウムクロライド等が挙げ
られる。
例えば、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、3−ブロモ−2−ヒドロキ
シプロピルトリメチルアンモニウムクロライド等が挙げ
られる。
【0055】一般式(XII)中、R23及びR24は、同一
又は異なって、炭素数1〜3のアルキル基が好ましく、
メチル基が更に好ましい。R25は炭素数1〜12のアル
キル基が好ましく、炭素数1〜3のアルキル基が更に好
ましい。Z-はハロゲンイオンが好ましく、塩素イオン
が更に好ましい。一般式(XII)で表わされる化合物と
して、例えば、グリシジルトリメチルアンモニウムクロ
ライド等が挙げられる。
又は異なって、炭素数1〜3のアルキル基が好ましく、
メチル基が更に好ましい。R25は炭素数1〜12のアル
キル基が好ましく、炭素数1〜3のアルキル基が更に好
ましい。Z-はハロゲンイオンが好ましく、塩素イオン
が更に好ましい。一般式(XII)で表わされる化合物と
して、例えば、グリシジルトリメチルアンモニウムクロ
ライド等が挙げられる。
【0056】合成法1、合成法2において、モノマーの
重合は、公知のラジカル重合法、例えば溶液重合法によ
り製造できる。
重合は、公知のラジカル重合法、例えば溶液重合法によ
り製造できる。
【0057】重合開始剤としては、例えば過酸化ナトリ
ウム等の過酸化物、2,2’−アゾビス(2−アミジノ
プロパン)ハイドロクロライド等のアゾ化合物が挙げら
れる。溶媒としては、水;メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール等のアルコール類が好ましい。
ウム等の過酸化物、2,2’−アゾビス(2−アミジノ
プロパン)ハイドロクロライド等のアゾ化合物が挙げら
れる。溶媒としては、水;メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール等のアルコール類が好ましい。
【0058】反応温度、反応時間は、モノマーにより適
宜決められるが、3〜15時間、50〜100℃で反応
を行うことが好ましい。
宜決められるが、3〜15時間、50〜100℃で反応
を行うことが好ましい。
【0059】分子量の制御は重合温度、重合開始剤の種
類及び量、モノマー濃度等の重合条件を適宜選択するこ
とにより行うことができる。前述の非イオン性モノマー
を、共重合させてもよい。
類及び量、モノマー濃度等の重合条件を適宜選択するこ
とにより行うことができる。前述の非イオン性モノマー
を、共重合させてもよい。
【0060】合成法1、2において、ポリカチオン化剤
との反応は、例えば50〜100℃の加熱下で、5〜2
4時間混合することにより、行うことができる。一般式
(VII)〜(X)で表わされるモノマーに対して、ポリ
カチオン化剤は、0.5〜4当量反応させることが好ま
しく、0.5〜1.5当量反応させることが更に好まし
く、0.8〜1.2当量反応させることが特に好まし
い。
との反応は、例えば50〜100℃の加熱下で、5〜2
4時間混合することにより、行うことができる。一般式
(VII)〜(X)で表わされるモノマーに対して、ポリ
カチオン化剤は、0.5〜4当量反応させることが好ま
しく、0.5〜1.5当量反応させることが更に好まし
く、0.8〜1.2当量反応させることが特に好まし
い。
【0061】合成法2において、一般式(VIII)又は
(IX)で表わされるモノマーとポリカチオン化剤を反応
させた、ジアリルアミン系モノマー又はビニルイミダゾ
ール系モノマーは、それぞれ前記一般式(V)で表され
るジアリルアミン系モノマー、前記一般式(VI)で表され
るビニルイミダゾール系モノマーが好ましく、これらは
新規化合物である。
(IX)で表わされるモノマーとポリカチオン化剤を反応
させた、ジアリルアミン系モノマー又はビニルイミダゾ
ール系モノマーは、それぞれ前記一般式(V)で表され
るジアリルアミン系モノマー、前記一般式(VI)で表され
るビニルイミダゾール系モノマーが好ましく、これらは
新規化合物である。
【0062】一般式(V)で表されるジアリルアミン系
モノマーにおいて、R8、R9、R10、R11、Z2 -の好ま
しい例として、前述のものが挙げられる。また、一般式
(VI)で表されるビニルイミダゾール系モノマーにおい
て、R13、R14、R15、Z3 -の好ましい例として、前述
のものが挙げられる。
モノマーにおいて、R8、R9、R10、R11、Z2 -の好ま
しい例として、前述のものが挙げられる。また、一般式
(VI)で表されるビニルイミダゾール系モノマーにおい
て、R13、R14、R15、Z3 -の好ましい例として、前述
のものが挙げられる。
【0063】[洗浄剤組成物]本発明の洗浄剤組成物
は、皮膚、毛髪用の化粧料用洗浄剤組成物であることが
好ましく、さらに毛髪用洗浄剤組成物であることが好ま
しい。
は、皮膚、毛髪用の化粧料用洗浄剤組成物であることが
好ましく、さらに毛髪用洗浄剤組成物であることが好ま
しい。
【0064】本発明の洗浄剤組成物中、(A)成分の界
面活性剤の含有量は、2〜40質量%、好ましくは5〜
30質量%、さらに好ましくは5〜20質量%である。
また、(B)成分のカチオン性ポリマーの含有量は、
0.01〜10質量%であり、0.1〜5質量%が好ま
しく、0.1〜3質量%がさらに好ましい。
面活性剤の含有量は、2〜40質量%、好ましくは5〜
30質量%、さらに好ましくは5〜20質量%である。
また、(B)成分のカチオン性ポリマーの含有量は、
0.01〜10質量%であり、0.1〜5質量%が好ま
しく、0.1〜3質量%がさらに好ましい。
【0065】また、本発明の洗浄剤組成物は、シリコー
ンを、好ましくは0.1〜10質量%、さらに好ましく
は0.1〜5質量%含有する。本発明におけるシリコー
ンとは、ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコー
ンや他のシリコーン誘導体を示す。
ンを、好ましくは0.1〜10質量%、さらに好ましく
は0.1〜5質量%含有する。本発明におけるシリコー
ンとは、ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコー
ンや他のシリコーン誘導体を示す。
【0066】具体的には、下記一般式(XIII)で表わされ
るジメチルポリシロキサン:
るジメチルポリシロキサン:
【0067】
【化19】
【0068】(式中、aは3〜20000の数を示
す。) アミノ変性シリコーン:各種のアミノ変性シリコーンが
使用できるが、特に平均分子量が約3000〜1000
00の、アモジメチコーン(Amodimethicone)の名称で
CTFA辞典(米国,Cosmetic Ingredient Dictionar
y)第3版中に記載されているものが好ましい。上記の
アミノ変性シリコーンは水性乳濁液として用いるのが好
ましく、市販品としては、SM 8704C(東レ・シ
リコーン社製)やDC 929(ダウ・コーニング社
製)等が挙げられる。
す。) アミノ変性シリコーン:各種のアミノ変性シリコーンが
使用できるが、特に平均分子量が約3000〜1000
00の、アモジメチコーン(Amodimethicone)の名称で
CTFA辞典(米国,Cosmetic Ingredient Dictionar
y)第3版中に記載されているものが好ましい。上記の
アミノ変性シリコーンは水性乳濁液として用いるのが好
ましく、市販品としては、SM 8704C(東レ・シ
リコーン社製)やDC 929(ダウ・コーニング社
製)等が挙げられる。
【0069】その他、ポリエーテル変性シリコーン、メ
チルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコーン、
アルコール変性シリコーン、アルコキシ変性シリコー
ン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、
環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられ
る。これらの中では、ジメチルポリシロキサン、アミノ
変性シリコーンが好ましい。
チルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコーン、
アルコール変性シリコーン、アルコキシ変性シリコー
ン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、
環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられ
る。これらの中では、ジメチルポリシロキサン、アミノ
変性シリコーンが好ましい。
【0070】本発明の組成物中には、前記成分のほか、
通常の洗浄剤組成物に用いられる成分、例えばプロピレ
ングリコール、グリセリン、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ソルビトール、パンテノール等の保湿
剤;エチレングリコールジステアリン酸エステル等のパ
ール化剤;染料、顔料等の着色剤;メチルセルロース、
ポリエチレングリコール、エタノール等の粘度調整剤;
クエン酸、水酸化カリウム等のpH調整剤;塩化ナトリ
ウム等の塩類、植物エキス類、防腐剤、殺菌剤、キレー
ト剤、ビタミン剤、抗炎症剤、抗フケ剤、香料、色素、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、水等を配合しても良い。
通常の洗浄剤組成物に用いられる成分、例えばプロピレ
ングリコール、グリセリン、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ソルビトール、パンテノール等の保湿
剤;エチレングリコールジステアリン酸エステル等のパ
ール化剤;染料、顔料等の着色剤;メチルセルロース、
ポリエチレングリコール、エタノール等の粘度調整剤;
クエン酸、水酸化カリウム等のpH調整剤;塩化ナトリ
ウム等の塩類、植物エキス類、防腐剤、殺菌剤、キレー
ト剤、ビタミン剤、抗炎症剤、抗フケ剤、香料、色素、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、水等を配合しても良い。
【0071】また、本発明の洗浄剤組成物は、イオン交
換水で10質量倍に希釈したときの水溶液のpHが4〜
10、特にpH5〜8が好ましく、洗浄剤組成物に酸又
はアルカリを加えて調整すればよい。
換水で10質量倍に希釈したときの水溶液のpHが4〜
10、特にpH5〜8が好ましく、洗浄剤組成物に酸又
はアルカリを加えて調整すればよい。
【0072】
【実施例】以下の製造例中の部及び%は質量基準で、ま
た実施例中の部及び%は有効成分換算した質量基準で表
す。
た実施例中の部及び%は有効成分換算した質量基準で表
す。
【0073】製造例1:スチレン系重合単位を含むカチ
オン性ポリマー 還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素置換用ガラス
管、及び攪拌装置を取り付けた五つ口フラスコにジメチ
ルアミノメチルスチレン5.0部、3−クロロ−2−ヒ
ドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド
5.8部、p−メトキシフェノール0.01部を添加
し、50℃で12時間反応させ、下記式(XIV)で表され
るポリカチオン化モノマーを得た。その後、N,N−ジ
メチルアクリルアミド(I/O=1.37)11.4
部、水80部を入れ、V−50(和光純薬製、2,2’
−アゾビス(2−アミジノプロパン)2塩酸塩)0.1
部を加え、窒素気流下55℃で加熱し、7時間後に70
℃に昇温しV−50 0.2部を加え、4時間加熱し共
重合を行った。その後、水341.8部を加え、ポリマ
ー濃度5%の溶液を得た。尚、ポリマーの重量平均分子
量は、プルランを標準物質としたGPCで測定した時、
1,300,000であった。ポリマーのカチオン当量
は、2.8meq/gであった。こうして得られたポリマ
ーを「P−1」とする。
オン性ポリマー 還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素置換用ガラス
管、及び攪拌装置を取り付けた五つ口フラスコにジメチ
ルアミノメチルスチレン5.0部、3−クロロ−2−ヒ
ドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド
5.8部、p−メトキシフェノール0.01部を添加
し、50℃で12時間反応させ、下記式(XIV)で表され
るポリカチオン化モノマーを得た。その後、N,N−ジ
メチルアクリルアミド(I/O=1.37)11.4
部、水80部を入れ、V−50(和光純薬製、2,2’
−アゾビス(2−アミジノプロパン)2塩酸塩)0.1
部を加え、窒素気流下55℃で加熱し、7時間後に70
℃に昇温しV−50 0.2部を加え、4時間加熱し共
重合を行った。その後、水341.8部を加え、ポリマ
ー濃度5%の溶液を得た。尚、ポリマーの重量平均分子
量は、プルランを標準物質としたGPCで測定した時、
1,300,000であった。ポリマーのカチオン当量
は、2.8meq/gであった。こうして得られたポリマ
ーを「P−1」とする。
【0074】
【化20】
【0075】製造例2:ジアリルアミン系重合単位を含
むカチオン性ポリマー 製造例1と同様の五つ口フラスコにジアリルアミン5.
0部、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチル
アンモニウムクロライド7.9部を添加し、室温で8時
間反応させた。その後、ジエチル硫酸7.9部、p−メ
トキシフェノール0.01部を添加し50℃で8時間反
応させ、下記式(XV)で表されるポリカチオンモノマーを
得た。得られたモノマーの重水中の1H−NMRスペク
トルを図1に示す。
むカチオン性ポリマー 製造例1と同様の五つ口フラスコにジアリルアミン5.
0部、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチル
アンモニウムクロライド7.9部を添加し、室温で8時
間反応させた。その後、ジエチル硫酸7.9部、p−メ
トキシフェノール0.01部を添加し50℃で8時間反
応させ、下記式(XV)で表されるポリカチオンモノマーを
得た。得られたモノマーの重水中の1H−NMRスペク
トルを図1に示す。
【0076】
【化21】
【0077】次に製造例1と同様の五つ口フラスコに式
(XV)で表されるポリカチオンモノマー8部、N,N−ジ
メチルアクリルアミド(I/O=1.37)24部、水
67.7部を入れ、V−50 0.1部を加え、窒素気
流下55℃で加熱し、7時間後に70℃に昇温しV−5
0 0.2部を加え、4時間加熱し共重合を行った。そ
の後、水540.0部を加え、ポリマー濃度5%の溶液
を得た。尚、ポリマーの重量平均分子量は、製造例1と
同様にGPCで測定した時、1,800,000であっ
た。ポリマーのカチオン当量は、2.3meq/gであっ
た。こうして得られたポリマーを「P−2」とする。
(XV)で表されるポリカチオンモノマー8部、N,N−ジ
メチルアクリルアミド(I/O=1.37)24部、水
67.7部を入れ、V−50 0.1部を加え、窒素気
流下55℃で加熱し、7時間後に70℃に昇温しV−5
0 0.2部を加え、4時間加熱し共重合を行った。そ
の後、水540.0部を加え、ポリマー濃度5%の溶液
を得た。尚、ポリマーの重量平均分子量は、製造例1と
同様にGPCで測定した時、1,800,000であっ
た。ポリマーのカチオン当量は、2.3meq/gであっ
た。こうして得られたポリマーを「P−2」とする。
【0078】製造例3:ビニルイミダゾール系重合単位
を含むカチオン性ポリマー 製造例1と同様の五つ口フラスコに塩酸で中和したN−
ビニルイミダゾール7.0部、N−ビニルピロリドン
(I/O=1.14)29.6部、水63.4部を入
れ、V−50 0.13部を加えて窒素気流下60℃に
加熱し、2時間後V−50 0.13部を加え2時間加
熱した。更に窒素気流下80℃に昇温しV−50 0.
4部を加え、4時間加熱し共重合を行った。
を含むカチオン性ポリマー 製造例1と同様の五つ口フラスコに塩酸で中和したN−
ビニルイミダゾール7.0部、N−ビニルピロリドン
(I/O=1.14)29.6部、水63.4部を入
れ、V−50 0.13部を加えて窒素気流下60℃に
加熱し、2時間後V−50 0.13部を加え2時間加
熱した。更に窒素気流下80℃に昇温しV−50 0.
4部を加え、4時間加熱し共重合を行った。
【0079】次に、N−ビニルイミダゾールと等モルの
グリシジルトリメチルアンモニウムクロライド8.2
部、水41.1部を添加し、更に窒素気流下80℃で2
4時間加熱しカチオン化反応を行い、水746部で希釈
しポリマー濃度30%の溶液を得た。尚、ポリマーの重
量平均分子量は、製造例1と同様にGPCで測定した
時、1,400,000であった。ポリマーのカチオン
当量は、2.9meq/gであった。こうして得られたポ
リマーを「P−3」とする。
グリシジルトリメチルアンモニウムクロライド8.2
部、水41.1部を添加し、更に窒素気流下80℃で2
4時間加熱しカチオン化反応を行い、水746部で希釈
しポリマー濃度30%の溶液を得た。尚、ポリマーの重
量平均分子量は、製造例1と同様にGPCで測定した
時、1,400,000であった。ポリマーのカチオン
当量は、2.9meq/gであった。こうして得られたポ
リマーを「P−3」とする。
【0080】製造例4:ビニルイミダゾール系重合単位
を含むカチオン性ポリマー 製造例1と同様の五つ口フラスコにN−ビニルイミダゾ
ール5.0部、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルト
リメチルアンモニウムクロライド7.3部、水10部、
p−メトキシフェノール0.01部を添加し、90℃で
18時間反応させ、下記式(XVI)で表されるポリカチオ
ンモノマーを得た。得られたモノマーの重水中の1H−
NMRスペクトルを図2に示す。
を含むカチオン性ポリマー 製造例1と同様の五つ口フラスコにN−ビニルイミダゾ
ール5.0部、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルト
リメチルアンモニウムクロライド7.3部、水10部、
p−メトキシフェノール0.01部を添加し、90℃で
18時間反応させ、下記式(XVI)で表されるポリカチオ
ンモノマーを得た。得られたモノマーの重水中の1H−
NMRスペクトルを図2に示す。
【0081】
【化22】
【0082】次に製造例1と同様の五つ口フラスコに式
(XVI)で表されるポリカチオンモノマー8.0部、アク
リルアミド(I/O=2.28)24部、水67.7部
を入れ、V−50 0.1部を加え、窒素気流下55℃
で加熱し、7時間後に70℃に昇温しV−50 0.2
部を加え、4時間加熱し共重合を行った。その後、水5
40.0部を加え、ポリマー濃度5%の溶液を得た。
尚、ポリマーの重量平均分子量は、製造例1と同様にG
PCで測定した時、1,200,000であった。ポリ
マーのカチオン当量は、2.7meq/gであった。こう
して得られたポリマーを「P−4」とする。
(XVI)で表されるポリカチオンモノマー8.0部、アク
リルアミド(I/O=2.28)24部、水67.7部
を入れ、V−50 0.1部を加え、窒素気流下55℃
で加熱し、7時間後に70℃に昇温しV−50 0.2
部を加え、4時間加熱し共重合を行った。その後、水5
40.0部を加え、ポリマー濃度5%の溶液を得た。
尚、ポリマーの重量平均分子量は、製造例1と同様にG
PCで測定した時、1,200,000であった。ポリ
マーのカチオン当量は、2.7meq/gであった。こう
して得られたポリマーを「P−4」とする。
【0083】製造例5:ビニルピリジン系重合単位を含
むカチオン性ポリマー 製造例1と同様の五つ口フラスコに塩酸で中和した4−
ビニルピリジン7.0部、N,N−ジメチルアクリルア
ミド(I/O=1.37)30.0部、水62.2部を
入れ、過硫酸アンモニウム0.2部を加えて窒素気流下
70℃に加熱し、2時間後過硫酸アンモニウム0.2部
を加え2時間加熱した。更に窒素気流下80℃に昇温し
過硫酸アンモニウム0.4部を加え、4時間加熱し共重
合を行った。
むカチオン性ポリマー 製造例1と同様の五つ口フラスコに塩酸で中和した4−
ビニルピリジン7.0部、N,N−ジメチルアクリルア
ミド(I/O=1.37)30.0部、水62.2部を
入れ、過硫酸アンモニウム0.2部を加えて窒素気流下
70℃に加熱し、2時間後過硫酸アンモニウム0.2部
を加え2時間加熱した。更に窒素気流下80℃に昇温し
過硫酸アンモニウム0.4部を加え、4時間加熱し共重
合を行った。
【0084】次に4−ビニルピリジンと等モルのグリシ
ジルトリメチルアンモニウムクロライド6.5部、水6
8.5部を添加し、更に窒素気流下80℃で24時間加
熱しカチオン化反応を行い、さらに水695部で希釈し
ポリマー濃度5%の溶液を得た。尚、ポリマーの重量平
均分子量は、製造例1と同様にGPCで測定した時、
2,700,000であった。ポリマーのカチオン当量
は、1.9meq/gであった。こうして得られたポリマ
ーを「P−5」とする。
ジルトリメチルアンモニウムクロライド6.5部、水6
8.5部を添加し、更に窒素気流下80℃で24時間加
熱しカチオン化反応を行い、さらに水695部で希釈し
ポリマー濃度5%の溶液を得た。尚、ポリマーの重量平
均分子量は、製造例1と同様にGPCで測定した時、
2,700,000であった。ポリマーのカチオン当量
は、1.9meq/gであった。こうして得られたポリマ
ーを「P−5」とする。
【0085】実施例1
表1に示す各種カチオン性ポリマーを用い、表1に示す
組成の洗浄剤組成物(pH6.0)を常法により製造
し、下記方法で起泡量、洗浄時の毛髪に対する感触及び
乾燥後の櫛どおりを評価した。結果を表1に示す。
組成の洗浄剤組成物(pH6.0)を常法により製造
し、下記方法で起泡量、洗浄時の毛髪に対する感触及び
乾燥後の櫛どおりを評価した。結果を表1に示す。
【0086】<評価方法>健常な20〜30代の日本人
女性の毛髪20g(15cm)のトレスに洗浄剤組成物
1gを塗布し、1分間泡立て、その後すすいで、ドライ
ヤーで乾燥した。この操作を専門パネラー10名により
行い、そのときの起泡量、洗浄時の毛髪に対する感触及
び乾燥後の櫛どおりを以下の基準で官能評価し、平均ス
コアを求めた。平均スコア3.5以上を◎、2.5〜
3.4を○、1.5〜2.4を△、1.4以下を×とし
て判定した。 ・起泡量 非常に良好な泡立ちを示す・・・・スコア4 十分な泡立ちを示す・・・・・・・スコア3 泡立つが不足と感じる・・・・・・スコア2 ほとんど泡立たない・・・・・・・スコア1 ・洗浄時の毛髪に対する感触 きしみがなくなめらかで非常に良好・・・・スコア4 きしみが弱く良好でなめらか・・・・・・・スコア3 きしみがやや強く、なめらかさが不良・・・スコア2 きしみが強く不良・・・・・・・・・・・・スコア1 ・乾燥後の櫛どおり 非常にスムーズなすべりを感じる・・・・スコア4 スムーズなすべりを感じる・・・・・・・スコア3 若干、引っかかり感がある・・・・・・・スコア2 引っかかり感があり重い・・・・・・・・スコア1
女性の毛髪20g(15cm)のトレスに洗浄剤組成物
1gを塗布し、1分間泡立て、その後すすいで、ドライ
ヤーで乾燥した。この操作を専門パネラー10名により
行い、そのときの起泡量、洗浄時の毛髪に対する感触及
び乾燥後の櫛どおりを以下の基準で官能評価し、平均ス
コアを求めた。平均スコア3.5以上を◎、2.5〜
3.4を○、1.5〜2.4を△、1.4以下を×とし
て判定した。 ・起泡量 非常に良好な泡立ちを示す・・・・スコア4 十分な泡立ちを示す・・・・・・・スコア3 泡立つが不足と感じる・・・・・・スコア2 ほとんど泡立たない・・・・・・・スコア1 ・洗浄時の毛髪に対する感触 きしみがなくなめらかで非常に良好・・・・スコア4 きしみが弱く良好でなめらか・・・・・・・スコア3 きしみがやや強く、なめらかさが不良・・・スコア2 きしみが強く不良・・・・・・・・・・・・スコア1 ・乾燥後の櫛どおり 非常にスムーズなすべりを感じる・・・・スコア4 スムーズなすべりを感じる・・・・・・・スコア3 若干、引っかかり感がある・・・・・・・スコア2 引っかかり感があり重い・・・・・・・・スコア1
【0087】
【表1】
【0088】*1:KF−96(信越化学工業社製)
*2:カチオン化セルロース(ユニオンカーバイド社製)
*3:ジメチルジアリルアンモニウムクロライド単重合物
(ナルコ社製) *4:ジメチルジアリルアンモニウムクロライド/アクリ
ルアミド共重合体(ナルコ社製) 実施例2 表2に示す組成のシャンプー(pH6.0)を常法によ
り製造した。
(ナルコ社製) *4:ジメチルジアリルアンモニウムクロライド/アクリ
ルアミド共重合体(ナルコ社製) 実施例2 表2に示す組成のシャンプー(pH6.0)を常法によ
り製造した。
【0089】
【表2】
【0090】実施例3
表3に示す組成のシャンプー(pH6.0)を常法によ
り製造した。
り製造した。
【0091】
【表3】
【0092】実施例2及び3で得られたシャンプーは、
泡性能に優れ、しかも毛髪に高いコンディショニング効
果を付与した。
泡性能に優れ、しかも毛髪に高いコンディショニング効
果を付与した。
【0093】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、特に起泡力に
優れ、洗浄時に適度のすべりを付与し、かつすすぎ後に
シリコーン等の感触上好ましい成分を毛髪上に残留させ
ることができるので、毛髪に高いコンディショニング効
果を付与することができ、かつ乾燥後においても、櫛通
りを良くすることができる。
優れ、洗浄時に適度のすべりを付与し、かつすすぎ後に
シリコーン等の感触上好ましい成分を毛髪上に残留させ
ることができるので、毛髪に高いコンディショニング効
果を付与することができ、かつ乾燥後においても、櫛通
りを良くすることができる。
【図1】 製造例2で得られたポリカチオンモノマーの
1H−NMRスペクトルである。
1H−NMRスペクトルである。
【図2】 製造例4で得られたポリカチオンモノマーの
1H−NMRスペクトルである。
1H−NMRスペクトルである。
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Fターム(参考) 4C083 AC302 AC312 AC402 AC692
AC712 AC782 AC792 AD131
AD132 AD151 AD152 BB04
BB05 BB07 BB34 CC23 CC38
DD23 DD27 EE06 EE07 EE28
EE29 FF01 FF05
4H003 AB01 AB31 AC01 AD01 AD04
BA12 DA02 EB07 EB08 EB09
EB28 EB30 EB37 ED02 FA18
FA22
4J100 AB07P AM15Q AM19Q AN04Q
AN14P AQ08Q AQ19P BA03P
BA14Q BA32P CA01 CA03
FA03 JA57
Claims (10)
- 【請求項1】 下記(A)成分を2〜40質量%、
(B)成分を0.01〜10質量%含有する洗浄剤組成
物。 (A)アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及
び両性界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも1
種の界面活性剤 (B)複数のカチオン基を有する、スチレン系、ジアリ
ルアミン系、ビニルイミダゾール系、及びビニルピリジ
ン系重合単位から選ばれる1つ以上の重合単位を含むカ
チオン性ポリマー - 【請求項2】 複数のカチオン基を有する重合単位が、
一般式(I)で表わされるスチレン系重合単位である請
求項1記載の洗浄剤組成物。 【化1】 (式中、R1は水素原子又はメチル基、R2は炭素数1〜
4のアルキレン基、R3、R4、R5及びR6は、同一又は
異なって炭素数1〜4のアルキル基、R7は炭素数1〜
22の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル
基、あるいは炭素数6〜22のアリール基、nは1〜3
の数、Z1 -は陰イオンを示し、n個のR5及びR6、(n
+1)個のZ1 -はそれぞれ同一でも異なっていてもよ
い。) - 【請求項3】 複数のカチオン基を有する重合単位が、
一般式(II)で表わされるジアリルアミン系重合単位であ
る請求項1記載の洗浄剤組成物。 【化2】 (式中、R8は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル
基、R9及びR10は、同一又は異なって炭素数1〜4の
アルキル基、R11は炭素数1〜22の直鎖若しくは分岐
鎖のアルキル基又はアルケニル基、あるいは炭素数6〜
22のアリール基、nは1〜3の数、Z2 -は陰イオンを
示し、n個のR9及びR10、(n+1)個のZ2 -はそれ
ぞれ同一でも異なっていてもよい。) - 【請求項4】 複数のカチオン基を有する重合単位が、
一般式(III)で表わされるビニルイミダゾール系重合単
位である請求項1記載の洗浄剤組成物。 【化3】 (式中、R12は水素原子又はメチル基、R13及びR
14は、同一又は異なって炭素数1〜4のアルキル基、R
15は炭素数1〜22の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基
又はアルケニル基、あるいは炭素数6〜22のアリール
基、nは1〜3の数、Z3 -は陰イオンを示す。n個のR
13及びR14、(n+1)個のZ3 -はそれぞれ同一でも異
なっていてもよい。) - 【請求項5】 複数のカチオン基を有する重合単位が、
一般式(IV)で表わされるビニルピリジン系重合単位であ
る請求項1記載の洗浄剤組成物。 【化4】 (式中、R16は水素原子又はメチル基、R17及びR
18は、同一又は異なって炭素数1〜4のアルキル基、R
19は炭素数1〜22の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基
又はアルケニル基、あるいは炭素数6〜22のアリール
基、nは1〜3の数、Z4 -は陰イオンを示す。n個のR
17及びR18、(n+1)個のZ4 -はそれぞれ同一でも異
なっていてもよい。) - 【請求項6】 (B)成分のカチオン性ポリマーが、さ
らに非イオン性の重合単位を含む共重合体である請求項
1〜5いずれかの項記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項7】 非イオン性の重合単位が、(メタ)アク
リルアミド系モノマー及びN−ビニル系モノマーからな
る群から選ばれる少なくとも1種のモノマーから誘導さ
れる重合単位である請求項6記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項8】 さらに、シリコーンを0.1〜10質量
%含有する請求項1〜7いずれかの項記載の洗浄剤組成
物。 - 【請求項9】 一般式(V)で表わされるジアリルアミ
ン系モノマー。 【化5】 (式中、R8、R9、R10、R11、n及びZ2 -は、前記と
同じ意味を示す。) - 【請求項10】 一般式(VI)で表わされるビニルイミダ
ゾール系モノマー。 【化6】 (式中、R12、R13、R14、R15、n及びZ3 -は前記と
同じ意味を示す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002135289A JP2003327995A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002135289A JP2003327995A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | 洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003327995A true JP2003327995A (ja) | 2003-11-19 |
Family
ID=29697653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002135289A Pending JP2003327995A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003327995A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100497405C (zh) * | 2006-01-27 | 2009-06-10 | 杭华油墨化学有限公司 | 一种含咪唑阳离子基团的双亲超支化聚合物及其制备方法 |
-
2002
- 2002-05-10 JP JP2002135289A patent/JP2003327995A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN100497405C (zh) * | 2006-01-27 | 2009-06-10 | 杭华油墨化学有限公司 | 一种含咪唑阳离子基团的双亲超支化聚合物及其制备方法 |
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